JP2017194424A - 投受光装置及び測距装置 - Google Patents

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俊佑 齋木
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Abstract

【課題】集光部材の内部を進行することに起因する光のノイズを抑制できる投受光装置を提供する。【解決手段】投受光装置は、光を集光する集光部材32と、前記集光部材の光軸上に配置された光を反射する反射面40を有し、前記集光部材から突出して設けられた凸部34と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、投受光装置及び測距装置に関する。
光を反射するとともに、光を集光する投受光装置が知られている。例えば、このような投受光装置は、測距用の測距光を投光する光源と、測距対象が反射した測距光を受光する受光部とを備える測距装置に設けられている。測距装置に設けられた投受光装置は、光源からの測距光を測距対象へと反射して、測距対象が反射した測距光を受光部へと集光する。測距装置は、測距光を投光した時刻と測距光を受光した時刻との時間差によって測距対象までの距離を測定する。また、測距光を集光する集光部材に、測距光を反射する反射部を設けた投受光装置が開示されている。
特許第4032061号公報 特許第3908226号公報 国際公開第2006/016504号
しかしながら、集光部材に反射部を設けた投受光装置においては、反射部が反射した測距光が集光部材の内部へと進行する。この場合、測距光は集光部材の表面及び内部の不純物等によって反射されてノイズとなるので、測距の精度が低下するといった課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明の投受光装置は、光を集光する集光部材と、前記集光部材の光軸上に配置された光を反射する反射面を有し、前記集光部材から突出して設けられた凸部とを備える。
このように、投受光装置は、集光部材から突出した凸部の反射面によって、光を反射するので、反射された光が集光部材の内部に進行することを抑制できる。これにより、投受光装置は、集光部材の内部を進行することに起因する光のノイズを抑制できる。
上述の投受光装置において、前記集光部材は、前記凸部側に突出した第1集光部を有し、前記凸部は、前記反射面から前記集光部材の外周部へと延び、前記第1集光部よりも屈折力の小さい集光面を有してもよい。
このように投受光装置は、凸部側に第1集光部を設け、第1集光部よりも屈折力の小さい集光面を凸部に設けることにより、凸部の反対側における第1集光部及び集光面の焦点の位置を近づけることができる。
上述の投受光装置において、前記集光部材は、前記凸部の反対側に突出した第2集光部を有してもよい。
このように投受光装置は、凸部と第2集光部とを異なる側に突出させることによって、薄型化を実現できる。
本発明の測距装置は、上述の投受光装置と、測距対象までの距離を測定するための測距光を、前記反射面に投光する投光部と、前記測距対象が反射して、前記集光部材によって集光された前記測距光を受光して、電気信号に変換する受光部と、を備える。
このように、測距装置は、集光部材への光の進行を抑制できる投受光装置を有するので、集光部材の内部を進行することによる光のノイズを抑制して、測距の精度を向上できる。
上述の測距装置において、前記反射面が反射した前記測距光を反射して、前記測距光の進路を異なる複数の方向へ変換する方向変換部を更に備えてもよい。
このように、測距装置は、異なる複数の方向へと測距光を進行させることができるので、異なる複数の方向に存在する測距対象までの距離を測定できる。
図1は、第1実施形態の測距装置の全体構成図である。 図2は、第1実施形態の投受光部材の斜視図である。 図3は、第2実施形態の測距装置の全体構成図である。 図4は、第3実施形態の測距装置の全体構成図である。 図5は、第3実施形態の反射部材の斜視図である。 図6は、第1変形例の投受光部材の斜視図である。 図7は、第2変形例の投受光部材の斜視図である。 図8は、第3変形例の投受光部材の斜視図である。 図9は、第4変形例の投受光部材の斜視図である。 図10は、第5変形例の投受光部材の斜視図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
実施形態の測距装置及び投受光部は、投受光部の内部での測距光等の光の反射を抑制することを目的とする。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の測距装置10の全体構成図である。測距装置10は、測距対象90へと投光した測距光RLの往復に要した時間に基づいて、測距対象90までの距離を測定する。図1に示すように、測距装置10は、筐体12と、投光部14と、投受光装置の一例である投受光部材16と、受光部18と、制御部20とを備える。
筐体12は、本体部22と、筐体窓24とを有する。
本体部22は、例えば、樹脂によって構成されている。本体部22は、中空の立体形状に形成されている。本体部22は、投光部14、投受光部材16、受光部18、及び、制御部20を収容して保持する。
筐体窓24は、本体部22を構成する面のうち、一点鎖線で示す測距光RLが透過する領域に設けられている。筐体窓24は、測距光RLを透過可能な樹脂またはガラス等によって構成されている。尚、筐体窓24は、開口によって構成してもよい。
投光部14は、保持部材26と、光源28と、光学部材30とを有する。
保持部材26は、筐体12に保持されて、筐体12の内部に設置されている。保持部材26は、光源28及び光学部材30を保持する。
光源28は、測距対象90までの距離を測定するための測距光RLを投光する。尚、以下の説明において、測距光RLが測距対象90に達するまでの進路を往路とし、測距光RLが測距対象90に反射された以降の進路を復路とする。光源28は、保持部材26に保持されて、筐体12内に設けられている。光源28は、例えば、半導体レーザ素子等のレーザ光を投光可能なレーザ装置である。光源28は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等であってもよい。光源28は、光学部材30及び投受光部材16が配置された方向に測距光RLを投光する。具体的には、光源28は、後述する投受光部材16の反射面40へ測距光RLを投光する。
光学部材30は、光源28が投光する往路の測距光RLの光路上に配置されている。光学部材30の一例は、コリメータレンズである。光学部材30は、測距光RLを屈折させて平行光に変換して投受光部材16へと投光する。これにより、光学部材30は、測距光RLの分散(または拡散)を抑制する。
投受光部材16は、光源28が投光する往路の測距光RL及び測距対象90に反射された復路の光路上に配置されている。投受光部材16は、光源28が投光した測距光RLを測距対象90へと反射するとともに、測距対象90が反射した測距光RLを受光部18へと集光する。投受光部材16は、光を透過可能な樹脂またはガラス等の材料を含む。
図2は、第1実施形態の投受光部材16の斜視図である。図1及び図2に示すように、投受光部材16は、集光部材32と、凸部34とを有する。
集光部材32は、測距対象90に反射された復路の測距光RLを受光部18へと集光する。集光部材32は、ベース部36と、第1集光部38とを有する。
ベース部36は、例えば、円板状または中心軸の短い円柱状に構成されている。ベース部36は、復路の測距光RLの進行方向にほぼ垂直に設置されている。尚、ベース部36は、省略してもよい。
第1集光部38は、ベース部36の測距光RLを受光する側に設けられている。第1集光部38は、例えば、ベース部36と一体的に構成されている。第1集光部38は、例えば、曲面を有し、光を集光する凸レンズである。第1集光部38は、測距対象90及び凸部34側に突出している。第1集光部38は、例えば、図1に点線で示す測距対象90の方向に平行な光軸OAを有する。光軸OAは、集光部材32の光軸でもある。第1集光部38の光軸OAは、ベース部36の中心軸とほぼ一致する。第1集光部38は、測距対象90が反射して、筐体窓24を通過した復路の測距光RLの光路上に配置されている。第1集光部38は、復路の測距光RLを受光して、受光部18へと集光する。
凸部34は、集光部材32から突出して設けられている。本実施形態では、凸部34は、集光部材32の面のうち、測距対象90側であって、復路の測距光RLを受光する側の面に設けられている。凸部34は、例えば、第1集光部38の曲面状に突出した側の面に設けられている。凸部34は、測距光RLを反射する側へと集光部材32から突出している。凸部34は、集光部材32と一体的に構成されている。即ち、凸部34及び集光部材32は、1つの部品である。この場合、集光部材32及び凸部34は射出成型等によって製造できる。凸部34は、集光部材32の受光側の面において、中央部から外周部へと設けられている。凸部34は、集光部材32の周方向において、集光部材32の一部に設けられている。凸部34は、反射面40と、集光面42とを有する。
反射面40は、測距光RLを反射可能に凹凸の少ない面状に構成されている。反射面40は、好ましくは、反射率の高い鏡面である。反射面40は、光源28が投光する往路の測距光RLの光路上に設けられている。反射面40は、光源28が測距光RLを投光する方向、即ち、往路の測距光RLの進行方向に対して傾斜(例えば、45°傾斜)している。
反射面40は、集光部材32の第1集光部38の光軸OA上に配置されている。反射面40は、光軸OAに対して傾斜(例えば、45°傾斜)して設けられている。反射面40は、集光部材32の反対側、即ち、投受光部材16の外側に向けられている。これにより、反射面40は、光源28が投光した往路の測距光RLを、集光部材32を通過させることなく、集光部材32の反対側の測距対象90へと反射する。
反射面40は、測距光RLの光路と第1集光部38の光軸OAとの交点を含む面上に設けられている。反射面40の中心は、測距光RLの光路と、第1集光部38の光軸OAとの交点と同じ位置となることが好ましい。このように、反射面40を光軸OA上に配置することにより、投受光部材16は、反射面40によって反射された往路の測距光RLの光路と、測距対象90によって反射された復路の測距光RLの光路とをより多く重ねることができる。
集光面42は、反射面40(例えば、反射面40の一端)から集光部材32の外周へと延びる。集光面42は、第1集光部38と同じ方向に光を集光可能な曲面を少なくとも一部に有する。集光面42は、第1集光部38と同じ方向に曲がっている。集光面42の屈折力は、第1集光部38の屈折力よりも小さい。例えば、集光面42の曲率は、第1集光部38の表面の曲率よりも小さい。換言すれば、集光面42の曲率半径は、第1集光部38の表面の曲率半径よりも大きい。従って、第1集光部38よりも集光側から遠い集光面42の焦点は、第1集光部38の焦点の近傍となる。これにより、集光面42は、復路の測距光RLを第1集光部38が集光させて結像させる位置の近傍で、復路の測距光RLを結像させる。尚、集光面42の焦点は、第1集光部38の焦点と同じ位置であることがより好ましい。この場合、集光面42は、例えば、無限遠方と見なすことができる測距対象90が反射して平行光となった復路の測距光RLを第1集光部38が集光させて結像させる位置と同じ位置で、当該復路の測距光RLを結像させる。
受光部18は、例えば、光を受光して、当該光に対応する電気信号を出力するフォトダイオード及びフォトトランジスタ等である。受光部18の受光面は、第1集光部38の焦点の近傍の位置、好ましくは焦点の位置に配置されている。受光部18は、測距対象90が反射して、集光部材32の第1集光部38及び集光面42によって集光された復路の測距光RLを受光する。受光部18は、当該測距光RLを変換した電気信号を、検出信号として制御部20へ出力する。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、記憶装置とを有するコンピュータである。尚、制御部20は、測距装置10の外部のコンピュータによって構成してもよい。この場合、測距装置10は、制御部20を省略してよい。制御部20は、投光部14の光源28及び受光部18と、電気信号を送受信可能に接続されている。具体的には、制御部20は、測距光RLの投光を指示する投光信号を光源28へ送信する。例えば、制御部20は、予め定められた一定の時間間隔で投光信号を送信する。制御部20は、測距光RLを受光した受光部18から検出信号を受信する。制御部20は、投光信号を送信した時刻と、検出信号を受信した時刻との時間差に基づいて、測距対象90までの距離を算出する。
上述した測距装置10の測距動作について説明する。
測距装置10では、制御部20が投光部14の光源28へ投光信号を送信する。光源28は、投光信号を受信すると、測距光RLを光学部材30へと投光する。ここで、光源28は、一定の時間間隔で投光信号を受信すると、当該時間間隔で測距光RLを投光する。光学部材30は、測距光RLを屈折させて平行光にして、投受光部材16の凸部34の反射面40へと投光する。反射面40は、集光部材32と反対側の測距対象90へと測距光RLを反射する。
投受光部材16の凸部34の集光面42及び集光部材32の第1集光部38は、測距対象90が反射した測距光RLを受光側とは反対側に配置された受光部18へと集光する。受光部18は、集光された測距光RLを受光すると、当該測距光RLに対応する検出信号を制御部20へ送信する。制御部20は、検出信号を受信すると、投光信号を送信した時刻と、検出信号を受信した時刻との時間差に基づいて、測距対象90までの距離を算出する。制御部20は、算出した距離のデータを外部の機器等に出力する。
上述したように、第1実施形態の測距装置10の投受光部材16では、集光部材32から突出した凸部34の反射面40が、測距光RLを反射する。これにより、投受光部材16は、集光部材32を通過させることなく、測距光RLを測距対象90へと反射することができる。従って、投受光部材16は、反射した測距光RLが集光部材32の内部を通過する場合に比べて、集光部材32の表面及び内部の不純物等の反射による外乱光等に起因する光のノイズを抑制できる。これにより、投受光部材16を有する測距装置10は、測距の精度を向上させることができる。
投受光部材16は、第1集光部38の光軸OA上に反射面40を配置することによって、往路の測距光RLの光路と、復路の測距光RLの光路とを重ねることができる。これにより、投受光部材16は、測距装置10の筐体12の内部における、往路及び復路の測距光RLの光路のための空間を小さくすることができるので、測距装置10を小型化することができる。
投受光部材16は、凸部34を集光部材32に一体的に構成することによって、部品点数を低減できる。また、投受光部材16は、凸部34を保持する保持部材を省略できるので、当該保持部材によって測距光RLが遮られることを抑制して、集光部材32が受光できる測距光RLを増加させることができる。これにより、投受光部材16を有する測距装置10は、測距の精度を向上させることができる。
投受光部材16の凸部34は、反射面40から集光部材32の外周部へと延びる集光面42を有する。これにより、投受光部材16は、測距光RLの受光側の面のうち、反射面40以外の領域、即ち、集光面42及び第1集光部38の受光側の面で受光した測距光RLを集光することができる。この結果、投受光部材16は、より多い領域で測距光RLを集光することができるので、測距装置10は、測距の精度をより向上させることができる。更に、第1集光部38よりも凸部34側の集光面42の屈折力は、第1集光部38の屈折力よりも小さい。従って、投受光部材16は、凸部34の反対側における集光面42及び第1集光部38の焦点の位置を近づけることができるので、効率よく測距光RLを集光できる。
投受光部材16の凸部34は、反射面40及び外周部へと延びる集光面42とを有するので、凸部34の構造的または機械的な強度を向上させることができる。また、投受光部材16を金型によって製造する場合、当該金型に凸部34に対応する凹部を形成することになるので、金型に突出した形状を形成しなくてもよい。この結果、投受光部材16の金型は、突出した形状を有する金型に比べて、破損を抑制できる。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の測距装置110の全体構成図である。図3に示すように、第2実施形態の測距装置110は、筐体12と、投光部14と、投受光部材16と、受光部18と、制御部20と、方向変換部50とを備える。
測距装置110では、投受光部材16の反射面40は、下方に配置された方向変換部50へ測距光RLを反射する。換言すれば、投受光部材16の反射面40は、方向変換部50を介して、測距光RLを測距対象90へと反射する。投受光部材16の第1集光部38及び集光面42は、測距対象90及び方向変換部50が投受光部材16へと反射した測距光RLを受光部18へと集光する。
方向変換部50は、投受光部材16の反射面40が反射した測距光RLの光路上に配置されている。方向変換部50は、投受光部材16の反射面40が反射した往路の測距光RLを反射して、往路の測距光RLの進路を異なる複数の方向へと変換する。例えば、方向変換部50は、一の方向(例えば、鉛直方向)における異なる複数の位置へ測距光RLを反射する。方向変換部50は、測距対象90が反射した復路の測距光RLを投受光部材16へと反射する。方向変換部50は、駆動部52と、回転軸54と、反射部材56とを有する。
駆動部52は、回転駆動力を出力する。駆動部52は、例えば、電力によって駆動するモータである。
回転軸54は、円柱状に構成されている。回転軸54は、往路の測距光RLの光路と交差(例えば、直交)する方向に延びる。本実施形態では、回転軸54は、水平方向と平行に設置されている。回転軸54は、筐体12に回転可能に設置されている。回転軸54は、駆動部52から供給された回転駆動力によって、自己の中心軸の周りで回転する。即ち、回転軸54は、水平方向の周りで回転する。回転軸54は、360°回転してもよく、180°未満の角度(例えば、数°の角度)で揺動してもよい。
反射部材56は、板状に構成されている。反射部材56の投受光部材16側の面は、測距光RLを反射して方向を変換する反射変換面58として機能する。反射変換面58は、反射率の高い材料、例えば、金属薄膜等を含むミラー(例えば、扁平ミラー)である。反射変換面58は、平面または曲面であってもよい。反射部材56は、回転軸54に固定されている。従って、回転軸54が回転すると、反射部材56は回転軸54とともに回転する。これにより、反射変換面58の方向が、回転軸54の回転とともに変化する。この結果、反射変換面58は、往路の測距光RLを異なる複数の方向へと反射する。本実施形態では、反射変換面58は、水平方向の周りで回転して、鉛直方向の異なる複数の位置へ往路の測距光RLを反射する。
制御部20は、回転駆動させるための駆動信号を駆動部52へ送信する。
上述した測距装置110の測距動作について説明する。
測距装置110では、制御部20は、一定の時間間隔で投光信号を光源28へ送信するとともに、駆動部52へ駆動信号を出力する。光源28は、制御部20から一定の時間間隔で投光信号を受信すると、当該時間間隔で測距光RLを投光する。投受光部材16の凸部34の反射面40は、光学部材30によって平行光となった測距光RLを反射部材56へと反射する。反射部材56は、駆動信号を受信した駆動部52によって回転されているので、反射部材56の反射変換面58は、一定の時間間隔で受光した測距光RLのそれぞれを、鉛直方向の異なる複数の方向へと反射する。これにより、測距光RLは、鉛直方向の異なる方向へと進行して、測距対象90に反射される。
反射部材56の反射変換面58は、測距対象90に反射された測距光RLを投受光部材16へと反射する。投受光部材16の第1集光部38及び集光面42は、測距光RLを受光部18へと集光する。受光部18は、受光した測距光RLに対応する検出信号を制御部20へ送信する。制御部20は、投光信号及び検出信号の時間差に基づいて、測距対象90までの距離を算出する。
上述したように、第2実施形態の測距装置110は、測距光RLの進行方向を、鉛直方向において、異なる複数の方向へと変換する方向変換部50を有する。これにより、測距装置110は、鉛直方向の異なる位置に存在する測距対象90の距離を算出することができる。
投受光部材16は、第1集光部38の光軸OA上に反射面40を配置することによって、往路の測距光RLの光路と、復路の測距光RLの光路とを重ねることができる。これにより、投受光部材16は、測距光RLの漏れを抑制しつつ、往路及び復路の測距光RLを反射する反射部材56の反射変換面58を小さくできるので、方向変換部50を小型化できる。
<第3実施形態>
図4は、第3実施形態の測距装置210の全体構成図である。図4に示すように、第3実施形態の測距装置210は、筐体12と、投光部14と、投受光部材16と、受光部18と、制御部20と、方向変換部60とを備える。
測距装置210では、投受光部材16の反射面40は、下方に配置された方向変換部60へ測距光RLを反射する。投受光部材16の第1集光部38及び集光面42は、方向変換部60が投受光部材16へと反射した測距光RLを受光部18へと集光する。
方向変換部60は、投受光部材16の反射面40が反射した測距光RLの光路上に配置されている。方向変換部60は、投受光部材16の反射面40が反射した往路の測距光RLを反射して、往路の測距光RLの進路を異なる複数の方向へと変換する。例えば、方向変換部60は、一の方向(例えば、鉛直方向)及び一の方向と異なる他の方向(例えば、水平方向)における異なる複数の位置へ測距光RLを反射する。方向変換部60は、測距対象90が反射した復路の測距光RLを投受光部材16へと反射する。方向変換部60は、駆動部62と、回転軸64と、反射部材66とを有する。
駆動部62は、回転駆動力を出力する。駆動部62は、例えば、電力によって駆動するモータである。
回転軸64は、円柱状に構成されている。回転軸64は、往路の測距光RLの光路と交差する方向に延びる。本実施形態では、回転軸64は、鉛直方向から傾斜して設置されている。回転軸64は、筐体12に対して回転可能に設置されている。回転軸64は、駆動部62から供給された回転駆動力によって、自己の中心軸の周りで回転する。
図5は、第3実施形態の反射部材66の斜視図である。反射部材66は、回転軸64に固定されている。従って、反射部材66は、回転軸64とともに回転する。図4及び図5に示すように、反射部材66は、複数の反射面(例えば、第1反射変換面68a、第2反射変換面68b、及び、基準反射面68c)を有する。第1反射変換面68a、第2反射変換面68b、及び、基準反射面68cは、反射率の高い材料、例えば、金属薄膜等によって構成されている。反射部材66は、回転軸64の中心軸方向から見た平面視において、ほぼ円形状に配置されている。第1反射変換面68a、第2反射変換面68b、及び、基準反射面68cは、周方向において反射部材66の異なる位置に配置されている。
第1反射変換面68a及び第2反射変換面68bは、回転軸64に対して傾斜している。第1反射変換面68aと回転軸64との間の角度θaは、第2反射変換面68bと回転軸64との間の角度θbと異なる。これにより、第1反射変換面68a及び第2反射変換面68bは、鉛直方向において、異なる方向に往路の測距光RLを反射する。
第1反射変換面68a及び第2反射変換面68bは、平面に構成されている。これにより、第1反射変換面68a及び第2反射変換面68bは、反射部材66が回転軸64とともに回転すると、水平方向において、異なる方向に往路の測距光RLを反射する。
基準反射面68cは、反射面40が反射した往路の測距光RLに対してほぼ垂直に設けられている。従って、基準反射面68cは、測距対象90の方向へと反射することなく、往路の測距光RLを投受光部材16及び受光部18の方向へと反射する。制御部20は、基準反射面68cによって反射された測距光RLによって、測距を補正するための基準の時間差を算出する。
上述した測距装置210の測距動作について説明する。
測距装置210では、制御部20は、一定の時間間隔で投光信号を光源28へ送信するとともに、駆動部62へ駆動信号を出力する。光源28は、制御部20から一定の時間間隔で投光信号を受信すると、当該時間間隔で測距光RLを投光する。投受光部材16の凸部34の反射面40は、光学部材30によって平行光となった測距光RLを反射部材66へと反射する。反射部材66は、駆動信号を受信した駆動部62によって回転されているので、反射部材66の反射変換面68a、68bは、一定の時間間隔で受光した測距光RLのそれぞれを、鉛直方向及び水平方向における異なる複数の位置へと反射する。これにより、測距光RLは、鉛直方向及び水平方向の異なる方向へと進行して、測距対象90に反射される。
反射部材66の反射変換面68a、68bは、測距対象90に反射された測距光RLを投受光部材16へと反射する。投受光部材16の第1集光部38及び集光面42は、測距光RLを受光部18へと集光する。受光部18は、受光した測距光RLに対応する検出信号を制御部20へ送信する。制御部20は、投光信号及び検出信号の時間差に基づいて、測距対象90までの距離を算出する。
上述したように、第3実施形態の測距装置210は、測距光RLの進行方向を、鉛直方向及び水平方向において、異なる複数の方向へと変換する方向変換部60を有する。これにより、測距装置210は、鉛直方向及び水平方向の異なる位置に存在する測距対象90の距離を算出することができる。
投受光部材16は、第1集光部38の光軸OA上に反射面40を配置することによって、往路の測距光RLの光路と、復路の測距光RLの光路とを重ねることができる。これにより、投受光部材16は、往路及び復路の測距光RLを反射する反射部材66の反射変換面68a、68bを小さくできるので、方向変換部60を小型化できる。
次に、上述した投受光部材16を変形した変形例について説明する。
<第1変形例>
図6は、第1変形例の投受光部材316の斜視図である。図6に示すように、第1変形例の投受光部材316は、ベース部36及び第1集光部38を有する集光部材332と、反射面40及び集光面42を有する凸部334とを有する。凸部334は、集光部材332と一体ではなく別部品である。集光部材332には、凸部334が設置される設置溝333が設けられている。凸部334は、設置溝333に挿入されて、接着剤等によって集光部材332に固定される。
<第2変形例>
図7は、第2変形例の投受光部材416の斜視図である。図7に示すように、第2変形例の投受光部材416は、反射面40、反射膜440及び集光面42を有する凸部434を備える。反射膜440は、反射率の高い材料、例えば、金属薄膜等によって構成されている。反射膜440は、反射面40に貼り付けまたは成膜等によって設けられている。これにより、投受光部材416は、より多くの往路の測距光RLを測距対象90へと反射することができる。
<第3変形例>
図8は、第3変形例の投受光部材516の斜視図である。図8に示すように、第3変形例の投受光部材516は、反射面540及び集光面42を有する凸部534を備える。反射面540は、曲面に構成されている。例えば、反射面540は、集光されつつ進行する測距光RLを反射する場合、凹状の曲面であることが好ましい。また、反射面540は、拡散しつつ進行する測距光RLを反射する場合、凸状の曲面であることが好ましい。これにより、反射面540は、測距光RLを反射することによって、平行光に変換することができる。
<第4変形例>
図9は、第4変形例の投受光部材616の斜視図である。図9に示すように、第4変形例の投受光部材616は、集光部材632と、凸部634とを備える。集光部材632は、ベース部36と、第2集光部638とを有する。第2集光部638は、ベース部36の凸部634と反対側の面に設けられている。第2集光部638は、例えば、ベース部36と一体的に構成されている。第2集光部638は、凸部634の反対側に突出した凸レンズである。第2集光部638は、第1集光部38と同じ方向に光を集光可能な曲面を有する。凸部634は、反射面40と、平坦面642とを有する。反射面40は、第2集光部638の光軸OA上に設けられている。平坦面642は、反射面40の一端から集光部材632の外周まで設けられている。このように、第2集光部638が、凸部634と反対側に設けているので、投受光部材616の薄型化を実現できる。
<第5変形例>
図10は、第5変形例の投受光部材716の斜視図である。図10に示すように、第5変形例の投受光部材716は、集光部材732と、凸部34とを備える。集光部材732は、ベース部36と、第1集光部38と、第2集光部638とを有する。第1集光部38は、ベース部36の凸部34と同じ側に設けられている。第1集光部38は、凸部34の側に突出した凸レンズである。第2集光部638は、ベース部36の凸部34と反対側に設けられている。第2集光部638は、凸部34の反対側に突出した凸レンズである。第1集光部38の光軸OAは、第2集光部638の光軸OAと同じ位置であることが好ましい。
上述した各実施形態及び各変形例は適宜変更してよい。また、各実施形態及び各変形例は適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態では、集光部材32の第1集光部38及び第2集光部638を凸レンズとしたが、集光部材32はフレネルレンズ、回折レンズ、凹レンズ等の集光可能な光学部材によって構成してもよい。
上述の実施形態では、投受光部材16を測距装置10、110、210に適用する例を示したが、測距装置以外の光ピックアップ等に投受光部材16を適用してもよい。
本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらの実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、110、210…測距装置
14…投光部
16、316、416、516、616、716…投受光部材
18…受光部
32、332、632、732…集光部材
34、334、434、534、634…凸部
38…第1集光部
40、540…反射面
42…集光面
50、60…方向変換部
90…測距対象
638…第2集光部
OA…光軸
RL…測距光。

Claims (5)

  1. 光を集光する集光部材と、
    前記集光部材の光軸上に配置された光を反射する反射面を有し、前記集光部材から突出して設けられた凸部と、
    を備える投受光装置。
  2. 前記集光部材は、前記凸部側に突出した第1集光部を有し、
    前記凸部は、前記反射面から前記集光部材の外周部へと延び、前記第1集光部よりも屈折力の小さい集光面を有する
    請求項1に記載の投受光装置。
  3. 前記集光部材は、前記凸部の反対側に突出した第2集光部を有する
    請求項1または2に記載の投受光装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の投受光装置と、
    測距対象までの距離を測定するための測距光を、前記反射面に投光する投光部と、
    前記測距対象が反射して、前記集光部材によって集光された前記測距光を受光して、電気信号に変換する受光部と、
    を備える測距装置。
  5. 前記反射面が反射した前記測距光を反射して、前記測距光の進路を異なる複数の方向へ変換する方向変換部を更に備える請求項4に記載の測距装置。
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