JP2017190916A - 冷凍装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒容器の取り付け固定作業を容易に行うことが可能な冷凍装置の室外ユニットを提供する。
【解決手段】空気調和装置の室外ユニットであって、底フレーム41から上方に離れた位置で主アキュームレータ16を固定するための被固定部分50aを有する仕切板50と、仕切板50の被固定部分50aに対する主アキュームレータ16の位置を定めることが可能な上方支持部材71、螺子固定片72、下方支持部材73、上方爪51、膨出部52および下方爪53と、主アキュームレータ16を仕切板50の被固定部分50aに対して固定するボルト90と、を備えている。
【選択図】図6
【解決手段】空気調和装置の室外ユニットであって、底フレーム41から上方に離れた位置で主アキュームレータ16を固定するための被固定部分50aを有する仕切板50と、仕切板50の被固定部分50aに対する主アキュームレータ16の位置を定めることが可能な上方支持部材71、螺子固定片72、下方支持部材73、上方爪51、膨出部52および下方爪53と、主アキュームレータ16を仕切板50の被固定部分50aに対して固定するボルト90と、を備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、冷凍装置の室外ユニットに関する。
従来より、冷凍装置の室外ユニットの内部には、比較的重量が大きな物である圧縮機やアキュームレータが設けられている。
このような重量物は、室外ユニットの底フレーム上に載置されて固定されるか、または、底フレーム上に固定された架台の上に載置されて固定されるのが一般的である。
これに対して、例えば、特許文献1(特開2014−129916号公報)に記載の室外ユニットでは、室外ユニット内を機械室側と送風機室側とに仕切っている仕切板の側縁に対してレシーバを固定することで、架台を不要とする取り付け構造を提案している。
上記特許文献1に記載のレシーバの取り付け構造によれば、レシーバが底フレームの上面からさらに上方に離れた位置に取り付けることができるため、レシーバと底フレームとの間のスペースを他の構造部品の設置等に利用することが可能になっている。
ところが、特許文献1に記載のレシーバの取り付け構造では、仕切板の側縁に対してレシーバを取り付けるために取付板を用いており、この取付板の一端が仕切板の側縁に固定され、取付板の他端がレシーバの外周面に固定されている。
したがって、取付板とレシーバとの一体化物を持ち上げて仕切板の側縁に固定する場合であっても、仕切板に取付板が固定された状態でレシーバを持ち上げて取付板に固定する場合であっても、重量物であるレシーバを持ち上げた状態で固定作業を行う必要がある。ところが、このようなレシーバやアキュームレータのような重量物である冷媒容器は、持ち上げた状態で所望の固定位置で安定的に保持することが難しく、固定作業が繁雑になることがある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、冷媒容器の取り付け固定作業を容易に行うことが可能な冷凍装置の室外ユニットを提供することにある。
第1の観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、冷媒容器と、底フレームと、被固定部材と、位置決め構造と、固定手段と、を備えている。冷媒容器は、冷媒回路を流れる冷媒を貯留することが可能である。被固定部材は、底フレームから上方に離れた位置で冷媒容器を固定するための被固定部分を有している。位置決め構造は、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置を定めることが可能である。固定手段は、冷媒容器を被固定部材の被固定部分に対して固定する。
冷媒容器としては、冷媒回路において用いられるアキュームレータやレシーバ等が含まれる。なお、位置決め構造としては、特に限定されないが、被固定部材と冷媒容器とを固定するものではなく、位置決め構造により被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が定まっている状態であっても、被固定部材に対して冷媒容器を相対的に移動させることが可能である。このような位置決め構造としては、特に限定されないが、冷媒容器が重量物となりがちであることから、少なくとも上下方向の位置を定めるものであることが好ましい。また、固定手段は、被固定部材に対して冷媒容器を相対的に移動させることができなくなるようにするものであり、特に限定されないが、例えば、螺合による固定や溶接による固定等が含まれる。
この冷凍装置の室外ユニットは、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置を位置決め構造により定めることが可能になる。このため、被固定部分における所望の被固定部分に対して冷媒容器を位置させた状態で、固定手段を用いて被固定部材に対して冷媒容器を固定できる。これにより、冷媒容器を取り付けて固定する作業を容易に行うことが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が位置決め構造によって定められた状態で、固定手段による固定が可能となるように構成されている。
この冷凍装置の室外ユニットでは、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が定まっている状態で、固定手段を用いた固定作業が可能になる。例えば、位置決め手段によって被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が定まっている状態で、固定手段の一例としてのボルトを用いた固定や、固定手段の一例としての溶接による固定等の固定作業を行うことが可能になる。したがって、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が定まっている状態のままで容易に固定作業を行うことが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点または第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、位置決め構造は、位置決め部材と、受け部と、によって構成されている。位置決め部材は、冷媒容器に固定されている。受け部は、被固定部材に設けられており、位置決め部材の少なくとも上下方向の位置を定めることが可能である。
この冷凍装置の室外ユニットでは、被固定部材に設けられている受け部が、冷媒容器に固定されている位置決め部材の上下方向の位置を定める。このため、位置決め部材の上下方向の位置を被固定部材の受け部によって定めさせるだけで、被固定部材に対する冷媒容器の位置を定めることができ、冷媒容器を持ち上げた状態を保つ必要が無い。
第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかに係る冷凍装置の室外ユニットであって、圧縮機をさらに備えている。冷媒容器は、圧縮機よりも上方に配置される。
この冷凍装置の室外ユニットでは、室外ユニットにおける圧縮機の上方の空間を冷媒容器の設置スペースとして有効利用することが可能になる。このため、圧縮機として大型なものを用いる場合や冷媒容器として大型のものを用いる場合であっても、室外ユニット内部の設置スペースをしやすい。
第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットであって、送風機と、ケーシングと、をさらに備えている。ケーシングは、冷媒容器と、送風機と、圧縮機と、を内部に収容している。ケーシングは、底部に底フレームを有している。被固定部材は、仕切板である。仕切板は、ケーシング内を、機械室と、送風機室と、に仕切る。機械室は、圧縮機が配置されている。送風機室は、送風機が配置されている。
この冷凍装置の室外ユニットでは、ケーシング内を機械室と送風機室とに仕切る仕切板を、冷媒容器を固定するための被固定部材として用いることが可能になる。
第1観点に係る冷凍装置の室外ユニットによれば、冷媒容器の取り付け固定作業を容易に行うことが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置の室外ユニットによれば、被固定部材の被固定部分に対する冷媒容器の位置が定まっている状態のままで容易に固定作業を行うことが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置の室外ユニットでは、被固定部材に対する冷媒容器の位置を定めることができ、冷媒容器を持ち上げた状態を保つ必要が無い。
第4観点に係る冷凍装置の室外ユニットによれば、室外ユニットにおける圧縮機の上方の空間を冷媒容器の設置スペースとして有効利用することが可能になる。
第5観点に係る冷凍装置の室外ユニットによれば、仕切板を、冷媒容器を固定するための被固定部材として用いることが可能になる。
以下、本発明に係る冷凍装置の室外ユニットの実施形態およびその変形例について、図面に基づいて説明する。なお、本発明に係る冷凍装置の室外ユニットの具体的な構成は、下記の実施形態およびその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニット2を有する空気調和装置1(冷凍装置)の概略構成図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニット2を有する空気調和装置1(冷凍装置)の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房や暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット3とは、液冷媒連絡管4およびガス冷媒連絡管5を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。また、この冷媒回路6には、本実施形態においては、R32の冷媒が封入されている。なお、冷媒回路6に封入される冷媒は、特に限定されるものではなく、例えば、R32を含有する混合冷媒であってもよいし、HFOその他の単体冷媒または当該単体冷媒を含有する混合冷媒であってもよい。
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮部7と、四路切換弁10と、室外熱交換器11と、膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、主アキュームレータ16と、を有している。なお、四路切換弁10の接続ポートの1つと主アキュームレータ16の入口側とは第1吸入配管21によって接続されている。主アキュームレータ16の出口側と圧縮部7の吸入側(付属アキュームレータ9の入口側)とは、第2吸入配管22によって接続されている。圧縮部7の吐出側と四路切換弁10の接続ポートの他の1つとは吐出配管23によって接続されている。
室内ユニット3は、室内に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室内ユニット3は、主として、室内熱交換器19を有している。
冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。液冷媒連絡管4の一端は、室外ユニット2の液側閉鎖弁13に接続され、液冷媒連絡管4の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器19の液側端に接続されている。ガス冷媒連絡管5の一端は、室外ユニット2のガス側閉鎖弁14に接続され、ガス冷媒連絡管5の他端は、室内ユニット3の室内熱交換器19のガス側端に接続されている。
(2)室外ユニットの構成
(2−1)全体
図2は、室外ユニット2の外観斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(配置構成の説明図)である。図4は、室外ユニット2の前面図(配置構成の説明図)である。図5は、室外ユニット2の機械室S2の構造を示す前面図である。図6は、圧縮部7の防音カバー49のうちの周囲部分49aを除いた室外ユニット2の機械室S2の構造を示す斜視図である。図7は、主アキュームレータ16の斜視図である。図8は、主アキュームレータ16の平面図である。図9は、主アキュームレータ16の左側面図である。図10は、主アキュームレータ16の前面図である。図11は、仕切板50の被固定部分50a周辺を示す概略構成図である。図12は、仕切板50の上方爪51の構造を示す概略断面図である。
(2−1)全体
図2は、室外ユニット2の外観斜視図である。図3は、室外ユニット2の平面図(配置構成の説明図)である。図4は、室外ユニット2の前面図(配置構成の説明図)である。図5は、室外ユニット2の機械室S2の構造を示す前面図である。図6は、圧縮部7の防音カバー49のうちの周囲部分49aを除いた室外ユニット2の機械室S2の構造を示す斜視図である。図7は、主アキュームレータ16の斜視図である。図8は、主アキュームレータ16の平面図である。図9は、主アキュームレータ16の左側面図である。図10は、主アキュームレータ16の前面図である。図11は、仕切板50の被固定部分50a周辺を示す概略構成図である。図12は、仕切板50の上方爪51の構造を示す概略断面図である。
室外ユニット2は、略直方体箱状のケーシング40の内部が鉛直に延びる仕切板50により送風機室S1と機械室S2とに分割されたトランク型の構造と呼ばれるものである。室外ユニット2は、主として、略直方体箱状のケーシング40と、室外ファン15と、圧縮部7や室外熱交換器11等の機器、液側閉鎖弁13やガス側閉鎖弁14等の弁および冷媒管等を含み冷媒回路6の一部を構成する冷媒回路構成部品と、を有している。なお、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「前面」、「背面」は、特にことわりのない限り、図2に示される室外ユニット2を前方から見た場合の方向を意味している。
(2−2)ケーシング
ケーシング40は、主として、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、右前板44と、右側板45と、を有している。
ケーシング40は、主として、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、右前板44と、右側板45と、を有している。
底フレーム41は、ケーシング40の底面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。底フレーム41の下面には、現地設置面に固定される2つの固定脚46が設けられている。
天板42は、ケーシング40の天面部分を構成する横長の略長方形状の板状部材である。
左前板43は、主として、ケーシング40の左前面部分および左側面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。左前板43には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43aが形成されている。また、左前板43には、室外ファン15によってケーシング40の背面側および左側面側から内部に取り込まれた空気を外部に吹き出すための吹出口43bが設けられている。吹出口43bは、ここでは、上下2つ形成されており、それぞれにファングリル47が設けられている。
右前板44は、主として、ケーシング40の右前面部分および右側面の前部を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。また、右前板44は、その左端部が左前板43の右端部にネジ等により固定されている。
右側板45は、主として、ケーシング40の右側面の後部および右背面部分を構成する板状部材であり、その下部が底フレーム41にネジ等により固定されている。そして、左前板43の後端部と右側板45の背面側端部との左右方向間には、室外ファン15によってケーシング40内に吸入される空気の吸入口43cが形成されている。
また、ケーシング40内には、仕切板50が設けられている。仕切板50は、底フレーム41上に配置される鉛直に延びる板状部材であり、ケーシング40の内部を左右2つの空間に仕切るように配置されている。仕切板50は、ケーシング40を上方から見た際に、左前板43の右端部から背面側に向かって延びており、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の室外熱交換器11の右端面まで達している。左前板43の右端部は、仕切板50の前端部にネジ等により固定されている。
このように、ケーシング40は、その内部が仕切板50により送風機室S1と機械室S2とに分割されている。より具体的には、送風機室S1は、底フレーム41と、天板42と、左前板43と、仕切板50とによって囲まれた空間であり、主として、室外ファン15や室外熱交換器11が配置されている。機械室S2は、底フレーム41と、天板42と、右前板44と、右側板45と、仕切板50とによって囲まれた空間であり、主として、室外熱交換器11以外の冷媒回路構成部品が配置されている。
この仕切板50には、図3、図6、図11に示すように、底フレーム41から上方に離れた位置に主アキュームレータ16を固定するための被固定部分50aを有している。この被固定部分50aは、主アキュームレータ16の外形に沿うようにして、主アキュームレータ16の外形と緩衝しない形状となっている。
仕切板50には、図11に示すように、後述する主アキュームレータ16を仮掛けして固定するための、上方爪51、膨出部52、下方爪53が設けられている。上方爪51は、図12に示すように、仕切板50の板厚方向において機械室S2側に切り起こされ、上方と前後両側が開放されるように形成されている。上方爪51には、図6等に示すように、後述する主アキュームレータ16に溶接固定された上方支持部材71の引掛用開口71xが引っ掛けられる。下方爪53は、上方爪51よりも下方に設けられており、仕切板50の板厚方向において機械室S2側に切り起こされ、上方と後ろ側が開放されるように形成されている。この下方爪53には、図6等に示すように、後述する主アキュームレータ16に溶接固定された下方支持部材73の挿入部73aが挿入される。膨出部52は、上方爪51よりも下方であって下方爪53よりも上方に設けられており、仕切板50の板厚方向において機械室S2側に膨出した部分が上下方向に延びるようにして設けられている。膨出部52は、上下方向に沿うように延びており前側を向いた固定側面52aと、上下方向に沿うように延びており後側を向いた支持側面52bと、を有している。固定側面52aは、上下方向に所定の間隔を開けて板厚方向に貫通するようにして設けられた複数の仕切板側螺子穴52xを有している。この膨出部52の固定側面52aは、図6等に示すように、後述する主アキュームレータ16に溶接固定された螺子固定片72が面接触した状態で、膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xと、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xとが重なることで、固定用のボルト90で螺合可能な状態となる。また、膨出部52の支持側面52bには、螺子固定片72のうちの溶接面72b側が面接触した状態となる。
(2−3)室外ファン
室外ファン15は、プロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器11の前側に配置されている。ここでは、室外ファン15は、吹出口43bに対向するように、送風機室S1内に上下2つ配置されている。
室外ファン15は、プロペラファンであり、送風機室S1内の室外熱交換器11の前側に配置されている。ここでは、室外ファン15は、吹出口43bに対向するように、送風機室S1内に上下2つ配置されている。
(2−4)冷媒回路構成部品
圧縮部7は、機械室S2内において、底フレーム41上に設けられている。ここでは、圧縮部7は、圧縮機8および圧縮機8の横に並んで配置される付属アキュームレータ9によって構成されるアキュームレータ付きの圧縮機である。
圧縮部7は、機械室S2内において、底フレーム41上に設けられている。ここでは、圧縮部7は、圧縮機8および圧縮機8の横に並んで配置される付属アキュームレータ9によって構成されるアキュームレータ付きの圧縮機である。
圧縮機8は、略円筒形状のハウジング内に冷媒を圧縮するための圧縮機構および圧縮機構を回転駆動するためのモータが収容された密閉式圧縮機である。圧縮機8は、機械室S2内において仕切板50寄りに配置されている。圧縮機8の上端部には、電気接続用のターミナル81および配管接続用の吐出ノズル82(吐出配管23の一部を構成)が設けられている。具体的には、吐出ノズル82は、圧縮機8の上端近傍の中心付近から上方の延び出すように設けられている。圧縮機8は、ケーシング40を上方から見た際に、機械室S2の仕切板50寄りに配置されており、その底部が複数(ここでは、3つ)の支持部材83を介して底フレーム41上に設けられている。
付属アキュームレータ9は、圧縮機8に吸入される冷媒を一時的に溜めるために圧縮機8の吸入側に接続された略円筒形状の容器であり、主アキュームレータ16の下流側に接続されている。ここでいう「付属アキュームレータ」は、いわゆる、「低圧レシーバ」とも呼ばれる機器である。付属アキュームレータ9の頂部には、配管接続用の吸入ノズル91(第2吸入配管22の一部を構成)が設けられており、付属アキュームレータ9の底部には、圧縮機8の側部に接続される本体連結管92が設けられている。付属アキュームレータ9は、機械室S2の右側面寄りに配置されており、図3に示すように、取付部材89を介して圧縮機8に支持されている。ここで、付属アキュームレータ9の上下方向サイズは圧縮機8よりも小さく、そして、圧縮機8が底フレーム41上に設けられているのに対して、付属アキュームレータ9の底面は底フレーム41から上方に離れた位置に設けられている。このため、付属アキュームレータ9と底フレーム41との上下方向間、すなわち、付属アキュームレータ9の下方には空間が形成されている。また、圧縮部7は、圧縮部7の運転音が外部に漏れることを防止するための防音カバー49によって覆われている。ここで、防音カバー49は、圧縮機8および付属アキュームレータ9の両方をまとめて覆っている。なお、防音カバー49は、圧縮機8および付属アキュームレータ9の周囲を覆う周囲部分49a(図5参照)と、圧縮機8および付属アキュームレータ9の上側を覆う上方カバー部49b(図6参照)と、を有している。
室外熱交換器11は、送風機室S1内に配置されており、室外ファン15によってケーシング40内に取り込まれた空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器11は、ケーシング40を上方から見た際に、略L字形状を有し、ケーシング40の左側面から背面に沿うように配置されている。
また、ケーシング40内の機械室S2の前側近傍には、冷媒連絡管4、5が接続される液側閉鎖弁13およびガス側閉鎖弁14が配置されている。
主アキュームレータ16は、冷媒回路6において、圧縮部7の下流側(具体的には付属アキュームレータ9の下流側)と四路切換弁10との間に設けられたアキュームレータである。この主アキュームレータ16は、図3に示すように、室外ユニット2の機械室S2内において、圧縮部7の圧縮機8の上方であって、機械室S2内における仕切板50寄りに配置されている。また、本実施形態では、主アキュームレータ16は、図6に示すように、仕切板50に固定されている。特に限定されないが、本実施形態では、平面視における主アキュームレータ16の中心が圧縮機8の鉛直方向上方に位置しており、かつ、平面視における圧縮機8の中心が主アキュームレータ16の鉛直方向下方に位置している。主アキュームレータ16の容積は、特に限定されないが、本実施形態では圧縮部7の付属アキュームレータ9より大きく、5倍以上の容積を有している。当該主アキュームレータ16についても、付属アキュームレータ9と同様に、いわゆる「低圧レシーバ」とも呼ばれる機器であり、圧縮部7に送られる冷媒を一時的に溜める略円筒形状の容器である。
主アキュームレータ16は、長手方向が鉛直方向となる姿勢で配置されており、図7、図9、図10に示すように、鉛直方向に延びた円筒部分16aと、円筒部分の下方を覆う下曲面部16bと、円筒部分の上方を覆う上曲面部16cと、を有している。
主アキュームレータ16の上曲面部16cの上端近傍からは、配管接続用の上流側ノズル61と、下流側ノズル62とが、上方に向けて延び出している。このうち、上流側ノズル61は、冷媒流れ方向における主アキュームレータ16の上流側に接続されており、主アキュームレータ16と四路切換弁10とを接続する第1吸入配管21の一部を構成している。この上流側ノズル61は、図6に示すように、第1吸入配管21の他の一部を構成している上流側接続配管63と接続されている。また、下流側ノズル62は、冷媒流れ方向における主アキュームレータ16の下流側に接続されており、主アキュームレータ16と圧縮部7(具体的には付属アキュームレータ9の吸入ノズル91)とを接続する第2吸入配管22の一部を構成している。この下流側ノズル62は、図6に示すように、第2吸入配管22の他の一部を構成している下流側接続配管64と接続されている。
また、主アキュームレータ16の上曲面部16cの上端部分には、冷媒回路6に接続固定される前の主アキュームレータ16を運ぶための吊り金具16dが設けられている。
主アキュームレータ16には、複数個所(本実施形態では3箇所)に、仕切板50に主アキュームレータ16を取り付けて固定するための上方支持部材71、螺子固定片72、下方支持部材73がそれぞれ溶接固定されている。本実施形態では、上方支持部材71、螺子固定片72および下方支持部材73は、いずれも主アキュームレータ16の円筒部分16aに対して溶接固定されている。
上方支持部材71は、引掛部71aと、溶接面71bと、を有している。上方支持部材71は、主アキュームレータ16の円筒部分16aの上方後側に溶接面71bが溶接されることで固定されている。この溶接面71bは、主アキュームレータ16の円筒部分16aの周囲の円弧形状に沿うように湾曲した形状を有している。上方支持部材71の引掛部71aは、溶接面71bよりも上方に延びて広がった板状部分であり、強度向上のため左右方向の両端において上下方向に延びた折り曲げ部71cが設けられている。上方支持部材71の引掛部71aは、主アキュームレータ16の上曲面部16cの上端高さ程度まで上方に延びており、上端近傍においては主アキュームレータ16との間に隙間が生じている。上方支持部材71の引掛部71aの上部(上端より下方)には、板厚方向に貫通した引掛用開口71xが形成されている。引掛用開口71xは、長手方向が左右方向である略矩形の開口であり、引掛用開口71xの左右方向の幅は、仕切板50の上方爪51の左右方向の幅よりも僅かに長い。この上方支持部材71の引掛用開口71xは、後述する仮掛け状態および固定状態において、仕切板50の上方爪51に対して引っ掛けられることになる。
下方支持部材73は、挿入側本体73aと、溶接面73bと、を有している。下方支持部材73は、主アキュームレータ16の円筒部分16aの左下方に溶接面73bが溶接されることで固定されている。この溶接面73bも、主アキュームレータ16の円筒部分16aの周囲の円弧形状に沿うように湾曲した形状を有している。下方支持部材73の挿入側本体73aは、溶接面73bの前側端部から左前側に延びた後、仕切板50の面に沿うように前側に延びた形状を有している。下方支持部材73の挿入側本体73aの前側下方には、前後が部分的にカットされることで下方に延びた形状となっている挿入部73cが形成されている。下方支持部材73の挿入部73cの前後方向の幅は、仕切板50の下方爪53の前後方向の幅よりも僅かに短い。この下方支持部材73の挿入部73cは、後述する仮掛け状態および固定状態において、仕切板50の下方爪53の開放部分に対して挿入されることになる。
螺子固定片72は、鉛直方向である長手方向に沿うように延びた固定面72aおよび溶接面72bを有している。螺子固定片72は、主アキュームレータ16の円筒部分16aの左側であって高さ方向における中央よりやや上に(下方支持部材73の溶接面73bより上方であって、上方支持部材71の溶接面71bと上端が同等高さになる位置に)溶接面72bが溶接されることで固定されている。この溶接面72bも、主アキュームレータ16の円筒部分16aの周囲の円弧形状に沿うように湾曲した形状を有している。螺子固定片72の固定面72aは、溶接面72bの前側端部から左前側に延びており、仮掛け状態および固定状態において仕切板50の膨出部52の固定側面52aと面接触する形状を有している。螺子固定片72の固定面72aは、上下方向に所定の間隔を開けて板厚方向に貫通するようにして設けられた複数の冷媒容器側螺子穴72xを有している。この螺子固定片72の固定面72aは、図6等に示すように、仕切板50の膨出部52の固定側面52aと面接触した状態で、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと、膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xと、が重なることで、固定用のボルト90で螺合可能な状態となる。また、螺子固定片72の溶接面72bは、仕切板50の膨出部52の支持側面52bに対して面接触した状態となる。
(3)主アキュームレータの仕切板に対する仮掛けおよび固定
上述のように、主アキュームレータ16には、仕切板50に固定するための上方支持部材71、螺子固定片72および下方支持部材73が溶接固定されており、上流側ノズル61および下流側ノズル62が固定されている。そして、主アキュームレータ16と、上方支持部材71と、螺子固定片72と、下方支持部材73と、上流側ノズル61と、下流側ノズル62と、が一体化されたアキュームアッシー99が、仕切板50に対して取り付け固定される。
上述のように、主アキュームレータ16には、仕切板50に固定するための上方支持部材71、螺子固定片72および下方支持部材73が溶接固定されており、上流側ノズル61および下流側ノズル62が固定されている。そして、主アキュームレータ16と、上方支持部材71と、螺子固定片72と、下方支持部材73と、上流側ノズル61と、下流側ノズル62と、が一体化されたアキュームアッシー99が、仕切板50に対して取り付け固定される。
すなわち、室外ユニット2の製造時において、上記のアキュームアッシー99を取り付け固定する作業は、既に、室外ユニット2の底フレーム41に対して仕切板50が固定されており、上流側ノズル61および下流側ノズル62が接続される冷媒配管である上流側接続配管63および下流側接続配管64も設置固定された状態において行われる。
そして、主アキュームレータ16を含む上記のアキュームアッシー99は、この状態において、仕切板50に対して仮掛けすることで仕切板50に対する相対位置が定められ、この相対位置が定められた状態でボルト90を用いた固定作業が行われる。これにより、主アキュームレータ16を含む上記のアキュームアッシー99が仕切板50に対して固定される。
(3−1)仮掛けにより相対位置を定める作業
仮掛けによって主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99と仕切板50との相対位置を定める作業では、まず、上方支持部材71の引掛用開口71xが仕切板50の上方爪51に引っ掛かる状態にする。ここで、アキュームアッシー99の重さ全てが仕切板50の上方爪51に掛かる状態とはせず(完全に引っ掛けた状態とはせず)、上方支持部材71の引掛用開口71xに仕切板50の上方爪51を貫通させることにより、仕切板50の上方爪51の縁が上方支持部材71の引掛用開口71xの内縁に当接して、アキュームアッシー99の水平方向への移動範囲(前後左右への移動範囲)が制限される状態とする。次に、この水平方向の移動範囲が制限されている状態において、アキュームアッシー99のうちの上流側ノズル61の先端が上流側接続配管63の端部に合うようにしつつ、アキュームアッシー99のうちの下流側ノズル62の先端が下流側接続配管64の端部に合うように、移動範囲内においてアキュームアッシー99を移動させる。具体的には、上流側ノズル61の鉛直方向下方に向けて延びている部分の下端が、鉛直方向上方に向けて延びている上流側接続配管63の上端に合うように、下流側ノズル62の鉛直方向下方に向けて延びている部分の下端が、鉛直方向上方に向けて延びている下流側接続配管64の上端に合うように、アキュームアッシー99を移動させる。そして、それぞれの冷媒配管の端部の位置が合っている状態で、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に挿入しつつ、上方支持部材71の引掛用開口71xを仕切板50の上方爪51に完全に引っ掛ける。これにより、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99が仕切板50に対して仮掛けされて相対位置が定められた状態となる。なお、この仮掛けされた状態では、螺子固定片72の固定面72aと仕切板50の膨出部52の固定側面52aとが面接触した状態となっており、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なって固定用のボルト90を挿入可能な状態になっている。
仮掛けによって主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99と仕切板50との相対位置を定める作業では、まず、上方支持部材71の引掛用開口71xが仕切板50の上方爪51に引っ掛かる状態にする。ここで、アキュームアッシー99の重さ全てが仕切板50の上方爪51に掛かる状態とはせず(完全に引っ掛けた状態とはせず)、上方支持部材71の引掛用開口71xに仕切板50の上方爪51を貫通させることにより、仕切板50の上方爪51の縁が上方支持部材71の引掛用開口71xの内縁に当接して、アキュームアッシー99の水平方向への移動範囲(前後左右への移動範囲)が制限される状態とする。次に、この水平方向の移動範囲が制限されている状態において、アキュームアッシー99のうちの上流側ノズル61の先端が上流側接続配管63の端部に合うようにしつつ、アキュームアッシー99のうちの下流側ノズル62の先端が下流側接続配管64の端部に合うように、移動範囲内においてアキュームアッシー99を移動させる。具体的には、上流側ノズル61の鉛直方向下方に向けて延びている部分の下端が、鉛直方向上方に向けて延びている上流側接続配管63の上端に合うように、下流側ノズル62の鉛直方向下方に向けて延びている部分の下端が、鉛直方向上方に向けて延びている下流側接続配管64の上端に合うように、アキュームアッシー99を移動させる。そして、それぞれの冷媒配管の端部の位置が合っている状態で、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に挿入しつつ、上方支持部材71の引掛用開口71xを仕切板50の上方爪51に完全に引っ掛ける。これにより、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99が仕切板50に対して仮掛けされて相対位置が定められた状態となる。なお、この仮掛けされた状態では、螺子固定片72の固定面72aと仕切板50の膨出部52の固定側面52aとが面接触した状態となっており、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なって固定用のボルト90を挿入可能な状態になっている。
この仮掛けによって相対位置を定めた状態では、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99は、仕切板50に対して完全に固定されてはおらず、アキュームアッシー99を持ち上げることで仕切板50に対して相対移動が可能な状態となっている。
(3−2)固定作業
上述の仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた際には、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なっており、固定用のボルト90を挿入可能な状態になっている。
上述の仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた際には、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なっており、固定用のボルト90を挿入可能な状態になっている。
この状態で、それぞれの冷媒容器側螺子穴72xと仕切板側螺子穴52xにボルト90を挿入して螺合させることにより、螺子固定片72と膨出部52の固定側面52aとを締結させる固定作業が行われる。
これにより、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99は、仕切板50に対して完全に固定され、主アキュームレータ16を仕切板50に対して相対的に移動させることができない状態になる。
なお、固定作業を終えた状態でも、アキュームアッシー99の重さは、下方支持部材73の挿入部73cを介して仕切板50の下方爪53に作用しつつ、上方支持部材71の引掛用開口71xを介して仕切板50の上方爪51に作用した状態となっている。このため、固定作業を終えた状態では、アキュームアッシー99は、螺子固定片72の固定面72aおよびボルト90を介して仕切板50の膨出部52の固定側面52aにおいて支持されているだけでなく、仕切板50の上方爪51と下方爪53においても支持された状態となっている。
(4)特徴
本実施形態に係る空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
本実施形態に係る空気調和装置1の室外ユニット2には、以下のような特徴がある。
(4−1)
本実施形態の室外ユニット2では、駆動により振動を伴う圧縮機8が、ケーシング40の底フレーム41に固定されている。このため、圧縮機8の固定状態を強固にすることが可能になっている。
本実施形態の室外ユニット2では、駆動により振動を伴う圧縮機8が、ケーシング40の底フレーム41に固定されている。このため、圧縮機8の固定状態を強固にすることが可能になっている。
ここで、このように、機械室S2の下方に圧縮機8を配置した場合には、機械室S2の下方の残りの空間が狭くなり、他の比較的大きな構造部品を配置することが困難になる場合がある。しかし、本実施形態の室外ユニット2では、比較的大きな構造部品である主アキュームレータ16を圧縮機8の上方に配置したため、機械室S2が比較的狭い場合であっても、圧縮機8と主アキュームレータ16の両方を機械室S2内に適切に設置することができている。
特に、本実施形態の室外ユニット2は、室外ファン15が上下に複数並べて配置された構造であり、室外熱交換器11の鉛直方向の長さが比較的長い構造であるため、機械室S2内のスペースは、左右方向や前後方向よりも鉛直方向において確保しやすい。本実施形態では、スペースを確保しやすい鉛直方向に対応するように、主アキュームレータ16と圧縮機8も鉛直方向に並べて配置させることで、機械室S2が狭い場合であっても各機器を収容することを可能にしている。
さらに、本実施形態の圧縮部7は、付属アキュームレータ9が、圧縮機8の側方に配置されている。このため、機械室S2の下方の圧縮部7(付属アキュームレータ9および圧縮機8)以外のスペースは、特に、狭くなっている(付属アキュームレータ9が設けられていない場合と比べて狭くなっている)。このように、機械室S2の下方のスペースが特に狭くなっている場合であっても、主アキュームレータ16を圧縮機8の上方に配置することで、これらの機器の機械室S2内への収容が可能になっている。
また、圧縮機8と主アキュームレータ16との横に並んだ配置構造を避けることができるため、機械室S2をコンパクトにすることができ、室外ユニット2をコンパクトにすることが可能になる。
(4−2)
本実施形態の室外ユニット2では、以上のように、主アキュームレータ16を圧縮機8の上方に配置する場合において、主アキュームレータ16を仕切板50に対して取り付けて固定している。
本実施形態の室外ユニット2では、以上のように、主アキュームレータ16を圧縮機8の上方に配置する場合において、主アキュームレータ16を仕切板50に対して取り付けて固定している。
このため、主アキュームレータ16を取り付け固定する対象として、室外ユニット2の内部を送風機室S1と機械室S2とに仕切っている仕切板50を流用することが可能になっている。
(4−3)
このように主アキュームレータ16を、圧縮機8の上方において仕切板50に取り付けて固定する場合には、取り付け固定作業を行う作業者は、主アキュームレータ16を圧縮機8の上方まで持ち上げる必要がある。ところが、この主アキュームレータ16は重量物であり、室外ユニット2の容量が大きくなるほど重量が増大しがちであり、固定作業を行う際に作業者が主アキュームレータ16の全重量を支え続けることは、作業負担が増大し、煩雑になりがちである。
このように主アキュームレータ16を、圧縮機8の上方において仕切板50に取り付けて固定する場合には、取り付け固定作業を行う作業者は、主アキュームレータ16を圧縮機8の上方まで持ち上げる必要がある。ところが、この主アキュームレータ16は重量物であり、室外ユニット2の容量が大きくなるほど重量が増大しがちであり、固定作業を行う際に作業者が主アキュームレータ16の全重量を支え続けることは、作業負担が増大し、煩雑になりがちである。
これに対して、上記実施形態の室外ユニット2においては、ボルト90を用いた固定作業を、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99が仕切板50に対して仮掛けされて相対位置が定まっている状態で行うことが可能になっている。
このため、主アキュームレータ16を仕切板50に対して取り付け固定する作業を容易に行うことが可能になっている。
しかも、上記実施形態の室外ユニット2では、仮掛けされて相対位置が定まっている状態では、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99は、仕切板50の上方爪51や下方爪53によって支持されているため、固定作業の間、作業者が主アキュームレータ16の全重量を支え続ける必要が無い。
なお、固定作業を終えた状態では、アキュームアッシー99は、螺子固定片72の固定面72aおよびボルト90を介して仕切板50の膨出部52の固定側面52aにおいて支持されているだけでなく、仕切板50の上方爪51と下方爪53においても支持された状態となっている。このため、主アキュームレータ16を含むアキュームアッシー99を、複数個所において支持することが可能になっており、一部に応力が集中してしまう状態を避けて、支持強度を確保しやすくなっている。
(4−4)
本実施形態の室外ユニット2では、仮掛けにより相対位置を定める作業において、上流側ノズル61と上流側接続配管63の端部同士を合わせつつ、下流側ノズル62と下流側接続配管64の端部同士を合わせるように、アキュームアッシー99を水平方向に移動させ際に、上方支持部材71の引掛用開口71xに仕切板50の上方爪51が貫通してアキュームアッシー99の移動範囲を規制することができる。
本実施形態の室外ユニット2では、仮掛けにより相対位置を定める作業において、上流側ノズル61と上流側接続配管63の端部同士を合わせつつ、下流側ノズル62と下流側接続配管64の端部同士を合わせるように、アキュームアッシー99を水平方向に移動させ際に、上方支持部材71の引掛用開口71xに仕切板50の上方爪51が貫通してアキュームアッシー99の移動範囲を規制することができる。
このため、上流側ノズル61と上流側接続配管63の端部同士を合わせつつ、下流側ノズル62と下流側接続配管64の端部同士を合わせるようにアキュームアッシー99を移動させる際に、アキュームアッシー99が仕切板50から完全に離れてしまって、仮掛けにより相対位置を定める作業を初めからやり直さなければならなくなる事態を防ぐことができる。
これにより、仮掛けにより相対位置を定める作業を効率的に行うことが可能になっている。
(5)変形例
(5−1)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業の後に行われる固定作業が、ボルト90を用いた螺合による締結作業である場合を例に挙げて説明した。
(5−1)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業の後に行われる固定作業が、ボルト90を用いた螺合による締結作業である場合を例に挙げて説明した。
これに対して、固定作業は螺子を用いる締結作業に限られるものではなく、例えば、溶接することにより固定作業を行うようにしてもよい。
(5−2)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業でアキュームアッシー99の重みを支える箇所(仕切板50の上方爪51、下方爪53)と、アキュームアッシー99を仕切板50に対して固定する箇所(仕切板50の膨出部52の固定側面52a)とが異なる場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業でアキュームアッシー99の重みを支える箇所(仕切板50の上方爪51、下方爪53)と、アキュームアッシー99を仕切板50に対して固定する箇所(仕切板50の膨出部52の固定側面52a)とが異なる場合を例に挙げて説明した。
これに対して、仮掛けによる相対位置を定める作業でアキュームアッシー99の重みを支える箇所と、アキュームアッシー99を仕切板50に対して固定する箇所とが同じ箇所となるように構成してもよい。
例えば、上記実施形態の室外ユニット2において、アキュームアッシー99の下方支持部材73の挿入部73cと、仕切板50の下方爪53と、の両方に螺子穴を設け、これらの螺子穴をボルトで螺合して締結するようにしてもよい。
(5−3)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定めるための位置決め構造の例として、仕切板50に設けられた上方爪51、下方爪53、アキュームアッシー99側の上方支持部材71の引掛用開口71x、下方支持部材73の挿入部73cが設けられている場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定めるための位置決め構造の例として、仕切板50に設けられた上方爪51、下方爪53、アキュームアッシー99側の上方支持部材71の引掛用開口71x、下方支持部材73の挿入部73cが設けられている場合を例に挙げて説明した。
これに対して、仮掛けによる相対位置を定めるための位置決め構造はこれに限られるものではなく、例えば、仕切板50側に開口が形成されており、アキュームアッシー99側において主アキュームレータ16に溶接固定された引掛用爪が設けられており、アキュームアッシー99側の引掛用爪を仕切板50側の開口に引っ掛けることで仮掛けを行って相対位置を定めるようにしてもよい。
また、仕切板50とは別にアキュームアッシー99を支えることが可能な支持プレートを設け、当該支持プレートにアキュームアッシー99を載置させることで相対位置を定めるようにしてもよい。
(5−4)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた時点で、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なっている場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた時点で、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが重なっている場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた時点で、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとが完全には重なっておらず、わずかにずれており、ボルト90を用いた固定作業を行う際に、螺子固定片72と膨出部52の固定側面52aとを相対的にわずかにずらすことで、複数の冷媒容器側螺子穴72xと複数の仕切板側螺子穴52xとを重ねてボルト90による螺合が可能となるように構成されていてもよい。
なお、仮掛けによる相対位置を定める作業を終えた時点で、螺子固定片72の複数の冷媒容器側螺子穴72xと膨出部52の固定側面52aの複数の仕切板側螺子穴52xとわずかにずれている場合においては、冷媒容器側螺子穴72xと仕切板側螺子穴52xとが少なくとも一部において重なっていることが好ましい。
(5−5)
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業を行う際に、上方支持部材71の引掛用開口71xが仕切板50の上方爪51に少しだけ引っ掛かる状態にして、上流側ノズル61と上流側接続配管63を合わせつつ下流側ノズル62と下流側接続配管64を合わせるようにアキュームアッシー99を移動させた後に、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に挿入する場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、仮掛けによる相対位置を定める作業を行う際に、上方支持部材71の引掛用開口71xが仕切板50の上方爪51に少しだけ引っ掛かる状態にして、上流側ノズル61と上流側接続配管63を合わせつつ下流側ノズル62と下流側接続配管64を合わせるようにアキュームアッシー99を移動させた後に、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に挿入する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、仮掛けによる相対位置を定める作業での順番は特に限定されるものではなく、例えば、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に僅かに挿入し、上方支持部材71の引掛用開口71xが仕切板50の上方爪51に僅かに引っ掛かる状態にして、上流側ノズル61と上流側接続配管63を合わせつつ下流側ノズル62と下流側接続配管64を合わせるようにアキュームアッシー99全体を僅かにしならせた後に、下方支持部材73の挿入部73cを仕切板50の下方爪53の開放部分に完全に挿入しつつ、上方支持部材71の引掛用開口71xを仕切板50の上方爪51に完全に引掛けるようにしてもよい。
(5−6)
上記実施形態においては、圧縮部7が付属アキュームレータ9を有している場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、圧縮部7が付属アキュームレータ9を有している場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、このような付属アキュームレータ9は省略し、アキュームレータとしては主アキュームレータ16のみが設けられた構成としてもよい。
(5−7)
上記実施形態においては、上流側ノズル61や下流側ノズル62が上端から延び出しており、長手方向が鉛直方向である縦に長い形状の主アキュームレータ16を冷媒容器の例として挙げて説明した。
上記実施形態においては、上流側ノズル61や下流側ノズル62が上端から延び出しており、長手方向が鉛直方向である縦に長い形状の主アキュームレータ16を冷媒容器の例として挙げて説明した。
これに対して、冷媒容器の形状は、これに限られず、例えば、長手方向が径方向となるような横に長い形状のものを用いてもよい。
(5−8)
上記実施形態においては、圧縮機8の吸入側に接続された低圧レシーバである主アキュームレータ16を冷媒容器の例として挙げて説明した。
上記実施形態においては、圧縮機8の吸入側に接続された低圧レシーバである主アキュームレータ16を冷媒容器の例として挙げて説明した。
これに対して、冷媒容器としては、冷媒回路における中間圧の冷媒を貯留する中間圧レシーバや、冷媒回路における高圧の冷媒を貯留する高圧レシーバを用いてもよい。
(5−9)
上記実施形態では、トランク型構造の室外ユニット2を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、トランク型構造の室外ユニット2を例に挙げて説明した。
これに対して、室外ユニットとしては、トランク型構造に限定されるものではなく、例えば、室外ファンがケーシングの天面側に配置された上吹き型構造等の他の形式の室外ユニットにおいても、主アキュームレータ16を仕切板50に取り付けて固定するための構造を適用することが可能である。
本発明は、冷媒容器と圧縮機を備えた冷凍装置の室外ユニットにおいて、広く適用可能である。
1 空気調和装置(冷凍装置)
2 室外ユニット
6 冷媒回路
7 圧縮部
8 圧縮機
9 付属アキュームレータ
15 室外ファン(送風機)
16 主アキュームレータ(冷媒容器)
40 ケーシング
41 底フレーム
49 防音カバー
50 仕切板(被固定部材)
50a 被固定部分(被固定部分)
51 上方爪(位置決め構造、受け部)
52 膨出部(位置決め構造、固定手段)
52a 固定側面
52b 支持側面
52x 仕切板側螺子穴
53 下方爪(位置決め構造、受け部)
71 上方支持部材(位置決め構造、位置決め部材)
71a 引掛部
71b 溶接面
71x 引掛用開口
72 螺子固定片(位置決め構造、固定手段)
72a 固定面
72b 溶接面
72x 冷媒容器側螺子穴
73 下方支持部材(位置決め構造、位置決め部材)
73a 挿入側本体
73b 溶接面
73c 挿入部
90 ボルト(固定手段)
99 アキュームアッシー
S1 送風機室
S2 機械室
2 室外ユニット
6 冷媒回路
7 圧縮部
8 圧縮機
9 付属アキュームレータ
15 室外ファン(送風機)
16 主アキュームレータ(冷媒容器)
40 ケーシング
41 底フレーム
49 防音カバー
50 仕切板(被固定部材)
50a 被固定部分(被固定部分)
51 上方爪(位置決め構造、受け部)
52 膨出部(位置決め構造、固定手段)
52a 固定側面
52b 支持側面
52x 仕切板側螺子穴
53 下方爪(位置決め構造、受け部)
71 上方支持部材(位置決め構造、位置決め部材)
71a 引掛部
71b 溶接面
71x 引掛用開口
72 螺子固定片(位置決め構造、固定手段)
72a 固定面
72b 溶接面
72x 冷媒容器側螺子穴
73 下方支持部材(位置決め構造、位置決め部材)
73a 挿入側本体
73b 溶接面
73c 挿入部
90 ボルト(固定手段)
99 アキュームアッシー
S1 送風機室
S2 機械室
Claims (5)
- 冷媒回路(6)を流れる冷媒を貯留することが可能な冷媒容器(16)と、
底フレーム(41)と、
前記底フレームから上方に離れた位置で前記冷媒容器を固定するための被固定部分(50a)を有する被固定部材(50)と、
前記被固定部材の前記被固定部分に対する前記冷媒容器の位置を定めることが可能な位置決め構造(51、52、53、71、72、73)と、
前記冷媒容器を前記被固定部材の前記被固定部分に対して固定するための固定手段(90、72、72x、52、52x)と、
を備えた冷凍装置(1)の室外ユニット(2)。 - 前記被固定部材の前記被固定部分に対する前記冷媒容器の位置が前記位置決め構造によって定められた状態で、前記固定手段による固定が可能となるように構成されている、
請求項1に記載の冷凍装置の室外ユニット。 - 前記位置決め構造は、
前記冷媒容器に固定された位置決め部材(71、73)と、
前記被固定部材に設けられており、前記位置決め部材の少なくとも上下方向の位置を定めることが可能な受け部(51、53)と、
によって構成されている、
請求項1または2に記載の冷凍装置の室外ユニット。 - 圧縮機(8)をさらに備え、
前記冷媒容器は、前記圧縮機よりも上方に配置される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍装置の室外ユニット。 - 送風機(15)と、
前記冷媒容器と、前記送風機と、前記圧縮機と、を内部に収容し、底部に前記底フレーム(41)を有するケーシング(40)と、
をさらに備え、
前記被固定部材は、前記ケーシング内を、前記圧縮機が配置されている機械室(S2)と、前記送風機が配置されている送風機室(S1)と、に仕切る仕切板(50)である、
請求項4に記載の冷凍装置の室外ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081225A JP2017190916A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | 冷凍装置の室外ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081225A JP2017190916A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | 冷凍装置の室外ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017190916A true JP2017190916A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60085951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016081225A Pending JP2017190916A (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | 冷凍装置の室外ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017190916A (ja) |
-
2016
- 2016-04-14 JP JP2016081225A patent/JP2017190916A/ja active Pending
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