JP2017190008A - 車両用シート - Google Patents

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Akane Igarashi
あかね 五十嵐
和男 野口
Kazuo Noguchi
和男 野口
潤 高野
Jun Takano
潤 高野
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Abstract

【課題】着座者の動きを拘束することを低減できる車両用シートを提供する。【解決手段】着座者の背部を受けるシートバックと、着座者の臀部を受けるシートクッションとを有する車両用シートである。シートバックは、骨格構造であるフレーム16a,16bと、フレーム16a,16bによって支持されるパッドと、このパッドを覆う表皮とを有する。車両用シートは、さらにフレーム16a,16bの一対のシート角部対応部分27a,27bの少なくとも一方を相手側のシート角部対応部分へ向けて移動させるフレーム移動装置25a,25b,24を有する。このフレーム移動装置は、シートバック内のフレーム16a,16bをシートバックに対して平行に移動させ、このように移動するフレーム16a,16bのシート角部対応部分27a,27bは、パッドに対して相対的に移動する。【選択図】図2

Description

本発明は、シートバック及びシートクッションを有する車両用シートに関する。
(特許文献1)
従来、特許文献1に開示された車両用シートが知られている。この車両用シートにおいては、フレームによってパッドを支持し、さらにそのパッドを表皮で覆うことによって形成されたシートバックが開示されている。このシートバックにおいては、前記のフレームが、センターサポートフレームとサイドサポートフレームの2つのフレームによって構成されている。そして、センターサポートフレームによってシートバックのセンターサポート部を支持し、一方、サイドサポートフレームによってサイドサポート部を支持している。
サイドサポートフレームをセンターサポートフレームの周りで適宜の角度だけ旋回移動させることにより、シートバックのサイドサポート部をセンターサポート部の周りで適宜の角度だけ旋回移動させることができる。このサイドサポート部の旋回移動により、シートに座っている着座者の姿勢を、真っ直ぐに前を向く状態から右向きの状態又は左向きの状態へと変化させることができる。これにより、例えば、並置された2つのシートに座っている着座者の一方の姿勢を右向きに変化させ、他方の姿勢を左向きに変化させることにより、左右の着座者を向き合わせることができる。
(特許文献2)
従来、特許文献2に開示された車両用シートが知られている。この従来の車両用シートにおいては、シートバックが左右の側辺部にサイドサポート部を有している。これらのサイドサポート部は下側部分に腰部サポート部を有しており、上側部分に肩部サポート部を有している。
シートバックの内部にはシートバックフレームが設けられている。シートバックの形状はこのシートバックフレームによって保持されている。シートバックフレームの肩部サポート部に対応した位置には可動プレートが設けられている。この可動プレートはモータ等といった駆動源によって駆動されて旋回移動する。
可動プレートを旋回移動させることにより、それに対応している肩部サポート部を前方へ前進移動させたり、後方へ後退移動させたりすることができる。これにより、体格の異なる複数の着座者に対して肩部サポート部を適正な位置に配置させることができる。
(特許文献3)
従来、特許文献3に開示された車両用シートが知られている。この従来の車両用シートにおいては、シートバックが縦中心線の左右に分割して設けられている。一方のシートバックは車内側分割バックと呼ばれ、他方のシートバックは車外側分割バックと呼ばれている。これらの分割バックはシートバックの縦中心線を中心として個々に旋回移動である。
この従来の車両用シートにおいては、左右の分割バックを後方へ向けて広がるように旋回移動させることにより、シートバックを体格の大きい着座者に合わせることができる。他方、左右の分割バックを前方へ向けて狭まるように旋回移動させることにより、シートバックを体格の小さい着座者に合わせることができる。
また、左右の分割バックを前方へ向けて狭まるように旋回移動させることにより、後部座席の着座者の着座スペース(すなわち足回りスペース)を広げることが可能となる。
また、車外側分割バックを前方へ向けて狭まるように旋回移動させることにより、後部座席へ出入り移動する人に対して移動のための広いスペースを提供できる。
さらに、車内側分割バックを前方へ向けて狭まるように旋回移動させることにより、人が後部座席から前部座席へ移動する際、あるいは人が前部座席から後部座席へ移動する際、すなわち人がウォークスルー移動する際の移動スペースを広く確保することができる。
特開平08−040120号公報 特開2003−300430号公報 特開2013−052767号公報
以上のように、従来の車両用シートにおいては、フレーム、パッド及び表皮から成るシートバックのフレーム、パッド及び表皮の全部を同時に旋回移動させることによって、シートの状態を着座者の体形に合わせたり、シートの周りのスペースを変化させたり、シートに座っている着座者の姿勢を変化させたりしている。
本発明者等は、上記の従来の技術を検討する過程において、従来のようにシートバックを動かすことによって何等かの効果を得ようというのではなく、シートバックの存在によって着座者の動きが拘束される(すなわち着座者の自由度が損なわれる)という状況を解消することが、着座者にとって有益であることに思い至った。本発明はこのような発明者の研究結果に基づくものであって、着座者の動きを拘束することを大きく低減できる車両用シートを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートは、着座者の背部を受けるシートバックと、着座者の臀部を受けるシートクッションと、を有しており、前記シートバック及び/又はシートクッショは、骨格構造であるフレームと、当該フレームによって支持されるパッドと、当該パッドを覆う表皮とを有する車両用シートにおいて、当該車両用シートは、さらに前記フレームの一対のシート角部対応部分の少なくとも一方を相手側のシート角部対応部分へ向けて移動させるフレーム移動手段を有しており、当該フレーム移動手段は、前記シートバック内の前記フレームを当該シートバックに対して平行に移動させ、及び/又は前記シートクッション内の前記フレームを当該シートクッションに対して平行に移動させ、前記フレーム移動手段によって駆動されて移動するフレームの前記シート角部対応部分は、前記パッドに対して相対的に移動することを特徴とする。
この構成の車両用シートによれば、フレームのシート角部対応部分をフレーム移動手段によって平行移動させることにより、当該シート角部対応部分をシートの角部に対応する位置から位置的に外すことができる。この結果、着座者はシートバックの角部に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。つまり、本発明の車両用シートによれば、シートバックの角部及び/又はシートクッションの角部によって着座者の動きが拘束されることを大きく低減できる。
本発明に係る車両用シートの第1の発明態様において、前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側の直線状のサイドフレームを有しており、当該直線状のサイドフレームの先端部が前記シート角部対応部分に相当し、前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて直進的に平行移動させることを特徴とする。
この発明態様によれば、シートバック又はシートクッションの角部に限られず、シートバック又はシートクッションの角部を含んだ側辺部の全域に関して、内部のフレームによる支えを解除することができる。これにより、シートバック又はシートクッションのより広い領域に関して着座者の動きが拘束されることを低減できる。
本発明に係る車両用シートの第2の発明態様において、前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側のL字形状のサイドフレームを有しており、当該L字形状は長部材と短部材を屈曲状態に連接して成る形状であり、当該L字形状のサイドフレームのL字屈曲部が前記シート角部対応部分に相当し、前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて回動させることによって平行移動させることを特徴とする。
通常の車両の走行時において、着座者の肩部は、シートバック又はシートクッションの左右の側辺部の角部において内部に存在するフレームによって支持されている。つまり、通常の走行時においては、着座者の肩部の前後方向の動きは内部のフレームによって拘束されている。上記の第2の発明態様によれば、シートバック又はシートクッションの側辺部のうちの角部において局所的に着座者に与えられる拘束を迅速に解除できる。
本発明に係る車両用シートの第3の発明態様において、前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側のく字形状のサイドフレームを有しており、当該く字形状は一対の直状部材を所定の角度で連接して成る形状であり、当該く字形状のサイドフレームの先端部が前記シート角部対応部分に相当し、前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて回動させることによって平行移動させることを特徴とする。
く字形状のサイドフレームは小さい形状に形成できる。従って、本第3の発明態様を実現するための構造はシートバック内又はシートクッション内の小さな空間内に設置することができる。
本発明に係る車両用シートの第4の発明態様において、前記フレーム移動手段は、1つの動力源と、当該動力源の動力を前記左右両側のサイドフレームへ伝達する動力伝達手段とを有することを特徴とする。この発明態様によれば、左右両側のサイドフレームをシートバック又はシートクッションに対して平行移動させるための装置を小さな空間内に設置できる。
本発明に係る車両用シートの第5の発明態様において、前記フレームは、前記シートバックの先端辺部及び/又は前記シートクッションの先端辺部に対応して設けられる先端側の直線状のトップフレームを有しており、当該直線状のトップフレームの両端部が前記シート角部対応部分に相当し、前記フレーム移動手段は、前記トップフレームの両端部の少なくとも一方を湾曲移動によって平行移動させることを特徴とする。
本発明に係る車両用シートによれば、フレームのシート角部対応部分をフレーム移動手段によって平行移動させることにより、当該シート角部対応部分をシートの角部に対応する位置から位置的に外すことができる。この結果、着座者はシートバックの角部に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。つまり、本発明の車両用シートによれば、シートバックの角部及び/又はシートクッションの角部によって着座者の動きが拘束されることを大きく低減できる。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1の車両用シートの内部に設置されるフレームを示す斜視図である。 図1の車両用シートの動作を制御する制御装置の主要部分を示す回路図である。 図2のフレーム構造を前方側から見た状態であって、両サイドフレームが中央部分へ狭まった状態を示す正面図である。 本発明に係る車両用シートの他の実施形態の主要部であるフレーム構造を示す斜視図である。 図5のフレーム構造を前方側から見た状態であって、両サイドフレームが中央部分へ狭まった状態を示す正面図である。 本発明に係る車両用シートのさらに他の実施形態を示す正面図である。 図7の主要部である動力伝達機構を示す斜視図である。 本発明に係る車両用シートのさらに他の実施形態を示す正面図である。
以下、本発明に係る車両用シートを実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(車両用シートの第1の実施形態)
図1は本発明に係る車両用シートの第1の実施形態を示している。図1において、車両用シート1は、シートバック2と、シートクッション3とを有している。シートバック2は車両用シート1に座る着座者の背部を受ける製品である。シートクッション3は着座者の臀部を受ける製品である。
シートバック2の内部にフレームとしてのシートバックフレーム4Aが設けられている。シートクッション3の内部にフレームとしてのシートクッションフレーム5Aが設けられている。シートバックフレーム4A及びシートクッションフレーム5Aは、それぞれ、シートバック2及びシートクッション3の骨格構造として機能する。
シートバックフレーム4Aはパッド8aを支持している。パッド8aは表皮9aによって覆われている。シートバックフレーム4A、パッド8a、及び表皮9aによってシートバック2が形成されている。シートバック2の頂部にはヘッドレスト10が設けられている。ヘッドレスト10は着座者の頭部を受ける製品である。
シートクッションフレーム5Aはパッド8bを支持している。パッド8aは表皮9bによって覆われている。シートクッションフレーム5A、パッド8b、及び表皮9bによってシートクッション3が形成されている。
パッド8a,8bは弾性部材(例えばウレタンの発泡材)によって形成されている。表皮9a,9bは通気性を有する材料、例えばファブリック、革、合成皮革等によって形成されている。
シートバックフレーム4A及びシートクッションフレーム5Aは、図2に示すように、リクライニング機構13a及び13bを介して互いに連結されている。リクライニング機構13a,13bの働きにより、シートバックフレーム4Aはシートクッションフレーム5Aに対して矢印A−Aで示すように傾斜移動できる。シートクッションフレーム5Aは、レール機能を備えたベース14a及び14bによって車両の床15の上に設置されている。
シートバックフレーム4Aは、図1のシートバック2の左側辺部B1及び右側辺部B2に対応する位置に、それぞれ、図2の左サイドフレーム16a及び右サイドフレーム16bを有している。左右のサイドフレーム16a,16bの上端は線状フレーム19によって連結されている。線状フレーム19は回転連結具20によって連結された左ワイヤ21aと右ワイヤ21bを有している。
左右のサイドフレーム16a,16bの下端部は、それぞれ、ロッド24に沿って矢印C―C’方向へ平行移動できるように設けられている。また、サイドフレーム16a,16bのそれぞれの下端部には、電動モータを動力源とする駆動機構25a,25bが設けられている。駆動機構25a,25bは電動モータの回転動力をロッド24上での直線移動に変換するための動力伝達機構を内蔵している。このような動力伝達機構は、例えば、ネジ軸とギヤとの組合せによって構成できる。例えば、ロッド24自体をネジ軸として構成し、電動モータの出力軸に取り付けられたギヤをそのネジ軸に噛み合わせるという動力伝達機構が考えられる。
駆動機構25aは直線状リンク26aによって相手側のサイドフレーム16bに連結されている。駆動機構25bは直線状リンク26bによって相手側のサイドフレーム16aに連結されている。リンク26aの両端は、それぞれ、駆動機構25a及び右サイドフレーム16bの上端部に回転自在に連結されている。リンク26bの両端は、それぞれ、駆動機構25b及び左サイドフレーム16aの上端部に回転自在に連結されている。
図2に示す状態は左サイドフレーム16a及び右サイドフレーム16bが最も外側に位置している状態である。この状態において、左サイドフレーム16aのシート角部対応部分としての上端部27aは図1においてシートバック2の上端の左角部28aに位置的に対応している。これにより、シートバック2の左角部28aが左サイドフレーム16aの上端部27aによって支持されている。
図2の右サイドフレーム16bのシート角部対応部分としての上端部27bは図1においてシートバック2の右角部28bに位置的に対応している。これにより、シートバック2の右角部28bが右サイドフレーム16bの上端部27bによって支持されている。
図2の駆動機構25a及び25bは、図3に示すように制御部31からの指令に従って動作する。制御部31は例えばコンピュータによって構成されている。制御部31は図1の車両用シート1の適所に設置しても良いし、車両用シート1が設置される車両の適所に設置しても良い。制御部31は、車両のホスト制御部から送られてくるパーキング信号PS及び解除信号RSを受信して、駆動機構25a,25bの動作を制御するための演算を行う。
本実施形態では、図2の左右のサイドフレーム16a,16bの上端部(すなわちシート角部対応部分)27a,27bのそれぞれを相手側の上端部へ向けて移動させるフレーム移動手段が、駆動機構25aとロッド24の組合せ、及び駆動機構25bとロッド24の組合せによって構成されている。
以下、本実施形態の車両用シートの動作を説明する。
(車両の走行時)
車両が走行している場合、図3において制御部31はパーキング信号PSを受信していない。この場合、制御部31は駆動機構25a,25b内の電動モータを制御して駆動機構25a,25bが図2のロッド24の最も外側位置にあるようにする。この状態で図1のシートバック2の上端部の左右の角部28a,28bは、それぞれ、図2のシートバックフレーム4Aの左右のサイドフレーム16a,16bの上端部27a,27bによってしっかりと支持されている。このため、車両用シート1に座っている着座者の肩部はシートバック2の左右角部28a,28bによってしっかりと受けられる。
(車両のパーキング停止時)
車両が停止して、運転者によってパーキングスイッチがONにされると、図3においてホスト制御部(図示せず)からパーキング信号PSが制御部31へ送られる。パーキング信号PSを受信した制御部31は図2の駆動機構25a,25b内の電動モータを作動させて、駆動機構25a、25bをロッド24上で内側方向(矢印C方向)へ直進的に平行移動させる。これにより、駆動機構25a,25bと一体である左右サイドフレーム16a,16bがロッド24に沿って内側方向(矢印C方向)へ直進的に平行移動する。ここに言う平行移動は、左右サイドフレーム16a,16bがシートバック2に対して、旋回ではなく、平行に移動することである。
その結果、左右サイドフレーム16a,16bは、図4に示すように、シートバック2の左右方向の中央部に狭まった状態になる。このとき、直線状リンク26a,26bは狭い領域内にたたまれた状態になる。また、このとき、上部の線状フレーム19は左ワイヤ21aと右ワイヤ21bが回転連結具20の所でたたまれた状態になる。なお、図4は図2のシートバックフレーム4A及びシートクッションフレーム4Bを車両の前方側から見た状態を示している。
左右サイドフレーム16a,16bが図2に示す広がった位置から図4に示す狭まった位置へと矢印C方向へ直進的に平行移動する際、左右サイドフレーム16a,16bはパッド8aに対して相対的に移動する。すなわち、左右サイドフレーム16a,16bは平行移動するが、パッド8aは元の形状を維持したままである。この結果、図4において、左右サイドフレーム16a,16bの上端分(すなわちシート角部対応部分)27a,27bはシートバック2の左右の角部28a,28bから外れた位置へ移動する。
この状態において、車両用シート1の着座者の両肩部はシートバック2の角部28a,28bに当たってはいるが、その角部28a,28bの内部にはサイドフレーム16a,16bが存在していない。このため、着座者はシートバック2に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。その結果、着座者は車両用シート1上で後方へ大きく振り返ることができたり、シートベルトを操作するために上半身を大きく捻ることができたり、さらに車両用シート1に座ったままで後方へ大きく手を伸ばすことができたりする。こうして、本実施形態の車両用シート1によれば、シートバック2によって着座者の動きが拘束されることを、大きく低減できることになった。
(解除信号)
着座者は車両内の任意の位置に設置された解除スイッチを操作できる。解除スイッチが操作されると、図3において制御部31へ解除信号RSが伝送される。制御部31が解除信号RSを受信すると、制御部31は駆動機構25a,25bを常に図2に示す最も外側の位置に置く。この解除状態時においては、制御部31にパーキング信号PSが伝送された場合でも、制御部31は駆動機構25a,25bを最も外側の位置に置き続ける。こうして、車両のパーキング停止時であっても、着座者の選択により図1のシートバック2の左右の角部28a,28bを、それぞれ、左右のサイドフレーム16a,16bによって支持し続けることができる。
(変形例)
以上の実施形態では、図1に示すシートバック2の左側辺部B1及び右側辺部B2のそれぞれに対応した図2の左サイドフレーム16a及び右サイドフレーム16bを、図4のようにパッド8aに対して相対的に平行移動させる構成とした。しかしながら、これに代えて又はこれに加えて、図1のシートクッション3の左側辺部D1及び右側辺部D2のそれぞれに対応したシートクッションフレーム5Aの左サイドフレーム及び右サイドフレームを平行移動させる構成とすることもできる。
(車両用シートの第2の実施形態)
図5及び図6は本発明に係る車両用シートの第2の実施形態の主要部を示している。本実施形態の車両用シートの外観構成は図1に示したものと同じである。図5は、図1のシートバック2の内部に設けられるシートバックフレーム4B、及び図1のシートクッション3の内部に設けられるシートクッションフレーム5Bを示している。図5において図2を用いて説明した部材と同じ機能を奏する部材は同じ符号を用いて示すことにして、その部材の説明は省略する。
本実施形態においては、図1のシートバック2の左側辺部B1に対応して図5の左サイドフレーム36aが設けられている。また、図1のシートバック2の右側辺部B2に対応して図5の右サイドフレーム36bが設けられている。左右のサイドフレーム36a,36bは、長部材39aと短部材39bとを屈曲状態に連接(本実施形態では略直角に連接)して成るL字形状の部材として形成されている。
本実施形態では、左右のサイドフレーム36a,36bのシート角部対応部分としてのL字屈曲部37a,37bがそれぞれ、図6に示すように、シートバック2の左右の角部28a,28bに対応している。つまり、シートバック2の左右の角部28a,28bは、それぞれ、左右のサイドフレーム36a,36bのL字屈曲部37a,37bによって支持される。
左サイドフレーム36aの下端部に駆動機構25aが設けられている。また、右サイドフレーム36bの下端部に駆動機構25bが設けられている。駆動機構25a,25bの内部には動力源である電動モータが内蔵されている。駆動機構25aが作動すると、左サイドフレーム36aは矢印C−C’のように駆動機構25aの周りに回動する。この回動により、左サイドフレーム36aはシートバック2に対して平行移動する。また、駆動機構25bが作動すると、右サイドフレーム36bは矢印C−C’のように駆動機構25bの周りに回動する。この回動により、右サイドフレーム36bはシートバック2に対して平行移動する。
本実施形態では、左右のサイドフレーム36a,36bのL字屈曲部(すなわちシート角部対応部分)37a,37bのそれぞれを相手側のL字屈曲部へ向けて移動させるフレーム移動手段が、駆動機構25a,25bによって構成されている。
(車両の走行時)
車両が走行している場合、図3において制御部31はパーキング信号PSを受信していない。この場合、制御部31は図6の駆動機構25a,25b内の電動モータを制御して、左右のサイドフレーム36a,36bが最も開いた状態(図6の鎖線の状態)にする。この状態で図1のシートバック2の上端部の左右の角部28a,28bは、それぞれ、図6のシートバックフレーム4Bの左右のサイドフレーム36a,36bのL字屈曲部37a,37bによってしっかりと支持されている。このため、車両用シート1に座っている着座者の肩部はシートバック2の左右角部28a,28bによってしっかりと受けられる。
(車両のパーキング停止時)
車両が停止して、運転者によってパーキングスイッチがONにされると、図3においてホスト制御部からパーキング信号PSが制御部31へ送られる。パーキング信号PSを受信した制御部31は図6の駆動機構25a,25b内の電動モータを作動させて、左右サイドフレーム36a,36bを最も開いた状態(図6の鎖線の状態)から中央部へたたまれた状態(図6の実線の状態)へと回動による平行移動をさせる。この平行移動はシートバック2に対する平行移動の意味である。
左右サイドフレーム36a,36bが図6においてC−C’方向で回動によって平行移動する際、左右サイドフレーム36a,36bはパッド8aに対して相対的に移動する。すなわち、左右サイドフレーム36a,36bは平行移動するが、パッド8aは元の形状を維持したままである。この結果、図6において、左右サイドフレーム36a,36bのL字屈曲部(シート角部対応部分)37a,37bはシートバック2の左右の角部28a,28bから外れた位置へ移動する。
この状態において、車両用シート1の着座者の両肩部はシートバック2の角部28a,28bに当たってはいるが、その角部28a,28bの内部にはサイドフレーム36a,36bが存在していない。このため、着座者はシートバック2に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。その結果、着座者は車両用シート1上で後方へ大きく振り返ることができたり、シートベルトを操作するために上半身を大きく捻ることができたり、さらに車両用シート1に座ったままで後方へ大きく手を伸ばすことができたりする。こうして、本実施形態の車両用シート1によれば、シートバック2によって着座者の動きが拘束されることを、大きく低減できることになった。
(解除信号)
着座者は車両内の任意の位置に設置された解除スイッチを操作できる。解除スイッチが操作されると、図3において制御部31へ解除信号RSが伝送される。制御部31が解除信号RSを受信すると、制御部31は図6の駆動機構25a,25bを制御して、L字屈曲部37a,37bを常に図6に鎖線で示す最も外側の位置に置く。この解除状態時においては、制御部31にパーキング信号PSが伝送された場合でも、制御部31はL字屈曲部37a,37bを最も外側の位置に置き続ける。こうして、車両のパーキング停止時であっても、着座者の選択により図1のシートバック2の左右の角部28a,28bを、それぞれ、左右のサイドフレーム36a,36bによって支持し続けることができる。
(車両用シートの第3の実施形態)
図7は本発明に係る車両用シートの第3の実施形態の主要部を示している。本実施形態の車両用シートの外観構成は図1に示したものと同じである。図7は、図1のシートバック2の内部に設けられるシートバックフレーム4C、及び図1のシートクッション3の内部に設けられるシートクッションフレーム5Cを示している。
本実施形態においては、図1のシートバック2の左側辺部B1に対応して図7の左サイドフレーム46aが設けられている。また、図1のシートバック2の右側辺部B2に対応して図7の右サイドフレーム46bが設けられている。左右のサイドフレーム46a,46bは、長さが略同じである一対の直状部材49a,49bを屈曲状態に連接(本実施形態では略直角よりも大きい角度で連接)して成るく字形状の部材として形成されている。なお、屈曲部の角度は直角又は直角よりも小さい角度であっても良い。
本実施形態では、左右のサイドフレーム46a,46bのシート角部対応部分としての上端部47a,47bがそれぞれ、シートバック2の左右の角部28a,28bに対応している。つまり、シートバック2の左右の角部28a,28bは、それぞれ、左右のサイドフレーム46a,46bの上端部47a,47bによって支持される。
左右のサイドフレーム46a,46bの下端部に駆動機構45が設けられている。駆動機構45は、動力源としての電動モータ51と、電動モータ51の出力軸に取り付けられたウオーム52と、ウオーム52に噛み合っているウオームホイール53a,53bとを有している。ウオーム52の歯とウオームホイール53a,53bの歯は図8に示すように噛み合っている。ウオーム52が回転すると、ウオームホイール53a,53bが互いに逆方向へ同時に回転する。図7に示すように、ウオームホイール53aは左サイドフレーム46aの下端に取り付けられている。ウオームホイール53bは右サイドフレーム46bの下端に取り付けられている。
電動モータ51が作動すると、左サイドフレーム46aは矢印C−C’のようにウオームホイール53aを中心として回動する。この回動により、左サイドフレーム46aはシートバック2に対して平行移動する。また、電動モータ51が作動すると、右サイドフレーム46bは矢印C−C’のようにウオームホイール53bを中心として回動する。この回動により、右サイドフレーム46bはシートバック2に対して平行移動する。
(車両の走行時)
車両が走行している場合、図3において制御部31はパーキング信号PSを受信していない。この場合、制御部31は図7の電動モータ51を制御して、左右のサイドフレーム46a,46bが最も開いた状態(図7の鎖線の状態)にする。この状態で図1のシートバック2の上端部の左右の角部28a,28bは、それぞれ、図7のシートバックフレーム4Cの左右のサイドフレーム46a,46bの上端部47a,47bによってしっかりと支持されている。このため、車両用シート1に座っている着座者の肩部はシートバック2の左右角部28a,28bによってしっかりと受けられる。
(車両のパーキング停止時)
車両が停止して、運転者によってパーキングスイッチがONにされると、図3においてホスト制御部からパーキング信号PSが制御部31へ送られる。パーキング信号PSを受信した制御部31は図7の電動モータ51を作動させて、左右サイドフレーム46a,46bを最も開いた状態(図7の鎖線の状態)から中央部へたたまれた状態(図7の実線の状態)へと回動による平行移動をさせる。この平行移動はシートバック2に対する平行移動の意味である。
左右サイドフレーム46a,46bが図7においてC−C’方向で回動によって平行移動する際、左右サイドフレーム46a,46bはパッド8aに対して相対的に移動する。すなわち、左右サイドフレーム46a,46bは平行移動するが、パッド8aは元の形状を維持したままである。この結果、図7において、左右サイドフレーム46a,46bのシート角部対応部分(すなわち上端部)47a,47bはシートバック2の左右の角部28a,28bから外れた位置へ移動する。
この状態において、車両用シート1の着座者の両肩部はシートバック2の角部28a,28bに当たってはいるが、その角部28a,28bの内部にはサイドフレーム46a,46bが存在していない。このため、着座者はシートバック2に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。その結果、着座者は車両用シート1上で後方へ大きく振り返ることができたり、シートベルトを操作するために上半身を大きく捻ることができたり、さらに車両用シート1に座ったままで後方へ大きく手を伸ばすことができたりする。こうして、本実施形態の車両用シート1によれば、シートバック2によって着座者の動きが拘束されることを、大きく低減できることになった。
(解除信号)
着座者は車両内の任意の位置に設置された解除スイッチを操作できる。解除スイッチが操作されると、図3において制御部31へ解除信号RSが伝送される。制御部31が解除信号RSを受信すると、制御部31は図7の電動モータ51を制御して、左右のサイドフレーム46a,46bのそれぞれの上端部47a,47bを常に図7に鎖線で示す最も外側の位置に置く。この解除状態時においては、制御部31にパーキング信号PSが伝送された場合でも、制御部31は上端部47a,47bを最も外側の位置に置き続ける。こうして、車両のパーキング停止時であっても、着座者の選択により図1のシートバック2の左右の角部28a,28bを、それぞれ、左右のサイドフレーム46a,46bによって支持し続けることができる。
(車両用シートの第4の実施形態)
図9は本発明に係る車両用シートの第4の実施形態の主要部を示している。本実施形態の車両用シートの外観構成は図1に示したものと同じである。図9は、図1のシートバック2の内部に設けられるシートバックフレーム4D、及び図1のシートクッション3の内部に設けられるシートクッションフレーム5Dを示している。
図9において、シートバックフレーム4Dの頂部にトップフレーム56が設けられている。トップフレーム56は可撓性を有する材料によって形成されている。トップフレーム56が鎖線で示すように直線形状にあるとき、トップフレーム56の左端部57aは図1のシートバック2の左側辺部B1に対応する位置にある。また、トップフレーム56が直線形状にあるとき、トップフレーム56の右端部57bが図1のシートバック2の右側辺部B2に対応する位置にある。
さらに、トップフレーム56の左端部57a及び右端部57bは、それぞれ、シートバック2の左右の角部28a,28bに対応している。つまり、シートバック2の左右の角部28a,28bは、それぞれ、トップフレーム56の左端部57a及び右端部57bによって支持される。このように、トップフレーム56の左端部57a及び右端部57bはシート角部対応部分として機能する。
トップフレーム56の中央部の下方位置にネジ軸58が設けられている。ネジ軸58は鉛直方向に延びている。ネジ軸58上に昇降ユニット59が設けられている。昇降ユニット59の内部には動力源としての電動モータが内蔵されている。この電動モータの出力軸にはギヤが取り付けられている。このギヤはネジ軸58に噛み合っている。この構成により、昇降ユニット59内の電動モータが作動すると、昇降ユニット59がネジ軸58に沿って昇降移動する。
昇降ユニット59とトップフレーム56の左端部57aはワイヤ60aによって連結されている。昇降ユニット59とトップフレーム56の右端部57bはワイヤ60bによって連結されている。昇降ユニット59がネジ軸58に沿って下降移動すると、トップフレーム56が上方向へ凸となるように下方向へ撓む。トップフレーム56が下方向へ撓むとき、トップフレーム56はシートバック2に対して平行移動する。
本実施形態では、トップフレーム56の両端部57a,57bを湾曲させてシートバック2に対して平行移動させるためのフレーム移動手段が、ネジ軸58、昇降ユニット59及びワイヤ60a,60bの組合せによって構成されている。
(車両の走行時)
車両が走行している場合、図3において制御部31はパーキング信号PSを受信していない。この場合、制御部31は図9の昇降ユニット59内の電動モータを制御して、トップフレーム56を直線形状の状態にする。この状態で図1のシートバック2の上端部の左右の角部28a,28bは、それぞれ、図9のシートバックフレーム4Dのトップフレーム56の左端部57a及び右端部57bによってしっかりと支持されている。このため、車両用シート1に座っている着座者の肩部はシートバック2の左右角部28a,28bによってしっかりと受けられる。
(車両のパーキング停止時)
車両が停止して、運転者によってパーキングスイッチがONにされると、図3においてホスト制御部からパーキング信号PSが制御部31へ送られる。パーキング信号PSを受信した制御部31は図9の昇降ユニット59内の電動モータを作動させて、昇降ユニット59を下降させる。昇降ユニット59が下降すると、ワイヤ60a,60bに引っ張られてトップフレーム56の両端部57a,57bが下方へ撓む。このとき、トップフレーム56の両端部57a,57bはシートバック2に対して平行移動する。
トップフレーム56の両端部57a,57bが図9において下方へ撓む際、トップフレーム56の両端部57a,57bはパッド8aに対して相対的に移動する。すなわち、トップフレーム56の両端部57a,57bは平行移動するが、パッド8aは元の形状を維持したままである。この結果、図9において、トップフレーム56のシート角部対応部分である左端部57a及び右端部57bはシートバック2の左右の角部28a,28bから外れた位置へ移動する。
この状態において、車両用シート1の着座者の両肩部はシートバック2の角部28a,28bに当たってはいるが、その角部28a,28bの内部にはトップフレーム56の左右端分57a,57bが存在していない。このため、着座者はシートバック2に拘束されることなく、自身の上半身を自由に捻って自身の両肩部を自由に動かすことが可能となる。その結果、着座者は車両用シート1上で後方へ大きく振り返ることができたり、シートベルトを操作するために上半身を大きく捻ることができたり、さらに車両用シート1に座ったままで後方へ大きく手を伸ばすことができたりする。こうして、本実施形態の車両用シート1によれば、シートバック2によって着座者の動きが拘束されることを、大きく低減できることになった。
(解除信号)
着座者は車両内の任意の位置に設置された解除スイッチを操作できる。解除スイッチが操作されると、図3において制御部31へ解除信号RSが伝送される。制御部31が解除信号RSを受信すると、制御部31は図9の昇降ユニット59内の電動モータを制御して、トップフレーム56の左端部57a及び右端部57bのそれぞれを常に図9に鎖線で示す最も外側の位置に置く。この解除状態時においては、制御部31にパーキング信号PSが伝送された場合でも、制御部31は左端部57a及び右端部57bのそれぞれを最も外側の位置に置き続ける。こうして、車両のパーキング停止時であっても、着座者の選択により図1のシートバック2の左右の角部28a,28bを、それぞれ、トップフレーム56の左端部57a及び右端部57bによって支持し続けることができる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、以上の実施形態では、パーキング信号PSに基づいてシートバック2の上部の角部28a,28bに対するフレーム4A(図2),4B(図5)、4C(図7)、4D(図9)の支えを外すようにした。これに代えて、パーキング信号PSに基づくのではなく、着座者が操作する専用のスイッチからの信号に基づいて、シートバック2の上部の角部28a,28bに対するフレームの支えを外すようにしても良い。
1.車両用シート、 2.シートバック、 3.シートクッション、 4A,4B,4C,4D.シートバックフレーム(フレーム)、 5A,5B,5C,5D.シートクッションフレーム(フレーム)、 8a,8b.パッド、 9a,9b.表皮、 10.ヘッドレスト、 13a,13b.リクライニング機構、 14a,14b.ベース、 15.床、 16a.左サイドフレーム、 16b.右サイドフレーム、 19、線状フレーム、 20.回転連結具、 21a.左ワイヤ、 21b.右ワイヤ、 24.ロッド(フレーム移動手段)、 25a,25b.駆動機構(フレーム移動手段)、 26a,26b.直線状リンク、 27a.27b.上端部(シート角部対応部分)、 28a,28b.左右角部、 31.制御部、 36a.左サイドフレーム、 36b.右サイドフレーム、 37a、37b.L字屈曲部(シート角部対応部分)、 39a.長部材、 39b.短部材、 45.駆動機構(フレーム移動手段)、 46a.左サイドフレーム、 46b.右サイドフレーム、 47a,47b.上端部(シート角部対応部分)、 49a,49b.直状部材、 51.電動モータ、 52.ウオーム、 53a,53b.ウオームホイール、 56.トップフレーム、 57a.左端部(シート角部対応部分)、 57b.右端部(シート角部対応部分)、 58.ネジ軸(フレーム移動手段)、 59.昇降ユニット(フレーム移動手段)、 60a,60b.ワイヤ(フレーム移動手段)、 B1,D1.左側辺部、 B2,D2.右側辺部、 PS.パーキング信号、 RS.解除信号

Claims (6)

  1. 着座者の背部を受けるシートバックと、
    着座者の臀部を受けるシートクッションと、を有しており、
    前記シートバック及び/又はシートクッショは、骨格構造であるフレームと、当該フレームによって支持されるパッドと、当該パッドを覆う表皮とを有する車両用シートにおいて、
    当該車両用シートは、さらに前記フレームの一対のシート角部対応部分の少なくとも一方を相手側のシート角部対応部分へ向けて移動させるフレーム移動手段を有しており、
    当該フレーム移動手段は、前記シートバック内の前記フレームを当該シートバックに対して平行に移動させ、及び/又は前記シートクッション内の前記フレームを当該シートクッションに対して平行に移動させ、
    前記フレーム移動手段によって駆動されて移動するフレームの前記シート角部対応部分は、前記パッドに対して相対的に移動する
    ことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側の直線状のサイドフレームを有しており、
    当該直線状のサイドフレームの先端部が前記シート角部対応部分に相当し、
    前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて直進的に平行移動させることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側のL字形状のサイドフレームを有しており、
    当該L字形状は長部材と短部材を屈曲状態に連接して成る形状であり、
    当該L字形状のサイドフレームのL字屈曲部が前記シート角部対応部分に相当し、
    前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて回動させることによって平行移動させることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  4. 前記フレームは、前記シートバックの両側辺部及び/又は前記シートクッションの両側辺部に対応して設けられる左右両側のく字形状のサイドフレームを有しており、
    当該く字形状は一対の直状部材を所定の角度で連接して成る形状であり、
    当該く字形状のサイドフレームの先端部が前記シート角部対応部分に相当し、
    前記フレーム移動手段は、前記両サイドフレームの少なくとも一方を他方のサイドフレームに向けて回動させることによって平行移動させることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  5. 前記フレーム移動手段は、1つの動力源と、当該動力源の動力を前記左右両側のサイドフレームへ伝達する動力伝達手段とを有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載の車両用シート。
  6. 前記フレームは、前記シートバックの先端辺部及び/又は前記シートクッションの先端辺部に対応して設けられる先端側の直線状のトップフレームを有しており、
    当該直線状のトップフレームの両端部が前記シート角部対応部分に相当し、
    前記フレーム移動手段は、前記トップフレームの両端部の少なくとも一方を湾曲移動によって平行移動させることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
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