JP3219927U - マイコンメーターの端子台蓋 - Google Patents

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靖 水越
靖 水越
祐司 段
祐司 段
雄志 和田
雄志 和田
信好 森井
信好 森井
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Abstract

【課題】外付けの無線子機NCUが不要で、しかも他の機器の接続や保守管理も配慮されたマイコンメーターの端子台蓋を提供する。【解決手段】端子台蓋は、マイコンメーター51の端子台53を覆い隠すL字状の本体11と、本体の下部に取り付ける底体21と、を有し、本体には、アンテナ33などが実装された通信ユニット31と、通信ユニットに接続された端子43と、を組み込み、底体には、通信ユニットに電力を供給する電池48を収容する。この端子台蓋をマイコンメーターに取り付けると、端子が特定の端子台と接触し、直ちに無線子機NCUとして機能する。さらに本体には、ケーブル56を通す配線路16を設けてあり、他の機器が接続されていても余計な手間が発生することはなく、加えて内部に導光材41を組み込むことで、凹部17から離れた場所に窓15を配置可能で、保守管理を行いやすい。【選択図】図1

Description

本考案は、ガスメーターに電子機器を組み込んで安全性を向上させたマイコンメーターの端子台蓋に関する。
ガスメーターは、家庭や事業所など、需要者毎にガスの消費量を計測するために用いられるが、近年は計測だけに留まらず、地震のほか、ガスの供給圧力や使用状態の異常を素早く検知し、ガスを自動で遮断する保安機能を備えた「マイコンメーター」が広く普及しており、安全性の向上に貢献している。マイコンメーターの内部には電子機器が組み込まれており、その前面下部には、外部との間で情報の伝達を行うため、複数の端子台が並んでいる。端子台は、異物との接触や不用意な取り扱いを防ぐ必要があり、通常は端子台蓋で覆い隠されている。
これまでに普及しているマイコンメーターの端子台蓋の形状例を図5に示す。この図のマイコンメーターは、超音波を利用してガスの消費量を計測する方式で、計量膜がないため上下方向の寸法が抑制されている。そしてマイコンメーターの前面下部には段差を設けてあり、その奥面には、十個の端子台が横に並んでいる。個々の端子台は、内部の電子機器と接続されており、端子台にケーブルを接続することで、様々な情報を外部に伝達することができ、図では、ケーブルを介し、無線子機NCU(Network Control Unit)と、ガス漏れ警報器が接続されている。
端子台蓋は、マイコンメーターの段差を覆い隠し、端子台を保護するためのもので、美観を考慮し、マイコンメーターの外殻と面一に揃う形状としてあり、ビスでマイコンメーターに取り付ける。そのため段差の左右両端付近には、ビスと螺合するメネジを設けてある。またケーブルは、端子台直下の下板から伸びており、下板にはケーブルをシールするためにブッシュを組み込んである。なお、ケーブルで接続された無線子機NCUは、電波の送受信が良好な場所に設置するほか、ガス漏れ警報器は、住人などが容易に知覚できる場所に設置する。
本考案と関連のある技術の例として後記の特許文献が挙げられる。この特許文献1では、通信機能付きガスメーターが開示されており、ガスメーター本体に対し、通信機器取付け具をワンタッチで簡単に取付け可能であることを特徴としている。この通信機器取付け具(符号:11)は、文字通り、通信機器(符号:10)をガスメーターに取り付けるための部品で、板材を二箇所で折り曲げたコの字型で、その中央は、通信機器を保持する背面部(符号:11a)となっており、また突出する両端部は、取付け片(符号:11b)となっている。そして取付け片は、ガスメーター本体の計量室に並ぶ二枚の覆い板を外側から挟み込むことができる寸法としてある。なお覆い板は、前部腹板(符号:7)と後部腹板(符号:8)で構成される。
さらに特許文献1では、通信機器取付け具の移動を防ぐため、取付け片の先端付近に丸孔状の係合部を設けてある。係合部は、覆い板を固定している取付けねじの頭部を収容するためのもので、取付け片が覆い板を挟み込んだ際、係合部に取付けねじの頭部が嵌まり込むことで、通信機器取付け具が移動不能に拘束される。このように構成することで、通信機器をワンタッチで簡単に取付け可能になり、しかも不用意な移動を防ぐことができる。なお取付け片を弾性変形させることで、ガスメーター本体からの取り外しも容易である。
特開2010−122068号公報
図5に示すように、マイコンメーターの外部に無線子機NCUを接続し、ガスの消費量や異常事態をリアルタイムで管理会社などに伝達することがある。このように、既設のマイコンメーターに無線子機NCUを外付けする際は、端子台蓋を取り外し、双方をケーブルで接続する作業が必要になる。この作業は、特に複雑なものではないが、マイコンメーターを始めとするガスメーターは、外部からのアクセスが難しい過酷な場所に設置されていることも多く、作業環境に起因する接続不良等のトラブルを招く恐れがあり、対策が待ち望まれている。
しかもマイコンメーターの周囲には、配管や壁が近接していることも多く、マイコンメーターの側面には、無線子機NCUを設置するための空間を確保できない場合もある。またマイコンメーターの端子台には、ガス漏れ警報器など、他の機器から伸びるケーブルが接続されていることもある。したがって、新たに組み込む端子台蓋がこれらのケーブルと干渉する場合、ケーブルの経路を大きく変更するなど、余計な手間が発生する。加えてマイコンメーターは、前記のように過酷な場所に設置されていることが多いため、保守管理を容易に実施できることが望ましい。
本考案はこうした実情を基に開発されたもので、外付けの無線子機NCUが不要で、しかも他の機器の接続や保守管理も配慮されたマイコンメーターの端子台蓋の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の考案は、マイコンメーターの端子台を覆い隠す本体と、該本体の下部に取り付ける底体と、を有し、前記本体は、前記マイコンメーターの前面を覆い隠す直立部と、該マイコンメーターの底面を覆い隠す奥行部と、からなるL字状で、前記本体には、無線通信機能を有する通信ユニットと、該通信ユニットと接続された端子と、を組み込んであり、前記奥行部と前記底体で構成される内部空間には、前記通信ユニットに電力を供給する電池を収容してあり、前記マイコンメーターに取り付けた状態において、前記端子は、特定の前記端子台と接触することを特徴とするマイコンメーターの端子台蓋である。
本考案による端子台蓋は、従来と同様、マイコンメーターの端子台を覆い隠すものだが、端子台蓋自体に無線子機NCUとしての機能を組み込んだことを特徴としている。したがって、外付けの無線子機NCUは不要になる。そして端子台蓋の外殻は、いずれも合成樹脂製の本体と底体の二つで構成される。そのうち本体は、直立する直立部と、直立部の下部から奥方に向けて水平に突出する奥行部と、からなるL字状で、マイコンメーターの前面と底面との角部を跨ぐように取り付け、端子台を完全に覆い隠す。当然ながら直立部は、端子台の前面を覆い隠し、奥行部は、端子台の下方を覆い隠す。
直立部と奥行部のいずれも、単純な平面状ではなく、内部空間を有する箱状としてあり、直立部については、その裏側(端子台と対面する側)が開放しており、また奥行部については、その下側が開放している。したがって本考案による端子台蓋は、マイコンメーターに取り付けた際、マイコンメーターの外殻からやや突出するような形態になる。
通信ユニットは、マイコンメーターと管理会社などを結ぶ無線子機NCUとしての機能を実現するためのもので、一枚の基板上に集積回路などの電子部品のほか、無線通信用のアンテナを実装したもので、底体に収容された電池から電力を供給することで、単独で動作することができる。なお具体的な通信方法については、携帯電話網に接続するものや、Uバスエアと称される多段中継無線など、目的に応じて自在に選択可能である。そして通信ユニットは、外部への露出を避けるため、本体の直立部の内部に収容する。本体は合成樹脂製で電波を透過するため、無線通信を妨げることはない。
底体は、通信ユニットに電力を供給する電池を収容するためもので、本体の底面にシール構造で取り付ける箱状で、本体の底面と形状を揃えてある。そのため底体を本体に取り付けると、双方は段差なく揃い、一体的な外観になる。なお電池を収容するため、底体の上面は開放しており、奥行部の内部と併せて電池を収容可能な空間が確保される。当然ながら、電池と通信ユニットは、リード線で接続する。
端子は、本体の裏側から突出するように組み込み、マイコンメーターの端子台に接触する。そして通信ユニットは、この端子を介し、マイコンメーターと電気的に接続される。したがって本考案では、端子台蓋をマイコンメーターに取り付けた際、端子が特定の端子台と接触し、マイコンメーターと通信ユニットとの間で情報の伝達ができるようになる。当然ながら端子は、特定の端子台と確実に接触できるように配置する。また端子は、通信ユニットから離れた場所に配置するため、双方をリード線で接続する。
このように、端子台蓋に通信ユニットと電池と端子を組み込み、既設のマイコンメーターにこの端子台蓋を取り付けると、端子がマイコンメーターの端子台に接触し、端子台蓋自体が直ちに無線子機NCUとして機能する。そのため従来のように、端子台蓋を取り外し、外付けの無線子機NCUから伸びるケーブルを端子台に接続するといった作業が不要になり、接触不良等によるトラブルを回避できる。
請求項2記載の考案は、端子台に他の機器が接続されている場合の利便性を確保するもので、奥行部および底体には、端子台から伸びるケーブルを通すため、U字状に切り欠かれた配線路を設けてあることを特徴とする。配線路は、マイコンメーターの底面を覆い隠す奥行部および底体において、端子台に接続されたケーブルを通すための切り欠きであり、奥行部および底体の後縁から手前側に向け、水平方向に伸びるU字状になる。そのため配線路では、マイコンメーターの外殻が覆い隠されることなく露出するが、異物が入り込むことのないよう、配慮を要する。
このように配線路を設けることで、端子台にガス漏れ警報器などから伸びるケーブルが接続されている場合でも、それらのケーブルを配線路に通すことで、これまでの経路を大きく変更する必要がなく、余計な手間が発生しない。なお配線路は、複数設けることも可能だが、電池の収容に考慮して配置する必要がある。
請求項3記載の考案は、保守管理を容易に実施できることを目的としており、直立部の前面には、通信ユニットに組み込まれた磁気センサーを作動させるため、奥方に陥没した凹部を設けてあり、且つ直立部の前面には、通信ユニットに組み込まれた発光体の光を外部に放射するための窓を設けてあり、発光体と窓との間には、光を透過させる導光材を挟み込んであることを特徴とする。
本考案で用いる通信ユニットには、保守管理のため、磁気センサーと発光体を備えている。磁気センサーは、通信ユニットをメンテナンスモードに移行させるスイッチの役割を担い、外部から磁気センサーに磁石を接近させることで、モードが移行する。そのため、磁石と磁気センサーが接近できるよう、本体の直立部には、奥方に陥没した凹部を設けることが望ましい。また発光体は、一定の条件が揃った際に点灯し、マイコンメーターの状態を外部に知らせることができ、直立部には、この光を通すための窓を設けてある。
通信ユニットは必要最小限の大きさになっており、磁気センサーと発光体は隣接して配置される。そのため発光体が凹部で覆い隠されてしまうが、凹部に窓を設けることはできない。そこで本考案では、凹部から離れた位置に窓を設け、発光体と窓との間に導光材を挟み込み、発光体の光を窓まで導いており、光を無理なく視認することができる。このように導光材を用いることで、窓の配置の自由度が高まり、視認性が向上するほか、凹部を磁気センサーに隣接して配置できるため、保守管理を容易に実施できる。
請求項1記載の考案のように、端子台蓋に通信ユニットと電池と端子を組み込み、既設のマイコンメーターにこの端子台蓋を取り付けると、端子がマイコンメーターの端子台に接触し、端子台蓋自体が直ちに無線子機NCUとして機能する。そのため従来のように、端子台蓋を取り外し、外付けの無線子機NCUから伸びるケーブルを端子台に接続するといった作業が不要になり、マイコンメーターが過酷な場所に設置されている場合でも、作業員の身体的負担が軽減され、接続不良等によるトラブルを回避できる。また、従来の外付けの無線子機NCUでは、様々な障害物により、その設置空間が確保できない場合もあったが、本考案ではそのような問題が発生することはない。
請求項2記載の考案のように、奥行部および底体には、ケーブルを通すための配線路を設けることで、端子台にガス漏れ警報器などから伸びるケーブルが接続されている場合でも、それらのケーブルを配線路に通すことで、これまでの経路を大きく変更する必要がなく、余計な手間が発生しない。
請求項3記載の考案のように、通信ユニットの磁気センサーを作動させるため、本体の直立部に凹部を設けるほか、通信ユニットの発光体の光を外部に放射するため、直立部に窓を設け、発光体と窓との間に導光材を挟み込むことで、凹部を磁気センターに隣接して配置できるほか、窓を凹部から離して配置した場合でも、十分な光を外部に放射することができる。そのため、外部から確実に磁気センサーを作動させることができるほか、発光体の光を明瞭に視認可能で、保守管理を容易に実施できる。
本考案によるマイコンメーターの端子台蓋の形状例を示す斜視図である。なお図の右下には、端子台蓋を垂直方向に切断した断面を描いてある。 図1の端子台蓋の詳細を示す斜視図で、各構成要素を分離して描いてある。 図1の本体および通信ユニットを裏側から見た状態を示す斜視図である。なお図の下方には、通信ユニットをビスで本体に固定した状態を描いてある。 図1の端子台蓋をマイコンメーターに正しく取り付けた状態を示す斜視図である。なお図の下方には、この状態における端子と端子台との関係を描いてある。 これまでに普及しているマイコンメーターの端子台蓋の形状例を示す斜視図である。
図1は、本考案によるマイコンメーター51の端子台蓋の形状例を示す。この図の端子台蓋は、マイコンメーター51の前面と底面との角部を覆い隠すように取り付け、マイコンメーター51の端子台53を保護する。なおこの図のマイコンメーター51は、超音波を利用してガスの消費量を計測する方式を想定しており、上部にガスの入口口金58と出口口金59が並んでいるほか、前面には、ガスの供給を再開したい際に操作する復帰ボタン60や、消費量などを表示する液晶パネル61が並んでいる。さらに前面下方には、奥方に落ち込んだ段差52を設けてあり、段差52の奥面には、十個の端子台53が並んでいる。一連の端子台53は、マイコンメーター51の内部に組み込まれた電子機器と接続されており、端子台53を介して外部との間で情報の伝達を行うことができる。
端子台53の直下には、段差52の底面を塞ぐように下板54を配置してあり、そこから一本のケーブル56が伸びており、その先にガス漏れ警報器(図示は省略)などが接続されている。そしてケーブル56の一端は、ブッシュ57を介して下板54で保持されており、ブッシュ57と特定の端子台53がリード線で接続されている。なおブッシュ57によってケーブル56がシールされており、外部から段差52内に異物が入り込むことを防いでいる。
端子台蓋の外殻は、いずれも合成樹脂製の本体11と底体21で構成され、そのうち本体11は、段差52を隙間なく覆い隠すことができるよう、直立部13と奥行部14とからなるL字状である。直立部13は、壁状に立ち上がる部位で、段差52の前面を覆い隠す。また奥行部14は、直立部13の下部から奥方に向けて水平に突出する部位で、段差52の底面を覆い隠す。そして底体21は、本体11の下部に取り付けるが、その形状は、本体11の底面と段差なく揃えてあり、取り付け後は、本体11と底体21が一体的な外観になる。なお本体11は、ビス45でマイコンメーター51に取り付ける。そのため段差52の左右両端付近には、ビス45と螺合するメネジ55を設けてある。
直立部13の前面には、窓15と凹部17が並んでいる。窓15は、マイコンメーター51の状態を光で外部に知らせるためのもので、一定の条件が揃った際、窓15が点灯する。また凹部17は、通信ユニット31をメンテナンスモードに移行させるために設けてあり、凹部17に磁石を差し込むことでモードが移行する。さらに直立部13の裏側上方からは、二個の端子43が突出している。この端子43は、特定の端子台53と接触し、情報の伝達が可能になる。なおこの図の端子43は、板バネ方式としているが、これとは別にスプリング方式のものを用いても良い。そのほか奥行部14には、ケーブル56を通すため、切り欠き状の配線路16を設けてある。
図1の右下には、端子台蓋を垂直方向に切断した断面を描いてある。ここに示すように、直立部13は、裏側が解放した箱状で、その内部空間には、通信ユニット31を組み込んである。通信ユニット31は、無線子機NCUとしての機能を実現するためのもので、一枚の基板32上に電子部品やアンテナ33を実装したもので、直立部13に固定する。さらに奥行部14の底面は、底体21と接触しており、奥行部14と底体21で構成される内部空間には、通信ユニット31に電力を供給する電池48を収容してある。
図2は、図1の端子台蓋の詳細を示し、各構成要素を分離して描いてある。本体11は横から見てL字状で、さらに直立部13は単純な平面ではなく箱状で、その裏側には、通信ユニット31を収容する空間が確保されている。また直立部13の裏側上方からは、二個の端子43が突出している。そのほか奥行部14には、ケーブル56を通過させるための配線路16を設けてある。
底体21は、本体11の底面と形状を揃えてあり、底体21を本体11に取り付けると、双方が段差なく並び、一体的な外観になる。さらに底体21の上面は開放しており、奥行部14と底体21で構成される内部空間には、通信ユニット31に電力を供給する電池48が収容される。なお電池48と通信ユニット31は、本来、リード線で接続する必要があるが、ここではその作図を省略している。また底体21には、奥行部14と同様、配線路26を設けてある。当然ながら、双方の配線路16、26は段差なく並び、ケーブル56が無理なく通ることのできる空間が確保される。配線路16、26により、奥行部14と底体21との内部空間は分断されるが、電池48の収容を妨げないように考慮してある。
通信ユニット31は、一枚の基板32上に各種電子部品のほか、電波の送受信を担うアンテナ33や、発光体35や、磁気センサー37が実装されている。磁気センサー37は、磁気を検知することで通信ユニット31をメンテナンスモードに移行させるスイッチの役割を担う。したがって、磁気センサー37に磁石を接近できるよう、直立部13には、奥方に陥没した凹部17を設けてある。また発光体35は、一定の条件が揃った際、それを外部に知らせるために点灯する。
基板32は必要最小限の大きさであり、必然的に発光体35と磁気センサー37は、隣接して配置されている。そのため発光体35の前方は、凹部17で覆い隠されてしまう。そこで直立部13には、凹部17からやや離れて窓15を設けてあり、発光体35と窓15との間には、導光材41を挟み込む。導光材41は、透明な合成樹脂で構成され、しかも凹部17と干渉しない形状としてあり、発光体35から放射された光を斜め上方に導き、窓15から光を放射する。このように導光材41を用いることで、発光体35の前方に窓15を配置できない場合でも、十分な光を外部に放射することができる。
通信ユニット31は、ビス47で本体11に固定する。また底体21は、下方から差し込むビス46で本体11に固定する。さらに導光材41は、その前面に設けた凸部が窓15に嵌まり込むことで固定される。そのほか、本体11と底体21との境界や、直立部13の裏側には、パッキン49を挟み込み、シール構造を実現している。なお図中のパッキン49は、一部範囲だけを描いてあるが、実際には、底体21の上面や直立部13の裏側の外縁に応じた形状になる。
図3は、図1の本体11および通信ユニット31を裏側から見た状態を示す。直立部13の裏側は、通信ユニット31を収容するための空間になっており、その上部には、二個の端子43を取り付けてある。また裏側にも窓15が露出しているほか、凹部17の奥面は塞がれており、ここから異物が入り込むことはない。そのほか配線路16は、奥行部14の後縁から手前側に向けて伸びるU字状で、その奥部は直立部13の近傍に到達している。
通信ユニット31には、発光体35と磁気センサー37が実装されており、凹部17は、磁気センサー37の前方を覆い隠すように配置してある。また導光材41は、凹部17との干渉を避けるため、斜め上方に伸びており、その下部が発光体35に接触しており、その上部が窓15に嵌まり込む。そして図3の下方に描くように、通信ユニット31はビス47で本体11に固定するが、その際、通信ユニット31と端子43をリード線38で接続する。このように、通信ユニット31と端子43を分離することで、双方を最適な場所に配置することができる。
図4は、図1の端子台蓋をマイコンメーター51に正しく取り付けた状態を示す。この状態では、本体11や底体21がマイコンメーター51の外殻からやや突出するが、直立部13の左右両側などが傾斜しているため、端子台蓋はマイコンメーター51と一体的な外観になる。また直立部13には、窓15と凹部17が並んでおり、保守管理も容易である。そのほか端子台53から伸びるケーブル56は、配線路26を通って外部に引き出されている。
図4の下方には、端子台蓋をマイコンメーター51に正しく取り付けた状態において、端子43と端子台53との関係を描いてある。このように、二個の端子43のうち一方は、段差52の奥面右端の端子台53に接触しており、残る一方は、その隣の端子台53に接触しており、マイコンメーター51と通信ユニット31との間で情報の伝達が可能になる。
11 本体
13 直立部
14 奥行部
15 窓
16 配線路
17 凹部
21 底体
26 配線路
31 通信ユニット
32 基板
33 アンテナ
35 発光体
37 磁気センサー
38 リード線
41 導光材
43 端子
45 ビス(端子台蓋の取り付け用)
46 ビス(底体の取り付け用)
47 ビス(通信ユニットの取り付け用)
48 電池
49 パッキン
51 マイコンメーター
52 段差
53 端子台
54 下板
55 メネジ
56 ケーブル
57 ブッシュ
58 入口口金
59 出口口金
60 復帰ボタン
61 液晶パネル

Claims (3)

  1. マイコンメーター(51)の端子台(53)を覆い隠す本体(11)と、該本体(11)の下部に取り付ける底体(21)と、を有し、
    前記本体(11)は、前記マイコンメーター(51)の前面を覆い隠す直立部(13)と、該マイコンメーター(51)の底面を覆い隠す奥行部(14)と、からなるL字状で、
    前記本体(11)には、無線通信機能を有する通信ユニット(31)と、該通信ユニット(31)と接続された端子(43)と、を組み込んであり、
    前記奥行部(14)と前記底体(21)で構成される内部空間には、前記通信ユニット(31)に電力を供給する電池(48)を収容してあり、
    前記マイコンメーター(51)に取り付けた状態において、前記端子(43)は、特定の前記端子台(53)と接触することを特徴とするマイコンメーター(51)の端子台蓋。
  2. 前記奥行部(14)および前記底体(21)には、前記端子台(53)から伸びるケーブル(56)を通すため、U字状に切り欠かれた配線路(16、26)を設けてあることを特徴とする請求項1記載のマイコンメーター(51)の端子台蓋。
  3. 前記直立部(13)の前面には、前記通信ユニット(31)に組み込まれた磁気センサー(37)を作動させるため、奥方に陥没した凹部(17)を設けてあり、
    且つ前記直立部(13)の前面には、前記通信ユニット(31)に組み込まれた発光体(35)の光を外部に放射するための窓(15)を設けてあり、該発光体(35)と該窓(15)との間には、光を透過させる導光材(41)を挟み込んであることを特徴とする請求項1または2記載のマイコンメーター(51)の端子台蓋。
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