JP2017191223A - 投射型表示装置及び投射表示方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第1の発明は、被投射物(T)に対して表示画像を投射して表示する投射部(2)と、前記投射部(2)により被投射物(T)に投射する表示画像の色を調整する色調整部(321)と、前記色調整部(321)により調整された色の表示画像を被投射物(T)に投射するように前記投射部(2)を遠隔操作する遠隔操作部(3)と、を備える投射型表示装置(1)である。
第2の発明は、第1の発明の投射型表示装置(1)において、被投射物(T)の所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整する焦点調整部(241)を備えること、を特徴とする投射型表示装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の投射型表示装置(1)において、被投射物(T)の色に関する情報である色値情報を測定する測色部(31)を備え、前記色調整部(321)は、前記測色部(31)により測定された被投射物(T)の色値情報に基づいて、被投射物(T)に投射する表示画像の色を調整すること、を特徴とする投射型表示装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか1つの投射型表示装置(1)において、前記色調整部(321)は、前記投射部(2)又は前記遠隔操作部(3)に備えられること、を特徴とする投射型表示装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれか1つの投射型表示装置(1)において、前記遠隔操作部(3)と前記投射部(2)とは、有線又は無線で通信を行うこと、を特徴とする投射型表示装置である。
第6の発明は、非破壊検査装置により被投射物(T)の内部を検査する検査工程と、前記検査工程の検査結果に基づいて、投射部(2)により表示画像を被投射物(T)に投射して表示する投射工程と、前記投射工程により被投射物(T)に投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、前記色調整工程により調製された色の表示画像を被投射物(T)に投射するように前記投射部(2)を遠隔操作する遠隔操作工程と、を備える投射表示方法である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のプロジェクタ装置1を説明する図である。
図2は、実施形態のプロジェクタ本体2の構成を説明する図である。
図3は、実施形態のリモコン部3の構成を説明する図である。
プロジェクタ本体2は、リモコン部3からの遠隔操作により、被投射物としての建物Tに対して表示画像を投射して表示する。表示画像には、静止画像及び動画像が含まれる。プロジェクタ本体2は、リモコン部3との間で、無線による通信を行い、リモコン部3により遠隔操作で操作される。プロジェクタ本体2は、例えば、建物Tから、50〜150メートル程度離れて配置されている。
焦点調整部241は、レンズドライバ25により投射レンズ20を駆動して、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように、投射レンズ20の焦点を調整する。焦点調整部241は、リモコン部3(図3で詳細に後述する)の操作部33からの手動の入力に基づいて、建物Tの所定部分に焦点を合わせるように、投射レンズ20の位置を移動させ、建物Tに投射されている表示画像の焦点を調整する。リモコン部3の操作部33を操作することで焦点を合わせることができるため、建物Tに投射される表示画像を建物Tの近くで見ながら、リモコン部3でプロジェクタ本体2を遠隔操作することで焦点を合わせることができる。
外部コネクタ29から入力される画像情報は、建物Tに表示する表示画像の情報である。表示画像の情報としては、静止画の情報、動画の情報がある。
リモコン部3は、色調整部321(後述)により調整された色の表示画像を建物Tに投射するように、プロジェクタ本体2を遠隔操作する。リモコン部3は、建物Tから離れて配置されるプロジェクタ本体2に対して、建物Tの近くから、長距離の遠隔操作を行うことが可能である。リモコン部3は、プロジェクタ本体2との間で、無線による通信を行う。リモコン部3とプロジェクタ本体2との間では、例えば、Bluetooth(登録商標)通信、Wi−Fi(無線LAN)通信等によりデータ通信が行われる。なお、リモコン部3とプロジェクタ本体2との間の通信は、これに限定されず、公共の通信網を利用した携帯端末による通信(モバイル通信)や、トランシーバーによる通信などであってもよい。
表示部34は、現在の各種調整値などを表示する。
色調整部321は、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整する。具体的には、色調整部321は、表示画像の色の調整として、色を僅かに変化させる色の微調整、又は、微調整よりも色を大きく変化させる色の大幅調整を行う。
明度は、色の明るさを表す度合をいう。明度は、人の眼に感じる光の強弱を示す量である。
彩度は、色の鮮やかさの度合いをいう。彩度は、それぞれの色について、白色・灰色・黒色の混ざっている度合であり、これらが混ざらないほど、その色は鮮やかになる。
色相は、赤、黄、緑、青、紫といった色の様相の相違であり、赤、黄、緑、青、紫で区別できる色である。
また、色調整部321により調整される色の微調整は、色の大幅調整の後に行われる調整であって、建物Tに表示された表示画面を最適化するように僅かにする調整である。
また、色調整部321は、例えば、色を鮮やかに見せたい場合には、色を鮮やかに見せるように、彩度を調整する。
また、色調整部321は、例えば、元々の色とは異なる色に変更したい場合には、色相を変更するように調整する。例えば、色調整部321は、色相の調整において、黄色を青色に変更するように調整する。
次に、プロジェクタ装置1の第1動作例の動作について、図4を参照しながら説明する。
図4は、プロジェクタ本体2及びリモコン部3の第1動作例の動作を説明するフローチャートである。
第1動作例では、プロジェクタ装置1における色調整を行う動作について説明する。
次に、プロジェクタ装置1の第2動作例の動作について説明する。
第2動作例では、非破壊検査装置(不図示)により検査された建物Tの内部を、建物Tに表示画像として表示する投射表示方法について説明する。
(1)プロジェクタ装置1は、建物Tに対して表示画像を投射して表示するプロジェクタ本体2と、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整する色調整部321と、色調整部321により調整された色の表示画像を建物Tに投射するように投射部2を遠隔操作するリモコン部3と、を備えている。
そのため、プロジェクタ本体2により建物Tに投射する表示画像の色を調整できる。これにより、建物に表示する表示画像を見やすくすることができる。例えば、建物Tに色が付いている場合において、建物Tの色に応じて表示画像の色を調整することで、建物Tに表示された表示画像を見やすくすることができる。
また、建物Tの色を近くで見ながら、遠くに位置するプロジェクタ本体2を、建物Tの近くからリモコン部3により遠隔操作できる。これにより、建物Tの近くから、建物Tの色に応じて表示画像の色を調整することで、建物Tに表示された表示画像を一層見やすくすることができる。
(1)上述の実施形態において、リモコン部3とプロジェクタ本体2とは、無線で通信を行うように構成したが、これに限定されず、有線で通信を行うようにしてもよい。
2 プロジェクタ本体(投射部)
3 リモコン部(遠隔操作部)
31 測色部
10 第1ガラス基板
241 焦点調整部
321 色調整部
T 建物(被投射物)
Claims (6)
- 被投射物に対して表示画像を投射して表示する投射部と、
前記投射部により被投射物に投射する表示画像の色を調整する色調整部と、
前記色調整部により調整された色の表示画像を被投射物に投射するように前記投射部を遠隔操作する遠隔操作部と、
を備える投射型表示装置。 - 請求項1に記載された投射型表示装置において、
被投射物の所定部分に焦点を合わせるように焦点を調整する焦点調整部を備えること、
を特徴とする投射型表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載された投射型表示装置において、
被投射物の色に関する情報である色値情報を測定する測色部を備え、
前記色調整部は、前記測色部により測定された被投射物の色値情報に基づいて、被投射物に投射する表示画像の色を調整すること、
を特徴とする投射型表示装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された投射型表示装置において、
前記色調整部は、前記投射部又は前記遠隔操作部に備えられること、
を特徴とする投射型表示装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された投射型表示装置において、
前記遠隔操作部と前記投射部とは、有線又は無線で通信を行うこと、
を特徴とする投射型表示装置。 - 非破壊検査装置により被投射物の内部を検査する検査工程と、
前記検査工程の検査結果に基づいて、投射部により表示画像を被投射物に投射して表示する投射工程と、
前記投射工程により被投射物に投射される表示画像の色を調整する色調整工程と、
前記色調整工程により調製された色の表示画像を被投射物に投射するように前記投射部を遠隔操作する遠隔操作工程と、
を備える投射表示方法。
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