JP2017197902A - 操作アシスト装置及び操作アシスト装置付き構造体 - Google Patents

操作アシスト装置及び操作アシスト装置付き構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】人が特別な操作を行うことなく操作力を軽減することが可能な操作アシスト装置及び操作アシスト装置付き構造体を提供する。【解決手段】機構部5は、第1機構部51と、第2機構部52と、連係部材53と、を備え、連係部材53が第1機構部51に連結されている。操作アシスト装置1は、第1機構部51が第1方向D1へ動きソフトクローズ動作が開始するときに連係部材53によって第1機構部51と第2機構部52とが非連係状態から連係状態となり、第1機構部51が第2方向D2へ移動するときに規制部材24の移動が開始されるまで第1機構部51が第2機構部52を押す。機構部5は、第1機構部51が第1方向D1へ移動するときに反発力が生じ、ソフトクローズ動作が終了したときに吸引力が生じるように第1磁石装置3と第2磁石装置4と位置関係を変化させる。【選択図】図4

Description

本発明は、操作アシスト装置及び操作アシスト装置付き構造体に関する。
従来、操作力軽減装置としては、例えば、ソフトクローズ機構を装備した室内引戸において、障子を全閉状態から開く際に一定開き量まで漸増する操作力を軽減する操作力軽減装置が提案されている(特許文献1)。
操作力軽減装置は、枠体で仕切られた出入口である開口部を開閉する障子に装着されている。操作力軽減装置は、揺動レバーと、揺動レバーの当接体が当接する揺動片と、を備え、揺動片が障子の戸先端から出没するように構成されている。また、操作力軽減装置は、揺動レバーの入力部に、ハンドルが取り付けられている。
また、引戸の開閉装置としては、引戸の枠側に設ける枠側永久磁石と、枠側永久磁石に対向して引戸の戸先に設ける引戸側永久磁石と、ハンドルと、を備えた、引戸の開閉装置が提案されている(特許文献2)。
特許文献2に記載された引戸の開閉装置は、ハンドルを回動変位することにより引戸側永久磁石が連動するようにしてある。枠側永久磁石の磁極と該枠側永久磁石の磁極に対向する引戸側永久磁石の磁極は、引戸の閉鎖時には吸引し、引戸の開放時には反発するように対向して設けてある。
特開2013−130022号公報 特開2003−214010号公報
上述の操作力軽減装置では、操作力を軽減するためには操作者がハンドルを掴んでハンドルを回転操作する必要がある。
また、上述の操作力軽減装置では、戸先端からの揺動片の突出量が大きくなるほど、揺動レバーの入力部にかかる負荷が大きくなるので、操作力の軽減効果が少なくなる懸念がある。
上述の引戸の開閉装置では、操作力を軽減するためには操作者がハンドルを回転変位させる必要がある。
また、上述の引戸の開閉装置では、枠側永久磁石の磁極と引戸側永久磁石の磁極とが、引戸の開閉方向において対向するように配置されているので、枠側永久磁石の磁極と引戸側永久磁石の磁極とが吸引するまでの距離や反発し始める距離が比較的短い懸念がある。このため、上述の引戸の開閉装置では、引戸がソフトクローズ機構を装備している場合、操作力の軽減効果が少なくなる懸念がある。
本発明の目的は、人が特別な操作を行うことなく操作力を軽減することが可能な操作アシスト装置及び操作アシスト装置付き構造体を提供することにある。
本発明の操作アシスト装置は、第1構造体の開口部を開閉自在な第2構造体を開閉方向である第1方向に動かすための操作部と、ソフトクローズ機構と、前記第2構造体に設ける第1磁石装置と、前記第1構造体に設ける第2磁石装置と、機構部と、を備える。本発明の操作アシスト装置は、前記第2構造体が前記第1構造体の前記開口部を閉じた閉位置にある状態で、前記第1磁石装置と前記第2磁石装置とが、前記第1方向に直交する第2方向で離れて対向するように構成されている。前記ソフトクローズ機構は、前記第2構造体が開いた状態から閉じる方向へ動いたときに、所定位置で前記第2構造体を減速させ、前記第2構造体を自動的に前記閉位置まで動かすように構成されている。前記機構部は、前記操作部の操作に応じて、前記第1方向と前記第2方向とに直交する第3方向における前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との相対的な位置関係を変化させるように構成されている。前記機構部は、前記第2構造体が前記閉位置にある状態で前記第2構造体が開く方向へ動くように前記操作部が操作されたときに、前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との間に反発力が発生する第1位置関係に前記位置関係を変化させる。前記機構部は、前記第2構造体が開いた状態で前記第2構造体が閉じる方向へ動くように前記操作部が操作されたときに、前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との間に吸引力が発生する第2位置関係に前記位置関係を変化させる。
本発明の操作アシスト装置付き構造体は、前記操作アシスト装置と、前記第2構造体と、を備えることを特徴とする。
本発明の操作アシスト装置においては、人が特別な操作を行うことなく操作力を軽減することが可能となる。
本発明の操作アシスト装置付き構造体においては、人が特別な操作を行うことなく操作力を軽減することが可能となる。
図1は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の概略正面図である。 図2は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の概略断面図である。 図3は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置における要部概略斜視図である。 図4Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図4Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図4Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図4Dは、図4AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図5は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の要部概略平面図である。 図6Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置におけるソフトクローズ機構のフックの概略正面図である。図6Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置におけるソフトクローズ機構のフックの概略平面図である。図6Cは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置におけるソフトクローズ機構のフックの概略側面図である。 図7は、実施形態1における操作アシスト装置の要部概略正面図である。 図8は、実施形態1における操作アシスト装置の別の要部概略正面図である。 図9は、実施形態1における操作アシスト装置の他の要部概略正面図である。 図10Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図10Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図10Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図10Dは、図10AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図11Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図11Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図11Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図11Dは、図11AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図12Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図12Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図12Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図12Dは、図12AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図13Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図13Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図13Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図13Dは、図13AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図14Aは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図14Bは、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図14Cは、実施形態1における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図14Dは、図14AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図15は、第1変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。 図16は、第2変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。 図17Aは、第3変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図17Bは、第3変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。 図18Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図18Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図18Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図18Dは、図18AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図19は、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体の要部概略平面図である。 図20Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図20Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図20Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図20Dは、図20AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図21Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図21Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図21Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図21Dは、図21AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図22Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図22Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図22Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図22Dは、図22AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図23Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図23Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図23Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図23Dは、図23AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。 図24Aは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図24Bは、実施形態2の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した概略正面図である。図24Cは、実施形態2における操作アシスト装置の第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略斜視図である。図24Dは、図24AのY−Y断面における第1磁石装置と第2磁石装置との相対的な位置関係を示す概略断面図である。
以下の実施形態1、2において説明する各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の操作アシスト装置1及び操作アシスト装置付き構造体200について図1〜14に基づいて説明する。
操作アシスト装置付き構造体200は、第1構造体201の開口部202を開閉自在な第2構造体203を備えている。なお、図4、10〜14では、操作アシスト装置1の異なる状態を示している。つまり、図4、10〜14では、操作アシスト装置付き構造体200の異なる状態を示している。
操作アシスト装置1は、図4、10〜14に示すように、ソフトクローズ機構2と、第1磁石装置3と、第2磁石装置4と、第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対位置関係を変化させる機構部5と、を備える。ソフトクローズ機構2は、支持部21と、支持部21に第1端部22bが接続された引張ばね22と、引張ばね22における第1端部22bとは反対側の第2端部22aに接続された規制部材24と、規制部材24と支持部21との間に設けられたダンパ23と、を備える。第1磁石装置3と第2磁石装置4とは、板状で、厚さ方向に直交する面どうしが平行で、第1磁石装置3と第2磁石装置4との互いに平行な面の少なくとも一部同士が向かい合うように対向している。機構部5は、第1構造体201の開口部202を開閉自在な第2構造体203に連結される第1機構部51と、支持部21に連結され且つ第2磁石装置4が固定される第2機構部52と、第1機構部51と第2機構部52とを連係状態と非連係状態とのいずれかとする連係部材53と、を備える。連係部材53は、第1機構部51に連結されている。第1磁石装置3は、規制部材24と引張ばね22と支持部21と介して第2機構部52に連結されている。操作アシスト装置1は、第1機構部51が第1方向D1へ動き第1方向D1への規制部材24の移動が規制されてソフトクローズ動作が開始するときに連係部材53によって第1機構部51と第2機構部52とが非連係状態から連係状態となる。操作アシスト装置1は、第1機構部51が第1方向D1とは反対の第2方向D2へ移動するときに規制部材24の移動が開始されるまで第1機構部51が第2機構部52を第2方向D2へ押すように構成されている。また、第1磁石装置3と第2磁石装置4とは、それぞれ、向かい合う面において、S極とN極とが第1方向に並んでいる。機構部5は、第1機構部51が第1方向D1へ移動するときに反発力が生じ、ソフトクローズ動作が終了したときに吸引力が生じるように第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対的な位置関係を変化させる。以上説明した構成の操作アシスト装置1では、人が特別な操作を行うことなく、第1構造体201の開口部202を閉じる方向に第2構造体203を動かすときの操作力を軽減することが可能となる。第1構造体201の開口部202を閉じる方向は、第1方向D1と同じ方向である。
また、操作アシスト装置1における第1磁石装置3と第2磁石装置4とは、それぞれ、向かい合う面において、S極とN極とが第1方向D1に直交する第3方向D3にも並んでいるのが好ましい。ここで、第1機構部51は、第2方向D2へ移動する場合において規制部材24の移動が開始されたときに第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力が生じるように第1磁石装置3を第3方向D3に沿った方向へ移動させるのが好ましい。これにより、操作アシスト装置1では、人が特別な操作を行うことなく、第1構造体201の開口部202を開く方向に第2構造体203を動かすときの操作力を軽減することが可能となる。第1構造体201の開口部202を開く方向は、第2方向D2と同じである。
操作アシスト装置付き構造体200は、引戸装置であり、第1構造体201が戸枠により構成され、開口部202が戸枠の開口部により構成され、第2構造体203が引戸により構成されている。なお、以下では、説明の便宜上、操作アシスト装置付き構造体200を引戸装置200と称し、第1構造体201を戸枠201と称し、第1構造体201の開口部を戸枠201の開口部202と称し、第2構造体203を引戸203と称することもある。
引戸装置200は、図1〜4に示すように、戸枠201の開口部202を開閉する引戸203と、戸枠201に取り付けられるレール204と、第1戸車205と、第2戸車206と、を備える。引戸装置200は、更に、上述の操作アシスト装置1を備える。
引戸装置200の各構成要素については、以下に詳細に説明する。
引戸装置200は、図4、10〜14に示すように、引戸203の上端部213における長手方向の第1端部213aが第1連結部225を介して第1戸車205と連結され、第2端部213bが第2連結部226を介して第2戸車206と連結されている。したがって、引戸装置200は、引戸203と第1戸車205及び第2戸車206とが連動する。
レール204は、引戸203の開閉方向に沿って配置されている。レール204は、戸枠201における上の横木部材211(図1及び2参照)に固定されている。レール204は、下面側が開放された断面略C字形に形成されている。横木部材211の下面には、レール204を収納する溝211aが形成されている。レール204は、横木部材211の溝211aの底面に固定されている。レール204の材料としては、例えば、ステンレス鋼等を採用することができる。レール204は、第1戸車205及び第2戸車206が走行する走行レールである。よって、第1戸車205及び第2戸車206は、戸枠201に固定されたレール204内を走行自在となっている。引戸装置200は、例えば、図2に示すように、引戸203の下端部が敷居207の溝207aにスライド自在に保持される構成とすることができる。
第1戸車205は、第1機構部51に一体化されている。言い換えれば、第1機構部51は、第1戸車205を備えている。操作アシスト装置1は、ソフトクローズ機構2の支持部21に一体化された走行装置208を備えている。走行装置208は、図4A及び4Bに示すように、支持部21に連結された本体208aと、本体208aの車軸(図示せず)に取り付けられた一対の車輪218と、を備えている。また、第2機構部52は、一対の車輪209を備えている。よって、操作アシスト装置1は、レール204内をレール204の長手方向に沿って往復移動自在となっている。
ソフトクローズ機構2は、引戸203が開いた状態(図4A及び4B参照)から閉じる方向へ動いたときに、図10A及び10Bに示す所定位置で引戸203の減速を開始させ、引戸203を自動的に閉位置(図11B参照)まで動かすように構成されている。ここで、ソフトクローズ機構2は、走行装置208が第2戸車206に当たって第2戸車206を減速させることで引戸203を減速させる。また、ソフトクローズ機構2は、引戸203を自動的に閉位置まで動かすときには、引張ばね22の勢いを緩めつつ、第2機構部52、連結部材53及び第1機構部51を介して第1戸車205を押す。閉位置とは、引戸203の戸先203aが戸枠201に当たる位置である。言い換えれば、閉位置とは、開口部202を引戸203により閉鎖する位置である。以下では、引戸203を自動的に閉位置まで動かす機能を、「自閉機能」ともいう。要するに、ソフトクローズ機構2は、引戸203が開かれた状態から所定位置まで閉じられたときに自閉機能が作動する。言い換えれば、ソフトクローズ機構2は、引戸203が閉じる向きに動かされたときに、引戸203を閉位置まで引き込むための装置である。本明細書では、ソフトクローズ機構2が所定位置にあるときの、引戸203の戸先203aと戸枠201との間の距離を所定距離L1(図10B参照)と称する。所定距離L1は、50mmに設定されている。所定距離L1は、例えば、30mm〜100mm程度の範囲で設定されているのが好ましい。なお、所定位置は、閉位置(以下、「全閉位置」ともいう)と、引戸203を最も開いた位置(以下、「全開位置」ともいう)との間で全閉位置及び全開位置から離れている。
ソフトクローズ機構2は、引張ばね22、ダンパ23及び規制部材24を収納するケース20(図4A、4B及び5参照)を備えているのが好ましい。ケース20は、角筒状に形成されており、その軸方向が、レール204の長手方向に揃うように配置されている。ソフトクローズ機構2は、ケース20の軸方向における走行装置208側の端部20bが支持部21により塞がれているのが好ましい。ケース20の材料は、例えば、ステンレス鋼が好ましい。
規制部材24は、ベース24aと、ベース24aに回転自在に支持されたフック24bと、を備えているのが好ましい。ベース24aは、平面視形状が二股のフォーク状に形成されている。フック24bは、レール204の幅方向に直交する面内で回転自在となるようにベース24aに支持されている。言い換えれば、フック24bは、第1磁石装置3の厚さ方向に直交する面内で回転自在となるようにベース24aに支持されている。規制部材24は、フック24bの一部がケース20の上壁20cから突出するように構成されている。引戸装置200は、自閉機能を作動させるためのトリガ25がレール204に設けられている。トリガ25は、引戸203が開かれた状態から所定位置まで閉じられたときにフック24bと連係して、自閉機能を作動させる。トリガ25は、レール204の上壁の下面から下方に突出した突起により構成されている。トリガ25は、レール204の幅方向に直交する断面の形状を、矩形状とすることができる。
引張ばね22は、引張コイルばねにより構成されている。引張ばね22は、第2端部22aが規制部材24のベース24aに連結され、第1端部22bが支持部21に連結されている。引張ばね22は、レール204の長手方向に沿った方向において伸縮可能となっている。ソフトクローズ機構2は、引張ばね22を2つ備え、2つの引張ばね22がケース20の幅方向に並んで配置されている。また、ソフトクローズ機構2は、ダンパ23を2つ備え、2つのダンパ23がケース20の幅方向に並んで配置されている。
ケース20の上壁20cの幅方向の中央部には、図5に示すように、ケース20の長手方向に沿って形成された直線状のスリット20dと、スリット20dにおいて支持部21側とは反対側の一端に連通して形成された矩形状の孔20eと、が形成されている。これに対して、フック24bは、図6A、6B及び6Cに示すように、スリット20dよりも幅広で且つ孔20eよりも幅狭の頭部24baと、スリット20dよりも幅狭のガイド部24bbと、を備えている。頭部24baは、正面視で上側が開放されたC字形の形状に形成されており、トリガ25をキャッチ可能となっている。フック24bは、頭部24baを孔20eに進退自在に挿入可能となっている。フック24bは、頭部24baが孔20eに挿入された状態で傾く。ガイド部24bbは、正面視矩形状に形成されている。ガイド部24bbは、フック24bが傾いていない状態で、ケース20をレール204の長手方向に沿ってスライド自在にガイドする機能を有する。
ダンパ23は、物体の運動エネルギを熱に変えて散逸させることにより物体の運動を抑制する装置である。ここで、物体は、第1戸車205及び引戸203を含む。ダンパ23としては、例えば、運動エネルギを熱に変えて散逸させる媒体がオイルであるオイルダンパを採用することができる。ダンパ23は、例えば、オイルが封入されたシリンダ23aと、シリンダ23aから突出したロッド23bと、を備えたオイルダンパを採用することができる。ダンパ23は、シリンダ23aが支持部21に連結され、ロッド23bがベース24aに連結されている。
ソフトクローズ機構2は、例えば図4Aに示すように、フック24bが傾いてフック24bの頭部24baの一部が孔20e(図5参照)に入っている状態のとき、図4Bに示すように、引張ばね22及びダンパ23が引っ張られている。
ソフトクローズ機構2は、例えば図10に示すようにフック24bが起立してトリガ25に固定された状態のとき、フック24bを基準としてケース20をスライド自在とすることができる。
ソフトクローズ機構2は、引戸203が開いた状態で且つ自閉機能が作動していない状態では、図4に示すように、引張ばね22が自由長さよりも長い所定長さまで引っ張られており、フック24bが傾き、フック24bの頭部24baの一部が孔20e内にある。引張ばね22の自由長さとは、無荷重時の引張ばね22の長さである。自閉機能が作動していない状態は、ソフトクローズ動作が開始されてない状態を意味する。
ソフトクローズ機構2は、引戸203を閉じる方向において所定位置まで動いたときに、トリガ25にフック24bが接触してフック24bが引き起こされる(図10参照)。すると、ソフトクローズ機構2では、ソフトクローズ動作が開始され、引張ばね22が自由長さに戻ろうとする力により、フック24bを基準としてケース20がスライドする。これにより、引戸装置200では、引戸203が自動的に閉位置まで閉じる。ここで、引戸203が閉じる速度は、引張ばね22の引張力、ダンパ23の減速効果、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間の磁力(反発力)等によって決まる。操作アシスト装置1は、引戸203が戸枠201の開口部202を閉じた閉位置にある状態で、第1磁石装置3と第2磁石装置4とに吸引力が作用するように構成されている。
引戸203は、操作部203b(図1参照)を備えている。操作部203bは、引戸203を開くときや閉じるときに人が手をかける引手である。より詳細には、引手は、引戸203を開くときや閉じるときに人が指をかける金具等により構成することができる。本明細書における引手は、引戸203に対して動く必要のない部材であり、引戸203を開く方向若しくは閉じる方向への操作者の操作力が加えられる部材である。要するに、本実施形態における操作部203bは、引戸203を開く方向に動かすとき及び閉じる方向に動かすときに操作者が特別な操作を行う必要がない部材により構成されている。特別な操作とは、例えば、回転操作等を意味する。
機構部5は、操作部203bの操作に応じて、第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対的な位置関係(以下、「相対位置関係」ともいう。)を変化できるように構成されている。言い換えれば、機構部5は、引戸203の動きに応じて第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対位置関係を変化できるように構成されている。
機構部5については、第1磁石装置3及び第2磁石装置4を説明した後に、より詳細に説明する。
第1磁石装置3は、図4に示すように、複数(図示例では、4つ)の第1磁石31が2次元のアレイ状に配置された磁石アレイにより構成されている。
第1磁石31は、長方形の板状に形成されている。第1磁石31は、厚さ方向の一面側がN極、他面側がS極となるように着磁されている。第1磁石装置3は、厚さ方向の一面において、第1方向D1で隣り合う2つの第1磁石31のうち一方の第1磁石31の磁極面がN極、他方の磁極面がS極、となるように配置されている。また、第1磁石装置3は、厚さ方向の一面において、第1方向D1に直交する第3方向D3で隣り合う2つの第1磁石31のうち一方の第1磁石31の磁極面がN極、他方の磁極面がS極、となるように配置されている。要するに、第1磁石装置3は、第1方向D1において隣り合う第1磁石31同士の磁化の向きを逆としてあり、第3方向D3において隣り合う第1磁石31同士の磁化の向きを逆としてある。
操作アシスト装置1は、第1磁石装置3を保持する保持体300(図4及び7参照)を備えているのが好ましい。保持体300は、第1磁石装置3や第2磁石装置4の磁界に影響を与えないように、常磁性材料や樹脂材料等により形成されているのが好ましい。常磁性材料としては、例えば、アルミニウム、真鍮、銅合金等を挙げることができる。
保持体300は、長尺の板状に形成されている。保持体300は、長手方向が第1方向D1に揃い厚さ方向が第1磁石装置3の厚さ方向に揃うように配置されている。
保持体300は、厚さ方向に貫通する貫通孔303が形成されており、貫通孔303内に第1磁石装置3が配置される。第1磁石装置3は、保持体300に対して接着剤等により固定することができる。保持体300の厚さは、第1磁石装置3の厚さと揃えてあるのが好ましい。
保持体300は、長手方向の第1端部301にスリット311が形成されている。スリット311は、保持体300の厚さ方向に貫通している。スリット311は、第1機構部51において保持体300の厚さ方向が軸方向となるように配置されたピン8(図4A及び4B参照)を進退自在に案内することで第3方向D3における第1磁石装置3の位置を変えるために形成されている。スリット311は、折れ線状に形成されている。より詳細には、スリット311は、第1方向D1に対して傾いている第1スリット部312と、第1方向D1と平行な第2スリット部313と、を有している。スリット311の幅は、第3方向D3における第1磁石31の幅と略同じに設定してある。第1スリット部312は、第3方向において引戸203に近い第1磁石31と同じ高さ位置から、引戸203から遠い第1磁石31の高さ位置にかけて形成されている。第2スリット部313は、第3方向において引戸203から遠い第1磁石31と同じ高さに形成されている。また、保持体300は、長手方向の第2端部302が、リンク7を介して規制部材24のベース24aと連結されている。これにより、操作アシスト装置1は、保持体300の高さ位置を変えることができるように構成されている。要するに、引戸装置200は、操作部203bの操作に応じて第1磁石装置3が第3方向D3において変位できるように構成されている。ここで、引戸装置200は、第1磁石装置3を、第1磁石装置3と第2磁石装置4とが吸引する状態となる位置と、第1磁石装置3と第2磁石装置4とが反発する状態となる位置と、の間で変位させることができる。つまり、操作アシスト装置1は、第3方向D3における第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対位置関係を変えることができるように構成されている。より詳細には、操作アシスト装置1は、第3方向D3において第1磁石31の1個分に相当する変位量だけ第1磁石装置3を変位させることができるようにスリット311の形状を設定してある。
第2磁石装置4は、例えば、複数(図示例では、4つ)の第2磁石41が2次元のアレイ状に配置された磁石アレイにより構成されている。
第2磁石41は、長方形の板状に形成されている。第2磁石41は、厚さ方向の一面側がN極、他面側がS極となるように着磁されている。第2磁石装置4は、厚さ方向の一面において、第1方向D1で隣り合う2つの第2磁石41のうち一方の第2磁石41の磁極面がN極、他方の磁極面がS極、となるように配置されている。また、第2磁石装置4は、厚さ方向の一面において、第1方向D1に直交する第3方向D3で隣り合う2つの第2磁石41のうち一方の第2磁石41の磁極面がN極、他方の磁極面がS極、となるように配置されている。要するに、第2磁石装置4は、第1方向D1において隣り合う第2磁石41同士の磁化の向きを逆としてあり、第3方向D3において隣り合う第2磁石41同士の磁化の向きを逆としてある。
第2磁石装置4は、第1磁石装置3と同じ大きさであるのが好ましい。また、第2磁石41は、第1磁石31と同じ大きさであるのが好ましい。
上述の第1磁石31及び第2磁石41は、永久磁石により構成されているのが好ましい。永久磁石の材料としては、例えば、ネオジム(NdFeB)、サマリウムコバルト(SmCo)、アルニコ(Al−Ni−Co)、フェライト等を採用することができる。
操作アシスト装置1は、第2磁石装置4を2つ備えているのが好ましい。操作アシスト装置1は、2つの第2磁石装置4が第1磁石装置3の厚さ方向の両側に配置され、2つの第2磁石装置4同士が対向している。また、操作アシスト装置1は、2つの第2磁石装置4において互いに対向する第2磁石41同士で磁化の向きが逆向きとなるように2つの第2磁石装置4が配置されている。第2磁石装置4は、第1磁石装置3の厚さ方向において第2磁石装置4と第1磁石装置3とが所定ギャップ長だけ離れるように配置されている。より詳細には、操作アシスト装置1は、2つの第2磁石装置4の間に各第2磁石装置4から離れて第1磁石装置3が位置するように、第1磁石装置3及び第2磁石装置4の相対的な位置関係を設定してあるのが好ましい。これにより、操作アシスト装置1は、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間のギャップの狭ギャップ化を図りながらも、第1磁石装置3と第2磁石装置4との接触を抑制することが可能となる。操作アシスト装置1は、第1磁石装置3と第2磁石装置4とのギャップの狭ギャップ化により、磁束の利用効率の向上を図ることが可能となって、第1磁石装置3及び第2磁石装置4の小型化を図ることが可能となる。
操作アシスト装置1は、第2機構部52が、第2磁石装置4を支持する支持体521(図4、8及び9参照)を2つ備えているのが好ましい。支持体521は、第1磁石装置3や第2磁石装置4の磁界に影響を与えないように、常磁性材料や樹脂材料等により形成されているのが好ましい。常磁性材料としては、例えば、アルミニウム、真鍮、銅合金等を挙げることができる。
支持体521は、保持体300よりも長尺の板状に形成されている。支持体521は、長手方向が第1方向D1に揃い厚さ方向が第2磁石装置4の厚さ方向に揃うように配置されている。第2機構部52は、各支持体521に、車輪209が1つずつ取り付けられている。
第2磁石装置4は、支持体521の厚さ方向の一面に配置されている。第2磁石装置4は、支持体521に対して接着剤等により固定することができる。
操作アシスト装置1は、第1磁石装置3の厚さ方向において第1磁石31と第2磁石41との異極同士が対向する場合、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力が発生する。また、操作アシスト装置1は、第1磁石装置3の厚さ方向において第1磁石31と第2磁石41との同極同士が対向する場合、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に反発力が発生する。
機構部5は、上述のように、第1機構部51と、第2機構部52と、連係部材53と、を備える。
第1機構部51は、平面視形状がU字状に形成された押し部材511と、押し部材511の2つの側片513の先端部間に架け渡された円柱状のピン8と、を備えている。第1機構部51は、押し部材511の基部512に第1戸車205が一体化されている。
第2機構部52は、2つの支持体521と、2つの支持体521の長手方向の第1端部522同士の間に架け渡された円柱状のピン524と、を備え、2つの支持体521の長手方向の第2端部523が、支持部21に連結されている。操作アシスト装置1では、2つの支持体521の長手方向の第2端部523同士の間に、支持部21が介在している。第2機構部52のピン524と第1機構部51のピン8とは、互いに干渉しないように第3方向D3における相対的な配置を異ならせてある。したがって、第2機構部52と第1機構部51との相対的な位置関係が第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3それぞれにおいて変化するときに、ピン524とピン8とが接触するのを抑制することができる。これにより、操作アシスト装置1は、第2機構部52及び第1機構部51それぞれの動作安定性を向上させることが可能となる。
連係部材53は、第1機構部51の押し部材511の2つの側片513の外側面側に配置されている。連係部材53は、第1機構部51に対して、第1磁石装置3の厚さ方向に沿った方向に直交する面内において回転自在となるように回転軸54によって支持されている。よって、連係部材53は、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3のいずれの方向へも、第1機構部51と一緒に動くことができる。
連係部材53は、回転軸54を中心として第2機構部52に近い側が連係片531を構成し、第2機構部52から遠い側が連係解除片532を構成している。連係片531は、第2機構部52と第1機構部51とを連係状態とするための機能部であり、連係解除片532は、第2機構部52と第1機構部51とを非連係状態とするための機能部である。連係部材53は、第1機構部51と第2機構部52との間での動力の伝達、遮断を行うクラッチとして機能することができる。
連係片531は、回転軸54の軸方向から見た形状が、扇状の形状に形成されており、円弧状の先端面にピン524(以下、「駆動用ピン524」ともいう)と当たることが可能となっている。操作アシスト装置1は、第2機構部52が連係部材53の連係片531の先端面に当たった状態において、第2機構部52と連係部材53と第1機構部51とが一緒に動くことが可能となっている。
連係解除片532は、回転軸54の軸方向から見た形状が、直角三角形状の形状に形成されており、斜面が、レール204に固定されているピン9(以下、「連係解除用ピン9」ともいう)と当たることが可能となっている。連係解除用ピン9は、引戸203が閉位置まで移動したときに連係解除片532を回転させて第2機構部52と第1機構部51とを非連係状態とする。
引戸装置200では、引戸203が開いた状態で操作者が操作部203bに触れて引戸203を閉じる向きの操作力を与えると、引戸203の戸先203aが戸枠201に近づくように引戸203が移動する。このとき、引戸装置200では、ソフトクローズ機構2の規制部材24が所定位置に達すると、規制部材24がトリガ25に引っ掛かり、且つ、第2機構部52のピン524が連係部材53に当たり第2機構部52と第1機構部51とが共動可能な連係状態となる。よって、引戸装置200では、ソフトクローズ機構2による引き込み力と、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に発生する磁力と、によって、引戸203が自動的にゆっくりと閉まることができる。操作アシスト装置1では、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に発生する磁力が、操作力を軽減する補助力として作用する。
図4Bは、引戸203が開いた状態から引戸203を閉める方向へ閉め始めたときの概略正面図である。図4Bの状態では、第2機構部52が第2戸車206によって押されて第1方向D1へ動くことができる。図4Bの状態では、図4A、4C及び4Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との同極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に反発力が発生する。
図10Bは、引戸203を示す途中で、規制部材24が、ソフトクローズ動作が開始する所定位置まで移動したときの引戸装置200の概略正面図である。図10Bの状態では、第2機構部52が連係部材53に当たっており、第2機構部52が連係部材53を第1方向D1へ押すことで第1機構部51が押され、第1機構部51に連結されている引戸203が動く。図10Bの状態では、図10A、10C及び10Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との同極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に反発力が発生する。
図11Bは、引戸203が閉位置まで移動したときの引戸装置200の概略正面図である。つまり、図11Bは、ソフトクローズ動作が終了したときの引戸装置200の概略正面図である。図11Bの状態では、図11A、11C及び11Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との一部同士で異極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力が発生する。
引戸装置200では、引戸203が閉じた状態で操作者が操作部203bに指をかけて引戸203を開く向きの操作力を与えると、引戸203の戸先203aが戸枠201から離れるように引戸203が移動する。このとき、引戸装置200では、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に発生する磁力によって、引戸203を開くときの操作力を軽減することが可能となる。
図12Bは、引戸203が閉位置にある状態から引戸203を開く方向へ開き始めたときの概略正面図である。図12Bの状態では、図12A、12C及び12Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との一部同士で異極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力が発生する。
図13Bは、引戸203が開く向きに移動している途中で第1機構部51のピン8がスリット311に入り込んで第3方向における第1磁石装置3と第2磁石装置4との相対的な位置関係を変化させたときの概略正面図である。図13Bの状態では、図13A、13C及び13Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との一部同士で同極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に反発力が発生する。
図14Bは、第1機構部51のピン8がスリット311の奥まで入り込んで第1機構部51が第2機構部52を押しているときの概略正面図である。図14Bの状態では、図14A、14C及び14Dに示すように、第1磁石装置3と第2磁石装置4との一部同士で異極同士が対向しているので、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力が発生する。
引戸装置200では、引戸203が図14Bの状態から更に開かれたときに規制部材24のフック24bがトリガ25から解除された状態となる。これにより、操作アシスト装置1は、図4と同様の状態に戻る。よって、操作アシスト装置1では、ソフトクローズ機構2が初期状態となる。
引戸装置200では、引戸203を閉じるときに、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に吸引力を発生させることが可能なので、ソフトクローズ機構2における引張ばね22の引張力を弱めることが可能となる。これにより、引戸装置200では、引戸203を開くときに必要な操作力を軽減することが可能となる。
引戸装置200は、ソフトクローズ機構2における引き込み力が、第1磁石装置3と第2磁石装置4との間に発生する磁力の第1方向D1に沿った成分、よりも大きい。よって、引戸装置200は、操作者が引戸203を開くときの操作力を軽減することが可能となる。
引戸203を閉じるとき及び開くときそれぞれにおける操作部203bの荷重(以下、「操作荷重」ともいう。)は、荷重測定器により測定することができる。荷重測定器としては、例えば、アイコーエンジニアリング株式会社製のMODEL−2256を用いることができる。
本実施形態の操作アシスト装置付き構造体200は、操作アシスト装置1と、第2構造体203と、を備える。よって、本実施形態の操作アシスト装置付き構造体200は、人が特別な操作を行うことなく操作力を軽減することが可能となる。
また、引戸装置200は、引戸203に、操作アシストのための別途の部材を配置する必要がなく、操作アシスト装置1が、操作者の通行の邪魔になるのを防止することが可能となる。また、引戸装置200は、操作アシスト装置1をレール204内に配置すればよく引戸203に配置する必要がないので、引戸装置200の意匠性、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
図15は、第1変形例の操作アシスト装置付き構造体200である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。
第1変形例の操作アシスト装置付き構造体200は、実施形態1の引戸装置200においてレール204に固定されている連係解除用ピン9(図11参照)を設けていない。この代わりに、第1変形例の操作アシスト装置付き構造体200は、レール204に固定された磁石91を備えている点が実施形態1とは相違する。第1変形例の操作アシスト装置付き構造体200では、連係部材53を磁性材料により形成してある。磁石91は、引戸203が閉位置まで移動したときに連係解除片532を回転させて第2機構部52と第1機構部51とを非連係状態とすることができる位置に配置してある。
図16は、第2変形例の操作アシスト装置付き構造体200である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。
第2変形例の操作アシスト装置付き構造体200は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200と基本構成が同じで、連係部材53の連係片531に、駆動用ピン524が進退自在に入る凹部533を設けてある点が実施形態1とは相違する。
第2変形例の操作アシスト装置付き構造体200では、連係部材53の連係片531に凹部533を設けてあることにより、実施形態1に比べて、連係部材53による第1機構部51と第2機構部52との連係状態をより安定した連係状態とすることが可能となる。第2変形例の操作アシスト装置付構造体200は、第1変形例の操作アシスト装置付構造体200と同様に、実施形態1の引戸装置200においてレール204に固定されている連係解除用ピン9(図11参照)を設ける代わりに、磁石91を設けてもよい。
図17Aは、第3変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略平面図である。図17Bは、第3変形例の操作アシスト装置付き構造体である引戸装置の一部破断した要部概略正面図である。
第3変形例の操作アシスト装置付き構造体200は、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200と基本構成が同じである。第3変形例の操作アシスト装置付き構造体200は、連係部材53の連係片531に、第3方向D3に沿って突出する凸部534を設け、第2機構部52に、凸部534が進退自在に入る開口部526を設けてある点が実施形態1とは相違する。第2機構部52の開口部526は、一対の支持体521と、一対の支持体521の第1端部522同士の間に架け渡された2つの連結部材524、525と、で囲まれた空間により形成されている。2つの連結部材524、525は、第1方向D1において離れて配置されている。
第3変形例の操作アシスト装置付き構造体200では、上述のように、連係部材53の連係片531に凸部534を設け、第2機構部52に開口部526を設けてある。これにより、第3変形例の操作アシスト装置付き構造体200では、実施形態1に比べて、連係部材53による第1機構部51と第2機構部52との連係状態をより安定した連係状態とすることが可能となる。第3変形例の操作アシスト装置付構造体200は、第1変形例の操作アシスト装置付構造体200と同様に、実施形態1の引戸装置200においてレール204に固定されている連係解除用ピン9(図11参照)を設ける代わりに、磁石91を設けてもよい。
(実施形態2)
以下では、本実施形態の操作アシスト装置1及び操作アシスト装置付き構造体200について図18〜24に基づいて説明する。
操作アシスト装置付き構造体200は、第1構造体201の開口部202を開閉自在な第2構造体203を備えている。図18、20〜14では、操作アシスト装置1の動作時点が異なる。つまり、図18、20〜24では、操作アシスト装置付き構造体200の動作時点が異なる。なお、実施形態1と同様の構成要素については、実施形態1と同一の符号を付して説明を省略する。図18、20〜24の動作時点は、それぞれ、図4、10〜14の動作時点に対応する。
実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200では、走行装置208と第2戸車206とが接続されておらず互いに独立している。このため、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200では、引戸203を開ける際に、図12の状態から図13の状態に変化したときに負荷が発生するので、操作者に違和感を与えてしまう可能性がある。つまり、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200では、引戸203を開く途中で荷重が急激に変化する可能性がある。また、実施形態1の操作アシスト装置付き構造体200では、引戸203を図14の状態から更に開いた後、引戸203を閉じる際に、引戸203を閉める方向に、ある程度、勢いよく操作しないと操作アシスト装置1が図4のような初期状態に戻らないことがある。
これに対して、本実施形態の操作アシスト装置1では、機構部5が、支持部21における引張ばね22が接続されている側とは反対側に配置され第2構造体203に接続される弾性部材6を備えている。これにより、本実施形態の操作アシスト装置1は、第2構造体203を開く途中での荷重の急激な変化を抑制することが可能となる。よって、操作アシスト装置1は、第2構造体203の操作者に違和感を与えてしまうのを抑制することが可能となる。また、本実施形態の操作アシスト装置1は、引戸203を開いてから閉じるときに操作アシスト装置1を初期状態により確実に復帰させることが可能となり、動作信頼性を向上させることが可能となる。
弾性部材6は、走行装置208の本体208aと第2戸車206の本体206aとの間に介在させてある。
弾性部材6は、ばねであるのが好ましい。これにより、操作アシスト装置1は、弾性部材6がゴムにより形成されている場合に比べて、耐久性を向上させることが可能となる。
弾性部材6を構成するばねは、予め張力が印加されているのが好ましい。これにより、操作アシスト装置1は、第1方向D1における弾性部材6の長さが一定の長さ以下になるのを抑制することが可能となる。よって、本実施形態の操作アシスト装置1では、第2構造体203を開く途中での荷重の変化をより抑制することが可能となる。
本実施形態の操作アシスト装置1では、弾性部材6を構成するばねが、コイルばねである。本実施形態の操作アシスト装置1では、ばねに予め張力が印加されるように走行装置208の本体208aと第2戸車206の本体206aとの距離を一定距離に保つスペーサ60を備えている。スペーサ60は、走行装置208の本体208aから第2戸車206に向かって突出した円柱状の突起61と、第2戸車206の本体206aから走行装置208に向かって突出した円柱状の突起62と、により構成することができる。
以上、本発明の構成を、実施形態1、2に基づいて説明したが、本発明は、実施形態1、2の構成に限らず、例えば、実施形態1、2の部分的な構成を、適宜組み合わせてある構成であってもよい。また、実施形態1、2に記載した材料、数値等は、好ましい例を挙げているだけであり、それに限定する主旨ではない。更に、本発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
例えば、操作アシスト装置1は、第2磁石装置4数が、2つに限らず1つでもよい。また、また、操作アシスト装置1は、第1磁石装置3の数と第2磁石装置4の数との両方を複数としてもよい。
第2構造体203は、引戸に限らず、開き戸、折れ戸、雨戸、窓、サッシ、AVボード開き戸、収納引き出し、棚の収納引出し、ソフトダウンウォール、吊り戸棚、冷蔵庫の引き出し、シャッター、玄関扉等でもよい。
1 操作アシスト装置
2 ソフトクローズ機構
3 第1磁石装置
4 第2磁石装置
5 機構部
6 弾性部材
21 支持部
22 引張ばね
22b 第1端部
22a 第2端部
23 ダンパ
51 第1機構部
52 第2機構部
53 連係部材
200 操作アシスト装置付き構造体
201 戸枠(第1構造体)
202 開口部
203 引戸(第2構造体)
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向

Claims (7)

  1. ソフトクローズ機構と、第1磁石装置と、第2磁石装置と、前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との相対位置関係を変化させる機構部と、を備え、
    前記ソフトクローズ機構は、支持部と、前記支持部に第1端部が接続された引張ばねと、前記引張ばねにおける前記第1端部とは反対側の第2端部に接続された規制部材と、前記規制部材と前記支持部との間に設けられたダンパと、を備え、
    前記第1磁石装置と前記第2磁石装置とは、板状で、厚さ方向に直交する面どうしが平行で、前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との互いに平行な面の少なくとも一部同士が向かい合うように対向しており、
    前記機構部は、第1構造体の開口部を開閉自在な第2構造体に連結される第1機構部と、前記支持部に連結され且つ前記第2磁石装置が固定される第2機構部と、前記第1機構部と前記第2機構部とを連係状態と非連係状態とのいずれかとする連係部材と、を備え、
    前記連係部材は、前記第1機構部に連結されており、
    前記第1磁石装置は、前記規制部材と前記引張ばねと前記支持部と介して前記第2機構部に連結されており、
    第1機構部が第1方向へ動き前記第1方向への前記規制部材の移動が規制されてソフトクローズ動作が開始するときに前記連係部材によって前記第1機構部と前記第2機構部とが非連係状態から連係状態となり、
    前記第1機構部が前記第1方向とは反対の第2方向へ移動するときに前記規制部材の移動が開始されるまで前記第1機構部が前記第2機構部を前記第2方向へ押すように構成されており、
    前記第1磁石装置と前記第2磁石装置とは、それぞれ、向かい合う面において、S極とN極とが第1方向に並んでおり、
    前記機構部は、前記第1機構部が前記第1方向へ移動するときに反発力が生じ、前記ソフトクローズ動作が終了したときに吸引力が生じるように前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との相対的な位置関係を変化させる、
    ことを特徴とする操作アシスト装置。
  2. 前記第1磁石装置と前記第2磁石装置とは、それぞれ、向かい合う面において、S極とN極とが前記第1方向に直交する第3方向にも並んでおり、
    前記第1機構部は、前記第2方向へ移動する場合において前記規制部材の移動が開始されたときに前記第1磁石装置と前記第2磁石装置との間に吸引力が生じるように前記第1磁石装置を前記第3方向に沿った方向へ移動させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の操作アシスト装置。
  3. 前記機構部は、前記支持部における前記引張ばねが接続されている側とは反対側に配置され前記第2構造体に接続される弾性部材を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の操作アシスト装置。
  4. 前記弾性部材は、ばねである、
    ことを特徴とする請求項3記載の操作アシスト装置。
  5. 前記ばねは、予め張力が印加されている、
    ことを特徴とする請求項4記載の操作アシスト装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の操作アシスト装置と、前記第2構造体と、を備える、
    ことを特徴とする操作アシスト装置付き構造体。
  7. 前記第2構造体は、引戸である、
    ことを特徴とする請求項6記載の操作アシスト装置付き構造体。
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