JP2017199102A - 電力需要予測装置 - Google Patents

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達也 飯坂
岡林 弘樹
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Abstract

【課題】スマートメータを設置していない需要家の電力需要をスマートメータによる検針頻度で予測する。【解決手段】スマートメータによって第1期間毎に検針を受ける第1需要家の電力使用量の履歴を記憶する第1記憶部と、検針員によって第2期間毎に検針を受ける第2需要家の電力使用量の履歴を記憶する第2記憶部と、所定期間の間に第1需要家が使用した一軒当たりの電力使用量と所定期間の間に第2需要家が使用した一軒当たりの電力使用量との比率を算出する使用比率算出部と、電力需要の予測対象期間に第1需要家が第1期間毎に使用すると見込まれる一軒当たりの電力使用量である第1予測値を求める第1電力需要予測部と、第1予測値と第2需要家の数と比率とを用いて、予測対象期間に第2需要家全体が第1期間毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値を求める第2電力需要予測部と、を備えることを特徴とする電力需要予測装置。【選択図】図1

Description

本発明は、電力需要予測装置に関する。
電力の小売り自由化により、一般電気事業者の電力網を利用して、自社契約の発電所や自社運営の発電所を用いて発電した電力を自社の顧客に供給する事業が可能になった。
そして、このような事業を行う小売電気事業者を含む電気事業者に対しては、計画値同時同量制度が適用されることになっている。計画値同時同量制度が適用されると、各電気事業者には、毎日、30分毎の電力需要量の計画値を事前に所定機関に申告することが義務付けられる。
このような電力需要を予測する技術に関しては、これまでに様々なものが開発されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許第3360520号 特許第5104567号 特開2011−114944号公報
ところが、一般家庭や小規模商店など契約電力が50kw未満の需要家の中には、スマートメータを設置済みで、30分毎に電力使用量の動向が把握可能な需要家と、スマートメータを未設置で、検針員が訪問する1か月単位でしか電力使用量の動向を把握できない需要家とが混在している。
このため電気事業者は、スマートメータを設置していない需要家に対しては、30分毎の電力需要量の予測値を求めることが困難である。
本発明はこのような課題を鑑みてなされたものであり、スマートメータを設置していない需要家の電力需要を、スマートメータによる検針の頻度で予測可能な電力需要予測装置を提供することを一つの目的とする。
上記課題を解決するための手段の一つは、電力需要の予測値を算出する電力需要予測装置であって、スマートメータによって第1期間毎に電力使用量の検針を受ける第1需要家の電力使用量の履歴を記憶する第1記憶部と、検針員によって前記第1期間よりも長い第2期間毎に電力使用量の検針を受ける第2需要家の電力使用量の履歴を記憶する第2記憶部と、前記第1需要家及び前記第2需要家の前記履歴を用いて、前記第2期間以上の所定期間の間に前記第1需要家が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、前記所定期間の間に前記第2需要家が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、の比率を算出する使用比率算出部と、電力需要の予測対象期間に前記第1需要家が前記第1期間毎に使用すると見込まれる一軒当たりの平均電力使用量である第1予測値を、前記第1需要家の前記履歴を用いて求める第1電力需要予測部と、前記第1予測値と、前記第2需要家の数と、前記比率と、を用いて、前記予測対象期間に、前記第2需要家が全体として前記第1期間毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値を求める第2電力需要予測部と、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄の記載、及び図面の記載等により明らかにされる。
本発明によれば、スマートメータを設置していない需要家の電力需要を、スマートメータによる検針の頻度で予測可能となる。
実施形態に係る全体構成を示す図である。 実施形態に係る電力需要予測装置の構成を示す図である。 実施形態に係る記憶装置の構成を示す図である。 実施形態に係る顧客情報データベースを示す図である。 実施形態に係る第1データベースを示す図である。 実施形態に係る第2データベースを示す図である。 実施形態に係る気象情報データベースを示す図である。 実施形態に係る月格差の算出処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る電力需要予測処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る他の実施形態を説明するための図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
==第1実施形態==
<全体構成>
本実施形態に係る電力系統1000及び電力需要予測システム1010の全体構成を図1に示す。
電力系統1000は、一般電気事業者によって運用される配電線500を有して構成される。そして種々の小売電気事業者や特定規模電気事業者は、この電力系統1000を利用して、自社契約の発電所や自社運営の発電所を用いて発電した電力を自社の顧客に供給している。これらの電気事業者は、計画値同時同量制度の下で、毎日、30分毎の電力需要量の計画値を事前に申告することが義務付けられている。
図1には、ある小売電気事業者が電力系統1000を利用して自社の顧客である需要家200に電力を供給する様子が例示されている。
ここで、小売電気事業者の顧客は一般家庭や小規模事業所である。そのため、需要家200には、スマートメータ410を設置済みで、第1期間(30分)毎に電力使用量の動向が把握可能な第1需要家210と、従来型の電力量計420が設置されており、検針員が訪問する第2期間(1か月)単位でしか電力使用量の動向を把握できない第2需要家220とが混在している。
電力需要予測システム1010は、上記小売電気事業者の顧客である第1需要家210及び第2需要家220の電力使用量を定期的に収集し、これらの電力使用量の過去の履歴に基づいて、電力需要の予測値を算出する。そして電力需要予測システム1010は、クライアント900から送信される種々のリクエストに応じて、様々な情報処理サービスを提供する。
具体的には、電力需要予測システム1000は、電力需要予測装置100と、スマートメータ410と、通信端末430と、が通信網300を介して通信可能に接続されて構成される。
スマートメータ410は、30分毎に第1需要家210の電力使用量を電力需要予測装置100に送信する。通信端末430は、検針員が所持する端末であり、検針員が第2需要家220の電力量計420の検針を行った際に、第2需要家220の電力使用量を電力需要予測装置100に送信する。そして電力需要予測装置100は、これらの電力使用量を履歴として保持する。
電力需要予測装置100は、クライアント900から送信される種々のリクエストに応じて、様々な情報処理サービスを提供する。例えば電力需要予測装置100は、第1需要家210の電力使用量の履歴や、第2需要家220の電力使用量の履歴、その他気象情報などを用いて、翌日の24時間の30分毎の第2需要家220の電力需要の予測値を算出することができる。これにより電力需要予測装置100は、さらに需要家200全体の30分毎の電力需要の予測値を算出することもできる。
クライアント900は、小売電気事業者が有するコンピュータであり、電力需要予測装置100に対して種々のリクエストを送信することで、電力需要予測装置100から様々な情報処理サービスの提供を受ける。
例えば、クライアント900は、自社の顧客の電力使用量の履歴を電力需要予測装置100から取得したり、翌日の第2需要家220ないしは需要家200全体の電力需要の30分毎の予測値を取得したりすることができる。
このようにして、本実施形態に係る電力需要予測装置100は、スマートメータ410を設置していない第2需要家220の電力需要の予測値を、スマートメータ410の検針頻度で(30分毎に)算出することができる。
<電力需要予測装置>
次に、図2〜図9を参照しながら、本実施形態に係る電力需要予測装置100について説明する。
電力需要予測装置100は、第2需要家220ないしは需要家200全体の電力需要の予測値を算出することが可能な装置である。
本実施形態に係る電力需要予測装置100のハードウェア構成を図2に示す。
図2に示すように、電力需要予測装置100は、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ120、通信装置130、記憶装置140、入力装置150、出力装置160及び記録媒体読取装置170を有して構成されるコンピュータである。
CPU110は電力需要予測装置100の全体の制御を司るもので、記憶装置140に記憶される本実施形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成されるプログラム600をメモリ120に読み出して実行することにより、電力需要予測装置100としての各種機能を実現する。
例えば、詳細は後述するが、CPU110によりプログラム600が実行され、メモリ120や通信装置130、記憶装置140等のハードウェア機器と協働することにより、不図示の第1記憶部101、第2記憶部102、使用比率算出部103、第1電力需要予測部104、第2電力需要予測部105、第3電力需要予測部106、第4電力需要予測部107の各機能が実現される。
メモリ120は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
通信装置130は、ネットワークカードなどのネットワークインタフェースである。通信装置130は、インターネットやLAN(Local Area Network)などの通信網300を介してスマートメータ410や通信端末430などの他のコンピュータからデータを受信し、受信したデータを記憶装置140やメモリ120に記憶する。また通信装置130は、記憶装置140やメモリ120に記憶されているデータを、通信網300を介して他のコンピュータへ送信する。
入力装置150は、操作スイッチやキーボード、マウス、マイク等の装置であり、電力需要予測装置100の操作者による情報の入力を受け付けるための装置である。出力装置160は、LCD(Liquid Crystal Display)や表示ランプ、各種表示メータ、プリンタ、スピーカ等の装置であり、情報を出力するための装置である。
記憶装置140は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等により構成することができる。記憶装置140は、各種プログラムやデータ、テーブル等を記憶するための記憶領域を提供する装置である。図3に、記憶装置140にプログラム600、顧客情報データベース700(以下、顧客情報DB700とも記す)、第1データベース710(以下第1DB710とも記す)、第2データベース720(以下第2DB720とも記す)、気象情報データベース730(以下、気象情報DB730とも記す)が記憶されている様子を示す。
なお、電力需要予測装置100は、記録媒体読取装置170を用いて記録媒体(各種の光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリ等)800からプログラム600や顧客情報DB700、第1DB710、第2DB720、気象情報DB730を読み出して、記憶装置140に格納するようにすることもできるし、通信装置130を介して通信可能に接続される他のコンピュータから取得して記憶装置140に格納するようにすることもできる。
また、本実施形態では、説明の簡単化のために、顧客情報DB700、第1DB710、第2DB720及び気象情報DB730が全て電力需要予測装置100の記憶装置140内に設けられる構成としたが、これらの少なくとも一部が、通信網300を介して通信可能に接続される不図示のコンピュータ、例えばデータベースサーバに設けられるように構成しても良い。
つぎに、図4〜図7を参照しながら、顧客情報DB700、第1DB710(第1記憶部101)、第2DB720(第2記憶部102)及び気象情報DB730について説明する。
顧客情報DB700は、図4に示すように、小売電気事業者と電力契約を締結している各需要家200に関する情報が記憶されている。顧客情報DB700には、各需要家200の識別番号(ID)や氏名、住所、電力契約の種別、家族構成(家族の人数)、電力量計種別(スマートメータ410であるか電力量計420であるか)が含まれている。
第1DB710は、スマートメータ410によって30分毎(第1期間毎)に電力使用量の検針を受ける第1需要家210の電力使用量の履歴が記憶される。図5には、識別番号A001で特定される第1需要家210が30分間(第1期間)に使用した電力使用量が、日時情報と対応付けて30分毎の履歴として記録されていることが示されている。
第2DB720は、検針員によって1か月毎(第1期間よりも長い第2期間毎)に電力使用量の検針を受ける第2需要家220の電力使用量の履歴が記憶される。図6には、識別番号A002で特定される第2需要家220が1か月間(第2期間)に使用した電力使用量が、日時情報と対応付けて1か月毎の履歴として記録されていることが示されている。
気象情報DB730は、電力需要予測装置100が第2需要家220ないしは需要家200全体の電力需要の予測値を算出する際に用いる気象情報が記録されている。図7に示すように、気象情報DB730には、日時情報と対応付けて、その時の天気や気温、日射量、降水量などの30分毎の気象情報が記録されている。また気象情報DB730にはその他に、不快指数や湿度、風量、雲量などが記憶されていても良い。
<電力需要予測処理>
つぎに、図8〜図9を参照しながら、電力需要予測装置100が行う電力需要の予測処理について説明する。
まず電力需要予測装置100の使用比率算出部103は、図8に示すように月格差を算出する。月格差とは、所定期間(例えば1か月)の間に第1需要家210が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、同じ期間(1か月)の間に第2需要家220が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、の比率である。所定期間は、検針員が第2需要家220の電力量計420を検針する周期である第2期間以上の期間とし、検針周期が1か月である場合には、1か月以上の1か月単位の期間である。
第1需要家210の1か月の電力使用量は、第1DB710に記録されている30分毎の電力使用量の履歴を積算することによって求めることができる。
また第2需要家220の1か月の電力使用量は、第2DB720に記録されている1か月毎の電力使用量の履歴から求めることができる。
図8に示すように、電力需要予測装置100は、毎月の所定日(例えば月初)になると、月格差の計算を開始する(S1000)。
そして電力需要予測装置100は、例えば前月の1か月の間に第1需要家210が使用した一軒当たりの平均電力使用量を算出する(S1010)。電力需要予測装置100は、第1DB710に記録されている全ての第1需要家210の1か月間の電力使用量を合計し、第1需要家210の数で割ることによって、1か月間の一軒当たりの平均電力使用量(第1平均電力使用量)を算出することができる。
また電力需要予測装置100は、同じ1か月の間に第2需要家220が使用した一軒当たりの平均電力使用量を算出する(S1020)。電力需要予測装置100は、第2DB720に記録されている全ての第2需要家220の1か月間の電力使用量を合計し、第2需要家220の数で割ることによって、1か月間の一軒当たりの平均電力使用量(第2平均電力使用量)を算出することができる。
そして電力需要予測装置100は、(式1)のように、第2平均電力使用量を第1平均電力使用量で除した値を月格差として算出する(S1030)。
月格差=第2平均電力使用量/第1平均電力使用量 …(式1)
第1需要家210も第2需要家220も、平均すれば電気の使い方そのものに大きな差はないと考えられるが、例えば、自宅に太陽光発電設備を設置してある家庭の場合は、スマートメータ410が設置されていることが多いため、第1需要家210の方が第2需要家220に比べて、電力使用量すなわち電気事業者から供給されるべき電力量は少なくなると考えられる。本実施形態のように月格差を計算することにより、第1需要家210と第2需要家220との電力使用量の比率を求めることが可能となる。
なお、月格差は、前の月の1か月間の電力使用量から求めるのみならず、2か月前の1か月間、1年前の1か月間の電力使用量から求めても良い。また2か月以上の複数か月間の電力使用量から求めても良い。
つぎに図9を参照しながら、電力需要予測装置100が行う電力需要の予測処理について説明する。
ここで、上述したように、小売電気事業者は、翌日(予測対象期間)の30分毎の電力需要の予測値を毎日申請しなければならない。そのため、小売電気事業者の担当者は、毎日所定時刻になると、クライアント900に、翌日の電力需要の予測値を求めるための指示入力を行う(S2000)。
そうすると、クライアント900は、電力需要予測装置100に電力需要予測リクエストを送信する(S2010)。
電力需要予測装置100がクライアント900から電力需要予測リクエストを受信すると、第1電力需要予測部104は、まず、翌日に(電力需要の予測対象期間に)第1需要家210が30分毎に使用すると見込まれる電力使用量の一軒当たりの平均値である第1予測値を、第1DB710に記録されている過去の第1需要家210の電力使用量の履歴や、気象情報DB730に記録されている過去の気象情報、翌日の気象予報を用いて求める(S2020)。ここで第1予測値は、30分毎に得られる値であるため48個の値の集合である。
翌日の気象予報は、過去の気象情報と同様に気象情報DB730に記録されているようにしても良いし、通信網300に接続されている不図示のコンピュータから取得するようにしても良い。
電力需要予測装置100は、様々な方法を用いて第1予測値の算出することができる。例えば電力需要予測装置100は、翌日の予想最高気温と最も最高気温が近い日を、過去1か月以内で同じ曜日の中から選び出し、その日一日の30分毎の第1需要家210の電力使用量の一軒当たりの平均値を、第1予測値としても良い。
あるいは電力需要予測装置100は、第1DB710及び気象情報DB730に記憶されている過去のデータを用いて、気温と電力使用量と時刻の関係を表す関係式を求めておき、この関係式に翌日の30分毎の各時刻と各時刻の予想気温を入力することで、第1予測値を求めるようにしても良い。なおこのとき、電力需要予測装置100は、上記の関係式をニューラルネットワークモデルや最小二乗法などの各種の手法を用いて求めることができる。
つぎに電力需要予測装置100の第2電力需要予測部105は、は、上記の第1予測値と、第2需要家220の数と、月格差と、を用いて、翌日に、第2需要家210が全体として30分毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値(第2予測値)を求める(S2030)。具体的には電力需要予測装置100は、(式2)のようにして、第2予測値を求める。なお第2予測値も30分毎に得られる値であるため、48個の値の集合である。
第2予測値=第1予測値×第2需要家の数×月格差 …(式2)
このような態様によって、スマートメータ410を設置していない第2需要家220の電力需要を、スマートメータ410による検針の頻度でつまり30分毎に予測可能にすることができる。また予測値を算出する際に月格差を用いることで、第1需要家210と第2需要家220との電力使用量の違いを考慮しているため、高精度に電力需要の予測値を算出することができる。
続いて電力需要予測装置100の第3電力需要予測部106は、30分毎の第1予測値と、第1需要家の数と、を用いて、翌日に第1需要家210が全体として30分毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値(第3予測値)を求める(S2040)。具体的には電力需要予測装置100は、(式3)のようにして、第3予測値を求める。なお第3予測値も30分毎に得られる値であるため、48個の値の集合である。
第3予測値=第1予測値×第1需要家の数 …(式3)
そして電力需要予測装置100の第4電力需要予測部107は、第2予測値と、第3予測値と、の和(第4予測値)を30分毎に計算することで、翌日の第1需要家210及び第2需要家220の全体の需要家200の30分毎の予想電力需要を求める(S2050)。具体的には電力需要予測装置100は、(式4)のようにして、第4予測値を求める。なお第4予測値も30分毎に得られる値であるため、48個の値の集合である。
第4予測値=第2予測値+第3予測値 …(式4)
このような態様によって、電気事業者の顧客にスマートメータ410を設置していない第2需要家220が含まれていても、顧客の全体の電力需要を、スマートメータ410による検針の頻度でつまり30分毎に予測可能にすることができる。
その後電力需要予測装置100は、第4予測値をクライアント900に送信する(S2060)。
そしてクライアント900が電力需要予測装置100から第4予測値を取得すると(S2070)、小売電気事業者の担当者は、翌日の30分毎の電力需要の予測値を所定の機関に申告する。
==第2実施形態==
第1実施形態では、所定期間(例えば1か月)の間に第1需要家210が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、同じ期間(1か月)の間に第2需要家220が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、の比率を月格差として求めた。
しかしながら、図4に示したように、各需要家200はそれぞれ小売電気事業者と様々な異なる電力契約を締結しており、電力契約が異なる需要家200同士では、日々の電気の使い方が異なるため、電力契約が異なると第1需要家210と第2需要家220との間の月格差が同じにならない可能性がある。そのため、図10に示したように、第2実施形態に係る電力需要予測装置100は、月格差、第1予測値、第2予測値、第3予測値、及び第4予測値をそれぞれ電力契約の種別ごとに分けて算出し、その後、電力契約の種別ごとに算出された第4予測値を合計することで、需要家200全体の翌日の30分毎の電力需要の予測値を算出するようにしている。
このような態様によって、電力需要の予測値の精度を向上させることが可能となる。
また同様に電力契約の種別ごとに算出された第2予測値を合計することで、より高精度に第2需要家220全体の翌日の30分毎の電力需要の予測値を算出することもできる。
==その他の実施形態==
さらに、電力需要予測装置100は、需要者200の住所(地域)や家族構成別に、あるいはこれらの組み合わせ別に、それぞれ月格差、第1予測値、第2予測値、第3予測値、及び第4予測値を算出し、その後、これらの第4予測値をそれぞれ合計することで、需要家200全体の翌日の30分毎の電力需要の予測値を算出するようにしてもよい。
同様に、第2予測値をそれぞれ合計することで、第2需要家220全体の翌日の30分毎の電力需要の予測値を算出することもできる。
このような態様によって、地域や家族構成の違いによる月格差の違いを予測値に反映させることができ、電力需要の予測値の精度を向上させることが可能となる。
以上、電力需要予測装置100について詳細に説明したが、本実施形態に係る電力需要予測装置100によれば、スマートメータ410を設置していない第2需要家220の電力需要を、スマートメータ410による検針の頻度で予測可能にできる。
そしてこれにより、小売電気事業者が、未だにスマートメータ410を設置していない一般家庭や小規模商店を顧客に含む場合であっても、計画値同時同量制度の下で提出が義務づけられている翌日の電力需要の30分毎の予測値を正確に求めることが可能となる。
上述した実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
100 電力需要予測装置
101 第1記憶部
102 第2記憶部
103 使用比率算出部
104 第1電力需要予測部
105 第2電力需要予測部
106 第3電力需要予測部
107 第4電力需要予測部
110 CPU
120 メモリ
130 通信装置
140 記憶装置
150 入力装置
160 出力装置
170 記録媒体読取装置
200 需要家
210 第1需要家
220 第2需要家
300 通信網
410 スマートメータ
420 電力量計
430 通信端末
500 配電線
600 プログラム
700 顧客情報データベース
710 第1データベース
720 第2データベース
730 気象情報データベース
800 記録媒体
900 クライアント
1000 電力系統
1010 電力需要予測システム

Claims (4)

  1. 電力需要の予測値を算出する電力需要予測装置であって、
    スマートメータによって第1期間毎に電力使用量の検針を受ける第1需要家の電力使用量の履歴を記憶する第1記憶部と、
    検針員によって前記第1期間よりも長い第2期間毎に電力使用量の検針を受ける第2需要家の電力使用量の履歴を記憶する第2記憶部と、
    前記第1需要家及び前記第2需要家の前記履歴を用いて、前記第2期間以上の所定期間の間に前記第1需要家が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、前記所定期間の間に前記第2需要家が使用した一軒当たりの平均電力使用量と、の比率を算出する使用比率算出部と、
    電力需要の予測対象期間に前記第1需要家が前記第1期間毎に使用すると見込まれる一軒当たりの平均電力使用量である第1予測値を、前記第1需要家の前記履歴を用いて求める第1電力需要予測部と、
    前記第1予測値と、前記第2需要家の数と、前記比率と、を用いて、前記予測対象期間に、前記第2需要家が全体として前記第1期間毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値を求める第2電力需要予測部と、
    を備えることを特徴とする電力需要予測装置。
  2. 請求項1に記載の電力需要予測装置であって、
    前記第1期間毎の前記第1予測値と、前記第1需要家の数と、を用いて、前記予測対象期間に、前記第1需要家が全体として前記第1期間毎に使用すると見込まれる電力需要の予測値を求める第3電力需要予測部と、
    前記第1需要家の前記第1期間毎の電力需要の前記予測値と、前記第2需要家の前記第1期間毎の電力需要の前記予測値と、の和を前記第1期間毎に求める第4電力需要予測部と、
    をさらに備えることを特徴とする電力需要予測装置。
  3. 請求項1に記載の電力需要予測装置であって、
    前記使用比率算出部は、前記第1需要家及び前記第2需要家が電気事業者との間で締結している電力契約の種別毎に前記比率を算出し、
    前記第1電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記第1予測値を求め、
    前記第2電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記第2需要家の電力需要の前記予測値を求め、前記電力契約の種別毎に求めたそれぞれの前記予測値の合計を求める
    ことを特徴とする電力需要予測装置。
  4. 請求項2に記載の電力需要予測装置であって、
    前記使用比率算出部は、前記第1需要家及び前記第2需要家が電気事業者との間で締結している電力契約の種別毎に前記比率を算出し、
    前記第1電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記第1予測値を求め、
    前記第2電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記第2需要家の電力需要の前記予測値を求め、
    前記第3電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記第1需要家の電力需要の前記予測値を求め、
    前記第4電力需要予測部は、前記電力契約の種別毎に前記和を求め、前記電力契約の種別毎に求めたそれぞれの前記和の合計を求める
    ことを特徴とする電力需要予測装置。
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