JP2017190698A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Takeshi Ueda
健史 上田
井上 陽
Akira Inoe
陽 井上
泰幸 泉
Yasuyuki Izumi
泰幸 泉
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Abstract

【課題】冷媒の圧縮効率を高める。【解決手段】圧縮部は、環状のシリンダと、シリンダの上側を閉塞する上端板と、シリンダの下側を閉塞する下端板と、偏心部を有しモータにより回転される回転軸と、偏心部に嵌合されシリンダの内周面に沿って公転しシリンダ内にシリンダ室を形成するピストンと、シリンダに設けられたベーン溝からシリンダ室内に突出しピストンと当接することでシリンダ室を吸入室と圧縮室に区画するベーンと、圧縮室内に液冷媒を噴射するインジェクション孔と、圧縮室内で圧縮された冷媒を圧縮室内から吐出する吐出孔と、を有する。インジェクション孔の中心は、回転軸の周方向において、ベーン溝の中心線から圧縮機筐体と吸入部との接続位置と反対側へ向かって中心角40°以下の扇形の範囲内に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、ロータリ圧縮機に関する。
ロータリ圧縮機としては、冷媒の圧縮効率を高めるために、シリンダ内での冷媒の圧縮中に圧縮室へ液冷媒(インジェクション液)を噴射するインジェクション孔を備えるものがある。関連技術のロータリ圧縮機としては、上シリンダと下シリンダとの間に配置された中間仕切板にインジェクション孔が設けられた構成や、シリンダにインジェクション孔が設けられた構成が知られている。
特許第3979407号公報 特開2003−343467号公報
上述したロータリ圧縮機では、圧縮室内で圧縮中の冷媒の圧力に抗して、液冷媒が圧縮室内へ噴射される。このため、圧縮サイクルにおいて、圧縮室内へ液冷媒を噴射するタイミングに応じて、圧縮室内へ液冷媒が吸入される吸入量が変動する傾向がある。液冷媒の吸入量の変動に伴って、液冷媒の噴射後に続く圧縮サイクルでの圧縮効率が変動するので、液冷媒の吸入量を適正に設定することで、圧縮効率の変動を抑え、圧縮効率を高めることが望ましい。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、冷媒の圧縮効率を高めることができるロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
本願の開示するロータリ圧縮機の一態様は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体内の下部に配置され前記吸入部から吸入された冷媒を圧縮し前記吐出部から吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体内の上部に配置され前記圧縮部を駆動するモータと、を有し、前記圧縮部は、環状のシリンダと、前記シリンダの上側を閉塞する上端板と、前記シリンダの下側を閉塞する下端板と、偏心部を有し前記モータにより回転される回転軸と、前記偏心部に嵌合され前記シリンダの内周面に沿って公転し前記シリンダ内にシリンダ室を形成するピストンと、前記シリンダに設けられたベーン溝から前記シリンダ室内に突出し前記ピストンと当接することで前記シリンダ室を吸入室と圧縮室に区画するベーンと、前記圧縮室内に液冷媒を噴射するインジェクション孔と、前記圧縮室内で圧縮された冷媒を前記圧縮室内から吐出する吐出孔と、を有するロータリ圧縮機において、前記インジェクション孔の中心は、前記回転軸の周方向において、前記ベーン溝の中心線から前記圧縮機筐体と前記吸入部との接続位置と反対側へ向かって中心角40°以下の扇形の範囲内に配置されることを特徴とする。
本願の開示するロータリ圧縮機の一態様によれば、冷媒の圧縮効率を高めることができる。
図1は、実施例のロータリ圧縮機を示す縦断面図である。 図2は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を示す分解斜視図である。 図3は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を上方から見た横断面図である。 図4は、実施例のロータリ圧縮機の中間仕切板を示す平面図である。 図5は、実施例のロータリ圧縮機において、インジェクション孔の中心角に対するCOPの変化を説明するための図である。
以下に、本願の開示するロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示するロータリ圧縮機が限定されるものではない。
(ロータリ圧縮機の構成)
図1は、実施例のロータリ圧縮機を示す縦断面図である。図2は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を示す分解斜視図である。図3は、実施例のロータリ圧縮機の圧縮部を上方から見た横断面図である。
図1に示すように、ロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10内の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10内の上部に配置され回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、圧縮機筐体10の外周面に固定され密閉された縦置き円筒状のアキュムレータ25と、を備えている。
アキュムレータ25は、吸入部としての上吸入管105及びアキュムレータ上湾曲管31Tを介して上シリンダ121Tの上シリンダ室130T(図2参照)と接続され、吸入部としての下吸入管104及びアキュムレータ下湾曲管31Sを介して下シリンダ121Sの下シリンダ室130S(図2参照)と接続されている。本実施例では、圧縮機筐体10の周方向において、上吸入管105と下吸入管104の位置が重なっており、同一位置に位置する。
モータ11は、外側に配置されたステータ111と、内側に配置されたロータ112と、を備えている。ステータ111は、圧縮機筐体10の内周面に焼嵌め状態で固定されており、ロータ112は、回転軸15に焼嵌め状態で固定されている。
回転軸15は、下偏心部152Sの下方の副軸部151が、下端板160Sに設けられた副軸受部161Sに回転自在に支持され、上偏心部152Tの上方の主軸部153が上端板160Tに設けられた主軸受部161Tに回転自在に支持され、互いに180°の位相差をつけて設けられた上偏心部152T及び下偏心部152Sにそれぞれ上ピストン125T及び下ピストン125Sが支持されることによって、圧縮部12全体に対して回転自在に支持されるとともに、回転によって上ピストン125T及び下ピストン125Sをそれぞれ上シリンダ121T、下シリンダ121Sの内周面に沿って公転運動させる。
圧縮機筐体10の内部には、圧縮部12において摺動する上ピストン125T及び下ピストン125S等の摺動部の潤滑性を確保し、上圧縮室133T(図2参照)及び下圧縮室133S(図2参照)をシールするために、潤滑油18が圧縮部12をほぼ浸漬する量だけ封入されている。圧縮機筐体10の下側には、ロータリ圧縮機1全体を支持する複数の弾性支持部材(図示せず)を係止する取付脚310(図1参照)が固定されている。
図1に示すように、圧縮部12は、上吸入管105及び下吸入104から吸入された冷媒を圧縮し、後述する吐出管107から吐出する。図2に示すように、圧縮部12は、上から、内部に中空空間が形成された膨出部を有する上端板カバー170T、上端板160T、環状の上シリンダ121T、中間仕切板140、環状の下シリンダ121S、下端板160S及び平板状の下端板カバー170Sを積層して構成されている。圧縮部12全体は、上下から略同心円上に配置された複数の通しボルト174,175及び補助ボルト176によって固定されている。
図3に示すように、上シリンダ121Tには、モータ11の回転軸15と同心円上に沿って、上シリンダ内壁123Tが形成されている。上シリンダ内壁123T内には、上シリンダ121Tの内径よりも小さい外径の上ピストン125Tが配置されており、上シリンダ内壁123Tと上ピストン125Tとの間に、冷媒を吸入し圧縮して吐出する上圧縮室133Tが形成される。下シリンダ121Sには、モータ11の回転軸15と同心円上に沿って、下シリンダ内壁123Sが形成されている。下シリンダ内壁123S内には、下シリンダ121Sの内径よりも小さい外径の下ピストン125Sが配置されており、下シリンダ内壁123Sと下ピストン125Sとの間に、冷媒を吸入し圧縮して吐出する下圧縮室133Sが形成される。
図2及び図3に示すように、上シリンダ121Tは、円形状の外周部から、回転軸15の径方向に張り出した上側方突出部122Tを有する。上側方突出部122Tには、上シリンダ室130Tから放射状に外方へ延びる上ベーン溝128Tが設けられている。上ベーン溝128T内には、上ベーン127Tが摺動可能に配置されている。下シリンダ121Sは、円形状の外周部から、回転軸15の径方向に張り出した下側方突出部122Sを有する。下側方突出部122Sには、下シリンダ室130Sから放射状に外方へ延びる下ベーン溝128Sが設けられている。下ベーン溝128S内には、下ベーン127Sが摺動可能に配置されている。
上側方突出部122T及び下側方突出部122Sは、回転軸15の周方向に沿って、所定の突出範囲にわたって形成されている。上側方突出部122S及び下側方突出部122Tは、上シリンダ121T及び下シリンダ121Sの加工時に加工治具に固定するためのチャック用保持部として用いられる。
上側方突出部122Tには、外側面から上ベーン溝128Tと重なる位置に、上シリンダ室130Tに貫通しない深さで上スプリング穴124Tが設けられている。上スプリング穴124Tには上スプリング126Tが配置されている。下側方突出部122Sには、外側面から下ベーン溝128Sと重なる位置に、下シリンダ室130Sに貫通しない深さで下スプリング穴124Sが設けられている。下スプリング穴124Sには下スプリング126Sが配置されている。
また、下シリンダ121Sには、下ベーン溝128Sの径方向外側と圧縮機筐体10内とを連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒を導入し、下ベーン127Sに冷媒の圧力により背圧をかける下圧力導入路129Sが形成されている。また、上シリンダ121Tには、上ベーン溝128Tの径方向外側と圧縮機筐体10内とを開口部で連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒を導入し、上ベーン127Tに冷媒の圧力により背圧をかける上圧力導入路129Tが形成されている。
図3に示すように、上シリンダ121Tの上側方突出部122Tには、上吸入管105と嵌合する上吸入孔135Tが設けられている。下シリンダ121Sの下側方突出部122Sには、下吸入管104と嵌合する下吸入孔135Sが設けられている。
図2に示すように、上シリンダ室130Tは、上下をそれぞれ上端板160T及び中間仕切板140で閉塞されている。下シリンダ室130Sは、上下をそれぞれ中間仕切板140及び下端板160Sで閉塞されている。
図3に示すように、上シリンダ室130Tは、上ベーン127Tが上スプリング126Tに押圧されて上ピストン125Tの外周面に当接することによって、上吸入孔135Tに連通する上吸入室131Tと、上端板160Tに設けられた上吐出孔190Tに連通する上圧縮室133Tと、に区画される。下シリンダ室130Sは、下ベーン127Sが下スプリング126Sに押圧されて下ピストン125Sの外周面に当接することによって、下吸入孔135Sに連通する下吸入室131Sと、下端板160Sに設けられた下吐出孔190Sに連通する下圧縮室133Sと、に区画される。
また、上吐出孔190Tは、上ベーン溝128Tに近接して設けられており、下吐出孔190Sは、下ベーン溝128Sに近接して設けられている。上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内で圧縮された冷媒は、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内から、上吐出孔190T及び下吐出孔190Sを通って吐出される。
中間仕切板140には、図3及び図4に示すように、中間仕切板140の径方向に沿って接続孔140aが形成されており、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内に液冷媒を噴射するためのインジェクション管142が接続孔140aに嵌め込まれている。また、中間仕切板140の上下両面には、接続孔140aに連通すると共に中間仕切板140を厚み方向(回転軸15方向)に貫通するインジェクション孔140bがそれぞれ設けられている。
インジェクション管142の一端部は、圧縮機筐体10の外周面に引き出されており、インジェクション連結管(図示せず)と接続されている。インジェクション連結管には、冷媒循環路から液冷媒が導入される。ロータリ圧縮機1では、インジェクション管142から供給された液冷媒を、中間仕切板140の各インジェクション孔140bから上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内に噴射し、圧縮中の冷媒の温度を下げることで冷媒の圧縮効率を高めている。
図2に示すように、上端板160Tには、上端板160Tを貫通して上シリンダ121Tの上圧縮室133Tと連通する上吐出孔190Tが設けられ、上吐出孔190Tの出口側には、上吐出孔190Tの周囲に上弁座(図示せず)が形成されている。上端板160Tには、上吐出孔190Tの位置から上端板160Tの周方向に溝状に延びる上吐出弁収容凹部164Tが形成されている。
上吐出弁収容凹部164Tには、後端部が上吐出弁収容凹部164T内に上リベット202Tにより固定され前部が上吐出孔190Tを開閉するリード弁型の上吐出弁200T及び後端部が上吐出弁200Tに重ねられて上吐出弁収容凹部164T内に上リベット202Tにより固定され前部が湾曲して(反って)いて上吐出弁200Tの開度を規制する上吐出弁押さえ201T全体が収容されている。
下端板160Sには、下端板160Sを貫通して下シリンダ121Sの下圧縮室133Sと連通する下吐出孔190Sが設けられている。下端板160Sには、下吐出孔190Sの位置から下端板160Sの周方向に溝状に延びる下吐出弁収容凹部(図示せず)が形成されている。
下吐出弁収容凹部には、後端部が下吐出弁収容凹部内に下リベット202Sにより固定され前部が下吐出孔190Sを開閉するリード弁型の下吐出弁200S及び後端部が下吐出弁200Sに重ねられて下吐出弁収容凹部内に下リベット202Sにより固定され前部が湾曲して(反って)いて下吐出弁200Sの開度を規制する下吐出弁押さえ201S全体が収容されている。
互いに密着固定された上端板160Tと膨出部を有する上端板カバー170Tとの間には、上端板カバー室180Tが形成される。互いに密着固定された下端板160Sと平板状の下端板カバー170Sとの間には、下端板カバー室180S(図1参照)が形成される。下端板160S、下シリンダ121S、中間仕切板140、上端板160T及び上シリンダ121Tを貫通し下端板カバー室180Sと上端板カバー室180Tとを連通する冷媒通路孔136が設けられている。
以下に、回転軸15の回転による冷媒の流れを説明する。上シリンダ室130T内において、回転軸15の回転によって、回転軸15の上偏心部152Tに嵌合された上ピストン125Tが、上シリンダ室130Tの外周面(上シリンダ121Tの内周面)に沿って公転することにより、上吸入室131Tが容積を拡大しながら上吸入管105から冷媒を吸入し、上圧縮室133Tが容積を縮小しながら冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒の圧力が上吐出弁200Tの外側の上端板カバー室180Tの圧力より高くなると、上吐出弁200Tが開いて上圧縮室133Tから上端板カバー室180Tへ冷媒が吐出される。上端板カバー室180Tに吐出された冷媒は、上端板カバー170Tに設けられた上端板カバー吐出孔172T(図1参照)から圧縮機筐体10内に吐出される。
また、下シリンダ室130S内において、回転軸15の回転によって、回転軸15の下偏芯部152Sに嵌合された下ピストン125Sが、下シリンダ室130Sの外周面(下シリンダ121Sの内周面)に沿って公転することにより、下吸入室131Sが容積を拡大しながら下吸入管104から冷媒を吸入し、下圧縮室133Sが容積を縮小しながら冷媒を圧縮し、圧縮した冷媒の圧力が下吐出弁200Sの外側の下端板カバー室180Sの圧力より高くなると、下吐出弁200Sが開いて下圧縮室133Sから下端板カバー室180Sへ冷媒が吐出される。下端板カバー室180Sに吐出された冷媒は、冷媒通路孔136及び上端板カバー室180Tを通って上端板カバー170Tに設けられた上端板カバー吐出孔172Tから圧縮機筐体10内に吐出される。
圧縮機筐体10内に吐出された冷媒は、ステータ111外周に設けられた上下に連通する切欠き(図示せず)、又はステータ111の巻線部の隙間(図示せず)、又はステータ111とロータ112との隙間115(図1参照)を通ってモータ11の上方に導かれ、圧縮機筐体10の上部に配置された吐出部としての吐出管107から吐出される。
(ロータリ圧縮機の特徴的な構成)
次に、実施例のロータリ圧縮機1の特徴的な構成について説明する。図4は、実施例のロータリ圧縮機1の中間仕切板140を示す平面図である。
図3及び図4に示すように、本実施例では、冷媒の圧縮効率を高めるために、回転軸15の周方向において、インジェクション孔140bが、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128S(上ベーン127T及び下ベーン127S)側に近づけて配置されている。
具体的には、図3に示すように、回転軸15方向から見たときに、回転軸15の周方向において、インジェクション孔140bの中心は、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128S(上ベーン127T及び下ベーン127S)の中心線から、圧縮機筐体10と上吸入管105及び下吸入管104との接続位置と反対側へ向かって、回転軸15の中心Oまわりの中心角θが40°以下の扇形の範囲内に配置されている。
言い換えると、回転軸15の周方向において、インジェクション孔140bの中心は、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sの中心線から、上シリンダ室130T内及び下シリンダ室130S内での上ピストン125T及び下ピストン125Sの公転方向とは逆方向へ、つまり回転軸15の回転方向とは逆方向へ向かって、回転軸15の中心Oまわりの中心角θが40°以下の扇形の範囲内に配置されている。
また、本実施例では、回転軸15の周方向において、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128S(上ベーン127T及び下ベーン127S)の中心線が、圧縮機筐体10と上吸入管105及び下吸入管104との接続位置の中心線に対して、回転軸15の中心Oまわりに中心角α(°)をなして配置されている。
本実施例で示す中心角θは、回転軸15の周方向において、上吸入管105及び下吸入管104、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sにおける、回転軸15の径方向に沿った各中心線を基準としており、円弧の両端と、回転軸15の中心Oとを結ぶ2つの線分(半径)が作る角度を指している。また、本実施例では、インジェクション孔140bの中心は、図3に示すように、回転軸15の径方向に延びるインジェクション管142の中心線上(インジェクション管142が嵌合される接続孔140aの中心線上)に位置している。なお、インジェクション孔140bの中心は、インジェクション管42の中心線上に位置する構成に限定するものではない。
(インジェクション孔の中心角とCOPとの関係)
インジェクション孔140bの中心角θと、COP(成績係数)との関係について図面を参照して説明する。COPは、ロータリ圧縮機1を用いた空気調和機器、いわゆるエアコンディショナにおけるエネルギ消費効率を示しており、消費電力に対する冷房及び暖房の能力を示す。COPが高いほどエネルギ消費効率が高いことを意味する。図5は、実施例のロータリ圧縮機1において、インジェクション孔140bの中心角θに対するCOPの変化を説明するための図である。図5において、縦軸がCOPを示し、横軸が、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sの中心線に対してインジェクション孔140bの中心がなす中心角θ(°)を示す。
図5は、冷媒として代替フロンHFC(R410A)を用いて、インジェクションを行ってロータリ圧縮機1を運転したときの空気調和機器のCOPを比較した結果である。図5に示すように、COPは、インジェクション孔140bの中心角θが60°のときを基準とした場合、中心角θが40°のときに1.5%程度上昇し、中心角θが20°のときに2.5%程度上昇した。
以上を考慮すると、インジェクション孔140bは、中心角θが、θ≦40°を満たす扇形の範囲内に配置されることで、空気調和機器のCOPが高められ、冷媒の圧縮効率を高める効果が効果的に得られる。また、インジェクション孔140bは、中心角θが、θ≦20°を満たす扇形の範囲内に配置することで、空気調和機器のCOPが更に高められ、圧縮効率が更に高められるので好ましい。インジェクション孔140bは、中心角θが40°を超えて配置された場合には、インジェクションを行ってロータリ圧縮機1を運転したときに空気調和機器のCOPを高める効果が十分に得られず、圧縮効率を効果的に高められないので好ましくない。
すなわち、回転軸15の周方向において、インジェクション孔140bが上述の中心角θを満たすように配置されることで、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内での冷媒の圧縮サイクル後期における最後の1/9サイクル以下(中心角θが40°以下)となるタイミングで液冷媒が噴射されることになる。これにより、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内で圧縮中の冷媒の圧力が吐出圧力近くまで高められた状態で液冷媒が吸入されるので、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内へ吸入される液冷媒の吸入量が上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内の圧力で規制されて、液冷媒の吸入量が適正量まで減少し、液冷媒の噴射後に続く残りの圧縮サイクルで冷媒を圧縮するのに要するエネルギが小さく抑えられる。その結果、液冷媒の噴射後に続く残りの圧縮サイクルが効率的に行われることになり、冷媒の圧縮効率が高められる。
その一方で、インジェクション孔140bを上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sに近接して配置した場合、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sに近接して配置された上吐出孔190T及び下吐出孔190Sの圧力が高いので、インジェクション孔140bから、液冷媒が、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内に入り難くなる。このため、回転軸15方向から見たときに、インジェクション孔140bは、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sに近づけ、かつ、上吐出孔190T及び下吐出孔190Sよりも上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sから、圧縮機筐体10と上吸入管105及び下吸入管104との接続位置とは反対側へ離して配置することが好ましい。
このため、図3に示すように、回転軸15の周方向において、インジェクション孔140bは、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sにそれぞれ近接する上吐出孔190T及び下吐出孔190Sよりも、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sから、圧縮機筐体10と上吸入管105及び下吸入管104との接続位置とは反対側へ離れている。
したがって、インジェクション孔140bは、上述した上吐出孔190T及び下吐出孔190Sとの相対位置に伴って液冷媒が上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内に入り難くなる点を考慮すると、中心角θが15°≦θを満たす扇形の範囲内に配置されることで、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内に液冷媒が適正に導入され、液冷媒の圧縮損失を小さくすることが可能になるので好ましい。すなわち、インジェクション孔140bは、中心角θが15°≦θ≦20°を満たす扇形の範囲内に配置されることが、より一層好ましい。
また、インジェクション孔140bは、回転軸15の周方向において、上側方突出部122T及び下側方突出部122Sが回転軸15の周方向に沿って設けられた突出範囲の一端と、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sとの間に配置されている。
なお、本実施例では、インジェクション孔140bが中間仕切板140の厚み方向(回転軸15方向)に沿って貫通して設けられたが、インジェクション孔140bの中心の軸方向を回転軸15方向に限定するものではない。例えば、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内へ液冷媒を噴射する向き等を調整するために、インジェクション孔140bの中心軸は、上吐出孔190T及び下吐出孔190Sから離れる方向へ液冷媒を噴射するように、中間仕切板140の厚み方向に対して傾斜させてもよい。
(実施例の効果)
上述のように実施例のロータリ圧縮機1におけるインジェクション孔140bの中心は、回転軸15の周方向において、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sの中心線から、圧縮機筐体10と上吸入管105及び下吸入管104との接続位置と反対側へ向かって40°以下の扇形の範囲内に配置されている。これにより、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内での冷媒の圧縮サイクルの後期における最後の1/9サイクル以下(中心角θが40°以下)となるタイミングで液冷媒が噴射され、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内へ吸入される液冷媒の吸入量が適正量まで減少する。その結果、液冷媒の噴射後に続く残りの圧縮サイクルを効率的に行うことが可能になり、冷媒の圧縮効率を高めることができる。
加えて、実施例のロータリ圧縮機1におけるインジェクション孔140bの中心は、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sの中心線から20°以下の扇形の範囲内に配置されることで、液冷媒の吸入量が適正量まで更に減少し、液冷媒の噴射後の圧縮サイクルを更に効率的に行うことが可能になり、冷媒の圧縮効率を更に高めることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1におけるインジェクション孔140bは、回転軸15の周方向において、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sに近接して設けられた上吐出孔190T及び下吐出孔190Sよりも、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sから離れている。これにより、上圧縮室133T内及び下圧縮室133S内へ噴射された液冷媒が上吐出孔190T及び下吐出孔190Sから漏れて逃げることを抑えることができる。
また、実施例のロータリ圧縮機1におけるインジェクション孔140bは、回転軸15の周方向において、上側方突出部122T及び下側方突出部122Sが回転軸15の周方向に沿って設けられた突出範囲の一端と、上ベーン溝128T及び下ベーン溝128Sとの間に配置されている。上述した実施例では、インジェクション孔140bが中間仕切板140に設けられたが、上シリンダ121T及び下シリンダ121Sに設けられてもよい。インジェクション孔140bが上シリンダ121T及び下シリンダ121Sに設けられる構成の場合には、上側方突出部122T及び下側方突出部122Sにインジェクション孔140bが配置されることで、上シリンダ121T及び下シリンダ121Sの径方向に対して、インジェクション管142を嵌合させる接続孔140aの長さを十分に確保することが可能になる。このため、上シリンダ121T及び下シリンダ121Sとインジェクション管142との接続状態の信頼性を高めることができる。
(変形例)
本実施例におけるインジェクション孔140bは、中間仕切板140に設けられたが、上述のように上シリンダ121T及び下シリンダ121Sにそれぞれインジェクション孔140bが設けられてもよく、インジェクション管142及びインジェクション連結管の個数をそれぞれ1つに限定するものではない。また、本実施例は、2シリンダ型のロータリ圧縮機として説明したが、1シリンダ型のロータリ圧縮機に適用されてもよい。
以上、実施例を説明したが、上述した内容により実施例が限定されるものではない。また、上述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、上述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
25 アキュムレータ
105 上吸入管(吸入部)
104 下吸入管(吸入部)
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
121T 上シリンダ
121S 下シリンダ
122T 上側方突出部
122S 下側方突出部
123T 上シリンダ内壁
123S 下シリンダ内壁
125T 上ピストン
125S 下ピストン
126T 上スプリング
126S 下スプリング
127T 上ベーン
127S 下ベーン
128T 上ベーン溝
128S 下ベーン溝
130T 上シリンダ室
130S 下シリンダ室
131T 上吸入室
131S 下吸入室
133T 上圧縮室
133S 下圧縮室
135T 上吸入孔
135S 下吸入孔
140 中間仕切板
140a 接続孔
140b インジェクション孔
142 インジェクション管
151 副軸部
152T 上偏心部
152S 下偏心部
153 主軸部
160T 上端板
160S 下端板
161T 主軸受部
161S 副軸受部
190T 上吐出孔
190S 下吐出孔

Claims (4)

  1. 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体内の下部に配置され前記吸入部から吸入された冷媒を圧縮し前記吐出部から吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体内の上部に配置され前記圧縮部を駆動するモータと、を有し、
    前記圧縮部は、環状のシリンダと、前記シリンダの上側を閉塞する上端板と、前記シリンダの下側を閉塞する下端板と、偏心部を有し前記モータにより回転される回転軸と、前記偏心部に嵌合され前記シリンダの内周面に沿って公転し前記シリンダ内にシリンダ室を形成するピストンと、前記シリンダに設けられたベーン溝から前記シリンダ室内に突出し前記ピストンと当接することで前記シリンダ室を吸入室と圧縮室に区画するベーンと、前記圧縮室内に液冷媒を噴射するインジェクション孔と、前記圧縮室内で圧縮された冷媒を前記圧縮室内から吐出する吐出孔と、を有するロータリ圧縮機において、
    前記インジェクション孔の中心は、前記回転軸の周方向において前記ベーン溝の中心線から前記圧縮機筐体と前記吸入部との接続位置と反対側へ向かって中心角40°以下の扇形の範囲内に配置されることを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記インジェクション孔の中心は、前記回転軸の周方向において前記ベーン溝の中心線から前記吸入部の前記接続位置と反対側へ向かって中心角20°以下の扇形の範囲内に配置されている、
    請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記インジェクション孔は、前記回転軸の周方向において、前記ベーン溝に近接して設けられた前記吐出孔よりも、前記ベーン溝から離れている、
    請求項1または2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 前記シリンダの外周部には、前記ベーン溝を有する側方突出部が前記回転軸の径方向に張り出して設けられ、
    前記インジェクション孔は、前記回転軸の周方向において、前記側方突出部が前記回転軸の周方向に沿って設けられた突出範囲の一端と前記ベーン溝との間に配置されている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロータリ圧縮機。
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