JP2017195750A - Dc/dcコンバータおよびその制御方法、電源アダプタおよび電子機器 - Google Patents

Dc/dcコンバータおよびその制御方法、電源アダプタおよび電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】従来とは異なる過電圧保護を提供する。【解決手段】コントロール回路14は、DC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTが目標値に近づくように、スイッチングトランジスタM1を駆動する。OVP回路16は、DC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTが第1しきい値電圧を超えると活性化し、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が小さくなるようにコントロール回路14に作用する。またOVP回路16は、出力電圧VOUTが第1しきい値電圧より低く定められた第2しきい値電圧を下回ると非活性化する。【選択図】図3

Description

本発明は、DC/DCコンバータに関する。
AC/DCコンバータをはじめとする様々な電源回路に、フライバック型のDC/DCコンバータが利用される。図1(a)、(b)は、フライバックコンバータ200R、200Sの回路図である。図1(a)のフライバックコンバータ200Rは、入力端子P1の入力電圧VINを受け、所定の目標電圧に安定化された直流の出力電圧VOUTを生成し、出力端子P2と接地端子P3の間に接続される負荷(不図示)に供給する。トランスT1の一次巻線W1には、スイッチングトランジスタM1が接続され、二次巻線W2には、整流ダイオードD1が接続される。出力キャパシタC1は、出力端子P2に接続される。
フィードバック回路206は、出力電圧VOUTとその目標電圧VOUT(REF)の誤差に応じた電流で、フォトカプラ204の発光素子を駆動する。フォトカプラ204の受光素子には、誤差に応じたフィードバック電流IFBが流れる。一次側コントローラ202は、フィードバック電流IFBに応じたフィードバック電圧VFBを受け、フィードバック電圧VFBに応じたデューティ比(あるいは周波数)を有するパルス信号を発生し、スイッチングトランジスタM1を駆動する。
フライバックコンバータ200Rを初めとするさまざまな電源回路には、過電圧保護機能が搭載される。図1(a)のフライバックコンバータ200Rは、過電圧保護(OVP)回路220Rを備える。OVP回路220Rは、出力電圧VOUTを監視し、所定の電圧VTHを超える間、第2フォトカプラ222の発光素子を駆動する。これにより第2フォトカプラ222の2次側の受光素子に電流が流れ、過電圧状態が一次側コントローラ202のOVP端子に通知される。一次側コントローラ202は、過電圧状態が通知されると、スイッチングを停止する。
図1(b)のフライバックコンバータ200SのOVP回路220は、出力電圧VOUTを監視し、所定の電圧VTHを超える間、フォトカプラ204の発光素子を駆動する。これにより発光素子に正常時より大きい電流が流れ、フィードバック電圧VFBが低下する。これによりスイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が小さくなり、出力電圧VOUTがさらに上昇するのが抑制される。
従来のOVP機能では、過電圧状態が発生すると、異常検出信号をラッチし、リセットされるまでフライバックコンバータ200Rの動作を停止させるのが一般的であった。DC/DCコンバータ200Sにおいては、異常状態が続く限り出力電圧VOUTの上昇を制限する動作が一般的であった。
図2(a)は、図1(a)のフライバックコンバータ200Rの過電圧保護動作を示す図である。時刻t0より前において回路は正常であり、出力電圧VOUTは目標電圧VOUT(REF)に安定化されている。時刻t0に、出力電圧VOUTが何らかの要因で上昇し始める。時刻t1に出力電圧VOUTがしきい値電圧VOVPを超えると、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、その状態でラッチされる。過電圧の要因が取り除かれると、出力電圧VOUTはゼロに低下していき、その後、ゼロを維持する。
図2(b)は、図1(b)のフライバックコンバータ200Sの過電圧保護動作を示す図である。時刻t1において過電圧状態が検出された後、過電圧保護が有効となる。過電圧の要因が存続し続けると、出力電圧VOUTはしきい値電圧VOVPの近傍に維持される。
特開2013−156366号公報 特開2015−027216号公報
本発明は、従来の過電圧保護について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。図2(a)の過電圧保護では、時刻t1においてスイッチングトランジスタM1のスイッチングを停止した後に、スイッチングトランジスタM1のスイッチングを再開するために一次側コントローラ202のラッチ状態を解除する必要があり、そのためにシステムをリセットする必要がある。このリセットは、たとえばフライバックコンバータ200Rの入力電圧VINを一旦オフすることを要する。したがってシステム全体での復帰シーケンスを組む必要がある。
また、図2(b)の過電圧保護では、フライバックコンバータ200Sの負荷には、過電圧保護が有効となった時刻t1以降、しきい値電圧VOVP付近の出力電圧VOUTが供給され続けることなり、発熱などの要因となる。また負荷は、フライバックコンバータ200Sが過電圧状態となったことを知ることができない。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、従来とは異なる過電圧保護を提供可能な電源回路の提供にある。
本発明のある態様は、DC/DCコンバータに関する。DC/DCコンバータは、スイッチングトランジスタと、DC/DCコンバータの出力電圧が目標値に近づくように、スイッチングトランジスタを駆動するコントロール回路と、(i)DC/DCコンバータの出力電圧が第1しきい値電圧を超えると活性化し、スイッチングトランジスタのスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が小さくなるようにコントロール回路に作用し、(ii)出力電圧が第1しきい値電圧より低く定められた第2しきい値電圧を下回ると非活性化する過電圧保護回路と、を備える。
この態様によると、過電圧状態が持続したときに、DC/DCコンバータの出力電圧は、第1しきい値電圧と第2しきい値電圧の間を往復することとなる。したがって負荷に過電圧が印加され続けるのを防止できる。また、過電圧の要因が取り除かれた場合には、リセットシーケンスを経ずに、通常動作に復帰できる。
過電圧保護回路は、活性化状態においてDC/DCコンバータの出力電圧を強制的に低下させてもよい。DC/DCコンバータの出力ラインと接地の間には、いくつかの放電経路が存在するが、過電圧保護回路によってそれとは別経路でDC/DCコンバータの出力キャパシタを放電することで、出力電圧の低下速度を制御できる。
DC/DCコンバータは絶縁コンバータであり、一次巻線および二次巻線を有するトランスと、二次巻線と接続され、出力電圧を生成する2次側整流回路と、をさらに備えてもよい。コントロール回路は、発光素子および受光素子を含むフォトカプラと、出力電圧が目標電圧に近づくように、フォトカプラの発光素子を駆動するフィードバック回路と、フォトカプラの受光素子と接続され、フォトカプラからのフィードバック信号に応じてスイッチングトランジスタをスイッチングする一次側コントローラと、を含んでもよい。過電圧保護回路は、トランスの2次側に設けられ、活性化状態において、フォトカプラの発光素子を駆動してもよい。
フォトカプラを駆動することにより、スイッチングトランジスタのスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が低下する。また、フォトカプラに電流が流れることにより、出力ラインに接続される平滑キャパシタが放電され、出力電圧を強制的に低下させることができる。
過電圧保護回路は、アノードがフォトカプラの発光素子のカソードと接続され、カソードが接地ラインと接続されるサイリスタと、サイリスタのゲートとDC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられたツェナーダイオードと、を含んでもよい。
過電圧状態となるとサイリスタのゲートに電流が供給され、あるいはハイレベルが入力され、オンとなる。サイリスタに流れる電流によりフォトカプラの発光素子が駆動され、出力電圧が低下する。そしてサイリスタのアノードカソード間の電圧が、第2しきい値電圧に応じた電圧レベルまで低下すると、サイリスタのオン状態が解除される。
サイリスタは、NPN型/Nチャンネルの第1トランジスタと、PNP型/Pチャンネルの第2トランジスタの組み合わせで構成されてもよい。
過電圧保護回路は、一端がフォトカプラの発光素子のカソードと接続される第1抵抗と、コレクタ/ドレインが第1抵抗の他端と接続され、エミッタ/ソースが接地ラインと接続されるNPN型/Nチャンネルの第1トランジスタと、第1トランジスタのベース/ゲートと接地ラインの間に設けられた第2抵抗と、エミッタ/ソースがフォトカプラの発光素子のカソードと接続され、ベース/ゲートが第1トランジスタのコレクタ/ドレインと接続され、コレクタ/ドレインが第1トランジスタのベース/ゲートと接続されるPNP型/Pチャンネルの第2トランジスタと、を含んでもよい。過電圧保護回路は、出力電圧が第1しきい値電圧を超えると、第1トランジスタのベース/ゲートに電流が供給され、あるいはハイレベル電圧が入力されるように構成されてもよい。第1トランジスタ、第2トランジスタ、第1抵抗、第2抵抗がサイリスタを形成しており、要求される動作を実現できる。
過電圧保護回路は、第1トランジスタのベース/ゲートとDC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられた第1ツェナーダイオードをさらに含んでもよい。
過電圧保護回路は、一端が接地ラインと接続される第1キャパシタと、出力電圧が第1しきい値電圧を超えると、第1キャパシタを充電する充電回路と、出力電圧が第2しきい値電圧を下回ると第1キャパシタを放電する放電回路と、ゲートに第1キャパシタの電圧に応じた電圧を受け、ドレインがフォトカプラの発光素子のカソードと接続され、ソースが接地ラインと接続される第3トランジスタと、を含んでもよい。
充電回路は、エミッタ/ソースがDC/DCコンバータの出力ラインと接続されるPNP型/Pチャンネルの第4トランジスタと、第4トランジスタのベース/ゲートとDC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられる第3抵抗と、第4トランジスタのコレクタ/ドレインと第1キャパシタの間に設けられる第4抵抗と、第4トランジスタのベース/ゲートと前記接地ラインの間に設けられた第2ツェナーダイオードと、を含んでもよい。
放電回路の放電先は、DC/DCコンバータの出力ラインであってもよい。
放電回路は、第1キャパシタとDC/DCコンバータの出力ラインの間に、カソードが出力ライン側となる向きで設けられたダイオードを含んでもよい。
過電圧保護回路は、第1キャパシタと並列な経路上に直列に設けられた第5抵抗および第3ツェナーダイオードをさらに含み、第3トランジスタのゲートには、第3ツェナーダイオードのカソードの電圧が入力されてもよい。
本発明の別の態様は電子機器に関する。電子機器は、負荷と、商用交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、直流入力電圧を降圧し、負荷に供給する上述のいずれかのDC/DCコンバータと、を備えてもよい。
本発明の別の態様は電源アダプタに関する。電源アダプタは、商用交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、直流入力電圧を降圧し、負荷に供給する上述のいずれかのDC/DCコンバータと、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、従来と異なる過電圧保護を提供できる。
図1(a)、(b)は、フライバックコンバータの回路図である。 図2(a)、(b)は、図1(a)、(b)のDC/DCコンバータの過電圧保護動作を示す図である。 実施の形態に係るDC/DCコンバータのブロック図である。 図3のDC/DCコンバータの動作波形図である。 第1構成例に係るDC/DCコンバータの回路図である。 第2構成例に係るDC/DCコンバータの回路図である。 図6のOVP回路の具体的な構成例を示す回路図である。 第3構成例に係るDC/DCコンバータの回路図である。 第4構成例に係るDC/DCコンバータの回路図である。 DC/DCコンバータを備えるAC/DCコンバータの回路図である。 AC/DCコンバータを備えるACアダプタを示す図である。 図12(a)、(b)は、AC/DCコンバータを備える電子機器を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさず、あるいは機能を阻害しない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさず、あるいは機能を阻害しない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係るDC/DCコンバータ10のブロック図である。DC/DCコンバータ10は、コンバータ出力回路12、コントロール回路14、OVP回路16を備える。コンバータ出力回路12は、スイッチングトランジスタM1と、インダクタやトランス、平滑キャパシタや整流素子などを含む。コンバータ出力回路12のトポロジーは特に限定されない。コンバータ出力回路12は、入力ライン20を介して入力電圧VINを受け、昇圧、あるいは降圧して、所定の目標電圧VOUT(REF)に安定化された出力電圧VOUTを生成し、出力ライン22に発生する。
コントロール回路14は、DC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTが目標値に近づくように、スイッチングトランジスタM1を駆動する。コントロール回路14の構成、制御方式も特に限定されず、電圧モード、ピーク電流モード、平均電流モードのコントローラであってもよいし、ヒステリシス制御(Bang-Bang)制御のコントローラであってもよい。また、変調方式もPWM(Pulse Width Modulation)、PFM(Pulse Frequency Modulation)などを採用でき、特に限定されない。
OVP回路16は、DC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTが第1しきい値電圧VTH1を超えると活性化する。第1しきい値電圧VTH1は、目標電圧VOUT(REF)より高く定められる。OVP回路16は、活性化状態において、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が小さくなるようにコントロール回路14に作用する。
より好ましくはOVP回路16は、活性化状態においてDC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTを強制的に低下させる。たとえばOVP回路16は、出力ライン22から電流を引き抜くことにより、出力電圧VOUTを低下させてもよい。
OVP回路16は、出力電圧VOUTが第1しきい値電圧VTH1より低く定められた第2しきい値電圧VTH2を下回ると非活性化する。
以上がDC/DCコンバータ10の構成である。続いてその動作を説明する。
図4は、図3のDC/DCコンバータ10の動作波形図である。時刻t0より前においてDC/DCコンバータ10は正常であり、出力電圧VOUTは、目標電圧VOUT(REF)に安定化される。
時刻t0に、過電圧の要因が発生すると、出力電圧VOUTが上昇し始める。時刻t1に出力電圧VOUTが第1しきい値電圧VTH1に達すると、OVP回路16が活性化する。そうするとスイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、また出力電圧VOUTが強制的に低下する。時刻t2に出力電圧VOUTが第2しきい値電圧VTH2まで低下すると、OVP回路16が非活性化される。そうすると、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが再開する。
過電圧の要因が取り除かれている場合には、出力電圧VOUTは一点鎖線(i)で示すように目標電圧VOUT(REF)に復帰する。
一方、過電圧の要因が引き続き存在する場合には、出力電圧VOUTは実線(ii)で示すように目標電圧VOUT(REF)を超え、再び第1しきい値電圧VTH1に達する。そうすると、OVP回路16が活性化される。過電圧状態が持続すると、DC/DCコンバータ10の出力電圧VOUTは、第1しきい値電圧VTH1と第2しきい値電圧VTH2の間を往復することとなる。
以上がDC/DCコンバータ10の動作である。このDC/DCコンバータ10によれば、負荷に過電圧が印加され続けるのを防止できる。また、過電圧の要因が取り除かれた場合には、リセットシーケンスを経ずに、通常動作に復帰できる。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例を説明する。
(第1構成例)
図5は、第1構成例に係るDC/DCコンバータ200aの回路図である。DC/DCコンバータ200aは、絶縁型のフライバックコンバータである。トランスT1、2次側整流回路208、スイッチングトランジスタM1は、図2のコンバータ出力回路12に対応する。また一次側コントローラ202、フォトカプラ204、フィードバック回路206が図2のコントロール回路14に対応する。フィードバック回路206は、出力電圧VOUTに応じてフォトカプラ204の発光素子を駆動するシャントレギュレータ207あるいはエラーアンプを含む。
OVP回路16aは、トランスT1の2次側に設けられる。OVP回路16aは、活性化状態において、フォトカプラ204の発光素子を駆動する。フォトカプラ204を駆動することにより、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が低下する。また、フォトカプラ204の発光素子に電流が流れることにより、出力ライン22に接続される出力キャパシタC1が放電され、出力電圧VOUTを強制的に低下させることができる。
OVP回路16aの構成例を説明する。第1抵抗R1は、一端がフォトカプラ204の発光素子のカソードと接続される。第1トランジスタQ1は、NPN型(Nチャンネル)であり、コレクタ(ドレイン)が第1抵抗R1の他端と接続され、エミッタ(ソース)が接地ライン24と接続される。第2抵抗R2は、第1トランジスタQ1のベース(ゲート)と接地ライン24の間に設けられる。第2トランジスタQ2は、PNP型(Pチャンネル)であり、エミッタ(ソース)がフォトカプラ204の発光素子のカソードと接続され、ベース(ゲート)が第1トランジスタQ1のコレクタ(ドレイン)と接続され、コレクタ(ドレイン)が第1トランジスタQ1のベース(ゲート)と接続される。
第1抵抗R1、第2抵抗R2、第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2は、サイリスタ18と把握することができる。図中、ノードA,K,Gは、サイリスタ18のアノード、カソード、ゲートを表す。
OVP回路16aは、出力電圧VOUTが第1しきい値電圧VTH1を超えると、サイリスタ18のゲートG(すなわち第1トランジスタQ1のベース)に電流が供給され(ハイレベル電圧が入力され)るように構成される。このためにOVP回路16aには、第1トランジスタQ1のベースと出力ライン22の間に第1ツェナーダイオードZD1が設けられる。なお、第1ツェナーダイオードZD1に代えて多段積みされた複数のダイオードや、別の電圧シフト回路を設けてもよい。第1しきい値電圧VTH1は、VZD+VBEに応じて規定される。VZDは第1ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧であり、VBEは第1トランジスタQ1のベースエミッタ間電圧のしきい値である。
以上がDC/DCコンバータ200aの構成である。続いてその動作を説明する。
過電圧状態となり、VOUT>VTH1となると、サイリスタ18のゲートにハイレベルが入力され、オンとなる。つまりOVP回路16aが活性化される。サイリスタ18のアノードに流れる電流によりフォトカプラ204の発光素子が駆動され、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止する。またサイリスタ18に流れる電流Iにより出力キャパシタC1が放電され、出力電圧VOUTが強制的に低下する。
そしてサイリスタ18のアノードカソード間の電圧が、第2しきい値電圧VTH2に応じた電圧レベルまで低下すると、サイリスタ18のオン状態が解除され、OVP回路16aは非活性状態となる。
なおサイリスタ18として、ディスクリート素子を用いてもよい。
(第2構成例)
図6は、第2構成例に係るDC/DCコンバータ200bの回路図である。OVP回路16bは、第1キャパシタC11、第3トランジスタM3、充電回路30、放電回路32を備える。
第1キャパシタC11の一端は接地ライン24と接続される。充電回路30は、出力電圧VOUTが第1しきい値電圧VTH1を超えると、第1キャパシタC11を充電する。放電回路32は、出力電圧VOUTが第2しきい値電圧VTH2を下回ると第1キャパシタC11を放電する。第3トランジスタM3は、ゲートに第1キャパシタC11の電圧VC11に応じた電圧Vを受け、ドレインがフォトカプラ204の発光素子のカソードと接続され、ソースが接地ライン24と接続される。第3トランジスタM3のゲートには、電圧VC11が直接入力されてもよいし、それを分圧あるいはレベルシフトした電圧が入力されてもよい。
以上がDC/DCコンバータ200bの構成である。続いてその動作を説明する。過電圧状態となり、VOUT>VTH1となると、第1キャパシタC11が充電され、第3トランジスタM3がターンオンし、OVP回路16bが活性化される。フォトカプラ204が駆動され、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止する。また第3トランジスタM3に流れる電流IM3によって出力キャパシタC1が放電され、出力電圧VOUTが低下する。
出力電圧VOUTが低下し、VOUT<VTH2となると、放電回路32によって第1キャパシタC11が放電される。そして電圧VC11が低下して、第3トランジスタM3がターンオフすると、OVP回路16bが不活性化される。
図7は、図6のOVP回路16bの具体的な構成例を示す回路図である。
充電回路30を説明する。第4トランジスタQ4は、PNP型(Pチャンネル)であり、エミッタ(ソース)が出力ライン22と接続される。第3抵抗R3は、第4トランジスタQ4のベース(ゲート)と出力ライン22の間に設けられる。第4抵抗R4は、第4トランジスタQ4のコレクタ(ドレイン)と第1キャパシタC11の間に設けられる。第2ツェナーダイオードZD2は、第4トランジスタQ4のベース(ゲート)と接地ライン24の間に設けられる。VOUT−VZD>VBEとなると、言い換えればVOUT>VZD+VBEとなると、第4トランジスタQ4がオンとなり、第1キャパシタC11の充電が開始する。したがって、第1しきい値電圧VTH1は、VZD+VBEに応じた電圧となる。VZDは、第2ツェナーダイオードZD2のツェナー電圧であり、VBEは第4トランジスタQ4のベースエミッタ間電圧のしきい値である。充電回路30による充電の結果、第1キャパシタC11は、VC11=VZD+VBE付近まで充電される。なお第3トランジスタM3のゲートのインピーダンスは十分に高いため、OVP回路16bが活性化される間、第1キャパシタC11の電圧VC11は維持される。
放電回路32は、ダイオードD2を含む。VC11−VOUT>Vとなると、言い換えればVC11−V>VOUTとなると、ダイオードD2が順方向に導通し、第1キャパシタC11の電荷が出力ライン22に向けて放電される。Vは、ダイオードD2の順方向電圧である。したがって第2しきい値電圧VTH2は、VC11−Vに応じた電圧となる。
第3トランジスタM3のゲートには、第5抵抗R5および第3ツェナーダイオードZD3を介して、第1キャパシタC11の電圧VC11が入力される。第3ツェナーダイオードZD3によって、第3トランジスタM3のゲート電圧がクランプされる。
(第3構成例)
図8は、第3構成例に係るDC/DCコンバータ200cの回路図である。OVP回路16cは、トランスT1の一次側に設けられる。OVP回路16cの基本構成は、図5のOVP回路16aと同様である。
トランスT1は、補助巻線W3を有する。補助巻線W3は、整流ダイオードD3および平滑キャパシタC3とともに電源回路を形成しており、一次側コントローラ202への電源電圧VCCを生成する。この電源電圧VCCは、DC/DCコンバータ200cの出力電圧VOUTと比例関係にあることから、OVP回路16cは、電源電圧VCCを監視することにより、DC/DCコンバータ200cの過電圧状態を検出する。
OVP回路16cのサイリスタ18のゲート(G)と電源ライン26の間には、第1ツェナーダイオードZD1が設けられる。またサイリスタ18のアノード(A)と電源ライン26の間には、第6抵抗R6が設けられる。第5トランジスタQ5のベースは、第1トランジスタQ1のベースと共通に接続され、コレクタは、一次側コントローラ202のFB端子と接続される。第5トランジスタQ5は、VCC>VBE+VZDとなるとオンする。
以上がDC/DCコンバータ200cの構成である。続いてその動作を説明する。過電圧状態において、サイリスタ18および第5トランジスタQ5がオンとなり、OVP回路16cが活性化する。第5トランジスタQ5によってFB端子がプルダウンされ、フィードバック電圧VFBが低下し、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止する。OVP回路16cは、出力ライン22と接続されていないため、出力キャパシタC1を放電して出力電圧VOUTを強制低下させる機能は有しない。出力キャパシタC1は、フィードバック回路206の抵抗や負荷によって放電され、出力電圧VOUTは低下していく。
またOVP回路16cの活性状態において第6抵抗R6およびサイリスタ18を介して平滑キャパシタC3が放電され、電源電圧VCCが低下する。電源電圧VCCが第2しきい値電圧VTH2まで低下すると、OVP回路16cが非活性化される。
図8のDC/DCコンバータ200cによっても、図4に示す過電圧保護を実現できる。
(第4構成例)
図9は、第4構成例に係るDC/DCコンバータ200dの回路図である。DC/DCコンバータ200dは、非絶縁型の降圧コンバータ(Buck Converter)であり、コンバータ出力回路12は、スイッチングトランジスタM1、同期整流トランジスタM2、インダクタL1、出力キャパシタC1を含む。
コントローラ202dは、出力電圧VOUTを分圧したフィードバック電圧VFBを受け、所定の基準電圧VREFに近づくようにスイッチングトランジスタM1を駆動する。一次側コントローラ202dのエラーアンプ203はフィードバック電圧VFBと基準電圧VREFの誤差を増幅し、誤差信号VERRを生成する。コントローラ202dは、図示しないパルス変調器によって、誤差信号VERRに応じたデューティ比(あるいは周波数)を有するパルス信号を生成し、このパルス信号に応じて、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2を、OUTH端子、OUTL端子を介して駆動する。
OVP回路16dは、図8のOVP回路16cと同様の構成を有する。第1ツェナーダイオードZD1のカソードおよび第6抵抗R6は、出力ライン22と接続される。また第5トランジスタQ5のコレクタはコントローラ202dのエラーアンプ203の出力と接続される。
以上がDC/DCコンバータ200dの構成である。続いてその動作を説明する。過電圧状態において、サイリスタ18および第5トランジスタQ5がオンとなり、OVP回路16dが活性化する。第5トランジスタQ5によってエラーアンプ203の出力である誤差信号VERRがプルダウンされ、スイッチングトランジスタM1のスイッチングが停止する。なお、第5トランジスタQ5の接続先はエラーアンプ203の出力には限定されず、スイッチングトランジスタM1および同期整流トランジスタM2のスイッチングが停止する箇所に接続すればよい。
OVP回路16dの活性状態において第6抵抗R6およびサイリスタ18を介して出力キャパシタC1が放電され、出力電圧VOUTが低下する。出力電圧VOUTが第2しきい値電圧VTH2まで低下すると、OVP回路16dが非活性化される。
図9のDC/DCコンバータ200dによっても、図4に示す過電圧保護を実現できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1変形例)
図5等の絶縁型のコンバータは、同期整流型であってもよい。またフォワード型であってもよい。また図9等の非絶縁型のコンバータ出力回路12は、降圧コンバータ(Buck Converter)であってもよいし、昇降圧コンバータであってもよい。
(第2変形例)
OVP回路16aにおいて、出力電圧VOUTをしきい値電圧VTH1,VTH2と比較する手段は特に限定されず、電圧コンパレータなどを用いてもよく、ヒステリシスコンパレータを用いてもよい。
(用途)
続いて、実施の形態で説明したDC/DCコンバータ200の用途を説明する。DC/DCコンバータ200は、AC/DCコンバータ100に用いることができる。図10は、DC/DCコンバータ200を備えるAC/DCコンバータ100の回路図である。
AC/DCコンバータ100は、フィルタ102、整流回路104、平滑キャパシタ106およびDC/DCコンバータ200を備える。フィルタ102は、交流電圧VACのノイズを除去する。整流回路104は、交流電圧VACを全波整流するダイオードブリッジ回路である。平滑キャパシタ106は、全波整流された電圧を平滑化し、直流電圧VINを生成する。DC/DCコンバータ200は直流電圧VINを受け、出力電圧VOUTを生成する。
図11は、AC/DCコンバータ100を備えるACアダプタ800を示す図である。ACアダプタ800は、プラグ802、筐体804、コネクタ806を備える。プラグ802は、図示しないコンセントから商用交流電圧VACを受ける。AC/DCコンバータ100は、筐体804内に実装される。AC/DCコンバータ100により生成された直流出力電圧VOUTは、コネクタ806から電子機器810に供給される。電子機器810は、ノートPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話、携帯オーディオプレイヤなどが例示される。
図12(a)、(b)は、AC/DCコンバータ100を備える電子機器900を示す図である。図12の電子機器900はディスプレイ装置であるが、電子機器900の種類は特に限定されず、オーディオ機器、冷蔵庫、洗濯機、掃除機など、電源装置を内蔵する機器であればよい。プラグ902は、図示しないコンセントから商用交流電圧VACを受ける。AC/DCコンバータ100は、筐体904内に実装される。AC/DCコンバータ100により生成された直流出力電圧VOUTは、同じ筐体904内に搭載される、マイコン、DSP(Digital Signal Processor)、電源回路、照明機器、アナログ回路、デジタル回路などの負荷に供給される。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
P1…入力端子、P2…出力端子、M1…スイッチングトランジスタ、C1…出力キャパシタ、T1…トランス、W1…一次巻線、W2…二次巻線、W3…補助巻線、D1…整流ダイオード、10…DC/DCコンバータ、12…コンバータ出力回路、14…コントロール回路、16…OVP回路、R1…第1抵抗、R2…第2抵抗、Q1…第1トランジスタ、Q2…第2トランジスタ、ZD1…第1ツェナーダイオード、18…サイリスタ、20…入力ライン、22…出力ライン、24…接地ライン、26…電源ライン、30…充電回路、32…放電回路、M3…第3トランジスタ、C11…第1キャパシタ、R3…第3抵抗、R4…第4抵抗、R5…第5抵抗、Q4…第4トランジスタ、Q5…第5トランジスタ、R6…第6抵抗、D2…ダイオード、ZD2…第2ツェナーダイオード、ZD3…第3ツェナーダイオード、ZD2…第2ツェナーダイオード、100…AC/DCコンバータ、102…フィルタ、104…整流回路、106…平滑キャパシタ、200…DC/DCコンバータ、202…一次側コントローラ、204…フォトカプラ、206…フィードバック回路、207…シャントレギュレータ、208…2次側整流回路、220…OVP回路、800…ACアダプタ、802…プラグ、804…筐体、806…コネクタ、810,900…電子機器、902…プラグ、904…筐体。

Claims (16)

  1. DC/DCコンバータであって、
    スイッチングトランジスタと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が目標値に近づくように、前記スイッチングトランジスタを駆動するコントロール回路と、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が第1しきい値電圧を超えると活性化し、前記スイッチングトランジスタのスイッチングが停止し、あるいはデューティ比が小さくなるように前記コントロール回路に作用し、前記出力電圧が前記第1しきい値電圧より低く定められた第2しきい値電圧を下回ると非活性化する過電圧保護回路と、
    を備えることを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記過電圧保護回路は、活性状態において前記DC/DCコンバータの出力電圧を強制的に低下させることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記DC/DCコンバータは絶縁コンバータであり、
    一次巻線および二次巻線を有するトランスと、
    前記二次巻線と接続され、前記出力電圧を生成する2次側整流回路と、
    をさらに備え、
    前記コントロール回路は、
    発光素子および受光素子を含むフォトカプラと、
    前記出力電圧が目標電圧に近づくように、前記フォトカプラの前記発光素子を駆動するフィードバック回路と、
    前記フォトカプラの前記受光素子と接続され、前記フォトカプラからのフィードバック信号に応じて前記スイッチングトランジスタをスイッチングする一次側コントローラと、
    を含み、
    前記過電圧保護回路は、前記トランスの2次側に設けられ、活性化状態において、前記フォトカプラの前記発光素子を駆動することを特徴とする請求項1または2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記過電圧保護回路は、
    アノードが前記フォトカプラの前記発光素子のカソードと接続され、カソードが接地ラインと接続されるサイリスタと、
    前記サイリスタのゲートと前記DC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられたツェナーダイオードと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記過電圧保護回路は、
    一端が前記フォトカプラの前記発光素子のカソードと接続される第1抵抗と、
    コレクタ/ドレインが前記第1抵抗の他端と接続され、エミッタ/ソースが接地ラインと接続されるNPN型/Nチャンネルの第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのベース/ゲートと前記接地ラインの間に設けられた第2抵抗と、
    エミッタ/ソースが前記フォトカプラの前記発光素子のカソードと接続され、ベース/ゲートが前記第1トランジスタのコレクタ/ドレインと接続され、コレクタ/ドレインが前記第1トランジスタのベース/ゲートと接続されるPNP型/Pチャンネルの第2トランジスタと、
    を含み、前記出力電圧が前記第1しきい値電圧を超えると、前記第1トランジスタのベース/ゲートに電流が供給され、あるいはハイレベル電圧が入力されるように構成されることを特徴とする請求項3に記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記過電圧保護回路は、
    前記第1トランジスタのベース/ゲートと前記DC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられた第1ツェナーダイオードをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のDC/DCコンバータ。
  7. 前記過電圧保護回路は、
    一端が接地ラインと接続される第1キャパシタと、
    前記出力電圧が前記第1しきい値電圧を超えると、前記第1キャパシタを充電する充電回路と、
    前記出力電圧が前記第2しきい値電圧を下回ると前記第1キャパシタを放電する放電回路と、
    ゲートに前記第1キャパシタの電圧に応じた電圧を受け、ドレインが前記フォトカプラの前記発光素子のカソードと接続され、ソースが接地ラインと接続される第3トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のDC/DCコンバータ。
  8. 前記充電回路は、
    エミッタ/ソースが前記DC/DCコンバータの出力ラインと接続されるPNP型/Pチャンネルの第4トランジスタと、
    前記第4トランジスタのベース/ゲートと前記DC/DCコンバータの出力ラインの間に設けられる第3抵抗と、
    前記第4トランジスタのコレクタ/ドレインと前記第1キャパシタの間に設けられる第4抵抗と、
    前記第4トランジスタのベース/ゲートと前記接地ラインの間に設けられた第2ツェナーダイオードと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載のDC/DCコンバータ。
  9. 前記放電回路は、前記第1キャパシタと前記DC/DCコンバータの出力ラインの間に、カソードが前記出力ライン側となる向きで設けられたダイオードを含むことを特徴とする請求項7または8に記載のDC/DCコンバータ。
  10. 前記過電圧保護回路は、
    前記第1キャパシタと並列な経路上に直列に設けられた第5抵抗および第3ツェナーダイオードをさらに含み、前記第3トランジスタのゲートには、前記第3ツェナーダイオードのカソードの電圧が入力されることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載のDC/DCコンバータ。
  11. 前記DC/DCコンバータは絶縁コンバータであり、
    一次巻線、二次巻線および補助巻線を有するトランスと、
    前記二次巻線と接続され、前記出力電圧を生成する2次側整流回路と、
    前記補助巻線を利用して電源電圧を生成する電源回路と、
    をさらに備え、
    前記コントロール回路は、
    発光素子および受光素子を含むフォトカプラと、
    前記出力電圧が目標電圧に近づくように、前記フォトカプラの前記発光素子を駆動するフィードバック回路と、
    電源ラインを介して前記電源回路が生成する電源電圧を受け、前記フォトカプラの前記受光素子と接続され、前記フォトカプラからのフィードバック信号に応じて前記スイッチングトランジスタをスイッチングする一次側コントローラと、
    を含み、
    前記過電圧保護回路は、前記トランスの1次側に設けられ、前記電源電圧が前記第1しきい値電圧に応じた電圧を超えると活性化し、前記電源電圧が前記第2しきい値電圧に応じた電圧を下回ると非活性化し、活性化状態において、前記電源ラインの電圧を強制的に低下させることを特徴とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  12. 負荷と、
    商用交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、
    前記ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、
    前記直流入力電圧を降圧し、負荷に供給する請求項3から11のいずれかに記載のDC/DCコンバータと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  13. 商用交流電圧を全波整流するダイオード整流回路と、
    前記ダイオード整流回路の出力電圧を平滑化し、直流入力電圧を生成する平滑キャパシタと、
    前記直流入力電圧を降圧し、負荷に供給する請求項3から11のいずれかに記載のDC/DCコンバータと、
    を備えることを特徴とする電源アダプタ。
  14. DC/DCコンバータの制御方法であって、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が目標値に近づくように、スイッチングトランジスタを駆動するステップと、
    前記DC/DCコンバータの出力電圧が第1しきい値電圧を超えると、前記出力電圧が前記第1しきい値電圧より低く定められた第2しきい値電圧を下回るまでの間、前記スイッチングトランジスタのスイッチングを停止し、あるいはデューティ比を小さくするとともに、前記DC/DCコンバータの出力電圧を強制的に低下させる保護ステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  15. 前記DC/DCコンバータは絶縁コンバータであり、
    一次巻線および二次巻線を有するトランスと、
    前記二次巻線と接続され、前記出力電圧を生成する2次側整流回路と、
    発光素子および受光素子を含むフォトカプラと、
    前記出力電圧が目標電圧に近づくように、前記フォトカプラの前記発光素子を駆動するフィードバック回路と、
    前記フォトカプラの前記受光素子と接続され、前記フォトカプラからのフィードバック信号に応じて前記スイッチングトランジスタをスイッチングする一次側コントローラと、
    を備え、
    前記保護ステップは、前記フォトカプラの前記発光素子を駆動することを特徴とする請求項14に記載の制御方法。
  16. 前記保護ステップは、サイリスタを利用することを特徴とする請求項15に記載の制御方法。
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