JP2017194463A - 放射線防護カーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】早期の摩耗を回避する放射線防護カーテンを提供する。【解決手段】製品フローの検査対象物品を方向(T)に放射線防護カーテンを通過させて搬送するための、互いに平行に配置された少なくとも2つの層からなる放射線防護カーテンであって、少なくとも1つの第1層が放射線防護層として形成されており、少なくとも1つの第1放射線防護層には、該第1放射線防護層とは別個で独立した少なくとも1つの別の層が搬送方向(T)の上流側で前に位置しており、少なくとも1つの別の層が、その後ろに位置する放射線防護層を機械的作用から守るための機械的防護層として形成されており、かつ少なくとも1つの別の機械的防護層が、設置済みの放射線防護層における予定された箇所で個別に交換可能に配置されている少なくとも1つの区分からなる。【選択図】図5

Description

本発明は、特にX線又はガンマ線を遮蔽するための放射線防護カーテンに関する。このような放射線防護カーテンは、通常、放射線を用いて物品の検査が行われる部屋の入口又は出口を覆うために用いられる。最近では、上述の種類の放射線の他に、例えばボディスキャナの形態でテラヘルツ線もしくはテラヘルツ波も検査に用いられる。
特にX線は多くの分野で、例えば空港のセキュリティの分野などでスーツケースの中身を調べるために、実際にますます頻繁に用いられるようになっている。これに加えて、医療においてX線はいくつかの治療法で使用される。X線は体を透過し、例えば骨折などの特定の発病を可視化する。X線は工業用検査技術においても用いられる。X線設備を操作する人にとって健康上の危険があるため、許容されないX線に対して防護することが必要である。
そのために産業界で広く用いられている解決策の1つは、放射線防護カーテンの利用である。放射線防護カーテンは、有利にも検査対象物品を、例えばコンベヤベルトにより移動して放射線防護カーテンを通過させることを可能にする。特に、この場合、連続する複数の物品(特に梱包された製品)の検査を行うことができ、物品は放射線防護カーテン(入口)を順次通過して放射線防護検査室に搬入され、好ましくは、連続的に別の放射線防護カーテン(出口)を通って検査室から再び搬出される。
特許文献1から、例えば、遮蔽エレメントがユニット全体を形成する放射線防護カーテンが公知である。遮蔽エレメントは水平な棒に外嵌されている。このような放射線防護カーテンは、通り抜ける物品との特に頻繁な機械的接触によって損傷を受ける可能性があることが不利である。1つのエレメントが損傷しただけでユニット全体を交換しなければならない。さらに棒上の保持部材の接触面に大きな摩擦力を生じる。この大きな摩擦力と、防護カーテンの通過時に、それによって生ぜしめられる防護カーテンの搬送方向ならびに上へ及び/又は横への力としての揺動とが物品に抵抗する。
さらに特許文献2から直線で垂直で縦長の隣り合う多数の遮蔽エレメントを有する放射線防護カーテンが公知である。遮蔽エレメントは、水平な棒に外嵌されている。1つのエレメントが損傷すると、1つのエレメントを交換するために他の多数のエレメントを取り除かなければならない。
しかし(例えばコンベヤベルトによって搬送される)製品フローの多数の物品を検査する場合、放射線防護カーテンの機械的損傷、特に表面の摩耗、そしてそれによる放射線漏洩の恐れ、ならびに望ましくない、それどころが毒性のある摩損(例えば鉛粉)の発生、及び特に食品が汚染される恐れを排除することはできない。例えば、検査対象物品又は製品が鋭利なエッジを有しているかもしれない。工業大量生産において、こうしたエッジは遮蔽エレメントの同じ箇所に1分間に何度もぶつかる。しかし、放射線の漏出を阻止するためには破損の発生を防止することがどうしても必要である。
欧州特許出願公開第2194373号明細書 欧州特許出願公開第2930719号明細書
したがって、本発明の課題は、上記の欠点を回避すること、及び早期の摩耗を回避する放射線防護カーテンを提供することである。
上記課題は、本発明により、請求項1の特徴を有する放射線防護カーテンによって解決される。
本来の放射線防護層と平行に取り付けられ、搬送方向に対して垂直に配置され、かつ搬送方向で見て直ぐ前に設けられた機械的防護層によって、たいていコストのかかる放射線防護層の損傷(摩損、穴、亀裂など)が低減されるか、阻止される。
(亀裂、穴、摩損などの損傷に対する)放射線防護と機械的防護を機能的に切り離すことにより、有利にも、それぞれの層にとって最適な材料を選定することも可能になる。したがって、機械的損傷を考慮することなく放射線防護層のための材料の選定を行うことができる。機械的防護層のための材料の選定も、放射線防護特性を考慮することなく機械的損傷を回避するためだけに行うことができる。したがって、本発明による解決策をもってすれば、物品の耐摩性(abriebfest)の通り抜けを可能にする機械的防護層の材料をそのコーティングを含めて、例えば表面の硬さ及び種類(滑らかさ)、摩擦値及び引裂強度に関して最適に選定することが可能である。機械的防護層のための材料として、例えば、特に金属又はプラスチックのフィルム、ならびに織物繊維又は編物が考えられる。
本発明によると、産業用途において、放射線防護カーテンを通過する物品が、例えば1分当たり200〜300個で頻繁に機械的接触をする場合でも放射線防護層の損傷を回避することができる。
放射線防護層とは別々もしくは別個の独立した機械的防護層は、放射線防護層よりも小さい寸法を有している少なくとも1つの区分からなる。少なくとも1つの機械的防護区分は、交換可能に放射線防護層に配置されているので、機械的防護区分がかなり損傷(穴、亀裂など)した場合には、それに続いて、その後ろに位置する放射線防護層が損傷する前に機械的防護区分を簡単に交換すること、もしくは損傷していない区分と取り替えることができる。放射線防護カーテン全体の時間のかかる取外し、まして分解の必要などがないことは有利である。
少なくとも1つの機械的防護区分が放射線防護層よりも小さい寸法(幅及び/又は高さ)を有しているので、機械的損傷が危惧される箇所(特に物品との接触が予想される箇所)に限定して1つ又は複数の区分を用いることができることが有利である。したがって、搬送(1列又は多列)及び製品フローの検査対象物品の種類に応じて、放射線防護カーテンに、前に位置する機械的な区分を必要に応じて追加することができ、その際、いずれにしても放射線防護層の全幅及び/又は高さを覆う必要はない。これにより、有利にも、自重によって、及び放射線防護室に搬入するために必要な放射線防護カーテンの旋回によって生じ、搬送に抵抗して物品の状態(Lage)に作用する力を最小限に抑えることができる。
1つ又は複数の区分を放射線防護層の所望の箇所に配置するために、例えば、棒(搬送方向に直交して配置されている)の共通の懸架部(Aufhaengung)又は支持部(Lagerung)には、上に位置する空き箇所(Freistellen)が設けられている。必要な場合に、予定されたこれらの空き箇所に区分を吊り下げることができる。
しかし、当然のことながら、区分を放射線防護層の表面に着脱可能に直接配置すること、例えば吊り下げること、クリップ留めすることなども考えられ、その場合、区分に設けられた対応する保持エレメントに相補的な、例えば受け金、止め輪、リング、面ファスナなどの保持エレメントが放射線防護層の表面に設けられていてもよい。この場合、機械的防護区分を異なった所望の位置で(搬送方向に対して直交する)横方向の位置だけでなくその高さについても、放射線防護層の直ぐ近くに、又は好ましくは放射線保護層に(面状の接触により)直接配置することも考えられる。
本発明の好ましい実施形態において、ユニットシステムの形態(モジュール方式の区分)で異なった寸法(幅及び/又は高さ及び/又は厚さ)の機械的防護区分(モジュール区分)があり、それにより、考えられるあらゆる物品及び物品の状態に合わせて最適化することができる。それによって、損傷に対する放射線防護層の最善の保護が保証され、その際、物品の搬送又は物品の状態が妨げられることはない。
本発明の有利な実施形態において、放射線防護カーテンは、X線又はガンマ線に対する防護カーテンとして形成されている。なぜならこの種類の放射線こそが人(及び動物)の、特に健康を危うくすると考えられるからである。当然のことながら、本発明による放射線防護カーテンは、それが限られた作用にすぎなくとも、放射線の漏出が望ましくない他の種類の放射線又は電波にも用いることができる。したがって、例えば、いわゆるボディスキャナにおけるテラヘルツ線などの他の種類の放射線(テラヘルツ線、ギガヘルツ線、UV線など)も、その有効範囲及び影響を本発明による放射線防護カーテンによって予定された空間内に限定することができる。
上述した異なった寸法の区分のユニット式のオプションでの機械的防護層の区分状のモジュール構造とならんで放射線防護層も、好ましくは横方向に隣り合う複数の区分からなってもよいし、もしくはユニット式で組み立て、かつ組み付けられてもよい。それによって、有利にも、放射線防護層の、特に横方向の寸法、したがって放射線防護カーテンを通過する物品の搬送方向に対して直交する方向の大きさを諸条件(例えばコンベヤベルトの幅)に適合させることが可能になる。
本発明の特別な実施形態において、放射線防護層の1つ又は複数の区分がその上端部に、例えば受け金、スリーブ、又は止め輪などの形態の第1下側ヒンジ部を有していてもよい。この下側ヒンジ部に、これと相補的な上側ヒンジ部(ボルト、ピン、ワイヤ、棒など)が挿通される。上述の第1下側ヒンジ部の横断面を閉じて(環状に)形成されている場合、特定の用途のために、放射線防護層全体を組み付ける前に、対応する区分が選択され、組み立てられて全体が組み付けられる。
これに対して、第1下側ヒンジ部の横断面が閉じておらず(例えば下に向かって)途切れている場合、後から特定の用途のために必要に応じて、又は保守の目的で区分を変更もしくは交換することができる。このために、組み付け済み、もしくは懸架された防護カーテンにおいて個々の区分を取り除き(例えば上に向かって外し)場合によって移動させた後に別の1つの区分又は別の複数の区分が吊り下げられる。
本発明の別の実施形態において、機械的防護層の少なくとも1つの区分は第2下側ヒンジ部を有している。この第2下側ヒンジ部は、機械的防護層もしくはその少なくとも1つの区分も、放射線防護層のように搬送方向に旋回可能に支持されるように上側ヒンジ部と協働する。
本発明の特別な実施形態において、少なくとも1つの機械的防護層が、設置済みの放射線防護層の第1下側ヒンジ部の予定された空き箇所に吊り下げ可能に形成されている。このために、機械的防護層の第2下側ヒンジ部は、例えば上から被さり下に向かって開いた輪郭を有していてもよい。
検査対象物品による放射線防護カーテンの通過を容易にするために、放射線防護層の区分は個別に旋回可能に支持され横方向に隣り合う別々の薄板からなっていてもよい。
少なくとも1つの放射線防護層及び/又は少なくとも1つの機械的防護層は、柔軟、特に可撓性(biegeschlaff)に形成されていることが好ましい。ここで可撓性は、機械的防護層に固有の継手箇所(Gelenkstelle)が存在しないことを意味する。懸架部のみが1つ又は複数の継手を有する。これに加えて、放射線防護層及び機械的防護層は互いに別々に可動に形成されていることが好ましい。
他の有利な実施形態は従属請求項から明らかになる。
本発明による機械的防護層なしの放射線防護カーテンの斜視図を示す。 図1の部分Dの拡大詳細図を示す。 機械的防護層の4つの区分を吊り下げた図1の放射線防護カーテンの正面図を示す。 機械的防護層の2つの区分を外側に吊り下げた図1の放射線防護カーテンの正面図を示す。 図4の放射線防護カーテンの斜視図を示す。 図5の部分Eの拡大詳細図を示す。
以下、本発明を図面に示した実施例をもとにして詳しく説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明による放射線防護カーテン1は、モジュール構造の放射線防護層3の少なくとも1つの(この例では3つの区分からなる)区分5からなる。矩形に形成された区分5は、防護カーテンを通り抜ける図示されない検査対象物品の搬送方向Tに直交して横方向に隣り合い、上端部が第1下側ヒンジ部7を介して棒11に支持されている。棒11は上側ヒンジ部9内に支持されており、それにより放射線防護カーテン1を(製品フローの検査対象物品の)搬送方向Tに直交して、図示されないコンベヤベルトの上方に固定することができ、同様に図示されない放射線防護室の入口及び/又は出口(の高さ及び幅)が放射線を防護するように覆われる。
区分5の上端部における図示されたヒンジ状の支持によって、棒11を中心に区分5を旋回させることができ、それにより搬送方向Tに向けた、及び上への(及び/又は左右の)旋回によって、物品が防護カーテンを通過できるようになる。物品が通過した後に、少なくとも1つの区分5が図1に示された初期位置へ旋回して戻り、この初期位置において、横方向に隣り合う区分5が互いに当接し、望ましくない放射線、特にX線の漏出を阻止する。
放射線防護層3の各区分5は、複数の(例えば7つの)薄板6からなっている。それに加えて、区分5の材料は、形状剛性的(formsteif)ではなく柔軟に、特に可撓性にさえ形成されてもよく、それにより区分5の横方向に隣り合う個々の薄板6を互いに独立して搬送方向に揺動させることができる。
区分5は、その上端部が第1下側ヒンジ部7に固定され、例えば相応の工具を用いてプレス嵌めされており、かつ棒11に被さるクリップ12の形態の複数(この例では8個)の保持領域を有している。それに対応して、上側ヒンジ部9に挿入された棒11に上から(又は斜め上から)区分5を吊り下げることが可能である。これに対して棒11が保持領域12によって横断面が包囲されている場合、棒11を後からヒンジ部9、7に挿入することができる。
図1及び図2から見て取れるように、上端部における第1下側ヒンジ部7には付加的に(この例では4個の)空き箇所8がある。これらの空き箇所は上側ヒンジ部9の保持領域によって覆われていない。これらの空き箇所8(例えば、それぞれ上側ヒンジ部9の支持箇所間に配置されている)は、放射線防護層3と同一平面上の好ましくは柔軟に、特に可撓性に形成されていてもよい別々の機械的防護層13の本発明による配置のために用いられる(図3を参照)。空き箇所8は、図示されるように、横方向に等間隔で、例えば20mmの間隔で形成されていてもよく、それにより区分15(図3を参照)を必要に応じて正確な位置に(それぞれこの間隔の分だけずらして)吊り下げることができる。
図3は、搬送方向で直ぐ後ろに位置する(図1及び図2において説明した)放射線防護層3の前の、機械的防護層13の横方向に離間した4つの区分15を有する組み付け済みの本発明による放射線防護カーテンを示す。
放射線防護層3の場合とは異なり、機械的防護層13の区分15間には横方向の間隔をおくことが可能であり、物品の横方向の最小寸法に注意を払うことにより(横方向の最小寸法よりも小さい間隔)間隔をおくことが可能であり、なんの不都合もない。なぜなら、これらの間隔によって放射線が漏出するということはないからである。
図4に示されるように、例えば2列で搬送される相応の寸法及び列間隔の物品の場合、単独の、例えば外側区分15のみを吊り下げてもよい。特に図5及び図6から見て取れるように、区分は必要に応じて、それぞれ隣接する空き箇所8の分だけ左又は右へ変更した位置に吊り下げることができ、それにより対応する要求(物品サイズもしくは列幅、列数、及び列間隔)に、区分15の位置及び/又は数を相応に変更して応じることができる。
その際、区分15が同様に形成される必要は決してなく、特に、その横方向の寸法が異なっていてもよい。例えば、異なった幅の、例えば幅が互いに2cm異なるいくつかの種類の形状の区分15が設けられているユニットシステムが考えられる。
例えば鉛粉が充填された柔軟な単層又は多層の薄板6からなる放射線防護層3の区分5を、吊り下げられた機械的防護層13の区分15によって損傷から効果的に守ることができる。
図3〜図6から見て取れるように、機械的防護層13の区分15は、その横方向の位置において、これらの区分が放射線防護層3の隣り合う区分5間の継ぎ目を覆う(特に図3の中央の2つの区分15を参照)ように配置されていてもよい。
搬送方向Tにしなやかな、特に可撓性の(例えば20mm幅の)個々の薄板6を用いた好ましい実施形態において、区分15に物品によりT方向の力が加えられると直ちにその後ろに位置する薄板6がT方向に一緒に動かされるか、もしくは旋回させられる。
本発明による放射線防護カーテン1の組み付けは、工具を用いることなく上側ヒンジ部9もしくは棒11もしくは空き箇所8に各区分5もしくは15を吊り下げることによって行われることが好ましい。したがって、放射線防護カーテンの区分は、モジュール方式で個別に交換可能である。
区分5及び/又は15はその第1下側ヒンジ及び第2下側ヒンジ部7、19において、被さるだけであり棒11を包囲しない保持領域を有している。したがって、(機械的防護層13の)区分15及び/又は(放射線防護層3の)区分5は、組み付け済みの放射線防護カーテン1にも後から吊り下げ、モジュール方式で個別に交換することができる。機械的防護層13の区分15は(第1下側ヒンジ部7における)所定の空き箇所8において棒11に吊り下げられ、それによって所定の位置がもたらされる。このようにして、区分15を簡単かつ迅速に組み付けることが可能である。
実施例に示されるような組み付けによって部品の紛失はない。上側ヒンジ部9においてねじを用いるとしても、それは、例えば放射線防護室へのアセンブリ自体、もしくは上側ヒンジ部9を組み付けるためにしか必要でない。
本発明による放射線防護カーテンによって、有利にも、任意の物品、特に荷物の特性及び放射線強度に適合させるために個々の区分15(及び場合によっては区分5)の迅速な交換(最適な防護カーテンの素早い構成)を行うことができる。
1 放射線防護カーテン
3 放射線防護層
5 放射線防護層の区分
6 区分5の薄板
7 (放射線防護層の)第1下側ヒンジ部
8 第1下側ヒンジ部7における空き箇所
9 上側ヒンジ部
11 棒
12 クリップ(保持領域)
13 機械的防護層
15 機械的防護層の区分
19 (機械的防護層の)第2下側ヒンジ部
T 検査対象物品の搬送方向
D 図1の部分
E 図5の部分

Claims (11)

  1. 製品フローの検査対象物品を方向(T)に放射線防護カーテンを通過させて搬送するための、互いに平行に配置された少なくとも2つの層(3、13)からなる放射線防護カーテンであって、
    a)少なくとも1つの第1層が放射線防護層(3)として形成されており、
    b)前記少なくとも1つの第1放射線防護層(3)には、該第1放射線防護層とは別個で独立した少なくとも1つの別の層が搬送方向(T)の上流側で前に位置しており、
    c)前記少なくとも1つの別の層が、その後ろに位置する放射線防護層(3)を機械的作用から守るための機械的防護層(13)として形成されており、かつ
    d)前記少なくとも1つの別の機械的防護層(13)が、設置済みの放射線防護層(3)における予定された箇所で個別に交換可能に配置されている少なくとも1つの区分からなる、放射線防護カーテン。
  2. 前記機械的防護層(13)は、モジュール方式で複数の別々の区分(15)からなることを特徴とする、請求項1に記載の放射線防護カーテン。
  3. 前記機械的防護層(13)は、前記搬送方向(T)に対して直交して配置された横方向に隣り合う複数の別々の区分(15)からなることを特徴とする、請求項2に記載の放射線防護カーテン。
  4. 前記少なくとも1つの別の機械的防護層(13)は、前記放射線防護層(3)よりも小さい寸法を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
  5. 前記放射線防護カーテンは、X線又はガンマ線に対する防護カーテンとして形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
  6. 前記放射線防護層(3)は、前記搬送方向(T)に対して直交して配置された横方向に隣り合う複数の別々の区分(5)からなることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
  7. 設置済みの放射線防護層(3)における前記放射線防護層(3)の個々の区分(5)は、他の区分(5)を取り外すことなく個別に交換可能に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の放射線防護カーテン。
  8. 前記少なくとも1つの放射線防護層(3)は第1下側ヒンジ部(7)により、及び/又は前記少なくとも1つの機械的防護層(13)は第2下側ヒンジ部(19)により上側ヒンジ部(9、11)に支持されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
  9. 前記少なくとも1つの機械的防護層(13)は、設置済みの放射線防護層(3)の前記第1下側ヒンジ部(7)の予定された所定の空き箇所(8)に配置可能、特に吊り下げ可能であることを特徴とする、請求項8に記載の放射線防護カーテン。
  10. 前記少なくとも1つの機械的防護層(13)は、前記放射線防護層(3)に直接固定可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
  11. 前記放射線防護層(3)の区分(5)は、横方向に隣り合う複数の薄板(6)からなることを特徴とする、請求項6〜10のいずれか1項に記載の放射線防護カーテン。
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