JP2017190592A - 給水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な無線通信機能を有する給水装置を提供する。【解決手段】本発明の給水装置は、給水対象に給水するための給水装置である。この給水装置は、給水装置本体に固定されてポンプを運転制御するメインボードと、給水装置に固定されて外部装置と無線通信するための無線通信回路が形成された無線通信回路領域を有する無線通信ボードと、を備える。そして、無線通信ボードにおける少なくとも無線通信回路領域は、樹脂で形成された樹脂製固定部によって給水装置本体に固定されている。【選択図】図9

Description

本発明は、給水装置に関する。
従来、建物に給水するポンプ装置として、屋外に設置できるキャビネット型のポンプ装置が知られている。キャビネット型のポンプ装置では、ポンプとこのポンプを制御するポンプ制御ユニットとがキャビネットに収容されて雨風から保護される。キャビネットは、ポンプおよびポンプ制御ユニットを保護できるように耐久性、堅牢性が求められ、例えば金属鋼板によって箱状に形成される(例えば特許文献1参照)。
キャビネットは、一般的に、組立およびメンテナンスなどのためにキャビネット本体と着脱可能なカバーとにより構成される。また、この場合には、安全のために、メンテナンス作業員などの技師によってカバーの着脱がなされ、徒にカバーの着脱がされないように、キャビネットは例えば鍵を付けて設計される。こうしたキャビネットでは、カバーがキャビネット内のポンプおよびポンプ制御ユニットと干渉しないように、それらから多少の隙間を設けて配置される。
また、従来、ポンプ装置として、無線通信機能を備えたものが知られている(例えば特許文献2参照)。このポンプ装置では、無線通信によって、外部装置からポンプ操作用の各種指令信号を受信したり、ポンプの運転状態に関する信号を外部装置に送信したりする。このように無線通信される情報はポンプを制御するメインボードで取り扱われる情報であるため、一般に、無線通信機能のための電子回路は、メインボードと同じ基板に設けられる。
さらに、こうしたメインボードなどは、一般にプリント基板で形成される。プリント基板は電子部品が実装されており、ポンプなどの機械に比べて寿命が短い傾向がある。故障により突発的な断水を避けるためにも定期的なメンテナンスにて、メインボード等の基板の交換を行う。そのため、ポンプ装置のプリント基板は設置後に数年間経過した後でもポンプ装置本体に対して着脱可能に固定される必要がある。従来、メインボードなどのプリント基板は、ポンプ装置本体に対して固定が解除されないようにと、交換時にビスの頭が潰れて脱着が困難とならないようにとの理由から金属製のビスを用いて固定されている(例えば特許文献3参照)。
特許第5208457号明細書 特開2005−171788号公報 特開2008−166389号公報
キャビネットのカバーを着脱することなく外部装置を用いて給水装置の一部の操作および情報の表示が可能なように、給水装置に無線通信機能を備えることが考えられる。しかし、キャビネット内に無線通信機能のための電子回路を設ける場合には、金属製のキャビネットによって無線通信機能が阻害されないように電子回路を配置する必要がある。一方で、キャビネットの外部に無線通信用の電子回路を設けると、電子回路および配線の防水対策を講じる必要が生じる。
また、無線通信機能のための電子回路を金属製のビス等でポンプ装置本体に固定すると、金属製のビスによってデータ通信が阻害されるおそれがある。さらに、特に、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)の技術を用いた無線通信では、外部装置と無線通信用の電子回路との距離が大きいとデータ通信が確保できない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、良好な無線通信機能を有する給水装置を提供することを目的とする。
(手段1)
本発明の給水装置は、給水対象に給水するための給水装置である。この給水装置は、給水装置本体に固定されてポンプを運転制御するメインボードと、給水装置本体に固定されて外部装置と無線通信するための無線通信回路が形成された無線通信回路領域を有する無線通信ボードと、を備える。そして、無線通信ボードにおける少なくとも無線通信回路領域は、樹脂で形成された樹脂製固定部によって給水装置本体に対して着脱可能に固定されている。
かかる給水装置によれば、メインボードと無線通信ボードとが別々に設けられているので、無線通信ボードをデータ通信に適した場所に配置することができ、良好な無線通信機能を実現することができる。そして、この無線通信回路領域は、樹脂で形成された樹脂製固定部により給水装置本体に対して固定されるので、無線通信ボードによる通信機能が金属によって阻害されず、通信機能を良好にすることができる。
(手段2)
手段1に記載の給水装置であって、メインボードは、金属で形成された金属製固定部により給水装置本体に対して固定されてもよい。
こうすれば、無線通信回路領域による通信機能を良好にすることができるとともに、給水装置本体に対してメインボードをより確実に固定することができる。また、メインボードの固定について、経年劣化の影響を小さくできる。
(手段2)
手段1に記載の給水装置であって、少なくとも給水装置本体、メインボード、及び、無線通信ボードを収容するベース体と、ベース体に着脱自在に取り付けられるカバーと、を有するキャビネット、を更に備えてもよい。また、カバーは、キャビネット内の無線通信ボードに対応する位置に開口を有するカバー本体と、開口を覆うプレート部と、を有してもよい。そして、プレート部は、紫外線を遮断する樹脂で形成されてもよい。
こうすれば、無線通信ボードは、カバーのプレート部を通じて外部装置と通信することができ、キャビネットのカバーが閉じられた状態において無線通信ボードによる通信機能を良好にすることができる。しかも、プレート部は、紫外線を遮断する樹脂で形成されているので、無線通信ボード及び樹脂製固定部が紫外線により劣化するのを抑制することができる。
(手段4)
手段1から3に記載の給水装置であって、無線通信ボードは、対向する第1側面と第2側面とを有し、給水装置本体における支持面に面して固定されてもよい。また、樹脂製固定部は、支持面から突出して第1側面側から無線通信ボードの被掛止面を掛止する第1爪部と、支持面から突出して第2側面側から無線通信ボードの被掛止面を掛止する第2爪部と、を有してもよい。そして、第1爪部は、被掛止面に沿って第1距離にわたり延在し、第2爪部は、被掛止面に沿って第1距離より長い第2距離にわたり延在してもよい。
こうすれば、第2爪部により無線通信ボードを掛止させた後に、第1爪部により無線通
信ボードを掛止させることができ、無線通信ボードを容易に支持面に着脱することができる。また、無線通信ボードにビス穴などを開けなくてもよいため、無線通信ボード全体に電子回路を形成することができ、無線通信機能を良好にすることができる。
(手段5)
手段4に記載の給水装置であって、第1爪部は、支持面から突出して第1側面と当接可能な第1爪脚部と、第1爪脚部から無線通信ボードの被掛止面に沿って第1距離にわたり延在する第1掛止部と、を有してもよい。また、第2爪部は、支持面から突出して第2側面と当接可能な第2爪脚部と、第2爪脚部から無線通信ボードの被掛止面に沿って第2距離にわたり延在する第2掛止部と、を有してもよい。そして、第1爪脚部における第1側面に当接可能な脚側面と第2掛止部の先端との距離は、第1側面と第2側面との距離より大きく、第2爪脚部における第2側面に当接可能な脚側面と第1掛止部の先端との距離は、第1側面と第2側面との距離より小さくてもよい。
こうすれば、無線通信ボードの第2側面と第2爪脚部とが当接しているおきには、第1爪部によって無線通信ボードは掛止されないので、第1爪部および第2爪部を撓ませたりしなくても無線通信ボードを支持面に対して着脱することができる。このため、着脱に伴う第1爪部および第2爪部の劣化を低減することができる。
(手段6)
手段4又は5に記載の給水装置であって、無線通信ボードにおける支持面と対向する面には、中央にスペースを有するようにアンテナ回路が設けられ、支持面には、スペースに対応する位置で無線通信ボードを支持する凸部が設けられてもよい。ここで、アンテナ回路は、無線通信回路の一部を構成する。
こうすれば、無線通信ボードを着脱するときにアンテナ回路が損傷することを抑制でき、無線通信機能を良好にすることができる。
(手段7)
手段4から6の何れか1つに記載の給水装置であって、無線通信ボードは、第1爪部および第2爪部により掛止される被掛止面に無線通信ボードを移動させるためのツマミが設けられてもよい。
こうすれば、ツマミを用いて無線通信ボードを移動させて着脱することができ、無線通信ボードの着脱を容易にすることができる。
(手段8)
手段4から7の何れか1つに記載の給水装置であって、第1掛止部は、第1爪脚部の先端から鉛直上方に延在し、第2掛止部は、第2爪脚部の先端から鉛直下方に延在してもよい。
こうすれば、無線通信ボードには、第2爪脚部から遠ざかる方向に重力が作用するので、意図せずに樹脂製固定部による無線通信ボードの固定が解除されるのを抑制できる。
(手段9)
手段4から8の何れか1つに記載の給水装置であって、樹脂固定部は、無線通信ボードにおける第1側面および第2側面とは異なる第3側面および第4側面を支持するガイド部を有してもよい。
こうすれば、無線通信ボードの第3側面および第4側面がガイド部により支持されるので、給水装置本体に対する無線通信ボードの固定位置をより一定にすることができる。
(手段10)
手段1から9の何れか1つに記載の給水装置であって、メインボードおよび無線通信ボードとは別に、ポンプ操作用の指令信号を入力できると共にポンプの運転状態を表示する
操作・表示ボードを更に備えてもよい。
(手段11)
手段1から10の何れか1つに記載の給水装置であって、無線通信ボードは、外部装置から電波を受信して該電波を電力に変換するアンテナ部を有してもよい。
(手段12)
手段1から11の何れか1つに記載の給水装置であって、無線通信ボードは、ポンプに関する情報を近距離無線通信(NFC)によって外部装置に送信してもよい。
本発明の第1実施形態に係る給水装置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る給水装置を示す図である。 本実施形態の給水装置内部を左側方から示す図である。 本実施形態のカバーを背面から示す分解斜視図である。 本実施形態のカバーのプレート部周辺を図1中AA矢印方向から示す図である。 本実施形態の制御ユニットを示す図である。 本実施形態の運転パネルを前方から示す斜視図である。 本実施形態の運転パネルを後方から示す斜視図である。 無線通信ボード周辺を背面から示す図である。 図9中のA8−A8方向から無線通信ボード周辺を示す図である。 無線通信ボードを省略して固定部を示す図である。 固定部により無線通信ボードを固定する方法を示す図である。 制御ユニットと外部装置の一例を示す図である。 第1変形例の制御ユニットと外部装置の一例を示す図である。 第2変形例の給水装置を模式的に示す図である。 第3変形例の給水装置を模式的に示す図である。 第4変形例の給水装置を模式的に示す図である。 第4変形例のカバーのプレート部周辺を図17中AA矢印方向から示す図である。 第5変形例の無線通信ボード周辺を背面から示す図である。 図19中のA20−A20方向から無線通信ボード周辺を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明はあくまでも一例を示すものであって、本願発明の技術的範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。また、各実施形態を構成する構成要素は任意に組み合わせることが可能であり、以下に説明する組み合わせに限定されるものではない。また、図面では、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1及び図2は本発明の実施形態に係る給水装置を前方から示す図である。また、図3は、本実施形態の給水装置内部を左側方から示す図である。ここで、図1は、給水装置1の各機器がキャビネット10のカバー102に覆われた状態を示しており、図2は、カバー102を取り除いた状態で給水装置1の各機器を示している。なお、以下の説明では、前後左右方向については、給水装置1における前後左右方向を意味する。
給水装置1は、以下で説明する各機器を一体に収納する矩形ボックス状のキャビネット10を有する。キャビネット10は、ベース体(キャビネット本体)100と、ベース体100に対して取り付けられたカバー102と、を有する。ベース体100およびカバー102(カバー本体103)は、給水装置1の剛性が確保されるように、例えば鉄、鋼、
ステンレスなどの金属で構成されている。
図1に示すように、カバー102は、ベース体100の前面に取り付けられ、ベース体100と共に給水装置1の各機器を収納する。カバー102は、ベース体100に対してビスなどの固定具により着脱可能に取り付けられてもよいし、ベース体100に対してヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられてもよい。本実施形態では、キャビネット10は、ベース体100とカバー102とが施錠されており、メンテナンス作業員などの鍵を保有した技師によってカバー102の開閉がなされ、鍵を保有していない人によってはカバー102が開閉されないように構成されている。これにより、ユーザーによる誤操作などによって給水装置1が意図せずに停止し断水するなどの不具合を抑制できる。
また、キャビネット10のカバー102は、後述する制御ユニット70の運転パネル76が外部から視認できるように、カバー本体103に開口105が形成されてプレート部104が設けられている。プレート部104は、運転パネル76に対応した位置に設けられている。
図4は、本実施形態のカバーを背面から示す分解斜視図であり、図5は、本実施形態のカバーのプレート部周辺を図1中AA矢印方向から示す図である。なお、図5では、後述する制御ユニット70についても合わせて示している。図4および図5に示すように、本実施形態では、プレート部104は、カバー本体103における運転パネル76(操作・表示ボード78および無線通信ボード79)に対応する位置に開口105が形成され、この開口105に透明または半透明の窓板108が取り付けられて構成されている。窓板108は、例えば紫外線を遮断する樹脂で形成されることが好ましい。カバー本体103の背面には、雌ネジが形成されたボス106が開口105の周辺に設けられており、窓板108には、ボス106を挿通させる孔108aが設けられている。そして、ボス106と窓板108の孔108aとが位置合わせされた状態で、窓板108の孔108aよりも頭部が大きい固定具107がボス106と締結されることにより、窓板108がカバー本体103に固定されてプレート部104が形成されている。また、本実施形態では、固定具107およびボス106は、互いに締結された状態でシリコンなどの封止部109によって更に封止されている(図5参照)。このため、本実施形態のプレート部104は、キャビネット10の内部に向けて若干突出した部分を有する。ただし、カバー102のプレート部104は、このようにカバー本体103の背面に窓板108が取り付けられてキャビネット10の内部に突出した部分を有するものに限定されない。つまり、プレート部104は、例えば、カバー本体103の前面から窓板108が取り付けられるなど、任意の方法で形成されればよい。また、図5に示す例では、プレート部104は、カバー本体103の前面に対して若干の段差を有しているが、カバー本体103と前面が面一となるように形成されてもよい。
説明を図2,3に戻す。図示すように、キャビネット10の内部には、2台の立形ポンプ12a,12bが鉛直方向に沿って並行に配置されている。立形ポンプ12a,12bは、それぞれポンプ部14とモータ部16とを有する、例えばブースタポンプである。各立形ポンプ12a,12bでは、モータ部16からの動力により、ポンプ部14が駆動される。
立形ポンプ12a,12bの吸込側には、水平方向に延びる吸込ヘッダ18が連結されている。吸込ヘッダ18には、逆流防止装置24を介して、ストレーナ付きボール弁20を備えた吸込管22に接続されている。吸込管22には、吸込側の圧力を検出する圧力センサ26が取付けられている。これにより、ストレーナ付きボール弁20のストレーナ部に水道本管を接続し、ボール弁20を開いた状態で各立形ポンプ12a,12bを運転することで、水道水が吸込管22、逆流防止装置24、及び、吸込ヘッダ18を経由して、
各立形ポンプ12a,12bに吸い込まれる。
一方、立形ポンプ12a,12bの吐出側には、吐出エルボ管28が連結されている。吐出エルボ管28には、吐出された水の逆流を防止する吐出側逆止弁30を介して、立形ポンプ12a,12bから吐出された水を集合(合流)させる吐出集合管34が連結されている。吐出集合管34は、小水量を検出して信号を送るフロースイッチ32を有する(図3参照)。吐出集合管34は、吐出側の圧力を検出する圧力センサ36を有するバイパスヘッダ38の上端に接続されている。バイパスヘッダ38は、所定の位置で圧力タンク配管42を介して圧力タンク40が接続されており、下端でボール弁44を有する吐出管46に連結されている。
これにより、立形ポンプ12a,12bの運転に伴って立形ポンプ12a,12bから吐出された水は、吐出エルボ管28、吐出側逆止弁30、吐出集合管34及びバイパスヘッダ38を経由して、吐出管46から外部に吐出される。また、吸込ヘッダ18内の水の圧力が充分に高い場合には、吸込ヘッダ18内の水がバイパス配管(図示せず)を経由して直接吐出管46に導かれて外部に吐出される。圧力タンク40は、立形ポンプ12a,12bから吐出された加圧水を蓄圧することで立形ポンプ12a,12bの頻繁な起動停止を防止し、且つ給水水圧を円滑に一定に保つ作用をする。
立形ポンプ12a,12bの上方位置には、インバータ装置54が設けられている。インバータ装置54は、立形ポンプ12a,12bの各モータ部16に交流電力を周波数及び電圧を変えて供給することで各モータ部16を可変速駆動するためのものである。インバータ装置54は、キャビネット10に支持されたインバータケース56に収納されている。インバータケース56は、例えばアルミ製で放熱フィン50を有するヒートシンク52を有し、このヒートシンク52の上面にインバータ装置54を載置させて収納する。
キャビネット10の上部には、圧力センサ26,36等の信号を受けて、末端の需要者における給水水圧が所定の圧力となるように立形ポンプ12a,12bを可変速運転する制御ユニット(ポンプ制御ユニット)70が備えられている。制御ユニット70は、吸込管22の接続口および吐出管46の接続口よりも鉛直上方に配置されている。また、立形ポンプ12a,12bの液体流路のうち最も鉛直上方の部位よりも鉛直上方に配置されていてもよい。これにより、給水装置1の設置時(水道本管と吸込管22の接続時、および、建物などの給水対象への給水管と吐出管46との接続時)に作業員の配管のミスによる漏水が発生しても制御ユニット70が被水することを抑制できる。また、本実施形態では、制御ユニット70は、インバータ装置54を収納するインバータケース56とは別に、キャビネット10内に収納されている。これにより、インバータ装置54および制御ユニット70のそれぞれのメンテナンスおよび交換等を容易に行うことができるとともに、制御ユニット70においてはインバータ装置54のスイッチングノイズの影響を低減することができる。
図6は、本実施形態の制御ユニットを示す図である。制御ユニット70は、ベース体(キャビネット本体)100に支持され、制御ユニット70の各種構成を収納するユニットケース72を有する。ユニットケース72は、例えば、立形ポンプ12a,12bを運転制御するためのメインボード73を収容してメインボード73の被水を防止する。メインボード73は、図5に模式的に示すように、金属製のビス73aを用いてユニットケース72に対して固定されている。なお、図6に示すように、メインボード73は、ユニットケース72の側面に沿って内側に配置されて、ユニットケース72の側面にビス73aで固定されることが好ましい。また、ユニットケース72の前面には、運転パネル76が設けられている。運転パネル76は、ユニットケース72に対してビス止めなどで固定されている。
図7は、本実施形態の運転パネルを前方から示す斜視図であり、図8は、本実施形態の運転パネルを後方から示す斜視図である。図示するように、運転パネル76は、給水装置1の運転状態(例えば、給水装置1の吐出圧力、流入圧力、立形ポンプ12a,12bの周波数(回転数)、モータ部16に作用する電流)を表示する表示部761、立形ポンプ12a,12bの各運転・故障ランプ762、省エネモードの表示ランプ763、立形ポンプ12a,12bの運転状態の表示ランプ764、異常表示ランプ765、及び、運転モード選択ランプ766などを有し、給水装置1に関する情報を表示する。また、運転パネル76は、省エネモードを選択するためのEボタン767、立形ポンプ12a,12bの運転状態を選択するための選択ボタン768、表示部761の表示を切り替えるための切替ボタン769、給水装置1の各種情報を設定するための設定ボタン760a、及び、自動運転/停止または試験運転/停止を選択する運転/停止スイッチ760bを有し、給水装置1の各種操作を可能とする。運転/停止スイッチ760bは、給水装置1の電源の入り切りに関わらず、スイッチの状態を視認可能とするため、図7に示すようにスライドスイッチを採用してもよい。なお、上記したように、運転パネル76を含む制御ユニット70はキャビネット10内部に収容されている。そして、カバー102が閉じられた状態では、ユーザーは、カバー102のプレート部104を介して運転パネル76を視認できるが、運転パネル76の操作はできない。
また、運転パネル76には、無線通信のための通信部790が設けられている。こうした通信部790によって、ユーザーは、給水装置1から外部装置に情報を受信したり、外部装置から給水装置1に指令を送信したりすることができる。通信部790は、例えば近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)の技術によって外部装置(外部表示器)と通信する。そして、通信部790は、キャビネット10のカバー102が閉じられた状態においても、外部装置と通信可能に構成されている。ただし、通信部790は、NFCの他に、Bluetooth(登録商標)およびWi−Fiなど、任意の方式の無線通信を利用可能である。ただし、NFCは、通信部790と外部装置とを近づけるだけで通信を完了させることができる点で有利である。また、通信部790は、無線通信に加えて、例えばUSB(Universal Serial Bus)のような外部接続端子が設けられ、キャビネット10のカバー102が開けられたときに有線通信できるように構成されてもよい。
図5、図7および図8に示すように、運転パネル76は、樹脂などで形成されたパネル板77と、操作・表示ボード78と、無線通信ボード79とを有する。パネル板77は、操作・表示ボード78を支持する第1支持面77aと、無線通信ボード79を支持する第2支持面77bとを有し、運転パネル76のパネル面として機能する。操作・表示ボード78は、運転パネル76の操作・表示のための回路基板であり、パネル板77の第1支持面77aの背面に取り付けられて支持される。また、無線通信ボード79は、通信部790のための回路基板であり、パネル板77の第2支持面77bの背面に取り付けられて支持される。操作・表示ボード78と無線通信ボード79とのそれぞれは矩形の板状に形成されている。本実施形態では、無線通信ボード79は、無線通信のための専用の回路基板であり、すべての領域が「無線通信回路領域」に当たる。また、無線通信ボード79の背面には、パネル板77に対して無線通信ボード79を着脱するときに把持するためのツマミ81が設けられている(図8参照)。なお、ツマミ81は、ユーザーが把持できるものであればよく、如何なる素材、配置、および形状で形成されてもよい。また、こうしたツマミ81が設けられなくてもよい。
本実施形態では、パネル板77は、操作・表示ボード78を支持する第1支持面77aが鉛直上方に、無線通信ボード79を支持する第2支持面77bが鉛直下方に形成されている。ただし、第1支持面77aが鉛直下方で第2支持面77bが鉛直上方に形成されて
もよいし、水平方向に並んで形成されてもよい。本実施形態では、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは別々の回路基板であり、それぞれにパネル板77に支持される。また、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは、それぞれに立形ポンプ12a,12bを運転制御するためのメインボード73に配線を介して電気的に接続される。ただし、こうした例に限定されず、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とは、互いに配線を介して電気的に接続され、操作・表示ボード78と無線通信ボード79との一方を介してメインボード73に電気的に接続されてもよい。
図8に示すように、操作・表示ボード78は、第1支持面77aの背面に金属製のビス78aを用いて固定されるように構成されている。一方、無線通信ボード79は、第2支持面77bの背面に、樹脂で形成された固定部770によって着脱可能に固定されている。図9は、無線通信ボード周辺を背面から示す図であり、図10は、図9中のA10−A10方向から無線通信ボード周辺を示す図である。また、図11は、図10中の無線通信ボードを省略して固定部を示す図である。なお、図9では、無線通信ボード79の背面からは視認できないアンテナ回路80(一点鎖線参照)および凸部779(二点鎖線参照)についても合わせて示している。
図9〜図11に示すように、本実施形態では、固定部770は、樹脂の射出成形によってパネル板77の第2支持面77bと一体に形成されている。ただし、固定部770は、この例に限定されず、パネル板77と別々に形成されてもよい。固定部770は、無線通信ボード79の前面を支持する凸部779と、無線通信ボード79の側面(端部)79b、79dをガイドするガイド部778と、を有する。また、固定部770は、無線通信ボード79の対向する側面(端部)79a、79c側から被掛止面79e(背面、図10参照)を掛止する第1爪部771および第2爪部775を有する。本実施形態では、第1爪部771は無線通信ボード79の下方の側面79c側から被掛止面79eに掛かり、第2爪部775は上方の側面79a側から被掛止面79eに掛かって、無線通信ボード79の被掛止面(背面)79eを掛止する。また、ガイド部778は、無線通信ボード79の左右の側面79b,79dを支持するように配置されている。
凸部779は無線通信ボード79の前面に当接して無線通信ボード79を支持する。凸部779の高さHpは、例えば1mm程度であり、無線通信ボード79は、高さHpの取り付け高さでパネル板77に支持される。ここで、本実施形態では、無線通信ボード79の前面に、無線通信機能のためのアンテナ回路80が形成されている。このようにアンテナ回路80を前面に形成してカバー102の近くに配置することにより、無線通信機能を向上できる。アンテナ回路80は、中央に回路が形成されていないスペースを有するように矩形の環状に設けられている(図9参照)。そして、凸部779は、このスペースに当接し、アンテナ回路80とは当接しないように配置されている。これにより、パネル板77に対して無線通信ボード79を着脱するときにアンテナ回路80が凸部779当接することを抑制でき、アンテナ回路80の損傷を抑制できる。
第1爪部771は、無線通信ボード79の下方に設けられ、第2支持面77bから垂直方向(後方)に突出する第1爪脚部772と、第1爪脚部772の先端から上方に延在する第1掛止部773と、を有する。第1爪脚部772は、内側(上側)の脚側面772aが無線通信ボード79の側面79cと当接可能である。また、第2爪部775は、第1爪部771に対向して無線通信ボード79の上方に設けられ、第2支持面77bから垂直方向(後方)に突出する第2爪脚部776と、第2爪脚部776の先端から下方に延在する第2掛止部777と、を有する。第2爪脚部776は、内側(下側)の脚側面776aが無線通信ボード79の側面79aと当接可能である。本実施形態では、第1掛止部773および第2掛止部777の前端が、無線通信ボード79の厚みt0と無線通信ボード79の前面を支持する凸部779の高さHpとを合わせた高さに位置するように構成されてい
る。これにより、凸部779によって無線通信ボード79が支持された状態で、第1掛止部773および第2掛止部777は、無線通信ボード79の背面(被掛止面79e)に回り込んで無線通信ボード79を掛止する。ここで、第2掛止部777は、第1掛止部773の長さLh1よりも大きい長さLh2にわたって被掛止面79eに沿って延在している(図9参照)。また、第1掛止部773は、その先端と第2爪脚部776の脚側面776aとの距離Ls2が無線通信ボード79の側面79a、79c同士の長さ(上下方向の長さ)L0よりも大きく形成されている(図10、図11参照)。一方、第2掛止部777は、その先端と第1爪脚部772の脚側面772aとの距離Ls1が無線通信ボード79の側面79a、79c同士の長さL0よりも小さく形成されている。
ガイド部778は、凸部779の高さHpよりも大きい高さに形成され、無線通信ボード79の側面79b、79d同士の距離(左右方向の長さ)だけ離間して配置されている。こうしたガイド部778によって、無線通信ボード79は左右方向の移動が制限されて支持され、無線通信ボード79の固定位置を一定にすることができる。
図12は、固定部により無線通信ボードを固定する方法を示す図である。図示するように、無線通信ボード79をパネル板77に固定するときには、まず、無線通信ボード79を斜めにして第2掛止部777の内側(前側)に挿入し、無線通信ボード79の側面79aを第2爪脚部776の脚側面776aと当接させる(図中、破線で示す無線通信ボード79を参照)。次に、無線通信ボード79をパネル板77と平行にする(図中、実線で示す無線通信ボード79を参照)。上記したように、第1爪部771の第1掛止部773は、その先端と第2爪脚部776の脚側面776aとの距離Ls2が無線通信ボード79の長さL0よりも大きく形成されている。このため、無線通信ボード79の側面79aを第2爪脚部776と当接させた状態では、無線通信ボード79の側面79cと第1掛止部773とが干渉することなく、無線通信ボード79をパネル板77と平行にすることができる。そして、無線通信ボード79を第1爪脚部772に向けて移動させることにより、無線通信ボード79が固定部770によってパネル板77に固定される(図10参照)。上記したように、第2爪部775の第2掛止部777は、その先端と第1爪脚部772の脚側面772aとの距離Ls1が無線通信ボード79の長さL0よりも小さく形成されている。このため、無線通信ボード79の側面79cが第1爪脚部772の脚側面772aと当接した状態では、無線通信ボード79が第1掛止部773によって掛止されると共に第2掛止部777によって掛止され、無線通信ボード79はパネル板77から外れない。このように本実施形態の構成によれば、無線通信ボード79、第1爪部771、及び第2爪部775を変形することなく、無線通信ボード79をパネル板77に固定することができる。
パネル板77に固定された状態から無線通信ボード79を取り外すときには、まず、無線通信ボード79を第2爪脚部776側に移動させる(図12中、実線で示す無線通信ボード79を参照)。これにより、第1掛止部773による無線通信ボード79の掛止が解除される。次に、無線通信ボード79の下端を第1爪部771よりも後方に位置するように無線通信ボード79を後方に傾ける(図12中、破線で示す無線通信ボード79を参照)。そして、無線通信ボード79を斜めに引き抜くことにより、固定部770による無線通信ボード79の固定を解除できる。このように本実施形態の構成によれば、無線通信ボード79、第1爪部771、及び第2爪部775を変形することなく、パネル板77から無線通信ボード79を取り外すことができる。
しかも、本実施形態では無線通信ボード79の背面にはツマミ81が設けられているので、ユーザーは、ツマミ81を把持してパネル板77に対して無線通信ボード79を着脱することができる。また、固定部770には、無線通信ボード79の移動を支持するガイド部778が無線通信ボード79の左右に位置するように設けられているので、無線通信
ボード79の固定位置を一定にすることができる。
このように、無線通信ボード79は、金属製のビスなどで固定される代わりに樹脂で形成された固定部770によってパネル板77に固定されているので、無線通信ボード79の傍に金属が配置されることによって無線通信の電波が阻害されたり反射して干渉したりすることによる、通信エラーが発生してしまうことを回避できる。また、本実施形態では、固定部770として無線通信ボード79の背面(被掛止面79e)を掛止する第1爪部771および第2爪部775を備えるものとしたので、無線通信ボード79に固定用(例えば樹脂ビス用)の孔を開けなくてもよい。このため、無線通信ボード79の前面にアンテナ回路80を大きく形成することができ、無線通信ボード79による通信機能、例えば通信距離を長くしたり通信範囲を広げたり、更には通信エラーの発生の抑止といった通信機能を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、第1爪部771が無線通信ボード79の下方に配置されており、無線通信ボード79は重力によって第1爪部771の第1爪脚部772と当接する向きに付勢される。このため、固定部770による無線通信ボード79の固定が意図せずに解除されてしまうことを抑制できる。
なお、無線通信ボード79のパネル板77への固定は、図8〜図12に示す例に限定されず、樹脂により着脱可能に固定されればよい。たとえば、無線通信ボード79は、変形を伴って無線通信ボード79に掛止する樹脂製の爪部によってパネル板77に固定されてもよいし、樹脂製のビスによってパネル板77に固定されてもよい。
給水装置1はマンションやビルの屋外の壁面に固定されて設置される場合がある。特に、図8〜図12に示す例においては、経年の屋外使用による紫外線にて第1爪部771および/または第2爪部775が劣化してしまうと、強度および弾性が低下して無線通信ボード79の着脱が困難となる。そこで、窓板108を紫外線を遮断する材料(例えば樹脂)にて形成することにより樹脂製の固定具が紫外線によって劣化するのを防ぐことができる。
また、本実施形態では、無線通信ボード79は、操作・表示ボード78と別に設けられるものとし、操作・表示ボード78と無線通信ボード79とには一定の距離(L1−L2)が発生する。そのため、操作・表示ボード78をパネル板77へ金属製のビス78aで固定しても無線通信には影響がない。各種ボタンや運転/停止スイッチ760b操作時には操作・表示ボード78にテンションがかかるため、操作・表示ボード78のパネル板77への固定は金属ビス78aを用いて、固定が解除されないようにすると有効である。
また、無線通信ボード79と操作・表示ボード78と一体に設けられる場合には、一体に設けられたボードが樹脂製の固定具によってパネル板77に固定されるか、もしくは通信部のアンテナ回路に近く無線通信の妨げになる可能性の高い固定具のみを樹脂製とし、操作部に近い固定具は金属製のビスを用いても良い。つまり、少なくとも無線通信するための無線通信回路(例えばアンテナ回路)が形成された無線通信回路領域が、樹脂製の固定具によってパネル板77に固定されればよい。例えば、運転/停止スイッチ760bのようにスライドスイッチの場合、操作時にテンションがかかる部分のみを金属製のビスで固定し、他は樹脂にて固定してもよい。また、操作部(Eボタン767、選択ボタン768、切替ボタン769、設定ボタン760a、及び、運転/停止スイッチ760b等)と無線通信部のアンテナ回路80との間に表示部(表示部761、運転・故障ランプ762、省エネモードの表示ランプ763、運転状態の表示ランプ764、異常表示ランプ765、及び、運転モード選択ランプ766など)を配置してもよい。この配置により、操作部と無線通信部のアンテナ回路80との距離が保たれ、操作部の各種ボタンおよび運転/
停止スイッチ760b等の周辺に金属ビスを用いることが可能となる。
説明を図5に戻す。上記したように、本実施形態の運転パネル76には、各種操作のための各種ボタンおよび運転/停止スイッチ760b等が設けられている。これらのボタンおよび運転/停止スイッチ760bは、キャビネット10のカバー102の開け閉め、または、キャビネット10への外部からの衝撃などによって意図しない操作がなされないように、キャビネット10からある程度距離をあけて配置されることが好ましい。特に、運転パネル76に運転/停止スイッチ760bのようなスライドスイッチやトグルスイッチまたはレバースイッチが含まれる場合には、プッシュスイッチのようにプログラムなどのソフトによって誤操作の無効を判断し、スイッチの状態を強制的に変更することは困難である。このため、本実施形態では、カバー102が閉じられたときに、運転パネル76の操作・表示ボード78と、カバー102のプレート部104と、の距離L1が比較的余裕をもって設けられている(例えば数cm(センチメートル)など)。また、これにより、プレート部104の突出部(封止部109など)が制御ユニット70(運転パネル76)と物理的に干渉することも防止できる。
また、制御ユニット70内にはポンプ毎のブレーカ(不図示)が収容されており、且つ運転パネル76と同一操作面にてブレーカの操作が可能なように、ブレーカのスイッチが配置されている場合がある。ブレーカのスイッチを誤って落としてしまうと、ポンプの駆動源であるインバータの電源が落ち、そのポンプは給水できなくなる。カバー102の開閉時にブレーカを誤操作しない為にもカバー102とプレート部104との距離L1が比較的余裕をもって設けられている必要がある。
一方、図5に示すように、無線通信ボード79は、操作・表示ボード78に比べて装置の前方に位置するように配置されている。つまり、無線通信ボード79は、キャビネット10のプレート部104との距離L2が、操作・表示ボード78とプレート部104との距離L1よりも小さくなるように配置されている(L2<L1)。一例として、本実施形態では、無線通信ボード79とプレート部104との距離L2は数mm(ミリメートル)である。本実施形態では、表示部761等よりも通信部790の方がキャビネット10のプレート部104に近くなるように、運転パネル76のパネル板77が形成されている。つまり、パネル板77は、操作・表示ボード78を支持する第1支持面77aと、無線通信ボード79を支持する第2支持面77bとに、段差77cを有している。また、運転パネル76の通信部790(パネル板77及び無線通信ボード79)は、カバー102が閉じられているときにプレート部104に対して平行となるように設けられている。一般に、通信部790がNFCの技術を用いている場合には、通信部790での無線通信を確保するために、無線通信ボード79に10cm(センチメートル)以下に近づけて外部装置をかざすことが好ましい。そして、本実施形態では、無線通信ボード79がキャビネット10のプレート部104の近くに配置されるので、ユーザーがプレート部104を介して通信部790に外部装置をかざした場合に、通信部790による外部装置との無線通信をより良好に行うことができる。
図13は、制御ユニットと外部装置の一例を示す図である。図13では、制御ユニット70を機能ブロック図で示している。図示するように、制御ユニット70は、データを記憶する記憶部701と、データを演算する演算部702と、圧力センサ26,36及びインバータ装置54などとデータのやりとりをするI/O部703としての機能を有する。また、データ設定のための設定部704と、データ表示のための表示部705と、外部との無線通信のための通信部790としての機能を有する。設定部704、表示部705、及び通信部790は、上記した運転パネル76に含まれる。なお、図13に示す設定部704では、図7などと異なり、リセットボタン780、および、クリアボタン781が備えられている。クリアボタン781の押下により、制御ユニット70は、運転パネル76
での表示をクリアする。また、リセットボタン780の押下により、制御ユニット70は、異常情報(例えば、立形ポンプ12a,12bの異常情報)、メンテナンス情報(例えば運転時間、始動回数、消耗部品の使用期間、故障履歴)などのデータをリセットする。
外部装置170として、例えばスマートフォン、携帯電話、パソコン、タブレットの汎用端末機器、または遠隔監視器などの専用端末機器が採用される。表示部705として、7セグメントLED及び表示灯などの簡易な表示器を採用することができる。また、外部装置170として、タッチ入力方式または押圧ボタン方式用いた液晶画面での高機能表示器を採用することができる。この場合、表示部705には簡易な情報を表示でき、外部装置170には大きな情報量の情報を表示できる。こうした構成により、外部装置170に、制御ユニット70による立形ポンプ12a,12bの制御に関した情報(例えば、目標圧、現在圧など)を表示することによって、給水装置に不慣れなユーザーも誤解することなく、給水装置1の状態を認識することができる。
例えば、従来の給水装置1では、運転パネル76の表示部705には、通常運転時には立形ポンプ12a,12bによる吐出圧が表示され、運転パネル76の操作に応じて、ポンプ毎の回転数、電流、電力等が表示されるように構成されていた。これらのポンプ毎の回転数などは、メンテナンス員が定期点検時または故障発生時に確認するのみだったが、本実施形態の給水装置1では、外部装置170を用いて例えば給水装置1の消費電力などの情報を日常的(例えば、1日に数回、1週間に数回、数時間ごと等)にトレンドグラフ化等して確認することができる。このため、カバー102を開けなくても外部装置170を用いて給水装置1を管理することができ、カバー102の開閉、及び、運転パネル76の機械的操作を減らしてこれらの損傷または劣化などを抑制できる。
また、給水装置1の運転パネル76では、複数の故障が同時に発生した場合には、それぞれの故障情報を一定時間ごとに切り替えて表示を行い、ユーザーがすべての故障を把握することが困難な場合があった。これに対して、本実施形態の給水装置1では、外部装置170に大きな情報量の情報を表示することもできるので、ユーザーに故障情報を正確に知らせることができる。
また、給水装置1は、機械室またはポンプ室などの電気的なノイズの多い環境に設置されることがある。こうした場合に備えて、表示部705として、液晶表示やタッチパネルよりも電気的ノイズに強い7セグメントLEDや表示灯、機械的な押圧ボタンなどにて構成された表示器が使用されてもよい。これにより、外部環境から発生される電気的なノイズによって外部装置170の液晶表示やタッチパネル操作に異常が発生した場合でも、表示部705により給水装置1の運転に必要な最低限度の表示および操作を行うことができる。したがって、給水装置1を電気的ノイズの多い環境下にも設置することができる。
さらに、外部装置170として、スマートフォン、携帯電話、パソコン、又は、タブレットなどの汎用端末機器を採用した場合には、これらの機器に、外部装置170として作用するための専用のアプリケーションソフトウエアをインストールさせてもよい。この場合には、専用のアプリケーションソフトウエアを複数用意して使い分けることにより、ユーザーのレベル又は目的に沿った表示操作を提供することが可能である。
(第1変形例)
図14は、第1変形例の制御ユニットおよび外部装置を示す図である。第1変形例の制御ユニット70Aは、通信部790に代えて制御部側アンテナ部791が設けられている点、および制御部側アンテナ部791に接続された集積回路782を備えている点で、実施形態の制御ユニット70と異なっている。集積回路782は、不揮発性値記憶領域、および、揮発性記憶領域を有する記憶部701に電気的に接続されている。
第1変形例の外部装置170は、電波を送受信する表示器側アンテナ部171と、表示部172と、バッテリー173と、データリーダー174と、を備えている。この外部装置170では、表示器側アンテナ部171で受信したデータがデータリーダー174で読み取られる。そして、データリーダー174で読み取られたデータ(例えば、目標圧、現在圧など)が表示部172で表示される。バッテリー173は、表示器側アンテナ部171、データリーダー174、および表示部172に電力を供給する。
外部装置170として、例えばスマートフォン、携帯電話、パソコン、タブレット等の汎用端末機器を用いてもよく、遠隔監視器などの専用の端末機器を用いてもよい。特に、スマートフォンなどの汎用端末機器を外部表示器として使用すれば、専用の表示器を制作するコストが削減できるので、給水装置のコストを下げることができる。また、複数のユーザーが個々の汎用端末機器に給水装置1の状態を表示させることができるので、ユーザーのレベル又は目的に沿った表示操作を提供することが可能である。たとえば、マンションまたはビルの管理人のような給水装置に関する専門知識のないユーザーに対して、ポンプ12a,12bの制御に関する情報などを分かり易く知らせることができる給水装置を安価に提供することができる。
外部装置170を制御ユニット70A(通信部790)に近づけた状態で、表示器側アンテナ部171が電波を発生すると、その電波を制御部側アンテナ部791が受け取り、制御部側アンテナ部791は電波を電力に変換する。この電力は集積回路782および記憶部701に供給されてこれら集積回路782および記憶部701を駆動する。集積回路782は、記憶部701に記憶されている上記データを読み取り、制御部側アンテナ部791にデータを送る。制御部側アンテナ部791は、データとともに電波を表示器側アンテナ部171に送信する。データリーダー174は、表示器側アンテナ部171が受信したデータを読み取り、そのデータを表示部172に表示させる。
外部装置170は、表示を消去するためのクリアボタン176と、データをリセットするためのリセットボタン(不図示)を備えていてもよい。ユーザーがクリアボタン176を押すと、表示部172に表示されているポンプ12a,12bの制御に関した情報表示(例えば、目標圧、現在圧など)が消去される。また、リセットボタンを押すと、リセット信号が制御ユニット70Aに送信され、リセット信号を受信した制御ユニット70Aは、ポンプ12a,12bの異常判定、及び、他のメンテナンス情報などのデータをリセットする。これにより、軽度の異常によって給水装置1が停止した場合に、キャビネット10のカバー102を開けることなく、外部装置170を用いて給水装置1を復帰させることもできる。リセットボタンは、例えば、給水装置1に故障が生じた場合に鳴るブザーを止めるために用いられてもよい。こうすれば、ユーザーは、キャビネット10のカバー102を開けることなく、外部装置170を用いてブザーを止めることができる。本実施形態のクリアボタン176は、表示部172の画面上に現れる仮想的なボタンであるが、クリアボタン176は表示部172の外に設けられた機械的なボタンであってもよい。第1変形例の制御ユニット70Aは、クリアボタンを備えていないが、制御ユニット70Aにクリアボタン、リセットボタンを設けてもよい。
なお、表示のクリアおよびデータのリセットの操作は、操作制限を設けてもよい。具体的には、ユーザーが主に使用する外部装置170にクリアボタン176を設け、メンテナンス員が主に使用する制御ユニット70Aにリセットボタンを設ける。このように制御ユニット70Aにのみリセットボタンを設けることで、外部装置170を操作するユーザーによるリセットボタンの誤操作を防ぐことができる。パスワード等の複雑な使用制限の解除方法ではなく、外部装置170を設けることで、ユーザーの誤操作によるリセットを防止することができる。
さらに、外部装置170には、省エネのためのEボタン(不図示)が設けられてもよい。外部装置170のEボタンを押すと、給水装置1は、省エネモードで運転される。また、省エネモードで運転されているときに、外部装置170のEボタンを押すことで、省エネモードでの運転が解除されてもよい。こうすれば、キャビネット10のカバー102を開けることなく、給水装置1を省エネモードとして省エネを図ることができるとともに、省エネモードによってユーザーが圧力不足を感じた場合には省エネモードを解除できる。
(第2変形例)
図15は、第2変形例の給水装置を模式的に示す図である。実施形態の給水装置1では運転パネル76及びキャビネット10のプレート部104が水平方向に面していたのに対して、第2変形例の給水装置1Aでは、運転パネル76及びプレート部104がやや上方を向くように鉛直方向に対して傾斜して設けられている。第2変形例の給水装置1Aは、給水装置1Aの前面に向かうユーザーにとって運転パネル76の位置が低い(例えば、数十cm、120cm程度に位置するなど)場合などに有効である。このように、運転パネル76が傾けて配置される場合には、キャビネット10のプレート部104も運転パネル76の通信部790と平行になるように設けられることが好ましい。こうすれば、実施形態の給水装置1と同様に通信部790による外部装置との通信を良好にできる。なお、運転パネル76及びプレート部104がやや上方を向くように傾斜して設けられるものに限らず、給水装置の前面に向かうユーザーにとって運転パネル76の位置が高い(例えば、2m程度に位置するなど)の場合には、運転パネル76及びプレート部104がやや下方を向くように傾斜して設けられてもよい。
(第3変形例)
図16は、第3変形例の給水装置を模式的に示す図である。第3変形例の給水装置1Bでは、運転パネル76及びプレート部104がキャビネット10の前面に対して凹んだ位置に設けられている。こうすれば、キャビネット10によって運転パネル76を覆うことができ、外部からの光によって運転パネル76が視認しづらくなることを抑制できる。この場合においても、運転パネル76およびプレート部104は、平行に設けられることが好ましい。また、こうした例に限定されず、運転パネル76及びプレート部104がキャビネット10の前面に対して突出して設けられてもよい。
(第4変形例)
図17は、第4変形例の給水装置を模式的に示す図であり、図18は、第4変形例のカバーのプレート部周辺を図17中AA矢印方向から示す図である。上記した実施形態では、プレート部104を通じて運転パネル76のすべてが外部から視認できるものとした(図1参照)。しかし、プレート部104は、運転パネル76のうち操作・表示ボード78に対応する部分の少なくとも一部が外部から視認できればよく、例えば図17及び図18に示すように、プレート部204の一部が透明または半透明の部材204bで形成され、その他の部分が不透明の部材204aで形成されてもよい。図17及び図18に示す例では、プレート部204は、運転パネル76のうち給水装置1の情報を表示する部分(例えば、表示部761、運転・故障ランプ762、表示ランプ763、764、異常表示ランプ765、及び、運転モード選択ランプ766)は外部から視認できるように透明または半透明の部材204bで構成されている。一方、プレート部204は、通信部790は外部から視認できないように不透明の部材204aで構成されている。図17及び図18に示す例では、カバー本体103の開口105に不透明の部材204aが取り付けられ、部材204aの開口105aに透明または半透明の部材204bが取り付けられている。なお、カバー本体103及び部材204a,204bの固定は任意の方法でなされればよい。また、通信部790の前方に位置する不透明の部材204aは、通信部790による無線通信を妨げないように例えば樹脂などの材料で形成されればよい。さらに、透明または
半透明の204bは、運転パネル76の一部が外部から視認できるように樹脂などの材料で形成されればよい。
(第5変形例)
図19は、第5変形例の無線通信ボード79周辺を背面から示す図であり、図20は、図19中のA20−A20方向から無線通信ボード79周辺を示す図である。図示するように、第5変形例の固定部770Aでは、第1爪部771A第2爪部775Aとが無線通信ボード79の左右に設けられ、ガイド部778Aが無線通信ボード79の上下に設けられている。第1爪部771Aの第1掛止部773Aは、長さLh3にわたって被掛止面79eに沿って方向に延在し、第2爪部775Aの第2掛止部777Aは、長さLh3よりも大きい長さLh4にわたって被掛止面79eに沿って右方向に延在している(図19参照)。また、第1爪部771Aは、第1掛止部773Aの先端と第2爪部775Aの第2爪脚部776A(脚側面776Aa)との距離Ls4が、無線通信ボード79の左右方向の長さ(側面79b、79d同士の長さ)L1よりも大きく形成されている。一方、第2爪部775Aは、第2掛止部777Aの先端と第1爪部771Aの第1爪脚部772A(脚側面772Aa)との距離Ls3が、無線通信ボード79の左右方向の長さL1よりも小さく形成されている。そして、ガイド部778Aは、無線通信ボード79の上下の側面79a,79cを支持する。こうした第5変形例の構成においても、第2爪部775Aに無線通信ボード79を掛止させた後に、第1爪部771Aに無線通信ボード79を掛止させることができ、実施形態の給水装置1と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、実施形態および変形例の任意の組み合わせが可能であり、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
1,1A,1B…給水装置
10…キャビネット
14…ポンプ部
16…モータ部
70…制御ユニット
72…ユニットケース
73…メインボード
76…運転パネル
77…パネル板
78…操作・表示ボード
79…無線通信ボード
80…アンテナ回路
81…ツマミ
100…ベース体
102…カバー
103…カバー本体
104…プレート部
105…開口
106…ボス
107…固定具
108…窓板
109…封止部
770…固定部
771…第1爪部
772…第1爪脚部
773…第1掛止部
775…第2爪部
776…第2爪脚部
777…第2掛止部
778…ガイド部
779…凸部

Claims (12)

  1. 給水対象に給水するための給水装置であって、
    給水装置本体に固定され、ポンプを運転制御するメインボードと、
    前記給水装置本体に固定され、外部装置と無線通信するための無線通信回路が形成された無線通信回路領域を有する無線通信ボードと、
    を備え、
    前記無線通信ボードにおける少なくとも前記無線通信回路領域は、樹脂で形成された樹脂製固定部によって前記給水装置本体に対して着脱可能に固定されている、
    給水装置。
  2. 前記メインボードは、金属で形成された金属製固定部により前記給水装置本体に対して固定されている、
    請求項1に記載の給水装置。
  3. 少なくとも前記給水装置本体、前記メインボード、及び、前記無線通信ボードを収容するベース体と、前記ベース体に着脱自在に取り付けられるカバーと、を有するキャビネット、を更に備え、
    前記カバーは、前記キャビネット内の前記無線通信ボードに対応する位置に開口を有するカバー本体と、前記開口を覆うプレート部と、を有し、
    前記プレート部は、紫外線を遮断する樹脂で形成されている、
    請求項1又は2に記載の給水装置。
  4. 前記無線通信ボードは、対向する第1側面と第2側面とを有し、前記給水装置本体における支持面に面して固定され、
    前記樹脂製固定部は、前記支持面から突出して前記第1側面側から前記無線通信ボードの被掛止面を掛止する第1爪部と、前記支持面から突出して前記第2側面側から前記無線通信ボードの被掛止面を掛止する第2爪部と、を有し、
    前記第1爪部は、前記被掛止面に沿って第1距離にわたり延在し、
    前記第2爪部は、前記被掛止面に沿って前記第1距離より長い第2距離にわたり延在する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の給水装置。
  5. 前記第1爪部は、前記支持面から突出して前記第1側面と当接可能な第1爪脚部と、前記第1爪脚部から前記無線通信ボードの被掛止面に沿って前記第1距離にわたり延在する第1掛止部と、を有し、
    前記第2爪部は、前記支持面から突出して前記第2側面と当接可能な第2爪脚部と、前記第2爪脚部から前記無線通信ボードの被掛止面に沿って前記第2距離にわたり延在する第2掛止部と、を有し、
    前記第1爪脚部における前記第1側面に当接可能な脚側面と前記第2掛止部の先端との距離は、前記第1側面と前記第2側面との距離より大きく、
    前記第2爪脚部における前記第2側面に当接可能な脚側面と前記第1掛止部の先端との距離は、前記第1側面と前記第2側面との距離より小さい、
    請求項4に記載の給水装置。
  6. 前記無線通信ボードにおける前記支持面と対向する面には、中央にスペースを有するようにアンテナ回路が設けられ、
    前記支持面には、前記スペースに対応する位置で前記無線通信ボードを支持する凸部が設けられている、
    請求項4又は5に記載の給水装置。
  7. 前記無線通信ボードは、前記第1爪部および前記第2爪部により掛止される前記被掛止面に当該無線通信ボードを移動させるためのツマミが設けられている、
    請求項4から6の何れか1項に記載の給水装置。
  8. 前記第1掛止部は、前記第1爪脚部の先端から鉛直上方に延在し、
    前記第2掛止部は、前記第2爪脚部の先端から鉛直下方に延在する、
    請求項4から7の何れか1項に記載の給水装置。
  9. 前記樹脂固定部は、前記無線通信ボードにおける前記第1側面および前記第2側面とは異なる第3側面および第4側面を支持するガイド部を有する、
    請求項4から8の何れか1項に記載の給水装置。
  10. 前記メインボードおよび前記無線通信ボードとは別に、ポンプ操作用の指令信号を入力できると共にポンプの運転状態を表示する操作・表示ボードを更に備える、
    請求項1から9の何れか1項に記載の給水装置。
  11. 前記無線通信ボードは、前記外部装置から電波を受信して該電波を電力に変換するアンテナ部を有する、
    請求項1から10の何れか1項に記載の給水装置。
  12. 前記無線通信ボードは、ポンプに関する情報を近距離無線通信(NFC)によって前記外部装置に送信する、請求項1から11の何れか1項に記載の給水装置。
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