JP2017195149A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】誘導加熱調理器は、筐体1と、筐体の内部に配置されている加熱コイル4と、加熱コイルの下側に配置され、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路基板5と、インバータ回路基板の少なくとも上面に配置された金属バリア7と、金属バリアと加熱コイルとの間に配置された非磁性金属からなる防磁手段8と、を備えるものである。
【選択図】図1
Description
なお、以下で説明する構成や制御内容等は、一例であり、本発明に係る誘導加熱調理器は、そのような構成や制御内容等に限定されない。
また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。
また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器(以下、調理器本体100と称する)の概略構成の一例を示す概略断面図である。図1に基づいて、調理器本体100として炊飯器を例に以下説明する。
内鍋2は、上部が開口した有底筒形状に構成されており、筐体1の内鍋収納部3に着脱自在に設けられる。また、内鍋2は、被加熱物であり、熱伝導率が高いアルミ等からなる母材で構成されている。内鍋2の外面には、強磁性材料がコーティングや接合等によって施されており、後述する加熱コイル4への高周波電流の通電によって電磁誘導加熱される。
内鍋収納部3は、筐体1の内部に形成されており、内鍋2が着脱自在に収納されるようになっている。
インバータ回路基板5は、加熱コイル4に高周波電流を供給するものである。インバータ回路基板5は、電源プラグ11から供給される電力を高周波に変換して高周波電流として加熱コイル4に供給するようになっている。
防磁手段8は、インバータ回路基板5の上部に位置する金属バリア7の少なくとも一部をさらに覆うように設置されており、金属バリア7の誘導加熱を抑制するためのものである。
冷却ファン9は、筐体1の内部に設けられており、加熱コイル4及びインバータ回路基板5を冷却するためのものである。
電源プラグ11は、調理器本体100の外部に設けられている電源(例えば、商用電源など)に接続され、電源から供給される電力をインバータ回路基板5に供給するものである。
蓋体20は、筐体1の上部に開閉自在に取り付けられているものである。
また、防磁手段8は、例えば図2に示すように、金属バリア7の上面よりも小さく構成された板形状に構成されている。
防磁手段8は、加熱コイル4からの漏洩磁束を遮断するためのものである。そのため、防磁手段8は、誘導加熱による損失を防ぐため、非磁性金属として例えばアルミニウムまたは銅で構成するとよい。
次に、実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作について説明する。
使用者により表示・操作部を有する制御部6へ調理指示等の加熱開始の指示がなされると、制御部6はインバータ回路基板5の駆動、制御を開始する。インバータ回路基板5は、制御部6より信号を受けて動作を開始し、加熱コイル4に高周波電流を供給する。加熱コイル4に高周波電流が流れると、加熱コイル4からは交番磁界が発生し、これにより被加熱物である内鍋2に磁束が与えられる。これにより、内鍋2には渦電流が発生し、この渦電流と内鍋2の電気抵抗によりジュール熱が発生し、内鍋2は加熱される。
この場合、漏洩磁束は、直接金属バリア7を通過することになる。上述の通り、鋼板である金属バリア7は磁性体であるため、磁束を通しやすい性質があるとともに、抵抗率が高いために、渦電流による発熱損失が大きい。これにより、加熱効率の低下を引き起こす。加熱効率とは、調理器本体100の全体で消費する電力のうち、内鍋2の加熱のみに寄与する電力の割合を指す。
この場合、例えば上述の通り、金属バリア7を鋼板で構成したとすると、鋼板の融点は一般的に1500℃程度といわれ、これに対してアルミニウムの融点は約660℃といわれており、鋼板と比較して半分以下となるため、電子部品の発火により融解する可能性があり、金属バリア7としての用をなさないことになりかねない。
図5は、本発明の実施の形態2に係る誘導加熱調理器(以下、調理器本体110と称する)の概略構成の一例を示す概略断面図である。図5に基づいて、調理器本体110として炊飯器を例に以下説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
このように、調理器本体110では、実施の形態1に係る調理器本体100が奏する効果に加え、防磁手段8がインバータ回路基板5及び金属バリア7に対して傘の役目を果たすことにより、インバータ回路基板5への水かかりを防止することができる。
図6は、本発明の実施の形態3に係る誘導加熱調理器(以下、調理器本体120と称する)の概略構成の一例を示す概略断面図である。図7は、調理器本体120に設けられる防磁手段保持部材13及び防磁手段8の構成の一例を立体的に示す概略斜視図である。図6及び図7に基づいて、調理器本体120として炊飯器を例に以下説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
また、防磁手段保持部材13の下側に設置されたインバータ回路基板5及び金属バリア7についても、防磁手段保持部材13と連結させて固定してもよい。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、金属バリア7の炎による融解の可能性を著しく低減できる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、板状の防磁手段8に限定することなく、アルミ線や銅線を環状に1巻または複数巻したものであっても、同様の防磁効果を得ることができる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、インバータ回路基板5を加熱コイル4の下部に設置することができるともに、インバータ回路基板5への水かかりを防止することができる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、防磁手段8と筐体1を固定するための固定部材が不要となり、筐体1の小型化が更に可能となる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、防磁手段保持部材13を設けることにより、加熱コイル4の下部の空間を広く確保することが可能となり、筐体1の大型化を抑えて、インバータ回路基板5の設置が可能となる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、防磁手段保持部材13と防磁手段保持部材13の上部の内鍋収納部3とを連結するようにしているので、例えば筐体1の底面と防磁手段保持部材13とを連結して固定する場合と比較して、加熱コイル4の下部の空間を広く確保することが可能となる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、インバータ回路基板5への水かかりを防止することができる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、平面部14B及び防磁手段8の外形を金属バリア7の上面よりも大きくする必要はなく、調理器本体120の上部から見て、金属バリア7を完全に覆う構成とする必要はない。これにより、防磁手段8及び防磁手段保持部材13の平面部14Bを小型化することができ、インバータ回路基板5以外の部品への水かかり対策が容易となる。
そのため、本発明の実施の形態に係る誘導加熱調理器によれば、底面部からインバータ回路基板5に冷却風を当てることができ、インバータ回路基板5の電子部品が発火した場合でも、炎がインバータ回路基板5の上部から漏れないようにでき、インバータ回路基板5の下面から冷却することができる。
Claims (10)
- 筐体と、
前記筐体の内部に配置されている加熱コイルと、
前記加熱コイルの下側に配置され、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路基板と、
前記インバータ回路基板の少なくとも上面に配置された金属バリアと、
前記金属バリアと前記加熱コイルとの間に配置された非磁性金属からなる防磁手段と、を備える
誘導加熱調理器。 - 前記金属バリアは、
前記防磁手段を構成する非磁性金属よりも高い融点を有する金属部材で構成されている
請求項1に記載の誘導加熱調理器。 - 前記防磁手段は、
板状又は環状に構成されている
請求項1又は2に記載の誘導加熱調理器。 - 前記筐体の内部に形成されている内鍋収納部と、
前記内鍋収納部に貫通形成された空間に設けられ、前記内鍋収納部に収納された被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段の下方に配置された水受け部材と、を備え、
前記防磁手段は、
前記金属バリアの上面全てを覆う構成とされており、
前記防磁手段が前記水受け部材として機能する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 前記防磁手段は、
前記金属バリアに固定して取り付けられる
請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 前記筐体の内部に形成されている内鍋収納部と、
前記内鍋収納部に貫通形成された空間に設けられ、前記内鍋収納部に収納された被加熱物の温度を検知する温度検知手段と、
前記温度検知手段の下方に配置された水受け部材と、を備え、
前記防磁手段は、
樹脂材料で構成されている保持部材により固定されており、
前記保持部材が前記水受け部材として機能する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 前記保持部材は、
前記内鍋収納部の下面に取り付けられている連結部材と、
前記連結部材の下端に取り付けられ、前記防磁手段が上面又は下面に取り付けられる平面部と、で構成されている
請求項6に記載の誘導加熱調理器。 - 前記防磁手段が前記平面部の上面に取り付けられるものにおいて、
前記防磁手段または前記平面部の少なくとも一方で前記金属バリアの上面すべてを覆っている
請求項7に記載の誘導加熱調理器。 - 前記保持部材は、
前記平面部の外周部を上方向に立てて形成された壁面部を有し、
前記平面部には前記壁面部でせき止められた水を排水する排水口が形成されている
請求項7又は8に記載の誘導加熱調理器。 - 前記金属バリアは、
底面部が開放された箱形状に構成されている
請求項1〜9のいずれか一項に記載の誘導加熱調理器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016086221A JP6415475B2 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 誘導加熱調理器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020095781A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | ホシザキ株式会社 | 誘導加熱調理器 |
CN114468754A (zh) * | 2020-10-26 | 2022-05-13 | 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 | 一种烹饪器具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07246156A (ja) * | 1994-03-08 | 1995-09-26 | Hitachi Home Tec Ltd | 炊飯器 |
JP2011143112A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
JP2013090859A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
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- 2016-04-22 JP JP2016086221A patent/JP6415475B2/ja active Active
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