JP2017199655A - 電気化学セルの、薄いバイポーラプレート - Google Patents

電気化学セルの、薄いバイポーラプレート Download PDF

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Abstract

【課題】より薄く、また、分配流体及び冷却流体が各チャネルを介して適切に流れることを可能にする伝導シートを有するバイポーラプレートの提供。
【解決手段】分配チャネルのそれぞれが反対側の伝導シートの分割リブに面して位置し、分配チャネルが高分配値の結合断面を有して冷却チャネル(Cr)が低冷却値の結合断面を有する増強分配領域と、分配チャネル(Ca、Cc)が高分配値よりも小さな値の結合断面を有して冷却チャネルが低冷却値よりも大きな値の結合断面を有する増強冷却領域との長手方向の交替を形成するために、いろいろな深度の部分を含む当該分配チャネルが配置される、バイポーラプレート。
【選択図】図2

Description

本発明の分野は、電気化学セルのスタックを含む、燃料電池及び電解槽のような電気化学反応器の分野であり、特に、隣接する電気化学セルの電極の間に位置する、伝導シート(conductive sheet)タイプのバイポーラプレートに関する。
燃料電池又は電解槽のような電気化学反応器は、従来、電気化学セルのスタックを含み、電気化学セルのそれぞれは、電解質により互いから電気的に分離される、アノード及びカソードを含み、セルに連続的に供給される2つの反応物質の間での電気化学反応がセル内で起こる。
燃料電池の場合には、一般的な方法では、燃料(例えば、水素)はアノードと接触するように、酸化剤(例えば、酸素)はカソードと接触するようにされる。電気化学反応は、2つの半反応、酸化反応及び還元反応に細分され、それらはそれぞれアノード/電解質界面及びカソード/電解質界面で起こる。電気化学反応が起こるためには、2つの電極の間にイオン伝導体、すなわち、例えば高分子膜に含まれる電解質と、外部電気回路により形成される電子伝導体との存在が必要である。このように、セルのスタックは、電気化学反応の場所であって、反応物質がそこへ供給されなければならず、反応中に生成された熱がそこから除去されなければならないのと同様に、生成物質及びどのような非反応種もそこから除去されなければならない。
電気化学セルは、従来、セルの電気的相互接続を確保するバイポーラプレートにより、互いから分離される。バイポーラプレートは、普通、燃料を分配するための回路が上に形成されたアノード面と、アノード面の反対側の、酸化剤を分配するための回路が上に形成されたカソード面とを含む。各分配回路は、チャネルのネットワークの形状をとり、チャネルは、対応する電極に反応種を均一にもたらすために、バイポーラプレートのXY平面において、例えば、平行に配置されるか、うねり(undulation)を有するか、横方向にずらされる。バイポーラプレートは、更に、熱移送流体が流れて、反応中にセル中で局所的に生成された熱が除去されることを可能にする、内部ダクトのネットワークから形成された冷却回路を含んでも良い。
図1は、隣接する膜電極接合体2がバイポーラプレート1により互いから分離される、隣接する電気化学セルの断面の部分概略図である。バイポーラプレート1は、ここでは、電気化学セルの積層の方向に互いに接合される、2枚の電気伝導シート10、20から形成される。それらは、シートの外面11、21上の分配回路のチャネルCa、Ccと、シートの内面12、22の間の冷却回路のチャネルCrとを共に形成する、レリーフ(relief)又はエンボス(embossment)を特徴とする。伝導シート10、20は金属でできていても良く、レリーフはプレス加工(stamping)により形成されても良い。
1つの伝導シートの各分配チャネルCa1、Ca2が、反対側の伝導シートの分配チャネルCc1、Cc2と、それらの各チャネルの背壁(back wall)14−1、14−2、24−1、24−2において接触するように、第1伝導シート10の分配チャネルCa1、Ca2は、反対側の第2伝導シート20の分配チャネルCc1、Cc2上に重ね合わされる。その上、冷却チャネルCrは、バイポーラプレート1のXY平面に平行な平面において、分配チャネルCa、Ccに隣接する。特に、分配チャネルCa1、Cc1、Ca2、Cc2の側壁13‐1、23‐1、13‐2、23‐2により、及び、まったく同一の伝導シートの分配チャネルを互いから分離するリブ(rib)Na2、Nc2により、冷却チャネルCr2は、横方向に画定される。
それにもかかわらず、より薄く、また、分配流体及び冷却流体が各チャネルを介して適切に流れることを可能にする伝導シートを有するバイポーラプレートへの要求がある。
本発明の1つの目的は、薄く、分配流体及び冷却流体が適切に流れることを可能にする伝導シートを有する、電気化学セルのバイポーラプレートを提供することにある。この目的のために、本発明の主題は、隣接する電気化学セルの2つの電極の間に位置することが予定され、それぞれ内面及び外面を有して内面により互いに接合される第1伝導シート及び第2伝導シートを含むバイポーラプレートであって、各伝導シートは、外面上に、反応性ガスを分配することが予定される分配チャネルを少なくとも部分的に画定するレリーフを含み、まったく同一の伝導シートの分配チャネルは、当該電極の1つと接触することが予定される分割リブにより対で分離され、また、各伝導シートは、内面上に、熱移送流体の流れを可能にすることが予定される冷却チャネルを少なくとも部分的に画定するレリーフを含む。
本発明によれば、当該分配チャネルのそれぞれは、反対側の伝導シートの分割リブに面して位置し、当該分配チャネルは、いろいろな深度の部分を含み、いろいろな深度の部分は、増強分配領域と呼ばれる第1領域と、増強冷却領域と呼ばれる第2領域との長手方向の交替を形成するために配置され、第1領域では、分配チャネルが高分配値と呼ばれる第1値の結合断面を有し、冷却チャネルが低冷却値と呼ばれる第1値の結合断面を有し、第2領域では、分配チャネルが高分配値よりも小さい値の結合断面を有し、冷却チャネルが低冷却値よりも大きい値の結合断面を有する。
このバイポーラプレートのある好ましい、しかし、何も限定しない側面は、次の通りである。
いくつかの分配チャネルは、増強分配領域において、名目深度(nominal depth)と呼ばれる深度の部分を有し、増強冷却領域において、削減深度(decreased depth)と呼ばる、名目深度よりも小さな深度の部分を有しても良い。
各分配チャネルは、隣接する分割リブに接続された背壁を含んでも良く、名目深度の部分は、それらの背壁を介して反対側の分割リブと機械的に接触する。
増強分配領域において、いくつかの分配チャネルは、名目深度と呼ばれる深度の部分を有しても良く、他の分配チャネルは、名目深度よりも小さい、削減深度と呼ばれる深度の部分を有しても良い。
増強分配領域において、少なくとも1つの冷却チャネルは、分配チャネルの削減深度の部分の背壁と、反対側の分割リブとの間に延在しても良い。
増強分配領域において、当該冷却チャネルは、同一の伝導シートの分配チャネルの名目深度の2つの部分により横方向に画定されても良い。
分配チャネルは、第1増強分配領域において削減深度の部分を有し、第1領域に続く第2増強分配領域において名目深度の部分を有しても良い。
冷却チャネルは、増強分配領域において、バイポーラプレートの平面で、第1値の横方向の大きさを有し、増強冷却領域において、当該第1値よりも大きな値の横方向の大きさを有しても良い。
少なくとも1つの増強冷却領域において、全ての冷却チャネルの間に流体の連絡があっても良い。
電気化学セルのカソードと接触することが予定される、伝導シートの分配チャネルは、増強分配領域の名目深度の部分を有しても良い。
本発明は、更に、前述の特徴のいずれか1つに従うバイポーラプレートと、膜電極接合体とを含む電気化学セルに関し、膜電極接合体の当該電極の1つは、バイポーラプレートの第1伝導シート又は第2伝導シートと接触する。
本発明の他の側面、目的、利点、特徴は、添付された図面を参照して、何も限定しない例として記載が提供された好ましい実施の形態の以下の詳細な記載を読むことにより、よりはっきりと明らかになるであろう。
隣接する膜電極接合体2がバイポーラプレート1により互いから分離される、隣接する電気化学セルの断面の部分概略図である。 一実施の形態に係る、隣接する2つの膜電極接合体の間に位置するバイポーラプレートを概略的に示す断面図であり、図2(a)、(c)は互いに異なる、連続する2つの増強分配領域を示し、図2(b)は増強冷却領域を示す。 図2(a)〜(c)に示されたバイポーラプレートの一部分の分解斜視図である。 図3に示されたバイポーラプレート部分の断面図であって、増強分配領域と増強冷却領域との長手方向の交替を示す。 他の実施の形態に係る、隣接する2つの膜電極接合体の間に位置するバイポーラプレートを概略的に示す断面図である。
図面及び以下の記載において、同じ参照番号は、同一又は同様の要素を示す。その上、図面の明瞭性を増強するために、いろいろな要素は縮尺通りに示されない。その上、いろいろな実施の形態及び変形例は、相互に排他的ではなく、互いに結合されることができる。
カソードに酸素が供給され、アノードに水素が供給される燃料電池、特に、プロトン交換膜(PEM:proton exchange membrane)燃料電池を参照して、いろいろな実施の形態及び変形例が記載される。しかしながら、本発明は、どのようなタイプの燃料電池、特に低温、すなわち、200℃未満の温度で動作する燃料電池にも、電気化学電解槽にも適用できる。
図2(a)〜(c)は、一実施の形態に係る電気化学セルの例示的なバイポーラプレート1の断面における部分概略図である。ここでは、電気化学セルは燃料電池のセルのスタックに属する。各電気化学セルは、ここでは、高分子膜を有する電解質5により互いから分離されたアノード3及びカソード4から形成される膜電極接合体2を含む。電気化学セルの膜電極接合体2は、電極に反応種をもたらし、電気化学反応中に生成された熱を除去することができるバイポーラプレート1の間に配置される。
XYZ直接直交座標系がここでは定義され、明細書の残りの部分で参照され、そこでは、Z軸は電気化学セルの積層の軸に沿って、そして、バイポーラプレートの厚さに沿って向き、X軸及びY軸は、バイポーラプレートの平面に平行な平面を定義する。
それ自体は知られた方法で、各電極3、4は、バイポーラプレート1と接触して配置されるガス拡散層(GDL)と、膜5と当該拡散層との間に位置する活性層とを含む。活性層は電気化学反応の場所である。それらは、アノード及びカソードと当該膜との各界面で酸化及び還元反応が起こることを可能にする材料を含む。拡散層は、バイポーラプレート1の分配回路から活性層までの反応種の拡散と、電気化学反応により生成された生成物質の同じ分配回路までの拡散とを可能にする多孔性材料からできている。
各バイポーラプレート1は、互いに結合され、接合された2つの伝導シート10、20からできており、これらの伝導プレートは、各電気化学セルの電極3、4上に反応性ガスを分配するための回路と、伝導シート10、20の間に位置する冷却回路とを形成するために、プレス加工される。このように、アノード伝導シートと呼ばれる第1伝導シート10は、電気化学セルの膜電極接合体2のアノード3と接触することが予定され、カソード伝導シートと呼ばれる第2伝導シート20は、隣接する電気化学セルの膜電極接合体2のカソード4と接触することが予定される。
更に、図1に示されるように、各伝導シート10、20は、外面11、21と、反対側の内面12、22とを含み、伝導シート10、20は、内面12、22により互いに接合される。外面11、21は、電気化学セルのアノード3と接触することが予定されるときにはアノード外面と呼ばれ、隣接する電気化学セルのカソード4と接触することが予定されるときにはカソード外面と呼ばれる。伝導シート10、20のアノード面は、反応性ガス、例えば、水素を分配するための回路を含み、他の伝導シートのカソード面は、反応性ガス、例えば、空気又は酸素を分配するための回路を含む。
伝導シート10、20は、電気伝導材料、例えば、金属又は混合物、例えば、黒鉛充填混合物でできた、薄膜又は薄い素板(elementary plate)の形状をとる。厚さは、金属シートの場合で、約数十ミクロンから約数百ミクロンで、例えば、約50〜約200μmである。
各伝導シートは、例えばプレス加工又は圧力下での形成(forming in a press)により得られたレリーフ又はエンボスを含み、1つの面上のその形状は、反対側の面上の形状と相補的である。これらのレリーフは、外面11、21上に、反応性ガスを分配するための回路を形成し、内面12、22上に、熱移送流体が流れることが予定されるチャネルを含む冷却回路を形成する。
更に、図1に示されるように、各分配チャネルCa1、Cc1は、バイポーラプレート1の厚さのZ軸に実質的に沿って延在する側壁13‐1、23‐1により画定され、各チャネルの側壁13‐1、23‐1は背壁14‐1、24‐1により互いに接続される。各分配チャネル、例えば、チャネルCa2は、分割リブNa2、Na3と呼ばれる壁により、同じ分配回路の隣接するチャネルCa1、Ca3から分離される。分割リブNa2、Na3は、隣接する2つの分配チャネルの隣接する側壁を接続し、対応する電極3と接触することが予定される。このように、アノード分配チャネル及びカソード分配チャネルは、それぞれのアノード分割リブ及びカソード分割リブにより対で分離される。分割リブは壁であって、その表面は好ましくは実質的に平坦であって良い。
分配チャネルの局所深度を、チャネルの背壁と、隣接する分割リブを通る平面との間のZ軸に沿った大きさとして定義することが可能である。分割リブの局所幅を、断面での当該リブの大きさとして定義することも可能である。その上、用語「隣接する」又は「横方向に隣接する」は、所定のチャネルの長手方向軸に対して横方向の軸に沿って並べられることを意味すると理解される。
本発明によれば、各分配チャネルは反対側の伝導シートの分割リブに面して位置する。用語「面して位置する(located facing)」は、当該チャネルがバイポーラプレートの厚さに対応するZ軸に沿った分割リブに一致する、すなわち、垂直に位置することを意味すると理解される。特に、伝導シートの分配チャネルの背壁は、Z軸に沿った反対側の分割リブと一致し、反対側の伝導シートの分配チャネルの背壁と一致しないで位置する。その上、用語「分配チャネル」は、まったく同一の分配ネットワークの分配チャネルのいくつか又は全てを意味すると理解される。最後に、各分配チャネルは、その長さのいくつか又は全てにわたって、分割リブに面して位置する。
このように、2つの伝導シートの分配チャネルのこの配置のおかげで、上述した先行技術の例とは違って、1つの分配チャネルの深度は、反対側の伝導シートの分配チャネルの深度に限定されない。それゆえ、分配チャネルの深度は、背壁が有利には反対側の分割リブと接触する場合の名目値と、名目値よりも小さく、削減値と呼ばれる値との間で、長手方向軸に沿って変化しても良い。他で記載されたように、各分配チャネルは、名目深度の部分と、削減深度の部分とを含んでも良い。用語「名目深度」は、流体の最適な流れを可能にする流れ断面を確保する深度を意味すると理解される。
この配置では、バイポーラプレートの厚さは、上述された先行技術の例に係るバイポーラプレートの厚さに対して実質的に削減される。特に、バイポーラプレートの厚さは、ここでは、伝導シートの厚さのおかげで、分配チェネルの名目深度に実質的に対応し、図1の例でのバイポーラプレートの厚さは、互いの上に重ね合わされたアノードチャネル及びカソードチャネルの名目深度の合計に対応する。
その上、加えて、反応性ガス及び熱移送流体が適切に流れることを確保するために、分配チャネルはいろいろな深度の部分を含み、これらの部分は、増強分配領域と呼ばれる第1領域と、増強冷却領域と呼ばれる第2領域との長手方向の交替を形成するために配置され、第1領域では、分配チャネルCa、Ccは、高分配値と呼ばれる第1値の結合断面を有し、冷却チャネルCrは、低冷却値と呼ばれる第1値の結合断面を有し、第2領域では、分配チャネルは、高分配値よりも小さな、低分配値と呼ばれる値の結合断面を有し、冷却チャネルは、低冷却値よりも大きな高冷却値と呼ばれる値の結合断面を有する。
用語「結合断面」又は「結合流れ断面(combined flow cross section)」は、チャネルの長手方向軸に対して横方向の平面での、問題のチャネルを介した流体の通過の断面の合計を意味すると理解される。これは、反応性ガス又は熱移送流体に関連する結合流れ断面であっても良い。高分配値は好ましくは低冷却値よりも大きく、低分配値は好ましくは高冷却値よりも小さい。
その上、用語「交替する」は、いろいろな領域が、チャネルの長手方向軸に沿って、周期的に又は非周期的に、交互に順番に繰り返して来ることを意味すると理解される。
このように、反応性ガスの分配が増強される領域と、熱移送流体の流れによる冷却が増強される領域とは、チャネルの長手方向軸に沿って交替する。特に、増強分配領域での分配チャネルの結合流れ断面の値は、増強冷却領域での値よりも大きく、それは、増強分配領域での分配チャネルの局所的圧力損失(local head loss)の減少という結果になって、反応性ガスの局所的な流れを改善する。その上、増強冷却領域での冷却チャネルの流れ断面の値は、増強分配領域での値よりも大きく、それは、増強冷却領域での冷却チャネルの局所的圧力損失の減少という結果になって、熱移送流体の局所的な流れを改善する。
図2(a)は、増強分配領域と呼ばれる第1領域でのバイポーラプレート1の断面を示す。この例では、カソード分配チャネルCc1、Cc2、Cc3は名目深度と呼ばれる深度の部分Dc1、Dc2、DC3を有する。カソードチャネルの名目深度では、カソードチャネルCc1、Cc2、Cc3の背壁が、対応するアノードリブNa2、Na3、Na4と機械的に接触する。隣接する2つのカソードチャネル、すなわち、直接隣接し、分割リブにより分離されるチャネルの深度が名目であるように、ここでは、各カソードチャネルの深度は名目である。変形例として、カソードチャネルの深度は、全て同じ値である必要はない。
アノード分配チャネルのいくつか、ここでは、アノードチャネルCa1、Ca3は名目深度の部分を有し、他のアノード分配チャネル、ここでは、チャネルCa2、Ca4は名目深度よりも小さい、削減深度と呼ばれる深度の部分を有する。この例では、アノードチャネルの名目深度の部分Da1、Da3では、チャネルCa1、Ca3の背壁が、対応するカソードリブNc1、Nc3と機械的に接触する。チャネルCa2、Ca4の削減深度の部分Sa2、Sa4では、対応する背壁は面するカソードリブNc2、Nc4と接触せず、それにもかかわらず、反応性ガスが流れることを可能にする。
冷却チャネルは、まったく同一の伝導シートの2つの名目深度の分配チャネルの間に位置し、反対側の伝導シートの削減深度の分配チャネル上に重ね合わされる。このように、冷却チャネルCr1は、アノードチャネルCa2の部分Sa2上に重ね合わされ、カソードチャネルCc1、Cc2の部分Dc1、Dc2により横方向に画定される。それゆえ、それは、アノードチャネルCa2の背壁及び反対側のカソードリブNc2によりZ軸に沿って画定され、カソードチャネルCc1、Cc2の側壁によりY軸に沿って画定される。
この配置は、カソード及びアノード分配チャネルの結合流れ断面の値が第1高分配値である範囲において、増強分配配置と呼ばれる。特に、多数の分配チャネル、ここではすなわち、カソードチャネルCc1、Cc2、Cc3及びアノードチャネルCa1、Ca3は、名目深度である。このように、名目深度の分配チャネルは、低い局所的圧力損失を示し、反応性ガスが適切に流れることを確保するのを助ける。
この配置は、更に、名目深度のチャネルの側壁が反対側のリブと接触する範囲において、機械的締め付け力が隣接セルの膜電極接合体セルの膜電極接合体に直接伝達されることを可能にする、バイポーラプレートの局所的機械的補強という結果になる。一定の締め付け力を用いることで、このように、XY平面では、2つよりはむしろ4つの側壁が、締め付け力を局所的に伝達するので、図1の配置と比べて、伝導シートが被る機械的ストレスの減少がある。その上、機械的な力が伝導シートの背壁から反対側の伝導シートの分割リブにまで直接伝達される範囲において、機械的な力の伝達は改善される。そして、同等の機械的なストレスを維持したまま、伝導シートの厚さを例えば75μmから50μmにまで削減することが可能であり、バイポーラプレートの全体の厚さの削減、及び、電気化学セルのスタックのコンパクト性の増加という結果になる。
図2(b)は、増強冷却領域と呼ばれる第2領域における、バイポーラプレート1の断面を示す。この第2領域は、分配及び冷却チャネルの長手方向軸に沿って、第1増強分配領域から、当該領域が長手方向に交代する範囲にまで続く。
ここでは、冷却チャネルの結合流れ断面の値は、図2(a)に示された増強分配領域での値よりも大きい。これを達成するために、各冷却チャネルを画定し、上流の増強分配領域において名目深度を有する分配チャネルは、ここでは、それらの背壁が反対側の分割リブともはや機械的に接触しないような、削減深度の部分を有する。これは、例えば、冷却チャネルCr1に面し、部分Sc1、Sc2を有するカソードチャネルCc1、Cc2に当てはまる。その上、図2(a)に示された上流の増強分配領域において、冷却チャネル上に重ね合わされ、深度が削減された分配チャネルは、ここでは、等しく削減された深度の部分を有する。これは、冷却チャネルCr1に面するアノードチャネルCa2に当てはまる。このように、冷却チャネルCr1の流れ断面の値は、図2(a)に示される上流の増強分配領域での値よりも大きい。このことは、このチャネルを通る熱移送流体の改善された流れという結果になり、動作中に電気化学セルにより生成される熱の除去を改善する。
この例では、分配チャネルが反対側の分割リブと局所的機械的な接触をしないように、そして、冷却チャネルCr1、Cr2の間の流体の連絡が確保されるように、アノード及びカソード分配チャネルは全て削減深度の部分を有する。このことは、カソードチャネルCc2、Cc3及びアノードチャネルCa3の深度がここでは削減されるという事実に基づく。このように、カソードチャネルの削減深度とアノードチャネルの削減深度との合計は、1つはアノードのリブを通り、もう1つはカソードのリブを通る2つの平行平面の間のZ軸に沿った距離として定義されるバイポーラプレートの厚さよりも小さい。それゆえ、冷却チャネルCr1、Cr2は互いに連絡して、熱移送流体の流れの横方向の混合を可能にし、生成された熱の除去の空間的な均一性を改善する。
分配及び冷却チャネルが、反応性ガスの流れと熱移送流体の流れとが順番に増強される連続領域を有するように、第1及び第2領域は長手方向に交替する。第1領域と第2領域との長手方向のこの交替は、バイポーラプレートの厚さが小さくても可能である。
図2(c)は、図2(b)に示された増強冷却領域の下流に位置する、増強分配領域と呼ばれる新しい領域におけるバイポーラプレート1の断面を示す。この断面は、図2(a)に示されるものと同様で、主に、冷却チャネル及びアノード分配チャネルにおいて区別される。
カソード分配チャネルCc1、Cc2、Cc3は再び名目深度の部分Dc1、Dc2、DC3を有し、ここでは、それらの背壁において、反対側のアノード分割リブNa2、Na3、Na4と機械的に接触する。
いくつかのアノード分配チャネルは、名目深度の部分を有し、他のアノード分配チャネルは、名目深度よりも小さい削減深度の部分を有する。特に、前述の増強分配領域(図2(a))において、それぞれ、名目及び削減深度の部分を有したアノードチャネルは、ここでは、それぞれ、削減及び名目深度の部分を有する。このように、チャネルCa1、Ca3はここでは削減深度の部分Sa1、Sa3を有し、チャネルCa2、Ca4はここでは名目深度の部分Da2、Da4を有する。このように、各アノード分配チャネルCaは、長手方向に、1つの増強分配領域から他の増強分配領域へと、名目深度の部分Daと削減深度Saの部分との交替をする。
冷却チャネルはいつも名目深度の2つのカソード部分の間に位置し、削減深度のアノード部分上に重ね合わされる。このように、冷却チャネルCr2は、ここでは、アノードチャネルCa3の部分Sa3上に重ね合わされ、カソードチャネルCc2、Cc3の部分Dc2、Dc3により横方向に画定される。それゆえ、それは、アノードチャネルCa3の背壁及び反対側のカソードリブNc3によりZ軸に沿って画定され、カソードチャネルCc2、Cc3の側壁によりY軸に沿って画定される。
この増強分配配置は、反応性ガスが適切に流れるのを確保することと、機械的補強を増加させることとを助ける。その上、冷却チャネルは、1つの増強分配領域から他の増強分配領域まで同じ分配チャネルに面しないという事実は、反応性ガスの分配の均一性と、動作中に電気化学セルにより生成される熱の除去とを改善することを可能にする。
一般に、各分配チャネルは、それがアノードシート上にあるか、カソードシート上にあるかにかかわらず、削減深度の他の部分の値と異なる又は同じ値であっても良い値の削減深度の部分を有しても良い。例として、削減深度のアノード部分の深度値は、削減深度のカソード部分の値よりも小さくても良い。
図3は、図2(a)〜(c)に示される実施の形態に係るバイポーラプレート1の部分の分解斜視図である。カソードシート20は、Z軸に沿って、アノードシート10上に位置する。その上、横平面A1‐A1、A2‐A2は図2(a)〜(c)に示されるように増強分配領域に位置し、横平面B‐Bは図2(b)に示されるように増強冷却領域に位置する。
カソード伝導シート20は、互いに平行に、ここでは、実質的に直線的に延在する分配チャネルCc1、Cc2、Cc3を含む。各カソードチャネル、例えば、チャネルCc1は、長手方向に、名目深度の部分Dc1と削減深度の部分Sc1とを交替させる。いろいろなカソード分配チャネルCcの名目深度及び削減深度の部分はそれぞれ、ここでは、Y軸に沿って互いに隣接して位置する。このように、平面A1‐A1、A2‐A2において、カソードチャネルCcは名目深度の部分Dcを有し、平面B‐Bにおいて、カソードチャネルCcは削減深度の部分Scを有する。
アノード伝導シート10は、互いに平行に、ここでは、実質的に直線的に延在する分配チャネルCa1、Ca2、Ca3を含む。各アノードチャネル、例えば、チャネルCa1は、長手方向に、名目深度の部分Da1と削減深度の部分Sa1とを交替させる。カソードチャネルとは違って、アノードチャネルCa1の名目深度の少なくとも1つの部分Da1は、隣接するアノードチャネルCa2の削減深度の部分Sa2に対して、Y軸に沿って隣接して位置する。この例では、名目深度の各部分Daは、削減深度の2つの部分Saに対して、Y軸に沿って隣接する。
アノードチャネルCaに関する、名目深度の部分Daと削減深度の部分Saとの長手方向のこの交替は、冷却チャネルCrの横方向のうねり、すなわち、局所的な横方向のずれという結果になる。このように、冷却チャネルCr1、Cr2はそれらの長手方向軸に沿って横方向にうねり、チャネルCr1に関して、アノードチャネルCa1に、次に、アノードチャネルCa2に面し、また、チャネルCr2に関して、アノードチャネルCa3に、次に、アノードチャネルCa4に面するように交替してなる。
その上、横平面B‐Bに位置し、図2に示されるような増強冷却領域において、冷却チャネルCr1、Cr2は互いに連絡し、熱移送流体が混合することを可能にし、熱の除去の均一性を改善する。
伝導シートの各分配チャネルは反対側の伝導シートの分割リブに面し、バイポーラプレートの厚さが実質的に削減されることを可能にする。
この例では、名目深度の部分の背壁は反対側の分割リブと接触し、バイポーラプレートの機械的補強を確保する。
その上、増強分配領域と増強冷却領域との長手方向の交替は、反応性ガス及び熱移送流体の両方の良い流れを維持することを可能にする。
その上、各カソード分配チャネルは増強分配領域に名目深度の部分を有するという事実は、分配される反応性ガスが空気に含まれる酸素であるときに特に有利である。
図4(a)〜(i)は、増強分配領域と増強冷却領域との長手方向の交替を示す、図3に示されるバイポーラプレートの複数の断面図である。
図4(a)は、図2(a)に概略的に示されたもの、及び、図3の断面A1‐A1のものと同じ第1増強分配領域を示す。カソードチャネルはここでは名目深度の部分Dcを有し、アノードの分割リブNaと機械的に接触する。冷却チャネルCr1、Cr2がZ軸に沿ってアノード部分Sa2、Sa4と重ね合わされ、アノード部分Sa2、Sa4と、反対側のカソードリブNc2、Nc4との間に位置するように、アノードチャネルは、名目深度の、ここでは、反対側のカソードリブNc1、Nc3と機械的に接触する部分Da1、Da3と、削減深度の部分Sa2、Sa4とを有する。
図4(b)は、図4(a)の上流の増強分配領域と、図4(c)の下流の増強冷却領域との間の中間領域を示す。冷却チャネルCr1、Cr2を拡げ、伝導シートの間の機械的接触を確保するために、各冷却チャネルを画定するカソードチャネルは、ここでは、削減深度の部分を有し、もはや、反対側の分割リブとは機械的に接触しない。このように、チャネルCr1を画定するカソード部分Sc1、Sc2の深度は削減される。伝導シートの間の機械的接触は、ここでは、名目深度のアノード部分Da1、Da3により確保される。
図4(c)は、図2(b)に概略的に示されたもの、及び、図3の断面B‐Bのものと同じ増強冷却領域を示す。冷却チャネルCr1、Cr2の間に流体の相互連絡があるように、アノード及びカソードチャネルはすべて、削減深度の部分Sa、Scを有する。そして、熱移送流体は混合することを可能とされ、冷却チャネルでの局所的圧力損失は、実質的に削減される。そして、熱移送流体の流れと、生成された熱の除去とが改善される。この例では、全ての冷却チャネルの間に流体の連絡があるように、2つの伝導シート10、20の間の機械的接触はもはや確保されない。
図4(d)は、図4(c)の上流の増強冷却領域と、図4(e)の下流の増強分配領域との間の中間領域を示す。ここでは、伝導シートの間の機械的な接触が確保されるように、カソードチャネルは削減深度の部分Scを有し、上流の増強分配領域(図4(a))では削減深度の部分Saを有していたアノードチャネルは、名目深度の部分Daを有している。そして、冷却チャネルCr1、Cr2は削減深度の部分Sa1、Sa3に面して位置する。
図4(e)は、図2(c)で概略的に示されたもの、及び、図3の断面A2‐A2のものと同じ、第2増強分配領域を示す。カソードチャネルは名目深度の部分Dcを有し、ここでは、反対側のアノードリブNaと接触する。アノード部分Da2、Da4の深度はここでは名目であり、それらは、反対側のカソードリブNc2、Nc4と接触する。冷却チャネルCr1、Cr2がアノード部分Sa1、Sa3の上に重ね合わされるように、アノード部分Sa1、Sa3の深度はここでは削減される。この配置は、反応性ガスの最適な分配を確保する。
図4(g)、(i)は、それぞれ、図4(c)のものと同じ、下流の増強冷却領域、及び、図4(a)のものと同じ、下流の増強分配領域を示す。それらは、図4(b)、(d)を参照して説明されたものと同様の中間領域により分離される。これらのいろいろな領域は、詳細には再び説明されない。
上述した実施の形態のいろいろな変形及び修正は、当業者にとって明らかであろう。
このように、分配チャネルは、バイポーラプレートのXY平面において、長手方向に直線的に延在し、又は、うねり又は横方向のずれを有しても良い。
その上、分配チャネルは、名目深度及び/又は削減深度が、特に、分配チャネルの入力部と出力部との間で相互に異なる、多数の領域を有しても良い。
その上、分配チャネルは、長手方向に延在しても良く、また、図1に示されるようにそれらが相互に配置される、すなわち、アノード分配チャネルがカソード分配チャネル上に重ね合わされる、少なくとも1つの領域を有していても良く、また、上述された本発明の実施の形態のいずれかに従って、それらが相互に配置される、すなわち、各分配チャネルが反対側の伝導シートの分割リブに面して位置し、長手方向の交替を形成するために、いろいろな深度の部分が配置される、少なくとも1つの領域を有していても良い。
名目深度の分配チャネル部分は、有利には、反対側の分割リブと機械的に接触する。代わりに、名目深度の値は、アノードチャネル又はカソードチャネルに関して機械的な接触が確保されないようであっても良い。そして、冷却チャネルは、名目深度のチャネルの背壁と、反対側の分割リブとの間に存在しても良い。
増強分配領域においてアノード分配チャネル上に重ね合わされる冷却チャネルが説明された。変形例として、それらはカソード分配チャネル上に重ね合わされても良い。
増強分配領域において同じ分配回路の分配チャネル上に重ね合わされる冷却チャネル、ここでは、すなわち、あるアノードチャネルが説明された。変形例として、1つ以上の冷却チャネルが、反対側の伝導シートの分配チャネル上に追加的に重ね合わされても良い。
したがって、例として、図5(a)〜(c)は、互いに異なって、増強冷却領域(図5(b))により互いから分離される、連続する2つの増強分配領域(図5(a)、(c))の概略断面図である。図5(a)に示される増強分配領域は、図2(a)を参照して説明されたものと同じであって、再び詳細に説明されない。図5(c)に示される増強分配領域は、図5(a)の領域の下流に位置し、前はアノードチャネルCa2上に重ね合わされてカソードチャネルCc1、Cc2により画定されていた冷却チャネルCr1が、ここでは、カソードチャネルCc1上に重ね合わされ、アノードチャネルCa1、Ca2により画定されている点で主に区別される。このように、チャネルCa1、Ca3のような、あるアノードチャネルは、連続する2つの増強分配領域において、名目深度の部分Da1、Da3を有する。ここでは、アノードチャネルCa2、Ca4だけが、名目深度の部分Da2、Da4と、削減深度の部分Sa2、Sa4との交替をする。
その上、図5(b)に示されるように、増強冷却領域において、冷却チャネルCr1、Cr2の間の流体の連絡がないことが可能である。この例では、名目深度の部分を有して反対側の分割リブと機械的に接触する、少なくとも1つの分配チャネル、ここでは、チャネルCc2、Ca3により、チャネルCr1、Cr2は横方向に分離される。
いろいろな実施の形態及び変形例は、互いに全体的に又は部分的に結合されても良く、アノード分配回路及び/又はカソード分配回路に適用されても良い。

Claims (11)

  1. 隣接する電気化学セルの2つの電極(3、4)の間に位置することが予定され、それぞれ内面(12、22)及び外面(11、21)を有する第1伝導シート及び第2伝導シート(10、20)を含み、伝導シート(10、20)は内面(12、22)により互いに接合され、伝導シート(10、20)はそれぞれ、外面(11、21)上で反応性ガスを分配することが予定される分配チャネル(Ca、Cc)を少なくとも部分的に画定し、内面(12、22)上で熱移送流体の流れを可能にすることが予定される冷却チャネル(Cr)を少なくとも部分的に画定するレリーフを含み、まったく同一の伝導シート(10、20)の分配チャネル(Ca、Cc)は、前記電極(3、4)の1つと接触することが予定される分割リブ(Na、Nc)により対で分離される、バイポーラプレート(1)であって、
    前記分配チャネル(Ca、Cc)のそれぞれは反対側の伝導シート(10、20)の分割リブ(Na、Nc)に面して位置することを特徴とし、
    増強分配領域と呼ばれ、分配チャネル(Ca、Cc)が高分配値と呼ばれる第1値の結合断面を有し、冷却チャネル(Cr)が低冷却値と呼ばれる第1値の結合断面を有する第1領域と、
    増強冷却領域と呼ばれ、分配チャネルが高分配値よりも小さな値の結合断面を有し、冷却チャネル(Cr)が低冷却値よりも大きな値の結合断面を有する第2領域と
    の長手方向の交替を形成するために、いろいろな深度の部分(Sa、Da、Sc、Dc)を含む前記分配チャネル(Ca、Cc)が配置されることを特徴とする
    バイポーラプレート(1)。
  2. 分配チャネル(Ca、Cc)は、増強分配領域において、名目深度と呼ばれる深度の部分(Da、Dc)を有し、増強冷却領域において、名目深度よりも小さな、削減深度と呼ばれる深度の部分(Sa、Sc)を有する
    請求項1記載のバイポーラプレート(1)。
  3. 各分配チャネル(Ca、Cc)は、隣接する分割リブ(Na、Nc)に接続される背壁(14、24)を含み、名目深度の部分(Da、Dc)はそれらの背壁(14、24)を介して反対側の分割リブ(Na、Nc)と機械的に接触する
    請求項2記載のバイポーラプレート(1)。
  4. 増強分配領域において、いくつかの分配チャネル(Ca1、Ca3、Cc)は、名目深度と呼ばれる深度の部分(Da1、Da3、Dc)を有し、他の分配チャネル(Ca2、Ca4)は、名目深度よりも小さな、削減深度と呼ばれる深度の部分(Sa2、Sa4)を有する
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のバイポーラプレート(1)。
  5. 増強分配領域において、少なくとも1つの冷却チャネル(Cr1、Cr2)は、分配チャネル(Ca2、Ca4)の削減深度の部分(Sa2、Sa4)の背壁(14‐2、14‐4)と、反対側の分割リブ(Nc2、Nc4)との間に、延在する
    請求項4記載のバイポーラプレート(1)。
  6. 増強分配領域において、前記冷却チャネル(Cr1)は、同じ伝導シート(20)の分配チャネル(Cc1、Cc2)の名目深度の2つの部分(Dc1、Dc2)により横方向に画定される
    請求項5記載のバイポーラプレート(1)。
  7. 分配チャネル(Ca2、Ca4)は、第1増強分配領域において、削減深度の部分(Sa2、Sa4)を有し、第1領域に続く第2増強分配領域において、名目深度の部分(Da2、Da4)を有する
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のバイポーラプレート(1)。
  8. 冷却チャネル(Cr1、Cr2)は、増強分配領域において、バイポーラプレートの平面での第1値の横方向の大きさを有し、増強冷却領域において、前記第1値よりも大きな値の横方向の大きさを有する
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のバイポーラプレート(1)。
  9. 少なくとも1つの増強冷却領域において、全ての冷却チャネル(Cr1、Cr2)の間に流体の連絡がある
    請求項8記載のバイポーラプレート(1)。
  10. 電気化学セルのカソード(4)と接触することが予定される、伝導シート(20)の分配チャネル(Cc)は、増強分配領域において、名目深度の部分(Dc)を有する
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のバイポーラプレート(1)。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載のバイポーラプレート(1)と、
    前記電極(3、4)の1つが、バイポーラプレート(1)の第1伝導シート(10)又は第2伝導シート(20)と接触する、膜電極接合体(2)と
    を含む電気化学セル。
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