JP2017194898A - 観光案内システム - Google Patents

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Abstract

【課題】案内者が居なくても、観光客の利便性を損なうことなく、観光客に対して観光案内を行う。【解決手段】観光案内システムは、車両から外側の景色を撮影し、当該撮影によって得られた撮影データを出力する車載カメラ装置と、観光案内を音声出力する音声出力装置と、観光案内を音声出力するための音声データと予め定められた対象物の画像を含む判定用画像データとを対応付けて予め記憶し、判定用画像データと撮影データとを比較することにより対象物が撮影されたか否かを判定する判定処理を行い、対象物が撮影されたと判定したとき、音声データに基づく音声出力を行わせる処理装置と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、観光案内を行う観光案内システムに関する。
観光バスなどの車両には、観光客や添乗員と共に、バスガイドのような案内者が乗車する。そして、その案内者によって、観光客に対して観光案内が行われる。しかし、観光案内サービスを提供する観光業者からすると、案内者を手配するのはコスト的に負担が大きい。
このため、従来では、インターネットなどのネットワーク網を用いた観光案内サービスが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1では、ネットワーク網を介して、カメラ付ユーザー端末(観光客が所有する端末)から情報ガイドサーバー(観光業者のサーバー)へのアクセスが可能となっている。この情報ガイドサーバーには、案内対象となる案内対象物に関する観光案内情報が記憶される。
そして、特許文献1では、カメラ付ユーザー端末を用いて案内対象物を撮影し、それによって得られた撮影データを情報ガイドサーバーに送信すると、カメラ付ユーザー端末によって撮影した案内対象物の観光案内情報が情報ガイドサーバーからカメラ付ユーザー端末に送信され、観光案内情報が音声出力される。これにより、バスガイドのような案内者が居なくても、観光客に対して観光案内を行うことができるようになる。
特開2002−98548号公報
しかしながら、特許文献1では、案内対象物に関する観光案内情報の取得に際して、カメラ付ユーザー端末を用いて案内対象物を撮影する作業や、カメラ付ユーザー端末から情報ガイドサーバーへアクセスする作業などを観光客が行わなければならない(観光中にカメラ付ユーザー端末を所持しておく必要がある)。また、カメラ付ユーザー端末を用いて撮影した案内対象物の観光案内情報しか取得することができない。さらに、仮にネットワーク障害が発生した場合には、案内対象物の観光案内情報そのものを取得することができなくなる。したがって、観光客にとっては利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、バスガイドのような案内者が居なくても、観光客の利便性を損なうことなく、観光客に対して観光案内を行うことが可能な観光案内システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の観光案内システムは、車両に設置され、車両から景色を撮影し、当該撮影によって得られた撮影データを出力する車載カメラ装置と、車両に設置され、観光案内を音声出力する音声出力装置と、車両に設置され、観光案内を音声出力するための音声データと予め定められた対象物の画像を含む判定用画像データとを対応付けて予め記憶し、車載カメラ装置から撮影データを取り込み、判定用画像データと撮影データとを比較することにより、車載カメラ装置によって対象物が撮影されたか否かを判定する判定処理を行い、対象物が撮影されたと判定したとき、車載カメラ装置によって撮影された対象物に対応する判定用画像データに対応付けられた音声データに基づく音声出力を音声出力装置に行わせる処理装置と、を備える。
本発明では、車載カメラ装置が予め定められた対象物を撮影したとき、音声出力装置から観光案内を音声出力するよう構成される。これにより、観光案内サービスを提供する観光業者からすると、バスガイドのような案内者が居なくても、所望のタイミングで観光案内を行う(観光案内を音声出力装置から音声出力する)ことができるので、案内者を手配する必要がなくなり、案内者にかかるコストを減らせる(観光業者のコスト的な負担が減る)。また、観光客からすると、自身が所持する情報端末を用いた作業(案内対象物の撮影など)を行わなくても、自動的に観光案内が始まるので、利便性が良い。
本発明によれば、バスガイドのような案内者が居なくても、観光客の利便性を損なうことなく、観光客に対して観光案内を行うことができる。
本発明の一実施形態による観光案内システムの全体構成を示す図 本発明の一実施形態による観光案内システムに含まれる車載装置(車載カメラ装置、音声出力装置、表示装置および処理装置)の構成を示す図 本発明の一実施形態による観光案内システムに含まれるサーバーおよび複合機の各構成を示す図 本発明の一実施形態による観光案内システムにおいて行われる処理(観光案内の開始タイミングを計るための処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による観光案内システムにおいて行われる処理(観光案内が開始されて以降の処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による観光案内システムにおいて行われる処理(アルバムサービス用の処理)の流れを説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による観光案内システムにおいて行われる処理(保管サービス用の処理)の流れを説明するためのフローチャート
<観光案内システムの全体構成>
図1に示すように、本実施形態の観光案内システム100は、観光バスなどの車両100Aに乗車する乗客(観光客)に対して観光案内サービスを提供するシステムであって、車載カメラ装置200、音声出力装置300、表示装置400および処理装置500を備える。なお、表示装置400は、観光案内システム100から省略されてもよい。
また、本実施形態の観光案内システム100は、サーバー600および複合機700を備える。サーバー600は「記憶装置」に相当し、複合機700は「画像形成装置」に相当する。なお、観光案内システム100からサーバー600を省略し、複合機700を「記憶装置」として機能させてもよい。また、サーバー600および複合機700の両方を観光案内システム100から省略してもよい。
車載カメラ装置200は、車両100Aの外側前方の景色の撮影が可能な位置(たとえば、車内の前方)に設置される。音声出力装置300、表示装置400および処理装置500は、車両100Aの車内に設置される。車両100Aに設置される各車載装置は、車両100Aの全体の電源を一括してオンオフするためのメインスイッチがオンすることで電力が供給され、起動する。なお、車両100Aのメインスイッチは、車両100Aのエンジンが始動したとき(車両100Aが移動中のとき)には必ずオンする。
サーバー600および複合機700は、所定の施設に設置される。サーバー600の設置個所および設置台数は特に限定されない。複合機700についても、その設置個所および設置台数は特に限定されない。
たとえば、複合機700は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの商業施設に設置される。あるいは、複合機700は、車両100Aの停留所やその近辺に設置される。また、車両100Aの車内に複合機700が設置されてもよい。なお、この場合には、複合機700に代えて、プリンターなど印刷機能のみを有する画像形成装置を車両100Aの車内に設置してもよい。
車載カメラ装置200は、処理装置500に接続され、車両100Aの車内から外側の景色を撮影することによって得られる撮影データを出力する。音声出力装置300は、処理装置500に接続され、車両100Aの車内において音声データに基づく音声を出力する。表示装置400は、処理装置500に接続され、映像データ(ビデオデータ)に基づく映像を表示する。なお、表示装置400が表示する映像は動画であってもよいし静止画であってもよい。
処理装置500は、画像認識処理などを行う装置である。この処理装置500は、インターネットなどのネットワーク網NTを介して、サーバー600および複合機700と通信可能に接続される。そして、処理装置500は、サーバー600および複合機700との間でデータを送受信する。なお、サーバー600と複合機700との間でネットワーク網NTを介したデータの送受信が行われてもよい。
<観光案内システムの各装置の構成>
図2に示すように、車載カメラ装置200は、ケーブルなどを介して処理装置500に接続される。この車載カメラ装置200は、カメラ制御部210および撮像部220を備える。カメラ制御部210は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、車載カメラ装置200の撮影動作を制御する。撮像部220は、CCDやCMOSなどの撮像素子を含み、車両100Aの外側前方の画像を撮像する。そして、車載カメラ装置200は、撮像部220が撮像した画像の画像データ(撮影データ)を処理装置500に出力する。
音声出力装置300は、ケーブルなどを介して処理装置500に接続される。特に限定されないが、車両100Aの車内に装備された車載スピーカーを音声出力装置300として用いることができる。あるいは、スピーカーを含む機器(たとえば、車載テレビなど)を音声出力装置300として用いることもできる。
表示装置400は、ケーブルなどを介して処理装置500に接続される。特に限定されないが、車両100Aの車内に装備された車載テレビを表示装置400として用いることができる。
処理装置500は、制御部510、記憶部520、画像取得部530、画像認識部540、音声出力部550、映像出力部560、位置検出部570および通信部580を備える。なお、設定画面を表示する表示装置や設定操作を受け付ける入力装置(キーボードなど)が処理装置500に接続されてもよい。
制御部510は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、処理装置500の各部の動作を制御する。記憶部520は、ROM、RAMおよびHDDなどを含み、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。
ここで、記憶部520には、予め定められた対象物の画像を含む画像データであり、後述する判定処理に用いる画像データ(画像認識部540に認識させたい画像を含む画像データ)である判定用画像データD10が予め記憶される。たとえば、観光案内の対象となる案内対象物の撮影が車両100Aの車載カメラ装置200によって事前(観光案内を実施する前)に行われ、その事前撮影によって得られた撮影データ(案内対象物の画像)を基に判定用画像データD10が生成される。すなわち、対象物は案内対象物である。
また、記憶部520には、案内対象物に関する観光案内を音声出力するための音声データD20が予め記憶されるとともに、案内対象物に関する観光案内を視覚的に提供するための映像データD30が予め記憶される。さらに、記憶部520には、対象物の位置(座標)を示す位置データD40が予め記憶される。
なお、記憶部520は、判定用画像データD10と、その判定用画像データD10に対応する案内対象物の観光案内を行うための音声データD20とを対応付けて記憶する。また、記憶部520は、判定用画像データD10と、その判定用画像データD10に対応する案内対象物の観光案内を行うための映像データD30とを対応付けて記憶する。
画像取得部530は、車載カメラ装置200に接続され、車載カメラ装置200から撮影データを取り込む。そして、画像取得部530は、車載カメラ装置200から取り込んだ撮影データを画像認識部540に転送する。
画像認識部540は、画像認識プロセッサー541および画像認識メモリー542などを含む。画像認識プロセッサー541は、公知の画像認識処理を行う専用のプロセッサーである。画像認識メモリー542は、ROMやRAMを含み、画像認識プロセッサー541を動作させるための画像認識用のプログラムやデータを記憶する。たとえば、画像認識部540による画像認識処理では、ディープラーニングのような画像認識技術が用いられる。
音声出力部550は、観光案内用の音声データD20を音声出力装置300に出力し、音声データD20に基づく音声出力を音声出力装置300に行わせる。映像出力部560は、観光案内用の映像データD30を表示装置400に出力し、映像データD30に基づく映像の表示を表示装置400に行わせる。
位置検出部570は、車両100Aのカーナビゲーションシステム100N(GPS信号を受信し現在位置を測位するシステム)に接続される。そして、位置検出部570は、カーナビゲーションシステム100Nから現在位置を示す情報を取得し、車両100Aの現在位置を検出する。
通信部580は、ネットワーク網NTにアクセスし、サーバー600や複合機700との間でネットワーク通信を行い、データを送受信する。また、通信部580は、ネットワーク網NTを介して、後述する観光アプリAPがインストールされた情報端末800との間で通信する(データを送受信する)。
図3に示すように、サーバー600は、観光案内サービスを提供する観光業者が管理する装置であり、サーバー制御部610、サーバー記憶部620およびサーバー通信部630を備える。
サーバー制御部610は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、サーバー600の各部の動作を制御する。サーバー記憶部620は、ROMやRAMを含み、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。また、サーバー記憶部620は、大容量の記憶領域(HDDなど)を含む。
サーバー通信部630は、ネットワーク網NTにアクセスし、処理装置500や複合機700との間でネットワーク通信を行い、データを送受信する。また、サーバー通信部630は、ネットワーク網NTを介して、後述する観光アプリAPがインストールされた情報端末800との間で通信する(データを送受信する)。
複合機700は、印刷機能やスキャン機能など複数種の機能を有する。この複合機700は、複合機制御部710、複合機記憶部720、画像読取部730、印刷部740、操作表示部750および複合機通信部760を備える。
複合機制御部710は、制御回路(CPUなど)やメモリーを含み、複合機700の各部の動作を制御する。複合機記憶部720は、ROMやRAMを含み、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。
画像読取部730は、原稿の読み取りを行って原稿の画像データを生成する。印刷部740は、用紙に画像を印刷して出力する。操作表示部750は、操作パネルと称されるものであり、タッチパネルディスプレイおよびハードウェアキーを含む。この操作表示部750は、ソフトウェアキーなどを配した画面をタッチパネルディスプレイに表示し、各種設定を行うための操作(ソフトウェアキーに対するタッチ操作やハードウェアキーに対する押下操作)を受け付ける。
複合機通信部760は、ネットワーク網NTにアクセスし、処理装置500やサーバー600との間でネットワーク通信を行い、データを送受信する。また、複合機通信部760は、ネットワーク網NTを介して、後述する観光アプリAPがインストールされた情報端末800との間で通信する(データを送受信する)。
<観光案内サービス>
本実施形態では、車両100Aが目的位置(案内対象物が存在する位置)に近づくと、その案内対象物の観光案内が自動的に開始される(自動観光案内が開始される)。なお、自動観光案内は、観光案内システム100が自動的に行うものであり、バスガイドのような案内者が行うものではない。すなわち、観光案内システム100を用いることによって案内者が不要となる。以下、自動観光案内について具体的に説明する。
まず、図4に示すフローチャートを参照し、観光案内システム100において行われる処理(観光案内の開始タイミングを計るための処理)の流れについて説明する。図4に示すフローチャートのスタートは、車両100Aのエンジンが始動したとき(カーナビゲーションシステム100Nが起動したとき)である。なお、車両100Aのエンジンが始動すると、処理装置500に電力が供給されるので、処理装置500も起動する。
ステップS1において、処理装置500は、観光案内の開始タイミングを計るため、車両100Aの現在位置を検出するための位置検出処理を行う。すなわち、処理装置500は、車両100Aのカーナビゲーションシステム100Nからの情報に基づき、車両100Aの現在位置を検出する。
そして、ステップS2において、処理装置500は、対象物が存在する位置である目的位置(位置データD40で示される位置)から車両100Aの現在位置までの距離が予め定められた閾値距離以下になったか否かを判断する。なお、対象物が案内対象物である場合には、案内対象物の位置が目的位置となる。その結果、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離以下になったと処理装置500が判断した場合には、ステップS3に移行する。一方で、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離以下になっていないと処理装置500が判断した場合には、ステップS2の判断が繰り返される。
ステップS3に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって対象物が撮影されたか否か(車両100Aから見て対象物が視認可能な位置に存在するか否か)を判定する処理である判定処理を行う。このとき、処理装置500は、判定処理を行うため、車載カメラ装置200から撮影データを逐次取り込む。また、処理装置500は、当該取り込んだ撮影データに対する画像認識処理を連続して繰り返し行う。そして、ステップS4において、処理装置500は、画像認識処理の結果に基づき、車載カメラ装置200によって対象物が撮影されたか否かを判断する。
たとえば、処理装置500は、画像認識処理として、判定用画像データD10と撮影データとを比較し、判定用画像データD10と撮影データとの間の類似度を求める処理を行う。そして、処理装置500は、データ間の類似度が予め定められた閾値以上であれば、対象物が撮影されたと判断する(車両100Aが目的位置に近づいたと判断する)。一方で、処置装置500は、データ間の類似度が閾値未満であれば、対象物が未だ撮影されていないと判断する。
ステップS4において、判定処理の結果、対象物が撮影されたと処理装置500が判断した場合には、ステップS5に移行し、対象物が未だ撮影されていないと処理装置500が判断した場合には、ステップS4の判断が繰り返される。
ステップS5に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた音声データD20を音声出力装置300に出力する。すなわち、処理装置500は、当該音声データD20に基づく観光案内の音声出力を音声出力装置300に行わせる(自動観光案内を開始する)。これにより、音声出力装置300からは、車両100Aの現在位置の近くに存在する案内対象物に関する観光案内が音声出力される。
また、このとき、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた映像データD30を表示装置400に出力し、当該映像データD30に基づく観光案内の表示を表示装置400に行わせる。表示装置400に表示される観光案内は動画でもよし静止画でもよい。たとえば、案内対象物を表示してもよいし、任意の観光案内キャラクターを表示してもよい。なお、表示装置400による観光案内の表示は行わなくてもよい。
本実施形態では、上記のように、車載カメラ装置200が予め定められた対象物(案内対象物)を撮影したとき、音声出力装置300から観光案内を音声出力するよう構成される。これにより、観光案内サービスを提供する観光業者からすると、バスガイドのような案内者が居なくても、所望のタイミングで観光案内を行う(観光案内を音声出力装置300から音声出力する)ことができるので、案内者を手配する必要がなくなり、案内者にかかるコストを減らせる(観光業者のコスト的な負担が減る)。また、観光客からすると、自身が所持する情報端末800を用いた作業(案内対象物の撮影など)を行わなくても、自動的に観光案内が始まるので、利便性が良い。
また、本実施形態では、車両100Aが目的位置から離れているときは判定処理を行わず、車両100Aが目的位置に近づいてから判定処理を行うので、消費電力を削減することができる。
なお、バスガイドのような案内者が観光案内を行う場合には、比較的早い段階(案内対象物の視認が可能になる前の段階)で観光案内が開始されることが多い。したがって、案内対象物ではなく、案内対象物の周辺に存在する周辺物の画像を含む画像データを判定用画像データD10として用いてもよい(対象物が周辺物であってもよい)。たとえば、車両100Aの出発位置から目的位置までのルートを予め定めておき、当該ルートに沿って走行したときに案内対象物よりも先に視認可能になる人工物や自然物などを対象物とすればよい。これにより、自動観光案内の開始タイミングを早めることができる。言い換えると、バスガイドのような案内者が観光案内を行う場合と同様のタイミングで観光案内を開始することができる。
また、季節、天候および時間帯の少なくとも1つの要因によって案内対象物の外見が変化する場合がある。一例を挙げると、案内対象物が「桜」や「紅葉」などの自然物を含む場合には、案内対象物の外見が季節によって変化する。そして、このような場合には、案内対象物の外見によって観光案内の内容を異ならせるのが好ましい。
そこで、季節、天候および時間帯の少なくとも1つの要因によって外見が変化する案内対象物の各外見にそれぞれ対応する複数の外見毎画像データD11を判定用画像データD10として処理装置500に記憶させ、案内対象物の各外見に適した複数の観光案内にそれぞれ対応する複数の外見毎音声データD21を音声データD20として処理装置500に記憶させてもよい。なお、複数の外見毎画像データD11は、それぞれ、複数の外見毎音声データD21のうち対応する外見が同じ外見毎音声データD21に対応付けられる。
この場合、処理装置500は、案内対象物が撮影されたと判定したとき、複数の外見毎画像データD11のうちから、案内対象物の現在の外見に対応する外見毎画像データD11を判別する。そして、処理装置500は、複数の外見毎音声データD21のうち案内対象物の現在の外見に対応する外見毎画像データD11に対応付けられた外見毎音声データD21に基づく音声出力を行わせる。これにより、案内対象物の現在の外見に適した観光案内が音声出力される。
また、観光案内サービスを利用するためのアプリケーションである観光アプリAPを観光客や添乗員などの乗客(「ユーザー」に相当)に事前に提供してもよい。この観光アプリAPは、乗客が所有するカメラ付きの情報端末800(スマートフォンやタブレット端末など)にインストールされる。そして、情報端末800にインストールされた観光アプリAPが起動され、観光案内サービスの提供を許可する旨の設定がなされている場合、処理装置500から情報端末800に対して、観光案内に関する種々の情報を送信してもよい。
たとえば、処理装置500は、対象物が撮影されたと判定したとき、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた音声データD20や映像データD30を情報端末800に送信する。これにより、観光客からすると、自身が所持する情報端末800からも観光案内が提供されるので、利便性が良い(たとえば、音声出力装置300から出力される音声が聞き取り難い、といった場合に有効である)。
次に、図5に示すフローチャートを参照し、観光案内システム100において行われる処理(観光案内が開始されて以降の処理)の流れについて説明する。図5に示すフローチャートのスタートは、観光案内システム100による観光案内が開始されたときである。なお、図5に示すフローチャートのスタート時点では、処理装置500による判定処理が続行されている(対象物が存在する目的位置から車両100Aの現在位置までの距離が閾値距離以下になっている)とする。
ステップS11において、処理装置500は、観光案内を開始した案内対象物に対応する判定用画像データD10(車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10)に案内済み情報を付加する。たとえば、判定用画像データD10に付加される案内済み情報には、対応する案内対象物の観光案内を実施した日付や観光案内の開始時刻を示す日時情報が含まれる。
その後、ステップS12において、処理装置500は、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離を超えたか否かを判断する。その結果、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離を超えたと処理装置500が判断した場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、処理装置500は、判定処理を停止する。すなわち、処理装置500は、車載カメラ装置200からの撮影データの取り込みを停止する(画像認識処理を停止する)。このとき、車載カメラ装置200による撮影そのものを停止してもよい。なお、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離を超えても、処理装置500による位置検出処理は続行される。そして、それ以降、図4に示したフローチャートに沿った処理が行われる。
ステップS12において、目的位置から現在位置までの距離が閾値距離を超えていないと処理装置500が判断した場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、処理装置500は、判定処理を続行する。
続いて、ステップS15において、処理装置500は、車載カメラ装置200によって対象物が撮影されたか否かを判断する。その結果、対象物が撮影されたと処理装置500が判断した場合には、ステップS16に移行し、対象物が撮影されていないと処理装置500が判断した場合には、ステップS12に移行する。
ステップS16に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に付加した案内済み情報(開始時刻)を確認する。そして、処理装置500は、案内済み情報で示される開始時刻から現在時刻までの時間が予め定められた閾値時間を超えているか否かを判断する。たとえば、音声データD20に基づく音声出力の開始から終了までに要する時間よりも長く、かつ、予め定められた上限時間(たとえば、数時間から十数時間)よりも短い時間が閾値時間として設定される。
ステップS16において、開始時刻からの現在時刻までの時間が閾値時間を超えていると処理装置500が判断した場合には、ステップS17に移行する。ステップS17に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた音声データD20に基づく観光案内の音声出力を音声出力装置300に再度行わせる。
一方で、ステップS16において、開始時刻から現在時刻までの時間が閾値時間以下であると処理装置500が判断した場合には、ステップS12に移行する。すなわち、処理装置500は、案内済み情報を付加した判定用画像データD10に対応する音声データD20に基づく音声出力を開始させて以降、当該音声出力の開始から閾値時間が経過するまでは、同じ音声データD20に基づく音声出力を新たに行わせない。
この構成では、同一の観光案内の音声出力が切れ目なく連続して繰り返されるのを抑制することができる。すなわち、バスガイドのような案内者が観光案内を行う場合と同様の観光案内を行うことができる。
なお、前回音声出力された詳細な観光案内(案内開始から案内終了までの時間が長い観光案内)と同じ観光案内が何回も音声出力されると、観光客によっては耳障りに感じる場合がある。そこで、通常音声データおよび簡略音声データを音声データD20として処理装置500に記憶させてもよい。通常音声データは、通常の観光案内(詳細な観光案内)を音声出力するための音声データであり、簡略音声データは、通常の観光案内を簡略化した観光案内を音声出力するための音声データである。そして、所定期間(たとえば、観光案内の実施日の1日間)内において、音声データD20に対応する案内対象物の観光案内を最初に行うときには、通常音声データに基づく観光案内を音声出力し、その後、案内済みの案内対象物の観光案内を再度行うときには、簡略音声データに基づく観光案内を音声出力してもよい。
たとえば、処理装置500は、対象物が撮影されたと判定したとき、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた音声データD20に基づく音声出力を所定期間内に実行したことがあるか否かを判断する。ここでの判断は、判定用画像データD10に案内済み情報が付加されているか否かを確認することによって行える。
そして、処理装置500は、所定期間内に実行したことがないと判断した場合、通常音声データに基づく音声出力を行わせ、所定期間内に実行したことがあると判断した場合、簡略音声データに基づく音声出力を行わせる。これにより、通常の観光案内(詳細な観光案内)が何回も繰り返し音声出力されるのを抑制することができる。たとえば、簡略音声データに基づく観光案内では、「左側には先ほども案内した〇〇が在ります」といった音声が出力される。
<その他のサービス>
(アルバムサービス)
観光案内システム100は、その他のサービスとして、観光案内の実施後、アルバム情報を観光客に配信するアルバムサービスを行う。たとえば、アルバム情報として、車載カメラ装置200によって撮影された撮影データや、観光案内の実施時に用いた音声データD20が観光客に配信される。このようなアルバムサービスを観光客に提供するため、図6に示すフローチャートに沿った処理が観光案内の実施時に観光案内システム100にて行われる。
ステップS21において、処理装置500は、車載カメラ装置200によって対象物が撮影されたか否かを判断する。その結果、対象物が撮影されたと処理装置500が判断した場合には、ステップS22に移行し、対象物が撮影されていないと処理装置500が判断した場合には、ステップS21の判断が繰り返される。
ステップS22に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された対象物に対応する判定用画像データD10に対応付けられた音声データD20に基づく観光案内の音声出力を音声出力装置300に行わせる。さらに、ステップS23において、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された撮影データの録画を開始する。このとき、車載カメラ装置200によって撮影された撮影データは記憶部520のHDDに記憶される。
その後、ステップS24において、処理装置500は、観光案内の音声出力が終了してから所定時間が経過したか否かを判断する。その結果、所定時間が経過したと処理装置500が判断した場合には、ステップS25に移行し、所定時間が経過していないと処理装置500が判断した場合には、ステップS24の判断が繰り返される。なお、所定時間は数分以下である。あるいは、観光案内の音声出力が終了したときにステップS25に移行してもよい(所定時間が0であってもよい)。
ステップS25に移行すると、処理装置500は、車載カメラ装置200によって撮影された撮影データの録画を停止する。そして、ステップS26において、処理装置500は、記憶部520に記憶させた録画データ(音声データD20に基づく音声出力時に車載カメラ装置200によって撮影された撮影データ)と音声データD20とを含む情報をアルバム情報として生成する。
その後、ステップS27において、処理装置500は、サーバー600にアルバム情報を送信する。そして、ステップS28において、サーバー600は、処理装置500から受信したアルバム情報を記憶する。あるいは、処理装置500から複合機700にアルバム情報を送信し、複合機700にアルバム情報を記憶させてもよい(複合機700を「記憶装置」として機能させてもよい)。なお、サーバー600や複合機700に記憶されたアルバム情報は、観光アプリAPをインストールした情報端末800にダウンロードすることができる。
この構成では、観光中に車内から見た風景を観光案内と共に思い出として残しておくことができるので、観光案内サービスの付加価値が高まる。なお、サーバー600や複合機700を介さず、処理装置500から情報端末800にアルバム情報を直接送信してもよい。ただし、アルバム情報に動画が含まれる場合には、データサイズが大きくなる。さらに、観光客が観光時に情報端末800を所持していない場合もある。このため、サーバー600や複合機700にアルバム情報を一旦格納しておくのが好ましい。
(保管サービス)
観光案内システム100は、その他のサービスとして、観光アプリAPがインストールされた情報端末800を用いた撮影によって得られた撮影データ(以下、端末撮影データと称する)を一時的に保管する保管サービスを行う。たとえば、情報端末800にインストールした観光アプリAPを起動し、保管サービスの設定を有効にすれば、保管サービスの提供を受けることができる。
具体的には、情報端末800を用いて撮影を行い、その後、端末撮影データを送信するための操作を情報端末800に対して行うと、観光案内システム100に端末撮影データが送信される。この端末撮影データは、サーバー600に保存される。あるいは、複合機700に端末撮影データが保存されてもよい(複合機700を「記憶装置」として機能させてもよい)。なお、サーバー600や複合機700に記憶された端末撮影データは、観光アプリAPをインストールした情報端末800にダウンロードすることができる。
ここで、観光アプリAPがインストールされた情報端末800を用いて撮影を行うと、予め定められた属性情報が端末撮影データに付加される。たとえば、撮影日時を示す情報や撮影位置を示す情報が属性情報として端末撮影データに付加される。そして、情報端末800からサーバー600に端末撮影データを送信するときには、その端末撮影データに付加された属性情報も送信される。すなわち、サーバー600は、端末撮影データおよびその端末撮影データの属性情報を情報端末800から受信し保存する。
サーバー600は、端末撮影データを保存するとき、保存対象の端末撮影データに付加された属性情報に基づき保存先を振り分ける。たとえば、サーバー600は、複数の時間帯にそれぞれ対応する複数の保存先(フォルダ)を生成するとともに、撮影日時を示す情報(属性情報)に基づき端末撮影データの撮影日時を認識し、当該認識した撮影日時に対応する保存先に端末撮影データを保存する。あるいは、サーバー600は、複数の位置範囲にそれぞれ対応する複数の保存先(フォルダ)を生成するとともに、撮影位置を示す情報(属性情報)に基づき端末撮影データの撮影位置を認識し、当該認識した撮影位置に対応する保存先に端末撮影データを保存する。なお、車載カメラ装置200による撮影によって得られた撮影データを処理装置500からサーバー600に送信し、車載カメラ装置200の撮影データと端末撮影データとの間で類似度の判定を行うことにより、端末撮影データが撮影された日時や位置を特定してもよい。
この構成では、情報端末800による撮影によって得られた端末撮影データのバックアップをとることができるので、観光客や添乗員の利便性が向上する。また、サーバー600や複合機700から端末撮影データ(バックアップデータ)をダウンロードするときには、撮影日時や撮影位置に基づき端末撮影データが分類されているので、所望の端末撮影データを容易に見つけることができる。
ところで、情報端末800を用いて撮影を行うとき、手振れなどに起因する撮影ミスが発生することがある。そこで、情報端末800による撮影時に車載カメラ装置200でも撮影を行い、そのときの撮影データを保管する処理を保管サービス用の処理として行ってもよい。たとえば、図7に示すフローチャートに沿った処理が観光案内の実施時に観光案内システム100にて行われる。
ステップS31において、処理装置500は、端末情報800から撮影通知を受信したか否かを判断する。撮影通知というのは、情報端末800による撮影が行われると情報端末800から処理装置500に送信される通知である。そして、撮影通知を受信したと処理装置500が判断した場合には、ステップS32に移行し、撮影通知を受信していないと処理装置500が判断した場合には、ステップS31の判断が繰り返される。
ステップS32に移行すると、処理装置500は、撮影通知の受信時に車載カメラ装置200によって撮影された撮影データをサーバー600に送信する。たとえば、サーバー600に送信される撮影データには、撮影位置を示す情報や撮影日時を示す情報が付加される。そして、ステップS33において、サーバー600は、処理装置500から受信した撮影データを記憶する。このとき、サーバー600は、保存対象の撮影データの撮影位置や撮影日時に基づき、撮影データの保存先を振り分ける。
このように、撮影通知の受信時に車載カメラ装置200によって撮影された撮影データをサーバー600に記憶させておくことにより、情報端末800を用いた撮影時に観光客や添乗員が撮影ミスを起こした場合に、そのときに車載カメラ装置200によって撮影された撮影データを観光客や添乗員に提供することができる。
(印刷サービス)
観光案内システム100は、その他のサービスとして、サーバー600や複合機700に記憶された撮影データに基づく画像を印刷する印刷サービスを行う。なお、サーバー600や複合機700には、車載カメラ装置200による撮影によって得られた撮影データが記憶される。あるいは、サーバー600や複合機700には、観光アプリAPがインストールされた情報端末800による撮影によって得られた撮影データが記憶される。
複合機700は、サーバー600あるいは複合機700に記憶された撮影データに基づく画像の印刷指示を観光客(「ユーザー」に相当)から受け付けるとき、撮影データのサムネイル画像を選択肢として表示する。そして、複合機700は、印刷すべき画像の選択を観光客から受け付け、観光客によって選択された画像を印刷する。なお、複合機700は、サーバー600や複合機700に記憶された撮影データが動画である場合には、その動画を再生表示する。
この構成では、容易に、観光中に観光客が撮影した写真を観光客に提供することができる。観光客からすると、コンビニエンスストアなど最寄りの商業施設に設置された複合機700で観光中に撮影した写真を印刷することができるので、利便性が良い。一方で、観光業者からすると、観光中の写真を印刷する作業が不要となるので、負担が減る。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100 観光案内システム
100A 車両
200 車載カメラ装置
300 音声出力装置
400 表示装置
500 処理装置
600 サーバー(記憶装置)
700 複合機(がぞ形成装置)
D10 判定用画像データ
D20 音声データ
D30 映像データ
D40 位置データ

Claims (13)

  1. 車両に設置され、前記車両から景色を撮影し、当該撮影によって得られた撮影データを出力する車載カメラ装置と、
    前記車両に設置され、観光案内を音声出力する音声出力装置と、
    前記車両に設置され、観光案内を音声出力するための音声データと予め定められた対象物の画像を含む判定用画像データとを対応付けて予め記憶し、前記車載カメラ装置から前記撮影データを取り込み、前記判定用画像データと前記撮影データとを比較することにより、前記車載カメラ装置によって前記対象物が撮影されたか否かを判定する判定処理を行い、前記対象物が撮影されたと判定したとき、前記車載カメラ装置によって撮影された前記対象物に対応する前記判定用画像データに対応付けられた前記音声データに基づく音声出力を前記音声出力装置に行わせる処理装置と、を備えることを特徴とする観光案内システム。
  2. 前記対象物は、観光案内の対象となる案内対象物であることを特徴とする請求項1に記載の観光案内システム。
  3. 前記対象物は、観光案内の対象となる案内対象物の周辺に存在する周辺物であることを特徴とする請求項1に記載の観光案内システム。
  4. 前記処理装置は、前記対象物の位置を示す位置データを予め記憶するとともに、前記対象物の位置から前記車両の現在位置までの距離が予め定められた閾値距離以下になったか否かを判断し、前記対象物の位置から前記車両の現在位置までの距離が前記閾値距離以下になるまでは前記判定処理を行わず、前記対象物の位置から前記車両の現在位置までの距離が前記閾値距離以下になったときに前記判定処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  5. 前記車両に設置された表示装置を備え、
    前記処理装置は、観光案内を視覚的に提供するための映像データを予め記憶し、前記対象物が撮影されたと判定したとき、前記映像データに基づく表示を前記表示装置に行わせることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  6. 前記処理装置は、季節、天候および時間帯の少なくとも1つの要因によって外見が変化する前記対象物の各外見にそれぞれ対応する複数の外見毎画像データを前記判定用画像データとして記憶するとともに、前記対象物の各外見に適した複数の観光案内にそれぞれ対応する複数の外見毎音声データを前記音声データとして記憶し、
    前記複数の外見毎画像データは、それぞれ、前記複数の外見毎音声データのうち対応する外見が同じ外見毎音声データに対応付けられており、
    前記処理装置は、前記対象物が撮影されたと判定したとき、前記複数の外見毎画像データのうち前記対象物の現在の外見に対応する外見毎画像データを判別し、前記複数の外見毎音声データのうち前記対象物の現在の外見に対応する前記外見毎画像データに対応付けられた外見毎音声データに基づく音声出力を行わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  7. 前記処理装置は、前記車載カメラ装置によって撮影された前記対象物に対応する前記判定用画像データに案内済み情報を付加し、前記案内済み情報を付加した前記判定用画像データに対応する前記音声データに基づく音声出力の開始から予め定められた閾値時間が経過するまでは、前記案内済み情報を付加した前記判定用画像データに対応する前記音声データに基づく音声出力を新たに行わせないことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  8. 前記音声データは、通常の観光案内を音声出力するための通常音声データと、前記通常の観光案内を簡略化した観光案内を音声出力するための簡略音声データとを含み、
    前記処理装置は、前記対象物が撮影されたと判定したとき、前記車載カメラ装置によって撮影された前記対象物に対応する前記判定用画像データに対応付けられた前記音声データに基づく音声出力を所定期間内に実行したことがあるか否かを判断し、前記所定期間内に実行したことがなければ、前記通常音声データに基づく音声出力を行わせ、前記所定期間内に実行したことがあれば、前記簡略音声データに基づく音声出力を行わせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  9. 前記処理装置と通信可能に接続される記憶装置を備え、
    前記処理装置は、前記音声データと、前記音声データに基づく音声出力時に前記車載カメラ装置によって撮影された撮影データとを含む情報をアルバム情報として生成して前記記憶装置に送信し、前記アルバム情報を前記記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  10. 前記処理装置と通信可能に接続される記憶装置を備え、
    前記記憶装置は、ユーザーが所有する情報端末と通信可能に接続され、前記情報端末による撮影によって得られた端末撮影データおよび前記端末撮影データの属性情報を前記情報端末から受信し保存するとともに、前記端末撮影データの保存先を前記属性情報に基づき振り分けることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  11. 前記処理装置と通信可能に接続される記憶装置を備え、
    前記処理装置は、ユーザーが所有する情報端末と通信可能に接続され、前記情報端末による撮影が行われると前記情報端末から送信される撮影通知を受信し、前記撮影通知の受信時に前記車載カメラ装置によって撮影された撮影データを前記記憶装置に送信し記憶させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  12. 前記記憶装置に記憶された撮影データに基づく画像を印刷する画像形成装置を備えることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の観光案内システム。
  13. 前記画像形成装置は、前記記憶装置に記憶された撮影データに基づく画像を表示し、印刷すべき画像の選択をユーザーから受け付けることを特徴とする請求項12に記載の観光案内システム。
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