JP2017199861A - 接合装置、接合システムおよび接合方法 - Google Patents

接合装置、接合システムおよび接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017199861A
JP2017199861A JP2016091023A JP2016091023A JP2017199861A JP 2017199861 A JP2017199861 A JP 2017199861A JP 2016091023 A JP2016091023 A JP 2016091023A JP 2016091023 A JP2016091023 A JP 2016091023A JP 2017199861 A JP2017199861 A JP 2017199861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
chamber
unit
movable
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016091023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6628681B2 (ja
Inventor
穣 山▲崎▼
Yutaka Yamasaki
穣 山▲崎▼
宗久 児玉
Munehisa Kodama
宗久 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2016091023A priority Critical patent/JP6628681B2/ja
Publication of JP2017199861A publication Critical patent/JP2017199861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6628681B2 publication Critical patent/JP6628681B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】第1基板と第2基板との片当たりを抑制すること。【解決手段】チャンバは、内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部を下部に有する。上側保持部は、チャンバの内部において可動部以外の部位に設けられ、第1基板を上方から吸着保持する。下側保持部は、チャンバの内部において可動部に設けられ、第2基板を下方から吸着保持する。減圧装置は、チャンバの内部を減圧する。規制部は、チャンバの外部において可動部に対して接離可能に設けられ、可動部に上方から当接して可動部の上方への変位を規制する。複数の駆動部は、規制部を昇降させる。加圧部は、チャンバの外部において可動部に対して接離可能に設けられ、可動部に下方から当接して可動部に上方向きの力を加えることにより第2基板を第1基板に押圧する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、接合装置、接合システムおよび接合方法に関する。
従来、半導体ウェハやガラス基板等の基板同士を接合する接合装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、上下に対向配置させた上側保持部および下側保持部にそれぞれ第1基板および第2基板をそれぞれ保持させ、その後、上側保持部と下側保持部とを接近させて第1基板と第2基板とを押圧することにより両者を接合する接合装置が開示されている。
特開2012−069900号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、たとえば上側保持部および下側保持部の一方が他方に対して傾いている場合に、第1基板と第2基板とが片当たりし、これにより、基板の割れや装置の破損等が生じるおそれがある。なお、本明細書において「片当たり」とは、第1基板および第2基板のうち一方が他方に対して傾いた状態で両基板が接触することをいう。このように、上述した従来技術には、第1基板と第2基板との片当たりを抑制するという点でさらなる改善の余地がある。
実施形態の一態様は、第1基板と第2基板との片当たりを抑制することができる接合装置、接合システムおよび接合方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る接合装置は、チャンバと、上側保持部と、下側保持部と、減圧装置と、規制部と、複数の駆動部と、加圧部とを備える。チャンバは、内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部を下部に有する。上側保持部は、チャンバの内部において可動部以外の部位に設けられ、第1基板を上方から吸着保持する。下側保持部は、チャンバの内部において可動部に設けられ、第2基板を下方から吸着保持する。減圧装置は、チャンバの内部を減圧する。規制部は、チャンバの外部において可動部に対して接離可能に設けられ、可動部に上方から当接して可動部の上方への変位を規制する。複数の駆動部は、規制部を昇降させる。加圧部は、チャンバの外部において可動部に対して接離可能に設けられ、可動部に下方から当接して可動部に上方向きの力を加えることにより第2基板を第1基板に押圧する。
実施形態の一態様によれば、第1基板と第2基板との片当たりを抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る接合システムの構成を示す図である。 図2は、熱処理装置の構成を示す図である。 図3は、接合装置の構成を示す図である。 図4は、ベース部材の構成を示す図である。 図5は、制御装置の構成を示すブロック図である。 図6は、接合システムで実行される一連の処理手順を示すフローチャートである。 図7は、接合処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8Aは、接合処理の動作例を示す図である。 図8Bは、接合処理の動作例を示す図である。 図8Cは、接合処理の動作例を示す図である。 図8Dは、接合処理の動作例を示す図である。 図8Eは、接合処理の動作例を示す図である。 図9は、接触処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、仮加圧処理の動作例を示す図である。 図11は、変形例に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 図12は、第1〜第3ロードセルによって検出される第1〜第3モータのトルク値の経時変化の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する接合装置、接合システムおよび接合方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.接合システム100の構成>
まず、本実施形態に係る接合システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る接合システムの構成を示す図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示す本実施形態に係る接合システム100は、第1基板W1と第2基板W2とを接合することによって重合基板Tを形成する。
図1に示すように、接合システム100は、搬入出ステーション1と、反転機構付きアライナ2(以下、単に「アライナ2」と記載する)と、ロードロック室3と、搬送室4と、熱処理装置5と、接合装置6とを備える。
搬入出ステーション1は、載置台7と、搬送領域8とを備える。載置台7は、複数(たとえば、4つ)のカセット載置板101を備える。各カセット載置板101には、複数枚(たとえば、25枚)の基板を水平状態で収容可能なカセットC1〜C3がそれぞれ載置される。カセットC1は、第1基板W1を収容するカセットであり、カセットC2は、第2基板W2を収容するカセットであり、カセットC3は、重合基板Tを収容するカセットである。
搬送領域8は、載置台7のY軸正方向側に隣接して配置される。かかる搬送領域8には、X軸方向に沿って延在する搬送路102と、この搬送路102に沿って移動可能な第1搬送装置103とが設けられる。第1搬送装置103は、Y軸方向にも移動可能かつZ軸まわりに旋回可能であり、カセットC1〜C3、アライナ2およびロードロック室3に対して第1基板W1、第2基板W2および重合基板Tの搬入出を行う。なお、カセット載置板101には、カセットC1〜C3以外に、たとえば不具合が生じた基板を回収するためのカセット等が載置されてもよい。
アライナ2は、搬送領域8のY軸正方向側に隣接して配置される。アライナ2は、第1基板W1および第2基板W2の水平位置を調整する。たとえば、アライナ2は、第1基板W1および第2基板W2に形成されたオリフラまたはノッチの位置を検出し、検出したオリフラまたはノッチの位置を所定の位置に合わせるプリアライメント処理を行う。また、アライナ2は、第1基板W1の表裏を反転させる反転機構を有する。
ロードロック室3は、搬送領域8のY軸正方向側にゲートバルブ9aを介して隣接して配置される。ロードロック室3の内部には、第1基板W1、第2基板W2および重合基板Tを受け渡す受渡部が設けられる。受渡部は、冷却機能を備えたウェハ載置部(冷却板)であり、接合処理後の重合基板Tの温度をたとえば室温まで冷却することができる。
搬送室4は、ロードロック室3のY軸正方向側にゲートバルブ9bを介して隣接して配置される。搬送室4には、第2搬送装置104が配置される。第2搬送装置104は、水平方向に沿って伸縮可能なアーム部とZ軸まわりに旋回可能な基部とを備え、ロードロック室3、熱処理装置5および接合装置6に対して第1基板W1、第2基板W2および重合基板Tの搬入出を行う。
熱処理装置5は、搬送室4のX軸正方向側にゲートバルブ9cを介して隣接して配置される。熱処理装置5は、接合装置6による接合処理の前に、第1基板W1および第2基板W2を所定の温度に加熱する事前加熱処理を行う。熱処理装置5の構成については、後述する。
接合装置6は、搬送室4のY軸正方向側にゲートバルブ9dを介して隣接して配置される。接合装置6は、第1基板W1と第2基板W2とを接合して重合基板Tを形成する。接合装置6の構成については、後述する。
また、接合システム100は、制御装置200を備える。制御装置200は、接合システム100の動作を制御する。かかる制御装置200は、たとえばコンピュータであり、
図示しない制御部と記憶部とを備える。
<2.熱処理装置5の構成>
次に、熱処理装置5の構成について図2を参照して説明する。図2は、熱処理装置5の構成を示す図である。
図2に示すように、熱処理装置5は、チャンバ501と、上側保持部502と、下側保持部503とを備える。
チャンバ501は、内部を密閉可能な容器であり、上側保持部502と下側保持部503とを収容する。チャンバ501は、ゲートバルブ9cによって開閉される搬入出口511と、チャンバ501内部を排気するための排気口512と、チャンバ501内部に処理ガスを供給するための供給口513とを備える。排気口512には、排気装置514が接続される。また、供給口513には、バルブ515を介して処理ガス供給源516が接続される。
チャンバ501内には、第1基板W1および第2基板W2の表面の酸化膜を除去する処理ガスが処理ガス供給源516から供給される。本実施形態では、処理ガスとしてギ酸ガスが用いられるが、処理ガスは、必ずしもギ酸であることを要しない。
上側保持部502は、静電チャック521と、加熱部522と、冷却部523とを備える。静電チャック521は、吸着面を下方に向けた状態で、冷却部523の下面に取り付けられ、冷却部523は、チャンバ501の天井面に取り付けられる。また、加熱部522は、静電チャック521に内蔵される。
静電チャック521は、内部電極と誘電体とを有し、内部電極に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて第1基板W1を吸着面に吸着させる。加熱部522は、たとえばシーズヒータやセラミックヒータであり、静電チャック521を加熱することにより、静電チャック521に保持された第1基板W1を加熱する。冷却部523は、たとえばクーリングジャケットと断熱材とを積層して構成される。
下側保持部503は、静電チャック531と、加熱部532と、冷却部533とを備える。静電チャック531は、吸着面を上方に向けた状態で、冷却部533の上面に取り付けられ、冷却部533は、チャンバ501の底面に取り付けられる。また、加熱部532は、静電チャック531に内蔵される。これら静電チャック531、加熱部532および冷却部533の構成は、上側保持部502が備える静電チャック521、加熱部522および冷却部523の構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。
<3.接合装置6の構成>
次に、接合装置6の構成について図3を参照して説明する。図3は、接合装置6の構成を示す図である。
図3に示すように、接合装置6は、チャンバ10と、上側保持部20と、下側保持部30と、減圧装置40と、規制部50とを備える。また、接合装置6は、第1モータ60aと、第2モータ60bと、第3モータ60c(図4参照)と、加圧部70と、第1ロードセル80aと、第2ロードセル80bと、第3ロードセル80cと(図4参照)を備える。
チャンバ10は、内部を密閉可能な容器であり、上側保持部20および下側保持部30を収容する。チャンバ10は、たとえば、固定部材11と、隔壁部12と、支持体13と、可動部14とを備える。
固定部材11は、たとえば図示しないフレーム構造体等によって所定の高さに維持される。固定部材11は、たとえば平板状の部材であり、上下に貫通する開口部111を有する。
隔壁部12は、たとえば有天円筒状の部材であり、固定部材11の上部に設けられて開口部111を上方から覆う。かかる隔壁部12は、排気口121を備える。また、隔壁部12には、図示しない開閉シャッタが設けられ、かかる開閉シャッタを介して第1基板W1および第2基板W2の搬入出が行われる。
支持体13は、固定部材11の下部に設けられて開口部111を下方から覆う。かかる支持体13には、上下に貫通する開口部131が形成される。開口部131は、開口部111よりも小径である。
可動部14は、たとえば、ベローズ41と、支持部材42と、固定シャフト43とを備える。
ベローズ41は、筒形状を有する伸縮部材である。ベローズ41の上端は、支持体13の開口部131を内包するように支持体13の下部に取り付けられ、ベローズ41の下端は、支持部材42の上部に取り付けられる。
支持部材42は、板状の部材であり、ベローズ41の下端に設けられる。支持部材42は、その中央部に固定シャフト43が取り付けられており、かかる固定シャフト43を介して下側保持部30を支持する。
また、支持部材42は、ベローズ41の径方向外方に延在する延在部421を有する。延在部421の上部には、規制部50の後述する当接部材52と点接触する複数の上側接触部422が設けられ、延在部421の下部には、規制部50の後述するベース部材51と点接触する複数の下側接触部423が設けられる。上側接触部422および下側接触部423は、たとえば半球状の部材であり、延在部421から突出して設けられる。なお、上側接触部422および下側接触部423は、それぞれ当接部材52およびベース部材51に設けられてもよい。
固定シャフト43は、支持部材42の中央部に設けられ、鉛直方向に沿って延在する。固定シャフト43の上端は、固定部材11および支持体13の開口部111,131を介して下側保持部30の下部に接続され、固定シャフト43の下端は、支持部材42の下部から下方に突出する。
チャンバ10は、上記のように構成されており、固定部材11、隔壁部12、支持体13および可動部14によって内部の密閉空間が形成される。また、チャンバ10の可動部14は、ベローズ41を備えることにより、チャンバ10の密閉性を確保しながら支持部材42を変位させることができ、これにより、支持部材42に支持された下側保持部30を上側保持部20に対して接近または離隔させることができる。
なお、チャンバ10は、少なくとも、内部を密閉可能であり、かつ、下部に可動部を備える構成であればよく、必ずしも図3に示す構成に限定されない。
チャンバ10の内部には、上側保持部20と下側保持部30とが設けられる。このうち、上側保持部20は、可動部14以外の部位、具体的には、隔壁部12の天井面によって上方から支持され、下側保持部30は、可動部14、具体的には、固定シャフト43によって下方から支持される。これら上側保持部20と下側保持部30とは、上下に対向配置される。
上側保持部20および下側保持部30は、たとえば静電チャックである。静電チャックとしての上側保持部20および下側保持部30は、内部電極と誘電体とを有し、内部電極に電圧を印加することによって発生する静電気力を用いて第1基板W1または第2基板W2を吸着面(上側保持部20の場合は下面、下側保持部30の場合は上面)に吸着させる。
上側保持部20および下側保持部30には、それぞれ加熱部21,31が内蔵される。加熱部21,31は、たとえばシーズヒータやセラミックヒータであり、加熱部21は上側保持部20に保持された第1基板W1を、加熱部31は下側保持部30に保持された第2基板W2をそれぞれ加熱する。また、上側保持部20および下側保持部30には、図示しない冷却部が設けられる。冷却部は、たとえばクーリングジャケットおよび断熱材を積層して構成される。
減圧装置40は、たとえばロータリーポンプであり、チャンバ10の排気口121に排気管122を介して接続され、チャンバ10の内部を排気することにより、チャンバ10の内部を減圧する。
減圧装置40によりチャンバ10の内部を減圧すると、チャンバ10の内部の圧力はチャンバ10の外部の圧力(たとえば大気圧)よりも低くなる。これにより、チャンバ10の内部と外部とに圧力差が生じ、この圧力差によって支持部材42が上方へ変位しようとする。
規制部50は、チャンバ10の外部において可動部14に対して接離可能に設けられ、可動部14の支持部材42に上方から当接して支持部材42の上方への変位を規制する。具体的には、規制部50は、支持部材42の下方に配置されるベース部材51と、支持部材42の延在部421の上方に配置される複数の当接部材52とを備える。
図4は、ベース部材51の構成を示す図である。なお、図4では、上側接触部422および当接部材52を省略して示している。
図4に示すように、ベース部材51は、たとえば平面視略三角形状の平板である。ベース部材51の各頂点部分の下部には、第1支柱部材61aを介して第1モータ60aが、第2支柱部材61bを介して第2モータ60bが、第3支柱部材61cを介して第3モータ60cがそれぞれ接続される。ベース部材51の中央部には、固定シャフト43を挿通させるための開口部517が形成される。
第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cは、ベース部材51よりも下方に配置され、それぞれ第1支柱部材61a、第2支柱部材61bおよび第3支柱部材61cを昇降させることにより、これらに接続された支持部材42を昇降させる。また、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cを個別に駆動させることにより、支持部材42の水平度を調整することができる。
第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cは、固定部材11に設けられた複数の取付部材112にそれぞれ取り付けられることにより、ベース部材51よりも下方の高さ位置に維持される。
第1支柱部材61a、第2支柱部材61bおよび第3支柱部材61cには、それぞれ第1ロードセル80a、第2ロードセル80bおよび第3ロードセル80cが設けられている。第1ロードセル80a、第2ロードセル80bおよび第3ロードセル80cは、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cの負荷をそれぞれ検出する。検出結果は、制御装置200に出力される。
複数の当接部材52は、たとえばベース部材51の各頂点部分の上部に突出して設けられた鉤状の部材であり、ベース部材51と一体的に昇降する。
規制部50、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cは、上記のように構成され、支持部材42の延在部421に設けられた上側接触部422に規制部50の当接部材52が上方から当接し、この状態で、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cが規制部50に対して下向きの力を加えることで、チャンバ10の内部と外部との圧力差による支持部材42の上方への変位を規制する。
加圧部70は、チャンバ10の外部において可動部14に対して接離可能に設けられる。加圧部70は、たとえば油圧シリンダであり、固定シャフト43と同一軸線上に配置された可動シャフト71を油圧を用いて鉛直方向に沿って移動させる。
かかる加圧部70は、可動シャフト71を鉛直上方に移動させて固定シャフト43に突き当てることにより、下側保持部30に保持された第2基板W2を上側保持部20に保持された第1基板W1に押圧する。
<4.制御装置200の構成>
次に、制御装置200の構成について図5を参照して説明する。図5は、制御装置200の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、制御装置200は、制御部201と、記憶部202とを備える。制御部201は、プロセス実行部211を備え、記憶部202は、プロセス情報221を記憶する。
なお、制御部201は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。かかるマイクロコンピュータのCPUは、ROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、プロセス実行部211およびチューニング処理部212として機能する。
かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録されていたものであって、その記録媒体から制御装置の記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記録媒体としては、例えばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
また、記憶部202は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、プロセス情報221を記憶する。プロセス情報221は、後述する接合処理の内容を示す情報である。
プロセス実行部211は、プロセス情報221に従って接合装置6の上側保持部20、下側保持部30、減圧装置40、第1〜第3モータ60a〜60c、加圧部70等を制御することにより、後述する接合処理を接合装置6に実行させる。また、プロセス実行部211は、接合処理において、第1ロードセル80a、第2ロードセル80bおよび第3ロードセル80cの検出結果に基づいて第1〜第3モータ60a〜60cの動作を制御する処理も行う。
なお、制御装置200は、接合装置6以外の装置、たとえば、第1搬送装置103、第2搬送装置104、アライナ2、熱処理装置5等の制御も行うが、図5においてはかかる構成については省略して示している。
<5.接合システム100の具体的動作>
次に、接合システム100の具体的動作について図6を参照して説明する。図6は、接合システム100で実行される一連の処理手順を示すフローチャートである。なお、図6に示す一連の処理は、制御装置200のプロセス実行部211が接合システム100の各装置を制御することによって実現される。
図6に示すように、接合システム100では、まず、搬入出ステーション1の第1搬送装置103が、カセット載置板101に載置されたカセットC1から第1基板W1を取り出してアライナ2へ搬送する。第1基板W1は、非接合面が下方を向いた状態で搬送される。なお、第1基板W1の板面のうち、電子回路が形成される側の板面が接合面であり、かかる接合面とは反対側の面が非接合面である。
アライナ2へ搬送された第1基板W1は、アライナ2によってプリアライメント処理が施される(ステップS101)。たとえば、アライナ2では、第1基板W1に形成されたオリフラまたはノッチの位置を検出し、検出したオリフラまたはノッチの位置を所定の位置に合わせる処理が行われる。
つづいて、アライナ2は、第1基板W1の表裏を反転させる反転処理を行う(ステップS102)。これにより、第1基板W1は、非接合面が上方を向いた状態となる。その後、第1基板W1は、第1搬送装置103によってアライナ2からロードロック室3へ搬送され、搬送室4の第2搬送装置104によってロードロック室3から熱処理装置5へ搬送される。そして、第1基板W1は、接合面を下方に向けた状態で、熱処理装置5の上側保持部502が備える静電チャック521に吸着保持される。
一方、接合システム100では、上述したプリアライメント処理と同様の処理が第2基板W2に対しても行われる(ステップS103)。すなわち、第1搬送装置103は、カセット載置板101に載置されたカセットC2から第2基板W2を取り出してアライナ2へ搬送する。このとき、第2基板W2は、非接合面が下方を向いた状態で搬送される。そして、アライナ2へ搬送された第2基板W2は、アライナ2によってプリアライメント処理が施される。
その後、第2基板W2は、第1搬送装置103によってアライナ2からロードロック室3へ搬送され、第2搬送装置104によってロードロック室3から熱処理装置5へ搬送される。そして、第2基板W2は、接合面を上方に向けた状態で、熱処理装置5の下側保持部503が備える静電チャック531に吸着保持される。なお、ステップS101〜S103の順番は、必ずしもこの順番であることを要しない。
つづいて、接合システム100では、接合処理に先立って第1基板W1および第2基板W2を事前に加熱する前熱処理が行われる(ステップS104)。かかる前熱処理では、上側保持部502および下側保持部503にそれぞれ設けられた加熱部522,532を用いて第1基板W1および第2基板W2を常温から第1の温度まで加熱する。前熱処理における昇温レートは、たとえば10℃/minである。なお、ロードロック室3、搬送室4および熱処理装置5は、10〜20Pa程度の中真空に保たれている。
つづいて、熱処理装置5では、ガス処理が行われる(ステップS105)。かかるガス処理では、処理ガス供給源516からチャンバ501内にギ酸ガスを供給する。これにより、第1基板W1および第2基板W2上にそれぞれ設けられた金属の表面の酸化膜が除去される。その後、第1基板W1および第2基板W2は、第2搬送装置104によって熱処理装置5から取り出され、第1基板W1は、接合面を下方に向けた状態で接合装置6の上側保持部20に保持され、第2基板W2は、接合面を上方に向けた状態で接合装置6の下側保持部30に保持される。このとき、接合装置6のチャンバ10内は、ロードロック室3、搬送室4および熱処理装置5と同様、10〜20Pa程度の中真空に保たれている。このため、ガス処理後の第1基板W1および第2基板W2が接合装置6において接合されるまでの間、第1基板W1および第2基板W2上にそれぞれ設けられた金属の表面に酸化膜が形成されることを防止することができる。なお、ガス処理は、ステップS104に示す前熱処理において、たとえば200〜250℃で実施される。
このように、接合システム100では、ゲートバルブ9cによって熱処理装置5と搬送室4とを遮断した状態で、熱処理装置5においてガス処理を行うこととしたため、搬送室4の処理ガスによる汚染を防止することができる。
つづいて、接合システム100では、接合処理が行われる(ステップS106)。かかる接合処理では、接合装置6が、第1基板W1と第2基板W2とを接合する処理を行う。かかる接合処理の具体的な処理手順については、後述する。
つづいて、接合システム100では、搬出処理が行われる(ステップS107)。かかる搬出処理では、搬送室4の第2搬送装置104が、接合装置6から重合基板Tを取り出してロードロック室3の受渡部に載置する。受渡部に載置された重合基板Tは、受渡部(冷却板)によって200℃から室温まで冷却される。その後、搬入出ステーション1の第1搬送装置103が、ロードロック室3から重合基板Tを取り出してカセット載置板101に載置されたカセットC3に収容する。これにより、一連の処理が終了する。
このように、接合システム100では、接合装置6において重合基板Tを室温よりも高い所定の温度(ここでは、200℃)まで冷却した後、ロードロック室3の受渡部において重合基板Tを室温まで冷却することとした。したがって、接合装置6において重合基板Tの温度を室温まで冷却する場合と比較して、接合装置6における処理時間(タクトタイム)を短縮することができる。
<6.接合処理の処理手順>
次に、ステップS106における接合処理の具体的な処理手順について図7および図8A〜図8Eを参照して説明する。図7は、接合処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図8A〜図8Eは、接合処理の動作例を示す図である。
図7に示すように、接合装置6は、加熱部21,31(図3参照)を用いて、上側保持部20に保持された第1基板W1および下側保持部30に保持された第2基板W2の昇温を開始する(ステップS201)。なお、上側保持部20および下側保持部30は、加熱部21,31によって予め第1の温度に加熱された状態となっており、接合装置6は、上側保持部20および下側保持部30で第1基板W1および第2基板W2を保持した後、上側保持部20および下側保持部30を第1の温度から第2の温度まで昇温する。
つづいて、接合装置6は、減圧装置40を用いてチャンバ10内を減圧する(ステップS202)。チャンバ10内は、ロードロック室3、搬送室4および熱処理装置5よりも低い圧力、言い換えれば、高い真空度に設定される。たとえば、接合システム100において、ロードロック室3、搬送室4および熱処理装置5は、10〜20Pa程度の中真空に設定されるのに対し、接合装置6のチャンバ10内は、0.005Pa以下の高真空に設定される。
減圧装置40によりチャンバ10の内部が減圧されると、チャンバ10の内部と外部とに圧力差が生じ、この圧力差によって支持部材42が上方へ変位しようとする。ステップS202において、支持部材42は規制部50と当接しており(図3参照)、支持部材42の上方への変位は、規制部50および第1〜第3モータ60a〜60cによって規制された状態となっている。
つづいて、接合装置6は、下側保持部30を上昇させて、下側保持部30に保持された第2基板W2を上側保持部20に保持された第1基板W1に接触させる接触処理を行う(ステップS203)。
接触処理において、接合装置6は、図8Aに示すように、第1〜第3モータ60a〜60c(図4参照)を用いて規制部50を上昇させる。これにより、支持部材42は、規制部50に当接しながら、チャンバ10の内部と外部との圧力差によって上昇する。
これにより、まず、図8Bに示すように、第2基板W2が第1基板W1に接触して、支持部材42の上昇が停止する。また、その後も第1〜第3モータ60a〜60cが動作して規制部50を上昇させることにより、図8Cに示すように、規制部50が支持部材42から離れる。
このように、本実施形態に係る接合装置6では、規制部50を用いて可動部14の上昇を規制しつつ、チャンバ10の内部と外部の圧力差を利用して可動部14を上昇させることができ、かつ、第2基板W2を第1基板W1に接触させた後は、規制部50を可動部14から離して可動部14をフリーな状態とすることができる。
このため、たとえば図8Dに示すように、仮に第2基板W2が第1基板W1に対して傾いた状態で接触したとしても、可動部14がフリーであることから、チャンバ10の内部と外部の圧力差によって可動部14が変位して第2基板W2が第1基板W1に対して沿うようになる。これにより、第1基板W1と第2基板W2との片当たりが抑制される。
接触処理において、接合装置6は、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値を監視しながら第1〜第3モータ60a〜60cの動作を制御する。かかる接触処理の具体的な処理手順について図9を参照して説明する。図9は、接触処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、接合装置6は、第1〜第3モータ60a〜60cを動作させて規制部50の上昇を開始させる(ステップS301)。つづいて、接合装置6は、第1〜第3モータ60a〜60cのうち何れかのトルク値が閾値Tsに達したか否かを判定する(ステップS302)。ここで、閾値Tsは、規制部50が可動部14から離れた後、規制部50を支えるのに必要なトルク値である。
ステップS301において、何れかのトルク値がTsに達したと判定した場合(ステップS302,Yes)、接合装置6は、第1〜第3モータ60a〜60cのうち該当するモータを停止させる(ステップS303)。
ステップS303の処理を終えた場合、または、ステップS303において停止したモータ以外のモータのうち何れのモータのトルク値もTsに達していない場合(ステップS302,No)、接合装置6は、第1〜第3モータ60a〜60cの全てのトルク値がTsに達したか否かを判定する(ステップS304)。
この判定において、全てのトルク値がTsに達したと判定しない場合(ステップS304,No)、接合装置6は、処理をステップS302に戻し、ステップS302〜S304の処理を繰り返す。一方、第1〜第3モータ60a〜60cの全てのトルク値がTsに達したと判定した場合(ステップS304,Yes)、接触処理を終える。
図7に戻り、接合処理の処理手順についての説明を続ける。ステップS203の接触処理を終えると、接合装置6は、加圧処理を行う(ステップS204)。加圧処理において、接合装置6は、図8Eに示すように、加圧部70の可動シャフト71を上昇させることによって可動部14の固定シャフト43に当接させて第2基板W2を第1基板W1に押圧する。このときの押圧力は、たとえば40〜60kNである。これにより、第1基板W1と第2基板W2とが接合されて重合基板Tが形成される。なお、第1基板W1と第2基板W2とは、第1基板W1に設けられた金属と第2基板W2に設けられた金属により接合される。また、第1基板W1と第2基板W2とは、接着剤によって接合されてもよい。
つづいて、接合装置6は、上側保持部20および下側保持部30が備える図示しない冷却部を用いて、重合基板Tを所定の降温レートで降温する(ステップS205)。そして、接合装置6は、重合基板Tが所定の温度(たとえば、200℃)まで降温した後、加圧部70の可動シャフト71を下降させ、その後、第1〜第3モータ60a〜60cを用いて規制部50を下降させることによって可動部14を下降させて、接合処理を終了する。
<7.仮加圧処理>
接合装置6は、ステップS203の接触処理後、ステップS204の加圧処理に先立って、加圧処理よりも弱い押圧力で第2基板W2を第1基板W1に押圧する仮加圧処理を行ってもよい。図10は、仮加圧処理の動作例を示す図である。
接合装置6は、図8Cに示す状態とした後、図10に示すように、規制部50をさらに上昇させてベース部材51を支持部材42の下側接触部423に当接させることによって、支持部材42に上向きの力を加える。これにより、第2基板W2が第1基板W1に押圧される。このときの押圧力は、たとえば12kNである。その後、接合装置6は、加圧部70を用いて加圧処理を行う。
このように、接合装置6は、規制部50および第1〜第3モータ60a〜60cを用いて第2基板W2を第1基板W1に第1の押圧力で押圧した状態で、加圧部70を用いて第2基板W2を第1の押圧力よりも大きい第2の押圧力で第1基板W1に押圧することとした。これにより、加圧部70を用いた加圧処理において、第1基板W1と第2基板W2との位置ずれを防止することができる。したがって、接合装置6によれば、接合精度を向上させることができる。
<9.変形例>
上述した実施形態では、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値を監視しながら規制部50を上昇させることとしたが、接合装置6は、プロセス情報221によって規定された上昇速度および上昇量に従って第1〜第3モータ60a〜60cを動作させてもよい。以下では、かかる変形例について説明する。
まず、変形例に係る制御装置の構成について図11を参照して説明する。図11は、変形例に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
図11に示すように、変形例に係る制御装置200Aは、制御部201Aと、記憶部202Aとを備える。制御部201Aは、プロセス実行部211Aと、チューニング処理部212とを備え、記憶部202は、プロセス情報221Aを記憶する。
チューニング処理部212は、第1ロードセル80a、第2ロードセル80bおよび第3ロードセル80cの検出結果に基づき、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cによる規制部50の上昇速度および上昇量を決定してプロセス情報221Aを更新するチューニング処理を行う。
プロセス実行部211Aは、チューニング処理部212によって決定された上昇速度および上昇量に従って、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cを動作させることにより、第2基板W2を第1基板W1に接触させる。
ここで、チューニング処理の内容について図12を参照して説明する。図12は、第1〜第3ロードセル80a〜80cによって検出される第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値の経時変化の例を示す図である。図12においては、規制部50によって可動部14の上方への変位を規制している状態において第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルクの値をマイナスで示している。
チューニング処理は、たとえば接合装置6の初期設定時に行われる。なお、初期設定時に限らず、チューニング処理は、定期的に行われてもよいし、第1〜第3ロードセル80a〜80cによる検出結果に基づき、チューニングが必要と判定された場合に行われてもよい。また、チューニング処理は、上側保持部20および下側保持部30に基板を保持させ、チャンバ10内を減圧し、可動部14の上方への変位を規制部50によって規制した状態で開始される。
チューニング処理において、制御装置200のプロセス実行部211は、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60cを制御して規制部50を上昇させる。このときの上昇速度は、第1モータ60a、第2モータ60bおよび第3モータ60c間で一定とする。
規制部50を上昇させることにより、下側保持部30に保持された基板が上側保持部20に保持された基板に接触し、その後さらに規制部50を上昇させることにより、規制部50が可動部14から離れることとなる。チューニング処理部212は、規制部50を上昇させている間、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルクの検出結果を第1〜第3ロードセル80a〜80cから取得する。
図12に示すように、第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値は、上側保持部20および下側保持部30に保持された基板同士が接触した後、規制部50が可動部14から離れることで0近傍となる。具体的には、第1〜第3モータ60a〜60cには、規制部50を支えるのに必要なトルクTsだけがかかることとなる。したがって、第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値が全てTsとなった時点を検出することで、規制部50が可動部14から完全に離れて、下側保持部30に保持された基板が上側保持部20に保持された基板に完全に接触した時点を把握することができる。
たとえば、図12に示す例においては、まず、第1モータ60aにかかるトルク値が時点t12においてTsとなり、その後、第2モータ60bにかかるトルク値が時点t22においてTsとなり、その後、第3モータ60cにかかるトルク値が時点t32においてTsとなっている。この場合、チューニング処理部212は、第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値が全てTsとなった時点t32を、上側保持部20および下側保持部30に保持された基板同士が接触した時点として検出する。また、チューニング処理部212は、規制部50の上昇開始の時点から時点t32までの時間と、第1〜第3モータ60a〜60cによる規制部50の上昇速度から規制部50の上昇量を算出し、算出した上昇量をプロセス情報221(図5参照)に反映させる。
これにより、実際の接合処理において、プロセス実行部211がプロセス情報221に従って第1〜第3モータ60a〜60cを制御することで、規制部50が可動部14から完全に離れて、第2基板W2が第1基板W1に完全に接触する位置まで規制部50を確実に上昇させることができる。
このように、本実施形態に係る接合装置6によれば、第1基板W1と第2基板W2との接触タイミングを容易に把握することが可能である。
なお、チューニング処理部212は、第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値が全てTsとなった時点t32よりも所定時間だけ遅い時点までの時間に基づいて規制部50の上昇量を算出してもよい。このようにすることで、規制部50を可動部14からより確実に離すことができるため、仮に加圧処理において可動部14がわずかに上方へ変位したとしても、可動部14と規制部50とが離隔した状態を維持しやすくなる。
また、チューニング処理部212は、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値がTsに達する時点t12,t22,t32が第1〜第3モータ60a〜60c間で揃うように第1〜第3モータ60a〜60cによる規制部50の上昇速度を第1〜第3モータ60a〜60cごとに決定する処理を行う。
たとえば、チューニング処理部212は、第1モータ60aおよび第2モータ60bのトルク値が時点t32においてTsに達するように、第1モータ60aおよび第2モータ60bによる規制部50の上昇速度を決定する。あるいは、チューニング処理部212は、第2モータ60bおよび第3モータ60cのトルク値が時点t12においてTsに達するように、第2モータ60bおよび第3モータ60cによる規制部50の上昇速度を決定する。そして、チューニング処理部212は、第1〜第3モータ60a〜60cごとに決定した規制部50の上昇速度をプロセス実行部211に反映させる。
これにより、実際の接合処理において、プロセス実行部211がプロセス情報221に従って第1〜第3モータ60a〜60cを制御することで、第2基板W2が第1基板W1に接触した当初における片当たり(図8Dの上図参照)が抑制される。
このように、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値がTsに達する時点t12,t22,t32を揃えることにより、言い換えれば、時点t12,t22,t32の時間差G(図10参照)を少なくすることにより、第1基板W1に対して第2基板W2をより平行に近い状態で接触させることができるため、第1基板W1と第2基板W2との接触当初の片当たりを抑制することができる。
なお、ここでは、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値がTsに達する時点t12,t22,t32を揃えることとしたが、チューニング処理部212は、第1〜第3モータ60a〜60cにかかるトルク値が変化し始める時点t11,t21,t31を揃えるようにしてもよい。また、チューニング処理部212は、トルク値が変化し始める時点t11,t21,t31およびトルク値がTsに達する時点t12,t22,t32の両方を揃えるようにしてもよい。かかる場合、チューニング処理部212は、トルク値が変化し始める時点が揃うように第1〜第3モータ60a〜60cの第1上昇速度を決定するとともに、トルク値がTsに達する時点が揃うように第1〜第3モータ60a〜60cの第2上昇速度を決定する。なお、第1上昇速度は、規制部50の上昇開始の時点から第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値が変化し始める時点までの期間において適用される上昇速度であり、第2上昇速度は、第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値が変化し始める時点から第1〜第3モータ60a〜60cのトルク値がTsに達するまでの時点までの期間において適用される上昇速度である。
上述してきたように、実施形態に係る接合装置6は、チャンバ10と、上側保持部20と、下側保持部30と、減圧装置40と、規制部50と、第1〜第3モータ60a〜60c(複数の駆動部の一例)と、加圧部70とを備える。チャンバ10は、内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部14を下部に有する。上側保持部20は、チャンバ10の内部において可動部14以外の部位に設けられ、第1基板W1を上方から吸着保持する。下側保持部30は、チャンバ10の内部において可動部14に設けられ、第2基板W2を下方から吸着保持する。減圧装置40は、チャンバ10の内部を減圧する。規制部50は、チャンバ10の外部において可動部14に対して接離可能に設けられ、可動部14に上方から当接して可動部14の上方への変位を規制する。第1〜第3モータ60a〜60cは、規制部50を昇降させる。加圧部70は、チャンバ10の外部において可動部14に対して接離可能に設けられ、可動部14に下方から当接して可動部14に上方向きの力を加えることにより第2基板W2を第1基板W1に押圧する。
これにより、規制部50を用いて可動部14の上昇を規制しつつ、チャンバ10の内部と外部の圧力差を利用して可動部14を上昇させることができ、かつ、第2基板W2を第1基板W1に接触させた後は、規制部50を可動部14から離して可動部14をフリーな状態とすることができる。このため、仮に、第2基板W2が第1基板W1に対して傾いた状態で接触したとしても、可動部14がフリーな状態であるため、チャンバ10の内部と外部の圧力差によって可動部14が変位して第2基板W2が第1基板W1に対して沿うようになる。これにより、第1基板W1と第2基板W2との片当たりを抑制することができる。
また、第1基板W1と第2基板W2との片当たりが抑制されることで、その後の加圧部70を用いた加圧処理において第1基板W1および第2基板W2に対して圧力が均等に加わるようになるため、接合精度を向上させることができる。また、第1基板W1および第2基板W2に対して圧力が局所的に加わることによる第1基板W1または第2基板W2の割れや接合装置6が備える上側保持部20や下側保持部30等の構造物の破損を防止することができる。さらに、規制部50を可動部14から離した状態で加圧部70を用いた加圧処理を行うことができるため、たとえば、加圧部70による加圧に伴って可動部14が上昇した場合に、トルクを一定に保ちながら可動部14の変位に追従させるといった複雑な動作を第1〜第3モータ60a〜60cにさせずに済む。
また、可動部14は、筒形状を有するベローズ41(伸縮部材の一例)と、ベローズ41の下端部に設けられ、下側保持部30を支持する支持部材42とを備え、支持部材42は、ベローズ41よりもベローズ41の径方向外方に延在し、規制部50と当接する延在部421を有する。
減圧装置40によってチャンバ10の内部が減圧されると、チャンバ10の内部と外部の圧力差によって支持部材42に上向きの力が加わり、この力によってベローズ41が縮むことにより、支持部材42を上昇させることができる。また、支持部材42に延在部421を設けることで、かかる延在部421に対して規制部50を上方から当接させることができる。
また、規制部50は、支持部材42の下方に配置され、第1〜第3モータ60a〜60cに接続されるベース部材51と、延在部421の上方に配置され、第1〜第3モータ60a〜60cによってベース部材51と一体的に昇降する当接部材52とを備える。
支持部材42の延在部421に対して当接部材52を上方から当接させることにより、支持部材42の上方への変位を規制することができる。また、支持部材42に対してベース部材51を下方から当接させて第1〜第3モータ60a〜60cを用いて支持部材42を押圧することにより、加圧部70による加圧処理に先立って第2基板W2を第1基板W1に押圧しておくことができるため、加圧処理中における第1基板W1および第2基板W2の位置ずれを防止することができる。
また、延在部421および規制部50の一方は、延在部421および規制部50の他方と点接触する上側接触部422および下側接触部423(接触部の一例)を有する。これにより、延在部421と規制部50との接触不良を防止することができる。
また、実施形態に係る接合装置6は、第1〜第3ロードセル80a〜80c(複数の検出部の一例)と、制御部201とを備える。第1〜第3ロードセル80a〜80cは、第1〜第3モータ60a〜60cに対応して設けられ、第1〜第3モータ60a〜60cの負荷をそれぞれ検出する。制御部201は、第1〜第3ロードセル80a〜80cの検出結果に基づき、可動部14に当接した状態の規制部50を上昇させる場合における第1〜第3モータ60a〜60cの動作を制御する。
第2基板W2が第1基板W1に接触した後、規制部50が可動部14から離れると、第1〜第3モータ60a〜60cにかかる負荷は0近傍となる。このため、第1〜第3モータ60a〜60cにかかる負荷が全てのモータにおいて0近傍となったことを第1〜第3ロードセル80a〜80cを用いて検出することにより、第1基板W1と第2基板W2との接触タイミングを容易に把握することができる。したがって、たとえば、第1基板W1と第2基板W2とが確実に接触する位置まで規制部50を上昇させるように第1〜第3モータ60a〜60cを制御することが容易となる。
また、制御部201は、第1〜第3モータ60a〜60cを動作させることによって可動部14に当接した状態の規制部50の上昇を開始させた後、第1〜第3モータ60a〜60cのうち、対応するロードセル80a〜80cによって負荷が閾値に達したことが検出されたものから順に動作を停止する。これにより、第1〜第3モータ60a〜60cの各々を適切なタイミングで停止させることができる。
また、制御部201Aは、第1〜第3ロードセル80a〜80cの検出結果に基づき、可動部14に当接した状態の規制部50を上昇させる場合における第1〜第3モータ60a〜60cの動作の制御内容を第1〜第3モータ60a〜60cごとに決定するチューニング処理を行い、チューニング処理において決定した制御内容に従って、可動部14に当接した状態の規制部50を上昇させる場合における第1〜第3モータ60a〜60cの動作を制御する。
このように、予めチューニング処理を行っておくことで、実際の接合処理において第1〜第3ロードセル80a〜80cの検出結果を監視することなく、第1基板W1と第2基板W2とが確実に接触する位置まで規制部50を上昇させるように第1〜第3モータ60a〜60cを制御することができる。
また、制御部201Aは、チューニング処理において、第1〜第3モータ60a〜60cにかかる負荷がTs(閾値の一例)に達する時点が第1〜第3モータ60a〜60c間で揃うように第1〜第3モータ60a〜60cによる規制部50の上昇速度を第1〜第3モータ60a〜60cごとに決定する。
これにより、第1基板W1に対して第2基板W2をより平行に近い状態で接触させることができるため、第1基板W1と第2基板W2との接触当初の片当たりを抑制することができる。
なお、上述してきた実施形態では、接合装置6が第1〜第3モータ60a〜60cを備える場合の例について説明したが、モータの数は、少なくとも2個以上であればよく、必ずしも3個であることを要しない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
W1 第1基板
W2 第2基板
T 重合基板
5 熱処理装置
6 接合装置
10 チャンバ
20 上側保持部
30 下側保持部
40 減圧装置
50 規制部
60a〜60c 第1〜第3モータ
70 加圧部
80a〜80c 第1〜第3ロードセル
100 接合システム

Claims (10)

  1. 内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部を下部に有するチャンバと、
    前記チャンバの内部において前記可動部以外の部位に設けられ、第1基板を上方から吸着保持する上側保持部と、
    前記チャンバの内部において前記可動部に設けられ、第2基板を下方から吸着保持する下側保持部と、
    前記チャンバの内部を減圧する減圧装置と、
    前記チャンバの外部において前記可動部に対して接離可能に設けられ、前記可動部に上方から当接して前記可動部の上方への変位を規制する規制部と、
    前記規制部を昇降させる複数の駆動部と、
    前記チャンバの外部において前記可動部に対して接離可能に設けられ、前記可動部に下方から当接して前記可動部に上方向きの力を加えることにより前記第2基板を前記第1基板に押圧する加圧部と
    を備えることを特徴とする接合装置。
  2. 前記可動部は、
    筒形状を有する伸縮部材と、
    前記伸縮部材の下端部に設けられ、前記下側保持部を支持する支持部材と
    を備え、
    前記支持部材は、
    前記伸縮部材よりも該伸縮部材の径方向外方に延在し、前記規制部と当接する延在部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の接合装置。
  3. 前記規制部は、
    前記支持部材の下方に配置され、前記複数の駆動部に接続されるベース部材と、
    前記延在部の上方に配置され、前記複数の駆動部によって前記ベース部材と一体的に昇降する当接部材と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の接合装置。
  4. 前記延在部および前記規制部の一方は、
    前記延在部および前記規制部の他方と点接触する接触部を有すること
    を特徴とする請求項2または3に記載の接合装置。
  5. 前記複数の駆動部に対応して設けられ、前記複数の駆動部の負荷をそれぞれ検出する複数の検出部と、
    前記複数の検出部の検出結果に基づき、前記可動部に当接した状態の前記規制部を上昇させる場合における前記複数の駆動部の動作を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接合装置。
  6. 前記制御部は、
    前記複数の駆動部を動作させることによって前記規制部の上昇を開始させた後、前記複数の駆動部のうち、対応する前記検出部によって負荷が閾値に達したことが検出されたものから順に動作を停止すること
    を特徴とする請求項5に記載の接合装置。
  7. 前記制御部は、
    前記複数の検出部の検出結果に基づき、前記可動部に当接した状態の前記規制部を上昇させる場合における前記複数の駆動部の動作の制御内容を前記複数の駆動部ごとに決定するチューニング処理を行い、前記チューニング処理において決定した制御内容に従って、前記可動部に当接した状態の前記規制部を上昇させる場合における前記複数の駆動部の動作を制御すること
    を特徴とする請求項5に記載の接合装置。
  8. 前記制御部は、
    前記チューニング処理において、前記駆動部にかかる負荷が閾値に達する時点が前記複数の駆動部間で揃うように前記複数の駆動部による前記規制部の上昇速度を前記複数の駆動部ごとに決定すること
    を特徴とする請求項7に記載の接合装置。
  9. 第1基板および第2基板が載置される搬入出ステーションと、
    前記搬入出ステーションに載置された前記第1基板および前記第2基板を搬送する基板搬送装置と、
    前記基板搬送装置によって搬送された前記第1基板および前記第2基板を接合する接合装置と
    を備え、
    前記接合装置は、
    内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部を下部に有するチャンバと、
    前記チャンバの内部において前記可動部以外の部位に設けられ、前記第1基板を上方から吸着保持する上側保持部と、
    前記チャンバの内部において前記可動部に設けられ、前記第2基板を下方から吸着保持する下側保持部と、
    前記チャンバの内部を減圧する減圧装置と、
    前記チャンバの外部において前記可動部に対して接離可能に設けられ、前記可動部に上方から当接して前記可動部の上方への変位を規制する規制部と、
    前記規制部を昇降させる複数の駆動部と、
    前記チャンバの外部において前記可動部に対して接離可能に設けられ、前記可動部に下方から当接して前記可動部に上方向きの力を加えることにより前記第2基板を前記第1基板に押圧する加圧部と
    を備えることを特徴とする接合システム。
  10. 内部の圧力変化に伴って上方または下方へ変位する可動部を下部に有するチャンバの内部において前記可動部以外の部位に設けられ、第1基板を上方から吸着保持する上側保持部を用いて、前記第1基板を保持する第1保持工程と、
    前記チャンバの内部において前記可動部に設けられ、第2基板を下方から吸着保持する下側保持部を用いて、前記第2基板を保持する第2保持工程と、
    前記第1保持工程および前記第2保持工程後、前記チャンバの内部を減圧する減圧工程と、
    前記減圧工程後、前記チャンバの内部と外部の圧力差に伴う前記可動部の上方への変位を規制しながら前記可動部を上昇させて前記第2基板を前記第1基板に接触させる接触工程と、
    前記接触工程後、前記第2基板を前記第1基板に押圧する加圧工程と
    を含むことを特徴とする接合方法。
JP2016091023A 2016-04-28 2016-04-28 接合装置、接合システムおよび接合方法 Active JP6628681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016091023A JP6628681B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 接合装置、接合システムおよび接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016091023A JP6628681B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 接合装置、接合システムおよび接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017199861A true JP2017199861A (ja) 2017-11-02
JP6628681B2 JP6628681B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=60238258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016091023A Active JP6628681B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 接合装置、接合システムおよび接合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6628681B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196605A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Seiko Epson Corp 基板へのテープ貼付装置
JP2010027726A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Nikon Corp 基板接合装置
JP2010034132A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Bondtech Inc 傾斜調整機構およびこの傾斜調整機構の制御方法
JP2012054416A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Nikon Corp 押圧装置、貼り合わせ装置、貼り合わせ方法、及び、積層半導体装置の製造方法
JP2013115124A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Tokyo Electron Ltd 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196605A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Seiko Epson Corp 基板へのテープ貼付装置
JP2010027726A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Nikon Corp 基板接合装置
JP2010034132A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Bondtech Inc 傾斜調整機構およびこの傾斜調整機構の制御方法
JP2012054416A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Nikon Corp 押圧装置、貼り合わせ装置、貼り合わせ方法、及び、積層半導体装置の製造方法
JP2013115124A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Tokyo Electron Ltd 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法
JPWO2020226093A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12
CN113784814A (zh) * 2019-05-08 2021-12-10 东京毅力科创株式会社 接合装置、接合系统以及接合方法
JP7182703B2 (ja) 2019-05-08 2022-12-02 東京エレクトロン株式会社 接合装置、接合システム及び接合方法
CN113784814B (zh) * 2019-05-08 2023-08-15 东京毅力科创株式会社 接合装置、接合系统以及接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6628681B2 (ja) 2020-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110416142B (zh) 接合装置、接合系统以及接合方法
JP6353374B2 (ja) 接合装置、接合システムおよび接合方法
KR20120125361A (ko) 접합 시스템, 접합 방법, 프로그램 및 컴퓨터 기억 매체
TWI493647B (zh) 接合裝置、接合方法、程式及電腦記憶媒體
WO2011074274A1 (ja) 基板ホルダ対、デバイスの製造方法、分離装置、基板の分離方法、基板ホルダおよび基板位置合わせ装置
KR102436811B1 (ko) 접합 장치 및 접합 방법
TWI629706B (zh) 接合裝置、接合系統及接合方法
JP2015015269A (ja) 接合装置、接合システム、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6353373B2 (ja) 接合装置、接合システムおよび接合方法
JP6104700B2 (ja) 接合方法、接合装置および接合システム
JP6412804B2 (ja) 接合方法および接合システム
JP2020065003A (ja) 基板処理装置、及び搬送位置補正方法
JP6628681B2 (ja) 接合装置、接合システムおよび接合方法
WO2016114073A1 (ja) 接合システムおよび接合方法
JP6244188B2 (ja) 接合装置、接合方法および接合システム
WO2013035599A1 (ja) 接合方法、コンピュータ記憶媒体及び接合システム
JP6097229B2 (ja) 接合装置、接合システムおよび接合方法
JP5323730B2 (ja) 接合装置、接合方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP7105956B2 (ja) 接合装置
JP2011129777A (ja) 基板重ね合わせ装置及びデバイスの製造方法
JP2003133399A (ja) ごみ除去システムおよび方法
JP2005209859A (ja) ウェハー搬送処理方法とこれを用いる半導体製造装置
JP2006126490A (ja) 基板製造装置及び基板製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6628681

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250