JP2017191071A - 分光データ処理装置、撮像装置、分光データ処理方法および分光データ処理プログラム - Google Patents

分光データ処理装置、撮像装置、分光データ処理方法および分光データ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハイパースペクトルイメージングにおいてデータ精度の低下を抑制する。
【解決手段】分光データ処理装置106は、撮像光学系101によりスリット102上に結像された光を分光光学系103により分光して撮像素子104により撮像することで取得された第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時におけるスリットおよび撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューションを行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理と、第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理と、マルチスペクトルデータに対して、撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理とを行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハイパースペクトルイメージング技術に関する。
様々な物体が存在する空間の情報として多数の波長に分光されたスペクトル情報を取得するハイパースペクトルイメージングが知られている。ハイパースペクトルイメージングの方式として、光の干渉縞を取得してコンピュータ上でスペクトルデータを復元する、いわゆるフーリエ分光型方式がある。また、撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により光電変換する撮像系を用いることで、より広い物体空間のスペクトル情報を取得することができる。
特許文献1には、簡素な光学系によりマルチチャンネルフーリエ分光計を構成して分光測定を行うマルチチャンネルフーリエ分光イメージングが開示されている。また、特許文献2には、フーリエ分光型方式においてスペクトル領域でのデコンボリューションを行うことで、高精度な分光スペクトルを取得する手法が開示されている。
特開2015−111169号公報 特開平06−331440号公報
しかしながら、撮像光学系とスリットを用いるマルチチャンネルフーリエ分光イメージングにおいてハイパースペクトルデータを取得する際に以下のような問題がある。すなわち、撮像光学系の収差や回折に起因する像劣化やスリットでのスペクトルの平均化や応答特性に起因するスペクトル劣化によってハイパースペクトルデータの波長分解能、言い換えれば該データの精度が低下する。さらに、分光光学系の光学パラメータや撮像素子の画素パラメータによってもデータ精度が変化する。特許文献1および特許文献2には、ハイパースペクトルイメージングにおいて効果的にデータ精度の低下を回避する手法については開示されていない。
本発明は、ハイパースペクトルイメージングにおいて撮像光学系による像劣化やスリットでのスペクトル劣化によるデータ精度の低下を抑制することができるようにした分光データ処理装置等を提供する。
本発明の一側面としての分光データ処理装置は、撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により撮像することで取得された第1のインターフェログラムデータに対する処理を行う。該分光データ処理装置は、第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時におけるスリットおよび撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューションを行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理手段と、第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理手段と、マルチスペクトルデータに対して、撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理手段とを有することを特徴とする。
なお、撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により光電変換する撮像系と上記分光データ処理装置とを有する撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としての分光データ処理方法は、第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時におけるスリットおよび撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューションを行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理と、第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理と、マルチスペクトルデータに対して、撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理とを含むことを特徴とする。
なお、コンピュータを上記分光データ処理装置として動作させるコンピュータプログラムとしての分光データ処理プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、マルチチャンネルフーリエ分光イメージングにおいて撮像光学系による像劣化やスリットによるスペクトル劣化によるデータ精度の低下を抑制した補正マルチスペクトルデータを取得することができる。
本発明の実施例1である分光データ処理を示すフローチャート。 実施例1の分光データ処理の概念を示す図。 実施例1におけるインターフェログラムの概念を示す図。 実施例1におけるマルチスペクトルデータと撮像光学系のPSFの例を示す図。 本発明の実施例2である分光データ処理を示すフローチャート。 実施例1である分光データ処理を行う対象となる第1のインターフェログラムデータを取得する撮像装置の構成を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図6には、ハイパースペクトルイメージングとしてのマルチチャンネルフーリエ分光イメージングにおいて分光データ処理を行う本発明の実施例1である分光データ処理装置としてのデータ処理部106を含む撮像装置100の構成を示している。撮像装置100は、撮像光学系101と、スリット102と、分光光学系103と、撮像素子104とを有する。これら撮像光学系101、スリット102、分光光学系103および撮像素子104により撮像系が構成される。撮像系は、撮像対象または測定対象である物体105からの光を撮像光学系101により所定幅を有するスリット102上に結像させる。そして、該スリット102を通過したライン状の光を分光光学系103により分光して撮像素子104により一括して撮像(光電変換)することにより、インターフェログラム(干渉縞または干渉像)データと称される分光データを取得する。
インターフェログラムは、特定の波長域または波数域に連続して分布している様々な波長成分の干渉パターンの重ね合せである。本実施例では、撮像素子104により取得されたインターフェログラムデータを、第1のインターフェログラムデータという。ここにいう第1のインターフェログラムデータは、物体105における多数の物点からスリット102内の複数の領域(以下、スリット内領域という)を通過して分光光学系103により分光された光を同時に撮像することで得られた列データである。
物体105とスリット102とがスリット102の幅方向に相対移動することで、物体105における撮像素子104で撮像するスリット状の撮像領域ごとの第1のインターフェログラムデータが時分割で取得される。
分光光学系103としては、インターフェログラムを取得するためのフーリエ分光光学系であることが望ましい。
CPUやMPU等のコンピュータにより構成されるデータ処理部106は、コンピュータプログラムとしての分光データ処理プログラムに従って、図1のフローチャートおよび図2の概念図に示す分光データ処理を行う。図1および図2中のSはステップを示す。データ処理部106は、第1の処理手段、第2の処理手段および第3の処理手段に相当する。
ステップS1では、データ処理部106は、撮像素子104から第1のインターフェログラムデータ(Interferogram 1)を取得する。
このステップS1での第1のインターフェログラムの取得過程は以下に示す式(1)〜(3)のようにモデル化される。
ここで、gは撮像光学系101を通った後の光のスリット102上でのハイパースペクトルキューブデータ、fは理想的なハイパースペクトルキューブデータ、hは撮像光学系101のPSF(点像強度分布関数)、sはスリット特性、dはセンサ特性である。また、Iは第1のインターフェログラムデータ(列データ)であり、Iは第2のインターフェログラムデータ(列データ)である。○の中に×が記された記号はコンボリューションを示す。
このように、本実施例における分光データ処理に用いるために直接取得されるデータは、撮像光学系101、スリット102および分光光学系103を通過して撮像素子104に到達した光から得られる第1のインターフェログラムデータ(I)である。
次にステップS2から、データ処理部106は、第1のインターフェログラムデータに付加されたメタ情報(Exif情報等)から撮像条件に関する情報を取得する。撮像条件に関する情報とは、撮影時(すなわち第1のインターフェログラムデータの取得時)に用いられた撮像光学系(交換レンズ)101を識別するための識別番号(レンズID)や撮像時における撮像光学系101の焦点距離、F値、被写体距離等である。上記レンズID、焦点距離、F値および被写体距離等の組み合わせにより、撮像光学系101のPSFや光学伝達関数(OTF)を特定することができる。OTFは、PSFのフーリエ変換で計算できるPSFの周波数応答であり、PSFとOTFとが有する情報は等価であるため、以下ではPSFを用いる。
また、撮像条件に関する情報には、撮像時におけるスリット102、分光光学系103および撮像素子104に関する情報も含む。スリット102に関する情報は、スリット102の幅等のパラメータである。分光光学系103に関する情報とは、分光光学系103の光学構成を示すパラメータである。ここにいう分光光学系103には、インターフェログラムを取得するための干渉計等も含む。撮像素子104に関する情報とは、画素の形状、ピッチ、開口幅、開口率等のパラメータである。
本実施例では、撮像光学系101のPSFを、折り返し信号が発生しない程度のサンプリングピッチで離散化されたデータとして取得する。このPSFデータは、例えばレンズの設計データ等からコンピュータによるシミュレーションで算出することが望ましい。ただし、画素ピッチが小さい撮像素子を用いて測定してもよい。このときの画素ピッチは、上述したように折り返し信号が発生しない程度の画素ピッチであることが望ましい。
また、撮像素子は有限の幅(辺の長さ)を有するため、撮像素子内において取得される光学像が積算されるという光学特性がある。このことは、空間解像度や波長分解能に影響を与える。コンピュータシミュレーションで撮像光学系101のPSFデータを生成する際には、使用される撮像素子の波長分解能と計測可能な波長領域に応じて波長ごとにPSFを計算することが望ましい。撮像素子の波長分解能が低い場合は、光源の分光特性と撮像素子の波長分解能に基づいて所定の範囲内で波長ごとに計算したOTFを重み付け合成し、波長分解能の代表値として使用することが望ましい。
次にステップS3では、データ処理部106は、撮像条件に関する情報のうちスリット102と撮像素子104に関する情報(第1の情報)に基づいて第1のインターフェログラムデータに対するデコンボリューション(第1のデコンボリューション処理)を行う。具体的には、スリット102の幅からスリット102のOTF等の応答特性を示すスリット特性を求めるとともに、撮像素子104の画素の形状、ピッチ、開口幅、開口率から画素開口特性を示すセンサ特性を求める。そして、これらスリット特性およびセンサ特性を用いてデコンボリューションを行う。これにより、第1のインターフェログラムデータからスリット特性および画素開口特性に起因する劣化成分を除去(または低減)した列データとしての第2のインターフェログラムデータ(Interferogram 2)を生成する。
このステップS3で行われる第1のインターフェログラムデータに対する補正処理としてのデコンボリューションは、式(1)〜(3)を逆の順で解くモデルとして、下記の式(4)で示すようにモデル化される。
ここで

はそれぞれ、フーリエ変換およびフーリエ逆変換を示す。
この補正処理は、既知の情報であるh,s,dおよびIから未知情報であるgを求める問題を解くことに相当する。まず、式(2)および(3)を周波数領域で表記して変形すると、コンボリューション定理より式(4)の[ ]内の式を得ることができる。次に、デコンボリューションによって、第1のインターフェログラムデータからスリット102と撮像素子104による劣化成分を除去した第2のインターフェログラムIに補正することができる。この補正処理の効果を図3に示す。
図3(a),(b)はそれぞれIとIを表し、上方向がスペクトル強度、斜め奥行き方向が波長を示す。図3(c),(d)はそれぞれ、IとIの波長方向での断面を示している。図3(a),(b)において図3(a),(c)に示すIは、スリット102と撮像素子104の影響によってインターフェログラムが劣化することで、正しいスペクトルデータとして取得できていない。一方、図3(b),(d)に示すIは、第1のインターフェログラムデータからスリット内領域ごとのスリット特性およびセンサ特性を用いたデコンボリューションによりスリット102と撮像素子104の影響による劣化を除去した第2のインターフェログラムである。このIでは、Iに比べてスペクトルデータの精度(波長分解能)が向上している。
次にステップS4では、データ処理部106は、第2のインターフェログラムデータ(列データ)に対して1次元フーリエ変換(高速フーリエ変換)を行う。このフーリエ変換を、第2のインターフェログラムデータにおける複数のスリット内領域に対応するデータ領域ごとに行うことにより、スリット状の撮像領域に対応したハイパースペクトルラインデータ(g)に変換される。
このステップS5での処理は、以下の式(5)でモデル化される。
そして、ステップS5において、データ処理部106は、撮像領域ごとに生成したマルチスペクトルラインデータを組み合わせて、つまりは所定の順に並べることで、多波長の画像データとしてのハイパースペクトルキューブデータ(f)に変換する。ハイパースペクトルラインデータおよびハイパースペクトルキューブデータが、マルチスペクトルデータに相当する。
次にステップS6では、データ処理部106は、ハイパースペクトルキューブデータに対して、波長ごとに、撮像光学系101のPSF(第2の情報)を用いたデコンボリューション(補正処理)を行う。これにより、補正マルチスペクトルデータとしての補正ハイパースペクトルキューブデータ(f′)を生成する。補正ハイパースペクトルキューブデータは、ハイパースペクトルキューブデータから撮像光学系101のPSFに起因する劣化成分を除去(または低減)したデータである。データ処理部106は、生成した補正ハイパースペクトルキューブデータを、図6に示したメモリ107に保存したり外部に出力したりする。
図4には、(a)ハイパースペクトルキューブデータと(b)撮像光学系101のPSFとのステップS6でのデコンボリューション時の関係を示している。ステップS6では、図4(a)に示すようにハイパースペクトルキューブデータのうち各ハイパースペクトルラインデータに対応し、かつ複数のスリット内領域のそれぞれに対応するデータ領域ごとに、波長λごとのデコンボリューションを行う。その際に用いる撮像光学系101のPSFは、図4(b)に示すように、スリット内領域(s1,s2,s3,・・・,Sn)ごと、かつ波長λごとに対応するPSFとする。ハイパースペクトルキューブデータに対して撮像光学系101のPSFが同一であるとみなせるシフトインバリアント範囲においては、以下の式(6)で示すデコンボリューションを行うことができる。
なお、ハイパースペクトルキューブデータを波数ごとにデコンボリューションしてもよい。
また、マルチスペクトルラインデータに対して第2のデコンボリューション処理を行って得られた補正マルチスペクトルラインデータを組み合わせる(所定の順に並べる)ことで補正ハイパースペクトルキューブデータを生成してもよい。
本実施例で説明した補正処理は、いわゆるインバースフィルタを用いたデコンボリューション処理である。しかし、実際には除算時の0割やノイズの過大な増幅が発生し得る。そのような場合には、デコンボリューション処理に、ウィナーフィルタ、リチャードソン・ルーシーのアルゴリズム、各種正則化を用いた手法等を用いてもよい。また、撮像光学系101のPSFが同一と見なせない(シフトインバリアントではない)範囲においては、実空間においてデコンボリューションフィルタを切り替えながらデコンボリューション処理を行うことで、良好な補正効果を得ることができる。
本実施例によれば、マルチチャンネルフーリエ分光イメージングにおいて、撮像光学系101による像劣化やスリット102によるスペクトル劣化によるデータ精度(波長分解能)の低下を抑制して、良好な補正ハイパースペクトルキューブデータを得ることができる。
なお、本実施例では、ステップS6での補正処理としてデコンボリューションを行ったが、他の補正処理を行ってもよい。
次に、本発明の実施例2について説明する。図5のフローチャートには、本実施例における分光データ処理の流れを示している。なお、本実施例の撮像装置の構成は、実施例1の撮像装置と同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
ハイパースペクトルイメージングにおいては、様々な用途に応じてハイパースペクトルキューブデータの取得対象となる物体空間が異なり、それに応じて撮像光学系101も異なる。例えば、広角に情報を取得したい場合には撮像光学系101として広角レンズが使用され、また上空から望遠で地上の詳細な情報を取得したい場合には望遠レンズが使用される。このように分光光学系103と撮像素子104に対して、撮像光学系101が交換可能であると撮像装置としての利便性が高い。そして、このような光学系交換タイプの撮像装置では、ハイパースペクトルキューブデータの補正がスペクトル領域と空間領域のそれぞれで独立して行えることが好ましい。
この場合、図5のステップS11に示すように、データ処理部106は、まず実施例1で説明したスリット特性とセンサ特性を用いたデコンボリューションによって第1のインターフェログラムデータを補正した第2のインターフェログラムデータを生成する。
そして、ステップS12において、データ処理部106は、第2のインターフェログラムデータのフーリエ変換を行ってハイパースペクトルラインデータを生成する。さらに、ステップS13において、データ処理部106は、撮像領域ごとのハイパースペクトルラインデータを所定の順に並べることで第1の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成する。
次に、ステップS14において、データ処理部106は、第1の補正ハイパースペクトルキューブデータを、撮像光学系101の光学特性であるPSFを用いて空間領域で補正することで第2の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成する。このときに用いられる撮像光学系101のPSFは、第1のインターフェログラムデータの取得に用いられた撮像光学系101のものである。第2の補正ハイパースペクトルキューブデータが、実施例1でいう補正ハイパースペクトルキューブデータに相当する。
また、常に全物体空間の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成するのではなく、物体空間のうち選択された部分空間領域の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成することも可能である。例えば、第1の補正ハイパースペクトルキューブデータが生成された時点で撮像装置の操作部(タッチパネルやスイッチ等)を通じて物体空間のうち第2の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成する部分空間領域をユーザが選択できるようにすればよい。データ処理部106は、ユーザが指定した部分空間領域に対応する撮像光学系101のPSFを生成して補正処理(デコンボリューション)を行い、第2の補正ハイパースペクトルキューブデータを生成する。
また、この際、第1の補正ハイパースペクトルキューブデータをメモリ107に保存し、第2の補正ハイパースペクトルキューブデータに対する補正処理は保存された第1の補正ハイパースペクトルキューブデータに対して行うようにしてもよい。
本実施例のように、インターフェログラムデータとハイパースペクトルキューブデータとで補正処理を分離することで、撮像条件が同一である場合は同じ光学特性(PSFまたはOTF)を用いればよい。つまり、以前に使用した光学特性をメモリ107に保存しておくことで、再び以前と同じ撮像条件で撮像を行う場合にはその光学特性をわざわざ計算せずにメモリ107から読み出すだけでよい。したがって、ハイパースペクトルキューブデータに対する補正処理の速度を向上させることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
101 撮像光学系
102 スリット
103 分光光学系
104 撮像素子
106 データ処理部

Claims (9)

  1. 撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により撮像することで取得された第1のインターフェログラムデータに対する処理を行う分光データ処理装置であって、
    前記第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時における前記スリットおよび前記撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューションを行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理手段と、
    前記第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理手段と、
    前記マルチスペクトルデータに対して、前記撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理手段とを有することを特徴とする分光データ処理装置。
  2. 前記第1の処理手段は、前記第1のインターフェログラムデータに対して、前記スリット内での複数の領域のそれぞれに対応する前記第1の情報を用いて前記第1のデコンボリューションを行うことを特徴とする請求項1に記載の分光データ処理装置。
  3. 前記第2の処理手段は、前記第2のインターフェログラムデータのうち、前記スリット内での複数の領域のそれぞれに対応するデータ領域ごとに1次元フーリエ変換を行うことで前記マルチスペクトルデータを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の分光データ処理装置。
  4. 前記第3の処理手段は、前記マルチスペクトルデータのうち、前記スリット内での複数の領域のそれぞれに対応するデータ領域ごとに前記補正処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の分光データ処理装置。
  5. 前記補正処理として、波長または波数ごとのデコンボリューションを行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の分光データ処理装置。
  6. 前記第1のインターフェログラムデータにメタ情報として付加された前記第1の情報および前記第2の情報を取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の分光データ処理装置。
  7. 撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により光電変換する撮像系と、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の分光データ処理装置とを有することを特徴とする撮像装置。
  8. 撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により光電変換することで取得された第1のインターフェログラムデータに対する処理を行う分光データ処理方法であって、
    前記第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時における前記スリットおよび前記撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューションを行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理と、
    前記第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理と、
    前記マルチスペクトルデータに対して、前記撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理とを含むことを特徴とする分光データ処理方法。
  9. コンピュータに、撮像光学系によりスリット上に結像された光を分光光学系により分光して撮像素子により光電変換することで取得された第1のインターフェログラムデータに対して処理を行わせるコンピュータプログラムであって、
    前記処理は、
    前記第1のインターフェログラムデータに対して、該第1のインターフェログラムデータの取得時における前記スリットおよび前記撮像素子に関する第1の情報を用いてデコンボリューション処理を行うことで第2のインターフェログラムデータを生成する第1の処理と、
    前記第2のインターフェログラムデータに対してフーリエ変換を行うことでマルチスペクトルデータを生成する第2の処理と、
    前記マルチスペクトルデータに対して、前記撮像光学系の光学伝達関数または点像強度分布関数に関する第2の情報を用いた補正処理を行って補正マルチスペクトルデータを生成する第3の処理とを含むことを特徴とする分光データ処理プログラム。
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