JP2017192178A - 回転電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の駆動条件によらず、回転電機の回転速度制御の安定化を図ることができる回転電機の制御装置を提供する。【解決手段】回転電機に印加される電圧ベクトルの方向に延びる座標軸がδ軸として定義され、δ軸と直交する方向に延びる座標軸がγ軸として定義され、δ軸から規定角λずれた座標軸がt軸として定義されている。制御装置30は、速度指令値ω*の変化に伴って回転電機に流れる電流が変化する場合において、その電流変化量のt軸成分の絶対値が、δ軸とt軸とが一致すると仮定したときにおける電流変化量のt軸成分の絶対値よりも大きくなるように、規定角λを設定する。制御装置30は、設定した規定角λに基づいて、回転電機に流れる電流変化量のt軸成分ΔItを算出する。制御装置30は、t軸成分ΔItに基づいて速度指令値ωを補正し、補正した速度指令値ω*に基づいて回転速度制御を行う。【選択図】 図2

Description

本発明は、回転電機の回転速度を速度指令値に制御する回転電機の制御装置に関する。
この種の制御装置としては、回転電機に印加される電圧ベクトルの大きさである電圧振幅を、速度指令値に比例した大きさに設定するV/f制御を行うものが知られている。この制御によれば、回転電機の回転角を直接検出する角度検出器の検出値を用いない位置センサレス制御を実現できる。ただし、この制御では、速度指令値の急変により回転電機の回転速度が急変する場合、脱調が発生する等、制御が不安定になるといった問題が生じ得る。
この問題を解決すべく、下記特許文献1に記載の制御装置は、回転電機に流れる電流の検出値を、電圧ベクトルに対して平行な電流成分である有効電流成分と、電圧ベクトルと直交する電流成分である無効電流成分とに分離し、少なくとも有効電流成分の変化量に基づいて速度指令値を補正している。速度指令値の補正にこれら電流成分を用いるのは、これら電流成分の変化が回転速度に影響を及ぼすためである。制御装置は、補正した速度指令値の積分値、及び電圧振幅に基づいて、回転電機の回転速度制御を行う。これにより、回転速度制御の安定化を図っている。
特開2000−236694号公報
ここで、回転電機の駆動条件によっては、回転速度が急変する場合であっても、有効電流成分の変化が小さいことがある。この場合、有効電流成分に基づいて速度指令値を補正したとしても、回転電機の回転速度制御が不安定になるおそれがある。特に、回転電機の低回転速度条件においては、有効電流成分の変化が顕著に小さくなるため、回転速度制御がいっそう不安定になるおそれがある。
本発明は、回転電機の駆動条件によらず、回転電機の回転速度制御の安定化を図ることができる回転電機の制御装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、回転電機(10)の回転速度を速度指令値に制御する回転電機の制御装置において、前記回転電機に印加される電圧ベクトルの方向に延びる座標軸がδ軸として定義され、δ軸と直交する方向に延びる座標軸がγ軸として定義され、δ軸から規定角(λ)ずれた座標軸がt軸として定義されており、前記速度指令値に基づいて、前記電圧ベクトルの大きさである電圧振幅を設定する電圧振幅設定部と、前記速度指令値の変化に伴って前記回転電機に流れる電流が変化する場合において、その電流変化量のt軸成分の絶対値が、δ軸とt軸とが一致すると仮定したときにおける前記電流変化量のt軸成分の絶対値よりも大きくなるように、前記規定角を設定する角度設定部と、前記角度設定部により設定された前記規定角、及び前記回転電機に流れる電流の検出値に基づいて、前記電流変化量のt軸成分を算出する電流変化量算出部と、前記電流変化量のt軸成分に基づいて、前記速度指令値を補正した補正速度値を算出する速度補正部と、前記補正速度値の積分値、及び前記電圧振幅に基づいて、前記回転電機の回転速度を前記速度指令値に制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、δ軸から規定角ずれた座標軸がt軸として定義されている。そして、速度指令値の変化に伴って回転電機に流れる電流が変化する場合において、その電流変化量のt軸成分の絶対値が、δ軸とt軸とが一致すると仮定したときにおける上記電流変化量のt軸成分の絶対値よりも大きくなるように、規定角が設定される。この設定によれば、回転電機の駆動条件によらず、速度指令値の変化に伴う電流変化量のt軸成分を大きくすることができる。この電流変化量のt軸成分によれば、回転速度に影響を及ぼす電流変化を適正に把握することができる。このため、上記電流変化量のt軸成分に基づいて算出された補正速度値の積分値、及び電圧振幅に基づいて回転速度を速度指令値に制御することにより、回転電機の回転速度制御の安定化を図ることができる。
第1実施形態に係るモータ制御システムの全体構成図。 モータの速度制御処理を示すブロック図。 αβ座標系、γδ座標系、及びnt座標系を示す図。 高回転速度条件及び低回転速度条件における規定角λを示す図。 規定角λ、速度指令値及びモータトルクの関係を示す図。 モータトルク及び電流振幅の関係を示す図。 モータトルク、モータ回転速度及びt軸電流の関係を示す図。 規定角λ、速度指令値及び各モータパラメータの関係を示す図。 t軸電流変化量、モータ回転速度及びモータトルクの関係を示す図。 モータトルク、モータ回転速度及びn軸目標電流の関係を示す図。 第1実施形態の効果を示すタイムチャート。 第2実施形態に係るモータの速度制御処理を示すブロック図。 第2実施形態の効果を示すタイムチャート。 その他の実施形態に係る規定角λの設定手法を示す図。 その他の実施形態に係る規定角λの設定手法を示す図。 その他の実施形態に係る規定角λの設定手法を示す図。 その他の実施形態に係る規定角λの設定手法を示す図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る制御装置を3相回転電機に適用した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る回転電機は、例えば、車載の電動ファン用モータとして用いられる。
図1に示すように、モータ制御システムは、モータジェネレータ10、電力変換回路としての3相インバータ20、及びモータジェネレータ10を制御対象とする制御装置30を備えている。本実施形態では、モータジェネレータ10として、同期機を用いており、具体的には非突極機であるSPMSMを用いている。
モータジェネレータ10は、インバータ20を介して、直流電源としてのバッテリ21に接続されている。バッテリ21の出力電圧は、例えば百V以上である。なお、バッテリ21及びインバータ20の間には、平滑コンデンサ22が設けられている。
インバータ20は、上アームスイッチSup,Svp,Swpと下アームスイッチSun,Svn,Swnとの直列接続体を3組備えている。U相上,下アームスイッチSup,Sunの接続点には、モータジェネレータ10のU相が接続されている。V相上,下アームスイッチSvp,Svnの接続点には、モータジェネレータ10のV相が接続されている。W相上,下アームスイッチSwp,Swnの接続点には、モータジェネレータ10のW相が接続されている。ちなみに本実施形態では、各スイッチSup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnとして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、より具体的には、IGBTを用いている。そして、各スイッチSup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnには、各フリーホイールダイオードDup,Dun,Dvp,Dvn,Dwp,Dwnが逆並列に接続されている。
モータ制御システムは、さらに、モータジェネレータ10に流れる各相電流のうち、少なくとも2相分の電流を検出する相電流検出部を備えている。本実施形態において、相電流検出部は、モータジェネレータ10のV相に流れる電流を検出するV相電流センサ23Vと、W相に流れる電流を検出するW相電流センサ23Wとを含む。また、モータ制御システムは、電圧センサ24を備えている。電圧センサ24は、インバータ20の電源電圧、すなわちバッテリ21から出力された直流電圧を検出する電圧検出部である。
制御装置30は、マイコンを主体として構成され、モータジェネレータ10の電気角速度をその速度指令値ω*に制御すべく、インバータ20を操作する。詳しくは、制御装置30は、インバータ20を構成する各スイッチSup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnをオンオフ操作すべく、上記各種センサの検出値に基づいて、各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成し、生成した各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを各スイッチに対応する各駆動回路Dr(ゲート駆動回路)に対して出力する。ここで、上アーム側の操作信号gup,gvp,gwpと、対応する下アーム側の操作信号gun,gvn,gwnとは、互いに相補的な信号となっている。すなわち、上アームスイッチと、対応する下アームスイッチとは、交互にオン操作とされる。
続いて、図2を用いて、制御装置30によって実行されるモータジェネレータ10の速度制御について説明する。本実施形態に係る速度制御は、電気角を直接検出するレゾルバ等の角度検出器の検出値を用いない位置センサレス制御である。
指令値設定部30aは、速度指令値ω*を設定する。f/V変換部30bは、速度指令値ω*に比例した大きさのインバータ20の電圧ベクトルVrの振幅指令値V*を設定する。振幅補正部30cは、f/V変換部30bにより設定された振幅指令値V*に振幅補正値ΔVを加算することにより、補正振幅指令値Vcを算出する。なお、振幅補正値ΔVの算出手法については、後に詳述する。
速度補正部30dは、速度指令値ω*から速度補正値Δωを減算することにより、補正速度値ωcを算出する。なお速度補正値Δωの算出手法については、後に詳述する。
積分器30eは、速度補正部30dにより算出された補正速度値ωcの時間積分値として、モータジェネレータ10の電気角θvを算出する。この電気角θvは、図3に示すように、モータジェネレータ10の2相固定座標系(αβ座標系)のα軸とγ軸とがなす角度である。γ軸は、δ軸と直交する方向に原点Oから延びる座標軸であり、δ軸は、原点Oから電圧ベクトルVrの方向に延びる座標軸である。
操作信号生成部30fは、振幅補正部30cにより算出された補正振幅指令値Vc、積分器30eにより算出された電気角θv、及び電圧センサ24によって検出された電源電圧VINVに基づいて、各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成して各駆動回路Drに出力する。本実施形態において、操作信号生成部30fが制御部に相当する。本実施形態では、以下のように各操作信号を生成する。
操作信号生成部30fは、まず、補正振幅指令値Vc及び電気角θvに基づいて、モータジェネレータ10の3相固定座標系におけるU,V,W相指令電圧VU,VV,VWを算出する。これら指令電圧VU,VV,Vwは、位相が電気角で互いに120°ずれた正弦波状の信号となる。そして、操作信号生成部30fは、電源電圧VINVで3相指令電圧VU,VV,VWを規格化した信号と、キャリア信号(例えば三角波信号)との大小比較に基づくPWM制御によって各操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成する。
電流振幅算出部30gは、V相電流センサ23Vにより検出されたV相電流IVと、W相電流センサ23Wにより検出されたW相電流IWとに基づいて、αβ座標系におけるモータジェネレータ10に流れる電流ベクトルの振幅である電流振幅Iampを算出する。
座標変換部30hは、V相電流IV、W相電流IW、及び加算部30jにより算出されたα軸とnt座標系のn軸とのなす角度「λ+θv」に基づいて、3相固定座標系におけるU相電流IU,V相電流IV,W相電流IWを、nt座標系におけるn軸電流Inr及びt軸電流Itrに変換する。ここでnt座標系のt軸は、図3に示すように、原点Oから延びるδ軸から規定角λずれた座標軸であり、n軸は、原点Oから延びるt軸と直交する座標軸である。なお図3には、モータジェネレータ10の磁極方向に延びるd軸及びq軸からなるdq座標系と、d軸とα軸とのなす電気角θeとを合わせて示した。
λ設定部30iは、規定角λを設定する。規定角λは、速度指令値ωの微小変化に伴ってモータジェネレータ10に流れる電流が微小変化する場合において、γδ座標系にγ,δ軸電流の軌跡として描かれてかつ原点Oから延びる電流変化ベクトルΔIrと、δ軸とのなす角度として定義される。特に本実施形態では、γ,δ軸電流の軌跡のうち電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点と原点Oとを通る軸線とδ軸とのなす角度が規定角λとして定義される。図4に、高回転速度条件及び低回転速度条件における規定角λの設定態様を示す。図4に示す高回転速度条件においては、γδ座標系において電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点がP1として示され、低回転速度条件においては、電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点がP2として示されている。
このように、規定角λは回転速度に依存する。このためλ設定部30iは、速度指令値ω*に基づいて、規定角λを設定する。詳しくは図5に示すように、速度指令値ω*が低いほど、規定角λを大きく設定する。なお本実施形態では0から90度までの電気角範囲内において、規定角λを設定する。
また本実施形態において、λ設定部30iは、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrに基づいて、規定角λを設定する。ここで電流振幅Iampを用いるのは、規定角λがモータジェネレータ10のトルクTrに依存し、このトルクTrの大きさと電流振幅Iampとの間に正の相関があるためである。またt軸電流Itrを用いるのは、図5に示すように、モータジェネレータ10のトルクTrが小さいほど規定角λが大きくなる関係があるものの、図6に示すように、トルクTrと電流振幅Iampとが一義的に対応しないためである。ただし、図7に示すように、電気角速度ωの大小によらず、t軸電流Itrが正の場合にトルクTrが正となり、t軸電流Itrが負の場合にトルクTrが負となる。この関係から、電流振幅Iampとt軸電流Itrとに基づいてトルクTrの値を把握できるため、規定角λの設定に、電流振幅Iampとt軸電流Itrとを用いる。
ちなみに本実施形態において、規定角λは、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられて規定角λが規定されるマップを用いて設定される。ただし、この構成に限らず、例えば、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられて規定角λが規定される数式を用いて規定角λが設定されてもよい。
規定角λは、図8に示すように、モータジェネレータ10の抵抗R、モータジェネレータ10の逆起電力係数Ke、及びモータジェネレータ10のインダクタンスLaに依存する。このため、上記マップ又は数式の適合において、抵抗Rが大きかったり、逆起電力係数Ke,インダクタンスLaが小さかったりするほど、規定角λが大きく設定されればよい。
先の図2の説明に戻り、加算部30jは、λ設定部30iにより設定された規定角λと電気角θvとの加算値を算出して座標変換部30hに出力する。
高周波抽出部30kは、t軸電流Itrの高周波成分をt軸電流変化量ΔItとして抽出する。本実施形態において、高周波抽出部30kはハイパスフィルタにて構成されている。
速度ゲイン乗算部30mは、t軸電流変化量ΔItに速度ゲインKr(>0)を乗算することにより、速度補正値Δωを算出する。ここで速度ゲインKrは、速度指令値ω*が低いほど、大きく設定される。これは、図9に示すように、電気角速度ωが低いほど、t軸電流変化量ΔItが小さくなるためである。速度指令値ω*が低いほど速度ゲインKrが大きく設定されることにより、電気角速度ωの大小によらず、速度補正部30dにおける速度指令値ω*の補正の強さを一定化できる。
ちなみに本実施形態では、さらに電流振幅Iamp及びt軸電流Itrを用いて速度ゲインKrを設定する。これは、図9に示すように、t軸電流変化量ΔItがトルクTrに依存し、このトルクTrを電流振幅Iamp及びt軸電流Itrに基づいて把握できるためである。この場合、速度ゲインKrは、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられて速度ゲインKrが規定されるマップ又は数式を用いて設定されればよい。
なお、t軸電流変化量ΔItのトルクTrへの依存度は小さい。このため、速度指令値ω*のみに基づいて、速度ゲインKrを設定する構成を採用することもできる。
先の図2の説明に戻り、n軸目標電流設定部30nは、n軸電流Inrの目標値であるn軸目標電流In*を設定する。本実施形態では、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrに基づいて、n軸目標電流In*を設定する。n軸目標電流In*の設定に電流振幅Iamp及びt軸電流Itrを用いるのは、図10に示すように、n軸目標電流In*がトルクTrに依存し、このトルクTrを電流振幅Iamp及びt軸電流Itrに基づいて把握できるためである。なお、n軸目標電流In*は、例えば、d軸電流を0とすることを条件として設定されればよい。また本実施形態において、n軸目標電流In*は、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられてn軸目標電流In*が規定されるマップを用いて設定される。ただし、この構成に限らず、例えば、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられてn軸目標電流In*が規定される数式を用いてn軸目標電流In*が設定されてもよい。
先の図2の説明に戻り、偏差算出部30pは、n軸目標電流In*からn軸電流Inrを減算することにより、n軸電流偏差ΔInを算出する。
制御器30qは、n軸電流偏差ΔInを0にフィードバック制御するための操作量として、振幅補正値ΔVを算出する。本実施形態では、フィードバック制御として、比例積分制御を用いている。制御器30qにより算出された振幅補正値ΔVは、振幅補正部30cに入力される。
続いて図11を用いて、本実施形態の効果について説明する。図11には、本実施形態の効果と比較するために、従来技術の効果も合わせて示す。従来技術とは、速度指令値ω*の補正に有効電流成分であるδ軸電流の変化量を用いたものである。
図11には、高,低回転速度条件において、速度指令値ω*を所定回転速度Δω*(例えば10rad/sec)だけ変化させる例を示す。図11に示すように、本実施形態によれば、低回転速度条件において速度指令値ω*が所定回転速度Δω*だけ変化しても、モータジェネレータ10の電気角速度が速度指令値「ω*+Δω*」に追従し、位置センサレス制御を安定化できる。これに対し、従来技術では、低回転速度条件において速度指令値ω*が所定回転速度Δω*だけ変化すると、電気角速度が速度指令値「ω*+Δω*」から大きくずれて位置センサレス制御が不安定となる。その結果、脱調が発生する。
低回転速度条件において、従来技術の位置センサレス制御が不安定となるのは、低回転速度条件においては、速度指令値ω*が変化しても、δ軸電流の変化量が小さいためである。これに対し、本実施形態の位置センサレス制御が安定化できるのは、低回転速度条件であっても、速度指令値ω*の変化に伴うt軸電流変化量ΔItが大きいためである。つまり本実施形態によれば、t軸電流変化量ΔItを用いることにより、速度指令値ω*の変化に伴う電流変化をとらえる感度を大きくでき、ひいては速度指令値ω*の補正量を適正に定めることができる。
なお、図11に示すように、高回転速度条件においては、本実施形態及び従来技術の効果の差は小さい。これは、高回転速度条件においては、本実施形態に係る規定角λが小さく設定され、本実施形態と従来技術とで速度指令値ω*の変化に伴う電流変化をとらえる感度が略等しくなるためである。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
速度指令値ω*の微小変化に伴ってモータジェネレータ10に流れる電流が微小変化する場合において、γδ座標系のγ,δ軸電流の軌跡として描かれた電流変化ベクトルΔIrと、δ軸とのなす角度である規定角λを、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrに基づいて設定した。この設定によれば、速度指令値ω*が変化した場合のt軸電流変化量ΔItを大きくできる。このため、t軸電流変化量ΔItに基づいて速度指令値ω*を適正に補正でき、モータジェネレータ10の回転速度制御を安定化できる。特に本実施形態では、電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点と原点Oとを通る軸線とδ軸とのなす角度を規定角λに設定することにより、回転速度制御をより安定化できる。
n軸電流偏差ΔInを0にフィードバック制御するための操作量として、振幅補正値ΔVを算出し、振幅補正値ΔVを用いて振幅指令値V*を補正した。n軸はt軸と直交する座標軸であるため、n軸電流Inrは回転速度制御の干渉を受けにくい。このため、n軸電流Inrを振幅指令値V*の補正に用いることにより、速度指令値ω*が高速に変化する場合であっても、実際の電圧振幅と振幅指令値V*とのずれを迅速に補償できる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、t軸電流変化量ΔItを用いて振幅指令値V*を補正する。
図12に、本実施形態に係る回転速度制御処理のブロック図を示す。なお図12において、先の図2に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、制御器30qにより算出される振幅補正値を第1振幅補正値ΔV1と称すこととし、振幅補正部30cを第1振幅補正部30cと称すこととする。
図12に示すように、電圧ゲイン乗算部30rは、t軸電流変化量ΔItに電圧ゲインKv(>0)を乗算することにより、第2振幅補正値ΔV2を算出する。ここで電圧ゲインKvは、上述した速度ゲインKrと同様に、速度指令値ω*が低いほど、大きく設定される。これは、先の図9と同様に、電気角速度ωが低いほど、t軸電流変化量ΔItが小さくなるためである。
ちなみに本実施形態では、さらに電流振幅Iamp及びt軸電流Itrも用いて電圧ゲインKvを設定する。この理由は、速度ゲインKrと同様である。この場合、電圧ゲインKvは、速度指令値ω*、電流振幅Iamp及びt軸電流Itrと関係付けられて電圧ゲインKvが規定されるマップ又は数式を用いて設定されればよい。
なお、t軸電流変化量ΔItのトルクTrへの依存度は小さい。このため、速度指令値ω*のみに基づいて、電圧ゲインKvを設定する構成を採用することもできる。
第2振幅補正部30sは、第1振幅補正部30cから出力された補正振幅指令値Vcに第2振幅補正値ΔV2を加算して出力する。この出力値は、操作信号生成部30fにおいて、上記第1実施形態で説明した補正振幅指令値Vcの代わりに用いられる。
t軸電流変化量ΔItを用いて振幅指令値V*を補正する構成は、モータジェネレータ10の負荷変動に対する回転速度制御の安定性を高めるために採用される。つまり、図13に示すように、負荷変動が発生した場合には、速度指令値ω*のみを補正したとしても、速度指令値ω*と実際の電気角速度との誤差が大きくなり、その結果脱調が発生する懸念がある。このため、t軸電流変化量ΔItを用いて、速度指令値ω*とともに振幅指令値V*を補正することにより、速度指令値ω*と実際の電気角速度との誤差を抑制し、回転速度制御を安定化させることができる。
さらに、t軸電流変化量ΔItを用いることにより、モータジェネレータ10の駆動条件によらず速度変化に対する感度を大きくできるため、回転速度制御をいっそう安定化できる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態では、γδ座標系において電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点と原点Oとを通る軸線とδ軸とのなす角度を規定角λとして設定したがこれに限らない(図14(a)参照)。電流変化ベクトルΔIrの大きさが最大となる点を選択しなくても、速度指令値ω*の変化時におけるt軸電流変化量ΔItの絶対値が、δ軸とt軸とが一致すると仮定したときにおけるt軸電流変化量ΔItの絶対値である閾値Ith(図14(b)参照)よりも大きくなるように、規定角λを設定してもよい。ただし、t軸電流変化量ΔItの絶対値が大きいほど、回転速度制御が安定化する。ここで、t軸電流変化量ΔItの絶対値が閾値Ithよりも大きくなる規定角λの範囲を図14(d)に示し、この範囲における規定角λの設定手法の一例を図14(c)に示す。なお、図14(d)において、規定角λをΔIt<0となる範囲に設定する場合は、規定角λをΔIt>0となる範囲に設定する場合に対して速度ゲインKrの正負を反転させる必要がある。
・上記各実施形態において、モータジェネレータ10の負荷としてのトルク推定値又はトルク検出値を取得するトルク取得部を備え、トルク取得部により取得されたトルクと、速度指令値ω*とに基づいて、規定角λ、速度ゲインKr、n軸目標電流In*、及び電圧ゲインKvを設定してもよい。また上記各実施形態において、モータジェネレータ10が正トルク又は負トルクのいずれかで使用されることが前提である場合、規定角λ等の設定に用いるパラメータからt軸電流Itrを除外してもよい。
・上記各実施形態において、モータジェネレータ10の抵抗R、インダクタンスLa及び逆起電力係数Keのうち、一部であってかつ少なくとも1つに基づいて規定角λを設定してもよい。
・上記各実施形態において、γδ座標系におけるγ軸電流及びδ軸電流のうち少なくとも一方をさらに用いて規定角λを設定してもよい。この場合、V相電流センサ23V及びW相電流センサ23Wの検出値と、電気角θvとに基づいて、γδ座標系におけるγ,δ軸電流を算出し、算出したγ,δ軸電流にローパスフィルタ処理を施したものを規定角λの設定に用いればよい。
・上記各実施形態において、規定角λの設定に用いるパラメータからモータジェネレータ10のトルクTrを除外し、規定角λの設定処理を簡素化してもよい。具体的には例えば、図15(a)に実線にて示すように、代表的な1つのトルク条件に対応する規定角λを速度指令値ω*に基づいて設定してもよい。この場合であっても、図15(b)に示すように、例えばモータジェネレータ10の所定の駆動条件において、簡素化後においても回転速度制御の安定性を維持できる。
また、簡素化手法としては、例えば、図16(a)に実線にて示すように、速度指令値ω*毎に代表的なトルク条件に対応する規定角λを選択するものであってもよい。この場合であっても、図16(b)に示すように、簡素化後においても回転速度制御の安定性を維持できる。
さらに、簡素化手法としては、例えば、図17(a)に示すように、規定角λを固定値に設定するものであってもよい。この場合であっても、図17(b)に実線にて示すように、簡素化後においても、従来技術で脱調が発生する駆動条件において、従来技術よりも回転速度制御の安定性を高めることはできる。
・上記第1実施形態では、速度指令値ω*が高いほど、規定角λを連続的に低く設定したがこれに限らない。例えば、速度指令値ω*が高いほど、規定角λを段階的に低く設定してもよい。この場合、例えば、制御を簡素にすることを目的として、速度指令値ω*が閾値を超えるか否かで規定角λを2段階に設定してもよい。なお、速度ゲインKr及び電圧ゲインKvについても同様である。
・上記各実施形態では、t軸電流変化量ΔItに速度ゲインKrを乗算することにより速度補正値Δωを算出したがこれに限らない。例えば、t軸電流変化量ΔItに補正量Qrを加算することにより速度補正値Δωを算出してもよい。ここで補正量Qrは、速度指令値ω*が低いほど、大きく設定されればよい。
・上記第2実施形態では、t軸電流変化量ΔItに電圧ゲインKvを乗算することにより第2振幅補正値ΔV2を算出したがこれに限らない。例えば、t軸電流変化量ΔItに補正量Qvを加算することにより第2振幅補正値ΔV2を算出してもよい。ここで補正量Qvは、速度指令値ω*が低いほど、大きく設定されればよい。
・モータジェネレータとしては、非突極機に限らず、突極機であってもよい。非突極機における規定角λを図5に示したが、突極機も非突極機と同様に、規定角λは負荷および回転角度に依存しており、速度指令値ω*が低いほど、規定角λを大きく設定する。また、モータジェネレータとしては、車載の電動ファン用モータに限らず、例えば、電気自動車やハイブリッド車に搭載される車載主機としてのモータジェネレータであってもよい。
上記第1,第2実施形態では、モータジェネレータに流れる各相電流を複数の電流センサにより検出したがこれに限らない。例えば、インバータ母線を流れる電流を単一の電流センサあるいはシャント抵抗を用いて検出し、母線電流をもとに各相電流を推定してもよい。
上記第1,第2実施形態では、インバータ直流電圧を電圧センサにより検出したがこれに限らない。例えば、直流電圧の変化量は小さいものとして直流電圧検出値を固定値に設定し、電圧センサを省略してもよい。
上記第2実施形態では、t軸電流変化量ΔItを用いて振幅指令値V*を補正したがこれに限らない。例えば、t軸電流Itrを用いて振幅指令値V*を補正してもよい。t軸電流変化量ΔItの代わりにt軸電流Itrを用いると、過渡状態において発生した第2振幅補正値ΔV2が定常状態において残留するが、残留した第2振幅補正値ΔV2と、n軸電流Inrをフィードバック制御するための第1振幅補正値ΔV1とが打ち消しあう。このため、t軸電流変化量ΔItの代わりにt軸電流Itrを用いても、同等の制御結果を得ることができる。
上記第2実施形態において、f/V変換部30bを省略してもよい。t軸電流変化量ΔItを用いて振幅指令値V*を補正することで回転速度制御がいっそう安定化されているため、f/V変換部30bを省略しても安定した回転速度制御が可能である。
10…モータジェネレータ、20…インバータ、30…制御装置。

Claims (10)

  1. 回転電機(10)の回転速度を速度指令値に制御する回転電機の制御装置において、
    前記回転電機に印加される電圧ベクトルの方向に延びる座標軸がδ軸として定義され、δ軸と直交する方向に延びる座標軸がγ軸として定義され、δ軸から規定角(λ)ずれた座標軸がt軸として定義されており、
    前記速度指令値に基づいて、前記電圧ベクトルの大きさである電圧振幅を設定する電圧振幅設定部と、
    前記速度指令値の変化に伴って前記回転電機に流れる電流が変化する場合において、その電流変化量のt軸成分の絶対値が、δ軸とt軸とが一致すると仮定したときにおける前記電流変化量のt軸成分の絶対値よりも大きくなるように、前記規定角を設定する角度設定部と、
    前記角度設定部により設定された前記規定角、及び前記回転電機に流れる電流の検出値に基づいて、前記電流変化量のt軸成分を算出する電流変化量算出部と、
    前記電流変化量のt軸成分に基づいて、前記速度指令値を補正した補正速度値を算出する速度補正部と、
    前記補正速度値の積分値、及び前記電圧振幅に基づいて、前記回転電機の回転速度を前記速度指令値に制御する制御部と、を備えることを特徴とする回転電機の制御装置。
  2. 前記角度設定部は、前記速度指令値の変化に伴って前記回転電機に流れる電流が変化する場合において、その電流変化を表す電流変化ベクトルとδ軸とのなす角度に前記規定角を設定する請求項1に記載の回転電機の制御装置。
  3. 前記角度設定部は、前記回転電機の回転速度が低い場合、前記回転速度が高い場合よりも前記規定角を大きく設定する請求項1又は2に記載の回転電機の制御装置。
  4. 前記角度設定部は、前記回転電機の負荷に基づいて、前記規定角を設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  5. 前記角度設定部は、前記回転電機の抵抗、前記回転電機のインダクタンス及び前記回転電機の逆起電力係数のうち少なくとも1つに基づいて前記規定角を設定する請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  6. 前記規定角は、0度から90度までの電気角範囲内に設定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  7. 前記速度補正部は、前記電流変化量のt軸成分と速度ゲインとの乗算値、及び前記速度指令値に基づいて、前記補正速度値を算出し、
    前記回転電機の回転速度が低い場合、前記回転速度が高い場合よりも前記速度ゲインを大きく設定する速度ゲイン設定部を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  8. t軸と直交する方向に延びる座標軸がn軸として定義されており、
    前記回転電機に流れる電流の検出値に基づいて、前記回転電機に流れる電流のn軸成分を算出するn軸電流算出部と、
    前記制御部において用いられる前記電圧振幅を、前記n軸電流算出部により算出されたn軸成分がその目標値となるように補正する振幅補正部と、を備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転電機の制御装置。
  9. 前記振幅補正部は、前記制御部において用いられる前記電圧振幅を、前記電流変化量のt軸成分に基づいてさらに補正する請求項8に記載の回転電機の制御装置。
  10. 前記振幅補正部は、前記制御部において用いられる前記電圧振幅を、前記電流変化量のt軸成分と電圧ゲインとの乗算値に基づいて補正し、
    前記回転電機の回転速度が低い場合、前記回転速度が高い場合よりも前記電圧ゲインを大きく設定する電圧ゲイン設定部を備える請求項9に記載の回転電機の制御装置。
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