JP2017189866A - 機械構成要素のピーニングのための装置および方法 - Google Patents

機械構成要素のピーニングのための装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械構成要素のピーニングのための装置および方法を提供する。【解決手段】構成要素を処理するためのピーニングデバイスが、ある量のショット材を推進するように構成されたショット材推進源を含む。このデバイスは、ショット材推進源にそれぞれ選択的に結合可能な複数の処理エンクロージャも含む。処理エンクロージャがそれぞれ、構成要素の複数の部分のうちの対応する部分と相補的な形状を有し、それにより、各処理エンクロージャと対応する部分とが協働して、ショット材を取り囲む。【選択図】図1

Description

本開示の分野は、一般にピーニングに関し、より詳細には、機械構成要素のショットピーニングに関する。
回転機械の構成要素を処理して、亀裂を防止し疲労寿命を改良するために、少なくともいくつかの公知のショットピーニングデバイスが使用されている。励起または推進デバイスが、構成要素に対してショット材を推進する。ショット材は、典型的には、球形を有する複数の小さな金属またはセラミック粒子を含む。ショット材が構成要素の表面に衝突するとき、その部分の表面に小さな球状の窪みが生じ、ピーニングされる表面に対する局所的な圧縮残留応力が生じる。ピーニング処理は、例えば、構成要素の表面上の微小亀裂の形成を軽減する助けとなる。
構成要素のためのいくつかの公知のピーニング法は、ショット材による構成要素の表面全体の処理を可能にするチャンバを含む。しかし、ショット材の推進を集中または局所化しないことによって、ショット材がチャンバから逃げて機械の他の部分を損傷する危険が高くなる。さらに、これらのピーニング法は、短い処理期間では正確度を提供しないことがあり、したがって、各構成要素をピーニングするのに相当な時間および労力を必要とすることがある。さらに、ピーニングの多くの知られている形態は、固定された、すなわち回転しない構成要素のみを処理する固定ピーニングデバイスを使用することしかできない。
米国特許第8997545号明細書
一態様では、構成要素を処理するためのピーニングデバイスが提供される。このデバイスは、ある量のショット材を推進するように構成されたショット材推進源を含む。このデバイスは、ショット材推進源にそれぞれ選択的に結合可能な複数の処理エンクロージャも含む。処理エンクロージャはそれぞれ、構成要素の複数の部分のうちの対応する部分と相補的な形状を有し、それにより、各処理エンクロージャと対応する部分とが協働して、ショット材を取り囲む。
別の態様では、ピーニングデバイス用の一組の処理エンクロージャが提供される。ピーニングデバイスは、構成要素を処理するように構成される。一組の処理エンクロージャは、ピーニングデバイスのショット材推進源に選択的に結合可能な第1の処理エンクロージャを含む。第1の処理エンクロージャは、構成要素の第1の表面と相補的な形状を有し、それにより、第1の処理エンクロージャと第1の表面とが協働して、ショット材を取り囲む。さらに、このデバイスは、ショット材推進源にそれぞれ選択的に結合可能な第2の処理エンクロージャを含む。第2の処理エンクロージャは、構成要素の第2の表面と相補的な形状を有し、それにより、第2の処理エンクロージャと第2の表面とが協働して、ショット材を取り囲む。
別の態様では、ピーニングデバイスを使用して構成要素を処理する方法が提供される。ピーニングデバイスは、ショット材推進源を含む。方法は、複数の処理エンクロージャのうちの第1のエンクロージャをショット材推進源に結合するステップと、構成要素の第1の部分に対してピーニングデバイスを位置決めするステップとを含む。この方法は、ショット材推進源を作動するステップも含む。第1の処理エンクロージャは、構成要素の第1の部分と相補的な形状を有し、それにより、第1の処理エンクロージャと第1の部分とが協働して、ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲む。この方法は、さらに、複数の処理エンクロージャのうちの第2のエンクロージャをショット材推進源に結合するステップと、構成要素の第2の部分に対してピーニングデバイスを位置決めするステップとを含む。さらに、この方法は、ショット材推進源を再作動するステップを含む。第2の処理エンクロージャは、構成要素の第2の部分と相補的な形状を有し、それにより、第2の処理エンクロージャと第2の部分とが協働して、ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲む。
本開示のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めばより良く理解されよう。添付図面において、同様の符号は、図面を通して同様の部分を表す。
例示的な回転機械の概略図である。 図1に示される回転機械の拡大された例示的な構成要素の概略断面図である。 図2に示される構成要素と共に使用するための例示的なピーニング処理エンクロージャの概略斜視図である。 図2に示される構成要素に結合された図3に示されるピーニング処理エンクロージャを含む例示的なピーニングデバイスの斜視図である。 図2に示される構成要素と共に使用するための別の例示的なピーニング処理エンクロージャの概略斜視図である。 図2に示される構成要素に結合された図5に示されるピーニング処理エンクロージャを含む例示的なピーニングデバイスの斜視図である。 別の例示的なピーニング処理エンクロージャの概略斜視図である。 図1に示される回転機械の別の例示的な構成要素に結合された図7に示されるピーニング処理エンクロージャを含む例示的なピーニングデバイスの斜視図である。 別の例示的なピーニング処理エンクロージャの概略斜視図である。 図1に示される回転機械の別の例示的な構成要素に結合された図9に示されるピーニング処理エンクロージャを含む例示的なピーニングデバイスの斜視図である。 図3〜10に示されるピーニングデバイスなどのピーニングデバイスを使用する、図1に示される構成要素などの構成要素を処理する例示的な方法の流れ図である。
別段に明記しない限り、本願で提供される図面は、本開示の実施形態の特徴を例示することを意図されている。これらの特徴は、本開示の1つまたは複数の実施形態を備える多様なシステムで適用可能であると考えられる。したがって、図面は、本明細書で開示される実施形態の実施に必要とされるものとして当業者に知られている全ての従来の特徴を含むことは意図されてはいない。
以下の明細書および特許請求の範囲では、いくつかの用語に対する言及がなされ、それらは、以下の意味を有すると定義されるものとする。
単数形である「一つの(a)」、「一つの(an)」および「その(the)」は、文脈に別段の意味が明記されていない限り、複数形での言及も含む。
「任意選択の」または「任意選択で」は、続いて述べる事象または状況が生じても生じなくてもよく、その記載が、事象が生じる例と生じない例を含むことを意味する。
本明細書および特許請求の範囲を通して本願で使用される近似を表す言葉は、関連付けられる基本的な機能を変更せずに許容範囲内で変えることができる任意の定量的表現を変更するために適用することができる。したがって、用語「約」、「ほぼ」、および「実質的に」などの用語によって修飾された値は、指定された正確な値に限定されない。少なくともいくつかの例では、近似を表す言葉は、値を測定するための器具の精度に対応することがある。ここで、ならびに本明細書および特許請求の範囲を通して、範囲の制限を組み合わせるおよび/または交換することができる。そのような範囲は識別され、文脈または言葉で別段に示されない限り、その範囲に含まれる全ての部分範囲を含む。
本明細書で述べるピーニングデバイスは、限定はしないが回転機械構成要素などの機械構成要素のピーニングを容易にする。構成要素は、一連の表面を含む周縁を画定する。本明細書で述べるピーニングデバイスは、構成要素の対応する表面を処理するようにそれぞれ構成された複数の選択可能な処理エンクロージャを含む。例えば、いくつかの実施形態では、構成要素は少なくとも1つの回転対称面を含み、処理エンクロージャの形状は、構成要素が回転されている間にそのような表面のピーニング処理を容易にする。別の例では、構成要素は、そこに画定された少なくとも1つのスロットを含み、処理エンクロージャの形状は、スロットを画定する表面の局所的なピーニング処理を容易にする。
図1は、例示的な回転機械10の概略図である。例示的実施形態では、回転機械10は、吸気セクション12と、吸気セクション12の下流に結合された圧縮機セクション14と、圧縮機セクション14の下流に結合された燃焼器セクション16と、燃焼器セクション16の下流に結合されたタービンセクション18と、タービンセクション18の下流に結合された排気セクション20とを含むガスタービンである。概して管状のケーシング36が、吸気セクション12、圧縮機セクション14、燃焼器セクション16、タービンセクション18、および排気セクション20の1つまたは複数を少なくとも部分的に取り囲む。代替実施形態では、回転機械10は、本明細書で述べるような内部通路を有するように形成された構成要素が適している任意の回転機械である。さらに、本開示の実施形態は、例示のために回転機械の文脈で述べるが、本明細書で述べる実施形態は、画定された内部通路を有するように適切に形成された構成要素に関わる任意の文脈で適用可能である。
例示的実施形態では、タービンセクション18は、ロータシャフト22を介して圧縮機セクション14に結合される。本明細書で使用されるとき、用語「結合」は、構成要素間の直接的な機械的、電気的、および/または通信接続に限定されず、複数の構成要素間の間接的な機械的、電気的、および/または通信接続も含むことがあることに留意すべきである。ロータシャフト22は軸23を定義する。
回転機械10の動作中、吸気セクション12は、空気を圧縮機セクション14に向けて送る。圧縮機セクション14は、空気を圧縮して、より高い圧力および温度にする。より具体的には、ロータシャフト22は、圧縮機セクション14内でロータシャフト22に結合された圧縮機ブレード40の少なくとも1つの周方向列に回転エネルギーを与える。例示的実施形態では、圧縮機ブレード40の各列の前に、ケーシング36から径方向内側に延びる圧縮機静翼42の周方向列があり、これらの静翼42が、圧縮機ブレード40に空気流を導く。圧縮機ブレード40の回転エネルギーが、空気の圧力および温度を上昇させる。圧縮機セクション14は、圧縮空気を燃焼器セクション16に向けて放出する。
燃焼器セクション16で、圧縮空気が燃料と混合されて点火されて、燃焼ガスが生成され、これらの燃焼ガスは、タービンセクション18に向けて送られる。より具体的には、燃焼器セクション16は、少なくとも1つの燃焼器24を含み、燃焼器24において、燃料、例えば天然ガスおよび/または燃料油が空気流に注入され、燃料−空気混合物が点火されて高温燃焼ガスが生成され、これらの燃焼ガスがタービンセクション18に向けて送られる。
タービンセクション18は、燃焼ガス流からの熱エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換する。より具体的には、燃焼ガスは、タービンセクション18内でロータシャフト22に結合されたロータブレード70の少なくとも1つの周方向列に回転エネルギーを与える。特定の実施形態では、ロータブレード70の各列は、ロータシャフト22に沿って、タービンスペーサ76によって、ロータブレード70の隣接する列から離間されている。例示的実施形態では、ロータブレード70の各列の前に、ケーシング36から径方向内側に延びるタービン静翼72の周方向列があり、これらの静翼72が、ロータブレード70に燃焼ガスを導く。いくつかの実施形態では、後方シャフト78は、ロータシャフト22の後方部分を画定する。ロータシャフト22は、限定はしないが発電機および/または機械駆動アプリケーションなどの負荷(図示せず)に結合することができる。排気された燃焼ガスは、タービンセクション18から下流へ排気セクション20に流れる。
図2は、(図1に示される)回転機械10の例示的な構成要素180の概略断面図である。構成要素180は、複数の部分183によって画定される軸方向に延びる周縁182を含む。例示的実施形態では、各周縁部分183は、ロータ軸23周りで対称形状を有する。より具体的には、例示される実施形態では、構成要素180は、(図1に示される)タービンスペーサ76である。代替実施形態では、構成要素180は、ロータ22の任意の他の適切な構成要素である。
例えば、例示的実施形態では、部分183は、直列の関係で配置された複数の隆起面184と複数の陥凹面186とを含む。各隆起面184は、各隣接する陥凹面186よりも大きく径方向外側に延びている。さらに、例示的実施形態では、各隆起面184は実質的に同一の形状を有し、各陥凹面186は実質的に同一の形状を有する。代替実施形態では、少なくとも1つの隆起面184は、少なくとも1つの他の隆起面184とは異なる形状を有し、および/または少なくとも1つの陥凹面186は、少なくとも1つの他の陥凹面186とは異なる形状を有する。他の代替実施形態では、部分183は、ロータ軸23周りに延びる対称形状の任意の他の適切な組合せを有することもある。
図3は、(図2に示される)構成要素180と共に使用するための例示的な第1のピーニング処理エンクロージャ132の概略斜視図である。図4は、構成要素180に結合された第1のピーニング処理エンクロージャ132を含む例示的なピーニングデバイス100の斜視図である。図3および図4を参照すると、第1のピーニング処理エンクロージャ132は、ピーニングデバイス100にそれぞれ選択的に結合可能な複数のピーニング処理エンクロージャ132の1つである。各ピーニング処理エンクロージャ132は、構成要素周縁182の対応する部分183と実質的に相補的な形状を有する。したがって、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されるとき、各ピーニング処理エンクロージャ132と対応する周縁部分183とが協働して、ピーニングに使用されるショット材(図示せず)を取り囲む。
例えば、例示的実施形態では、第1のピーニング処理エンクロージャ132は、構成要素周縁182の隆起面184の少なくとも1つと相補的であるように形作られている。第1のピーニング処理エンクロージャ132(例示された実施形態では隆起型処理エンクロージャ200として示されている)は、インターフェース202と、インターフェース202に結合された隆起型処理チャンバ206とを含む。隆起型処理チャンバ206は、一対の対向する側壁204を含み、それらの側壁204は、周縁182に隣接して周方向に延び、それらの間に構成要素周縁182の隆起面184を受け取るように構成される。より具体的には、チャンバ206は、外側に張り出した隆起面184と相補的なU字形の溝を画定する。
アパーチャ208は、インターフェース202および隆起型処理チャンバ206を通って延びている。インターフェース202は、ピーニングデバイス100のショット材推進源102に結合するように構成され、それにより、アパーチャ208は、推進源102によって加速されたショット材(図示せず)が、隆起型処理チャンバ206によって取り囲まれた隆起面184の部分に接触することを可能にし、その一方で、チャンバ206は、ショット材が構成要素180の他の表面と接触すること、および/または環境に逃げることを妨げる。いくつかの実施形態では、壁204に平行に測定されたチャンバ206の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短く、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されるときに、周縁182の選択された部分に沿ったピーニングの正確度および/または密度の増加を容易にする。代替実施形態では、チャンバ206の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短いものではない。
図5は、(図2に示される)構成要素180と共に使用するための例示的な第2のピーニング処理エンクロージャ132の概略斜視図である。図6は、構成要素180に結合された第2のピーニング処理エンクロージャ132を含むピーニングデバイス100の斜視図である。図5および図6を参照すると、第2のピーニング処理エンクロージャ132(例示される実施形態では陥凹型処理エンクロージャ300として示されている)は、構成要素周縁182の陥凹面186の少なくとも1つと相補的になるように形作られる。より具体的には、例示的実施形態では、陥凹型処理エンクロージャ300は、インターフェース302と、インターフェース302に結合された陥凹型処理チャンバ306とを含む。陥凹型処理チャンバ306は、一対の対向する側壁304を含み、それらの側壁304は、周縁182に隣接して軸方向に延び、構成要素周縁182の陥凹面186によって受け取られるように構成される。より具体的には、チャンバ306は、内方向に凹んだ陥凹面186と実質的に相補的な逆U字形の端部を画定する。
アパーチャ308は、インターフェース302および陥凹型処理チャンバ306を通って延びている。インターフェース302は、ピーニングデバイス100のショット材推進源102に結合するように構成され、それにより、アパーチャ308は、推進源102によって加速されたショット材(図示せず)が、陥凹型処理チャンバ306によって取り囲まれた陥凹面186の部分に接触することを可能にし、その一方で、チャンバ306は、ショット材が構成要素180の他の表面と接触すること、および/または環境に逃げることを妨げる。いくつかの実施形態では、壁304の間で測定されたチャンバ306の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短く、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されるときに、周縁182の選択された部分に沿ったピーニングの正確度および/または密度の増加を容易にする。代替実施形態では、チャンバ306の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短いものではない。
図1〜図6を参照すると、動作時、構成要素180の周縁182をピーニングするために、隆起型処理エンクロージャ200がピーニングデバイス100に結合される。ショット材(図示せず)がデバイス100に装填される。ピーニングデバイス100は、構成要素180の周縁182での複数の隆起面184のうちの対応する隆起面にチャンバ206が結合するように、構成要素180に対して位置決めされる。次いで、構成要素180がピーニングデバイス100に対して軸23周りで回転され、ショット材推進源102が作動されて、ショット材を構成要素180に向けて繰り返し投射する。隆起型処理チャンバ206と隆起面184とが協働して、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されている間にショット材を取り囲む。例えば構成要素180の選択された回転数を完了することによって処理のサイクルが完了すると、ショット材推進源102は作動停止され、ピーニングデバイス100は、チャンバ206が別の隆起面184に結合されるように位置決め変更され、ピーニング操作が繰り返される。その後、陥凹型処理エンクロージャ300がピーニングデバイス100に結合され、同様の手順が使用されて、陥凹型処理エンクロージャ300を構成要素180の各対応する陥凹面186に結合して、陥凹面186をピーニングする。代替実施形態では、構成要素180は、ピーニング処理中に静止しており、代わりにピーニングデバイス100が構成要素180の周りを回転する。
図7は、ピーニングデバイス100と共に使用するための例示的な第3のピーニング処理エンクロージャ132の概略斜視図である。図8は、(図1に示される)回転機械10の別の例示的な構成要素180に結合された第3のピーニング処理エンクロージャ132を含むピーニングデバイス100の斜視図である。例示される実施形態では、構成要素180の周縁部分183は、リム面188と、隣接する側面190とを含む。より具体的には、例示される実施形態では、構成要素180は、(図1に示される)後方シャフト78である。代替実施形態では、構成要素180は、ロータ22の任意の他の適切な構成要素である。
図7および図8を参照すると、第3のピーニング処理エンクロージャ132(例示される実施形態ではリム処理エンクロージャ700として示されている)は、構成要素周縁182のリム面188と相補的になるように形作られる。より具体的には、例示的実施形態では、リム処理エンクロージャ700は、インターフェース702と、インターフェース702に結合されたリム処理チャンバ706とを含む。リム処理チャンバ706は、外縁182に隣接して軸方向に延び、リム面188に隣接して構成要素周縁182の側面190に結合するように構成された側壁704を含む。より具体的には、チャンバ706は、リム面188および隣接する側面190と実質的に相補的な半U字形状を画定する。
アパーチャ708は、インターフェース702およびリム処理チャンバ706を通って延びている。インターフェース702は、ピーニングデバイス100のショット材推進源102に結合するように構成され、それにより、アパーチャ708は、推進源102によって加速されたショット材(図示せず)が、リム処理チャンバ706によって取り囲まれたリム面188の部分に接触することを可能にし、その一方で、チャンバ706は、ショット材が構成要素180の他の表面と接触すること、および/または環境に逃げることを妨げる。いくつかの実施形態では、壁704に平行に測定されたチャンバ706の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短く、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されるときに、周縁182の選択された部分に沿ったピーニングの正確度および/または密度の増加を容易にする。代替実施形態では、チャンバ706の長さは、構成要素180の円周よりもはるかに短いものではない。
動作時、構成要素180の周縁182をピーニングするために、上述したのと同様に、リム処理エンクロージャ700がピーニングデバイス100に結合される。ショット材(図示せず)がデバイス100に装填される。ピーニングデバイス100は、チャンバ706が構成要素180の周縁182でのリム面188に結合するように、構成要素180に対して位置決めされる。次いで、構成要素180がピーニングデバイス100に対して軸23周りで回転され、ショット材推進源102が作動されて、ショット材を構成要素180に向けて繰り返し投射する。リム処理チャンバ706とリム面188とが協働して、構成要素180がピーニングデバイス100に対して回転されている間にショット材を取り囲む。代替実施形態では、構成要素180は、ピーニング処理中に静止しており、代わりにピーニングデバイス100が構成要素180の周りを回転する。
代替実施形態では、周縁部分183は、ロータ軸23に対して対称に延びる形状の任意の他の適切な組合せを有していてもよく、複数の処理エンクロージャ132が、それぞれのそのような部分183と相補的な形状を有する対応する処理エンクロージャ132を含む。
特定の実施形態では、ピーニングデバイス100によるいくつかの周縁部分183のピーニング処理中、構成要素180は静止したままである。例えば、限定はしないが、特定の実施形態では、周縁182は、ロータ軸23に対して対称でない少なくとも1つの部分183を含む。図9は、ピーニングデバイス100と共に使用するための例示的な第4のピーニング処理エンクロージャ132の概略斜視図である。図10は、(図1に示される)回転機械10の別の例示的な構成要素180に結合された第4のピーニング処理エンクロージャ132を含むピーニングデバイス100の斜視図である。例示される実施形態では、構成要素180の周縁部分183は、一対の対向する側壁194をそれぞれ有するダブテールスロット192を含む。より具体的には、例示される実施形態では、構成要素180は、対応するダブテールスロット192に受け取られるように形作られたダブテール根部(図示せず)をそれぞれ有する(図1に示される)1列の周方向ロータブレード70を保持するように構成されたタービンディスク本体である。代替実施形態では、構成要素180は、ロータ22の任意の他の適切な構成要素である。
図9および図10を参照すると、第4のピーニング処理エンクロージャ132(例示される実施形態ではダブテールスロット処理エンクロージャ900として示されている)は、構成要素周縁182のダブテールスロット192と相補的であるように形作られる。より具体的には、例示的実施形態では、ダブテールスロット処理エンクロージャ900は、インターフェース902と、インターフェース902に結合されたダブテールスロット処理チャンバ906とを含む。ダブテールスロット処理チャンバ906は、ダブテールスロット192によって摺動可能に受け取られ、ダブテールスロット192に垂直に延びるように構成された一対の対向する側壁904を含む。より具体的には、チャンバ906は、ダブテールスロット192と実質的に相補的な形状を画定する。
アパーチャ908は、インターフェース902およびダブテールスロット処理チャンバ906を通って延びている。例示的実施形態では、インターフェース902の遠位にあるアパーチャ908は、一対の対向するサイドアパーチャ910に分割され、各サイドアパーチャ910は、ダブテールスロット処理エンクロージャ900がダブテールスロット192に受け取られるときにダブテールスロット192のそれぞれの側壁194に隣接して位置するように構成される。インターフェース902は、ピーニングデバイス100のショット材推進源102に結合するように構成され、それにより、アパーチャ908は、推進源102によって加速されたショット材(図示せず)が、リム処理チャンバ906によって取り囲まれたダブテール側壁194の部分に接触することを可能にし、その一方で、チャンバ906は、ショット材が構成要素180の他の表面と接触すること、および/または環境に逃げることを妨げる。いくつかの実施形態では、ダブテールスロット192に平行に測定されたチャンバ906の長さは、ダブテールスロット192の長さよりも短く、周縁182の選択された部分に沿ったピーニングの正確度および/または密度の増加を容易にする。代替実施形態では、チャンバ906の長さは、ダブテールスロット192の長さよりも短いものではない。
動作時、ダブテールスロット192の周縁182をピーニングするために、ダブテールスロット処理エンクロージャ900がピーニングデバイス100に結合される。ショット材(図示せず)がデバイス100に装填される。ピーニングデバイス100は、チャンバ906がダブテールスロット192によって受け取られるように、およびサイドアパーチャ910が構成要素180の周縁182でダブテール側壁194に隣接して位置決めされるように、構成要素180に対して位置決めされる。ショット材推進源102は、ショット材を構成要素180に向けて繰り返し投射するように作動される。処理のサイクルが完了すると、ショット材推進源102が作動停止され、ピーニングデバイス100は、チャンバ906がダブテールスロット192の別の部分に結合される、または別のダブテールスロット192によって受け取られるように位置決め変更され、ピーニング動作が繰り返される。特定の実施形態では、第4のピーニング処理エンクロージャ132は、構成要素180の大きなセクションを同時にピーニングするように構成されたエンクロージャ(図示せず)と比較して、構成要素180に画定されたスロットのピーニング処理の正確度および精度の向上を容易にする。
代替実施形態では、周縁部分183は、形状の任意の他の適切な組合せを有していてもよく、複数の処理エンクロージャ132が、それぞれのそのような部分183と相補的な形状を有する対応する処理エンクロージャ132を含む。
ピーニングデバイス100は、選択された有効性で構成要素周縁182の表面をピーニングするのに十分なエネルギーでショット材がピーニング処理エンクロージャ132に送達されることを可能にする任意の適切なショット材推進源102を含む。例えば、限定はしないが、ショット材推進源102は、ショット材を推進するのに適した遠心ブラストホイールを含む。別の例では、限定はしないが、ショット材推進源102は、ショット材を推進するのに適したエアブラストシステムを含む。別の例では、限定はしないが、ショット材推進源102は、ショット材を推進するのに適した超音波励起源を含む。いくつかの実施形態では、ピーニングデバイス100は、使用済みのショット材を回収するのに適した真空システム(図示せず)をさらに含む。
図11は、ピーニングデバイス100などのピーニングデバイスを使用して構成要素180などの構成要素を処理する例示的な方法1100の流れ図である。図1〜図11を参照すると、例示的実施形態では、ピーニングデバイスは、ショット材推進源102などのショット材推進源を含む。方法1100は、処理エンクロージャ132のうちの第1のエンクロージャなど、複数の処理エンクロージャのうちの第1のエンクロージャをショット材推進源に結合するステップ1102と、周縁182の部分183のうちの第1の部分など、構成要素の第1の部分に対してピーニングデバイスを位置決めするステップ1104とを含む。方法1100は、ショット材推進源を作動するステップ1106も含む。第1の処理エンクロージャは、構成要素の第1の部分と相補的な形状を有し、それにより、第1の処理エンクロージャと第1の部分とが協働して、ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲む。
方法1100は、さらに、処理エンクロージャ132のうちの第2のエンクロージャなど、複数の処理エンクロージャのうちの第2のエンクロージャをショット材推進源に結合するステップ1108と、周縁182の部分183のうちの第2の部分など、構成要素の第2の部分に対してピーニングデバイスを位置決めするステップ1110とを含む。さらに、方法1100は、ショット材推進源を再作動するステップ1112を含む。第2の処理エンクロージャは、構成要素の第2の部分と相補的な形状を有し、それにより、第2の処理エンクロージャと第2の部分とが協働して、ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲む。
本明細書で述べたピーニングデバイスの実施形態は、公知のピーニングデバイスに勝るいくつかの利点を提供する。具体的には、それらの実施形態は、単一のピーニングデバイスに直列に取付け可能な選択可能な処理エンクロージャを使用して構成要素の複数の部分をピーニングすることを可能にする。より具体的には、各処理エンクロージャは、構成要素の対応する部分と相補的に形作られる。特定の実施形態では、選択可能な処理エンクロージャは、構成要素が回転されている間、構成要素の円周面の少なくとも一部のピーニングを可能にする。例えば、少なくともいくつかの公知の構成要素は、一連の隆起面および陥凹面を含む円周面を含み、隆起面は、陥凹面よりも大きく径方向に延びる。そのような場合、本明細書で述べるピーニングデバイスは、構成要素が回転されている間に構成要素のそれぞれの表面をそれぞれが処理するように順次に取付け可能な2つの処理エンクロージャを含む。処理エンクロージャの形状は、構成要素の表面の処理を改良する。さらに、本明細書で提供する実施形態は、ショット材の集中的または局所的推進を提供し、ショット材がチャンバから逃げて機械の他の部分を損傷する危険の低減、および/または短い処理期間にわたる正確度の改良を容易にする。
本明細書で述べる方法、システム、および装置の例示的な技術的効果は、以下の少なくとも1つを含む:(a)複数の表面構成を有するいくつかの部分を有する構成要素のピーニング処理の品質および均一性を改良すること;(b)構成要素の複数の部分を処理するために交換可能な部分を有する標準化されたデバイスの使用を可能にすること;(c)構成要素の耐用年数を改良すること;ならびに(d)回転対称構成要素の各部のピーニング用の単一のセットアップおよび動作を可能にし、必要な時間量および構成要素を維持するために費やされる人力を削減すること。
ピーニングデバイスの例示的な実施形態を詳細に上述した。ピーニングデバイス、ならびにそのようなシステムおよびデバイスを製造または操作する方法は、本明細書で述べた特定の実施形態に限定されず、システムの構成要素および/または方法のステップを、本明細書で述べる他の構成要素および/またはステップから独立して個別に利用することができる。例えば、本発明のシステム、装置、および方法は、他のタイプのピーニングデバイスと組み合わせて使用することもでき、本明細書で述べたピーニングデバイス、システム、および方法のみを用いた実施に限定されない。例示的実施形態は、多くの他のアプリケーション、機器、およびシステムに関連して実施および利用することができる。
本開示の様々な実施形態の具体的な特徴は、ある図面には示されており、ある図面には示されていないことがあるが、これは便宜上のものに過ぎない。本開示の原理によれば、図面の任意の特徴は、任意の他の図面の任意の特徴と組み合わせて参照および/または特許請求することができる。
本明細書では、最良の形態を含めたいくつかの実施形態を開示するため、ならびにまた、任意のデバイスまたはシステムを作成して使用することおよび任意の組み込まれた方法を実施することを含め、当業者が実施形態を実施できるようにするために、いくつかの例を使用する。本開示の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に想到される他の例を含むこともできる。そのような他の例は、特許請求の範囲の文字通りの言葉と相違のない構造要素を有する場合、または特許請求の範囲の文字通りの言葉との相違が実質的にない同等な構造要素を含む場合には、特許請求の範囲の範囲内にあるものと意図される。
最後に、代表的な実施態様を以下に示す。
[実施態様1]
構成要素(180)を処理するためのピーニングデバイス(100)であって、
ある量のショット材を推進するように構成されたショット材推進源(102)と、
前記ショット材推進源にそれぞれ選択的に結合可能な複数の処理エンクロージャ(132)とを備え、前記処理エンクロージャがそれぞれ、前記構成要素の複数の部分(183)のうちの対応する部分と相補的な形状を有し、それにより、各前記処理エンクロージャと前記対応する部分とが協働して、前記ショット材を取り囲む
ピーニングデバイス(100)。
[実施態様2]
前記構成要素の前記部分のうちの少なくとも1つの部分が、前記構成要素の軸(23)に対して対称であり、それにより、前記構成要素が前記ピーニングデバイスに対して回転されるときに、前記少なくとも1つの部分と前記対応する処理エンクロージャとが協働して、前記ショット材を取り囲む実施態様1記載のピーニングデバイス。
[実施態様3]
前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つの隆起面(184)を受け取るように構成された隆起型処理エンクロージャ(200)を備える実施態様1記載のピーニングデバイス。
[実施態様4]
前記隆起型処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して周方向に延びるように構成された一対の対向する側壁(24)を備え、それにより、前記対向する側壁が、それらの間に前記少なくとも1つの隆起面を受け取る実施態様3記載のピーニングデバイス。
[実施態様5]
前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つの陥凹面(186)によって受け取られるように構成された陥凹型処理エンクロージャ(300)を備える実施態様1記載のピーニングデバイス。
[実施態様6]
前記陥凹型処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して軸方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(304)を備え、それにより、前記対向する側壁が、前記少なくとも1つの陥凹面によって受け取られる実施態様5記載のピーニングデバイス。
[実施態様7]
前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つのダブテールスロット(192)によって受け取られるように構成されたダブテールスロット処理エンクロージャ(900)を備える実施態様1記載のピーニングデバイス。
[実施態様8]
前記ダブテールスロット処理エンクロージャが、前記ダブテールスロットのそれぞれの側壁(194)に隣接して位置するようにそれぞれ構成された一対の対向するサイドアパーチャ(910)を備える実施態様7記載のピーニングデバイス。
[実施態様9]
ピーニングデバイス(100)用の一組の処理エンクロージャ(132)であって、前記ピーニングデバイスが、構成要素(182)を処理するように構成され、前記一組の処理エンクロージャが、
前記ピーニングデバイスのショット材推進源(102)に選択的に結合可能な第1の処理エンクロージャ(132)であって、前記構成要素の第1の表面(183)と相補的な形状を有し、それにより前記第1の処理エンクロージャと前記第1の表面とが協働して前記ショット材を取り囲む、第1の処理エンクロージャと、
前記ショット材推進源に選択的に結合可能な第2の処理エンクロージャ(132)であって、前記構成要素の第2の表面(183)と相補的な形状を有し、それにより前記第2の処理エンクロージャと前記第2の表面とが協働して前記ショット材を取り囲む、第2の処理エンクロージャとを備える
一組の処理エンクロージャ(132)。
[実施態様10]
前記構成要素の前記第1の表面が、前記構成要素の軸(23)に対して対称であり、それにより、前記構成要素が前記ピーニングデバイスに対して回転されるときに、前記第1の部分と前記第1の処理エンクロージャとが協働して、前記ショット材を取り囲む実施態様9記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様11]
前記第1の表面が、前記構成要素の周方向に延びる隆起面(184)であり、前記第1の処理エンクロージャの前記形状が、前記隆起面と相補的である実施態様10記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様12]
前記第1の処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して周方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(204)を備え、それにより、前記対向する側壁が、それらの間に前記隆起面を受け取る実施態様11記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様13]
前記第2の表面が、前記構成要素の周方向に延びる陥凹面(186)であり、前記第2の処理エンクロージャの前記形状が、前記陥凹面と相補的である実施態様9記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様14]
前記第2の処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して軸方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(304)を備え、それにより、前記対向する側壁が、前記陥凹面によって受け取られる実施態様13記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様15]
前記第1の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つのダブテールスロット(192)によって受け取られるように構成されたダブテールスロット処理エンクロージャ(900)を備える実施態様9記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様16]
前記ダブテールスロット処理エンクロージャが、前記ダブテールスロットのそれぞれの側壁に隣接して位置するようにそれぞれ構成された一対の対向するサイドアパーチャを備える実施態様9記載の一組の処理エンクロージャ。
[実施態様17]
ピーニングデバイスを使用して構成要素を処理する方法であって、前記ピーニングデバイスが、ショット材推進源を含み、
複数の処理エンクロージャのうちの第1の処理エンクロージャをショット材推進源に結合するステップと、
前記ピーニングデバイスを前記構成要素の第1の部分に対して位置決めするステップと、
前記ショット材推進源を作動させるステップであって、前記第1の処理エンクロージャが、前記構成要素の前記第1の部分と相補的な形状を有し、それにより、前記第1の処理エンクロージャと前記第1の部分とが協働して、前記ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲むステップと、
前記複数の処理エンクロージャのうちの第2の処理エンクロージャを前記ショット材推進源に結合するステップと、
前記ピーニングデバイスを前記構成要素の第2の部分に対して位置決めするステップと、
前記ショット材推進源を再作動させるステップであって、前記第2の処理エンクロージャが、前記構成要素の前記第2の部分と相補的な形状を有し、それにより、前記第2の処理エンクロージャと前記第2の部分とが協働して、前記ショット材推進源によって推進されたショット材を取り囲むステップと
を含む方法。
[実施態様18]
前記構成要素の前記第1の部分が、前記構成要素の軸に対して対称であり、前記方法がさらに、前記構成要素を前記ピーニングデバイスに対して回転させるステップを含み、前記構成要素が前記ピーニングデバイスに対して回転されるときに、前記第1の部分と前記第1の処理エンクロージャとが協働して、前記ショット材を取り囲む実施態様17記載の方法。
[実施態様19]
前記第1の部分が隆起面を画定し、前記第1の処理エンクロージャを前記ショット材推進源に結合するステップが、前記隆起型処理エンクロージャを前記ショット材推進源に結合するステップを含む実施態様17記載の方法。
[実施態様20]
前記第1の部分がダブテールスロットを画定し、前記第1の処理エンクロージャを前記ショット材推進源に結合するステップが、ダブテールスロット処理エンクロージャを前記ショット材推進源に結合するステップを含み、前記ダブテールスロット処理エンクロージャが、前記ダブテールスロットのそれぞれの側壁に隣接して位置するようにそれぞれ構成された一対の対向するサイドアパーチャを含む実施態様17記載の方法。
10 回転機械
12 吸気セクション
14 圧縮機セクション
16 燃焼器セクション
18 タービンセクション
20 排気セクション
22 ロータ
23 軸
24 燃焼器
36 ケーシング
40 圧縮機ブレード
42 圧縮機静翼
70 タービンロータブレード
72 タービン静翼
76 タービンスペーサ
78 後方シャフト
100 ピーニングデバイス
102 ショット材推進源
132 ピーニング処理エンクロージャ
180 構成要素
182 構成要素周縁
183 (構成要素周縁の)部分
184 隆起面
186 陥凹面
188 リム面
190 隣接する側面
192 ダブテールスロット
194 対向する側壁
200 隆起型処理エンクロージャ
202 インターフェース
204 対向する側壁
206 隆起型処理チャンバ
208 アパーチャ
300 陥凹型処理エンクロージャ
302 インターフェース
304 対向する側壁
306 陥凹型処理チャンバ
308 アパーチャ
700 リム処理エンクロージャ
702 インターフェース
704 側壁
706 リム処理チャンバ
708 アパーチャ
900 ダブテールスロット処理エンクロージャ
902 インターフェース
904 対向する側壁
906 ダブテールスロット処理チャンバ
908 アパーチャ
910 対向するサイドアパーチャ

Claims (15)

  1. 構成要素(180)を処理するためのピーニングデバイス(100)であって、
    ある量のショット材を推進するように構成されたショット材推進源(102)と、
    前記ショット材推進源にそれぞれ選択的に結合可能な複数の処理エンクロージャ(132)とを備え、前記処理エンクロージャがそれぞれ、前記構成要素の複数の部分(183)のうちの対応する部分と相補的な形状を有し、それにより、各前記処理エンクロージャと前記対応する部分とが協働して、前記ショット材を取り囲む
    ピーニングデバイス(100)。
  2. 前記構成要素の前記部分のうちの少なくとも1つの部分が、前記構成要素の軸(23)に対して対称であり、それにより、前記構成要素が前記ピーニングデバイスに対して回転されるときに、前記少なくとも1つの部分と前記対応する処理エンクロージャとが協働して、前記ショット材を取り囲む請求項1記載のピーニングデバイス。
  3. 前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つの隆起面(184)を受け取るように構成された隆起型処理エンクロージャ(200)を備える請求項1記載のピーニングデバイス。
  4. 前記隆起型処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して周方向に延びるように構成された一対の対向する側壁(24)を備え、それにより、前記対向する側壁が、それらの間に前記少なくとも1つの隆起面を受け取る請求項3記載のピーニングデバイス。
  5. 前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つの陥凹面(186)によって受け取られるように構成された陥凹型処理エンクロージャ(300)を備える請求項1記載のピーニングデバイス。
  6. 前記陥凹型処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して軸方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(304)を備え、それにより、前記対向する側壁が、前記少なくとも1つの陥凹面によって受け取られる請求項5記載のピーニングデバイス。
  7. 前記複数の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つのダブテールスロット(192)によって受け取られるように構成されたダブテールスロット処理エンクロージャ(900)を備える請求項1記載のピーニングデバイス。
  8. 前記ダブテールスロット処理エンクロージャが、前記ダブテールスロットのそれぞれの側壁(194)に隣接して位置するようにそれぞれ構成された一対の対向するサイドアパーチャ(910)を備える請求項7記載のピーニングデバイス。
  9. ピーニングデバイス(100)用の一組の処理エンクロージャ(132)であって、前記ピーニングデバイスが、構成要素(182)を処理するように構成され、前記一組の処理エンクロージャが、
    前記ピーニングデバイスのショット材推進源(102)に選択的に結合可能な第1の処理エンクロージャ(132)であって、前記構成要素の第1の表面(183)と相補的な形状を有し、それにより前記第1の処理エンクロージャと前記第1の表面とが協働して前記ショット材を取り囲む、第1の処理エンクロージャと、
    前記ショット材推進源に選択的に結合可能な第2の処理エンクロージャ(132)であって、前記構成要素の第2の表面(183)と相補的な形状を有し、それにより前記第2の処理エンクロージャと前記第2の表面とが協働して前記ショット材を取り囲む第2の処理エンクロージャ(132)とを備える
    一組の処理エンクロージャ(132)。
  10. 前記構成要素の前記第1の表面が、前記構成要素の軸(23)に対して対称であり、それにより、前記構成要素が前記ピーニングデバイスに対して回転されるときに、前記第1の部分と前記第1の処理エンクロージャとが協働して、前記ショット材を取り囲む請求項9記載の一組の処理エンクロージャ。
  11. 前記第1の表面が、前記構成要素の周方向に延びる隆起面(184)であり、前記第1の処理エンクロージャの前記形状が、前記隆起面と相補的である請求項10記載の一組の処理エンクロージャ。
  12. 前記第1の処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して周方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(204)を備え、それにより、前記対向する側壁が、それらの間に前記隆起面を受け取る請求項11記載の一組の処理エンクロージャ。
  13. 前記第2の表面が、前記構成要素の周方向に延びる陥凹面(186)であり、前記第2の処理エンクロージャの前記形状が、前記陥凹面と相補的である請求項9記載の一組の処理エンクロージャ。
  14. 前記第2の処理エンクロージャが、前記構成要素に隣接して軸方向に延びるように構成された1対の対向する側壁(304)を備え、それにより、前記対向する側壁が、前記陥凹面によって受け取られる請求項13記載の一組の処理エンクロージャ。
  15. 前記第1の処理エンクロージャが、前記構成要素の少なくとも1つのダブテールスロット(192)によって受け取られるように構成されたダブテールスロット処理エンクロージャ(900)を備える請求項9記載の一組の処理エンクロージャ。
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