JP2017200003A - 閾値マトリクス生成装置、閾値マトリクス生成方法およびプログラム - Google Patents

閾値マトリクス生成装置、閾値マトリクス生成方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の成分に対応する各2値画像のドット数の比率が異なる場合には、複数の成分に対応する各2値画像を合成した合成画像におけるドットの分散性が損なわれてしまう場合があった。
【解決手段】本実施形態の閾値マトリクス生成装置は、画像形成に用いる成分のうちの第1の成分と、第1の成分とは異なる第2の成分についてのドットの配置を表すドット配置画像を生成する生成手段と、ドット配置画像を合成し、ドットの疎密を表すドット密度マップを生成する合成手段と、ドット密度マップに基づいて、第1のドットパターンにドットを追加するドット追加手段と、ドットが追加された第1のドットパターンの位置に対応する閾値マトリクスの位置に、入力画素値を判定するための閾値を記録する閾値記録手段とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像を階調変換する際に用いる閾値マトリクスを生成する閾値マトリクス生成装置、閾値マトリクス生成方法およびプログラムに関する。
2値記録方式のインクジェット記録装置は、入力画像を2値画像に変換し、変換した2値画像に基づいて記録媒体にインクドットを付与する。入力画像を2値画像に変換する階調変換手法として、ディザ法が広く知られている。ディザ法では、閾値が格納されたマトリクスを用い、入力画素値と閾値との大小比較を行い、2値画像を生成する。特に、視覚的に好ましい高分散なドット配置を示す2値画像を生成するディザ法として、ブルーノイズディザ法が知られている。ブルーノイズディザ法では、複数の色ごとに2値画像が生成される。そのため、複数の色に対応する各2値画像を合成した合成画像におけるドットの分散性が損なわれてしまう場合がある。このような合成画像を出力した場合、特に淡い部分の画質が損なわれてしまう。
特許文献1には、他プレーンにおけるドット配置を考慮して、処理対象となるプレーンにおけるドット配置を行う技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、複数のプレーンに対応する各2値画像を合成した合成画像を、高分散なドット配置特性を有するように制御することができる。
特許文献2には、記録ヘッドが複数回走査するマルチパス記録方式において、複数の走査に対応する各2値画像が高分散なドット配置特性を有しつつ、各2値画像を合成した合成画像も高分散なドット配置特性を有するように制御する技術が開示されている。
特表2004−503186号公報 特開2015−199214号公報
特許文献1に記載の技術では、処理対象プレーンのドット配置は、先に行われる他プレーンのドット配置に依存するため、処理対象プレーンのドット配置の分散性が損なわれてしまう場合があった。
また、特許文献2に記載の技術では、各2値画像のドット数の比率が固定されている場合には、各2値画像が高分散なドット配置特性を有しつつ、合成画像も高分散なドット配置特性を有するように制御することができる。しかしながら、ブルーノイズディザ法を施した結果、複数の色に対応する各2値画像のドット数の比率が異なる場合には、合成画像におけるドットの分散性が損なわれてしまう場合があった。このような合成画像を出力した場合、画像の劣化を招来してしまう。
本発明の閾値マトリクス生成装置は、画像形成に用いる成分のうちの第1の成分についての第1のドットパターンと、前記第1の成分とは異なる第2の成分についての第2のドットパターンと、から各成分のドットの配置を表すドット配置画像を生成する生成手段と、前記第1のドットパターンから生成したドット配置画像と、前記第2のドットパターンから生成したドット配置画像とを合成し、前記第1のドットパターンと前記第2のドットパターンとが合成された場合のドットの疎密を表すドット密度マップを生成する合成手段と、前記ドット密度マップに基づいて、前記第1のドットパターンにドットを追加するドット追加手段と、前記ドット追加手段によってドットが追加された前記第1のドットパターンの位置に対応する閾値マトリクスの位置に、入力画素値を判定するための閾値を記録する閾値記録手段とを備え、前記第1のドットパターンは、前記第1の成分のドットを追加する際に用いられる成分内ドットパターンと、前記第2の成分のドットを追加する際に用いられる成分間ドットパターンとからなり、前記ドット追加手段によって前記成分間ドットパターンに追加されるドットは、先に追加されるほど、前記第2のドットパターンに追加されるドットに対して、高い排他性を示すことを特徴とする。
本発明の閾値マトリクス生成装置によれば、複数のプレーンに対応する各2値画像のドット数の比率が異なる場合においても、各2値画像が高分散なドット配置特性を有しつつ、合成画像も高分散なドット配置特性を有するようにすることができる。
実施形態1において、画像処理部、画像形成装置、およびディザマトリクス生成アプリケーションの概略構成を示す図である。 実施形態1における閾値マトリクスの一例を示す図である。 実施形態1における画像形成の処理手順を示すフローチャートである。 画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態1における閾値マトリクス生成の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1における閾値マトリクス生成の処理手順を示すサブフローチャートである。 実施形態1において階調値と画素値との関係を示す図である。 実施形態1における閾値マトリクス生成の処理手順を示す模式図である。 実施形態1における閾値マトリクス生成の処理手順を示す模式図である。 実施形態1における閾値マトリクス生成の処理手順を示す模式図である。 従来手法と本実施形態とにおけるそれぞれのドット分散性の評価値を示すグラフである。 従来手法と本実施形態とにおけるそれぞれの重複ドットの増え方を示すグラフである。 実施形態2において、画像処理部、画像形成装置、およびディザマトリクス生成アプリケーションの概略構成を示す図である。 実施形態2における画像形成の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2におけるインク値の補正手順を示す模式図である。 実施形態2における画像形成データ生成手順を示す模式図である。 実施形態2におけるドット記録位置の決定手順を示す模式図である。 実施形態2におけるドット記録位置の決定手順を示す模式図である。 実施形態2における画像形成データの生成例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
[実施形態1]
(画像処理システムの全体構成)
図4は、本実施形態の画像処理システム1におけるハードウェア構成を示す図である。図4において、電子計算機400は、たとえばパーソナルコンピュータなどの装置であり、ハードディスクドライブ403、CPU404、RAM405、ROM406などによって構成される。また、画像処理部100はパーソナルコンピュータにインストールされたプリンタドライバなどのソフトウェアである。画像形成装置200は、たとえばインクジェット方式を用いたプリンタである。画像データを画像形成装置200に印刷出力させるときには、アプリケーション401からOS402に印刷出力要求を行ない、グラフィックスデータ部分はグラフィックス描画命令、イメージ画像データ部分はイメージ描画命令で構成される出力画像を示す描画命令群をOS402に発行する。OS402はアプリケーションの出力要求を受け、画像形成装置200に対応する画像処理部100に描画命令群を発行する。
画像処理部100はOS402から入力した印刷要求と描画命令群を処理し画像形成装置200で印刷可能な印刷データを作成して画像形成装置200に転送する。画像形成装置200がラスタープリンタである場合は、画像処理部100では、OSからの描画命令に対して順次画像補正処理を行い、そして順次RGB各8ビットのページメモリにラスタライズし、全ての描画命令をラスタライズした後にRGBページメモリの内容を画像形成装置200が印刷可能なデータ形式、例えば色材色に対応したC、M、Y、Kデータ等に変換し、画像形成装置200に転送する。
図1は、画像処理部100、画像形成装置200、およびディザマトリクス生成アプリケーション401の処理の概略構成を示す図である。
画像処理部100は、画像データ入力端子101より印刷対象の画像データを取得する。
カラーマッチング部102は、入力を受け付けたRGB画像データに対するカラーマッチング処理を行い、RGB画像データにおけるRGB値を補正する。カラーマッチング処理により、異なる色再現特性を有する画像形成装置や記録媒体を用いた場合にも、統一的な色を再現することができる。カラーマッチング部102は、カラーマッチングLUT格納部103に格納された3次元のルックアップテーブル(以下、ルックアップテーブルは「LUT」と記す)を参照して、RGB画像データのカラーマッチング処理を行う。カラーマッチングLUTは、17×17×17点に間引いた格子点上のみに対応するRGB値が記述されている。格子点間のRGB値は線形補間により算出される。
色分解部104は、カラーマッチング部102で処理されたRGB画像データから、画像形成装置200が備える4色のインクに対応する8ビットのインク値画像データ(CMYK画像データ)を生成する。本実施形態の画像形成装置200は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを記録ヘッド201に搭載している。色分解部104は、色分解LUT格納部105に格納された3次元の色分解LUTを参照して、RGB画像データの色分解処理を行う。色分解LUTは、17×17×17点に間引いた格子点上のみに対応するインク値が記述されている。格子点間のインク値は線形補間により算出される。
ガンマ補正部106は、色分解部104で生成されたインク値画像データに対し、ガンマ補正処理を施す。ガンマ補正部106は、アウトプットガンマ(以下、アウトプットガンマは「OPG」と記す)LUT格納部107に格納された1次元のOPGLUTを参照して、インク値画像データに対してガンマ補正処理を施す。OPGLUTには、CMYKそれぞれのインクのみを用いて記録された場合に、インク値画像の信号値に応じて記録物の明度が線形に変化するように、入力インク値と出力インク値とがインク種別ごとに対応付けられている。なお、明度の評価値はCIELABで規定されたL*が用いられる。
ハーフトーン処理部108は、ガンマ補正部106で補正された各インク値画像データを、2値または入力階調数より少ない2値以上の階調数の画像データに変換する。本実施形態のハーフトーン処理部108は、閾値マトリクス格納部109に格納された閾値マトリクスを参照しつつ、公知のディザマトリクス法を用いて各インク値画像データに対してハーフトーン処理を施す。ここで、本実施形態の閾値マトリクスとは、閾値が格納された256×256サイズのマトリクスを指す。ハーフトーン処理部108は、インク値画像データの画素値と、閾値マトリクスにおける対応する位置の閾値とを比較し、当該位置における2値画像データのオン・オフを決定する。本実施形態の画像処理部100は、CMYKそれぞれのインクに対応する4種類の閾値マトリクスを備える。
図2は、本実施形態における閾値マトリクスの一例を示す図である。説明簡略化のため、シアン(C)とマゼンダ(M)の2色のインクに対応し、サイズは4×4、閾値は0〜15(4ビット)の閾値マトリクスの例が示される。
ガンマ補正部106によってガンマ補正が施されたシアンのインク値画像データ301は、各入力画素値とシアンの閾値マトリクス302に格納された閾値とが比較されることにより、シアンの2値画像データ303に変換される。同様に、マゼンタのインク値画像データ304は、マゼンタの閾値マトリクス305に格納された閾値との比較により、マゼンダの2値画像データ306に変換される。なお、本実施形態の閾値マトリクスは、各色の2値画像データ303、306と、2値画像データ303、306を合成した合成画像データ307と、がブルーノイズ特性を有する画像データに変換されるように設計されている。閾値マトリクスの設計方法については後述される。ハーフトーン処理部108が生成した2値画像データは、出力端子110より画像形成装置200へ出力される。
再び図1に戻り、画像形成装置200は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動させることにより、画像処理部100で生成された2値画像データに基づいて記録媒体上に画像を形成する。本実施形態の画像形成装置200は、インクジェット方式の記録ヘッド201を用いる。記録ヘッド201には、複数の記録素子(ノズル)が設けられており、さらにシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクが搭載されている。駆動部203は、ヘッド制御部204の制御下で記録ヘッド201を駆動する。搬送部205は、ヘッド制御部204の制御下で記録媒体202を搬送する。なお、本実施形態において、記録ヘッド201が記録媒体202を複数回走査して画像を完成させる、マルチパス記録方式の画像形成装置200を実施例として説明する。
パス分解部206は、画像処理部100で生成された各色の2値画像データと、パスマスク格納部207から取得したパスマスクとに基づき、各色の走査データを生成する。本実施形態の走査データとは、記録ヘッド201に設けられた複数のノズルのうち、分割された各ノズル群が各記録走査で記録するドットパターンを示すデータである。走査データによって特定される各ドットパターンは互いに補完関係にあり、全てのノズル群に対応する全てのドットパターンを重ね合わせると、記録対象となる全ての領域が完成する。記録媒体202は、各記録走査が終了するたびに、搬送部205によってノズル群の幅分ずつ搬送される。インク色選択部208は、パス分解部206で生成された走査データに基づき、記録ヘッド201に搭載されるインク色の中から、記録に用いられるインク色を選択する。このように、本実施形態では、パス分解部206から取得した各色の走査データに基づいて、ヘッド制御部204と、記録ヘッド201と、駆動部203とは、記録媒体202にドットを出力する出力部の機能を担う。
(画像形成処理のフロー)
次に、本実施形態の画像処理システム1における処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、図3に示されるフローチャートによる処理は、所定の記憶領域に格納されたプログラムコードが展開され、不図示のCPUによって実行される。以下図5〜6、図14、図16のフローチャートについても同様である。なお、以降で記す記号Sは、フローチャートにおけるステップであることを意味する。
S301において、画像処理部100は、画像データ入力端子101からRGB画像データを取得する。
S302において、カラーマッチング部102は、入力を受け付けたRGB画像データに対するカラーマッチング処理を行う。カラーマッチング部102は、カラーマッチングLUT格納部103に格納されたLUTを参照して、RGB画像データのカラーマッチング処理を行う。
S303において、色分解部104は、カラーマッチング部102で処理されたRGB画像データから、インク値画像データ(CMYK画像データ)を生成する。色分解部104は、色分解LUT格納部105に格納された3次元の色分解LUTを参照して、RGB画像データの色分解処理を行う。
S304において、ガンマ補正部106は、色分解部104で生成されたインク値画像データに対し、ガンマ補正処理を行う。
S305において、ハーフトーン処理部108は、ガンマ補正部106で補正された各インク値画像データを2値に変換する。ハーフトーン処理が施された2値画像データは、記録対象の画像全体、またはバンド幅分といった任意のサイズで、出力端子110より出力される。
S306において、画像形成装置200は、入力端子209よりハーフトーン処理が施された2値画像データを受信し、パス分解部206へと渡す。パス分解部206は、パスマスク格納部207から取得したパスマスクに基づき、当該2値画像データを走査データに変換するパス分解処理を行う。
S307において、インク色選択部208は、走査データに適合するインク色を選択し、次いで、記録ヘッド201によって記録媒体202への画像形成が開始される。画像形成装置200は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動させつつ、一定の間隔で各ノズルを駆動して記録媒体202上に画像を記録する。記録媒体202は、1走査分の記録が終了するたびに、搬送部205によってノズル群の幅分ずつ搬送される。
画像形成(S307)が終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
(閾値マトリクス生成処理)
以下、本実施形態における閾値マトリクス生成の処理手順について、図1の構成図および図5のフローチャートを参照して説明する。なお、説明簡略化のため、シアンとマゼンタの2色の閾値マトリクス生成の処理手順に限定して説明するが、3色以上についても同様に閾値マトリクスを生成することができる。本実施形態における閾値マトリクスは、公知のVoid and Cluster法をベースとして生成され、より明るい階調のインク値を判定するための閾値から、より暗い階調のインク値を判定するための閾値の順で生成される。
S501において、パターン取得部4011は、シアンの色内パターンPc、マゼンタの色内パターンPm、シアンの色間パターンQc、マゼンタの色間パターンQmを初期化する。シアンの色内パターンPcは、色成分であるシアンのドットを追加する際に用いられる成分内ドットパターンであり、シアンの色間パターンQcは、色成分であるマゼンダのドットを追加する際に用いられる成分間ドットパターンに相当する。同様に、マゼンダの色内パターンPmは、色成分であるマゼンダのドットを追加する際に用いられる成分内ドットパターンであり、マゼンダの色間パターンQmは、色成分であるシアンのドットを追加する際に用いられる成分間ドットパターンに相当する。各初期パターンの例を図8の符号801〜符号804に示す。図8において、シアンの色内パターンPc801、シアンの色間パターンQc802、マゼンタの色内パターンPm803、マゼンタの色間パターンQm804がそれぞれ示される。本実施形態において、初期パターンとは、閾値マトリクスの生成に用いられるデータであり、初期パターンのサイズは閾値マトリクスのサイズと同じである。また、初期パターンには、非ゼロの階調値のうち、最も少ないドット数で表現される階調値に対応するドットが配置される。例えば、0〜254の8ビット閾値を有する256×256サイズの閾値マトリクスにおいて、階調値1を表現するために閾値マトリクスに配置されるドット数は、256×256/255=257個のドットとなる。ここで、初期パターンは高分散性を持ち、かつシアンの初期パターンとマゼンダの初期パターンとを合成したパターンも高分散性を持つことが好ましい。画像処理の分野では、できるだけ偏りがないようにドットを配置することにより、高分散性を持つパターンを得る手法が知られており、かかる手法を用いて初期パターンにドットが配置されるものとする。なお、初期パターンにおいては、各色内パターンにおけるドット配置は同一であり、Pc=Qc、Pm=Qmである。初期パターンにおけるドットの画素値は、最大値である255に設定される。
再び図5に戻り、S502において、ドット配置画像生成部4012は、S501で初期化した各パターンのフィルタ処理に用いる2次元のフィルタを取得する。本実施形態では、最大値が1.0になるように正規化したσ=1.5の等方ガウシアンフィルタが取得される。
S503において、シアンの閾値マトリクスDcに閾値が記録される。以下、図6(a)に示されるサブフローと、図8に示される模式図とを参照して説明する。
S5031において、ドット配置画像生成部4012は、シアンの色内パターンPc801と、マゼンタの色間パターンQm804とに、S502で取得したフィルタを用いてフィルタ処理を行う。ドット配置画像生成部4012は、S5031においてフィルタ処理を行うことにより、各色成分のドットの配置を表す、シアンのドット配置画像805と、マゼンダのドット配置画像808とを生成する。
S5032において、ドット配置画像合成部4013は、ドット配置画像805、808を合成して、シアンの色内パターンPc801と、マゼンタの色間パターンQm804とが合成された場合のドットの疎密を表すドット密度マップ809を生成する。次いで、ドット配置画像合成部4013は、ドット密度マップ809における最疎位置を取得する。ここで、本実施形態における最疎位置とは、ドット密度マップ809において画素値が最も小さい(明るい)画素位置をいう。
S5033において、ドット追加部4014は、ドット密度マップ809における最疎位置に対応するシアンの色内パターンPc801の位置に、所定の画素値のドットを追加する。本実施形態では、ドット追加部4014は、ドットを追加する順番に関わらず、一定の画素値を有するドットとして、最大画素値である画素値255のドットをシアンの色内パターンPc801に追加する。
S5034において、ドット追加部4014は、ドット密度マップ809における最疎位置に対応するシアンの色間パターンQc802の位置に、階調に応じた画素値のドットを追加する。図7は、階調値と画素値との関係を示す図である。図7(a)(b)に示される通り、色内パターンにおける画素値は、階調値によらず一定であるのに対し、色間パターンにおける画素値は、階調値が低いほど大きくなり、階調値が高いほど小さくなるよう設定されていることが分かる。そのため、シアンの色間パターンQc802に先に追加されるドットほど、マゼンダの色内パターンPm803、マゼンダの色間パターンQm804に追加されるドットに対して高い排他性を示す。
S5035において、閾値記録部4015は、ドットが追加されたシアンの色内パターンPc801(シアンの色間パターンQc802)の位置に対応する、シアンの閾値マトリクスDc815の位置(x、y)に、階調値に応じた閾値を記録する。ここで、階調値に応じた閾値とは、シアンの色内パターンPc811に含まれるドット数から決定される閾値である。例えば、0〜254の8ビット閾値を有する256×256サイズの閾値マトリクスにおいては、ドット数257個ごとに階調値が1増加する。階調値gのときに閾値マトリクスの位置(x、y)に格納される閾値の値はgとなる。
S5035が終了すると、本サブフローによる処理を終了し、再び図5のメインフローに復帰する。)
再び図5のフローに戻り、S504において、マゼンタの閾値マトリクスDmに閾値が記録される。以下、図6(b)に示されるサブフローと、図9に示される模式図とを参照し、S503と共通の処理を省略して説明する。S503との違いは、マゼンタの色内パターンPm803と、S5034でドットが追加されたシアンの色間パターンQc812とを用いる点である。
S505において、閾値マトリクスの全ての位置に閾値が記録されたかが判定される。閾値が記録されていれば(S505:YES)、図5の閾値マトリクスの作成フローを完了する。閾値が記録されていなければ(S505:NO)再びS503に戻り、シアンの閾値マトリクスDcに閾値を記録する処理が行われる。図10は、シアンの閾値マトリクスDcに、再び閾値が記録される処理手順を示す模式図である。再び閾値が記録される場合、前回S5033においてドットが追加されたシアンの色内パターンPc811と、前回S5044でドットが追加されたマゼンタの色間パターンQm814とが用いられる。このように、本実施形態では、シアンの色内パターンPc、シアンの色間パターンQcと、マゼンダの色内パターンPm、マゼンダの色間パターンQmとのように、交互にドットが追加される。
(実施形態1の効果)
以下、本実施形態における、閾値マトリクス生成の効果について説明する。従来手法との対比のため、記録されるドット数の比率が色成分ごとに固定されている場合について考える。このとき、各階調値ごとに他のヘッドで打たれるドット数とドット位置とは確定している。従って、各ドットパターン(図8)に示されるような画像にドットを追加する場合、ドット追加部4014は、合成画像の最も疎な位置にドットを追加すればよい。
一方、本実施形態のように、複数の色の2値画像を生成する場合には、各2値画像で記録されるドット数の比率が画像データごとに異なる。このとき、各階調値ごとに他の色で打たれるドット数とドット位置とは不確定である。ここで、「低階調値でドットが打たれる位置には、高階調値でも必ずドットが打たれる」というディザマトリクス法の特性を考慮すると、他の色においてドットが打たれている確率には偏りがあることがわかる。他の色で打たれるドット数とドット位置とは不確定である。しかしながら、低階調値でドットが打たれる位置ほど高階調値でもドットが打たれる確率(頻度)が高く、高階調値でドットが打たれる位置ほど低階調値ではドットが打たれる確率(頻度)は低い。そこで本実施形態の手法によって生成される閾値マトリクスは、他の色でドットが打たれている可能性が高い位置ほど、色間の影響力を重視することを特徴としている。この特徴を得るため、本実施形態の閾値マトリクスの生成方法では、低階調値であるほど色間パターンに配置される画素値を大きくし、高階調値であるほど色間パターンに配置される画素値を小さくしている。そのため、一方の色間パターンに先に追加されるドットほど、他方の色内パターンおよび色間パターンに追加されるドットに対して、高い排他性を示す。
図11は、従来手法と本実施形態とにおける、それぞれのドット分散性の評価値を示すグラフである。図11(a)は従来手法によるドット分散性の評価値を示すグラフであり、図11(b)は本実施形態によるドット分散性の評価値を示すグラフである。図11のグラフの横軸と縦軸は、それぞれシアンとマゼンタのインク量を表す。高さ方向の軸は合成画像のドット分散性評価値を表し、値が小さいほど分散性が良好である。図11に示されるように、本実施形態の方が従来手法よりも、シアンかマゼンタの少なくとも一方のインク量が少ない場合に、合成画像のドット分散性が良好であることがわかる。
また、従来手法で生成された閾値マトリクスを用いたドットの出力と、本実施形態の手法で生成された閾値マトリクスを用いたドットの出力とを比較すると、シアンドットとマゼンタドットとが重なる重複ドットの数の増加量が異なる。図12は、従来手法と本実施形態との重複ドットのドット数の増え方を比較して表したグラフである。図12のグラフの横軸はマゼンタインクの階調値を示す。マゼンダインクのドットは、例えば1階調あたりに256ドットが所定の単位領域に打たれる。図12のグラフの縦軸は、シアンインクのハイライトドット(1階調あたりに256ドットが所定の単位領域に打たれる場合、例えば4階調で打たれるシアンインクのドット)と、上記マゼンダインクのドットとが重なる重複ドットのドット数の比率を表す。
図12に示される通り、マゼンタインクの階調値が増加するのに応じて、シアンドットがマゼンダドットと重なる比率である重複率も増加し、マゼンダインクの階調値が最大値255のときに重複率は100%となる。ここで、従来手法における重複ドット数の増え方はほぼ線形で表されるのに対し、本実施形態における重複ドット数の増え方は、略単調増加で、かつ下に凸の曲線で表される。つまり、重複ドットのドット数の増え方は、シアンドットのドット数よりも多いマゼンダドットのドット数に対して略単調増加で、かつ下に凸の曲線で表される特性を有することになる。これは、低階調値で記録されるドットほど色間の影響を強く受けるために、低階調値ほどドットが重なりにくくなるためである。一般に、重複ドットは非重複ドットよりも濃度が高いため、低階調値領域で急激に重複ドット数が増加すると階調性に悪影響をおよぼすおそれがある。そのため、本実施形態のように、低階調領域で重複ドットのドット数が緩やかに増加することは、階調性の観点からも好ましいと言える。
以上説明したように本実施形態によれば、カラー画像を形成する画像処理システムにおいて、複数の色成分に対応する各2値画像のドット数の比率が異なる場合においても、各2値画像および合成画像のそれぞれのドット分散性を向上させることができる。
(変形例)
上述の実施形態では、シアンとマゼンタの閾値マトリクスをそれぞれ生成する例を示したが、イエローやブラックなど他の色の組み合わせでもよい。また、3色以上の閾値マトリクスをそれぞれ生成する場合においても、本実施形態の手法を適用することにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ハーフトーン処理部108は、色分解された画像データであるインク値画像データ(CMYK画像データ)を2値データに変換する例を示したが、3値以上の多値データに変換してもよい。その場合、本実施形態の手法で生成される閾値マトリクスは多値の閾値マトリクスとなるが、公知のVoid and Cluster法による多値の閾値マトリクスの生成に適用することができる。
また、上述の閾値マトリクスの生成(S503、S504)において、色間パターンのドット値を変更することで色間の影響を制御する例を示したが、配置されるドットの画素値を変えずにフィルタを変えることでも同様の効果を得ることができる。また、初期の各パターン(801〜804)のドット数は任意であり、ドットを逐次的に削減しつつ各閾値マトリクスに格納される閾値を決定してもよい。また、図7(b)に示した階調値と色間パターンとに追加される画素値との関係は非線形であってもよく、色ごとに異なる関係で規定されてもよい。また、ドットを追加する位置はドット密度マップ(809、810、819)の最も疎な位置としたが、任意の制約を設けてもよい。例えば、異なる色のドットを含めた合計ドット数が閾値マトリクスの画素数と等しくなるまでは、異なる色のドットが打たれた位置にはドットを追加しない排他制約を設けてもよい。
また、記録ヘッド201の構成として、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクを備える例を示したが、インクの種類は限定されない。濃度の薄い淡インク、レッドやグリーン等の特色インク、白色インクなどを用いてもよい。また、無色透明のクリアインクや、金属調のメタリックインクを用いてもよい。また、本実施形態の手法は、記録ヘッド201からのインクの吐出量を制御することが可能な画像形成装置にも適用することができる。また、画像処理部100に入力される画像データは、RGBのカラー画像データとしたが、画像データの種類は限定されず、モノクロ画像データやCMYK画像データであってもよい。画像処理部100に入力される画像データは、色成分以外の情報を含んでもよく、例えば光沢度を表す光沢成分を含む画像データであってもよい。また、本実施形態において各機能ブロックにより参照される各種LUTのビット数、グリッド数は任意である。
[実施形態2]
実施形態1では、カラー画像を形成する画像処理システム1において、複数の色成分に対応する各2値画像のドット数の比率が異なる場合においても、各2値画像および合成画像のそれぞれのドット配置が高分散となる実施例について説明した。しかしながら、何らかの性質・属性が異なる情報を再現するために配置される、任意の成分についてのドット群にも上述の実施形態の手法を適用することができる。本実施形態では、色成分に加えて光沢成分も再現する画像形成装置において、光沢成分の異なる2種類のドット群のドットがそれぞれ高分散に配置され、これら2種類のドット群が合成されたドットも高分散に配置される例について説明する。なお、実施形態1と共通する部分については説明を簡略化ないし省略し、以下では本実施形態に特有な点を中心に説明する。
(入力情報)
本実施形態において、色画像データおよび光沢画像データが入力情報として用いられる。本実施形態の色画像データは8ビットのRGB画像データとする。光沢画像データは8ビットの1チャンネルモノクロ画像データとし、画素値が大きいほど光沢度が高いことを意味する。画素値は、JISH8686で定められた光沢写像性を表す光沢値を用いるものとする。光沢写像性は光沢値が大きい場合に照明像が鮮明であり、逆に光沢値が小さい場合に照明像が不鮮明であることを示す。色画像データと光沢画像データのサイズおよび解像度は同一とする。
(装置の構成)
図13は、本実施形態における、画像処理部100、画像形成装置200、およびディザマトリクス生成アプリケーション401の処理の概略構成を示す図である。画像処理部100は、画像データ入力端子101より記録対象となるRGB画像データ(色画像データ)および光沢画像データの入力を受け付け、色画像バッファ111、光沢画像バッファ112にそれぞれ格納する。
カラーマッチング部102は、入力を受け付けたRGB画像データに対するカラーマッチング処理を行い、RGB画像データにおけるRGB値を補正する。カラーマッチング部102は、カラーマッチングLUT格納部103に格納された3次元のLUTを参照して、RGB画像データのカラーマッチング処理を行う。
色分解部104は、カラーマッチング部102で処理されたRGB画像データから、画像形成装置200が備えるインクに対応する8ビットのインク値画像データを生成する。色分解部104は、色分解用LUTを参照してRGB画像データの色分解処理を行う。本実施形態の画像処理部100は、色分解用LUTとして、低光沢色分解LUT113と、高光沢色分解LUT114とを備え、色分解部104は、それぞれを参照して色分解処理を施したインク値画像データを取得する。ここで、RGB画像データから、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、淡シアン(Pc)、淡マゼンタ(Pm)、グレイ(Gy)の7色のインクに対応するインク値画像データに色分解する場合を考える。この場合、7色のインクに対応するインク値画像データが、高光沢と低光沢のそれぞれ2通り得られるため、合計14プレーンのインク値画像データが得られる。低光沢色分解LUT113と高光沢色分解LUT114とは、同一のRGB画像データが入力された場合、略同一色を示すインク値画像データと、異なる光沢を示すインク値画像データとをそれぞれ出力するように対応付けられた値が設定されている。低光沢色分解LUT113が参照される結果、濃インク(C,M,K)を相対的に多く用いるインク値画像データが取得され、高光沢色分解LUT114が参照される結果、淡インク(Pc,Pm,Gy)を相対的に多く用いるインク値画像データが取得される。以下の実施形態の説明において、低光沢色分解LUT113を参照して取得したインク値画像データを低光沢インク値画像データと記し、高光沢色分解LUT114を参照して取得したインク値画像データを高光沢インク値画像データと記す。
ガンマ補正部106は、色分解部104で生成されたインク値画像データに対し、ガンマ補正処理を施す。ガンマ補正部106は、OPGLUT格納部107に格納された1次元のOPGLUTを参照して、インク値画像データに対してガンマ補正処理を施す。
反転処理部115は、光沢画像バッファ112に格納された光沢画像データから反転光沢画像データを生成する。ここで、反転光沢画像データとは、光沢画像データの画素値を反転させた画像データであり、光沢画像データが0〜Mの値をとりうるとき、光沢画像データの画素値をVとすると、反転光沢画像データの画素値V’は、V’=M−Vである。
インク値補正部116は、光沢画像データと反転光沢画像データとに基づき、ガンマ補正部106から取得したインク値画像データを補正する。このようなインク値画像データは、後述の画像形成データを生成するための多値情報であるといえる。インク値補正処理の詳細については後述する。なお以下では、補正後のインク値画像データを補正インク値画像データと記す。
画像形成データ生成部117は、インク値補正部116から取得した補正インク値画像データに基づき、画像形成データを生成する。画像形成データとは、画像形成装置200の記録ヘッド201の走査における各インクの記録位置を規定したデータである。画像形成データ生成部117は、閾値マトリクス格納部109に格納された閾値マトリクスを参照して、画像形成データを生成する。画像形成データ生成処理の詳細については後述する。画像形成データ生成部117で得られた画像形成データは、出力端子110より画像形成装置200へ出力される。
画像形成装置200は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動させることにより、画像処理部100で生成された画像形成データから記録媒体上に画像を形成する。本実施形態の画像形成装置200では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、淡シアン(Pc)、淡マゼンタ(Pm)、グレイ(Gy)の7色のインクが記録ヘッド201に搭載されている。
(画像形成処理のフロー)
次に、本実施形態の画像処理システム1における処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
S1401において、画像処理部100は、画像データ入力端子101からRGB画像データと光沢画像データとを取得し、色画像バッファ111と光沢画像バッファ112とに格納する。
S1402において、カラーマッチング部102は、入力を受け付けたRGB画像データに対するカラーマッチング処理を行う。カラーマッチング部102は、カラーマッチングLUT格納部103に格納されたLUTを参照して、RGB画像データのカラーマッチング処理を行う。
S1403において、色分解部104は、カラーマッチング部102で処理された多階調のRGB画像データから、インク値画像データ(CMYKPcPmGy画像データ)を生成する。色分解部104は、低光沢色分解LUT113と高光沢色分解LUT114とを参照して、RGB画像データの色分解処理を行う。本実施形態では、色分解処理が施された各色のインク値画像データの画素値を0〜255として扱うが、階調数は任意に設定される。RGB画像データは、高光沢の場合と低光沢の場合との2通りのCMYKPcPmGy画像データに変換され、合計14プレーンのインク値画像データとなる。
S1404において、ガンマ補正部106は、色分解部104で生成されたインク値画像データに対し、ガンマ補正処理を施す。
S1405において、反転処理部115は、光沢画像バッファ112に格納された光沢画像データから反転光沢画像データを生成する。
S1406において、インク値補正部116は、ガンマ補正部106から取得したインク値画像データを補正する。
図15は、本実施形態におけるインク値の補正手順を示した模式図である。図15(a)は、低光沢インク値画像データ1501の補正手順を示している。なお図15では説明簡略化のため、インク値画像データおよび光沢画像データにおける画素値は0〜M−1の値をとるものとし、M=16である。低光沢インク値画像データ1501は、反転光沢画像データ1502との画素ごとの画素値の積を、Mで割ることにより、低光沢補正インク値画像データ1503へと変換される。図15(b)は、高光沢インク値画像データ1504の補正手順を示している。図15(a)と同様に、高光沢インク値画像データ1504は、光沢画像データ1505との画素ごとの画素値の積をMで割ることにより、高光沢補正インク値画像データ1506へと変換される。
再び図14に戻り、S1407において、画像形成データ生成部117は、インク値補正部116から取得した補正インク値画像データに基づき、画像形成データを生成する。画像形成データ生成処理の詳細については後述する。生成された画像形成データは、記録対象の画像全体、またはバンド幅分といった任意のサイズで、出力端子110より出力される。
S1408において、画像形成装置200は、入力端子209より画像形成データを受信し、インク色選択部208によって画像形成データに適合するインク色が選択された後、画像形成を開始する。画像形成装置200は、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動させつつ、一定の間隔で各ノズルを駆動して記録媒体202上に画像を記録する。記録媒体202は、1走査分の記録が終了するたびに、搬送部205によって所定の搬送量ずつ搬送される。
画像形成(S1408)が終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
(画像形成データ生成処理)
以下、図16のフローチャートを参照して、画像形成データ生成処理の詳細手順を説明する。以下の説明においては説明簡略化のため、インク値画像データおよび光沢画像データにおける画素値は0〜M−1の値をとるものとし、M=16とする。また、インク値画像データおよび光沢画像データは、4×4画素の集合が記録領域となり、8パスの走査回数に対応する例について説明する。画像形成データ生成部117は、低光沢補正インク値画像データ、高光沢補正インク値画像データという順番で、画像形成データの生成処理を行う。
(低光沢画像形成データ生成処理)
S1601において、画像形成データ生成部117は、インク値補正部116から補正インク値画像データを取得する。本実施形態では、画像形成データ生成部117は、補正インク値画像データとして、低光沢補正インク値画像データ1503と、高光沢補正インク値画像データ1506との2つを取得する。
S1602において、画像形成データ生成部117は、低光沢用に設計された低光沢閾値マトリクス1701および、高光沢用に設計された高光沢閾値マトリクス1801を取得する。図17および図18に示されるように、本実施形態の閾値マトリクスには、0〜M−1の値が格納されている。説明簡略化のため、閾値マトリクスのサイズは4×4画素とする。ここで、低光沢閾値マトリクス1701および高光沢閾値マトリクス1801は、実施形態1と同様の手法を用いて生成される。すなわち、低光沢閾値マトリクス1701および高光沢閾値マトリクス1801の生成では、図5のフローチャートにおいて、シアンとマゼンタとが、それぞれ低光沢と高光沢とに読み替えられる。かかる構成により、低光沢補正インク値画像データ1503から生成される低光沢画像形成データ1702は、インクドットが高分散に配置されることを示す。同様に、高光沢補正インク値画像データ1506から生成される高光沢画像形成データ1802は、インクドットが高分散に配置されることを示す。さらに、低光沢画像形成データ1702と、高光沢画像形成データ1802とを合成した画像形成データも、インクドットが高分散に配置されることを示す。
S1603において、画像形成データ生成部117は、記録領域内の総ドット数Aを算出する。総ドット数Aは、低光沢補正インク値画像データ1503の画素位置(x,y)における画素値をI(x,y)としたとき、以下の式で算出される。
A=ΣI(x,y)/M ・・ (式1)
すなわち、総ドット数Aは、低光沢補正インク値画像データ1503の画素値の合計をMで割った値である。図17に示される例ではA=8となる。
S1604において、画像形成データ生成部117は、各走査における総ドット数Apを算出する。p走査目(p=1〜8)の総ドット数Apは、Ap=A×Rpで得られる。ここでRpは、走査ごとのドット数比率を規定したデータであり、以下の式で与えられる。
Rp=1/8 (p=1〜8) ・・ (式2)
すなわち、全ての走査に均等なドット数が割り当てられる。図17に示される例では、A1〜A8は全て1となる。
S1605において、画像形成データ生成部117は、p走査目におけるAp個のドットの記録位置を決定する。図17は、低光沢画像形成データ1702において、ドットの記録位置の決定処理を示した模式図である。低光沢画像形成データ1702は、低光沢補正インク値画像データ1503に対応し、1走査目から8走査目までにおけるドット記録位置を規定したデータである。S1605において、画像形成データ生成部117は、低光沢補正インク値画像データ1503の画素値I(x,y)と、低光沢閾値マトリクス1701の閾値Th(x,y)との差が大きい画素位置から順に、Ap個のドットをONにする。図17に示される例では、p=1走査目で、Th(x,y)=0の画素のドットがONされる。
S1606において、画像形成データ生成部117は、全走査についてドット記録位置が決定されたかを判定する。決定されていない場合(S1606:NO)、再びS1605へと戻り、次の走査におけるドット記録位置を決定する処理を行う。決定されている場合(S1606:YES)、S1607へと進む。
S1601〜S1606までの処理により、低光沢補正インク値画像データ1503に対応する、1走査目から8走査目までにおけるドット記録位置が決定される。すなわち、低光沢画像形成データ1702が生成される。
S1607において、画像形成データ生成部117は、低光沢画像形成データおよび高光沢画像形成データの生成が完了したかを判定する。生成が完了していない場合(S1607:NO)、再びS1603へと戻り、次の種別のインク値画像データに対する処理を行う。本実施形態においては、次の種別のインク値画像データに対する処理とは、高光沢補正インク値画像データ1506から高光沢画像形成データを生成する処理が相当する。高光沢画像形成データの生成処理については後述する。生成が完了している場合(S1607:YES)、S1608へと進む。
S1608において、画像形成データ生成部117は、低光沢画像形成データと高光沢画像形成データとの論理和を計算することにより、画像形成装置200に画像を記録させるための画像形成データを生成する。
S1609において、画像形成データ生成部117は、全てのインク種類について、画像形成データの生成が完了したかを判定する。生成が完了していなければ(S1609:NO)、再びS1603へと戻り、次のインク種類の画像形成データの生成処理を行う。生成が完了していれば(S1609:YES)、本フローチャートによる処理を終了し、再び図14のフローに復帰する。
(高光沢画像形成データ生成処理)
高光沢画像形成データの生成が完了していない場合(S1607:NO)、再びS1603に戻り、画像形成データ生成部117は、高光沢画像形成データを生成する処理を行う。
S1603において、記憶領域内の総ドット数Aを算出する処理は、低光沢画像形成データを生成する場合と同じである。図18に示される例ではA=6となる。
S1604において、画像形成データ生成部117は、各走査における総ドット数Apを算出する。高光沢画像形成データの生成処理では、走査ごとのドット数比率を規定したデータRpが、低光沢画像形成データの生成処理の場合と異なる。
Rp=1/2 (p=1〜2) ・・ (式3)
Rp=0 (p=3〜8) ・・ (式4)
すなわち、1走査目と2走査目との走査において全てのドット数Aが割り当てられる。図18に示される例では、A1=3、A2=3、A3〜A8は全て0となる。
S1605において、p走査目におけるAp個のドット記録位置を決める処理は、低光沢画像形成データを生成する場合と同じである。ただし、図18に示されるように、高光沢閾値マトリクス1801は、高光沢用に生成された閾値マトリクスである。図18に示される例では、p=1走査目で、Th(x,y)=0,1,2の3画素分のドットがONになる。
S1606において、画像形成データ生成部117は、全走査についてドット記録位置が決定されたかを判定する。決定されていない場合(S1606:NO)、再びS1605へと戻り、次の走査におけるドット記録位置を決定する処理を行う。決定されている場合(S1606:YES)、S1607へと進む。
(実施形態2の効果)
以下、本実施形態における効果について説明する。本実施形態の画像処理部100は、光沢度に応じた比率で、高光沢画像形成データと低光沢画像形成データとを合成することを特徴とする。すなわち、低光沢色分解LUT113が参照され、相対的に多い走査数で記録されるドットと、高光沢色分解LUT114に基づき、相対的に少ない走査数で記録されるドットとが、光沢度に応じた割合で混在することになる。上述の通り、前者には濃インク(C,M,K)のドットが多く含まれ、後者には淡インク(Pc,Pm,Gy)のドットが多く含まれる。かかる構成により、本実施形態の画像処理システム1は、光沢の滑らかな階調を再現することができる。
このように、上述の実施形態1の手法による低光沢閾値マトリクスおよび高光沢閾値マトリクスは、滑らかな光沢を再現する画像形成データの生成処理に適用される。図19は、本実施形態の手法によって生成される画像形成データ1901の例を示す図である。図19に示されるように、低光沢画像形成データ1702および高光沢画像形成データ1802は、インクドットが高分散に配置されることを示している。さらに、低光沢画像形成データ1702と、高光沢画像形成データ1802とを合成した画像形成データ1901もインクドットが高分散に配置されることを示している。
(変形例)
上述の実施形態では、入力情報として、RGB画像データ(色画像データ)および光沢画像データが用いられる例を示したが、入力情報の種類は任意である。例えば、内部散乱、凹凸、距離などを表すデータが用いられてもよい。また、RGB画像データ(色画像データ)を用いることは必須の構成要件ではない。また、3種類以上のデータが用いられてもよい。すなわち、本実施形態の要部は、成分(色・光沢など)の異なる2種類以上の記録方法が規定された記録装置において、各成分に応じたドットを高分散に配置しつつ、これらを合成した場合も高分散に配置することにあり、任意の特性値に対して適用できる。また、マルチパス記録やマルチヘッド記録のように、通常はドット数の比率が固定されている場合でも、動的にドット数を変更する処理を行う場合には、上述の実施形態の手法を適用することができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1・・画像処理システム
100・・画像処理装置
200・・画像形成装置
4011・・パターン取得部
4012・・ドット配置画像生成部
4013・・ドット配置画像合成部
4014・・ドット追加部
4015・・閾値記録部
801・・色内パターンPc
802・・色間パターンQc
803・・色内パターンPm
804・・色間パターンQm

Claims (12)

  1. 画像形成に用いる成分のうちの第1の成分についての第1のドットパターンと、前記第1の成分とは異なる第2の成分についての第2のドットパターンと、から各成分のドットの配置を表すドット配置画像を生成する生成手段と、
    前記第1のドットパターンから生成したドット配置画像と、前記第2のドットパターンから生成したドット配置画像とを合成し、前記第1のドットパターンと前記第2のドットパターンとが合成された場合のドットの疎密を表すドット密度マップを生成する合成手段と、
    前記ドット密度マップに基づいて、前記第1のドットパターンにドットを追加するドット追加手段と、
    前記ドット追加手段によってドットが追加された前記第1のドットパターンの位置に対応する閾値マトリクスの位置に、入力画素値を判定するための閾値を記録する閾値記録手段とを備え、
    前記第1のドットパターンは、前記第1の成分のドットを追加する際に用いられる成分内ドットパターンと、前記第2の成分のドットを追加する際に用いられる成分間ドットパターンとからなり、
    前記ドット追加手段によって前記成分間ドットパターンに追加されるドットは、先に追加されるほど、前記第2のドットパターンに追加されるドットに対して、高い排他性を示すこと
    を特徴とする閾値マトリクス生成装置。
  2. 前記ドット追加手段は、前記第1のドットパターンの階調値が低いほど、大きな画素値を有するドットを前記成分間ドットパターンに追加すること
    を特徴とする請求項1に記載の閾値マトリクス生成装置。
  3. 前記ドット追加手段は、追加する順番に関わらず、一定の画素値を有するドットを前記成分内ドットパターンに追加すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の閾値マトリクス生成装置。
  4. 前記ドット追加手段は、前記ドット密度マップにおいて最も小さい画素値の位置に対応する前記第1のドットパターンの位置に、ドットを追加すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  5. 前記ドット追加手段は、前記ドット密度マップに基づいて、前記第1のドットパターンと、前記第2のドットパターンとに、交互にドットを追加すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  6. 前記閾値記録手段は、前記第1のドットパターンの階調値に応じた大きさの前記閾値を記録すること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  7. 前記成分は、色を表す色成分を含むこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  8. 前記成分は、光沢度を表す光沢成分を含むこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  9. 前記閾値マトリクスを用いて変換された2値画像データによって出力されたドットであって、前記第1の成分についての第1のドットと、前記第2の成分についての第2のドットとが重複する重複ドットのドット数の増え方が、前記第1のドットのドット数よりも多い前記第2のドットのドット数に対して略単調増加で、かつ下に凸の曲線で表される特性を有すること
    を特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置によって生成された閾値マトリクスを用いて変換された2値画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置。
  11. 画像形成に用いる成分のうちの第1の成分についての第1のドットパターンと、前記第1の成分とは異なる第2の成分についての第2のドットパターンと、から各成分のドットの配置を表すドット配置画像を生成する生成ステップと、
    前記第1のドットパターンから生成したドット配置画像と、前記第2のドットパターンから生成したドット配置画像とを合成し、前記第1のドットパターンと前記第2のドットパターンとが合成された場合のドットの疎密を表すドット密度マップを生成する合成ステップと、
    前記ドット密度マップに基づいて、前記第1のドットパターンにドットを追加するドット追加ステップと、
    前記ドット追加ステップにおいてドットが追加された前記第1のドットパターンの位置に対応する閾値マトリクスの位置に、入力画素値を判定するための閾値を記録する閾値記録ステップとを備え、
    前記第1のドットパターンは、前記第1の成分のドットを追加する際に用いられる成分内ドットパターンと、前記第2の成分のドットを追加する際に用いられる成分間ドットパターンとからなり、
    前記ドット追加ステップにおいて前記成分間ドットパターンに追加されるドットは、先に追加されるほど、前記第2のドットパターンに追加されるドットに対して、高い排他性を示すこと
    を特徴とする閾値マトリクス生成方法。
  12. コンピュータを、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の閾値マトリクス生成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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