JP2017187935A - 外出検出システム、および通報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外出検出対象者の外出を検出する。
【解決手段】外出検出システム10は、外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に搭載される通信装置100と、外出検出対象者の外出を検出するために外出検出場所に設置される外出検出装置200とを備える。通信装置は、動き検出手段と、動き検出手段によって動きが検出されたときに、外出検出装置と通信を行うための無線電波を発信して、外出検出装置と通信を開始する通信開始手段と、外出検出装置との通信が途切れたことを検出したときに、外出検出装置と通信を行うための無線電波の発信を停止する通信停止手段とを備える。外出検出装置は、通信装置から発信された無線電波を検出する電波検出手段と、無線電波を検出したときに、通信装置と接続する接続手段と、接続手段によって接続を開始した後に、接続が途切れたことを検出したときに、外出検出対象者が外出したことを検出する外出検出手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外出検出システム、および通報システムに関する。
次のような徘徊者通報システムが知られている。この徘徊者通報システムでは、監視装置は、監視対象者が所持する携帯端末にポーリング信号を送信してから所定時間以内に応答信号を受信しない場合に、監視対象者が外出中と判断する(例えば、特許文献1)。
特開2005−316735号公報
しかしながら、従来の徘徊者通報システムでは、徘徊者がいつ外出しても検出できるように、携帯端末の電源は常にオンした状態にしておく必要があった。この場合、電源をオンした状態が長時間続く可能性が高く、実際に徘徊者が外出するまでにバッテリが消費され、残容量が少なくなってしまう可能性があった。
本発明による外出検出システムは、外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に搭載される通信装置と、外出検出対象者の外出を検出するために外出検出場所に設置される外出検出装置とを備えた外出検出システムであって、通信装置は、動きを検出する動き検出手段と、動き検出手段によって動きが検出されたときに、外出検出装置と通信を行うための無線電波を発信して、外出検出装置と通信を開始する通信開始手段と、外出検出装置との通信が途切れたことを検出したときに、外出検出装置と通信を行うための無線電波の発信を停止する通信停止手段とを備え、外出検出装置は、通信装置から発信された無線電波を検出する電波検出手段と、電波検出手段によって無線電波を検出したときに、通信装置と接続する接続手段と、接続手段によって接続を開始した後に、接続が途切れたことを検出したときに、外出検出対象者が外出したことを検出する外出検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明による通報システムは、上記の通信装置と、外出検出対象者の現在位置を検出するための現在位置特定装置を備えた通報システムにおいて、現在位置特定装置は、外出検出対象者の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段による検出結果に基づいて、あらかじめ通報先として登録されている外部機器への通報条件を満たしたか否かを判定する判定手段と、判定手段によって通報条件を満たしたと判定されたときに、外部機器に通報を行う通報手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、通信装置を外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に搭載しておき、動きが検出されたときに、外出検出装置と通信を開始し、外出検出装置との通信が途切れたと検出したときに、外出検出装置との通信を停止するようにしたので、外出検出対象者が通信装置を搭載した物品を外出のために所持または着用する前や外出検出対象者が外出した後には通信を行わないため、無駄な電力消費を防ぐことができる。
外出検出システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 通信装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 外出検出装置200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 報知装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 通信装置100で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 外出検出装置200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 報知装置300で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 現在位置特定装置400の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 現在位置特定装置400で実行される現在位置特定処理の流れを示すフローチャート図である。 現在位置特定装置400で実行される現在位置通報処理の流れを示すフローチャート図である。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態における外出検出システム10の一実施の形態の構成を示すブロック図である。外出検出システム10は、通信装置100と、外出検出装置200と、報知装置300とで構成される。なお、図1では、外出検出システム10は、通信装置100、外出検出装置200、報知装置300とがそれぞれ1台ずつで構成される例を示しているが外出検出システム10の構成はこれに限定されない。
図2は、本実施の形態における通信装置100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。通信装置100は、通信モジュール101と、CPU回路102と、振動センサ103と、バッテリ104と、非接触充電回路105と、非接触充電用コイル106とを備えている。
通信モジュール101は、例えば、Bluetooth(登録商標)通信用のモジュールであって、通信装置100は、この通信モジュール101を介して外出検出装置200と通信を行う。本実施の形態では、例えばBluetooth(登録商標)4.0規格の省電力モジュールが用いられ、電波周波数が2400MHz〜2480MHz帯の電波を用いて、外出検出装置200と通信を行う。本実施の形態では、外出検出装置200が親機となり、通信装置100が子機となって通信を行うために、通信モジュール101は、あらかじめは親機に通信用の電波を発する子機の役目を担うように設定されている。
CPU回路102は、通信装置100の全体を制御するための回路であって、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成される。なお、CPU回路102を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、通信装置100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。
振動センサ103は、通信装置100の振動を検出することにより、通信装置100の動きを検出するためのセンサである。振動センサ103は、例えば、金ボール接点方式の振動センサが用いられ、振動によって接点のオンとオフが切り替わるスイッチ構造となっている。振動センサ103が振動を検出すると、その検出信号はCPU回路102に入力される。
バッテリ104としては、例えば、充電式の小型のリチウムイオンポリマー電池が用いられ、通信モジュール101とCPU回路102に電力を供給する。
非接触充電回路105は、バッテリ104への充電を制御する回路であって、充電コイル106で受信した電力でバッテリ104を充電する。これにより、本実施の形態における通信装置100では、バッテリ104への非接触充電が可能となっている。バッテリ104の充電を非接触充電とすることにより、バッテリ104に充電用のケーブルを接続する端子や、電池の交換用の蓋などを搭載する必要がなくなるため、通信装置100を完全防水構造にすることが可能となる。
図3は、本実施の形態における外出検出装置200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。外出検出装置200は、通信モジュール201と、CPU回路202と、無線モジュール203と、LED204と、AC/DC電源205とを備えている。
通信モジュール201は、通信装置100が備える通信モジュール101と通信するためのモジュールであって、例えば、Bluetooth(登録商標)通信用のモジュールである。通信モジュール201は、あらかじめ親機として動作するように設定されており、上記の電波周波数をサーチして、子機の発見および子機との接続を行う。
CPU回路202は、外出検出装置200の全体を制御するための回路であって、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成される。なお、CPU回路202を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、外出検出装置200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。
無線モジュール203は、例えば、周波数920.6〜928.0MHz帯の特定小電力無線機であって、CPU回路202からの指示に基づいて、報知装置300に報知指示を行うための報知信号の電波を送信する。
LED204は、CPU回路202によって制御され、外出検出装置200の動作状態や通信装置100のバッテリ残量状態などを使用者に通知するために、点灯、消灯、点滅などを行う。例えば、外出検出装置200の電源がオフの間はLED204は消灯し、外出検出装置200の電源がオンされるとLED204は点灯する。また、CPU回路202は、通信モジュール201を介して通信装置100のバッテリ残量の計測値を取得し、その取得値があらかじめ設定されている所定値未満である場合にLED204を点滅させて、通信装置100のバッテリ残量が少ないことを通知する。CPU回路202は、通信装置100のバッテリが充電されて、通信装置100から取得したバッテリ残量の計測値が所定値以上になるまで、LED204の点滅を継続させる。
AC/DC電源205は、家庭用のAC100V電源を通信モジュール201、CPU回路202、無線モジュール203の各部へ供給するためのDC電源である。
図4は、本実施の形態における報知装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。報知装置300は、無線モジュール301と、サウンド回路302と、スピーカー303と、AC/DC電源304とを備えている。
無線モジュール301は、外出検出装置200の無線モジュール203から発信される無線電波を受信する。無線モジュール301は、外出検出装置200から報知信号の無線電波を受信している間、サウンド回路302に動作信号を送る。
サウンド回路302は、無線モジュール301から動作信号が入力されると、報知音を発生し、増幅回路を介して、音声信号をスピーカー303に送る。これによってスピーカー303から報知音が発せられる。なお、報知音の内容は特に限定されないが、例えば「ピン、ポン、ピン、ポーン」のようなチャイム音とすればよい。また、サウンド回路302には、音の強弱を変えるボリュームを設けて、使用者が報知音の音量を調節できるようにしてもよい。
AC/DC電源304は、家庭用のAC100V電源を通信モジュール301、サウンド回路302へ供給するためのDC電源である。
本実施の形態における外出検出システム10では、通信装置100を外出検出対象とする外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に搭載しておく。外出検出対象者が外出時に所持する物品としては、例えば、杖、かばん、鍵などが想定される。物品への搭載方法としては、杖、かばん、鍵などの場合は、通信装置100をキーホルダーのかたちにして物品にあらかじめ取り付けておく方法が考えられる。また、かばんの中に通信装置100を収納するためのスペースを設けてもよい。外出検出対象者が外出時に着用する物品としては、例えば、靴や帽子などが想定される。通信装置100を靴に搭載する場合は、靴の中敷きの内部や中敷きの下に通信装置100を収納するためのスペースを設け、ここに通信装置100を収納する方法などが考えられる。また、通信装置100を帽子に搭載する場合は、帽子に通信装置100を収納するためのスペースを設ければよい。
本実施の形態では、外出検出対象者の片方の靴に通信装置100をあらかじめ収納しておき、外出検出装置200を外出検出場所の近傍に設置しておく。また、外出検出対象者が外出したことを把握したい報知対象者がいる場所に報知装置300を設置しておく。これによって、外出検出対象者が通信装置100を収納した靴を履いて外出したときに、外出検出装置200でそれを検出し、外出検出対象者が外出したことを報知装置300を介して報知対象者に報知することが可能となる。
本実施の形態における通信装置100は、上述したように、靴に収納されるため、靴に収納可能なサイズに小型化されている。通信装置100を靴の内部に収納するようにすれば、外出検出対象者は、靴に通信装置100を収納した状態で外出することになる。なお、通信装置100を収納するスペースは、中敷きの下に限定されず、靴の上面、側面、踵部分、つま先部分等であってもよい。
なお、外出検出対象者は、例えば、徘徊の危険性がある人、知的障害者、老人、子供、幼児等、家族や保護者に無断で外出してしまうと危険が及ぶ可能性がある人物を想定する。外出検出装置200の設置場所である外出検出場所としては、例えば、自宅の玄関や、介護士施設、病院、幼稚園、保育園、学校などの施設の出入り口などが想定される。報知対象者としては、家族、保護者、各施設の責任者や担当者など、外出検出対象者が外出したことを把握したいと考える人物が想定される。報知装置300の設置場所としては、家族や保護者がいる可能性が高い場所や、施設の責任者や担当者がいる可能性が高い場所が想定され、例えば家族や保護者がいる可能性が高い場所としては自宅の居間や台所などが考えられる。
以下、本実施の形態における外出検出システム10を利用して、外出検出対象者の外出を検出し、報知対象者に報知するための処理について、図5〜図7を用いて説明する。
図5は、本実施の形態における通信装置100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、通信装置100の電源がオンされると起動するプログラムとして、CPU回路102によって実行される。
ステップS10において、CPU回路102は、通信モジュール101を通信を行わないスリープ状態に設定して、振動センサ103からの検出信号の入力を待ち受けるスリープモードに移行する。これによって、通信装置100を消費電力を抑え、バッテリ104が無駄に消費されるのを防止することができる。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、CPU回路102は、振動センサ103から振動を検出したことを示す検出信号が入力されたか否かを判断する。ステップS20で肯定判断した場合には、ステップS30へ進む。なお、振動センサ103から振動を検出したことを示す検出信号が入力されたことは、外出検出対象者が通信装置100が収納された靴を履いたことを意味する。
ステップS30では、CPU回路102は、スリープモードから通常モードに復帰し、バッテリ104の電池残量を計測する。この計測は通常モードでの動作中に、所定時間間隔で継続して行われる。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、CPU回路102は、通信モジュール101を起動する。その後、ステップS50へ進む。
ステップS50では、CPU回路102は、通信モジュール101を制御して、親機である外出検出装置200が子機である通信装置100を発見するための電波の送信を開始する。その後、ステップS60へ進む。
ステップS60では、CPU回路102は、外出検出装置200との間で通信が確立し、接続が完了したか否かを判断する。ステップS60で肯定判断した場合には、ステップS70へ進む。なお、外出検出装置200との接続が完了したことは、通信装置100が外出検出装置200との通信可能範囲内に存在していることを意味する。
ステップS70では、CPU回路102は、通信モジュール101を介した外出検出装置200との接続状態をチェックし、その結果、外出検出装置200との間の接続が切断したか否かを判断する。ステップS70で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。なお、外出検出装置200との接続が切断したことは、通信装置100が外出検出装置200との通信可能範囲外へ出たこと、すなわち通信装置100が収納された靴を履いた外出検出対象者が外出したことを意味する。
ステップS80では、CPU回路102は、通信モジュール101を制御して、親機である外出検出装置200が子機である通信装置100を発見するための電波の送信を停止する。これによって、外出検出装置200との接続が切断した後は、電波送信を停止して電力消費を抑えることができる。その後、ステップS90へ進む。
ステップS90では、CPU回路102は、振動センサ103から振動を検出したことを示す検出信号が所定時間以上継続して入力されていないか否かを判断する。ステップS90で否定判断した場合には、ステップS100へ進む。なお、振動センサ103から振動を検出したことを示す検出信号が所定時間以上継続して入力されていないことは、外出検出対象者が帰宅して靴を脱いだことを意味する。
ステップS100では、CPU回路102は、通信モジュール101の動作を停止して、ステップS110へ進む。
ステップS110では、CPU回路102は、通信装置100の電源がオフされたか否かを判断する。通信装置100の電源オフは、保護者等が電源をオフするための操作を行ったことによる電源オフや、バッテリ104の残量低下による電源オフなどが考えられる。ステップS110で否定判断した場合には、ステップS10に戻る。これに対して、ステップS110で肯定判断した場合は、処理を終了する。
図6は、本実施の形態における外出検出装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図6に示す処理は、外出検出装置200の電源がオンされると起動するプログラムとして、CPU回路202によって実行される。なお、図6に示す処理においては、外出検出装置200の無線モジュール203と報知装置300の無線モジュール301との間で、他機との混信を防いで通信を可能にするためのペアリングがあらかじめ行われているものとする。
ステップS210において、CPU回路202は、外出検出装置200が動作中であること示すために、LED204を点灯させる。その後、ステップS220へ進む。
ステップS220では、CPU回路202は、通信モジュール203を制御して、通信装置100が発する周波数帯の電波のスキャンを開始する。これによって、通信可能範囲内に存在する通信装置100のサーチを行う。その後、ステップS230へ進む。
ステップS230では、CPU回路202は、通信装置100が発信する電波を受信することにより、通信装置100を発見したか否かを判断する。ステップS230で肯定判断した場合には、ステップS240へ進む。
ステップS240では、CPU回路202は、通信モジュール203を制御して、通信装置100と接続して、通信を開始する。その後、ステップS250へ進む。
ステップS250では、CPU回路202は、通信モジュール202を介した通信装置100との接続状況を定期的に監視して、通信装置100との接続が切断されたか否かを判断する。例えば、CPU回路202は、通信装置100との間の通信が所定時間以上継続して途切れた場合に、通信装置100との接続が切断されたと判断する。ステップS250で肯定判断した場合には、ステップS260へ進む。なお、通信装置100との接続が切断されたことは、通信装置100が外出検出装置200との通信可能範囲外へ出たこと、すなわち通信装置100が収納された靴を履いた外出検出対象者が外出したことを意味する。これによって、CPU回路202は、外出検出対象者が外出したことを検出することができる。
ステップS260では、CPU回路202は、無線モジュール203を介して、報知装置300へ外出検出対象者が外出したことを示す報知信号を送信する。その後、ステップS270へ進む。
ステップS270では、CPU回路202は、通信モジュール201を制御して、通信装置100が発する周波数帯の電波のスキャンを停止する。その後、後述するステップS310へ進む。
これに対して、ステップS250で否定判断した場合には、ステップS280へ進む。ステップS280では、CPU回路202は、上述した図5のステップS30で計測された通信装置100のバッテリ104の電池残量のデータを取得して、通信装置100の電池残量を確認する。その後、ステップS290へ進む。
ステップS290では、CPU回路202は、取得した通信装置100の電池残量があらかじめ設定された所定値以下であるか否かを判断する。ステップS290で否定判断した場合には、後述するステップS310へ進む。一方、ステップS290で肯定判断した場合には、ステップS300へ進む。
ステップS300では、CPU回路202は、LED204を点滅させて通信装置100の電池残量が少なくなっていることを通知する。その後、ステップS310へ進む。
ステップS310では、CPU回路202は、外出検出装置200の電源がオフされたか否かを判断する。ステップS310で否定判断した場合には、ステップS220へ戻る。これに対して、ステップS310で肯定判断した場合には、処理を終了する。
図7は、本実施の形態における報知装置300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理は、報知装置300の電源がオンされると起動するプログラムとして、サウンド回路302によって実行される。なお、図7に示す処理においては、外出検出装置200の無線モジュール203と報知装置300の無線モジュール301との間で、他機との混信を防いで通信を可能にするためのペアリングがあらかじめ行われているものとする。
ステップS410において、サウンド回路302は、無線モジュール301を制御して、外出検出装置200からの報知信号の待ち受けを開始する。その後、ステップS420へ進む。
ステップS420では、サウンド回路302は、無線モジュール301から出力される動作信号を監視して、外出検出装置200から報知信号を受信したか否かを判断する。ステップS420で肯定判断した場合には、ステップS430へ進む。
ステップS430では、サウンド回路302は、上述したように、報知音を発生し、増幅回路を介して音声信号をスピーカー303に送ることによって、スピーカー303から報知音声を出力する。その後、ステップS440へ進む。
ステップS440では、サウンド回路302は、報知装置300の電源がオフされたか否かを判断する。ステップS440で否定判断した場合には、ステップS420へ戻る。これに対して、ステップS440で肯定判断した場合には、処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)通信装置100は、振動を検出したときに、外出検出装置200と通信を行うための無線電波を発信して外出検出装置200と通信を開始し、外出検出装置200との通信が途切れたことを検出したときに、外出検出装置200と通信を行うための無線電波の発信を停止するようにした。また、外出検出装置200は、通信装置100から発信された無線電波を検出したときに、通信装置100と接続し、接続を開始した後に、接続が途切れたことを検出したときに、外出検出対象者が外出したことを検出するようにした。これによって、通信装置100は、外出検出対象者が通信装置100が搭載された靴を履く前や外出検出対象者が外出した後には通信を行わないため、無駄な電力消費を防ぐことができる。また、外出検出装置200は、通信装置100との接続が途切れたときに、外出検出対象者が外出したことを検出するようにしたので、外出検出装置200を外出を検出したい場所に設置しておけば、外出検出対象者の外出を検出することが可能となる。
(2)外出検出装置200は、外出検出対象者が外出したことが検出されたときに、報知装置300に、外出検出対象者が外出したことを通知するための通知信号を送信するようにし、報知装置300は、外出検出装置20から報知信号を受信したときに、外出検出対象者が外出したことを音声により報知するようにした。これによって、報知装置300が設置されている場所にいる人物は、外出検出対象者が外出したことを把握することができる。
(3)通信装置100は、外出検出対象者の片方の靴に収納するようにした。これによって、外出検出対象者が外出する際には、必ず靴を履くことから、外出時に確実に通信装置100を身に着けさせることができる。
―第2の実施の形態―
第2実施の形態では、外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に、通信装置100とともに、外出後の外出検出対象者の位置を特定するための現在位置特定装置を搭載しておき、外出検出対象者が外出した後には、現在位置特定装置を用いて、外出後の外出検出対象者の位置を検出し、その位置に基づく通報を行う通報システムについて、図8〜図10を用いて説明する。
なお、外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品への現在位置特定装置の搭載方法は特に限定されないが、本実施の形態では、通信装置100が収納された靴と対になるもう一方の靴に現在位置特定装置を収納する場合について説明する。例えば、右足用の靴に通信装置100を収納した場合には、左足用の靴に現在位置特定装置400が収納される。これによって、外出検出対象者は、左右それぞれの靴に、外出を検出するための通信装置100と、外出後に現在位置を検出するための現在位置特定装置400を収納した状態で外出することになる。
図8は、本実施の形態における現在位置特定装置400の一実施の形態の構成を示すブロック図である。現在位置特定装置400は、GPS(Global Positioning System)アンテナ401と、LNA(Low Noise Amplifier)402と、通信アンテナ403と、電源スイッチ404と、振動スイッチ405と、スイッチ制御回路406と、LED表示回路407と、RTC(Real−Time Clock)回路408と、充電用コネクタ409と、通信カード用コネクタ410と、ヒューズ411と、バッテリ412と、通信モジュール413とを備えている。
GPSアンテナ401は、GPS衛星と通信を行ってGPS信号を受信するためのアンテナである。LNA402は、GPSアンテナ401が受信したGPS信号を増幅するための低雑音アンプである。通信アンテナ403は、既設の通信網に接続して無線通信を行うためのアンテナである。本実施の形態では、この通信アンテナ403により、携帯電話会社が提供する携帯電話通信網に接続して、外部の装置や端末(以下、「外部機器」と呼ぶ)と通信を行うようにする。
電源スイッチ404は、現在位置特定装置400の電源オン・オフを切り替えるために操作者が操作するためのスイッチである。本実施の形態における現在位置特定装置400では、例えば、電源オフ時に操作者が電源スイッチ404を長押しすると電源がオンされ、電源オン時に操作者が電源スイッチ404を長押しすると電源がオフされる。
振動スイッチ405は、現在位置特定装置400の振動を検出するためのスイッチであり、振動センサ及びその周辺回路により構成される。スイッチ制御回路406は、後述する通信モジュール413からの指示に基づいて、振動スイッチ405による振動検出のオン、オフを切り替える制御を行うための回路である。
LED表示回路407は、現在位置特定装置400の動作状態をLEDを消灯、点灯、点滅させることにより表示するための回路である。RTC回路408は、現在位置特定装置400の内部時刻を計時するための回路であり、現在位置特定装置400の電源がオフの状態でも現在時刻を刻み続ける機能を有する回路である。
充電用コネクタ409は、後述するバッテリ412を充電するための電力を供給するためのコネクタである。例えば、充電用コネクタ409としてマイクロUSBコネクタを搭載し、該マイクロUSBコネクタを介してACアダプタを接続することによって、バッテリ412を充電してもよい。あるいは、充電用コネクタ409に非接触充電用のコイルを搭載して、現在位置特定装置400をマット状の充電装置の上に乗せることにより、バッテリ412を充電できるようにしてもよい。
通信カード用コネクタ410は、上述した通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続するためのSIMカード(Subscriber Identity Module Card)を挿入するためのコネクタである。操作者は、あらかじめ携帯電話通信網を提供する通信会社と契約を行って入手したSIMカードを通信カード用コネクタ410に挿入することにより、通信アンテナ403を介して通信を行うことが可能となる。
ヒューズ411は、バッテリ412のショート保護用のヒューズであって、バッテリ412のプラスラインに挿入されている。バッテリ412は、現在位置特定装置400を構成する各部に電力を供給するための電池である。バッテリ412としては、例えばリチウムポリマー電池が用いられ、現在位置特定装置400を長時間駆動可能な電池容量が確保されている。ここでは、例えば、250mAhタイプのリチウムポリマー電池を用いることとする。また、バッテリ412には、過充電防止回路とショート保護回路が内蔵されている。
通信モジュール413は、GPSアンテナ401を介したGPS衛星との通信、及び通信アンテナ403を介した外部機器との通信を制御するためのモジュールであって、併せて現在位置特定装置400の全体を制御する。このために、通信モジュール413は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成される。なお、通信モジュール413を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、現在位置特定装置400を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。
本実施の形態における現在位置特定装置400は、GPSアンテナ401を介して受信するGPS信号に基づいて現在位置を計測し、計測結果を通信アンテナ403を介して接続されている携帯電話通信網を介して、あらかじめ通報先として設定されている外部機器(以下、「通報先端末」と呼ぶ)へ送信する。これによって、通報先端末の所有者は、現在位置特定装置400が収納された靴を履いた外出検出対象者の現在位置を把握することができる。
本実施の形態における現在位置特定装置400は、上述したように、靴に収納されるため、靴に収納可能なサイズに小型化されている。例えば、靴の中敷きの内部や中敷きの下に現在位置特定装置400を収納するためのスペースを設け、ここに現在位置特定装置400を収納すれば、外出検出対象者は、靴に現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出することになる。なお、現在位置特定装置400を収納するスペースは、中敷きの下に限定されず、靴の上面、側面、踵部分、つま先部分等であってもよい。
以下、図9に示すフローチャートを用いて、本実施の形態における現在位置特定装置400で実行される現在位置特定処理の流れを説明する。なお、図9に示す現在位置特定処理は、現在位置特定装置400の電源がオンされると起動するプログラムとして、通信モジュール413によって実行される。
ステップS510において、通信モジュール413は、LED表示回路407を制御してLEDをあらかじめ設定された所定時間点灯させて、操作者に現在位置特定装置400の電源がオンされたことを通知する。その後、ステップS520へ進む。
ステップS520では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の電源オンに伴い、起動時の処理として、現在位置特定装置400を構成する各部の初期設定を行う。例えば、GPSアンテナ401を介したGPS衛星からのGPS信号の受信を可能にするための処理や、通信アンテナ403を介した携帯電話通信網を介した通信を開始するための処理を実行する。その後、ステップS530へ進む。
ステップS530では、通信モジュール413は、スイッチ制御回路406を制御して、振動スイッチ405による振動検出をオンすることにより、現在位置特定装置400の振動の検出を開始する。これにより、外出検出対象者が現在位置特定装置400が収納された靴を履いて外出をする際に生じる現在位置特定装置400の振動を検出することが可能となる。その後、ステップS540へ進む。
ステップS540では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を、通常動作時における通常動作状態よりも各部に流す電流を抑えたスリープ状態に切り替える。通信モジュール413は、例えば、現在位置特定装置400をスリープ状態に切り替えたときには、バッテリ412から各部に流す電流を1mA程度に抑えるように制御する。これにより、現在位置特定装置400は、電源がオンされて各部の初期設定が完了した後は、スリープ状態に切り替えて電力消費を抑えることができる。その後、ステップS550へ進む。
ステップS550では、通信モジュール413は、振動スイッチ405からの出力に基づいて、現在位置特定装置400の振動を検出したか否かを判断する。ステップS550で肯定判断した場合には、ステップS560へ進む。
ステップS560では、通信モジュール413は、スタンバイモードを開始させる。スタンバイモードでは、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替えてバッテリ412から各部に流す電流の制限を解除するとともに、ステップS550で検出した振動の継続時間の計時を行う。その後、ステップS570へ進む。
ステップS570では、通信モジュール413は、振動の検出が所定時間継続しているか否かを判断する。なお、ステップS570での判断は、RTC回路408で一定時間ごとに割り込み信号を発生させ、その発生回数が上記所定時間に相当する回数に到達したときに肯定判断するようにすればよい。例えば、振動の検出が5分間継続したときに肯定判断するように設定されており、RTC回路408が1分間ごとに割り込み信号を発生させる場合には、通信モジュール413は、割り込み信号の発生回数が5回になったときに、ステップS570で肯定判断すればよい。
ステップS570で否定判断した場合には、ステップS540へ戻って、通信モジュール413は、スタンバイモードを終了させて、再び現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態に切り替える。これは、振動の検出が所定時間継続しなかった場合は、現在位置特定装置400の振動は一時的なもので、外出検出対象者の外出に伴って発生したものではないため、引き続き振動の検出を継続しながら消費電力を抑えるためである。
これに対して、ステップS570で肯定判断した場合には、ステップS580へ進む。ステップS580では、振動の検出が所定時間継続していることから、外出検出対象者が現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出したと判断できるため、通信モジュール413は、外出中の外出検出対象者の現在位置を監視するために、スタンバイモードから監視モードに切り替える。監視モードでは、通信モジュール413は、ステップS550で検出した振動の継続時間の計時を終了させる。その後、ステップS590へ進む。
ステップS590では、通信モジュール413は、監視モードへの移行に伴い、スイッチ制御回路406を制御して、振動スイッチ405による振動検出をオフすることにより、現在位置特定装置400の振動の検出を停止する。現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出した後は、振動の検出は不要となるため、振動スイッチ405による振動検出をオフしても問題がないためである。また、振動スイッチ405による振動検出をオフすることにより、監視モードに切り替えた後の電力消費を抑えることもできる。
その後、ステップS600へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替える。これは、外出検出対象者が外出した後の現在位置の計測はあらかじめ設定された所定時間間隔、例えば1分間隔で行えばよいため、現在位置の計測を行わない時間帯は、バッテリ412の消費を低減することを目的としている。その後、ステップS610へ進む。
ステップS610では、通信モジュール413は、ステップS580で監視モードに切り替えてから、または前回現在位置を計測してからあらかじめ設定された所定時間、例えば1分間が経過したか否かを判断する。なお、通信モジュール413は、ステップS610での判断も上述したステップS570での判断と同様に、RTC回路408が発生させる割り込み信号の回数に基づいて行えばよい。ステップS610で肯定判断した場合には、ステップS620へ進む。
ステップS620では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を上述した通常動作状態に切り替えて、現在位置特定装置400の現在位置の検出を可能にする。その後、ステップS630へ進む。
ステップS630では、通信モジュール413は、GPSアンテナ401を介して受信され、LNA402で増幅されたGPS信号に基づいて、現在位置特定装置400の現在位置を検出する。その後、ステップS640へ進む。
ステップS640では、通信モジュール413は、ステップS630で検出した現在位置特定装置400の現在位置を特定するための情報、例えば、現在位置特定装置400の現在位置を示す緯度経度情報と、その検出時刻を示す情報とを関連付けた現在位置情報を上述した不揮発性のメモリに記録する。その後、ステップS650へ進む。
ステップS650では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を上述したスリープ状態に切り替えて、現在位置特定装置400の消費電力を抑える。その後、ステップS660へ進む。
ステップS660では、通信モジュール413は、外出検出対象者の帰宅を検出したか否かを判断する。本実施の形態では、通信モジュール413は、ステップS630で検出した現在位置特定装置400の現在位置があらかじめ登録された自宅位置から所定の範囲内、例えば400m以内である場合に、外出検出対象者の帰宅を検出する。なお、外出検出対象者の自宅位置は、外出検出対象者または通報先端末の操作者によって、あらかじめメモリに登録されているものとする。ステップS660で肯定判断した場合には、ステップS670へ進む。
ステップS670では、通信モジュール413は、ステップS580で開始した監視モードを終了して、ステップS680へ進む。
ステップS680では、通信モジュール413は、スイッチ制御回路406を制御して、振動スイッチ405による振動検出をオンすることにより、現在位置特定装置400の振動の検出を開始する。これにより、外出検出対象者が帰宅した後に、再び現在位置特定装置400が収納された靴を履いて外出をする際に生じる振動を検出することが可能となる。その後、ステップS540へ戻る。
これに対して、ステップS660で否定判断した場合には、ステップS690へ進む。ステップS690では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS690で否定判断した場合には、ステップS610へ戻る。これに対して、ステップS690で肯定判断した場合には、ステップS700へ進む。
ステップS700では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の電源をオフする。その後、処理を終了する。
次に、図10に示すフローチャートを用いて、本実施の形態における現在位置特定装置400で実行される現在位置通報処理の流れを説明する。なお、図10に示す現在位置特定処理は、現在位置特定装置400の電源がオンされると起動するプログラムとして、通信モジュール413によって実行される。
ステップS710において、通信モジュール413は、外出検出対象者が現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出したか否かを判断する。ここでは、外出検出対象者または通報先端末の操作者によって、あらかじめ外出検出対象者の自宅位置がメモリに登録されており、通信モジュール413は、図9で上述した処理によって検出した現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ登録されている外出検出対象者の自宅から所定距離以上、例えば400m以上離れたときに、外出検出対象者は外出したと判断する。ステップS710で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
なお、この自宅位置の登録は、外出検出対象者または通報先端末の操作者が現在位置特定装置400の不図示の入力部材を操作して登録してもよいし、現在位置特定装置400をパソコン等の外部機器に接続し、外部機器上から登録できるようにしてもよい。あるいは、通報先端末の操作者が通報先端末からリモート操作により登録できるようにしてもよい。これは本実施の形態の処理において、あらかじめ設定または登録を要する情報についても同様である。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者が外出したことを示す情報とを通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が外出したことを把握することができ、外出検出対象者の帰宅が報告されるまでの間、外出検出対象者の行動に注意を払うことができる。なお、この通報は、メールやショートメッセージ等を用いて行えばよく、これは以下の処理についても同様である。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS710で否定判断した場合には、ステップS720へ進む。ステップS720では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出した外出検出対象者があらかじめ設定された危険エリアに侵入したか否かを判断する。ここでは、外出検出対象者または通報先端末の操作者によって、地図上で指定された危険エリアを示す情報がメモリに登録されており、通信モジュール413は、図9で上述した処理によって検出した現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ登録されている危険エリア内に位置しているときに、外出検出対象者は危険エリアに侵入したと判断する。なお、危険エリアとしては、例えば、交通量が多い幹線道路、高速道路、河川などの一般的に外出検出対象者が立ち入ってしまうと危険が伴うエリアが想定される。ステップS720で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者が危険エリアに侵入したことを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が危険エリアに侵入したことを把握することができる。このため、外出検出対象者に危険が及ぶことを回避するために、通報された外出検出対象者の現在位置まで外出検出対象者を保護しに行ったり、現地近くの警察や知り合いに外出検出対象者の保護を依頼したりすることができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS720で否定判断した場合には、ステップS730へ進む。ステップS730では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出した外出検出対象者があらかじめ登録された自宅から所定距離以上、例えば2km以上離れた地点に到達したか否かを判断する。ここでは、外出検出対象者の自宅位置は上述したようにあらかじめ登録されており、通信モジュール413は、図9で上述した処理によって検出した現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ登録されている自宅位置から所定距離以上離れた位置であるときに、外出検出対象者は自宅から所定距離以上離れた地点に到達したと判断する。ステップS730で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者が自宅から所定距離以上離れたことを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が自宅から遠く離れた地点まで到達してしまったことを把握することができる。この場合、外出検出対象者は、自宅から遠く離れた地点を徘徊している可能性があり、または帰り道がわからなくなっている可能性があるため、通報先端末の操作者は、外出検出対象者に危険が及ぶ前に外出検出対象者を保護しに行ったり、現地近くの警察や知り合いに外出検出対象者の保護を依頼したりすることができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS730で否定判断した場合には、ステップS740へ進む。ステップS740では、通信モジュール413は、外出検出対象者の外出を検出してからあらかじめ設定された所定時間以上、例えば1時間以上が経過したか否かを判断する。ここでは、外出検出対象者または通報先端末の操作者は、通報を望む外出時間をあらかじめ設定しておくことができ、通信モジュール413は、ステップS710で外出検出対象者の外出を検出してからの経過時間があらかじめ設定された外出時間を超えた場合に、ステップS740で肯定判断する。ステップS740で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者があらかじめ設定された所定時間以上帰宅していないことを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が長時間外出して帰宅していないことを把握することができる。この場合、外出検出対象者は、自宅への帰り道がわからず徘徊していたり、外出先で事故に巻き込まれていたり、外出先で具合が悪くなっている可能性があるため、通報先端末の操作者は、外出検出対象者に危険が及ぶ前に外出検出対象者を保護しに行ったり、現地近くの警察や知り合いに外出検出対象者の保護を依頼したりすることができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS740で否定判断した場合には、ステップS750へ進む。ステップS750では、通信モジュール413は、外出検出対象者の帰宅を検出したか否かを判断する。ここでは、通信モジュール413は、図9で上述したステップS660の処理と同様に、現在位置特定装置400の現在位置があらかじめ登録された自宅位置から所定の範囲内、例えば400m以内である場合に、外出検出対象者が帰宅したと判断する。ステップS750で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者が帰宅したことを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者が無事に帰宅したことを把握して安心することができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS750で否定判断した場合には、ステップS760へ進む。ステップS760では、通信モジュール413は、あらかじめ設定された外出検出対象者の外出予定日時を過ぎたにもかかわらず外出検出対象者の外出を検出していないか否かを判断する。ここでは、外出検出対象者または通報先端末の操作者は、外出検出対象者の外出予定日時をあらかじめ登録することができるものとし、通信モジュール413は、RTC回路408から取得した現在日時があらかじめ登録された外出検出対象者の外出予定日時になってもステップS710で外出検出対象者の外出を検出しないときに、ステップS760で肯定判断する。ステップS760で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、外出検出対象者が外出予定日時を過ぎても外出しないことを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者が外出する必要があることを忘れている可能性があるため、電話やメール、または直接自宅へ行って、外出検出対象者に外出を促すことができる。また、外出検出対象者が病気や怪我等の理由で外出できない状態にある可能性もあるため、この通報をきっかけに外出検出対象者の安否確認を行うこともできる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS760で否定判断した場合には、ステップS770へ進む。ステップS770では、通信モジュール413は、バッテリ412の残量があらかじめ設定された所定値以下、例えば全容量に対する10%以下に低下したか否かを判断する。ステップS770で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報と、バッテリ412の残容量が少なくなっていることを示す情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、バッテリ412の充電が必要なことを把握することができるため、外出検出対象者に連絡してバッテリ412の充電を促したり、自ら外出検出対象者の現在位置に赴いてバッテリ412を充電したりすることができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、後述するステップS820へ進む。
ステップS770で否定判断した場合には、ステップS780へ進む。ステップS780では、通信モジュール413は、通報先端末から現在位置の問い合わせがあったか否かを判断する。ステップS780で肯定判断した場合には、ステップS790へ進む。
ステップS790では、通信モジュール413は、通報先端末への通報を行うために、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態から通常動作状態に切り替える。その後、ステップS800へ進む。
ステップS800では、通信モジュール413は、通信アンテナ403を介して携帯電話通信網に接続し、図9の処理でメモリに記録された最新の現在位置情報を通報先端末へ送信して通報する。これによって、通報先端末の操作者は、いつでも外出検出対象者の現在位置を問い合わせて確認することができる。
その後、ステップS810へ進み、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の動作状態を通常動作状態からスリープ状態に切り替えて、ステップS820へ進む。
ステップS820では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の電源オフが指示されたか否かを判断する。ステップS820で否定判断した場合には、ステップS710へ戻る。これに対して、ステップS820で肯定判断した場合には、ステップS830へ進む。
ステップS830では、通信モジュール413は、現在位置特定装置400の電源をオフする。その後、処理を終了する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態における効果に加えて、さらに以下のような作用効果を得ることができる。
(1)通信モジュール413は、現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ設定された自宅位置から所定距離以上離れた位置であるときに、通報先端末へ現在位置特定装置400の現在位置情報と、外出検出対象者が自宅から所定距離以上離れたことを示す情報とを送信するようにした。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が自宅から遠く離れた地点まで到達してしまったことを把握することができる。また、通報先端末の操作者は、外出検出対象者が自宅から遠く離れた地点を徘徊している可能性があり、または帰り道がわからなくなっている可能性があるため、外出検出対象者に危険が及ぶ前に外出検出対象者を保護しに行ったり、現地近くの警察や知り合いに外出検出対象者の保護を依頼したりすることができる。
(2)通信モジュール413は、現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ設定された危険エリア内に位置しているときに、外出検出対象者が危険エリアに侵入したと判断して、通報先端末へ現在位置特定装置400の現在位置情報と、外出検出対象者が危険エリアに侵入したことを示す情報とを送信するようにした。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者の現在位置とともに、外出検出対象者が危険エリアに侵入したことを把握することができる。このため、外出検出対象者に危険が及ぶことを回避するために、通報された外出検出対象者の現在位置まで外出検出対象者を保護しに行ったり、現地近くの警察や知り合いに外出検出対象者の保護を依頼したりすることができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の外出検出システム、および通報システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1の実施の形態では、通信装置100は振動センサ103を備え、CPU回路102は、振動センサ103からの検出信号に基づいて外出検出対象者が靴を履いたことを検出する例について説明した。しかしながら、外出検出対象者が靴を履いたことを検出するために、通信装置100の動きを検出することができれば、センサは振動センサ103に限定されない。例えば、振動センサ103に代えて加速度センサを用いてもよい。
(2)上述した第2の実施の形態では、図10のステップS710で肯定判断した場合、すなわち外出検出対象者が現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出したと判断した場合に、通信モジュール413は、通報先端末へ最新の現在位置情報と外出検出対象者が外出したことを示す情報とを送信して通報する例について説明した。しかしながら、通信モジュール413は、外出検出対象者が現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出したときには、通報先端末への通報を行わないようにしてもよい。
第1の実施の形態で上述したように、外出検出システム10では、外出検出装置200が外出検出対象者の外出を検出したときに、報知装置300によって報知が行われる。このため、外出検出対象者の外出したことの通報先端末への通報は不要とも考えられる。一方で、保護者等の通報を受けたい人物は、常に報知装置300が設置されている場所にいるとも限らない。よって、報知装置300を介した報知と通報先端末への通報を両方行った方が好ましい場合もある。このような場合を考慮して、外出検出対象者が現在位置特定装置400を収納した靴を履いて外出したときに、通報先端末への通報を行うか否かを操作者が任意に設定できるようにしてもよい。
(3)上述した第2の実施の形態では、通信アンテナ403を介して携帯電話会社が提供する携帯電話通信網に接続して、外部の装置や端末と通信を行う例について説明した。しかしながら、通信に利用する通信網はこれに限定されず、通信アンテナ403を介して無線LANに接続し、インターネットを介して外部の装置や端末と通信を行うことができるようにしてもよい。
(4)上述した第2の実施の形態において、通信モジュール413は、GPSアンテナ401を介して受信され、LNA402で増幅されたGPS信号に基づいて、現在位置特定装置400の現在位置を検出する例について説明した。しかしながら、通信モジュール413は、あらかじめ設定されたタイムアウト時間を経過しても現在位置の検出が完了しない場合には、現在位置の検出を終了させて、現在位置特定装置400の動作状態をスリープ状態に戻すようにしてもよい。これによって、GPS衛星と通信ができない状況にあるときに、現在位置の検出が長時間継続して無駄に電力が消費されるのを防ぐことができる。
(5)上述した第2の実施の形態では、通信モジュール413は、図9のステップS630で検出した現在位置特定装置400の現在位置があらかじめ登録された自宅位置から所定の範囲内、例えば400m以内である場合に、外出検出対象者の帰宅を検出する例について説明した。しかしながら、外出検出対象者が帰宅したか否かの判断方法はこれに限定されない。例えば、通信モジュール413は、検出した現在位置特定装置400の現在位置が、あらかじめ登録された自宅位置に対応する位置であるときに外出検出対象者が帰宅したと判断してもよい。あるいは、現在位置特定装置400に加速度を検出するための加速度センサを搭載し、通信モジュール413は、検出した現在位置があらかじめ登録された自宅位置から所定の範囲内、例えば400m以内であり、かつ加速度センサによって検出される加速度が所定値以下である状態が所定時間以上継続した場合に、外出検出対象者が帰宅したと判断するようにしてもよい。これによれば、外出検出対象者が自宅付近に到達し、かつ自宅で靴を脱ぐことによって加速度が低下したときに外出検出対象者が帰宅したと判定できるため、外出検出対象者が自宅近くで迷子になっている場合に帰宅と誤判定することを防ぐことができる。
(6)上述した第2の実施の形態では、通信モジュール413は、図10のステップS710〜S780で肯定判断したときに、通報先端末への通報条件を満たしたと判断して、通報先端末への現在位置の通報を行う例について説明した。しかしながら、通報条件は、S710〜S780のうちの少なくとも一つとしてもよい。また、どの通報条件を採用するかは、操作者が任意に設定できるようにしてもよい。
また、通報条件はS710〜S780の条件に限定されるものではなく、外出検出対象者の現在位置を特定する必要がある他の条件を設定することができるようにしてもよい。例えば、外出検出対象者が前回の外出から所定時間以上経過しても外出をしない場合には、外出検出対象者に病気などの外出できない事情が生じている可能性があることを加味して、通報先端末に通報するようにしてもよい。これによって、通報先端末の操作者は、外出検出対象者が長時間外出していないことを把握して、外出検出対象者の安否確認を行うことができる。
また、通信モジュール413は、バッテリ412への充電が開始されたとき、またはバッテリへの充電が終了したときに通報条件を満たしたと判断するようにしてもよい。これによって、通報先端末の操作者は、バッテリ412の充電が開始されたタイミング、バッテリの充電が終了したタイミングを把握することができる。また、通信モジュール413は、現在位置特定装置400が充電器から外されたときに、通報条件を満たしたと判断するようにしてもよい。例えば、上述したように、充電用コネクタ409としてマイクロUSBコネクタを搭載し、該マイクロUSBコネクタを介してACアダプタを接続することによってバッテリ412を充電する場合は、通信モジュール413は、マイクロUSBコネクタからACアダプタが取り外されたときに、現在位置特定装置400が充電器から外されたと判定すればよい。これによって、通報先端末の操作者は、現在位置特定装置400が充電器から外されたタイミングを把握することができる。
(7)上述した第2の実施の形態では、通信装置100と現在位置特定装置400を靴に収納するようにし、通信装置100が収納された靴と対になるもう一方の靴に現在位置特定装置400を収納する例について説明した。しかしながら、通信装置100と現在位置特定装置400を靴に収納する場合、いずれか片方の靴に通信装置100と現在位置特定装置400の両方を収納するようにしてもよい。また、通信装置100と現在位置特定装置400とを一体化させて、左右いずれかの靴に収納するようにしてもよい。
(8)上述した第1の実施の形態では、外出検出装置200を自宅の玄関や、介護士施設、病院、幼稚園、保育園、学校などの施設の出入り口などに設置して、外出検出対象者が設置場所から外出したことを検出できるようにした。しかしながら、外出検出装置200の設置場所はこれに限定されない。例えば、外出検出装置200を踏切などに設置しておき、報知装置300を駅員の事務室に設置しておけば、外出検出対象者が踏切に進入したことを検出して、駅員に報知するようにすることもできる。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
10 外出検出システム
100 通信装置
101 通信モジュール
102 CPU回路
103 振動センサ
104 バッテリ
105 非接触充電回路
106 非接触充電用コイル
200 外出検出装置
201 通信モジュール
202 CPU回路
203 無線モジュール
204 LED
205 AC/DC電源
300 報知装置
301 無線モジュール
302 サウンド回路
303 スピーカー
304 AC/DC電源
400 現在位置特定装置
401 GPSアンテナ
402 LNA
403 通信アンテナ
404 電源スイッチ
405 振動スイッチ
406 スイッチ制御回路
407 LED表示回路
408 RTC回路
409 充電用コネクタ
410 通信カード用コネクタ
411 ヒューズ
412 バッテリ
413 通信モジュール

Claims (6)

  1. 外出検出対象者が外出時に所持または着用する物品に搭載される通信装置と、前記外出検出対象者の外出を検出するために外出検出場所に設置される外出検出装置とを備えた外出検出システムであって、
    前記通信装置は、
    動きを検出する動き検出手段と、
    前記動き検出手段によって動きが検出されたときに、前記外出検出装置と通信を行うための無線電波を発信して、前記外出検出装置と通信を開始する通信開始手段と、
    前記外出検出装置との通信が途切れたことを検出したときに、前記外出検出装置と通信を行うための無線電波の発信を停止する通信停止手段とを備え、
    前記外出検出装置は、
    前記通信装置から発信された前記無線電波を検出する電波検出手段と、
    前記電波検出手段によって前記無線電波を検出したときに、前記通信装置と接続する接続手段と、
    前記接続手段によって接続を開始した後に、接続が途切れたことを検出したときに、前記外出検出対象者が外出したことを検出する外出検出手段とを備えることを特徴とする外出検出システム。
  2. 請求項1に記載の外出検出システムにおいて、
    外出検出システムは、
    前記外出検出対象者が外出したことを、別の人物に報知するため報知装置をさらに備え、
    前記外出検出装置は、
    前記外出検出手段によって前記外出検出対象者が外出したことが検出されたときに、前記報知装置に、前記外出検出対象者が外出したことを通知するための通知情報を送信する通知情報送信手段をさらに備え、
    前記報知装置は、
    前記外出検出装置から前記通知情報を受信したときに、前記外出検出対象者が外出したことを報知する報知手段を備えることを特徴とする外出検出システム。
  3. 請求項1または2に記載の通信装置と、外出検出対象者の現在位置を検出するための現在位置特定装置を備えた通報システムにおいて、
    前記現在位置特定装置は、
    前記外出検出対象者の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段による検出結果に基づいて、あらかじめ通報先として登録されている外部機器への通報条件を満たしたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記通報条件を満たしたと判定されたときに、前記外部機器に通報を行う通報手段とを備えることを特徴とする通報システム。
  4. 請求項3に記載の通報システムにおいて、
    前記判定手段は、前記位置検出手段による検出結果に基づいて、前記外出検出対象者があらかじめ設定された通報地点に到達したことを判定したときに、前記通報条件を満たしたと判定することを特徴とする通報システム。
  5. 請求項4に記載の通報システムにおいて、
    前記判定手段は、前記外出検出対象者が自宅から所定距離以上離れた地点に到達したとき、または立ち入ることが危険なエリアに侵入したしたときに、前記通報地点に到達したと判定することを特徴とする通報システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の通報システムにおいて、
    前記通信装置と前記現在位置特定装置とを一体化したことを特徴とする通報システム。
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