JP2017191223A - 投射型表示装置及び投射表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被投射物に投射して表示した表示画像を見やすいように表示画像の色を調整することができる投射型表示装置及び投射表示方法を提供する。【解決手段】投射型表示装置1は、被投射物Tに対して表示画像を投射して表示する投射部2と、投射部2により被投射物Tに投射する表示画像の色を調整する色調整部321と、色調整部321により調整された色の表示画像を被投射物Tに投射するように投射部2を遠隔操作する遠隔操作部3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被投射物に対して表示画像を投射して表示する投射型表示装置及び投射表示方法に関する。
従来、被投射物に対して表示画像を投射して表示するプロジェクタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。プロジェクタ装置は、一般的に、屋内において、白色のスクリーンに表示画像を投射して表示して利用される場合が多い。一方、近年、プロジェクタ装置を用いて、屋外の建物等に表示画像を投射して表示することが行われている。
実開昭63−141942号公報
屋外の建物に表示画像を投射して表示するプロジェクタ装置は、屋内において一般的に使用される白色のスクリーンではなく、建物自体をスクリーンとして使用している。建物の色が白色でない場合には、建物に照射されて表示される表示画像の色の見え方は、白色のスクリーンを使用した場合とは異なり、見にくい場合があった。
本発明の課題は、被投射物に投射して表示した表示画像を見やすいように表示画像の色を調整することができる投射型表示装置及び投射表示方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されない。
第1の発明は、被投射物(T)に対して表示画像を投射して表示する投射部(2)と、前記投射部(2)により被投射物(T)に投射する表示画像の色を調整する色調整部(321)と、前記色調整部(321)により調整された色の表示画像を被投射物(T)に投射するように前記投射部(2)を遠隔操作する遠隔操作部(3)と、を備える投射型表示装置(1)である。
第2の発明は、第1の発明の投射型表示装置(1)において、被投射物(T)の所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整する焦点調整部(241)を備えること、を特徴とする投射型表示装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の投射型表示装置(1)において、被投射物(T)の色に関する情報である色値情報を測定する測色部(31)を備え、前記色調整部(321)は、前記測色部(31)により測定された被投射物(T)の色値情報に基づいて、被投射物(T)に投射する表示画像の色を調整すること、を特徴とする投射型表示装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つの投射型表示装置(1)において、前記色調整部(321)は、前記投射部(2)又は前記遠隔操作部(3)に備えられること、を特徴とする投射型表示装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれか1つの投射型表示装置(1)において、前記遠隔操作部(3)と前記投射部(2)とは、有線又は無線で通信を行うこと、を特徴とする投射型表示装置である。
第6の発明は、非破壊検査装置により被投射物(T)の内部を検査する検査工程と、前記検査工程の検査結果に基づいて、投射部(2)により表示画像を被投射物(T)に投射して表示する投射工程と、前記投射工程により被投射物(T)に投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、前記色調整工程により調製された色の表示画像を被投射物(T)に投射するように前記投射部(2)を遠隔操作する遠隔操作工程と、を備える投射表示方法である。
本発明によれば、被投射物に投射して表示した表示画像を見やすいように表示画像の色を調整することができる投射型表示装置及び投射表示方法を提供することができる。
実施形態のプロジェクタ装置を説明する図である。 実施形態のプロジェクタ本体の構成を説明する図である。 実施形態のリモコンの構成を説明する図である。 プロジェクタ本体及びリモコンの第1動作例の動作を説明するフローチャートである。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のプロジェクタ装置1を説明する図である。
図2は、実施形態のプロジェクタ本体2の構成を説明する図である。
図3は、実施形態のリモコン部3の構成を説明する図である。
図1に示すように、投射型表示装置としてのプロジェクタ装置1は、投射部としてのプロジェクタ本体2と、遠隔操作部としてのリモコン部3と、を備える。本実施形態のプロジェクタ装置1は、透過型の液晶方式のプロジェクタである。なお、本実施形態では一例として、プロジェクタ装置1を透過型の液晶方式のプロジェクタとして説明するが、これに限定されない。例えば、プロジェクタ装置1は、反射型の液晶方式のプロジェクタや、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式のプロジェクタなどであってもよい。
まず、プロジェクタ本体2について説明する。
プロジェクタ本体2は、リモコン部3からの遠隔操作により、被投射物としての建物Tに対して表示画像を投射して表示する。表示画像には、静止画像及び動画像が含まれる。プロジェクタ本体2は、リモコン部3との間で、無線による通信を行い、リモコン部3により遠隔操作で操作される。プロジェクタ本体2は、例えば、建物Tから、50〜150メートル程度離れて配置されている。
プロジェクタ本体2は、図2に示すように、投射レンズ20、液晶パネル21、光分離部22、発光素子23、本体側信号処理部24、レンズドライバ25、パネルドライバ26、光源ドライバ27、受信部28、外部コネクタ29等を備えている。
発光素子23は、光分離部22に対して光を照射する。発光素子23は、発光ダイオードや半導体レーザーダイオード等の発光体からなる。発光素子23は、光源ドライバ27から供給される光源電流により光量が調整される。発光素子23が発光した光は、光分離部22(後述)で分離されて、液晶パネル21(後述)により合成され、投射レンズ20を通り、投射光が出射されることで、建物T(図1参照)に表示画像を投射する。
投射レンズ20は、液晶パネル21を透過した光を拡大して、建物Tに照射する。投射レンズ20は、レンズドライバ25により駆動される。
本体側信号処理部24は、焦点調整部241と、ズーム調整部242と、画像処理部243と、明るさ調整部244と、を有する。
焦点調整部241は、レンズドライバ25により投射レンズ20を駆動して、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように、投射レンズ20の焦点を調整する。焦点調整部241は、リモコン部3(図3で詳細に後述する)の操作部33からの手動の入力に基づいて、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように、投射レンズ20の位置を移動させ、建物Tに投射されている表示画像の焦点を調整する。リモコン部3の操作部33を操作することで焦点を合わせることができるため、建物Tに投射される表示画像を建物Tの近くで見ながら、リモコン部3でプロジェクタ本体2を遠隔操作することで焦点を合わせることができる。
建物Tの所定部分は、使用者により選択される。例えば、建物Tに凹凸がある場合において、凹部に焦点を合わせるか又は凸部に焦点を合わせるかを選択して、凹凸がある建物Tの所定部分に焦点を合わせることで、建物Tに表示される表示画像の全体が見やすくなるように調整する。これにより、建物Tに凹凸がある場合においても、建物Tに表示される表示画像の全体を見やすくすることができる。
なお、本実施形態においては、焦点調整部241における焦点の調整を、手動で調整する場合について説明したが、これに限定されず、自動で調整するようにしてもよい。
ズーム調整部242は、レンズドライバ25により投射レンズ20を駆動して、投射レンズ20における拡大及び縮小を調整する。ズーム調整部242は、リモコン部3(後述)の操作部33からの入力に基づいて投射レンズ20の位置を移動させ、建物Tに投射されている画像のサイズを調整する。
明るさ調整部244は、リモコン部3の操作部33からの入力に基づいて、発光素子23から出射される光量を調整する。明るさ調整部244は、光源ドライバ27において光源電流を調整するように駆動し、投射レンズ20により照射される表示画像の明るさを調整する。
光分離部22は、発光素子23から照射された光を、R(赤)・G(緑)・B(青)の色に分離し、液晶パネル21に出力する。光分離部22としては、例えば、ダイクロイックミラーが用いられる。
液晶パネル21は、パネルドライバ26により駆動されることで、画像処理部243から出力される画像データに基づいて、発光素子23から出射されて光分離部22により分離された光を合成して透過させる。
画像処理部243は、外部コネクタ29から入力された画像データ及び受信部28において受信したリモコン部3から送信された表示画像データに対して、各種調整(例えば、コントラスト調整やガンマ補正等)を行う。画像処理部243により処理された表示画像データは、パネルドライバ26に出力される。
受信部28は、リモコン部3の送信部35(後述)から送信されたデータを、無線で受信する。受信部28によりリモコン部3から送信されたデータには、リモコン部3の操作部33に入力された焦点調整データやズーム調整データや、色調整部321により調整された表示画像データなどがある。
外部コネクタ29は、PC(パーソナルコンピューター)等の外部機器から画像情報を入力するための外部信号入力コネクタである。外部コネクタ29には、PC(パーソナルコンピュータ)などが接続される。なお、外部コネクタ29に代えて、メモリカードが装着されるメモリーカードスロットを備え、メモリカードに記憶された画像情報を外部から入力するようにしてもよい。
外部コネクタ29から入力される画像情報は、建物Tに表示する表示画像の情報である。表示画像の情報としては、静止画の情報、動画の情報がある。
また、外部コネクタ29から入力される表示画像の画像情報として、建物Tに表示画像を表示する場合において、建物Tを非破壊検査装置(不図示)を用いて、事前に、表面側からは目視できない内部の亀裂(建物本体の亀裂、配管の亀裂等)などを検査しておき、修理の際に、本発明に係るプロジェクタ装置1により、内部の亀裂を建物Tの表面に表示させることができる。これにより、建物Tの修理の際に、亀裂の場所を表示することで、建物Tの修理を容易に行うことができる。
次に、リモコン部3について説明する。
リモコン部3は、色調整部321(後述)により調整された色の表示画像を建物Tに投射するように、プロジェクタ本体2を遠隔操作する。リモコン部3は、建物Tから離れて配置されるプロジェクタ本体2に対して、建物Tの近くから、長距離の遠隔操作を行うことが可能である。リモコン部3は、プロジェクタ本体2との間で、無線による通信を行う。リモコン部3とプロジェクタ本体2との間では、例えば、Bluetooth(登録商標)通信、Wi−Fi(無線LAN)通信等によりデータ通信が行われる。なお、リモコン部3とプロジェクタ本体2との間の通信は、これに限定されず、公共の通信網を利用した携帯端末による通信(モバイル通信)や、トランシーバーによる通信などであってもよい。
リモコン部3は、図3に示すように、測色部31、リモコン側信号処理部32、操作部33、表示部34、送信部35、記憶部36等を備える。
操作部33は、例えば、プロジェクタ本体2の電源をON/OFFするON/OFFボタンや、投射する表示画像を選択する画像選択ボタンや、投射されている表示画像の焦点を調整する焦点調整摘まみや、投射されている表示画像のサイズを調整するズーム摘まみや、投射されている表示画像の色を調整する色調整摘まみや、測色部31における測色を開始する測色開始ボタンなどが挙げられる。操作部33の各種ボタンは、回転式又はスライド式の摘まみや、押しボタンや、タッチパネル等により構成され、各種操作を実行するよう操作される。
表示部34は、現在の各種調整値などを表示する。
送信部55は、リモコン部3の操作部33により操作された焦点調整の焦点調整信号やズーム調整のズーム調整信号や色調整部321で調整された表示画像データ信号などを、無線でプロジェクタ本体2に送信する。
測色部31は、リモコン部3に設けられる。測色部31は、建物Tの色に関する情報である色値情報を測定する。測色部31は、建物Tの色を定量的に測定する。測色部31は、例えば、参照光を建物Tに照射して、その反射光により、R(赤)・G(緑)・B(青)の各成分を測定する。測色の方法としては、例えば、分光光度計を使って物体の分光透過率や反射率を測定して計算により色の表示量を定める方法や、三色測色計を使用して適当な原色を混合して試料と同色にする混合量から色を定める方法などが用いられる。
リモコン側信号処理部32は、記憶部36に記憶された情報を参照して、操作部33により入力された各種信号や、測色部31で測色された色信号を処理する。記憶部36には、プロジェクタ装置1へ送信するためのプロジェクタ装置1の各種設定値の情報などが記憶されている。
リモコン側信号処理部32は、色調整部321を有する。
色調整部321は、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整する。具体的には、色調整部321は、表示画像の色の調整として、色を僅かに変化させる色の微調整、又は、微調整よりも色を大きく変化させる色の大幅調整を行う。
本実施形態においては、色調整部321により調整される色は、色の三属性を意味し、色の三属性は、明度、彩度、色相である。
明度は、色の明るさを表す度合をいう。明度は、人の眼に感じる光の強弱を示す量である。
彩度は、色の鮮やかさの度合いをいう。彩度は、それぞれの色について、白色・灰色・黒色の混ざっている度合であり、これらが混ざらないほど、その色は鮮やかになる。
色相は、赤、黄、緑、青、紫といった色の様相の相違であり、赤、黄、緑、青、紫で区別できる色である。
本実施形態においては、色調整部321により調整される色の大幅調整は、建物Tの色に基づいて、色を大幅に変化させて、建物Tに表示させる表示画像を見やすくする調整である。表示画像を見やすく調整することには、仮に建物Tの色が白色である場合に表示される表示画像の色に調整することや、夜間において目立つ色の表示画像に調整することも含まれる。
また、色調整部321により調整される色の微調整は、色の大幅調整の後に行われる調整であって、建物Tに表示された表示画面を最適化するように僅かにする調整である。
色調整部321は、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、仮に建物Tの色が白色である場合に表示される表示画像の色となるように、測色部31により測定された建物Tの色に基づいて、建物Tに投射する表示画像の色を調整するように変換する。例えば、建物Tの色が、赤である場合や茶である場合や灰色である場合がある。このような場合に、色調整部321は、建物Tの色が白色であったとしたら表示される表示画像の色となるように、建物Tに投射する色を変換する。
詳述すると、色調整部321は、色の大幅調整において、明度、彩度、色相について、例えば、次のように調整する。以下の色調整部321による色の調整は、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、自動で調整されるようにしてもよいし、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、建物Tに表示された表示画像の色を見ながら手動で調整するようにしてもよい。
色調整部321は、測色部31により測定された建物Tの色について、例えば、R(赤)が強い場合には、R(赤)の度合を下げて、G(緑)及びB(青)の度合を上げるように、明度を調整する。
また、色調整部321は、例えば、色を鮮やかに見せたい場合には、色を鮮やかに見せるように、彩度を調整する。
また、色調整部321は、例えば、元々の色とは異なる色に変更したい場合には、色相を変更するように調整する。例えば、色調整部321は、色相の調整において、黄色を青色に変更するように調整する。
(第1動作例)
次に、プロジェクタ装置1の第1動作例の動作について、図4を参照しながら説明する。
図4は、プロジェクタ本体2及びリモコン部3の第1動作例の動作を説明するフローチャートである。
第1動作例では、プロジェクタ装置1における色調整を行う動作について説明する。
図4に示すように、ステップS111において、使用者が、リモコン部3の測色部31を建物Tに向けて、操作部33の測色開始ボタン(不図示)を押すことで、測色部31は、建物Tの色を測定する。測色部31により測色された測色データは、リモコン側信号処理部32の色調整部321に送信される。
ステップS112において、使用者が、建物Tに表示する表示画像の色を調整するように、リモコン部3の操作部33を操作する。これにより、色調整部321は、測色部31により測色された測色値に基づいて、建物Tに表示する表示画像の色を調整する。ここで実行される色調整部321により調整される色の調整は、建物Tの色に基づいて行われるため、色の大幅調整である。例えば、測色部31により測色された色についてR(赤)が強い場合には、R(赤)の度合を下げて、G(緑)及びB(青)の度合を上げるように、明度を調整する。なお、色調整部321による色の調整は、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、自動で調整されるようにしてもよいし、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、建物Tに表示された表示画像の色を見ながら手動で調整するようにしてもよい。
ステップS113において、リモコン部3のリモコン側信号処理部32は、色(明度)が調整された表示画像データ信号を、送信部35を介して、プロジェクタ本体2の受信部28に送信する。
ステップS121において、プロジェクタ本体2は、受信部28において、色(明度)が調整された表示画像データ信号を受信する。受信部28により受信された表示画像データ信号は、本体側信号処理部24の画像処理部243において処理される画像において処理が加えられ、パネルドライバ26を介して、液晶パネル21に出力される。
ステップS122において、発光素子23を発光することで、色(明度)が調整された表示画像を、建物Tに投射して表示する。なお、ここで、使用者は、建物Tに表示された色を見て、建物Tに表示された表示画面を最適化するように、表示画像の色の微調整を行うこともできる。
ステップS114において、使用者が、建物Tに表示された画像を見ながら、リモコン部3の操作部33により、焦点調整やズーム調整を行う。本実施形態においては、使用者は、手動で、焦点調整やズーム調整を行う。
ステップS115において、操作部33からの操作信号(焦点調整信号、ズーム調整信号)がリモコン側信号処理部32に入力されて、リモコン部3のリモコン側信号処理部32は、入力された操作信号(焦点調整信号、ズーム調整信号)を、送信部35を介して、プロジェクタ本体2の受信部28に送信する。
ステップS123において、プロジェクタ本体2は、受信部28において、操作信号(焦点調整信号、ズーム調整信号)を受信する。受信部28により受信された焦点調整信号は、本体側信号処理部24の焦点調整部241により焦点を調整するように、また、受信部28により受信されたズーム調整信号は、表示画像のサイズを調整するように、操作信号をレンズドライバ25に出力して、投射レンズ20を移動させる。
ステップS124において、発光素子23を発光することで、焦点調整及びズーム調整が行われた表示画像を、建物Tに投射して表示する。その後、処理は終了する。
(第2動作例)
次に、プロジェクタ装置1の第2動作例の動作について説明する。
第2動作例では、非破壊検査装置(不図示)により検査された建物Tの内部を、建物Tに表示画像として表示する投射表示方法について説明する。
プロジェクタ装置1を用いて、非破壊検査装置(不図示)により検査された建物Tの内部の亀裂等を、建物Tに表示画像として表示する投射表示方法として、非破壊検査装置により建物Tの内部を検査する検査工程と、検査工程の検査結果に基づいて、プロジェクタ本体2により表示画像を建物Tに投射して表示する投射工程と、投射工程により建物Tに投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、色調整工程により調製された色の表示画像を建物Tに投射するようにプロジェクタ本体2をリモコン部3により遠隔操作する遠隔操作工程と、が実行される。
これにより、建物Tの内部において、亀裂等の損傷が生じている場合、建物Tの表面に表示画像を表示することができる。よって、事前に、表面側からは目視できない内部の亀裂などを非破壊検査装置により検査しておき、修理の際に、内部の亀裂を建物Tの表面に表示させることができる。従って、建物Tの修理の際に、建物Tの内部の亀裂の場所を建物Tの表面に表示画像により表示することで、建物Tの修理を容易に行うことができる。
以上説明した本実施形態のプロジェクタ装置1は、以下の効果を奏する。
(1)プロジェクタ装置1は、建物Tに対して表示画像を投射して表示するプロジェクタ本体2と、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整する色調整部321と、色調整部321により調整された色の表示画像を建物Tに投射するように投射部2を遠隔操作するリモコン部3と、を備えている。
そのため、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整できる。これにより、建物に表示する表示画像を見やすくすることができる。例えば、建物Tに色が付いている場合において、建物Tの色に応じて表示画像の色を調整することで、建物Tに表示された表示画像を見やすくすることができる。
また、建物Tの色を近くで見ながら、遠くに位置するプロジェクタ本体2を、建物Tの近くからリモコン部3により遠隔操作できる。これにより、建物Tの近くから、建物Tの色に応じて表示画像の色を調整することで、建物Tに表示された表示画像を一層見やすくすることができる。
(2)プロジェクタ装置1は、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整する焦点調整部241を備える。これにより、例えば、建物Tに凹凸があっても、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整して、建物Tに表示する表示画像を、建物Tに表示した表示画像を見やすく表示することができる。また、特に建物Tの凹凸が大きい場合には、建物Tの所定部分に手動で焦点を合わせることで、自動で焦点を調整する場合よりも、建物Tの全体を見やすく焦点の調整を行うことができる。
(3)プロジェクタ装置1は、建物Tの色に関する情報である色値情報を測定する測色部31を備え、色調整部321は、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて、建物Tに投射する表示画像の色を調整する。これにより、建物Tの色を測色することで、測色部31により測定された建物Tの色値情報に基づいて表示画像の色を調整できるため、建物Tに表示する表示画像を、建物Tに一層見やすく表示することができる。
(4)プロジェクタ装置1において、リモコン部3とプロジェクタ本体2とは、無線で通信を行う。そのため、リモコン部3とプロジェクタ本体2とを有線で接続しなくても、無線で、リモコン部3により遠隔操作できる。これにより、無線で操作できるため、取り扱いが容易である。
(5)投射表示方法は、非破壊検査装置により建物Tの内部を検査する検査工程と、検査工程の検査結果に基づいて、プロジェクタ本体2により表示画像を建物Tに投射して表示する投射工程と、投射工程により建物Tに投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、色調整工程により調製された色の表示画像を建物Tに投射するようにプロジェクタ本体2を遠隔操作する遠隔操作工程と、を備える投射表示方法である。よって、事前に、表面側からは目視できない内部の亀裂などを非破壊検査装置により検査しておき、修理の際に、内部の亀裂を建物Tの表面に表示させることができる。従って、建物Tの修理の際に、建物Tの内部の亀裂の場所を建物Tの表面に表示画像により表示することで、建物Tの修理を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)上述の実施形態において、リモコン部3とプロジェクタ本体2とは、無線で通信を行うように構成したが、これに限定されず、有線で通信を行うようにしてもよい。
(2)上述の実施形態において、色調整部321をリモコン部3に設けたが、これに限定されない。色調整部321をプロジェクタ本体2に設けてもよい。色調整部321をプロジェクタ本体2に設ける場合には、測色部31により測定された色値情報は、プロジェクタ本体2に送信されて、色調整部321は、プロジェクタ本体2側において、測色部31により測定された色値情報に基づいて、建物Tに投射する表示画像の色を調整する。
(3)上述の実施形態において、焦点調整部241やズーム調整部242をプロジェクタ本体2に設けたが、これに限定されない。焦点調整部241やズーム調整部242をリモコン部3に設けてもよい。
1 プロジェクタ装置(投射型表示装置)
2 プロジェクタ本体(投射部)
3 リモコン部(遠隔操作部)
31 測色部
10 第1ガラス基板
241 焦点調整部
321 色調整部
T 建物(被投射物)

Claims (6)

  1. 被投射物に対して表示画像を投射して表示する投射部と、
    前記投射部により被投射物に投射する表示画像の色を調整する色調整部と、
    前記色調整部により調整された色の表示画像を被投射物に投射するように前記投射部を遠隔操作する遠隔操作部と、
    を備える投射型表示装置。
  2. 請求項1に記載された投射型表示装置において、
    被投射物の所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整する焦点調整部を備えること、
    を特徴とする投射型表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された投射型表示装置において、
    被投射物の色に関する情報である色値情報を測定する測色部を備え、
    前記色調整部は、前記測色部により測定された被投射物の色値情報に基づいて、被投射物に投射する表示画像の色を調整すること、
    を特徴とする投射型表示装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された投射型表示装置において、
    前記色調整部は、前記投射部又は前記遠隔操作部に備えられること、
    を特徴とする投射型表示装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された投射型表示装置において、
    前記遠隔操作部と前記投射部とは、有線又は無線で通信を行うこと、
    を特徴とする投射型表示装置。
  6. 非破壊検査装置により被投射物の内部を検査する検査工程と、
    前記検査工程の検査結果に基づいて、投射部により表示画像を被投射物に投射して表示する投射工程と、
    前記投射工程により被投射物に投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、
    前記色調整工程により調製された色の表示画像を被投射物に投射するように前記投射部を遠隔操作する遠隔操作工程と、
    を備える投射表示方法。
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