JP2017194617A - 波長変換装置及び光源装置 - Google Patents

波長変換装置及び光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017194617A
JP2017194617A JP2016085716A JP2016085716A JP2017194617A JP 2017194617 A JP2017194617 A JP 2017194617A JP 2016085716 A JP2016085716 A JP 2016085716A JP 2016085716 A JP2016085716 A JP 2016085716A JP 2017194617 A JP2017194617 A JP 2017194617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
incident
wavelength conversion
reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016085716A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6741340B2 (ja
Inventor
大 倉本
Masaru Kuramoto
大 倉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2016085716A priority Critical patent/JP6741340B2/ja
Publication of JP2017194617A publication Critical patent/JP2017194617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6741340B2 publication Critical patent/JP6741340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】色むらや強度分布の偏りが抑制された均質な光を出射し、入射光が入射側に戻る戻り光が抑制され入射光の損失が少なく効率の高い波長変換装置及び光源装置を提供する。【解決手段】入射光を集光する又は入射光の強度分布を均一化する光学素子23と、光学素子23からの射出光が入射され多層反射膜27を有する反射部材25、及び多層反射膜27を透過した透過光が入射される波長変換部材26からなる波長変換素子24と、を有し、多層反射膜27は、光学素子23からの射出光に対する反射率と比べて、射出光より長波長の光に対して高い反射率を有する波長変換装置20。【選択図】図1

Description

本発明は、波長変換装置及び光源装置、特に反射膜を用いた波長変換装置及び光源装置に関する。
励起光をレンズやファイバ等に結合し、光変換部材などの光学部品を用いることによって、光の均一性や光の色を変化させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、光ファイバに伝達された励起光を所望の色の光に変換する光変換部材を含む光部品が開示されている。また、光反射部材を設けて光変換効率を向上させる技術が開示されている。
特許5155555号公報
波長変換装置や光源装置において、光源からの光を光変換部材等に入射する際に、入射光のうち光変換部材などに反射されて入射側に戻る光(戻り光)が発生し、戻り光は取り出されずに損失となるため、光源からの光を有効に利用できないことが問題となっていた。例えば特許文献1のような光部品の場合、光反射部材を用いても、光の損失を防ぐことは困難である場合があり、光源からの出射光を有効に利用することが課題となっていた。
また、集光された光や強度分布が均一化された光を光変換部材等へ入射する際に、入射光が入射面に対して垂直な場合だけでなく、角度を有している場合がある。入射光が角度を有している場合に、戻り光の抑制が特に困難となる懸念があった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、色むらや強度分布の偏りが抑制された均質な光を出射し、入射光が入射側に戻る戻り光が抑制され入射光の損失が少なく効率の高い波長変換装置及び光源装置を提供することを目的としている。
本発明の波長変換装置は、入射光を集光する又は入射光の強度分布を均一化する光学素子と、光学素子からの射出光が入射され多層反射膜を有する反射部材、及び多層反射膜を透過した透過光が入射される波長変換部材からなる波長変換素子と、を有し、多層反射膜は、光学素子からの射出光に対する反射率と比べて、射出光より長波長の光に対して高い反射率を有する。
図1(a)は、実施例1の光源装置を示す構成図である。図1(b)は、図1(a)に示す光源装置の変形例を示す構成図である。 図2(a)、(b)はそれぞれ実施例1に係るホモジナイザの出射角を示す説明図である。 図3(a)、(b)はそれぞれ実施例1に係る多層反射膜の反射率波長特性を模式的に示すグラフである。 実施例1に係る反射部材を示す平面図である。 図5(a)は、実施例2の光源装置を示す構成図である。図5(b)は、図5(a)に示す光源装置の変形例を示す構成図である。 図6(a)は、実施例3の光源装置を示す構成図である。図6(b)は、図6(a)に示す光源装置の変形例を示す構成図である。 実施例3に係る反射部材を示す平面図である。 光ファイバの長さと光強度分布の指標Aの関係を示すグラフである。
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
[光源装置10の構成]
図1(a)は、実施例1に係る光源装置10の構成図である。光源装置10は、励起光源11、集光レンズ21、マルチモードファイバ22、光学素子23、及び波長変換素子24から構成されている。なお、光学素子23及び波長変換素子24が波長変換装置20を構成している。
本実施例において、励起光源11は端面発光型の青色半導体レーザ素子である。しかしながら、励起光源11として、面発光型の半導体レーザ、発光ダイオード(LED)、固体レーザ、ガスレーザ等を用いることができる。
集光レンズ21は、励起光源11から出射された光(励起光)LEを集光し、集光された光(ソース光)はマルチモードファイバ22に入射される。マルチモードファイバ22に入射された光は、マルチモードファイバ22によって導光され、光学素子23に入射される。
光学素子23は、光学素子23に入射された入射光を集光する、又は当該入射光の強度分布を均一化する光学素子である。本実施例においては、光学素子23が入射光の強度分布を均一化するホモジナイザである場合について説明する。本実施例においては、光学素子23をホモジナイザ23と称して説明する。
マルチモードファイバ22からホモジナイザ23に入射された入射光は、ホモジナイザ23によって、強度分布が均一化されたビーム断面形状が矩形のレーザ光LHとなって射出され、波長変換素子24に入射される。
波長変換素子24は、反射部材25と波長変換部材26とから構成されている。反射部材25は、多層反射膜27及び金属反射膜28からなる。多層反射膜27は、ホモジナイザ23からの射出光LH(励起光LE)に対する反射率と比べて、当該励起光より長波長の光に対して高い反射率を有している。金属反射膜28は、ホモジナイザ23からの射出光LHが入射しない領域に設けられている。
多層反射膜27を透過した透過光は、波長変換部材26に入射される。波長変換部材26は、励起光源11の励起光の波長を変換する性質の物質や本物質を含む樹脂材又は無機材などからなる。波長変換部材26は、反射部材25の一方の面に形成されている。すなわち、反射部材25の多層反射膜27を透過した透過光が出射される側に、波長変換部材26が形成されている。
本実施例において、波長変換部材26は、青色光によって励起されて黄色蛍光を出射する蛍光体粒子を含む。蛍光体粒子は、例えばCe賦活イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG:Ce)などを用いることができる。励起光と蛍光体粒子による蛍光との混色によって、波長変換部材26の出射面から白色光が出射される。
[ホモジナイザの構成]
本実施例においては、ホモジナイザ23が異方性ビームホモジナイザである場合について説明する。ホモジナイザ23は、ZnCe、Si、Ge、溶融石英、又は樹脂などの透光性を有する結晶に、例えば平行な繰り返し構造などのパターンを有する溝が形成された透過型回折素子である。
また、マルチモードファイバ22から出射される出射光は、光強度分布としてガウシアン分布を有する。ガウシアン分布を有する出射光は、ホモジナイザ23を透過して均一な強度分布を有する射出光LHに変換される。より詳細には、当該出射光がホモジナイザ23を透過する際に、ホモジナイザ23によって回折されることにより、射出光LHの強度分布が均一化される。
ホモジナイザ23は直方体形状や円柱形状を有している。また、ホモジナイザ23は、マルチモードファイバ22からの入射光の入射面23a及び出射面23bを有している。図2(a)は、ホモジナイザ23の長方形形状の出射面23bの長手方向において出射面23bからの出射光が出射面23bに垂直な線に対してなす角度(出射角)θvを示している。また、図2(b)は、ホモジナイザ23の出射面23bの短手方向において、出射光が出射面23bに垂直な線に対してなす角度(出射角)θsを示している。
なお、出射角θv及びθsは、例えば出射光の光強度がピーク値に対して1/e2(eは自然対数の底)に減ずる角度として定義することができる。しかしながら、これに限定されず、用いられるホモジナイザや変換部材、あるいは多層反射膜の反射特性などに応じて適宜定めることができる。
ホモジナイザ23からの出射角θsは出射角θvよりも大きい(θs>θv)。ホモジナイザ23からの射出光LHは多層反射膜27に入射される。本実施例において、多層反射膜27の入射面は射出光LHの光軸に対して垂直に配されている。従って、ホモジナイザ23から多層反射膜27に入射する入射光の最大の入射角は当該出射角θsである。
本実施例において、ホモジナイザ23が回折光学素子から構成されている場合について説明するが、これに限らない。ホモジナイザ23として、例えば、フライアイレンズや非球面レンズを用いたものなどを採用しても良い。また、ホモジナイザ23が異方性を有し、長方形のビーム断面を有するビームを生成する例を示したが、円形や正方形などのビーム断面を有するビームを生成するホモジナイザを用いても良い。ビーム断面が円形のビームを出射する等方性ホモジナイザや、ビーム断面が楕円形、多角形又は正多角形のビームを出射するホモジナイザなどを用いてもよい。
[多層反射膜27の低反射波長領域λLRと高反射波長領域λHR]
次に、多層反射膜27に入射する光の波長と反射率の特性(反射率波長特性)について説明する。多層反射膜27は、入射する光に対して低い反射率の波長領域を示す低反射波長領域(又は透過帯域)λLR及び高い反射率の波長領域を示す高反射波長領域(又は反射帯域)λHRを有している。多層反射膜27に光を入射した場合、入射角が大きくなるほど高反射波長領域λHRが短波長側にシフトする(ブルーシフト)。
多層反射膜27の実効屈折率をneff1とし、多層反射膜27への入射光(射出光LH)の波長をλlasingとし、多層反射膜27への入射光の最大の入射角θsを用いて、低反射波長領域λLRは以下の式によって表される。
Figure 2017194617
なお、本実施例において、多層反射膜27への最大の入射角は、ホモジナイザ23からの射出光LHの最大の出射角θsである。より詳細には、ホモジナイザ23が異方性ビームホモジナイザである場合、ホモジナイザ23からの出射角はホモジナイザ23の出射面内において異なる。このような場合、ホモジナイザ23から多層反射膜27への入射光の最大の入射角をθsとして式(1)を適用して低反射波長領域λLRが定められる。
なお、多層反射膜27が射出光LHの光軸に垂直な面に対して傾斜して配されている場合には、ホモジナイザ23からの出射角及び多層反射膜27の当該傾斜角に基づいて、多層反射膜27への入射光の最大の入射角θsを算出して式(1)を適用すればよい。
実効屈折率neff1は、多層反射膜27が、例えば屈折率n1を有する膜厚L1の層と、屈折率n2を有する膜厚L2の層とから構成される場合、以下の式で表される。
Figure 2017194617
特に、多層反射膜27がλ/4多層膜ミラーの場合、実効屈折率neff1は以下の式で表される。
Figure 2017194617
入射光の波長λlasingは、本実施例において450nmである。従って、例えば屈折率が2.3のTiO2及び屈折率が1.46のSiO2から構成されるλ/4多層膜ミラーの実効屈折率neff1は、1.786と算出される。また、入射角θsは上記したホモジナイザ23からの射出光LHの最大の出射角であり、マルチモードファイバ22からの出射光の角度θfの影響を受けて23°である。
式(1)より、低反射波長領域λLRは、450nm≦λLR≦460.9nmとなり、低反射波長領域λLRの波長帯域幅はおよそ11nmである。
そして、λLRよりも長波長の高反射波長領域λHRは、以下のように表される。
Figure 2017194617
式(4)にneff1=1.786、θs=23°を代入すると、高反射波長領域λHRは、460.9nm<λHR<900nmとなる。式(1)及び式(4)のように、入射角を有する入射光(θs>0)に対して、低反射波長領域λLR及び高反射波長領域λHRを表すことができる。
そして、式(1)及び式(4)を満たすように、励起光源11からの励起光LEの波長に応じて、多層反射膜27を構成する各層の屈折率及び層厚を設定することによって、入射光(射出光LH)に対する反射率が低い多層反射膜27を得ることができる。従って、ホモジナイザ23からの射出光LHの損失を抑制し、射出光LHを高い効率で波長変換素子24へ取り込むことができる。
図3(a)は、横軸を波長λ、縦軸を反射率Rとして、入射光(励起光LE)の波長λlasing、低反射波長領域λLR及び高反射波長領域λHRの関係を模式的に示したグラフである。また、多層反射膜27の有する反射率波長特性の例(MR1)も共に示している。反射率波長特性MR1は、励起光LE(波長λlasing)及び低反射波長領域λLRの光に対する反射率が低く、高反射波長領域λHRの光に対する反射率が高いことを示している。
また、波長変換部材26によって波長変換された光に対しても、入射側への戻り光を抑制するように、多層反射膜27が構成されている。例えば、本実施例の場合、励起光源11からの出射光(励起光LE)である青色光(励起光)の波長は450nmであり、波長変換部材26によって波長変換された光は例えば490〜700nmの波長帯域内の波長を有している。
例えば、励起光源11からの励起光LEが波長変換部材26によって波長変換された光(例えば、蛍光)の波長帯域(BP)が高反射波長領域λHRに含まれ、励起光LEの波長が低反射波長領域λLRに含まれるように多層反射膜27を構成すればよい。これにより、入射光に対する反射率が低く、戻り光に対する反射率が高い多層反射膜27を得ることができる。
そして、ホモジナイザ23によって強度分布が均一化された入射光が高い効率で波長変換素子24に取込まれ、波長変換部材26に波長変換された光が高い効率で出射される。例えば、波長変換部材26において青色光(励起光)が波長変換されて蛍光(黄色光)と混色される構成の場合、均質な白色光が高い効率で出射される。
また、波長変換された光が不連続な複数の波長領域を有する場合、多層反射膜27の高反射波長領域λHRを不連続な波長領域としてもよい。図3(b)は、波長変換された光が不連続な波長領域WR1及びWR2を有している例について示している。図中のMR2は多層反射膜27の反射率波長特性を示している。図3(b)の例において、多層反射膜27は低反射波長領域λLR、高反射波長領域λHR(1)及び高反射波長領域λHR(2)を有している。
反射率波長特性MR2において反射率が高い波長領域、すなわち、多層反射膜27の高反射波長領域λHR(1)及び高反射波長領域λHR(2)の波長帯域内に、波長変換された光の波長領域WR1及びWR2が含まれていれば、波長変換された光は反射され、入射側への戻り光を抑制することができる。従って、当該不連続な波長領域WR1及びWR2が高反射波長領域λHR(1)及び高反射波長領域λHR(2)に含まれるように、多層反射膜27を構成すればよい。
より具体的には、多層反射膜27は、例えば互いに異なる高反射波長領域λHR(j)を有する複数の多層膜ミラー27(j)が積層されて構成されていてもよい(j=1,2,・・・)。この場合、複数の多層膜ミラー27(j)の各々の高反射波長領域λHR(j)は周波数軸上で部分的に重なっていてもよく、あるいは分離されていてもよい。
また、この場合、上記した式(1)の低反射波長領域λLRは、複数の多層膜ミラー27(j)のうち最も低波長側に高反射波長領域λHR(k)を有する多層膜ミラー27(k)によって定められる。
[金属反射膜]
光源装置10の反射部材25には、金属反射膜28が設けられていてもよい。図4は、反射部材25の入射面を示す平面図である。図中のハッチングを施した領域は、反射部材25を構成する多層反射膜27と反射部材25に設けられた金属反射膜28とを示している。金属反射膜28は、多層反射膜27の表面上の領域であってマルチモードファイバ22からの射出光LHが入射しない領域(非入射領域)に形成されている。波長変換部材26の内部で反射又は散乱などにより入射側へ戻る戻り光は、金属反射膜28によって反射される。
なお、金属反射膜28は、多層反射膜27の表面に形成されていてもよく、また、多層反射膜27と一体として形成されていてもよい。また、金属反射膜28は、波長変換部材26の非入射領域に直接形成されていても良い。図1(b)は、図1(a)の変形例として、金属反射膜28Aが波長変換部材26の非入射領域に直接形成された光源装置10Aを示している。
図1(b)に示すように、反射部材25Aは、マルチモードファイバ22からの射出光LHが入射する領域(入射領域)のみに多層反射膜27Aが形成されていてもよい。波長変換部材26の入射領域に多層反射膜27Aを形成し、波長変換部材26の非入射領域に金属反射膜28Aを形成することで、波長変換部材26に対する放熱性に優れた構成とすることができる。なお、金属反射膜28は、励起光源11から出射される励起光LEの波長や蛍光体の種類に応じて、適宜選択することができる。例えば、Al、Ag、Au、Ti、Pt、Pdなどの金属を用いることができる。
また、金属反射膜28の平面形状は、多層反射膜27に入射する入射光のビームの断面形状に合わせることが好ましい。例えば、図4は、実施例1のホモジナイザ23からの射出光LHが有する長方形のビーム断面の形状に合わせたものである。
なお、本実施例において励起波長が450nm(青色)の場合について説明したが、これに限らない。例えば紫色や緑色などの様々な色調を示す波長の光を用いることができる。励起波長を変換する蛍光体の種類を選択して励起光と組み合わせることによって、様々な色の光を取り出すことができる光源装置が得られる。
また、マルチモードファイバ22としてコア径が300μm、開口数NA=0.2のマルチモード光ファイバを例として示したが、他のコア径及びNAを有する光ファイバを用いても良い。また、マルチモードファイバ22から出射した光は、本実施例において角度θfを有している例について説明したが、これに限らない。マルチモードファイバ22から出射した光がコリメートレンズなどを用いることで平行光となり、ホモジナイザ23に垂直に入射されるような構成としてもよい。
なお、蛍光体粒子としてYaG:Ceを用いた例について説明したが、これに限らない。励起光の波長や所望の色調などによって異なる種類の蛍光体粒子を適宜選択して採用することができる。例えば、青色光によって励起されて黄色蛍光を出射するCe賦活テルビウム・アルミニウム・ガーネット(TAG:Ce)、オルトシリケート蛍光体((BaSrCa)SiO4、他)、αサイアロン蛍光体(Ca−α−SiAlON:Euなど)などの蛍光体粒子を用いることができる。
また、波長変換部材26は、蛍光体粒子を含んだ結晶、焼結体又はバインダーなどから形成されてもよい。例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系などの樹脂材、又はガラス材に蛍光体粒子が混合されたものが例として挙げられる。また、例えばTiO2 、SiO2、ZnO、Al23等からなる拡散材(光散乱材)の粒子が蛍光体とともに混合されていてもよく、蛍光体のドメインが形成されていてもよい。さらに、波長変換部材26と反射部材25との間に拡散板が形成されていてもよい。
以上、詳細に説明したように、本実施例の波長変換装置20及び光源装置10によれば、多層反射膜に入射する入射光(励起光)が入射側へ戻る戻り光を抑制することができる。また、波長変換部材に波長変換された光(例えば、蛍光)が、反射や散乱などによって入射側へ戻る戻り光は多層反射膜によって反射され、波長変換光の戻り光も抑制される。従って、波長変換素子に入射する入射光及び波長変換光を高い効率で波長変換素子から出射させることができ、光の損失が少なく効率の高い波長変換装置及び光源装置を提供することができる。また、波長変換素子に金属反射膜を設けることで、反射や散乱などにより入射側へ戻る光をさらに高い効率で出射方向へ反射させることができる。
図5(a)を参照して、実施例2に係る光源装置30の構成について説明する。光源装置30は、励起光源11及び波長変換装置40からなる。波長変換装置40は、光学素子41及び波長変換素子44から構成されている。
励起光源11は、例えば励起波長445nmの端面発光型レーザである。
光学素子41は、コリメートレンズ42及び集光レンズ43から構成されている。励起光源11からの励起光LEは、コリメートレンズ42(開口数NA1)によって平行光となり、集光レンズ43(開口数NA2)によって集光され、集光された光LCは波長変換素子44に入射される。
波長変換素子44は、反射部材45、拡散板46、及び波長変換部材47から構成されている。反射部材45は、多層反射膜48及び金属反射膜49から構成されている。金属反射膜49は、多層反射膜48において、集光レンズ43からの光LCが入射しない領域に設けられている。
多層反射膜48を透過した透過光は拡散板46によって拡散され、輝度分布の勾配が緩和されて均一化される。拡散板46によって拡散された光(拡散光)は、波長変換部材47に入射される。拡散板46は、例えばレンズアレイや摺りガラスなどからなる。
波長変換部材47は、蛍光体粒子を含む。波長変換部材47へ入射された拡散光は、蛍光体粒子によって波長変換され、混色されて白色光となって波長変換部材47から出射される。波長変換部材47は、例えば青色光によって励起されて黄色蛍光を出射するYAG:Ceなどの蛍光体粒子を含む。
[多層反射膜の低反射波長領域λLRと高反射波長領域λHR]
多層反射膜48は、低反射波長領域λLRと高反射波長領域λHRとを有している。集光レンズ43の開口数をNA2として、低反射波長領域λLRは以下の式のように表される。
Figure 2017194617
式(5)におけるNA2は、本実施例においては、0.65である。λlasingは励起光源11から出射される励起光LEの波長、neff1は多層反射膜48の実効屈折率である。例えば、多層反射膜48がTiO2及びSiO2から構成されるλ/4多層膜である場合、実効屈折率neff1は1.786であり、式(5)は445nm≦λLR≦475.5nmとなる。
また、入射光よりも長波長の領域である高反射波長領域λHRは以下のように表される。
Figure 2017194617
式(5)の場合と同様に、neff1=1.786、NA=0.65を用いると、式(6)は、475.5nm<λHR<890nmとなる。そして、本実施例において、集光レンズ43からの入射光LCの多層反射膜48への最大の入射角は、集光レンズ43の開口数NA2によって式(5)及び式(6)に関連付けられている。
すなわち、集光レンズ43の開口数NA2を適用して、式(5)及び式(6)を満たすように、励起光源11からの励起光LEの波長に応じて、多層反射膜48を構成する各層の屈折率及び層厚を設定することによって、波長変換素子44に集光レンズ43から入射する入射光LCに対する反射率が低い多層反射膜48を得ることができる。従って、入射光LCの損失を抑制し、入射光LCを高い効率で波長変換素子44へ取込むことができる。
また、本実施例においては、波長変換素子44は拡散材46を有している。波長変換部材47に波長変換された光(例えば、蛍光)が、反射や散乱などによって入射側へ戻る戻り光に加えて、拡散材46の内部で散乱されて入射側へ戻る戻り光が発生し得る。すなわち、波長変換部材47からの戻り光及び拡散材46からの戻り光が発生し得る。
そこで、(5)式及び(6)式を満たすように多層反射膜48を構成する各層の屈折率及び層厚を設定することで、波長変換部材47からの戻り光及び拡散材46からの戻り光を多層反射膜48によって高い効率で出射方向へ反射させることができる。さらに、金属反射膜49が設けられた領域において、波長変換部材47からの戻り光及び拡散材46からの戻り光を金属反射膜49によって高い効率で出射方向へ反射させることができる。
なお、金属反射膜49は、多層反射膜48の表面に形成されていてもよく、また、多層反射膜48と一体として形成されていてもよい。また、金属反射膜49は、拡散材46又は波長変換部材47の非入射領域に直接形成されていても良い。図5(b)は、図5(a)の変形例として、金属反射膜49Aが拡散材46の非入射領域に直接形成されている光源装置30Aを示している。
図5(b)に示すように、反射部材45Aは、集光レンズ43からの射出光LCが入射する領域(入射領域)のみに多層反射膜48Aが形成されていてもよい。拡散材46の入射領域に多層反射膜48Aを設け、拡散材46の非入射領域に金属反射膜49Aを設けることで、拡散材46及び波長変換部材47に対する放熱性に優れた構成とすることができる。なお、金属反射膜49は、励起光源11から出射される励起光LEの波長や蛍光体の種類に応じて、適宜選択することができる。例えば、Al、Ag、Au、Ti、Pt、Pdなどの金属を用いることができる。
なお、本実施例においては、集光レンズ43を用いて波長変換素子44へ集光する構成について説明したが、この限りではない。例えば、集光レンズの代わりに光ファイバを用いても良い。その場合には、光ファイバの開口数NAの値を式(5)及び式(6)におけるNA2として用いればよい。
また、集光レンズ43を設けずに、コリメートレンズ42からの平行光を波長変換素子44へ入射してもよい。その場合においては、NA2=0とすればよく、励起光LEの波長において低反射となる低反射波長領域λLRとすればよい。なお、反射部材45は、金属反射膜49を有していなくともよい。
以上、詳細に説明したように、本実施例の波長変換装置40及び光源装置30によれば、レンズ(NA>0)に集光されて多層反射膜に入射する入射光が波長変換素子に反射されて入射側へ戻る戻り光を抑制することができる。また、波長変換部材によって波長変換された光(蛍光)や、拡散板に入射された光が反射や散乱などにより入射側へ戻る戻り光を抑制できる。従って、多層反射膜に入射する入射光を高い効率で波長変換素子から出射させることができ、光の損失が少なく効率の高い波長変換装置及び光源装置を提供することができる。
図6(a)を参照して、実施例3に係る光源装置50の構成について説明する。光源装置50は、励起光源51及び波長変換装置60からなる。波長変換装置60は、光学素子61及び波長変換素子64から構成されている。
励起光源51は、レーザ素子51aが2以上配されたレーザ素子アレイである。レーザ素子51aは例えば励起波長450nmの端面発光型レーザ素子である。光学素子61は、レンズアレイ62及びファイバ群63から構成されている。
レンズアレイ62は、2以上の集光レンズ62aが、励起光源51のレーザ素子51aからのレーザ光(励起光LE)を集光するように配されて構成されている。ファイバ群63は、2以上のマルチモードファイバ63aからなり、レンズアレイ62の集光レンズ62aからの光(ソース光)が入射されるように、それぞれのマルチモードファイバ63aが設けられて構成されている。
波長変換素子64は、反射部材65及び波長変換部材66から構成されている。ファイバ群63に入射され、導光された励起光LEは、反射部材65に入射される。反射部材65を透過した透過光は、波長変換部材66に入射される。
反射部材65は、多層反射膜67及び金属反射膜68からなる。ファイバ群63からの射出光LF(励起光LE)は、多層反射膜67に入射される。金属反射膜68は、多層反射膜67において、ファイバ群63からの射出光LFが入射されない領域に設けられている。
波長変換部材66は、蛍光体粒子を含む。反射部材65を透過して波長変換部材66に入射された透過光(青色光)は、蛍光体粒子によって波長変換され、混色されて白色光となって、波長変換部材66から出射される。波長変換部材66は、例えば青色光によって励起されて黄色蛍光を出射するYAG:Ceなどの蛍光体粒子を含む。
[多層反射膜の低反射波長領域λLRと高反射波長領域λHR]
多層反射膜67は、低反射波長領域λLRと高反射波長領域λHRとを有している。マルチモードファイバ63aの開口数をNAとして、低反射波長領域λLRは以下の式のように表される。
Figure 2017194617
本実施例において、NAは0.2である。実施例1の場合と同様に、λlasingは励起光源51から出射される励起光LEの波長、neff1は多層反射膜67の実効屈折率である。例えば、多層反射膜67がTiO2及びSiO2から構成されるλ/4多層膜である場合、実効屈折率neff1は1.786であり、(5)式は450nm≦λLR≦452.8nmとなる。この場合、低反射波長領域λLRの波長帯域幅はおよそ3nmである。
また、入射光よりも長波長の領域である高反射波長領域λHRは以下のように表される。
Figure 2017194617
式(7)の場合と同様に、neff1=1.786、NA=0.2を用いると、式(8)は、452.8nm<λHR<900nmとなる。
このように、式(7)及び式(8)を満たすように、励起光源51からの励起光LEの波長に応じて、多層反射膜67を構成する各層の屈折率及び層厚を設定することで、射出光LFの損失を抑制することができる。また、波長変換素子64に波長変換され、混色調整された光の損失を抑制することができる。
[金属反射膜68]
本実施例の反射部材65には、金属反射膜68が設けられている。図7は、反射部材65の入射面を示す平面図である。図中のハッチングを施した領域は、反射部材65を構成する多層反射膜67と反射部材65に設けられた金属反射膜68とを示している。金属反射膜68は、多層反射膜67の表面上の領域であってファイバ群63からの射出光LFが入射しない領域に形成されている。
また、金属反射膜68の平面形状は、多層反射膜67に入射する入射光のビームの断面形状に合わせることが好ましい。例えば、図7は、ファイバ群63からの射出光LFが有するビーム断面の形状に合わせたものである。より詳細には、ファイバ群63からの射出光LFが入射される領域の形状は、2以上のマルチモードファイバ63aのビーム断面形状である2以上の円形が配された形状であり、当該円の内側の領域に射出光LFが入射される。金属反射膜68は当該円の外側の領域に形成され、当該円の内側の領域には形成されていない。従って、射出光LFは、金属反射膜68に反射されることなく、高い効率で多層反射膜67に入射される。
なお、金属反射膜68は、多層反射膜67と一体として形成されていてもよい。また、金属反射膜68は、波長変換部材66の非入射領域に直接形成されていても良い。図6(b)は、図6(a)の変形例として、金属反射膜68Aが波長変換部材66の非入射領域に直接形成された光源装置50Aを示している。
図6(b)に示すように、反射部材65Aは、マルチモードファイバ63aからの射出光LFが入射する領域(入射領域)のみに多層反射膜67Aが形成されていてもよい。波長変換部材66の入射領域に多層反射膜67Aを形成し、波長変換部材66の非入射領域に金属反射膜68Aを形成することで、波長変換部材66に対する放熱性に優れた構成とすることができる。なお、金属反射膜68は、励起光源11から出射される励起光LEの波長や蛍光体の種類に応じて、適宜選択することができる。例えば、Al、Ag、Au、Ti、Pt、Pdなどの金属を用いることができる。
[マルチモードファイバ63aの長さ]
本実施例において、マルチモードファイバ63aを2以上配することで均質な光を波長変換素子64に入射している。従って、マルチモードファイバ63aからの射出光の強度分布がより均質であれば、ファイバ群63aからの射出光もより均質となる。従って、マルチモードファイバ63aからの射出光のビーム断面において強度分布が均質であることが好ましい。
光ファイバのビーム断面の光強度分布のプロファイルデータ(x, P(x))(y, Q(y))を用いて、光ファイバのビームの均質性を表す指標として、x方向とy方向の強度分布プロファイルのずれを指標Aとして、以下の式で表すことができる。
A=Σabs(Q(y)−P(x)) (9)
式(9)を用いて、例えばコア径が300μm、開口数NA=0.2のマルチモードファイバについて、光ファイバの長さ(10mm、50mm、500mm、3000mm)に対して指標Aの値をシミュレーションによりプロットしたグラフを図8に示す。指標Aの値が十分に低下し、飽和するファイバの長さの閾値は520mmである。すなわち、ファイバの長さを520mm以上とすることで、強度分布においてx方向とy方向のずれが最小となる。
従って、本実施例において、マルチモードファイバ63aを520mm以上とすることで、均質な射出光を波長変換素子64に入射することができる。従って、マルチモードファイバ63aは、520mm以上とすることが好ましい。
なお、マルチモードファイバ63aには、コア径が300μm、開口数NA=0.2のマルチモード光ファイバを用いた例を示したが、これに限らない。他のコア径及びNAを有する光ファイバを用いても良い。また、マルチモードファイバ63aの長さは520mm以上が好ましいことを説明したが、この限りではない。採用する光ファイバの構成や、ビーム断面における光強度分布のプロファイルなどの特性に応じて、適用する長さを決定すればよい。
以上、詳細に説明したように、本実施例の波長変換装置60及び光源装置50によれば、励起光源から出射された励起光LEが導光されたファイバ群からの射出光LFが波長変換素子に反射されて入射側へ戻る戻り光を抑制することができ、射出光LFを効率良く波長変換素子へ取込むことができる。また、波長変換素子に波長変換され、混色された白色光が入射側へ戻る戻り光を抑制できる。すなわち、励起光が波長変換され、混色された均質な白色光を高い効率で波長変換素子から出射させることができる。従って、光の損失が少なく効率の高い波長変換装置及び光源装置を提供することができる。
なお、実施例1乃至3において、低反射波長領域の平均反射率RLRは、高反射波長領域の平均反射率RHRよりも低く、例えば20%以下であることが好ましく、10%以下であればなお好ましい。
一方、高反射波長領域の平均反射率RHRは低反射波長領域の平均反射率RLRよりも高く、例えば80%以上であることが好ましい。ただし、上記したように、高反射波長領域λHRは、不連続な波長帯域を有する場合もあり、そのような場合においては、RHRは60%以上であることが好ましい。
また、実施例1乃至3において、多層反射膜がTiO2及びSiO2から構成されている例について説明したが、これに限らない。他の誘電体多層膜など、屈折率及び層厚の組み合わせによって得られる特性(反射率波長特性)に応じて、適宜選択して適用することができる。
以上、説明したように、本発明の波長変換装置及び光源装置によれば、集光又は均一化された入射光、波長変換された光、及び波長変換素子内で散乱された光が入射側に戻る戻り光を出射方向へ高い効率で反射させることができる。すなわち、戻り光が抑制されて入射光の損失が少なく、色むらや強度分布の偏りが抑制された均質な光を高い効率で出射する波長変換装置及び光源装置を提供することができる。
10、10A、30、30A、50、50A 光源装置
20、40、60 波長変換装置
11、51 励起光源
21、43、62a 集光レンズ
22、63a マルチモードファイバ
23、41、61 光学素子
24、44、64 波長変換素子
25、45、65 反射部材
26、47、66 波長変換部材
27、48、67 多層反射膜
28、28A、49、49A、68、68A 金属反射膜
42 コリメートレンズ
46 拡散板

Claims (13)

  1. 入射光を集光する又は前記入射光の強度分布を均一化する光学素子と、
    前記光学素子からの射出光が入射される多層反射膜を有する反射部材と、前記多層反射膜を透過した透過光が入射される波長変換部材と、からなる波長変換素子と、
    を有し、
    前記多層反射膜は、前記光学素子からの前記射出光に対する反射率と比べて、前記射出光より長波長の光に対して高い反射率を有する波長変換装置。
  2. 前記光学素子は前記入射光の強度分布を均一化するホモジナイザであり、
    前記多層反射膜の実効屈折率をneff1とし、
    前記光学素子からの前記射出光が前記多層反射膜に入射する最大の入射角をθs(>0)とし、
    前記光学素子からの前記射出光の波長をλlasingとしたとき、
    前記多層反射膜は、次式で表される低反射波長領域λLRと、
    Figure 2017194617
    次式で表される高反射波長領域λHRと、
    Figure 2017194617
    を有する請求項1に記載の波長変換装置。
  3. 前記高反射波長領域λHRは次式
    Figure 2017194617
    で表される請求項2に記載の波長変換装置。
  4. 前記光学素子は前記入射光を集光する集光レンズであり、
    前記集光レンズは開口数NAを有し、
    前記多層反射膜の実効屈折率をneff1とし、
    前記入射光の波長をλlasingとしたとき、
    前記多層反射膜は次式で表される低反射波長領域λLRと、
    Figure 2017194617
    次式で表される高反射波長領域λHRと、
    Figure 2017194617
    を有する請求項1に記載の波長変換装置。
  5. 前記高反射波長領域λHRは次式
    Figure 2017194617
    で表される請求項4に記載の波長変換装置。
  6. 前記ホモジナイザは異方性ホモジナイザである請求項2又は3に記載の波長変換装置。
  7. 前記反射部材は、前記射出光の非入射領域に設けられた金属反射膜を有する請求項1乃至6のいずれか1に記載の波長変換装置。
  8. ソース光を導光し、前記光学素子への前記入射光を射出する光ファイバを有し、前記光ファイバは520mm以上の長さを有する請求項1乃至7のいずれか1に記載の波長変換装置。
  9. 前記波長変換素子は、前記反射部材と前記波長変換部材との間に設けられた光拡散板を有する請求項1乃至8のいずれか1に記載の波長変換装置。
  10. 前記低反射波長領域λLRの反射率が20%以下であり、前記高反射波長領域λHR
    反射率が80%以上である請求項2乃至9のいずれか1に記載の波長変換装置。
  11. 前記多層反射膜は、λ/4多層反射膜である請求項1乃至10のいずれか1に記載の波長変換装置。
  12. 前記多層反射膜は誘電体多層膜からなる請求項11に記載の波長変換装置。
  13. 前記入射光を生成する励起光源と、
    前記励起光源からの前記入射光が入射される請求項1乃至12のいずれか1に記載の波長変換装置と、
    を有する光源装置。
JP2016085716A 2016-04-22 2016-04-22 波長変換装置及び光源装置 Active JP6741340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085716A JP6741340B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 波長変換装置及び光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085716A JP6741340B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 波長変換装置及び光源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017194617A true JP2017194617A (ja) 2017-10-26
JP6741340B2 JP6741340B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=60154873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016085716A Active JP6741340B2 (ja) 2016-04-22 2016-04-22 波長変換装置及び光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6741340B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061685A (ja) * 2004-07-28 2006-03-09 Kyocera Corp 光源装置および該光源装置を備える内視鏡
WO2012014439A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 株式会社小糸製作所 発光モジュール
JP2012118302A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Seiko Epson Corp 光源装置及びプロジェクター
JP2015106130A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 セイコーエプソン株式会社 照明装置およびプロジェクター
JP2016009693A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 スタンレー電気株式会社 発光装置および照明装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061685A (ja) * 2004-07-28 2006-03-09 Kyocera Corp 光源装置および該光源装置を備える内視鏡
WO2012014439A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 株式会社小糸製作所 発光モジュール
JP2012118302A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Seiko Epson Corp 光源装置及びプロジェクター
JP2015106130A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 セイコーエプソン株式会社 照明装置およびプロジェクター
JP2016009693A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 スタンレー電気株式会社 発光装置および照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6741340B2 (ja) 2020-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10054798B2 (en) Light-emitting device
US9897286B2 (en) Phosphor optical element and light-emitting device using the same
US8919976B2 (en) Light source device and lighting device
JP5214193B2 (ja) ファイバー光源
US20120002137A1 (en) Liquid crystal display device
US11868023B2 (en) Light-emitting device and optical fiber
WO2015129224A1 (ja) 発光装置
JP6587148B2 (ja) 蛍光光源装置
WO2014115492A1 (ja) 固体光源装置
CN110418917B (zh) 光源装置以及投光装置
JP2018013688A (ja) 波長変換装置及び光源装置
JP2020502572A (ja) 角度および波長選択コーティングを備えた光変換デバイス
JP2016033645A (ja) 発光素子および発光装置
JP7016037B2 (ja) 発光体及び発光装置
JP6741340B2 (ja) 波長変換装置及び光源装置
JP2006040843A (ja) 照明装置
JP6334142B2 (ja) 発光装置
JP6916073B2 (ja) 光デバイス
WO2019159313A1 (ja) 白色光発生素子および照明装置
WO2016170803A1 (ja) グレーティング素子および照明装置
WO2016171115A1 (ja) グレーティング素子および照明装置
WO2021117286A1 (ja) 光源装置
JP6300080B2 (ja) 発光装置、及び車両用灯具
KR101507879B1 (ko) 레이저광을 이용한 조명장치
JPWO2017006796A1 (ja) グレーティング素子および発光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6741340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250