JP2017191555A - 移動体制御装置及び移動体制御プログラム - Google Patents

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Kaoru Yasukawa
薫 安川
昌泰 高野
Masayasu Takano
昌泰 高野
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Kazutoshi Tanida
和敏 谷田
柏木 崇明
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Ryosuke Nakanishi
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Daigo KUSANO
大悟 草野
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Abstract

【課題】事故が発生した場合の稼働データと事故が発生しなかった場合の稼働データとの間で有意な差分がある場合において、事故が発生しなかった場合の稼働データを元にした基準稼働データを利用して、移動体を制御するようにした移動体制御装置を提供する。【解決手段】移動体制御装置の収集手段は、移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集し、制御手段は、前記日時データ、前記位置データに対応する基準稼働データと、前記第1稼働データとの比較結果によって前記移動体を制御し、前記基準稼働データは、事故が発生した場合の第2稼働データと事故が発生しなかった場合の第3稼働データとの差分が予め定められた条件を満たしている場合の該第3稼働データから生成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体制御装置及び移動体制御プログラムに関する。
特許文献1には、日常的に市中等を走行している通常の車両に蓄積されている不具合発生時等の走行データを利用して、正常運転時のデータを生成することを課題とし、車両の不具合発生時に該車両の電子制御装置(ECU)の記憶装置に保存された不具合発生時の複数の運転パラメータについての時系列ECUデータを、基準値と比較して該車両の故障診断を行い、多数の車両から得られる前記時系列ECUデータを逐次蓄積して保存し、蓄積された時系列ECUデータの数値ベクトルを生成し、数値ベクトルをクラスタリングして、特徴に応じた複数のクラスタに分類し、複数のクラスタのそれぞれにおいて、それぞれの運転パラメータ毎に該パラメータの値について出現頻度の高い値の範囲を求め、得られた、出現頻度の高い値の範囲を運転パラメータの正常値の範囲として保存し、正常値の範囲を故障診断用の基準値とすることが開示されている。
特許文献2には、車両の電子制御装置(ECU)に記録されたデータに基づいて車両の故障診断を行う診断装置において、正常値の範囲からはずれた運転パラメータの中から着目すべきパラメータを識別することができる診断装置を提供することを課題とし、車両の故障発生時に車両の電子制御装置に記憶された複数のパラメータに関する運転データを、基準となる正常時の運転データである基準値と比較して故障診断を行い、この装置は、故障診断の対象となる車両の電子制御装置に記憶された運転データである検証用データと、運転環境別に前記パラメータ毎に正常値範囲が設定されている運転環境別の基準値グループとの近似検索により、全体として前記検証用データに近似する運転環境別の基準値グループを選択する手段を備えることが開示されている。
特許第4414470号公報 特許第4928532号公報
車両を電子制御することが行われている。特許文献2に記載の技術では、出現頻度の高い値の範囲を運転パラメータの正常値の範囲とし、その正常値の範囲を故障診断用の基準値とするようにしている。
ところで、稼働データを用いた移動体の制御を行う場合において、例えば、現在の稼働データと単に出現頻度が高い稼働データとを比較しただけでは、事故の発生を防ぐことができるとは限らない。ここでの出現頻度が高い稼働データは、事故が発生しなかった場合の稼働データを反映しているとは限らないからである。
本発明は、事故が発生した場合の稼働データと事故が発生しなかった場合の稼働データとの間で有意な差分がある場合において、事故が発生しなかった場合の稼働データを元にした基準稼働データを利用して、移動体を制御するようにした移動体制御装置及び移動体制御プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する収集手段と、前記日時データ、前記位置データに対応する基準稼働データと、前記第1稼働データとの比較結果によって前記移動体を制御する制御手段を有し、前記基準稼働データは、事故が発生した場合の第2稼働データと事故が発生しなかった場合の第3稼働データとの差分が予め定められた条件を満たしている場合の該第3稼働データから生成されている、移動体制御装置である。
請求項2の発明は、前記日時データ、前記位置データに対応する事故が発生した場合の第2稼働データを抽出する抽出手段と、前記第1稼働データと前記第2稼働データとの差分が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、該第1の稼働データから基準稼働データを生成する生成手段をさらに有する請求項1に記載の移動体制御装置である。
請求項3の発明は、前記収集手段は、事故の発生数が予め定められた閾値より多い又は以上である領域で、前記移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する請求項1又は2に記載の移動体制御装置である。
請求項4の発明は、コンピュータを、移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する収集手段と、前記日時データ、前記位置データに対応する基準稼働データと、前記第1稼働データとの比較結果によって前記移動体を制御する制御手段として機能させ、前記基準稼働データは、事故が発生した場合の第2稼働データと事故が発生しなかった場合の第3稼働データとの差分が予め定められた条件を満たしている場合の該第3稼働データから生成されている、移動体制御プログラムである。
請求項1の移動体制御装置によれば、事故が発生した場合の稼働データと事故が発生しなかった場合の稼働データとの間で有意な差分がある場合において、事故が発生しなかった場合の稼働データを元にした基準稼働データを利用して、移動体を制御することができる。
請求項2の移動体制御装置によれば、基準稼働データの生成に、現在の稼働データを利用することができる。
請求項3の移動体制御装置によれば、事故の発生数が予め定められた閾値より多い又は以上である領域での稼働データを用いて、移動体を制御することができる。
請求項4の移動体制御装置プログラムによれば、事故が発生した場合の稼働データと事故が発生しなかった場合の稼働データとの間で有意な差分がある場合において、事故が発生しなかった場合の稼働データを元にした基準稼働データを利用して、移動体を制御することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 稼働データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 環境データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 車両データテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は移動体の制御装置であって、図1の例に示すように、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115、事故発生時のデータ格納モジュール120、基準稼働データ格納モジュール125、データ解析モジュール130、差分解析モジュール135、車両制御モジュール140を有している。特に、稼働データよる車両の安全運転を行うための制御を行うものである。
ここで「移動体」とは、人又は物の移動に利用される乗り物であって、例えば、自動車、二輪車、電車、船舶、飛行機、ヘリコプター、ドローン、車いす等が該当する。この移動体は、情報処理装置100と通信可能である。以下、主に自動車(自動運転車両380)を例示して説明する。例えば、自動運転車、コネクティッドカー等と言われる自動車が該当する。
自動運転車は、車両の稼働データの収集送信機能に加え、その車両を操作するための車両制御データを受信し、その車両制御データを用いて車両を操作することができる。具体的には、その車両が収集送信した稼働データを解析し、自動運転するための車両制御データ(具体的には、進行方向、車速、ステアリング舵角等)が生成される。その生成された車両制御データを受信して、自動運転車の操作が制御される。
自動車(コネクティッドカーや自動運転車に限らず)の安全性を向上させる、衝突被害軽減ブレーキやACC(Active Cruise Control)といった運転支援システムや、CACC(Cooperative Active Cruise Control)といったV2V(Vehicle−to−Vehicle)通信で行う協調型運転支援システムが開発されている。
時刻データ収集モジュール105は、データ解析モジュール130と接続されている。時刻データ収集モジュール105は、現在の日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)データを収集する。例えば、移動体に内蔵されている時計から日時データを収集してもよいし、通信回線を介して時刻サーバーから日時を取得するようにしてもよい。
位置データ収集モジュール110は、データ解析モジュール130と接続されている。位置データ収集モジュール110は、自動運転車両380の位置データ(例えば、緯度、経度等)を取得する。例えば、GPS(全地球測位網、Global Positioning System)、ビーコン、ETC(Electronic Toll Collection system)等から収集すればよい。
稼働データ収集モジュール115は、データ解析モジュール130と接続されている。稼働データ収集モジュール115は、各種センサーから、稼働データを収集する。自動運転車両380の稼働状況を検知するためのものである。例えば、速度データ、エンジン回転数、シフトギアポジションデータ、アクセル開度データ、ステアリング角度データ等がある。この他に、進行方向、外気湿度、前後傾斜角、外気温、左右傾斜角、車速、走行距離等の稼働データを収集してもよい。
また、各種センサーには、自動運転車両380内の部品、特に、自動運転車両380が移動するための部品(例えば、ブレーキ、エンジン等)の故障を検知するセンサーを含めてもよい。
事故発生時のデータ格納モジュール120は、データ解析モジュール130と接続されている。事故発生時のデータ格納モジュール120は、事故が発生した場合における日時データ、位置データ、稼働データを記憶している。なお、事故が発生した場合における日時データ、位置データ、稼働データとして、事故が発生した時間(瞬間)における日時データ、位置データ、稼働データの他に、事故が発生した時間前の予め定められた期間Aと事故が発生した時間後の予め定められた期間Bとを含んでいてもよい。期間Aと期間Bとは同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。特に、事故が発生した時間前の予め定められた期間Aのみとしてもよい。事故が発生した後は、事故発生予測には適していない稼働データである場合が多いからである。また、事故が発生した位置を含む予め定められた領域としてもよい。例えば、事故が発生した位置を中心として、予め定められた距離を半径とする円領域としてもよいし、事故が発生した位置に到達するまでの予め定められた区間Cと事故が発生した位置から予め定められた区間Dの領域としてもよい。特に、事故が発生した位置に到達するまでの予め定められた区間Cのみとしてもよい。事故が発生した後は、事故発生予測には適していない稼働データである場合が多いからである。
また、ある日時又はある位置において、複数の事故があった場合は、その稼働データは統計的値を用いてもよい。例えば、稼働データの平均値、中央値、最頻値等である。ここでの「ある日時」として、月日等は含まない時間帯としたもの(例えば、夕方を規定する17時から19時等)であってもよいし、日を限定したもの(例えば、月末を規定する29日から31日等)であってもよいし、曜日を限定したもの(例えば、休日を規定する土曜日、日曜日、祝日等)であってもよいし、月等で限定したもの(例えば、冬を規定する12月から2月等)であってもよい。
もちろんのことながら、事故発生時のデータ格納モジュール120内のデータは、情報処理装置100が搭載されている車両における事故が発生した場合における稼働データだけでなく、他の車両における事故が発生した場合における稼働データを含んでいてもよい。なお、他の車両における事故が発生した場合における稼働データによって構成されている場合が多い。
例えば、事故発生時のデータ格納モジュール120は稼働データテーブル600を記憶している。図6は、稼働データテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。稼働データテーブル600は、車両ID欄610、時刻データ欄620、位置データ欄630、稼働データ欄640を有している。稼働データ欄640は、速度欄642、エンジン回転数欄644、シフトギアポジション欄646、アクセル開度欄648、ステアリング角度欄650を有している。車両ID欄610は、本実施の形態において、車両を一意に識別するための情報(車両ID:IDentification)を記憶している。時刻データ欄620は、その車両において稼働データを収集した場合の日時を示す時刻データを記憶している。位置データ欄630は、その車両において稼働データを収集した場合の位置を示す位置データを記憶している。稼働データ欄640は、その車両において、その日時、その位置で収集した稼働データを記憶している。速度欄642は、その車両において、その日時、その位置で収集した速度データを記憶している。エンジン回転数欄644は、その車両において、その日時、その位置で収集したエンジン回転数を記憶している。シフトギアポジション欄646は、その車両において、その日時、その位置で収集したシフトギアポジションデータを記憶している。アクセル開度欄648は、その車両において、その日時、その位置で収集したアクセル開度データを記憶している。ステアリング角度欄650は、その車両において、その日時、その位置で収集したステアリング角度データを記憶している。
基準稼働データ格納モジュール125は、データ解析モジュール130、差分解析モジュール135と接続されている。基準稼働データ格納モジュール125は、基準稼働データを記憶している。ここでの基準稼働データは、事故発生時のデータ格納モジュール120内の稼働データA(事故が発生した場合の第2稼働データに該当)と事故が発生しなかった場合の稼働データBとの差分が予め定められた条件を満たしている場合のその稼働データBから生成されたものである。ここで、稼働データA、稼働データBは、ともに日時データ、位置データが関連付けられている。差分を算出する際の対象となる稼働データA、稼働データBは、ある稼働データAの日時データ、位置データにそれぞれ対応する日時データ、位置データに関連付けられている稼働データBである。具体的には、同じ日時データ、位置データを有している稼働データAと稼働データBを比較の対象とする。なお、「対応する」として、同じ日時データ(完全一致する場合)に限られず、日時データ間の差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合を含む。ここでの「日時」として、月日等は含まない時間帯としたもの(例えば、夕方を規定する17時から19時等)であってもよいし、日を限定したもの(例えば、月末を規定する29日から31日等)であってもよいし、曜日を限定したもの(例えば、休日を規定する土曜日、日曜日、祝日等)であってもよいし、月等で限定したもの(例えば、冬を規定する12月から2月等)であってもよい。
また、同様に、位置データの「対応」として、同じ位置データ(完全一致する場合)に限られず、位置データ間の差分が予め定められた閾値未満又は以下である場合を含む。
そして、基準稼働データは複数の稼働データBの統計的値を用いてもよい。例えば、稼働データBの平均値、中央値、最頻値等である。
基準稼働データは、例えば、稼働データテーブル600と同じデータ構造を有している。なお、「予め定められた条件」として、例えば、稼働データAと稼働データBとの差分が予め定められた閾値より大きい又は以上である等が該当する。つまり、事故が発生した場合の稼働データAと事故が発生しなかった場合の稼働データBで有意な差がある場合における、稼働データBに基づいて生成したものである。
データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115、事故発生時のデータ格納モジュール120、基準稼働データ格納モジュール125、差分解析モジュール135と接続されている。データ解析モジュール130は、移動体である車両の日時データ、位置データ、稼働データを、それぞれ時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から収集する。そして、データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105から収集した日時データ、位置データ収集モジュール110から収集した位置データに対応する基準稼働データを基準稼働データ格納モジュール125から抽出する。
また、データ解析モジュール130は、車両が走行中に基準稼働データを生成するようにしてもよい。つまり、データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105が収集した日時データ、位置データ収集モジュール110が収集した位置データに対応する事故が発生した場合の第2稼働データを事故発生時のデータ格納モジュール120から抽出して、稼働データ収集モジュール115が収集した稼働データと第2稼働データとの差分が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、稼働データ収集モジュール115が収集した稼働データから基準稼働データを生成するようにしてもよい。
また、データ解析モジュール130は、事故の発生数が予め定められた閾値より多い又は以上である道路区間で、車両の日時データ、位置データ、稼働データを、それぞれ時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から収集するようにしてもよい。つまり、事故が発生する可能性が高い領域(例えば、道路区間に)に限って、稼働データと基準稼働データとの差分を用いた制御を行うようにしてもよい。ここで「事故の発生数」は、いままでの総計であってもよいし、予め定められた期間における合計値であってもよい。また、現在の時間を含む時間帯における事故数としてもよい。「現在の時間を含む時間帯」として、例えば、2時間毎に区切られた時間帯としてもよいし、現在の時間の前後1時間の時間帯等としてもよい。
差分解析モジュール135は、基準稼働データ格納モジュール125、データ解析モジュール130、車両制御モジュール140と接続されている。差分解析モジュール135は、データ解析モジュール130によって基準稼働データ格納モジュール125から抽出された基準稼働データと、現在の稼働データ(稼働データ収集モジュール115が収集した稼働データ)との差分を算出する。そして、その差分が予め定められた条件を満たしているか否かを判断する。「予め定められた条件」として、例えば、その差分が予め定められた閾値より大きい又は以上である等が該当する。そして、その差分が予め定められた条件を満たしている場合は、車両制御モジュール140によって車両の制御を行わせる。その差分が予め定められた条件を満たしていない場合は、車両制御モジュール140による車両の制御は不要である。
車両制御モジュール140は、差分解析モジュール135と接続されている。車両制御モジュール140は、基準稼働データと、現在の稼働データとの比較結果(差分)にしたがって、車両を制御する。例えば、稼働データとしての速度と基準稼働データとしての速度の差分が予め定められた閾値より大きい場合は、基準稼働データに近づけるための減速等の制御を行う。
図2は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。
図1の例に示した情報処理装置100は、車両が走行中の稼働データをも用いて、基準稼働データを生成する例を含めたが、予め基準稼働データを生成しておけば、事故発生時のデータ格納モジュール120は必ずしも必要ない。図2の例に示した情報処理装置200は、情報処理装置100から事故発生時のデータ格納モジュール120を削除したものであって、情報処理装置200は、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115、基準稼働データ格納モジュール125、データ解析モジュール130、差分解析モジュール135、車両制御モジュール140を有している。情報処理装置100と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。
時刻データ収集モジュール105は、データ解析モジュール130と接続されている。
位置データ収集モジュール110は、データ解析モジュール130と接続されている。
稼働データ収集モジュール115は、データ解析モジュール130と接続されている。
基準稼働データ格納モジュール125は、データ解析モジュール130、差分解析モジュール135と接続されている。
データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115、基準稼働データ格納モジュール125、差分解析モジュール135と接続されている。
差分解析モジュール135は、基準稼働データ格納モジュール125、データ解析モジュール130、車両制御モジュール140と接続されている。
車両制御モジュール140は、差分解析モジュール135と接続されている。
図3は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
自動運転車両380Aは、情報処理装置100Aを有している。自動運転車両380Bは、情報処理装置100Bを有している。自動運転車両380Cは、情報処理装置200Aを有している。自動運転車両380Dは、情報処理装置200Bを有している。
自動運転車両380Aの情報処理装置100A、自動運転車両380Bの情報処理装置100B、自動運転車両380Cの情報処理装置200A、自動運転車両380Dの情報処理装置200B、データ配信サーバー310のデータ配信モジュール314、データ配信サーバー320のデータ配信モジュール326、データ生成サーバー330のデータ配信モジュール340は、通信回線390を介してそれぞれ接続されている。通信回線390と自動運転車両380との通信は無線通信であるが、通信回線390内は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット等であってもよい。また、データ配信サーバー310、データ配信サーバー320、データ生成サーバー330による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
データ配信サーバー310は、事故発生時のデータ格納モジュール312、データ配信モジュール314を有している。
事故発生時のデータ格納モジュール312とデータ配信モジュール314は接続されている。事故発生時のデータ格納モジュール312は、事故発生時のデータ格納モジュール120と同等の機能を有している。データ配信モジュール314は、事故発生時のデータ格納モジュール312内のデータを、各自動運転車両380に送信する。そして、自動運転車両380(自動運転車両380A、自動運転車両380B)の情報処理装置100(情報処理装置100A、情報処理装置100B)内の事故発生時のデータ格納モジュール120に記憶させる。また、自動運転車両380(自動運転車両380C、自動運転車両380D)の情報処理装置200(情報処理装置200A、情報処理装置200B)内のデータ解析モジュール130に送信し、基準稼働データを生成させるようにしてもよい。
データ配信サーバー320は、事故発生時のデータ格納モジュール322、基準稼働データ格納モジュール324、データ配信モジュール326を有している。
事故発生時のデータ格納モジュール322と基準稼働データ格納モジュール324は、データ配信モジュール326に接続されている。事故発生時のデータ格納モジュール322は、事故発生時のデータ格納モジュール120と同等の機能を有している。基準稼働データ格納モジュール324は、基準稼働データ格納モジュール125と同等の機能を有している。データ配信モジュール326は、データ配信サーバー310のデータ配信モジュール314と同等の機能を有しており、事故発生時のデータ格納モジュール322内のデータを、自動運転車両380に送信する。そして、自動運転車両380の情報処理装置100内の事故発生時のデータ格納モジュール120に記憶させる、又は、情報処理装置200内のデータ解析モジュール130に送信し、基準稼働データを生成させる。データ配信モジュール326は、基準稼働データ格納モジュール324内のデータを、各自動運転車両380に送信する。そして、各自動運転車両380の情報処理装置100(又は情報処理装置200)内の基準稼働データ格納モジュール125に記憶させる。
データ生成サーバー330は、事故発生時のデータ格納モジュール332、平時のデータ格納モジュール334、基準稼働データ格納モジュール336、基準稼働データ生成モジュール338、データ配信モジュール340を有している。
事故発生時のデータ格納モジュール332と平時のデータ格納モジュール334と基準稼働データ格納モジュール336は、基準稼働データ生成モジュール338に接続されている。事故発生時のデータ格納モジュール332は、事故発生時のデータ格納モジュール120と同等の機能を有している。データ配信モジュール340が各自動運転車両380(事故が発生した自動運転車両380)から受信したデータ(時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115が抽出したデータ)を記憶している。平時のデータ格納モジュール334は、データ配信モジュール340が各自動運転車両380から受信したデータ(時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115が抽出したデータ)を記憶している。なお、事故が発生していない場合におけるデータを記憶する。基準稼働データ格納モジュール336は、基準稼働データ格納モジュール125と同等の機能を有している。
基準稼働データ生成モジュール338は、事故発生時のデータ格納モジュール332、平時のデータ格納モジュール334、基準稼働データ格納モジュール336、データ配信モジュール340と接続されている。基準稼働データ生成モジュール338は、事故発生時のデータ格納モジュール332内の稼働データと平時のデータ格納モジュール334内の稼働データを用いて、基準稼働データを生成し、基準稼働データ格納モジュール336に記憶させる。つまり、基準稼働データ生成モジュール338は、データ解析モジュール130と同等の機能を有している。具体的には、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から受け付けたデータを平時のデータ格納モジュール334から抽出したデータとして取り扱えばよい。
データ配信モジュール340は、基準稼働データ生成モジュール338と接続されている。データ配信モジュール340は、データ配信サーバー320のデータ配信モジュール326と同等の機能を有しており、事故発生時のデータ格納モジュール332内のデータを、自動運転車両380に送信する。そして、自動運転車両380の情報処理装置100内の事故発生時のデータ格納モジュール120に記憶させる、又は、情報処理装置200内のデータ解析モジュール130に送信し、基準稼働データを生成させる。データ配信モジュール340は、基準稼働データ格納モジュール336内のデータを、各自動運転車両380に送信する。そして、各自動運転車両380の情報処理装置100(又は情報処理装置200)内の基準稼働データ格納モジュール125に記憶させる。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。自動運転車両380の走行を制御する処理例を示すものである。
ステップS402では、時刻データ収集モジュール105は、時刻データを収集する。
ステップS404では、位置データ収集モジュール110は、位置データを収集する。
ステップS406では、稼働データ収集モジュール115は、稼働データを収集する。
ステップS408では、データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から、それぞれ時刻データ、位置データ、稼働データを受け取る。
ステップS410では、データ解析モジュール130は、その時刻データ、位置データに対応する基準稼働データを基準稼働データ格納モジュール125から抽出する。
ステップS412では、差分解析モジュール135は、稼働データと基準稼働データの差分を算出する。
ステップS414では、差分解析モジュール135は、「差分>閾値」であるか否かを判断し、「差分>閾値」である場合はステップS416へ進み、それ以外の場合はステップS418へ進む。
ステップS416では、車両制御モジュール140は、差分データに基づいて、車両を制御する。
ステップS418では、終了か否かを判断し、終了の場合は処理を終了し(ステップS499)、それ以外の場合はステップS402へ戻る。
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。走行中の稼働データを用いて、基準稼働データを生成する処理例を示すものである。
ステップS502では、時刻データ収集モジュール105は、時刻データを収集する。
ステップS504では、位置データ収集モジュール110は、位置データを収集する。
ステップS506では、稼働データ収集モジュール115は、稼働データAを収集する。
ステップS508では、データ解析モジュール130は、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から、時刻データ、位置データ、稼働データAを受け取る。
ステップS510では、データ解析モジュール130は、その時刻データ、位置データに対応する事故発生時の稼働データBを事故発生時のデータ格納モジュール120から抽出する。
ステップS512では、データ解析モジュール130は、事故発生時のデータ格納モジュール120から抽出できたか否かを判断し、抽出できた場合はステップS514へ進み、それ以外の場合はステップS518へ進む。
ステップS514では、差分解析モジュール135は、稼働データAと稼働データBの差分を算出する。
ステップS516では、差分解析モジュール135は、「差分>閾値」であるか否かを判断し、「差分>閾値」である場合はステップS518へ進み、それ以外の場合はステップS520へ進む。
ステップS518では、差分解析モジュール135は、稼働データAを基準稼働データとして、時刻データ、位置データに関連付けて、基準稼働データ格納モジュール125に記憶させる。
ステップS520では、終了か否かを判断し、終了の場合は処理を終了し(ステップS599)、それ以外の場合はステップS502へ戻る。
データ解析モジュール130は、時刻、位置又は気象にしたがって、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から受け取ったデータを層別して、基準稼働データを生成してもよい。層別には、時刻、位置、気象のいずれか1つ、又はこれらの組み合わせを用いてもよい。データ解析モジュール130は、例えば環境データテーブル700を用いて、層毎の基準稼働データを生成する。そして、その時に該当する層の基準稼働データを用いて、車両を制御すればよい。図7は、環境データテーブル700のデータ構造例を示す説明図である。環境データテーブル700は、時刻データ欄710、位置データ欄720、気象データ欄730を有している。時刻データ欄710は、時刻データを記憶している。位置データ欄720は、位置データを記憶している。気象データ欄730は、気象データを記憶している。層別は、予め定められた範囲を層としてもよいし、クラスタリング手法を用いて層別を行うようにしてもよい。
また、データ解析モジュール130は、車両のメーカー、型式、消耗度にしたがって、時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115から受け取ったデータを層別して、基準稼働データを生成してもよい。層別には、車両のメーカー、型式、消耗度のいずれか1つ、又はこれらの組み合わせを用いてもよい。データ解析モジュール130は、例えば車両データテーブル800を用いて、層毎の基準稼働データを生成する。そして、その時に該当する層の基準稼働データを用いて、車両を制御すればよい。図8は、車両データテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。車両データテーブル800は、車両ID欄810、メーカー欄820、型式欄830、消耗度データ1欄840、消耗度データ2欄850を有している。消耗度データ1欄840は、日時欄842、消耗度欄844を有している。消耗度データ2欄850は、日時欄852、消耗度欄854を有している。車両ID欄810は、車両IDを記憶している。メーカー欄820は、車両のメーカーを記憶している。型式欄830は、車両の型式を記憶している。消耗度データ1欄840は、車両の消耗度データ1を記憶している。日時欄842は、日時を記憶している。消耗度欄844は、その日時における消耗度を記憶している。消耗度データ2欄850は、車両の消耗度データ2を記憶している。日時欄852は、日時を記憶している。消耗度欄854は、その日時における消耗度を記憶している。消耗度として、例えば、走行距離等が該当する。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
横軸は速度、縦軸は頻度としている。事故が発生した場合の分布は「Aの速度分布」(右側の山)であり、事故が発生していない場合の分布は「Bの速度分布」(左側の山)である。それぞれの分布の統計値(平均値、最頻値、中央値等)間の差分が、予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、速度を基準稼働データとする。したがって、速度が制御対象となる。例えば、差分が標準偏差の2倍以上離れているときは、Bの統計値を速度の基準稼働データとする。
また、稼働データの抽出では、稼働データを複数組み合わせ、新たな稼働データとしてもよい。例えば、速度、アクセル開度、ステアリング角度の3つの稼働データから、新たな指標としての合成した稼働データ(例えば、マハラノビス距離等)を使ってもよい。事故事例によっては、1つの稼働データよりも大きな差分が得られ、基準稼働データとして効果的に活用できる。
図10は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図3の例に示したデータ生成サーバー330の処理例を示すものである。
ステップS1002では、基準稼働データ生成モジュール338は、事故発生時のデータ格納モジュール332から、事故発生時の時刻データを抽出する。
ステップS1004では、基準稼働データ生成モジュール338は、事故発生時のデータ格納モジュール332から、事故発生時の位置データを抽出する。
ステップS1006では、基準稼働データ生成モジュール338は、事故発生時のデータ格納モジュール332から、事故発生時の稼働データAを抽出する。
ステップS1008では、基準稼働データ生成モジュール338は、平時のデータ格納モジュール334から、その時刻、その位置において、事故が発生しなかった場合の稼働データBを抽出する。
ステップS1010では、基準稼働データ生成モジュール338は、稼働データAと稼働データBの差分を算出する。
ステップS1012では、基準稼働データ生成モジュール338は、「差分>閾値」であるか否かを判断し、「差分>閾値」である場合はステップS1014へ進み、それ以外の場合はステップS1016へ進む。
ステップS1014では、基準稼働データ生成モジュール338は、稼働データBを基準稼働データとして、時刻データ、位置データに関連付けて、基準稼働データ格納モジュール125に記憶させる。
ステップS1016では、終了か否かを判断し、終了の場合はステップS1018へ進み、それ以外の場合はステップS1002へ戻る。
ステップS1018では、データ配信モジュール340は、基準稼働データを各車両に送信する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図11に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的には組み込み用コンピュータ(制御用コンピュータとも言われ、例えば、ECU(Electronic/Engine Control Unit)等)、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1101を用い、記憶装置としてRAM1102、ROM1103、HD1104を用いている。HD1104として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。時刻データ収集モジュール105、位置データ収集モジュール110、稼働データ収集モジュール115、データ解析モジュール130、差分解析モジュール135、車両制御モジュール140等のプログラムを実行するCPU1101と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1102と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1103と、事故発生時のデータ格納モジュール120、基準稼働データ格納モジュール125としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1104と、タッチスクリーン、マイク、キーボード、マウス等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付け、又は各種センサー等からのデータを受け付ける受付装置1106と、液晶ディスプレイ、スピーカー等、又は車両380内の各部品への制御データを出力する出力装置1105と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1107、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1108により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。例えば、コンピュータ・プログラムは、自動車制御用OS上に搭載させてもよいし、その自動車制御用OS内に組み込んでもよい。
なお、図11に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…時刻データ収集モジュール
110…位置データ収集モジュール
115…稼働データ収集モジュール
120…事故発生時のデータ格納モジュール
125…基準稼働データ格納モジュール
130…データ解析モジュール
135…差分解析モジュール
140…車両制御モジュール
200…情報処理装置
310…データ配信サーバー
312…事故発生時のデータ格納モジュール
314…データ配信モジュール
320…データ配信サーバー
322…事故発生時のデータ格納モジュール
324…基準稼働データ格納モジュール
326…データ配信モジュール
330…データ生成サーバー
332…事故発生時のデータ格納モジュール
334…平時のデータ格納モジュール
336…基準稼働データ格納モジュール
338…基準稼働データ生成モジュール
340…データ配信モジュール
380…自動運転車両
390…通信回線

Claims (4)

  1. 移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する収集手段と、
    前記日時データ、前記位置データに対応する基準稼働データと、前記第1稼働データとの比較結果によって前記移動体を制御する制御手段
    を有し、
    前記基準稼働データは、事故が発生した場合の第2稼働データと事故が発生しなかった場合の第3稼働データとの差分が予め定められた条件を満たしている場合の該第3稼働データから生成されている、
    移動体制御装置。
  2. 前記日時データ、前記位置データに対応する事故が発生した場合の第2稼働データを抽出する抽出手段と、
    前記第1稼働データと前記第2稼働データとの差分が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、該第1の稼働データから基準稼働データを生成する生成手段
    をさらに有する請求項1に記載の移動体制御装置。
  3. 前記収集手段は、事故の発生数が予め定められた閾値より多い又は以上である領域で、前記移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する
    請求項1又は2に記載の移動体制御装置。
  4. コンピュータを、
    移動体の日時データ、位置データ、第1稼働データを収集する収集手段と、
    前記日時データ、前記位置データに対応する基準稼働データと、前記第1稼働データとの比較結果によって前記移動体を制御する制御手段
    として機能させ、
    前記基準稼働データは、事故が発生した場合の第2稼働データと事故が発生しなかった場合の第3稼働データとの差分が予め定められた条件を満たしている場合の該第3稼働データから生成されている、
    移動体制御プログラム。
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