JP2017199594A - 回転コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】中立位置のずれなどによりケーブルに異常な力が加わった場合、ケーブルとリードブロックとの接続を確実に切断できる回転コネクタを提供する。【解決手段】固定側ハウジング2及び回転側ハウジング3は、リードブロック(7、8)から環状空間4内へ導入されるケーブル(5、6)の長手方向が回転側ハウジング3の回転の周方向へ沿うとともに、ケーブル(5、6)の幅方向が回転の中心軸に対して平行となるようにケーブル(5,6)を案内するケーブル案内部25を有する。ケーブル(5,6)は、少なくとも1つの端部において、長手方向が周方向から逸れているとともに、幅方向が回転の中心軸に対して傾いており、当該少なくとも1つの端部における複数の場所でリードブロック(7,8)に接続される。【選択図】図6

Description

本発明は、車両のステアリング装置などにおいて固定側の電気装置と回転側の電気装置との間の電気信号を伝送するための回転コネクタに関するものである。
従来より、車両のステアリング・ホイール側に備えられた電気装置と車体側の装置とを電気的に接続するための回転コネクタが知られている。回転コネクタは、ステアリング・ホイールに装着されたエアーバッグやホーン回路、各種の操作スイッチ等を車体側と電気的に接続する手段として使用される。
一般に、回転コネクタの内部には、車両に固定される固定側ハウジングと、ステアリングシャフト側に組み付けられる回転側ハウジングとによる環状の空間が形成されており、その内部にフラットケーブルが収容される。フラットケーブルは、一方の端部が固定側ハウジングのリードブロックに取り付けられ、他方の端部が回転側ハウジングのリードブロックに取り付けられる。リードブロックの端子とフラットケーブルの導体線は、スポット溶接や超音波溶接などにより接続される。
回転コネクタは、通常の使用状態における中立位置からの可動範囲が決められている。中立位置からずれた状態で車両に取り付けられた場合、決められた可動範囲を超えて回転コネクタが回転し、内部のフラットケーブルに異常な張力が作用する。出荷時の検査でこのような異常な張力が作用しても、断線が生じなければ電気特性試験に合格する。この場合、出荷後の継続的な使用により、上述の溶着部分などで断線を生じる可能性がある。
下記の特許文献には、リードブロックの収納部から内部の空間内へ可撓性ケーブルを導入するケーブル導入部において、底壁部と直交する直線に対して径方向内方の側壁部を傾斜させた回転コネクタが記載されている。この回転コネクタでは、傾斜を有する側壁部に沿って、傾斜の高い方から低い方へ可撓性ケーブルが移動し、可撓性ケーブルとリードブロックとの接続部に局所的に張力が集中する。これにより、張力の集中箇所で乖離や破断が生じ易くなるため、可撓性ケーブルとリードブロックとを確実に切断できる。
特開2002−334762号
上記の特許文献の回転コネクタでは、可撓性ケーブルが側壁部に沿って移動することによる局所的な張力の集中を利用して、可撓性ケーブルとリードブロックとの切断を促進している。しかしながら、通常の使用状態ではこの移動を生じさせないようにする必要があるため、側壁部をあまり大きく傾斜させることができない。その結果、側壁部に沿って可撓性ケーブルが移動するためにはある程度大きな力が加わらなければならず、切断に要する力をあまり小さくできない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、中立位置のずれなどによりケーブルに異常な力が加わった場合、ケーブルとリードブロックとの接続をより確実に切断できる回転コネクタを提供することにある。
本発明に係る回転コネクタは、固定側ハウジングと、前記固定側ハウジングに対して回転自在に装着された回転側ハウジングと、一方の端部が前記固定側ハウジングに設けられたリードブロックに接続され、他方の端部が前記回転側ハウジングに設けられたリードブロックに接続され、前記固定側ハウジングと前記回転側ハウジングとによって仕切られた環状の空間内に収容された帯状のケーブルとを備える。前記固定側ハウジング及び前記回転側ハウジングは、前記リードブロックから前記環状の空間内へ導入される前記ケーブルの長手方向が前記回転側ハウジングの回転の周方向へ沿うとともに、前記長手方向と直交する前記ケーブルの幅方向が前記回転の中心軸に対して平行となるように前記ケーブルを案内するケーブル案内部を有する。前記ケーブルは、少なくとも1つの前記端部において、前記長手方向が前記周方向から逸れているとともに、前記幅方向が前記回転の中心軸に対して傾いており、当該少なくとも1つの端部における複数の場所で前記リードブロックに接続される。
この構成によれば、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部との間で、前記ケーブルが前記長手方向において曲がるとともに、前記ケーブルにねじれが生じ、前記ねじれの前後で前記幅方向が相対的に傾いた状態となる。これにより、前記回転側ハウジングの過回転などで前記ケーブルが引っ張られた場合、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部との間では、前記ケーブルの一方の縁に沿って働く応力が、前記ケーブルの他方の縁に沿って働く応力に比べて大きくなる。前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部における前記複数の場所で前記リードブロックに接続されるため、前記ケーブルの2つの縁に沿って働く応力が異なる場合、当該複数の場所に働く応力が不均一となる。これにより、当該複数の場所の中で強い応力の働く場所から順番に前記接続が切断されるため、当該複数の場所へ均等に応力が働く場合に比べて弱い力で前記ケーブルと前記リードブロックとの接続が切断される。
好適に、前記複数の場所は、前記ケーブルの幅方向に並ぶ。
この構成によれば、前記ケーブルが引っ張られた場合、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部との間では前記ケーブルの2つの縁に沿って働く応力が異なることから、前記少なくとも1つの端部では、前記ケーブルの幅方向の位置の違いによる応力の違いが大きくなる。そのため、前記複数の場所が前記ケーブルの幅方向に並ぶことで、前記複数の場所に働く応力の違いが大きくなる。前記複数の場所における応力が不均一になるほど、前記ケーブルと前記リードブロックとの接続が切断され易くなる。
好適に、前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部における前記幅方向が前記回転の中心軸に対して垂直である。
この構成によれば、前記少なくとも1つの端部における前記ケーブルの幅方向が、前記ケーブル案内部における前記ケーブルの幅方向に対して直交する。これにより、前記ケーブルが引っ張られた場合、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部との間で前記ケーブルの2つの縁に沿って働く応力の違いが大きくなり、前記複数の場所に働く応力の違いが更に大きくなる。
好適に、前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部において、前記幅方向の中心を通り前記長手方向に延びる仮想ケーブル中心線が前記回転の径方向に沿っている。
この構成によれば、前記ケーブル案内部において前記ケーブルに作用する引っ張り力が前記回転の周方向であるのに対し、前記少なくとも1つの端部における前記仮想ケーブル中心線は、この引っ張り力が作用する方向に対して直交している。これにより、前記ケーブルが引っ張られた場合、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部との間で前記ケーブルの2つの縁に沿って働く応力の違いが大きくなり、前記複数の場所に働く応力の違いが更に大きくなる。
好適に、前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部で案内された部分との間において、前記仮想ケーブル中心線が前記回転の中心軸に対して平行な方向へ折れ曲がった第1折り曲げ部を有する。
この構成によれば、前記第1折り曲げ部における前記ケーブルの縁に応力が集中し易くなる。そのため、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部で案内された部分との間で前記ケーブルの2つの縁に沿って働く応力の違いが大きくなり、前記複数の場所に働く応力の違いが更に大きくなる。
好適に、前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部と前記第1折り曲げ部との間において、前記仮想ケーブル中心線が前記回転の中心軸に対して垂直な方向へ折れ曲がった第2折り曲げ部を有する。
この構成によれば、前記第2折り曲げ部において前記仮想ケーブル中心線が前記回転の中心軸に対して垂直な方向へ折れ曲がっているため、前記回転の中心軸と平行な方向における装置サイズをコンパクトにすることが可能になる。
好適に、前記ケーブルは、2つの前記端部の間を渡る少なくとも1つの導体線を有する。前記少なくとも1つの端部は、前記ケーブル案内部において案内された前記ケーブルの前記仮想ケーブル中心線を含み前記回転の中心軸に対して垂直な仮想平面から離間する方向を向いた面の前記複数の場所において、前記導体線が前記リードブロックの端子に溶接される。
この構成によれば、前記仮想平面から離間する方向を向いた面の前記複数の場所において、前記導体線が前記リードブロックの端子に溶接されるため、前記ケーブルが引っ張られた場合、前記端部の前記導体線には、前記リードブロックの端子から引き剥がされる方向の力が働く。
本発明によれば、中立位置のずれなどによりケーブルに異常な力が加わった場合、ケーブルとリードブロックとの接続をより確実に切断できる。
本実施形態に係る回転コネクタの外観の一例を示す斜視図である。 図1に示す回転コネクタにおける固定側ハウジングの一部を除いた状態を示す斜視図である。 図2に示す状態において回転コネクタの各構成を図解した分解斜視図である。 本実施形態に係る回転コネクタの要部を示す平面図である。 図4の平面図においてリードブロックとケーブルのみを図解した平面図である。 固定側ハウジングにおけるリードブロックとケーブル案内部の要部を図解した斜視図である。 固定側ハウジングにおけるリードブロックとケーブルとの接続部分を図解した斜視図である。 固定側ハウジングにおけるリードブロックとケーブルとの接続部分を図解した斜視図である。 リードブロックからケーブル案内部へ渡る部分におけるケーブルの折り曲げ状態を図解した斜視図である。 リードブロックからケーブル案内部へ渡る部分におけるケーブルの折り曲げ状態を図解した斜視図である。
図1は、本発明の実施形態に係る回転コネクタ1の外観の一例を示す図である。図2は、図1に示す回転コネクタ1における固定側ハウジング2の一部を除いた状態を示す図である。図3は、図2に示す状態において回転コネクタ1の各構成を図解した分解斜視図である。
図1〜図3において示すように、本明細書では、互いに直交する3つの方向を「X」、「Y」、及び「Z」とする。また、X方向に含まれる互いに逆向きの方向を「X1」及び「X2」とし、Y方向に含まれる互いに逆向きの方向を「Y1」及び「Y2」方向とし、Z方向に含まれる互いに逆向きの方向を「Z1」及び「Z2」とする。
本実施形態における回転コネクタ1は、車両のステアリング装置において車体側の制御装置とステアリング・ホイール側の電気装置(エアバック、ホーン回路、操作スイッチ等)との間の電気信号を伝送するための接続装置である。図1〜図3において示すように、回転コネクタ1は、車体側に取り付けられる固定側ハウジング2と、固定側ハウジング2に対して回転自在に装着された回転側ハウジング3を備える。
固定側ハウジング2は、筒状の外形を有する第1ハウジング2aと、第1ハウジング2aの一端(Z1側)の開口を塞ぎ、中央に孔が開いた円盤状の第2ハウジング2bを有する。
第2ハウジング2bの縁には、コネクタハウジング21、22が形成され、第1ハウジング2aの縁には、リードブロック保持部23が形成される。リードブロック保持部23は、後述するリードブロック(7、8)を保持する。コネクタハウジング21、22は、リードブロック保持部23と共にリードブロック(7、8)を内部に収容し、レセプタクルを構成する。
回転側ハウジング3は、上述した第1ハウジング2aの他端(Z2側)の開口を塞ぎ、中央に孔が開いた円盤部32と、円盤部32の中央部から第2ハウジング2b側に突設された筒部31を有する。
固定側ハウジング2と回転側ハウジング3は、互いに組み付けられた状態で、内部に環状空間4を形成する。第1ハウジング2aの内面24と筒部31の外面34は、互いに同心に位置した筒状の曲面をなす。第1ハウジング2aの内面24は環状空間4の外周側の曲面を画定し、筒部31の外面34は環状空間4の内周側の曲面を画定する。第2ハウジング2bは環状空間4のZ1側の端面を画定し、円盤部32は環状空間4のZ2側の端面を画定する。
筒部31の中央を通る筒状空間と、第2ハウジング2b及び円盤部32の中央に形成される孔は、ステアリングシャフトの挿通孔を構成する。回転側ハウジング3は、この挿通孔の中心を通ってZ方向に延びた中心軸RXを中心に回転する。
回転コネクタ1は、固定側ハウジング2及び回転側ハウジング3によって仕切られた環状空間4の内部に収容される2つの帯状のケーブル(第1ケーブル5及び第2ケーブル6)を有する。第1ケーブル5及び第2ケーブル6は、例えばフラットケーブルや、帯状のフレキシブルプリント基板(FPC)であり、2つの端部の間を渡る少なくとも1つの導体線(50、60)を有する。第1ケーブル5の一方の端部は、固定側ハウジング2に設けられた第1リードブロック7に接続され、第1ケーブル5の他方の端部は、回転側ハウジング3に設けられた第3リードブロック9に接続される。第2ケーブル6の一方の端部は、固定側ハウジング2に設けられた第2リードブロック8に接続され、第2ケーブル6の他方の端部は、回転側ハウジング3に設けられた第3リードブロック9に接続される。
回転コネクタ1は、回転側ハウジング3の回転に伴うケーブル(5、6)の移動や方向転換をスムーズに行うための複数のローラ11と、これらのローラ11をそれぞれZ方向の軸の周りで回転可能に保持するローラホルダ12を有する。ローラホルダ12は、複数のローラ11(図示の例では6つ)を環状空間4内で等間隔に保持するとともに、各ローラ11の環状空間4内での移動を許容する。回転側ハウジング3の回転に伴ってケーブル(5、6)が環状空間4内を移動すると、複数のローラ11もケーブル(5、6)とともに移動し、ローラホルダ12が環状空間4内で回動する。
図4は、回転コネクタ1の要部を示す平面図であり、図2に示す回転コネクタ1の要部をZ1側から見下ろした図である。図4では、6つのローラ11とローラホルダ12の図示を省略している。図5は、図4の平面図において更に第1ハウジング2aと回転側ハウジング3の図示を省略し、ケーブル(5、6)とリードブロック(8、9)のみを図解した平面図である。
図4及び図5の例において、2つのケーブル(5、6)は、回転側ハウジング3側で周方向に沿う部分と、第1ハウジング2a(固定側ハウジング2)側で周方向に沿う部分と、これらの部分の間でU字状に方向転換する部分とをそれぞれ有する。U字状に方向転換する部分は、上述したローラ11によって案内される。
また、図4及び図5の例において、第1ケーブル5は第2ケーブル6より短い。そのため、回転側ハウジング3の過回転が生じた場合、第1ケーブル5が第2ケーブル6より先にリードブロックから切断される。
第1ケーブル5は第2ケーブル6より短いため、第1ハウジング2a(固定側ハウジング2)側で周方向に沿う部分は第2ケーブル6より内側(中心軸RXに近い側)に位置し、回転側ハウジング3側で周方向に沿う部分は第2ケーブル6より外側(中心軸RXから遠い側)に位置する。
第1ハウジング2a(固定側ハウジング2)は、リードブロック(7、8)から環状空間4内へ導入されるケーブル(5、6)の長手方向が回転側ハウジング3の回転の周方向へ沿うとともに、長手方向と直交するケーブル(5、6)の幅方向が回転の中心軸RXに対して平行となるようにケーブル(5、6)を案内するケーブル案内部25を有する。また、回転側ハウジング3は、リードブロック(9)から環状空間4へ導入されるケーブル(5、6)の長手方向が回転側ハウジング3の回転の周方向へ沿うとともに、ケーブル(5、6)の幅方向が回転の中心軸RXに対して平行となるようにケーブル(5、6)を案内するケーブル案内部35を有する。
図6は、固定側ハウジング2におけるリードブロック(7、8)とケーブル案内部25の要部を図解した斜視図である。
図6の例において、ケーブル案内部25は、回転側ハウジング3の回転の周方向へ細長く延びた溝であり、中心軸RXと平行なZ2方向へ凹んでいる。リードブロック(7、8)はケーブル案内部25に対してZ1側に位置しているため、リードブロック(7、8)から環状空間4に導入されたケーブル(5、6)は、Z1側からケーブル案内部25に進入する。後ほど詳しく説明するように、ケーブル(5、6)はケーブル案内部25において折れ曲がることにより、長手方向が回転側ハウジング3の回転の周方向へ沿う状態となる。
第1リードブロック7及び第2リードブロック8は、例えば、主な外形を構成する絶縁性樹脂の基体部に複数の導体の端子(71、81)がインサート成形で埋め込まれたものである。第1リードブロック7及び第2リードブロック8は、図6の例において、Z方向に重ねて配置されている。第1リードブロック7は第2リードブロック8に比べてZ2側に位置しており、ケーブル案内部25からの距離が近い。
図7は、固定側ハウジング2における第1リードブロック7と第1ケーブル5との接続部分を図解した斜視図である。第1リードブロック7は、基体部に埋め込まれた複数の端子71を外面に露出させるための切り欠き部72を有する。この切り欠き部72は、図7の例において細長い矩形形状を持ち、その長手方向に沿って複数の端子71が一列に並んでいる。第1ケーブル5の端部においても、複数の導体線50が絶縁被覆を除去されて露出しており、この露出部分において同様に一列に並んでいる。露出した複数の端子71と複数の導体線50とが、スポット溶接や超音波溶接などによって一対一に接続される。
複数の端子71と複数の導体線50とが接続される複数の場所(溶接箇所)は、第1ケーブル5の端部において幅方向(第1ケーブル5の長手方向に対して垂直な方向)に並んでいる。この複数の場所(溶接箇所)は、第1ケーブル5からみてZ1側であり、第1リードブロック7からみてZ2側である。後述するように、第1ケーブル5に引っ張り力が加わった場合、第1ケーブル5にはこの溶接箇所から引き剥がすZ2方向の力が作用する。
第1リードブロック7は、切り欠き部72において隣接する導体線50同士の絶縁を確保する複数の絶縁部73a、73bを有する。絶縁部73a、73bは、切り欠き部72の開口部に向かって突出しており、導体線50同士の接触を防止する。絶縁部73bは、導体線50同士の絶縁を確保する機能に加えて、スポット溶接や超音波溶接などの際に第1ケーブル5が浮き上がることを防止するために第1ケーブル5を挟み込む機能も持つ。また第1リードブロック7は、第1ケーブル5の対応する孔に挿通される複数のボス74を有する。このボス74をかしめることで、第1ケーブル5が第1リードブロック7の基体部に固定される。
図8は、固定側ハウジング2における第2リードブロック8と第2ケーブル6との接続部分を図解した斜視図である。第2リードブロック8は、基体部に埋め込まれた複数の端子81を外面に露出させるための切り欠き部82を有する。切り欠き部82は、図6、図8の例において細長い矩形形状を持ち、その長手方向に沿って複数の端子81が一列に並んでいる。第2ケーブル6の端部においても、複数の導体線60が絶縁被覆を除去されて露出しており、同様に一列に並んでいる。露出した複数の端子81と複数の導体線60とが、スポット溶接や超音波溶接などによって一対一に接続される。
複数の端子81と複数の導体線60とが接続される複数の場所(溶接箇所)は、第2ケーブル6の端部において幅方向(第2ケーブル6の長手方向に対して垂直な方向)に並んでいる。この複数の場所(溶接箇所)は、第2ケーブル6からみてZ1側であり、第2リードブロック8からみてZ2側である。第2ケーブル6に引っ張り力が加わった場合、第2ケーブル6にはこの溶接箇所から引き剥がすZ2方向の力が作用する。
第2リードブロック8は、切り欠き部82において隣接する導体線60同士の絶縁を確保する複数の絶縁部83a、83bを有する。絶縁部83a、83bは、切り欠き部82の開口部に向かって突出しており、導体線60同士の接触を防止する。絶縁部83bは、導体線60同士の絶縁を確保する機能に加えて、スポット溶接や超音波溶接などの際に第2ケーブル6が浮き上がることを防止するために第2ケーブル6を挟み込む機能も持つ。また第2リードブロック8は、第2ケーブル6の対応する孔に挿通される複数のボス84を有する。このボス84をかしめることで、第2ケーブル6が第2リードブロック8の基体部に固定される。
次に、図9及び図10を参照して、端部付近における各ケーブル(5、6)の折り曲げの状態を説明する。図9は、第1リードブロック7からケーブル案内部25へ渡る部分における第1ケーブル5の折り曲げ状態を図解した斜視図である。また図10は、第2リードブロック8からケーブル案内部25へ渡る部分における第2ケーブル6の折り曲げ状態を図解した斜視図である。
図9における「CL1」及び図10における「CL2」は、ケーブル(5、6)の仮想ケーブル中心線を示し、「P1」は仮想平面を示す。仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)は、帯状のケーブル(5、6)における幅方向の中心を通り、かつ、ケーブル(5、6)の長手方向に延びる線である。仮想平面P1は、ケーブル案内部25によって案内されて環状空間4に導入されたケーブル(5、6)の仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)を含み、かつ、回転の中心軸RXに対して垂直な平面である。なお、物理的には、環状空間4においてケーブル(5、6)のZ方向の位置に多少の変位が生じ得るため、環状空間4に導入されたケーブル(5、6)の仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)が完全に単一の仮想平面P1に含まれることはない。そのため、本実施形態では、仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)のZ方向の位置に多少のずれがある場合でも、その位置ずれの範囲に含まれる代表的な1つの平面が仮想平面P1とみなされる。
まず、図9に示す第1ケーブル5の折り曲げ状態を説明する。
ケーブル案内部25によって案内された部分における第1ケーブル5の長手方向L1は、図4において示すように、概ね回転側ハウジング3の回転の周方向に沿っている。これに対し、第1リードブロック7と接続される第1ケーブル5の端部における長手方向L2は、回転側ハウジング3の回転の周方向から逸れている。すなわち、長手方向L2は、図5において示すように、概ね回転側ハウジング3の回転の径方向R1に沿っている。回転側ハウジング3の過回転などによって第1ケーブル5に引っ張る力が加わった場合、ケーブル案内部25によって案内された部分では回転の周方向に力が作用するが、第1ケーブル5の端部の長手方向L2は、この力の作用方向に対して直交している。
ケーブル案内部25によって案内された部分における第1ケーブル5の幅方向W1は、図9において示すように、回転の中心軸RXと平行(Z方向と平行)になっている。これに対し、第1リードブロック7と接続される第1ケーブル5の端部における幅方向W2は、回転の中心軸RXに対して傾いている。すなわち、幅方向W2は、概ね中心軸RXに対して垂直(Z方向と垂直)になっている。
第1ケーブル5は、第1リードブロック7に接続される端部とケーブル案内部25で案内された部分との間に第1折り曲げ部51を有する。この第1折り曲げ部51においては、仮想ケーブル中心線CL1が中心軸RXと平行な方向(Z方向)へ折れ曲がる。ケーブル案内部25で案内された部分の仮想ケーブル中心線CL1は中心軸RXに対して垂直であるため、第1折り曲げ部51の前後で仮想ケーブル中心線CL1は直角に折れ曲がる。
第1ケーブル5は、第1リードブロック7に接続される端部と第1折り曲げ部51との間に第2折り曲げ部52を有する。この第2折り曲げ部52においては、仮想ケーブル中心線CL1が回転の中心軸RXに対して垂直な方向(Z1と垂直な方向)へ折れ曲がる。第1折り曲げ部51で折り曲げられた仮想ケーブル中心線CL1は中心軸RXと平行(Z方向)であるため、第2折り曲げ部52の前後で仮想ケーブル中心線CL1は直角に折れ曲がる。
第1ケーブル5の端部における第1リードブロック7との複数の溶接箇所(図7)は、仮想平面P1から離間する方向(Z1方向)を向いた面55にある。第1ケーブル5に引っ張り力が作用した場合、この面55はZ2方向に動くため、第1ケーブル5の各導体線50と第1リードブロック7の端子71との溶接箇所には互いを引き剥がす方向に力が作用する。
次に、図10に示す第2ケーブル6の折り曲げ状態を説明する。
ケーブル案内部25によって案内された部分における第2ケーブル6の長手方向L3は、図4において示すように、概ね回転側ハウジング3の回転の周方向に沿っている。これに対し、第2リードブロック8と接続される第2ケーブル6の端部における長手方向L4は、回転側ハウジング3の回転の周方向から逸れている。すなわち、長手方向L4は、概ね回転の径方向R1(図5)に沿っている。回転側ハウジング3の過回転などによって第2ケーブル6に引っ張る力が加わった場合、ケーブル案内部25によって案内された部分では回転の周方向に力が作用するが、第2ケーブル6の端部の長手方向L4は、この力の作用方向に対して直交している。
ケーブル案内部25によって案内された部分における第2ケーブル6の幅方向W3は、図10において示すように、回転の中心軸RXと平行(Z方向と平行)になっている。これに対し、第2リードブロック8と接続される第2ケーブル6の端部における幅方向W4は、回転の中心軸RXに対して傾いている。すなわち、幅方向W4は、概ね中心軸RXに対して垂直(Z方向と垂直)になっている。
第2ケーブル6は、第2リードブロック8に接続される端部とケーブル案内部25で案内された部分との間に第1折り曲げ部61を有する。この第1折り曲げ部61においては、仮想ケーブル中心線CL2が中心軸RXと概ね平行な方向(Z方向)へ折れ曲がる。
第2ケーブル6は、第2リードブロック8に接続される端部と第1折り曲げ部61との間に第2折り曲げ部62を有する。この第2折り曲げ部62においては、仮想ケーブル中心線CL2が回転の中心軸RXに対して垂直な方向(Z1と垂直な方向)へ折れ曲がる。
第2ケーブル6は、ケーブル案内部25で案内された部分と第1折り曲げ部61との間に第3折り曲げ部63を有する。この第3折り曲げ部63においては、仮想ケーブル中心線CL2が仮想平面P1上で逆方向に折れ曲がる。第1リードブロック7からケーブル案内部25に進入した第1ケーブル5は、この第3折り曲げ部63において折り返されて対向した第2ケーブル6の間に挟まれる。
第2ケーブル6の端部における第2リードブロック8との複数の溶接箇所(図8)は、仮想平面P1から離間する方向(Z1方向)を向いた面65にある。第2ケーブル6に引っ張り力が作用した場合、この面65はZ2方向に動くため、第2ケーブル6の各導体線60と第2リードブロック8の端子81との溶接箇所には互いを引き剥がす方向に力が作用する。
ここで、上述した構成を有する回転コネクタ1において、ケーブル(5、6)に引っ張り力が作用した場合の動作を説明する。
例えば出荷前の回転特性試験時などにおいて回転側ハウジング3が規定回数より多く回転された場合、第1ケーブル5及び第2ケーブル6にはそれぞれ引っ張り力が作用する。ただし、第1ケーブル5が第2ケーブル6よりも短いことから、先に第1ケーブル5に対して引っ張り力が作用する。
図9では、ケーブル案内部25の所定の位置で案内された第1ケーブル5の2つの縁上の点を「A1」及び「B1」とし、第1ケーブル5の第1リードブロック7に接続される端部における2つの縁上の点を「A2」及び「B2」としている。点A1とB1とが仮想ケーブル中心線CL1に対して線対称の関係にあり、点A2とB2とが仮想ケーブル中心線CL1に対して線対称の関係にある。また、点A1とA2とが共通の縁EG1に位置し、点B1とB2とが共通の縁EG2に位置する。
点A1−A2間の縁EG1に沿った距離は、点B1−B2間の縁EG2に沿った距離と等しい。他方、図9から明らかなように、点A1−A2間の空間上の直線距離は、点B1−B2間の直線距離に比べて短い。これは、第1ケーブル5における点A1−A2の位置と点B1−B2の位置との間で長手方向(L1、L2)が曲がるとともに、幅方向(W1、W2)が相対的に異なる(平行でない)ことによる第1ケーブル5のねじれが存在するためである。
第1ケーブル5に引っ張り力が作用すると、第1ケーブル5は全体として図のY1方向に送り出される。点A1及びB1の周辺はケーブル案内部25により案内されており、点A2及びB2は第1リードブロック7との接続場所に近いため、何れも移動しないとみなせる。そうすると、上述した空間上の直線距離は変化せず、縁に沿った距離だけが短くなる。上述のように、点A1−A2間の空間上の直線距離は点B1−B2間の直線距離に比べて短いため、点A1−A2の縁EG1が点B1−B2の縁EG2より先に突っ張った状態となる。従って、縁EG1には縁EG2より大きな応力が作用する。すなわち、2つの縁EG1、EG2に沿って働く応力がアンバランスな状態となる。その結果、縁EG1に近いほど応力が大きくなるため、第1ケーブル5と第1リードブロック7との間における複数の溶接箇所は、縁EG1に近い側から順番に切断される。1つの溶接箇所が切断される度に、残りの溶接箇所に加わる応力が増大するため、切断が加速される。
第2ケーブル6においても、過回転等による引っ張り力が加わった場合には上述と同様な動作によって2つの縁に沿って働く応力のアンバランスが発生するため、比較的弱い引っ張り力でも切断が生じ易くなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、固定側ハウジング2側のリードブロック(7、8)に接続される端部とケーブル案内部25との間で、ケーブル(5、6)が長手方向において曲がるとともに、ケーブル(5、6)にねじれが生じ、このねじれの前後で幅方向が相対的に傾いた状態となる。これにより、回転側ハウジング3の過回転などによりケーブル(5、6)が引っ張られた場合、リードブロック(7、8)に接続される端部とケーブル案内部25との間では、ケーブル(5、6)の一方の縁に沿って働く応力が、ケーブル(5、6)の他方の縁に沿って働く応力に比べて大きくなる。ケーブル(5、6)は、端部の複数の場所でリードブロック(7、8)に接続されるため、ケーブルの2つの縁に沿って働く応力が異なる場合、この複数の接続箇所に働く応力が不均一となる。これにより、複数の接続箇所の中で強い応力の働く場所から順番に接続が切断されるため、複数の接続箇所へ均等に応力が働く場合に比べて弱い力でケーブル(5、6)とリードブロック(7、8)との接続を切断できる。すなわち、過回転等の場合には、比較的弱い力でも確実に接続を切断できる。
本実施形態によれば、ケーブル(5、6)とリードブロック(7、8)との複数の接続箇所がケーブル(5、6)の幅方向に並んでいる。上述のように2つの縁に沿って働く応力が異なっていると、リードブロック(7、8)に接続される端部では、ケーブル(5、6)の幅方向の位置の違いによる応力の違いが大きくなる。そのため、複数の接続箇所がケーブルの幅方向に並ぶことで、複数の接続箇所に働く応力の違いがより大きくなり、応力の大きい箇所から順番に切断され易くなる。従って、ケーブル(5、6)とリードブロック(7、8)との接続を弱い力で確実に切断できる。
本実施形態によれば、ケーブル案内部25においてケーブル(5、6)に作用する引っ張り力が回転側ハウジング3の回転の周方向であるのに対し、リードブロック(7、8)に接続された端部における仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)は、この引っ張り力が作用する方向に対して直交している。これにより、ケーブル(5,6)が引っ張られた場合、リードブロック(7、8)に接続された端部とケーブル案内部25との間でケーブル(5、6)の2つの縁に沿って働く応力の違いがより大きくなる。従って、ケーブル(5、6)とリードブロック(7、8)との複数の接続箇所に働く応力の違いが更に大きくなり、弱い力でも確実に接続を切断できる。
本実施形態によれば、第1折り曲げ部(51、61)においてケーブル(5、6)の縁に応力がより集中し易くなるため、リードブロック(7、8)に接続される端部とケーブル案内部25で案内された部分との間でケーブル(5、6)の2つの縁に沿って働く応力の違いが大きくなる。これにより、ケーブル(5、6)とリードブロック(7、8)との接続を弱い力で確実に切断できる。
本実施形態によれば、第2折り曲げ部(52、62)において仮想ケーブル中心線(CL1、CL2)が回転の中心軸RXに対して垂直な方向へ折れ曲がっているため、回転の中心軸RXと平行な方向(Z方向)における装置サイズをコンパクトにすることができる。
本実施形態によれば、仮想平面P1から離間する方向(Z1方向)を向いた面(55、65)の複数の接続箇所において、ケーブル(5、6)の導体線(50、60)がリードブロック(7、8)の端子(71、81)に溶接される。そのため、ケーブル(5、6)が引っ張られた場合、端部の導体線(50、60)には、リードブロック(7、8)の端子(71、81)から引き剥がされる方向(Z2方向)の力が働く。溶接の強度は引き剥がし方向の力に対して比較的弱いため、上記の構成によれば、より弱い力で接続を切断することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の形態にのみ限定されるものではなく、種々の変形例を含んでいる。
例えば、上述の実施形態では固定側ハウジング2側のリードブロック(7、8)付近でケーブル(5、6)が折り曲げられる例を挙げているが、本発明の他の実施形態では、回転側ハウジング側のリードブロック付近でケーブルが上述と同様に折り曲げられていてもよい。
上述の実施形態では2本のケーブルを持つ回転コネクタの例を挙げているが、ケーブルの数は1本でも3本以上でもよい。
上述の実施形態では車両のステアリング装置に用いられる回転コネクタの例を挙げているが、他の種々の乗り物において回転操作により操舵を行う装置にも本発明は適用可能である。また、本発明は、乗り物に限定されない種々の機械を回転操作により運転する装置にも適用可能である。
1 回転コネクタ
2 固定側ハウジング
3 回転側ハウジング
4 環状空間
5 第1ケーブル
6 第2ケーブル
7 第1リードブロック
8 第2リードブロック
25、35 ケーブル案内部
51、61 第1折り曲げ部
52、62 第2折り曲げ部
50、60 導体線
71、81 端子
L1〜L4 長手方向
W1〜W4 幅方向
CL1、CL2 仮想ケーブル中心線
P1 仮想平面

Claims (7)

  1. 固定側ハウジングと、
    前記固定側ハウジングに対して回転自在に装着された回転側ハウジングと、
    一方の端部が前記固定側ハウジングに設けられたリードブロックに接続され、他方の端部が前記回転側ハウジングに設けられたリードブロックに接続され、前記固定側ハウジングと前記回転側ハウジングとによって仕切られた環状の空間内に収容された帯状のケーブルとを備え、
    前記固定側ハウジング及び前記回転側ハウジングは、前記リードブロックから前記環状の空間内へ導入される前記ケーブルの長手方向が前記回転側ハウジングの回転の周方向へ沿うとともに、前記長手方向と直交する前記ケーブルの幅方向が前記回転の中心軸に対して平行となるように前記ケーブルを案内するケーブル案内部を有し、
    前記ケーブルは、少なくとも1つの前記端部において、前記長手方向が前記周方向から逸れているとともに、前記幅方向が前記回転の中心軸に対して傾いており、当該少なくとも1つの端部における複数の場所で前記リードブロックに接続される、
    回転コネクタ。
  2. 前記複数の場所は、前記ケーブルの幅方向に並ぶ、
    請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部における前記幅方向が前記回転の中心軸に対して垂直である、
    請求項2に記載の回転コネクタ。
  4. 前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部において、前記幅方向の中心を通り前記長手方向に延びる仮想ケーブル中心線が前記回転の径方向に沿っている、
    請求項2又は3に記載の回転コネクタ。
  5. 前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部と前記ケーブル案内部で案内された部分との間において、前記仮想ケーブル中心線が前記回転の中心軸に対して平行な方向へ折れ曲がった第1折り曲げ部を有する、
    請求項2乃至4の何れか一項に記載の回転コネクタ。
  6. 前記ケーブルは、前記少なくとも1つの端部と前記第1折り曲げ部との間において、前記仮想ケーブル中心線が前記回転の中心軸に対して垂直な方向へ折れ曲がった第2折り曲げ部を有する、
    請求項5に記載の回転コネクタ。
  7. 前記ケーブルは、2つの前記端部の間を渡る少なくとも1つの導体線を有し、
    前記少なくとも1つの端部は、前記ケーブル案内部において案内された前記ケーブルの前記仮想ケーブル中心線を含み前記回転の中心軸に対して垂直な仮想平面から離間する方向を向いた面の前記複数の場所において、前記導体線が前記リードブロックの端子に溶接される、
    請求項6に記載の回転コネクタ。
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