JP2017190688A - タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法 - Google Patents

タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017190688A
JP2017190688A JP2016079424A JP2016079424A JP2017190688A JP 2017190688 A JP2017190688 A JP 2017190688A JP 2016079424 A JP2016079424 A JP 2016079424A JP 2016079424 A JP2016079424 A JP 2016079424A JP 2017190688 A JP2017190688 A JP 2017190688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
alloy
base material
layer
turbine member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016079424A
Other languages
English (en)
Inventor
日野 武久
Takehisa Hino
武久 日野
雅士 高橋
Masashi Takahashi
雅士 高橋
智史 只野
Satoshi Tadano
智史 只野
春樹 大西
Haruki Onishi
春樹 大西
俊幸 田澤
Toshiyuki Tazawa
俊幸 田澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016079424A priority Critical patent/JP2017190688A/ja
Publication of JP2017190688A publication Critical patent/JP2017190688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】き裂の発生およびき裂の進展を抑制し、衝撃特性を向上したタービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法を提供する。
【解決手段】実施の形態のタービン部材は、第1の合金から構成される基材と、前記基材の表面を覆い、第2の合金から構成され、前記基材よりも強度が低いとともに延性が高い表面層とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法に関する。
発電プラントなどに使用されている軸流タービンでは、作動流体が動翼を回転させて、動力が回転力として取り出される。例えば、蒸気タービンの低圧タービンについて、タービン段落の初段から終段に向かって動翼を大幅に長くすると、動翼における作動流体との接触面積が増加する。このような動翼が受ける作動流体の量は増加するため、動翼は作動流体によって効率的に回転される。このように、動翼を長くすることによって、蒸気タービンのタービン効率を向上させることができる。
一方で、動翼が長くなるにつれて、動翼は重くなり、それに伴い動翼に掛かる遠心力は大きくなる。それに応じて、このような動翼の翼根部には、大きな遠心応力が生じる。そのため、このような動翼を構成する材料には、大きな遠心応力に耐えることのできる強度を有することが求められている。
従来から、動翼などのタービン部材に一般的に用いられるマルテンサイト系Fe基合金にW、Co、Reなどの固溶強化元素を添加して、タービン部材を高強度化している。また、マルテンサイト系Fe基合金に添加するC、Nの量の増加や、マルテンサイト系Fe基合金の調質時の熱処理条件の調整によっても、タービン部材の強度を向上させることができる。
「蒸気タービン翼の高性能化技術」、東芝レビュー、Vol.65、No.12、2010年、p.66−67
しかしながら、一般的に、材料の高強度化に伴い、材料の靱性は低下する傾向にある。そのため、強度を高めた材料から構成されるタービン部材では、強度は向上するものの、靱性は低下する。また、作動流体中の異物がタービン部材に衝突すると、タービン部材にはき裂が発生することがある。このとき、靱性の低下したタービン部材では、異物によるき裂がより発生しやすく、さらには、き裂の進展速度が大きくなる。そして、このようなき裂によって、タービン部材は破損することがある。
本発明が解決しようとする課題は、き裂の発生およびき裂の進展を抑制し、衝撃特性を向上したタービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法を提供することである。
実施の形態のタービン部材は、第1の合金から構成される基材と、前記基材の表面を覆い、第2の合金から構成され、前記基材よりも強度が低いとともに延性が高い表面層とを備える。
き裂の発生およびき裂の進展を抑制し、衝撃特性を向上したタービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法を提供することができる。
第1の実施の形態のタービン部材を備える軸流タービンを模式的に示す子午断面図である。 第1の実施の形態のタービン部材を模式的に示す断面図である。 9Cr鋼および12Cr鋼のシャルピー衝撃吸収エネルギを示すグラフである。 第1の実施の形態のタービン部材を製造する肉盛装置の構成を模式的に示す図である。 第2の実施の形態のタービン部材を模式的に示す断面図である。 第2の実施の形態のタービン部材の他の例を模式的に示す断面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のタービン部材を備える軸流タービン10を模式的に示す子午断面図である。ここでは、軸流タービン10として、蒸気タービンの低圧タービンを例示して説明する。
図1に示すように、軸流タービン10は、ケーシング11を備える。ケーシング11内には、タービンロータ12が貫設されている。タービンロータ12には、半径方向外側に周方向に亘って突出され、タービンロータ軸方向(以下、単に軸方向ともいう)に設けられる複数のロータディスク12aが形成されている。ロータディスク12aには、複数の動翼13が周方向に植設され、動翼翼列を構成している。動翼翼列は、軸方向に複数段構成されている。なお、タービンロータ12は、図示しないロータ軸受によって回転可能に支持されている。
ケーシング11の内周には、ダイアフラム外輪14が設置されている。ダイアフラム外輪14の内側には、ダイアフラム内輪15が設置されている。また、ダイアフラム外輪14とダイアフラム内輪15との間には、周方向に亘って複数の静翼16が支持され、静翼翼列を構成している。静翼翼列は、軸方向に動翼翼列と交互に複数段備えられている。そして、静翼翼列と、静翼翼列の直下流側に位置する動翼翼列とで、一つのタービン段落を構成している。
ダイアフラム外輪14とダイアフラム内輪15との間には、環状の蒸気流路17が形成されている。軸流タービン10の主蒸気は、蒸気流路17を流れるとともに、動翼13を回転させて動力を発生させる。
タービンロータ12とケーシング11との間には、蒸気の外部への漏洩を防止するために、グランドシール部18が設けられている。また、タービンロータ12とダイアフラム内輪15との間には、この間を蒸気が軸方向下流側へ通過するのを防止するために、シール部19が設けられている。
また、軸流タービン10には、クロスオーバ管20からの蒸気を軸流タービン10の内部に導入するための蒸気入口管(図示しない)がケーシング11を貫通して設けられている。最終段のタービン段落の下流側には、タービン段落において膨張仕事をした蒸気を排気するための排気流路(図示しない)が設けられている。この排気流路は、復水器(図示しない)に連通されている。
軸流タービン10において、第1の実施の形態のタービン部材は動翼13および静翼16に適用することができる。
なお、ここでは、軸流タービン10として、蒸気タービンの低圧タービンを例示して説明したが、軸流タービン10は蒸気タービンの中圧タービンおよび高圧タービンであってもよい。これらタービンにおいて、第1の実施の形態のタービン部材は、動翼および静翼に適用することができる。
また、ここでは、軸流タービン10として、蒸気タービンを例示して説明したが、軸流タービン10はガスタービンであってもよい。ガスタービンにおいて、第1の実施の形態のタービン部材は、動翼および静翼に適用することができる。
次に、第1の実施の形態のタービン部材について詳しく説明する。
図2は、第1の実施の形態のタービン部材1を模式的に示す断面図である。ここでは、タービン部材1として、動翼を例示して説明する。図2に示す断面図は、周方向に配置された動翼の所定の翼高さにおける、翼高さ方向に垂直な断面を示した図である。
図2に示すように、タービン部材1は、基材2と、基材2の表面2aを覆う表面層3とを備える。表面層3の表面3aは、タービン部材1の表面をなす。ここでは、表面層3が基材2の表面2aの全体を覆う一例について示しているが、表面層3は基材2の表面2aの少なくとも一部を覆っていればよい。表面層3が基材2の表面2aの一部を覆う場合、表面層3は例えば動翼の前縁2bを覆う。
基材2は、第1の合金から構成される。第1の合金としては、Fe基合金またはNi基合金などが挙げられる。Fe基合金としては、例えば12Cr鋼などの耐熱鋼が挙げられる。Ni基合金としては、例えばIN738LC、GTD−111などの析出強化型Ni基超合金が挙げられる。
また、ここでは、基材2が中実である一例について示しているが、基材2は中空であってもよい。基材2が中空である場合には、基材2の内部は空洞である。
基材2の表面2a上に形成される表面層3は、基材2よりも強度が低く、基材2よりも延性が高い。換言すると、表面層3は、基材2よりも靱性が高い。ここで、強度が高いとは、変形が生じにくいことを示し、強度が低いとは、変形が生じやすいことを示す。
また、表面層3は、第2の合金から構成される。第2の合金としては、Fe基合金またはNi基合金などが挙げられる。第1の合金が12Cr鋼などの耐熱鋼である場合、表面層3を構成するFe基合金としては、例えば9Cr鋼などの耐熱鋼が挙げられる。第1の合金がIN738LC、GTD−111などの析出強化型Ni基超合金である場合、表面層3を構成するNi基合金としては、例えばIN625などの固溶強化型Ni基超合金が挙げられる。
図2に示すように、タービン部材1は、表面層3よりも高強度の基材2と、基材2よりも高延性および高靭性の表面層3とから構成される。基材2を構成する第1の合金の組成は、表面層3を構成する第2の合金の組成と異なる。基材2と表面層3とは、基材2の表面2aと表面層3の内面3bとの界面で、基材2を構成する第1の合金と表面層3を構成する第2の合金との金属結合を介して、接合される。
このように、タービン部材1の内部を構成する基材2を高強度にするとともに、タービン部材1の表面を構成する表面層3を高靭性にすることによって、タービン部材1の強度を維持しながら、タービン部材1の表面におけるき裂の発生および進展を抑制することができる。例えば、このような高強度かつ高靭性であるタービン部材1を動翼に適用する場合、動翼を従来より長くしても、タービン部材1を適用した動翼は耐き裂性に優れており、作動流体中の異物に対するタービン部材1の衝撃特性は向上する。そのため、軸流タービン10のタービン効率は向上する。
また、従来のタービン部材には使用することが困難であった強度の非常に高い材料をタービン部材1の基材2に使用することができる。そのため、タービン部材1の強度は、従来よりも向上する。
表面層3の厚さは、100μm以上が好ましく、300μm以上がより好ましい。表面層3の厚さがこのような範囲であると、表面層3は延性および靭性に優れている。また、表面層3の厚さは、2000μm以下が好ましく、1000μm以下がより好ましい。表面層3の厚さがこのような範囲であると、表面層3は容易に形成することができる。
基材2を構成する第1の合金は、表面層3を構成する第2の合金との100℃以上900℃以下における線膨張係数の差が0.1×10−6/℃以上1.3×10−6/℃以下であることが好ましい。第1の合金と第2の合金との線膨張係数の差がこのような範囲であると、線膨張係数の差によってタービン部材1の内部に生じる歪が改善され、タービン部材1におけるき裂の発生および進展、ならびに基材2からの表面層3の剥離が抑制される。
表1には、12Cr鋼から構成される基材2の線膨張係数と9Cr鋼から構成される表面層3の線膨張係数との差を示す。表2には、IN738LCから構成される基材2の線膨張係数とIN625から構成される表面層3の線膨張係数との差を示す。表3には、GTD−111から構成される基材2の線膨張係数とIN625から構成される表面層3の線膨張係数との差を示す。
Figure 2017190688
Figure 2017190688
Figure 2017190688
図3は、9Cr鋼および12Cr鋼のシャルピー衝撃吸収エネルギを示すグラフである。9Cr鋼および12Cr鋼について、JIS Z 2242に準拠したシャルピーの衝撃試験を室温(25℃)で実施して、シャルピー衝撃吸収エネルギを測定した。基材2を構成する12Cr鋼に比べて、表面層3を構成する9Cr鋼のシャルピー衝撃吸収エネルギは大きい。そのため、12Cr鋼から構成される基材2に比べて、9Cr鋼から構成される表面層3は、高い靭性を有し、き裂の発生および進展を抑制することができる。
タービン部材1は、基材2と表面層3との間に設けられ、第1の合金および第2の合金から構成される混合層(図示しない)をさらに備えてもよい。混合層と基材2とは、混合層の内面と基材2の表面2aとの界面で、混合層を構成する第1の合金および第2の合金と基材2を構成する第1の合金との金属結合を介して、接合される。混合層と表面層3とは、混合層の表面と表面層3の内面3bとの界面で、混合層を構成する第1の合金および第2の合金と表面層3を構成する第2の合金との金属結合を介して、接合される。タービン部材1が混合層を備えると、表面層3は混合層を介して基材2に強固に接合されるため、基材2からの表面層3の剥離がさらに抑制される。
また、混合層の内部において、第1の合金に対する第2の合金の存在比(第2の合金/第1の合金)は、混合層の内面から表面に向かって増加する。この存在比は、混合層の内面から表面に向かって、連続的に増加してもよく、非連続的に増加してもよい。基材2と表面層3との剥離を抑えるという観点から、この存在比は連続的に増加することが好ましい。
次に、第1の実施の形態のタービン部材1の製造方法について説明する。第1の実施の形態のタービン部材1の製造方法は、第1の合金から構成される基材2を用意する工程(以下、用意工程ともいう)と、基材2の表面2aに、第2の合金から構成され、基材2よりも強度が低いとともに延性が高い表面層3を形成する工程(以下、形成工程ともいう)とを有する。
用意工程では、第1の合金から構成される基材2を用意する。基材2は、市販品でもよいし、所定の方法によって形成してもよい。
形成工程では、基材2の表面2a上に表面層3を形成する。
図4は、第1の実施の形態のタービン部材1を製造する肉盛装置30の構成を模式的に示す図である。ここでは、エネルギビームとしてレーザビームを用いた肉盛装置30について説明するが、肉盛装置30のエネルギビームはレーザビームに限られるものではない。エネルギビームとしては、レーザビームの他に、電子ビームやイオンビームなどが挙げられる。
図4に示すように、肉盛装置30は、レーザ発振器31と、溶接レーザヘッド32と、レーザ発振器31で発生したレーザ光を溶接レーザヘッド32に導く光ファイバ33とを備える。
また、肉盛装置30は、第2の合金からなる第2の溶加材の粉末34を供給する第2の溶加材供給装置35と、第2の溶加材供給装置35から導出された第2の溶加材の粉末34を溶接レーザヘッド32に導く溶加材供給管36とを備える。さらに、肉盛装置30は、シールドガス37を供給するガス供給装置38と、シールドガス37をガス供給装置38から溶接レーザヘッド32に導くガス供給管39とを備える。
また、後述するように用意工程において肉盛装置30が基材2を形成する場合やタービン部材1が混合層を備える場合、肉盛装置30は、第1の合金からなる第1の溶加材の粉末40を供給する第1の溶加材供給装置41と、第1の溶加材供給装置41から導出された第1の溶加材の粉末40を溶接レーザヘッド32に導く溶加材供給管42とを備える。
レーザ発振器31としては、例えば、半導体レーザ、YAGレーザ、ファイバーレーザ、ディスクレーザなどを使用することができる。
溶接レーザヘッド32は、例えば、基材2に対して肉盛方向に走査することができる。また、基材2を溶接レーザヘッド32に対して走査するように構成してもよい。溶接レーザヘッド32内には、例えば、レーザ発振器31から導かれたレーザ光をレーザビーム43として基材2に照射する光路32bと、第1の溶加材供給装置41から導かれた第1の溶加材の粉末40を基材2に供給する第1の粉末通路32cと、第2の溶加材供給装置35から導かれた第2の溶加材の粉末34を基材2に供給する第2の粉末通路32dと、ガス供給装置38から導かれたシールドガス37を基材2に供給するガス通路32eとが備えられる。
レーザビーム43、第1の溶加材の粉末40、第2の溶加材の粉末34、シールドガス37は、例えば、基材2に対向する溶接レーザヘッド32の端面32aから基材2に、それぞれ照射または供給される。また、溶接レーザヘッド32の端面32aにおいて、第1の溶加材の粉末40を噴出する噴出孔、第2の溶加材の粉末34を噴出する噴出孔、およびシールドガス37を噴出する噴出孔は、例えば、レーザビーム43を出射する出射孔の周囲に周方向に均等に形成される。また、第1の溶加材の粉末40を噴出する噴出孔および第2の溶加材の粉末34を噴出する噴出孔は、例えば、シールドガス37を噴出する噴出孔よりも内側に形成される。
第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34の平均粒径は、第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34を溶融池44に的確に供給して確実に溶融させるために、例えば、45μm以上110μm以下であることが好ましい。なお、平均粒径は、メディアン径である。また、粉末40および粉末34の粒径は、例えば、レーザ回折散乱法などによって測定される。
シールドガス37は、例えば、不活性ガスで構成される。不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、アルゴン、窒素などを使用することができる。
なお、ここでは、肉盛部である表面層3などの酸化を抑制するために、シールドガス37を供給するガス供給装置38とガス供給管39とガス通路32eとからなる系統を備えた一例を示しているが、肉盛装置30はシールドガス37を供給する系統を備えなくてもよい。
次に、形成工程において、肉盛装置30を用いて表面層3を形成する方法について詳しく説明する。
まず、形成しようとする表面層3の3次元CAD図面を表面層3の厚さ方向に対して垂直にスライスして、表面層3をn個(nは1以上の整数)の層に分割し、分割したn個の層に応じたn個のデータを作成する。ここでは、表面層3の厚さ方向における最も低い位置の層を第1の層といい、第1の層上の層を第2の層といい、表面層3の厚さ方向における最も高い位置の層を第nの層という。また、第1の層を示すデータを第1のデータといい、第2の層を示すデータを第2のデータといい、第nの層を示すデータを第nのデータという。
続いて、第1のデータに基づいて、表面層3を構成する第1の層を形成する。具体的には、次のように行う。まず、レーザ発振器31から出射されたレーザ光が、光ファイバ33を通り、溶接レーザヘッド32の光路32bに導かれる。光路32bに導かれたレーザ光は、溶接レーザヘッド32の端面32aの中央からレーザビーム43として、基材2における被肉盛面である基材2の表面2aに向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、基材2の表面2aや後述する第2の溶加材の粉末34に照射される。
また、第2の溶加材供給装置35から溶加材供給管36を介して溶接レーザヘッド32の第2の粉末通路32dに導かれた第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2における被肉盛面である基材2の表面2aに供給される。第2の溶加材の粉末34は、例えば、図4に示すように、レーザビーム43の周囲からレーザビーム43に沿って供給される。
被肉盛面である表面2aに供給された第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43のエネルギによって溶融し、基材2の表面2a上に溶融池44を形成する。そして、第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43のエネルギによって溶融池44で溶融し、その後、温度の低下とともに凝固して溶融物となる。こうして、被肉盛面である基材2の表面2a上に、第2の溶加材の溶融物から構成される第1の層を肉盛溶接によって形成する。nが1の場合には、第1の層が表面層3に相当する。
nが2の場合には、次のようにして、第2の層を形成する。光路32bに導かれたレーザ光は、溶接レーザヘッド32の端面32aからレーザビーム43として、基材2における被肉盛面である第1の層の表面に向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、第1の層の表面や第2の溶加材の粉末34に照射される。
また、第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2における被肉盛面である第1の層の表面に供給される。
被肉盛面である第1の層の表面に供給された第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融し、第1の層の表面上に溶融池を形成する。そして、第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融池で溶融し、その後、溶融物となる。こうして、被肉盛面である第1の層の表面上に、第2の溶加材の溶融物から構成される第2の層を肉盛溶接によって形成する。nが2の場合には、第1の層および第2の層によって表面層3が構成される。
nが3以上の場合には、次のようにして、第nの層を形成する。光路32bに導かれたレーザ光は、レーザビーム43として、基材2における被肉盛面である第n−1の層の表面に向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、第n−1の層の表面や第2の溶加材の粉末34に照射される。
また、第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2における被肉盛面である第n−1の層の表面に供給される。
被肉盛面である第n−1の層の表面に供給された第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融し、第n−1の層の表面上に溶融池を形成する。そして、第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融池で溶融し、その後、溶融物となる。こうして、被肉盛面である第n−1の層の表面上に、第2の溶加材の溶融物から構成される第nの層を肉盛溶接によって形成する。nが3以上の場合には、第1の層、第2の層、・・・第nの層によって表面層3が構成される。
このように、形成工程では、被肉盛面である基材2の表面2aや表面層3を構成するn−1個の層に対して第2の溶加材の粉末34を供給するとともに、第2の溶加材の粉末34にレーザビーム43を照射して、レーザビーム43によって溶融した第2の溶加材の溶融物から構成される表面層3が被肉盛面に造形される。
なお、上記では、溶接レーザヘッド32を介して第2の溶加材の粉末34を被肉盛面に供給する一例を示したが、肉盛装置30はこの構成に限られるものではない。第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32を介さずに、例えば別個に設けられた供給配管から、被肉盛面に供給してもよい。
また、用意工程において、肉盛装置30を用いて基材2を形成することによって、基材2を用意してもよい。基材2は、次のような方法によって形成される。
光路32bに導かれたレーザ光は、溶接レーザヘッド32の端面32aからレーザビーム43として、基材2を形成したい部分に向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、当該部分や後述する第1の溶加材の粉末40に照射される。
また、第1の溶加材供給装置41から溶加材供給管42を介して溶接レーザヘッド32の第1の粉末通路32cに導かれた第1の溶加材の粉末40は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2を形成したい部分に供給される。第1の溶加材の粉末40は、例えば、図4に示すように、レーザビーム43の周囲からレーザビーム43に沿って供給される。
第1の溶加材の粉末40は、レーザビーム43によって溶融し、溶融池を形成する。そして、第1の溶加材の粉末40は、レーザビーム43によって溶融池で溶融し、その後、温度の低下とともに凝固して溶融物となる。こうして、第1の溶加材の溶融物から構成される基材2が肉盛溶接によって造形される。
また、タービン部材1が基材2と表面層3との間に設けられる混合層を備える場合、肉盛装置30を用いて混合層を形成してもよい。混合層は、例えば次のような方法によって形成される。
まず、形成しようとする混合層の3次元CAD図面を混合層の厚さ方向に対して垂直にスライスして、混合層をn個(nは2以上の整数)の層に分割し、分割したn個の層に応じたn個のデータを作成する。ここでは、混合層の厚さ方向における最も低い位置の層を第1の混合層といい、第1の混合層上の層を第2の混合層といい、混合層の厚さ方向における最も高い位置の層を第nの混合層という。また、第1の混合層を示すデータを第1の混合層データといい、第2の混合層を示すデータを第2の混合層データといい、第nの混合層を示すデータを第nの混合層データという。
また、混合層の厚さ方向における低い位置の層から高い位置の層に向かって、第1の合金に対する第2の合金の存在比(第2の合金/第1の合金)は増加する。具体的には、第1の混合層における当該存在比に比べて、第nの混合層における当該存在比は大きい。
続いて、第1の混合層データに基づいて、混合層を構成する第1の混合層を形成する。具体的には、次のように行う。光路32bに導かれたレーザ光は、溶接レーザヘッド32の端面32aからレーザビーム43として、基材2における被肉盛面である基材2の表面2aに向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、基材2の表面2a、ならびに後述する第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34に照射される。
また、第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2における被肉盛面である基材2の表面2aに供給される。
被肉盛面である表面2aに供給された第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融し、基材2の表面2a上に溶融池を形成する。そして、第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融池で溶融し、その後、溶融物となる。こうして、被肉盛面である基材2の表面2a上に、第1の溶加材および第2の溶加材の溶融物から構成される第1の混合層を肉盛溶接によって形成する。
続いて、第nの混合層を次のようにして形成する。光路32bに導かれたレーザ光は、レーザビーム43として、基材2における被肉盛面である第n−1の混合層の表面に向けて出射される。そして、出射されたレーザビーム43は、第n−1の混合層の表面、ならびに第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34に照射される。
また、第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、溶接レーザヘッド32の端面32aから、基材2における被肉盛面である第n−1の混合層の表面に供給される。なお、第1の混合層を形成するときに被肉盛面に供給された第1の溶加材の粉末40の量に比べて、第nの混合層を形成するときに被肉盛面に供給される第1の溶加材の粉末40の量は少ない。また、第1の混合層を形成するときに被肉盛面に供給された第2の溶加材の粉末34の量に比べて、第nの混合層を形成するときに被肉盛面に供給される第2の溶加材の粉末34の量は多い。
被肉盛面である第n−1の層の表面に供給された第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融し、第n−1の層の表面上に溶融池を形成する。そして、第1の溶加材の粉末40および第2の溶加材の粉末34は、レーザビーム43によって溶融池44で溶融し、その後、溶融物となる。こうして、被肉盛面である第n−1の層の表面上に、第1の溶加材および第2の溶加材の溶融物から構成される第nの混合層を肉盛溶接によって形成する。こうして、第1の混合層、・・・第nの混合層から構成される混合層が被肉盛面に造形される。
このように、肉盛装置30を用いて、表面層3、基材2、混合層を肉盛溶接によって形成することができる。また、肉盛装置30を用いて、タービン部材1自体を製造してもよい。なお、上述したように表面層3、基材2、混合層を肉盛溶接によって形成することができれば、肉盛装置30は上記した構成に限られるものではない。
また、肉盛装置30は、鋳造などの製造方法では製造困難であった中空の基材を形成することができる。鋳造などで製造される中実の基材2を備えるタービン部材1に比べて、中空の基材を備えるタービン部材1の重さは軽くなる。このような軽量化したタービン部材1を動翼に適用する場合、動翼に掛かる遠心力は低下する。そのため、基材2に使用される材料の選択性が向上する。
上記したように、第1の実施の形態のタービン部材1およびタービン部材1の製造方法によれば、高強度である基材2の表面2a上に、高延性かつ高靭性であるとともに、基材2と異なる組成を有する表面層3を肉盛溶接することによって、強度および靭性に優れたタービン部材1を得ることができる。高強度かつ高靭性であるタービン部材1は、耐き裂性に優れている。そのため、タービン部材1の破損を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態のタービン部材100aを模式的に示す断面図である。なお、以下に示す実施の形態において、第1の実施の形態のタービン部材1の構成と同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。
第2の実施の形態のタービン部材100aにおいて、基材200の表面200aの構成が異なる以外は、第1の実施の形態のタービン部材1の構成と基本的に同じである。そのため、ここでは、その異なる構成について主に説明する。
ここでは、第1の実施の形態と同様に、タービン部材100aとして、動翼を例示して説明する。図5に示す断面図は、周方向に配置された動翼の所定の翼高さにおける、翼高さ方向に垂直な断面を示した図である。
図5に示すように、第2の実施の形態のタービン部材100aは、基材200と、基材200の表面200aを覆う表面層300とを備える。表面層300の表面300aは、タービン部材100aの表面をなす。
基材200は、表面200aに凹凸構造を備える。この凹凸構造は、規則的であっても、不規則的であってもよい。また、表面層300は、基材200の表面200aの凹凸構造と対向する内面300bに凹凸構造を備える。さらに、表面200aの凹凸構造は、表面層300によって覆われている基材200の表面200aの部分に設けられる。ここでは、凹凸構造が基材200の表面200aの全体に形成される一例について示しているが、凹凸構造は基材200の表面200aの一部に形成されてもよい。例えば表面層300が基材200の表面200aの一部を覆う場合、凹凸構造は表面層300によって覆われている基材200の表面200aの一部に設けられる。
基材200の表面200aに設けられる凹凸構造は、既知の方法によって形成されてもよいし、上記した肉盛装置30によって形成されてもよい。既知の方法とは、例えば、ショットピーニング加工などが挙げられる。
このように、タービン部材1における基材2の表面2aに比べて、タービン部材100aにおける基材200の表面200aの表面粗さは大きい。そのため、タービン部材1に比べて、タービン部材100aにおける基材200と表面層300との密着性は向上する。
図6は、第2の実施の形態のタービン部材の他の例を模式的に示す断面図である。図6に示すタービン部材100bを構成する基材200の表面200aに設けられる凹凸構造は、凹部201と凸部202とから構成される。ここでは、表面200aの凹凸構造は、複数の凹部201と複数の凸部202とから構成される一例について示しているが、表面200aの凹凸構造は、単数の凹部201と単数の凸部202とから構成されてもよい。
基材200の凹部201において、タービン部材100bの内部から表面に向かって、タービン部材100bの表面に沿った凹部201の幅は狭まっており、凹部201の幅の方向に沿った凹部201の断面は逆扇状である。また、基材200の凸部202において、タービン部材100bの内部から表面に向かって、タービン部材100bの表面に沿った凸部202の幅は広がっており、凸部202の幅の方向に沿った凸部202の断面は扇状である。
また、表面層300は、内面300bに凹凸構造を備える。表面層300の内面300bに形成される凹凸構造は、凹部301と凸部302とから構成される。ここでは、内面300bの凹凸構造は、複数の凹部301と複数の凸部302とから構成される一例について示しているが、内面300bの凹凸構造は、単数の凹部301と単数の凸部302とから構成されてもよい。
表面層300の凹部301において、タービン部材100bの内部から表面に向かって、タービン部材100bの表面に沿った凹部301の幅は広がっており、凹部301の幅の方向に沿った凹部301の断面は扇状である。また、表面層300の凸部302において、タービン部材100bの内部から表面に向かって、タービン部材100bの表面に沿った凸部302の幅は狭まっており、凸部302の幅の方向に沿った凸部302の断面は逆扇状である。
基材200の表面200aに形成される凸部202は、表面層300の内面300bに形成される凹部301内に設けられる。そして、基材200の凸部202と表面層300の凹部301とは互いに嵌合する。また、表面層300の内面300bに形成される凸部302は、基材200の表面200aに形成される凹部201内に設けられる。そして、表面層300の凸部302と基材200の凹部201とは互いに嵌合する。
このように、基材200および表面層300は、基材200の表面200aと表面層300の内面300bとの界面で、基材200を構成する第1の合金と表面層300を構成する第2の合金との金属結合を介して接合されるとともに、基材200の凸部202および表面層300の凹部301、ならびに表面層300の凸部302および基材200の凹部201の物理的な嵌合によっても接合される。そのため、タービン部材1,100aに比べて、タービン部材100bにおける基材200と表面層300との密着性はさらに向上する。
また、タービン部材100a,100bは、上記した混合層(図示しない)を備えてもよい。混合層は、基材200と表面層300との間に設けられ、第1の合金および第2の合金から構成される。
上記したように、第2の実施の形態のタービン部材100a,100bによれば、表面200aに凹凸構造を備える基材200上に表面層300を設けることによって、優れた強度および靭性を有することができる。また、基材2の表面2aの表面粗さに比べて、基材200の表面200aの表面粗さは大きい。そのため、タービン部材100a,100bにおいて、基材200と表面層300との密着性が向上し、基材200からの表面層300の剥離がさらに抑制される。
以上説明した実施の形態によれば、き裂の発生およびき裂の進展を抑制し、衝撃特性を向上したタービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,100a,100b…タービン部材、2,200…基材、2a,200a…表面、2b…前縁、3,300…表面層、3a,300a…表面、3b,300b…内面、10…軸流タービン、11…ケーシング、12…タービンロータ、12a…ロータディスク、13…動翼、14…ダイアフラム外輪、15…ダイアフラム内輪、16…静翼、17…蒸気流路、18…グランドシール部、19…シール部、20…クロスオーバ管、30…肉盛装置、31…レーザ発振器、32…溶接レーザヘッド、32a…端面、32b…光路、32c…第1の粉末通路、32d…第2の粉末通路、32e…ガス通路、33…光ファイバ、34…第2の溶加材の粉末、35…第2の溶加材供給装置、36…溶加材供給管、37…シールドガス、38…ガス供給装置、39…ガス供給管、40…第1の溶加材の粉末、41…第1の溶加材供給装置、42…溶加材供給管、43…レーザビーム、44…溶融池、201,301…凹部、202,302…凸部。

Claims (11)

  1. 第1の合金から構成される基材と、
    前記基材の表面を覆い、第2の合金から構成され、前記基材よりも強度が低いとともに延性が高い表面層と
    を備えることを特徴とするタービン部材。
  2. 前記基材は、その表面に凹凸構造を備えることを特徴とする請求項1に記載のタービン部材。
  3. 前記第1の合金は、前記第2の合金との100℃以上900℃以下における線膨張係数の差が0.1×10−6/℃以上1.3×10−6/℃以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のタービン部材。
  4. 前記基材と前記表面層との間に設けられ、前記第1の合金および前記第2の合金から構成され、前記第1の合金に対する前記第2の合金の存在比がその内面からその表面に向かって増加する混合層をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタービン部材。
  5. 前記第1の合金および前記第2の合金はFe基合金であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタービン部材。
  6. 前記第1の合金および前記第2の合金はNi基合金であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のタービン部材。
  7. ケーシングと、
    前記ケーシング内に設けられ、ロータディスクをタービンロータ軸方向に複数有するタービンロータと、
    前記ロータディスクに周方向に植設される複数の動翼と、
    前記ケーシング内に設けられ、ダイアフラム外輪とダイアフラム内輪との間に周方向に亘って支持される複数の静翼と、
    を備える軸流タービンであって、
    前記動翼および前記静翼の少なくとも一方が請求項1乃至6のいずれか1項に記載のタービン部材であることを特徴とする軸流タービン。
  8. 第1の合金から構成される基材を用意する工程と、
    前記基材の表面に、第2の合金から構成され、前記基材よりも強度が低いとともに延性が高い表面層を形成する工程と
    を有することを特徴とするタービン部材の製造方法。
  9. 前記表面層を形成する工程において、前記基材における被肉盛面に前記第2の合金からなる第2の溶加材を供給するとともに、前記第2の溶加材にエネルギビームを照射し、前記第2の溶加材の溶融物から構成される前記表面層を形成することを特徴とする請求項8に記載のタービン部材の製造方法。
  10. 前記基材を用意する工程において、前記第1の合金からなる第1の溶加材にエネルギビームを照射し、前記第1の溶加材の溶融物から構成される前記基材を形成することを特徴とする請求項8または9に記載のタービン部材の製造方法。
  11. 前記エネルギビームはレーザビームであることを特徴とする請求項9または10に記載のタービン部材の製造方法。
JP2016079424A 2016-04-12 2016-04-12 タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法 Pending JP2017190688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016079424A JP2017190688A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016079424A JP2017190688A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017190688A true JP2017190688A (ja) 2017-10-19

Family

ID=60085189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016079424A Pending JP2017190688A (ja) 2016-04-12 2016-04-12 タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017190688A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020174523A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 中国電力株式会社 析出強化型鋳造合品の溶接補修方法
WO2020174525A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 中国電力株式会社 析出強化型鋳造合品の溶接補修方法
WO2022055865A1 (en) * 2020-09-10 2022-03-17 General Electric Company Nozzle segment, steam turbine with diaphragm of multiple nozzle segments and method for assembly thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020174523A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 中国電力株式会社 析出強化型鋳造合品の溶接補修方法
WO2020174525A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 中国電力株式会社 析出強化型鋳造合品の溶接補修方法
WO2022055865A1 (en) * 2020-09-10 2022-03-17 General Electric Company Nozzle segment, steam turbine with diaphragm of multiple nozzle segments and method for assembly thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10865647B2 (en) Turbo-machine impeller manufacturing
JP6186219B2 (ja) エアフォイル製造システム及び方法
US8993923B2 (en) System and method for manufacturing an airfoil
US9950388B2 (en) Method of producing an integrally bladed rotor for a turbomachine
EP3058177B1 (en) Method of forming a component of a gas turbine engine
US7984547B2 (en) Method for manufacturing and/or repairing components for gas turbines
JP6725751B2 (ja) ターボ機械インペラーを製造するための方法
JP5981691B2 (ja) 傾斜機能材料を用いたジャケットインペラ及びその作製方法
US20090060735A1 (en) Turbine rotor apparatus and system
JP6446267B2 (ja) ロータシールワイヤの溝補修
JP2019031275A (ja) エアフォイル及びエアフォイルを製造する方法
JP2017190688A (ja) タービン部材、軸流タービン、およびタービン部材の製造方法
JP6475701B2 (ja) 中空金属部品及びその製造方法
CA2740094A1 (en) Method for connecting at least one turbine blade to a turbine disk or a turbine ring
US11168566B2 (en) Turbine blade comprising a cavity with wall surface discontinuities and process for the production thereof
JP2017214909A (ja) タービン部品の製造方法およびタービン部品
US20150211372A1 (en) Hot isostatic pressing to heal weld cracks
US9416671B2 (en) Bimetallic turbine shroud and method of fabricating
JP2005344527A (ja) 蒸気タービンロータおよびその製造方法
JP4959744B2 (ja) 蒸気タービン用タービンロータ及び蒸気タービン
JP2015117626A (ja) タービン動翼、タービンおよびタービン動翼の製造方法
US9931719B2 (en) Method for repairing a receiving hook for guide vanes
JP2015187411A (ja) 動翼一体型タービンロータ、蒸気タービンおよび動翼一体型タービンロータの製造方法
JP6815979B2 (ja) ノズル、および、その製造方法
JP2015529769A (ja) ターボ機械部品を補修する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171201