JP2005229150A - 探索装置と探索システム及び探索システム用発信機 - Google Patents

探索装置と探索システム及び探索システム用発信機 Download PDF

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Abstract

【課題】 電波を受信して電池を充電する充電回路を設け、遠くまで送信できる電力を得て、長期間の使用にも耐える探索システム用発信機を提供する。
【解決手段】 電磁波を受信するアンテナ1と、受信した電磁波の電気エネルギを蓄電池4に充電する充電回路3と、呼び出し信号を受信する受信機6と、蓄電池4により駆動される送信機5と、装置の所持者を識別するための所持者識別情報を記憶する記憶装置10と、受信機6が所持者識別情報を含む呼び出し信号を受信し、蓄電池4が充電されたときに送信機5を起動して、記憶装置10に記憶させた所持者識別情報11を含む信号を送信機5に送信させるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、地震、台風、土砂流、雪崩、爆発等の災害により倒壊した建物等の中などで、行方不明者を探索する際に使用されたり、海や山等での遭難による行方不明者の特定や居場所の特定に有用な、探索装置と探索システム及び探索システム用発信機に関する。
地震、台風、土砂流、雪崩、爆発などにより倒壊した建物や、土砂や雪等の中に行方不明者が居るかどうかの探索作業は容易でない。従来は、主として、人手により、倒壊した建物の残骸や土砂、雪を取り除きながら捜索をしている。近年では探索犬やロボット等を使用するようなったが、行方不明者の存在が不明のため、捜索に多大な時間を要し、行方不明者を発見できなかったり、捜索活動が無駄になったりする場合もあった。また、山岳の遭難事故のように、探索範囲が広範囲な場合であって、捜索対象の個人の特定と存在位置の特定が困難な場合には、行方不明者の捜索が著しく困難であった。
上記のような課題を解決するために、災害遭遇者の検出と災害時の行方不明者の検出システム(特許文献1)や、居場所探索システム(特許文献2)、遊園地での迷子捜索システム(特許文献3)といった発明が紹介されている。
特開平9−102082 特開平9−251069 特開平9−61519
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
探索対象者に小型発信機の携帯させ、発信位置を特定する方法では、小型発信機が電池の電力を消費するため、長時間の使用ができないという問題があった。また、RF(Radio Frequency)タグは電池を使用しないで動作させることができるが、RF信号を送受信できる距離が短く、行方不明者の捜索に多大な時間がかかるという問題があった。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、電波を受信して電池を充電する充電回路を設け、遠くまで送信できる電力を得て、長期間の使用にも耐える探索システム用発信機を提供することを目的とする。
また、本発明はさらに、この種の発信機を所持する行方不明者等の探索に好適する探索装置と探索システムを提供することを目的とする。
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
電磁波を受信するアンテナと、上記アンテナにより受信可能な、電磁波の電気エネルギを蓄電池に充電する充電回路と、上記蓄電池により駆動され、上記アンテナにより受信した通信用の特定周波数の呼び出し信号を受信する受信機と、上記蓄電池により駆動される送信機と、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を記憶する記憶装置と、上記受信機が上記所持者識別情報を含む呼び出し信号を受信し、上記蓄電池が充電されたときに上記送信機を起動して、上記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む信号を当該送信機に送信させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする探索システム用発信機。
充電回路と蓄電池を備え、アンテナにより電磁波を受信したとき、その受信した電磁波の電気エネルギを蓄積する。通信用の電磁波と通信用以外の電磁波を含んでよい。蓄電池が十分に充電されると、その蓄電池で受信機を駆動して呼び出し信号を受信する。さらに、送信機を駆動して、呼び出し信号に対する応答信号を送信する。蓄電池により十分な電力を供給すると、比較的遠距離まで、応答信号を送信することができる。故に、行方不明者が身に着けていれば、その探索に有効である。
〈構成2〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、受熱部を通じて熱エネルギを受け入れて電気エネルギに変換する、熱・電気変換素子を備え、この熱・電気変換素子の出力を上記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
電波の届き難いところで救難信号を送信したいとき等には、体温やライター等の熱が蓄電池を充電する代替えエネルギ源となる。
〈構成3〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、受光部において光エネルギを受け入れて電気エネルギに変換する、光・電気変換素子を備え、この光・電気変換素子の出力を上記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
大陽光等も蓄電池充電用代替えエネルギ源として有効である。
〈構成4〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、運動エネルギを電気エネルギに変換する、運動・電気エネルギ変換素子を備え、この運動・電気エネルギ変換素子の出力を上記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
振り子等の運動エネルギや人の手で振ったり、叩いたりする運動エネルギを電気に変換して、代替えエネルギ源として使用することもできる。
〈構成5〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、記憶装置には、所定の救難信号情報が記憶され、上記制御手段は、上記所定のタイミングで上記送信機を起動して、上記記憶装置に記憶させた救難信号情報を含む信号を当該送信機に送信させるように制御することを特徴とする探索システム用発信機。
この構成により、遭難事故発生時に、遭難者自身が発信機を操作して、救難信号を送信することが可能である。救難信号パタンを記憶装置に記憶させておき、その信号を送信すれば、受信をした探索装置側で識別できる。
〈構成6〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、上記記憶装置は不揮発性メモリからなり、上記制御手段は、充電回路の入力信号、または、装置の振動を検出する振動センサの出力信号を監視して、当該出力信号が所定期間変化しないことを検出すると、装置の全部または一部の動作を無効にする自爆情報を、上記記憶装置に記録することを特徴とする探索システム用発信機。
廃棄されたり紛失により使用されていない装置が無用な信号を送信することが無いように、一定期間放置されたときには、自動的に装置の動作を無効にする機能を付与した。これにより、廃棄された発信機から無用な応答信号が発信されて、探索作業を妨害することが無くなる。
〈構成7〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、上記アンテナを通じて受信した信号から、装置の位置情報を取得して、取得した位置情報を上記記憶装置に記憶させる位置情報取得手段を備え、上記制御手段は、所定のタイミングで上記送信機を起動して、上記記憶装置に記憶させた所持者識別情報とともに、上記位置情報を含む応答信号を上記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)を搭載して、自分の位置を検出し、応答信号に含めることで、探索を容易にすることができる。
〈構成8〉
構成1に記載の探索システム用発信機において、熱エネルギを電気エネルギに変換する、熱・電気エネルギ変換素子を備え、上記制御手段は、当該熱・電気エネルギ変換素子から取得した温度情報と、上記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む応答信号を上記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
発信機が探索対象者の身に着けられていれば、熱・電気エネルギ変換素子は探索対象者の体温を測定できる。この情報を応答信号に含めれば、探索対象者の生死が判別できる。特に、探索対象者の意識が無いような場合に有効である。
〈構成9〉
構成1に記載の発信機において、運動エネルギを電気エネルギに変換する、運動・電気エネルギ変換素子を備え、上記制御手段は、当該運動・電気エネルギ変換素子から取得した衝撃検知情報と、上記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む応答信号を上記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
運動・電気エネルギ変換素子で、衝撃を検知し、その情報を応答信号に含めることができれば、発信機を指で叩くような操作によって救助を求めることができる。これにより、探索対象者が生きていることを積極的に探索装置に通報できる。また、操作が簡単なので、負傷をしていても救助を求めやすい。
〈構成10〉
探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、所定の指向性を持つアンテナを通じて情報を送信する送信機と、上記アンテナを通じて上記発信機の送信する電波を受信する受信機と、受信電波の受信状態を測定する測定回路と、上記所持者識別情報を含む呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を上記送信機に送信させ、上記受信機が対応する応答信号を受信したとき、表示装置に対して、探索成功の旨を示す表示データを出力し、かつ、上記表示装置に対して、上記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
探索対象が特定されているときには、その所持者識別情報を含む呼び出し信号を送信して、その応答を待って探索をする。所持者識別情報は、手入力しても、内部メモリに記憶されていても、ネットワーク経由で受信してもよい。受信状態には、例えば、受信電波の電界強度、位相、受信方向(方角や仰角を含む)がある。これらの情報により、探索対象の位置を特定する。
〈構成11〉
探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、所定の指向性を持つアンテナを通じて情報を送信する送信機と、上記アンテナを通じて上記発信機の送信する電波を受信する受信機と、受信電波の受信状態を測定する測定回路と、探索対象を特定しない呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を上記送信機に送信させ、上記探索情報取得手段に、上記受信機の受信した応答信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、上記表示装置に対して、上記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
探索対象が特定されていないときには、所持者識別情報を含まない呼び出し信号を送信する。これには、問合せ信号を受信できる範囲にいる全ての発信機が応答する。
〈構成12〉
構成10または11に記載の探索装置において、探索対象となる地域の地図情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する地図情報取得手段と、上記地図情報取得手段に、上記受信機の受信した応答信号に含まれる位置情報から、発信機所持者または発信機取り付け物の位置を検出させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
地図情報は探索装置に蓄積していてもよいし、ネットワークを通じてダウンロードしてもよい。応答信号に位置情報が含まれる場合には、地図上のどの位置に探索対象者がいるかを、地図上で表示できる。
〈構成13〉
探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物の所在場所を含む地域に分散配置した複数の探索装置と、これらの探索装置の報告信号を受信して情報処理を行う管理装置から成り、上記探索装置は、アンテナを通じて情報を送信する送信機と、上記アンテナを通じて上記発信機の送信する電波を受信する受信機と、受信電波の受信状態を測定する測定回路と、所定の呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を上記送信機に送信させ、上記受信機の受信した応答信号と上記測定回路の出力信号とを上記報告信号に含めて上記管理装置に送信する制御手段を備え、上記管理装置は、上記発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、上記受信機の受信した応答信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、上記表示装置に対して、上記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする探索システム。
複数の探索装置は、臨時に設置されてもよいし、常設されていてもよい。受信電波の強度や方向等の受信状態により、探索対象の位置検出をする。このシステムは、探索対象者が特定されないときと、不特定のときの両方に使用できる。
〈構成14〉
構成13に記載の探索システムにおいて、上記管理装置は、探索対象となる地域の地図情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する地図情報取得手段と、上記地図情報取得手段に、上記報告信号中の応答信号に含まれる位置情報から、発信機所持者または発信機取り付け物の位置を検出させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索システム。
地図情報を使用して、探索対象者の地図上の位置を表示することができる。
〈構成15〉
探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、所定の指向性を持つアンテナを通じて上記発信機の送信する電波を受信する受信機と、受信電波の受信状態を測定する測定回路と、上記受信機が救難信号を受信したとき、上記探索情報取得手段に、上記受信機の受信した救難信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、上記表示装置に対して、上記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
発信機から救難信号が送信されたときに、それを受信して、該当者を調べる機能を持つ探索装置に関する。
本発明では、例えば、人が身体に付ける装飾品やカード等に一体化した探索システム用発信機を使用する。発信機にはRFタグ(Radio Frequency)に相当する回路が内蔵されている。発信機は、放送波等の電波を受信して電磁波エネルギを取り込み、蓄電池を充電する。この電力によりRFタグを駆動して、ある程度の距離まで到達できる電波を発信することができる。また、探索装置からの呼び出し信号に呼応して、応答信号を送信したり、自発的に救難信号を送信したりする機能を備えることができる。探索装置は、こうした発信機を所持する探索対象者に、指向性のあるアンテナで電波を送信して、その位置を探索する。このとき、充電用の電磁波エネルギを効果的に供給できる。以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
図1は、本発明による探索システム用発信機のブロック図である。
この発信機は、アンテナ1と充電回路3、蓄電池4、送信機5、受信機6、制御手段7、及び記憶装置10を備える。また、この他に、位置情報取得手段18、熱・電気変換素子31、光・電気変換素子32、振動センサ33及び運動・電気変換素子34を備える。制御手段7には救難要求スイッチ16と自爆制御タイマ17とが接続されている。記憶装置10には、所持者識別情報11、自爆情報12、救難信号情報13、位置情報14、及び使用確認時刻15等が記憶される。
[送受信される信号]
このシステムでは、発信機Aを行方不明者等が所持していて、これ探索装置Bにより呼び出して、探索する。呼び出し信号20は、探索装置Bから発信機Aに対して送信される信号である。呼び出し信号20は、所持者識別情報21を含む。所持者識別情報21は、発信機Aの所持者を識別する固有の情報である。所持者と共に移動する車椅子といった道具とか、所持者の所有物等を識別する識別情報も含むものとする。所持者識別情報21は、後で説明するように、インターネット等を経由して取得できるデータベース等に記録されているものとする。応答信号25は、探索対象者の所持する発信機Aから送信され、探索装置Bに受信される信号である。応答信号25は、この例では、所持者識別情報26と位置情報27を含む。後で説明する救難信号も同様に、所持者識別情報26と位置情報27を含み、探索対象者の所持する発信機Aから送信され、探索装置Bに受信される信号である。
[アンテナ]
探索装置から送信される呼び出し信号20の電波は特定波長である。受信機6はこの電波に同調する。一方、電池の充電にはアンテナ1で受信可能なあらゆる電波を利用することが好ましい。故に、アンテナ1は広帯域であることが望ましく、あとで説明するように、充電回路3には、同調回路を含めなくてよい。
[受信機]
図2は受信機と充電回路の具体例を示す結線図である。
図に示すように、アンテナ1には、切り換え機8を介して充電回路3と受信機6とが接続されている。切り換え機8は、アンテナ1を受信機6、あるいは充電回路3のいずれか一方に接続するよう動作する。受信機6は、同調回路41、検波回路42、アナログディジタル変換回路43、信号処理回路44及びメモリ45を備えている。
アンテナ1には、特定波長に同調する同調回路41が接続されている。特定波長は、後で説明する探索装置から発信される電波の波長である。同調回路41の出力信号は、検波回路42に入力する。検波回路42では、特定波長の搬送波と信号とを分離する。受信信号は呼び出し信号に該当する。この受信信号はアナログディジタル(A/D)変換回路43によりディジタル値に変換され、信号処理回路44で所定のデータ形式にされて、てメモリ45に記録される。このメモリに記録された所持者識別情報が、後で制御手段7に参照される。
[充電回路]
充電回路3は、全波整流回路51とコンデンサ52とダイオード55と電圧検出抵抗56とDC−DCコンバータ57とを備える。アンテナ1で受信された電波は、全波整流回路51を経てコンデンサ52に入力し、コンデンサ52を充電する。充電回路3は、全体として電源が不要な受動回路が好ましい。この回路は同調回路が不要である。可能な限り広帯域で、ラジオやテレビジョン等のあらゆる電波を受信して充電用のエネルギとする。コンデンサ52の端子電圧を検出抵抗58で監視すれば、コンデンサ52の充電電荷量がわかる。所定量の電荷が貯まった時点で、DC−DCコンバータ57で必要な電圧に昇圧し、蓄電池4に充電をする。なお、ダイオード55は逆流阻止用である。
[蓄電池]
この発明で蓄電池4とは、充電可能な既知の各種電池のほか、電池と同様の機能を持つコンデンサも含むものとする。蓄電池を使用したので、呼び出し信号を受信しないでも、自発的に救難信号等を送信することが可能である。また、送信パワーを大きくして、探索装置まで届く応答信号を送信することが可能である。
[各種の充電機能]
アンテナ1で受信した電波の入力エネルギのみならず、熱エネルギーや光エネルギーあるいは運動エネルギを、蓄電池の充電に利用するために、充電回路3には、熱・電気変換素子31、光・電気変換素子32及び運動・電気変換素子34が、それぞれダイオード53、54、59を介して接続されている。熱・電気変換素子31は金属板等からなる受熱部35を通じて熱エネルギを取得し、これを既知の半導体素子により電気エネルギに変換する。光・電気変換素子32も、透明な窓からなる受光部36から外光を取得して、これを既知の半導体素子により電気エネルギに変換する。運動・電気変換素子34は、振り子39等により発信機の所持者の動きから運動エネルギを取得して、これを圧電体等により電気エネルギに変換する。ダイオード53、54、59は逆流防止用である。
この構成により、放送波等の電波が届かないか電波が弱い地域では、受熱部35をライター等で加熱して熱エネルギを受け入れて充電に利用する。また、太陽光が入る場所では、光エネルギを受け入れて蓄電池4を充電する。さもなければ、発信機を手で振って、振り子39により運動エネルギを受け入れて蓄電池4を充電する。並列に複数の充電手段を設けておき、蓄電池4の放電を防止して、例えば、救難信号発信等の際の、送信電力を確保できる。
[モード切り換え]
切り換え機8は、アンテナ1と受信機6や送信機5を接続する状態(通信モード)と、アンテナ1と充電回路3とを接続する状態(充電モード)の切り換えをする機能を持つ。受信機6と制御手段7(図1)は、最小電力で動作できるように設計しておく。通常状態では、アンテナ1の出力を充電回路3に接続しておく。電波を受信すると、充電回路3が蓄電池4を充電する。蓄電池4がある程度充電されると制御手段7が動作する。制御手段7は蓄電池4の端子電圧を監視して、蓄電池4に蓄積された電力が、送信機を駆動するレベルに達するまで待機する。
蓄電池4の端子電圧が所定のレベルに達すると、アンテナ1を受信機6に接続する。ここで、呼び出し信号20を受信したとき、受信した所持者識別情報21と記憶装置10に記憶してある自己の所持者識別情報11とを比較する。両者が一致したときは、応答信号25を生成して送信機5を起動する。なお、受信機6の動作中に蓄電池4の充電電力が不足したときは、随時、アンテナ1の出力を充電回路3に接続する。蓄電池4に蓄積された電力が、送信機6を駆動するレベルに達すると、アンテナ1に送信機5を接続した状態で送信機5を起動する。
発信機は、蓄電池4の充電状態に応じて、次の3種類のモードで動作する。このために、電源供給先の切り換え制御をする、電源供給制御部9を設ける。第1番目のモードでは、充電機能を動作させ、かつ、自爆制御タイマ17だけに電力を供給する。タイマ17は、電源電圧が低下したときカウント値がリセットされる構造になっている。従って、蓄電池4の出力端子に直接電源端子を接続しておけばよく特別の制御は不要である。タイマは最小限の電力で動作し、例えば、1月間カウント動作を継続し、タイムアップすると制御手段7に自爆制御を要求する。電源電圧が著しく低下するとリセットされ、次にカウント動作を開始したときに初期値からカウントを再開する。
一方、電源供給制御部9は、例えば、蓄電池4の端子電圧が一定値を越えたときに図示しないスイッチをオンするスイッチング素子で構成する。このスイッチがオンすると、制御手段7に駆動電力が供給される。これは、第2番目のモードで、制御手段7により装置全体の動作制御が開始される。その後は例えば、蓄電池4が十分に充電されたとき、第3のモードに変わる。電源供給制御部9は、全ての回路に電力を供給する。制御手段7は、このタイミングで切り換え機8を動作させて、受信機6を起動する。
第3番目のモードの動作は既に説明したとおりである。第3のモードで動作中に蓄電池4の端子電圧が低下すると、制御手段7は切り換え機8を動作させて、充電回路3側にアンテナ1を接続する。これで第2のモードに戻る。さらに蓄電池4の端子電圧が低下すると、制御手段7も動作できなくなり、第1のモードに戻る。タイマ17がタイムアップしても、蓄電池4の端子電圧が低くて制御手段7が動作できないときは、タイマ17はそのカウント値を保持し続ければよい。制御手段7が動作を開始したとき、タイマ17のカウント値を読み取れば、既に説明したとおりの自爆制御ができる。
[制御手段]
図3は、制御手段7の具体的な回路ブロック図である。
制御手段7は、CPU(中央演算処理ユニット)71と、リードオンリメモリ(ROM)72と、入出力ポート73をバスライン75で接続したものである。ROM72には、CPU71の動作用プログラムが記録されている。また、バスライン75には、RAM(ランダムアクセスメモリ)76と不揮発性メモリ77が接続されている。これらのメモリ76,77は、図1に示した記憶装置10を構成する。蓄電池4の充電電力が十分でない場合においても記憶しておかなければならないような情報は、不揮発性メモリ77に記録しておく。記録すべき情報は、例えば、所持者識別情報11、自爆情報12、救難信号情報13、といった情報である。
入出力ポート73には、充電回路3、送信機5、受信機6、救難要求スイッチ16、自爆制御タイマ17及びGPS18などが接続される。CPU71は、各回路の動作を監視し、記憶装置10に記憶された情報に基づいて各装置を操作する。救難要求スイッチ16は、救難メッセージの送信処理を制御手段7に要求するために、発信機の所持者が操作するためのものである。位置情報取得手段18は、いわゆるGPSの機能を持つ部分である。ここで取得した位置情報14は、記憶装置10に記録される。
[生存確認]
入出力ポート73には、さらに、熱・電気変換素子31、運動・電気変換素子34、振動センサ33の出力信号をディジタル変換したデータが入力する。これらの出力は数ビットで数値化すれば十分であり、A/D変換器74により代わる代わるディジタル値に変換されて、記憶装置10に記録されるとよい。発信機を、ペンダントやリストウォッチといった身に着ける物に組み込んだときには、熱・電気変換素子31は発信機の所持者の体温を測定する。応答信号には、その体温測定値を示す情報を含める。この情報をレスキュー隊に伝えることで、例えば、多数の被災者を救出するとき、体温のある者を優先的に救出することが可能になる。
発信機の応答信号に体温測定値を示す情報が含まれていれば、体温のある者を優先的に救出することが可能である。また、運動・電気エネルギ変換素子34で、衝撃を検知できる。一定以上の出力電圧を検出したときに、自動的に救難信号を送信するようにすればよい。また、その情報を応答信号に含めることができれば、発信機を指で叩くような操作によって救助を求めることができる。これにより、探索対象者が生きていることを積極的に探索装置に通報できる。以上のように、各種の機能により、探索対象者の生存確認が可能になる。
[自爆機能]
振動センサ33は、発信機が人の動きによって振動した場合に、その振動を検知して一定の出力を出す素子である。この振動センサ33によって、発信機が持ち主に放置されているか、持ち主が所持しているかを検出する。自爆制御タイマ17は、制御手段7の制御により所定時間を計時して、使用をされずに放置された発信機の機能を停止させる制御に利用される。発信機の所持者が発信機を紛失したために、紛失場所で放置されたような発信機が、行方不明者の探索の障害になることが考えられる。そこで、発信機の機能を強制的に停止させるようにした。
発信機には、所持者識別情報等を記憶するための不揮発性メモリ77が設けられている。例えば、ここに、有効フラグが書き込まれていれば、正常に動作し、無効フラグを書き込んだら機能を停止するという制御をする。自爆情報12(図1)というのは有効フラグのことで、例えば、その値が「0」ならば有効に動作し、「1」ならば、装置の機能を停止させる。制御手段7は、自爆情報12を読み取り、装置を自爆させるときは、自爆情報12を書き換える。このタイミングは次のように制御する。
例えば、制御手段7が、振動センサ33の出力信号を監視する。これらの回路の出力信号が所定期間変化しないときは、使用されていないものとして、記憶装置10の無効フラグ(自爆情報12)を「1」に書き変える。この場合、振動センサ33の出力信号の変化を検出したときに、その時刻を使用確認時刻15(図1)として、記憶装置10に記憶させる。同時に自爆制御タイマ17を起動させ、例えば、1月間計時させる。自爆制御タイマ17がタイムアップしたとき、制御手段7は記憶装置10に記憶された使用確認時刻15を現在時刻と比較する。1月以上経過していると判断すると自爆情報12を「1」に書き変える。例えば、1月以上にしておけば、行方不明者の探索期間中は装置は自爆しない。
なお、例えば、不要になって放置された発信機があるとする。その発信機が正常に動作する状態であっても、蓄電池が充電されなければ発信機は応答しない。蓄電池が充電されて、発信機が応答可能な状態にあると、タイマが動作して、一定時間後に発信機の動作を無効にする。タイマがタイムアップする前に蓄電池が放電してタイマの動作が停止することもある。このときは、蓄電池が再充電されたときに、タイマが再び初期状態から時間監視をすることになる。これで、弊害は十分に排除できる。
上記の例は、発信機自身がその機能を自発的に停止した。一方、探索装置や探索システムの側から、発信機の動作を停止させることもできる。第1番目の例は、探索装置側から無効処理のコマンドと所持者識別情報を送信する。該当する所持者識別情報を持つ発信機がこの信号を受信すると、上記無効フラグ(自爆情報12)を記憶装置10に書き込む。探索装置側から無効処理のコマンドのみを送信して、受信した発信機の機能を一斉に停止させてしまうこともできる。例えば、発信機を大量に廃棄処理するような場合に有効である。一方、探索装置側から再生処理のコマンドを送信して、受信した発信機の機能を復旧させてしまうこともできる。
[探索装置]
図4は、本発明による探索装置の具体例ブロック図である。
この実施例では、実施例1で説明した発信機Aを所持する者を探索するときに使用する、探索装置Bの説明をする。この装置は、アンテナ120と送信機121、受信機122、測定回路123、及び制御手段124を備える。制御手段124には表示装置125が接続されている。さらに、操作盤101、インタフェース102、探索情報取得手段115,地図情報取得手段116及び記憶装置110を備える。インタフェース102は、操作盤101の操作信号を受け入れたり、あるいは外部ネットワーク100を通じて様々な情報を受信し入力する機能を持つ。
記憶装置110には、所持者識別情報リスト111と地図情報112とが記憶されている。探索装置Bにおいて特定の行方不明者を探索する場合には、操作盤101を使用して、図示しないコード入力画面を表示し、該当者の所持者識別情報を記憶装置110に書き込む。この所持者識別情報が探索に使用される。一方、不特定の比較的多数の行方不明者を捜索するような場合には、探索情報取得手段115がネットワーク100を通じて所持者識別情報リスト111を取得する。所持者識別情報リスト111は、探索の対象となる多数の行方不明者の所持者識別情報群からなる。地図情報112は、GPSなどで取得した位置情報に基づいて、行方不明者の位置を特定するための情報である。これは、イメージ情報でもよいしその他の探索に利用できる様々な情報でよい。これも、インタフェース102とネットワーク100を通じて、地図情報取得手段116が取得する。
受信機122は、発信機Aから送信された応答信号25を受信するためのものである。また、送信機121は、発信機Aに対して呼び出し信号20を送信するためのものである。制御手段124は、発信機Aに備えられたものと同様のマイクロコンピュータなどからなる。表示装置125は、液晶ディスプレイなどからなり、この図に示すように、例えば、探索結果や行方不明者の位置情報、あるいは、応答信号の受信レベルを表示する。例えば、探索をした結果、ある所持者識別情報の行方不明者からの応答があったとする。この場合には、該当する所持者識別情報131と応答があった旨のランプ134を点灯させる。
さらに、受信した位置情報132を表示する。この内容は例えば位置座標などからなる。操作盤101のボタン135をクリックすると、呼び出し信号20が送信される。また、ボタン136をクリックすると、該当する位置の地図が表示装置125に表示される。応答受信レベルは、インジケータ133によってアナログ的に表示される。従って、この表示により、行方不明者が近くにいるか、遠くにいるかといった判断ができる。
[発信機外観]
図5(a)は、発信機の具体例を示す斜視図である。
この発信機80には、例えば、ループアンテナ1が埋め込まれており、蓄電池4とその他の回路81が組み込まれている。また、ここには、受熱部35や受光部36が設けられ、右下には、ボタン状の救難要求スイッチ16が設けられている。内部には、振り子34が組み込まれている。このようなカード型の発信機Aを常に身に付けていることによって、本発明の探索システムが利用できる。
[携帯型探索装置の外観]
図5(b)は、例えば、地震などによって建物の下敷きになった行方不明者をごく近くから捜索する場合の状態を示す側面図である。
この例の場合には、携帯型探索装置140は、指向性の強いアンテナ120で懐中電灯のように特定の方向にのみ呼び出し信号を発信する構成になっている。操作盤101と表示装置125は、探索装置140の側面に取り付けられている。指向性の強いアンテナとしては、パラボラアンテナなどが考えられる。携帯式の探索装置140をこの図に示すように手で持って様々な方向に向けて呼び出し信号を発信することによって、応答信号が受信された方向に行方不明者がいるということがわかる。その後は、応答受信レベルが高くなる方向に進んで行けばよい。
なお、アンテナ120の指向性には限界がある。そこで、例えば、図5の(c)に示すように、2台の探索装置141,142をフレーム155に固定して、角度検出によって、方向探知機能を高めることができる。また、全く別々の係員がそれぞれ1台ずつ探索装置を持ち、相互に連携しながら、応答信号の発信方向を探索することもできる。
[広域探索システム]
図6は、行方不明者が広い地域でどこにいるかわからない場合に利用される探索システムの例である。
図に示す多数の探索装置171は、一定のエリアに任意の数だけ設置される。各探索装置の機能ブロックは、図4に示したものと同様で構わない。これらは通信ケーブル172あるいは無線により、探索センタ160に接続されている。探索装置171の数は任意である。これらはほぼ一定の間隔に配列されている。なお、この探索装置171は、例えば、捜索を必要とする地域に臨時に設置されるものでもよいし、恒久的に設置された安全対策のためのシステムであってもよい。探索センタ160は、これらの探索装置を一つずつ順番に動作させて、その周囲に呼び出し信号を送信し、応答があった場合には、その近くに行方不明者がいると判断し、一定の処理を行う。
こうした探索処理のために、探索センタ160には、探索装置の報告信号172を受信して情報処理を行う管理装置165を備える。探索装置171では、受信した応答信号と測定回路の出力信号とを報告信号172に含めて管理装置165に送信する。探索情報取得手段167は、発信機の所持者を識別するための個人IDデータベース162を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する機能を持つ。地図情報取得手段168は、探索対象となる地域の地図情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する機能を持つ。
制御手段176は、受信機の受信した応答信号に含まれる所持者識別情報から、発信機の所持者を識別させて、表示装置177に対して、その結果を示す表示データを出力する機能を持つ。また、表示装置177に対して、測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する機能を持つ。
[発信機の動作手順]
図7は、発信機の具体的な動作を示すフローチャートである。
以下、上記の装置の動作を、フローチャートを用いて具体的に説明する。図1に示した発信機は、アンテナ1で電波を受信することによって、蓄電池4を充電する。すなわち、ステップS1で電波を受信し、ステップS2で蓄電池の電圧が一定以上あるかどうかを判断する。蓄電池4の電圧が大きくない場合には、図2に示した切り換え機8を操作し、アンテナ1と充電回路3とを接続する。そして、充電作業を行う(ステップS3、S4)。十分蓄電池4に充電がされると、ステップS2からステップS6に進む。
なお、もし、ここで自爆フラグが1になっていた場合には、応答動作を行わないので、そのまま処理を終了する(ステップS5)。動作が有効な場合には、ステップS6で切り換え機8を切り換えてアンテナ1と受信機6とを接続する。そして、ステップS7において呼び出し信号を受信する。呼び出し信号を受信すると、ステップS8において所持者識別情報を取得し、ステップS9において記憶装置を参照する。記憶装置に既に記憶された所持者識別情報と比較し、ステップS10で所持者識別情報が一致した場合には、自分への呼び出しである、と判断し、ステップS11に進み、応答信号を送信する。ステップS12で一定の時間を計測する。その間応答信号を繰り返し送信する。一定の時間が経過すると、処理を終了する。
[救難信号発信の動作手順]
図8(a)は救難信号の発信動作フローチャートである。
まず、ステップS21において、救難信号発信用の救難要求スイッチ16がオンされると、ステップS22において、救難信号を記憶装置10から読み取る。そして、ステップS23において、救助メッセージ信号を生成し、送信機により送信する。
[自爆処理の動作手順]
図8(b)は、自爆処理の代表的動作手順を示すフローチャートである。
ステップS31において、振動センサの出力を検出すると、その出力を取得し、ステップS32において、記憶装置に使用確認時刻を記録する。このような処理は制御手段7が行う。ステップS33において、記録時刻と現在時刻とを比較する。この処理は、定期的に行う。あるいは自爆制御タイマ17(図1)の制御により行う。ステップS34において、閾値(例えば、1月)以上の差があると判断すると、ステップS35において、自爆情報のフラグを1にする。こうして装置の動作を無効にする。
[携帯型探索装置の動作手順]
図9は、探索対象者が近くにいる場合の探索装置動作フローチャートを示す。
この捜索は、図5(b)に示すように、携帯型の探索装置を使用して行う。まず、ステップS41において、充電用の高出力電波を送信する。この時、呼び出し信号を高出力で送信してもよい。また、呼び出し信号の送信出力が十分に高出力なら、通常出力でも構わない。次にステップS42において、所持者識別情報を選択し、ステップS43でその所持者識別情報を含む呼び出し信号を送信する。そして、ステップS44で応答を受信する。応答受信があった場合には、ステップS45に進み、所持者識別情報と位置情報とをその信号から取得する。
ステップS46において、応答受信レベルを取得し、ステップS47において、それらの結果を表示装置で表示する。こうして、探索作業を行う。この作業では、指向性の強い電波で、探索の方角を決めて重点的にその方角からの応答信号を待つ。応答があると、信号レベルを確認し、さらに信号レベルが高くなる方向に移動しながら探索を続ける。これで、応答信号が最も大きい場所に探索対象者がいると判断できる。
[広域探索処理の動作手順]
図10は、広域地域にまたがる不明者探索の動作フローチャートである。
広域探索は、図6のシステムを利用する。図6において、個人所持者識別情報を書き込んだRFタグ1を携帯した人が山や海上で遭難した場合のように行方不明者の存在する領域が広い場合、行方不明者を検出するために広域用探索装置171を用いて捜索する。広域用探索装置171は、広範囲に大出力のRF緊急呼び出し信号を発信でき、RFタグを備えた発信機からの応答RF信号に対して、高感度に受信できる機能を有する。形態として、各領域に固定的に設置する固定設置型と、発電機を備えた移動可能な車又は船に搭載可能である移動設置型が考えられる。
行方不明者の捜索は、まず捜索範囲と捜索場所を定め、順次、捜索するが、広域用探索装置171で、捜索場所に向け、緊急呼び出し信号を発信し、発信機からの応答信号の有無を調べる。応答がなければ捜索場所を変えて、調査する作業を繰り返す。応答信号を受信できた場合は、応答信号から個人所持者識別情報とGPSシステムを用いた位置情報をみて、行方不明者の位置を特定する。また行方不明者の個人所持者識別情報を受信信号から読み取り、個人所持者識別情報を個人情報センタに送り、データベース162から、行方不明者の氏名、年齢、住所、家族連絡先電話番号等の個人情報を入手し、関係者に連絡する。
図10に戻って、まず、ステップS51において、所持者識別情報はわかっているかどうかの判断をする。所持者識別情報がわかっていれば、ステップS52において、所持者識別情報を呼び出し信号に設定する。ステップS53では、居場所がわかっているかどうかを判断する。居場所がわかっていれば、ステップS54において、探索優先順を設定する。多数の探索装置が配置されているエリアで、探索を行う場合に端から順番に探索を行ってもよいが、おおよその見当がわかっている場合には、その近くから探索を開始する。このために探索優先順を設定する。居場所が不明な場合には、初期値で例えば、端から順番に探索を行う。
ステップS55では、送信エリアを一つ選択する。すなわち、いずれか一つの探索装置を選択して、ステップS56で呼び出し信号を送信する。ステップS57で応答を受信するかどうかを判断し、応答が受信できなかった場合には、ステップS55に戻り、別の送信エリアを選択する。このような処理を全ての送信エリアにある探索装置について行う。こうして順番に各エリアに呼び出し信号を送信し、応答信号の受信を行う。こうして、ステップS58で受信した応答信号について所持者識別情報と位置情報を取得し、ステップS59でその所持者識別情報を利用し、個人IDデータベースを検索する。また、ステップS60で、取得した位置情報を利用し、地図データベースを検索する。これによって行方不明者がどの場所にいるかを認識することができる。その結果をステップS61で、表示装置に表示する。
[システムの利用例]
図11は、上記のシステム全体を利用した具体的な探索手順を示すシーケンスチャートである。
この図は、探索システムを利用する利用者の立場からみた、処理を示したものである。例えば、山岳地帯における遭難者の探索方法を例にとって説明する。まず、図6のシステムで広域探索から探索処理を開始する。例えば、探索範囲に図6に示したような探索装置で、無線式のものを多数配置する。そて、ステップS71において、一つの探索エリアを選択して、そのエリアの探索装置が一定時間、継続して、あるいは断続的に、高出力電波送信をする。発信機の活性化のためである。
ステップS72では、探索予定エリアの全ての発信機が電波を受信して、受信した高出力電波を利用して、発信機の蓄電池を充電する。こうして、呼び出し信号を受信でき、さらに、応答信号を送信できる活性状態になる。ステップS73では、探索装置が、データベースを参照して、探索予定エリアに存在する可能性の高い人について、所持者識別信号リストを生成する。山岳の遭難であれば、登山者名簿等を利用して生成する。
探索準備ができると、一つずつ識別番号を選択して呼び出し信号を送信する。ステップS74で、探索エリアの発信機は呼び出し信号を受信して、自己の識別情報と一致したら、所持者識別番号を含む応答信号を一定時間送信する。一定時間、繰り返し送信するとよい。ステップS75で、探索装置が応答信号を受信し、応答者リストを作成する。さらに、位置情報送信要求コマンドを送信する。
ステップS76で、発信機側でそのコマンドを受信すると、GPSを起動して、位置情報を取得し、応答信号を一定時間送信する。このように、位置情報送信を後で行うようにしたのは、位置情報送信のために蓄電池のエネルギを早期に消耗しないためである。もちろん、応答信号に一括して識別情報と位置情報を含めて構わない。ステップS77では、探索装置が応答者の位置情報を記録する。こうして、ステップS71からステップS77の処理を繰り返して、可能な限り多くの遭難者の応答信号を受信する。
その後は、位置情報に基づいて現場に捜索担当者が行って、図5(b)に示した携帯型の探索装置を使用して、最終的な探索作業を開始する。ステップS78では、単位エリア毎に、携帯型探索装置を使用して、該当者の識別情報を選択して、呼び出し信号を送信する。ステップS79で発信機が呼び出し信号を受信し、自己の識別情報と一致したら、所持者識別番号を含む応答信号を一定時間送信する。ステップS80で、応答信号の受信方向と受信強度に基づいて、電波が最強となる方向に進み、遭難者を見つけだす。
[用途と効果]
以上のように、本発明の探索システム用発信機は、例えば、人が常時携帯する身分証明書、カード、腕時計,ネックレス、携帯電話、衣服、眼鏡等と一体化することができる。また、本発明の探索システムは、上記のように、災害被災者の探索や、遭難者の探索、徘徊老人対策等に広く利用することができる。特に、発信機を身に着けた行方不明者の捜索については、捜索範囲を限定されることなく、広域に渡って捜索が可能となり、無駄な捜索活動を防ぐことができる。また行方不明者を見過ごすことなく、短い時間で行方不明者を捜索できる。さらに、本発明の発信機は、部品が故障しない限り半永久的に利用が可能で、電池寿命の問題がなく、信頼性の高い行方不明者の検出システムを提供できる。なお、上記の実施例では、発信機を人が所持するように説明したが、例えば、牧場の家畜やペット等に取り付けて探索の対象にしたり、車両や自転車や車椅子といった、人の移動に伴って移動する物に取り付けるようにしてもよい。このとき、所持者識別情報は、発信機を取り付けた物を識別する情報となる。
本発明による探索システム用発信機のブロック図である。 受信機と充電回路の具体例を示す結線図である。 制御手段7の具体的な回路ブロック図である。 本発明による探索装置の具体例ブロック図である。 (a)は、発信機の具体例を示す斜視図で、(b)は、例えば、地震などによって建物の下敷きになった行方不明者をごく近くから捜索する場合の状態を示す側面図である。 行方不明者が広い地域でどこにいるかわからない場合に利用される探索システムの例である。 発信機の具体的な動作を示すフローチャートである。 (a)は救難信号の発信動作フローチャート、(b)は、装置の振動センサの働きを示すフローチャートである。 探索対象者が近くにいる場合の探索装置動作フローチャートを示す。 広域地域にまたがる不明者探索の動作フローチャートである。 システム全体を利用した具体的な探索手順を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 アンテナ
3 充電回路
4 蓄電池
5 送信機
6 受信機
7 制御手段
10 記憶装置
11 所持者識別情報
12 自爆情報
13 救難信号情報
14 位置情報
15 動作監視時刻
16 操作スイッチ
17 自爆制御タイマ
18 位置情報取得手段
20 呼び出し信号
21 所持者識別情報
25 応答信号
26 所持者識別情報
27 位置情報
31 熱・電気変換素子
32 光・電気変換素子
33 振動センサ

Claims (15)

  1. 電磁波を受信するアンテナと、
    前記アンテナにより受信可能な、電磁波の電気エネルギを蓄電池に充電する充電回路と、
    前記蓄電池により駆動され、前記アンテナにより受信した通信用の特定周波数の呼び出し信号を受信する受信機と、
    前記蓄電池により駆動される送信機と、
    発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を記憶する記憶装置と、
    前記受信機が前記所持者識別情報を含む呼び出し信号を受信し、前記蓄電池が充電されたときに前記送信機を起動して、前記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む信号を当該送信機に送信させるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする探索システム用発信機。
  2. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    受熱部を通じて熱エネルギを受け入れて電気エネルギに変換する、熱・電気変換素子を備え、この熱・電気変換素子の出力を前記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
  3. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    受光部において光エネルギを受け入れて電気エネルギに変換する、光・電気変換素子を備え、この光・電気変換素子の出力を前記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
  4. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    運動エネルギを電気エネルギに変換する、運動・電気エネルギ変換素子を備え、この運動・電気エネルギ変換素子の出力を前記充電回路に接続したことを特徴とする探索システム用発信機。
  5. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    記憶装置には、所定の救難信号情報が記憶され、
    前記制御手段は、
    前記所定のタイミングで前記送信機を起動して、前記記憶装置に記憶させた救難信号情報を含む信号を当該送信機に送信させるように制御することを特徴とする探索システム用発信機。
  6. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    前記記憶装置は不揮発性メモリからなり、
    前記制御手段は、充電回路の入力信号、または、装置の振動を検出する振動センサの出力信号を監視して、当該出力信号が所定期間変化しないことを検出すると、装置の全部または一部の動作を無効にする自爆情報を、前記記憶装置に記録することを特徴とする探索システム用発信機。
  7. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    前記アンテナを通じて受信した信号から、装置の位置情報を取得して、取得した位置情報を前記記憶装置に記憶させる位置情報取得手段を備え、
    前記制御手段は、
    所定のタイミングで前記送信機を起動して、前記記憶装置に記憶させた所持者識別情報とともに、前記位置情報を含む応答信号を前記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
  8. 請求項1に記載の探索システム用発信機において、
    熱エネルギを電気エネルギに変換する、熱・電気エネルギ変換素子を備え、
    前記制御手段は、
    当該熱・電気エネルギ変換素子から取得した温度情報と、前記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む応答信号を前記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
  9. 請求項1に記載の発信機において、
    運動エネルギを電気エネルギに変換する、運動・電気エネルギ変換素子を備え、
    前記制御手段は、
    当該運動・電気エネルギ変換素子から取得した衝撃検知情報と、前記記憶装置に記憶させた所持者識別情報を含む応答信号を前記送信機に送信させることを特徴とする探索システム用発信機。
  10. 探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、
    所定の指向性を持つアンテナを通じて情報を送信する送信機と、
    前記アンテナを通じて前記発信機の送信する電波を受信する受信機と、
    受信電波の受信状態を測定する測定回路と、
    前記所持者識別情報を含む呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を前記送信機に送信させ、
    前記受信機が対応する応答信号を受信したとき、表示装置に対して、探索成功の旨を示す表示データを出力し、かつ、前記表示装置に対して、前記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
  11. 探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、
    所定の指向性を持つアンテナを通じて情報を送信する送信機と、
    前記アンテナを通じて前記発信機の送信する電波を受信する受信機と、
    受信電波の受信状態を測定する測定回路と、
    探索対象を特定しない呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を前記送信機に送信させ、
    前記探索情報取得手段に、前記受信機の受信した応答信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、前記表示装置に対して、前記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
  12. 請求項10または11に記載の探索装置において、
    探索対象となる地域の地図情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する地図情報取得手段と、
    前記地図情報取得手段に、前記受信機の受信した応答信号に含まれる位置情報から、発信機所持者または発信機取り付け物の位置を検出させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
  13. 探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物の所在場所を含む地域に分散配置した複数の探索装置と、これらの探索装置の報告信号を受信して情報処理を行う管理装置から成り、
    前記探索装置は、
    アンテナを通じて情報を送信する送信機と、
    前記アンテナを通じて前記発信機の送信する電波を受信する受信機と、
    受信電波の受信状態を測定する測定回路と、
    所定の呼び出し信号を生成して、当該呼び出し信号を前記送信機に送信させ、
    前記受信機の受信した応答信号と前記測定回路の出力信号とを前記報告信号に含めて前記管理装置に送信する制御手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、
    前記受信機の受信した応答信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、前記表示装置に対して、前記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする探索システム。
  14. 請求項13に記載の探索システムにおいて、
    前記管理装置は、
    探索対象となる地域の地図情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する地図情報取得手段と、
    前記地図情報取得手段に、前記報告信号中の応答信号に含まれる位置情報から、発信機所持者または発信機取り付け物の位置を検出させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索システム。
  15. 探索対象となる、発信機所持者または発信機取り付け物を識別するための所持者識別情報を、データ入力インタフェースもしくはネットワークインタフェースを通じて取得する探索情報取得手段と、
    所定の指向性を持つアンテナを通じて前記発信機の送信する電波を受信する受信機と、
    受信電波の受信状態を測定する測定回路と、
    前記受信機が救難信号を受信したとき、前記探索情報取得手段に、前記受信機の受信した救難信号に含まれる所持者識別情報から、発信機所持者または発信機取り付け物を識別させて、表示装置に対して、その結果を示す表示データを出力し、かつ、前記表示装置に対して、前記測定回路による受信状態を示す表示データを出力するように制御する、制御手段を備えたことを特徴とする探索装置。
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