JP2017187529A - 蓄光表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、日没時であってもLEDの光を蓄光材に直接照射して効率的に蓄光できて、昼夜に係わらず蓄光板の蓄光効果を安定かつ十分に高めて良好な視認状態が得られる蓄光表示装置を提供する。【解決手段】表面側に所定の意匠が配設された板状の基材、基材の裏面側に意匠の形状に対応して配設された蓄光材、及び蓄光材を覆うように基材の裏面側に配設された被覆材を有して筐体の正面に配設された蓄光板と、筐体の背面に配設されて紫外線を蓄光材に直接照射可能なLED発光体と、LED発光体を昼間から夜間移行時に予め設定した所定時間点灯可能な制御手段と、を備えることを特徴とする。前記制御手段が、タイマーで設定時間内で光センサーが作動した場合にLED発光体を発光させると共に、タイマーの設定時間が経過した場合にLED発光体を消灯させる。【選択図】図1

Description

本発明は、避難誘導標識(避難誘導表示板)や案内標識(案内表示板)、あるいは店舗の看板等として主に使用される蓄光表示装置に関する。
従来、蓄光材を使用した照明装置として、例えば特許文献1が開示されている。この照明装置は、直方体形状の筐体と、この筐体の内部側面に配設され所定の電力に基づいて点発光する発光体としてのLEDと、筐体の正面に配設された蓄光板と、筐体の背面側に配設されてLEDから発せられた光を蓄光板に照射させる反射板と、筐体の内部においてLEDと蓄光板の側面との間に配設されてLEDから発せられた光を遮光する遮光板を備えている。そして、LEDから発せられた光を反射板で反射させて蓄光板に照射することにより、蓄光材を蓄光させるようにしている。
特開2015−46291号公報
しかしながら、このような照明装置にあっては、筐体の左内側面に配設されたLEDの光を右側面方向である蓄光板と略並行方向に照射させ、照射方向に向けて幅狭となるように傾斜した反射板で反射させて、その反射光を蓄光板に照射するため、例えば筐体の左側面側に位置する蓄光材と筐体の右側面側に位置する蓄光材に照射される反射光の光量が異なる場合があり、筐体の左右方向における蓄光材の蓄光にバラツキが発生し易い。
特に、本願出願人による、蓄光材の使用量を低減させつつ長時間に亘り十分な蓄光輝度が得る蓄光板(特開2015−111239号公報)に適用した場合、蓄光材が基材の断面山形形状の凹部内に充填されて、蓄光材の厚さが均一でないことから、上記の照明装置の構成では、蓄光材を均一に発光させることが困難で、昼間から夜間移行時等に蓄光材に十分な蓄光(発光)効果を確保することが難しい。これは蓄光板の面積が大きい場合において顕著となり易い。また、前記照明装置の場合、蓄光材にLEDの光を照射するために、反射板や遮光板等が必要となり、照明装置自体の構成が複雑化しコスト高となって好ましくない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成により、日没時であってもLEDの光を蓄光材に直接照射して効率的に蓄光でき、昼夜に係わらず蓄光板の蓄光効果を安定かつ十分に高めて良好な視認状態が得られる蓄光表示装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、蓄光材が基板の凹部内に充填される蓄光板であっても、蓄光材の全域を均等に発光させ得る蓄光表示装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、表面側に所定の意匠が配設された板状の基材、該基材の裏面側に前記意匠の形状に対応して配設された蓄光材、及び前記蓄光材を覆うように前記基材の裏面側に配設された被覆材を有して、筐体の正面に配設された蓄光板と、前記筐体の背面に配設されて紫外線を前記蓄光材に直接照射可能なLED発光体と、該LED発光体を昼間から夜間移行時に予め設定した所定時間点灯可能な制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記制御手段が、タイマーの設定時間内で光センサーが作動した場合に前記LED発光体を発光させると共に、前記タイマーの設定時間が経過した場合に前記LED発光体を消灯させることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記蓄光材が、前記基材表面の意匠に対応して該基材の裏面に所定深さで断面山形形状に形成された凹部内に充填固化されていることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記LED発光体が、紫外線を照射可能な複数のLEDを有する複数のLEDモジュールで形成されるか、もしくは紫外線を広角に照射可能な複数の広角LEDで形成され、これらが前記筐体の背面板を兼ねるLED取付板に前記意匠に対応して配設されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記制御手段が、商用交流電源の電力を使用して前記LED発光体を発光させるか、もしくはソーラーパネルの電力を使用して前記LED発光体を発光させることを特徴とする。また、請求項6に記載の発明は、前記タイマーと光センサーが制御ボックス内に配設されて、前記蓄光板及びLED発光体を有する表示盤とケーブルを介して接続されていることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、板状の基材の裏面側に表面側の意匠の形状に対応して蓄光材を配設し、この蓄光材を被覆材で覆って筐体の正面に配設した蓄光板と、筐体の背面に配設されて紫外線を蓄光材に直接照射可能なLED発光体と、タイマーで設定した時間内で光センサーが作動した場合にLED発光体を点灯可能な制御手段とを備えるため、蓄光材とLED発光体を筐体内の前後で対向配置するという簡易な構成により、太陽光の照射が十分に得られない昼間から夜間移行時(夕方)等であってもLED発光体の光を基材の蓄光材に直接照射して、日没時に蓄光材に照射される紫外線の減少を補うことができ、夜間や暗い室内等における蓄光板の蓄光効果を安定かつ十分に高めることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、制御手段が、タイマーの設定時間内で光センサーが作動した場合にLED発光体を発光させると共に、タイマーの設定時間が経過した場合にLED発光体を消灯させるため、夕方に例えば2〜3時間LED発光体を点灯でき、昼間から夜間移行時の蓄光板の視認効果の低下を抑制できて、より安定した蓄光効果が得られると共に、装置の省電力化を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、蓄光材が基材表面の意匠に対応して基材の裏面に断面山形形状に形成された凹部内に充填固化されているため、蓄光材を意匠部分に対応した凹部内のみに充填すれば良く、その使用量を低減させることができると共に、蓄光材から放射されるリン光を、隣接する凹部の山形部分等で乱反射させつつ基材の表面側に放射できる等、蓄光効果を一層高めて意匠部分を表面側から良好に視認させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、LED発光体が、複数のLEDを有する複数のLEDモジュールか、もしくは複数の広角LEDで形成され、これらが筐体の背面板を兼ねるLED取付板に意匠に対応して配設されているため、LEDモジュールや広角LEDの個数を効果的に低減させて、装置の一層の簡略化等を図りつつ、各意匠の蓄光効果をより一層高めることができる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、制御手段が、商用交流電源の電力を使用してLED発光体を発光させるか、もしくは筐体に配設したソーラーパネルの電力を使用してLED発光体を発光させるため、商用電源を使用することで、LED発光体を安定かつ確実に点灯させることができ、また、ソーラーパネルの電力を使用することで、装置の一層の省エネ化を図ることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項2ないし5に記載の発明の効果に加え、タイマーと光センサーが制御ボックス内に配設されて、蓄光板及びLED発光体を有する表示盤とケーブルを介して接続されているため、別体の表示盤と制御ボックスを屋外等の所定位置に取り付けできて、設置の汎用性を向上させることができると共に、装置の保守点検等を簡単に行うことができる。
本発明に係わる蓄光表示装置の一実施形態を示す斜視図 同表示盤の正面図 同表示盤の内部を示す説明図 同図2のA−A線に沿った断面図 同図2のB−B線に沿った断面図 同枠連結部材を示す(a)が正面図、(b)がその側面図、(c)が底面図 同蓄光板の裏面を示す(a)が要部裏面図、(b)がその縦断面図 同蓄光表示装置のブロック図 同その動作を示すタイミングチャート 本発明に係わる蓄光表示装置の他の実施形態を示す構成図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、蓄光表示装置1は、表示盤2と制御ボックス3を有している。前記表示盤2は、薄型の直方体形状の筐体5を有し、この筐体5の正面には、津波避難施設の方向と距離等を示す意匠15が付与された蓄光板6が配設され、筐体5の背面には後述するLED取付板7(図3参照)が配設されている。
また、前記制御ボックス3は、プラスチック等で形成された防水構造とされて、その内部に、例えばスタート釦等が制御ボックス3の正面に露出状態とされたタイマー8が配設されると共に、制御ボックス3の側面には光センサー9がそのセンサー部を露出した状態で配設されている。この制御ボックス3のタイマー8と光センサー9により、本発明の制御手段が形成されている。なお、前記タイマー8は、24時間タイマーでオン時間(時刻)とオフ時間(時刻)が設定可能となっており、また、光センサー9は、周囲の光を検出して所定の明るさ(昼間)の時にオフで、それ以外(夜間)はオンとなるようになっている。
前記表示盤2は、図2〜図5に示すように、その筐体5が上枠5aと下枠5b及び左右の側枠5cを有すると共に、この各枠5a〜5cの4隅が枠連結部材5dでそれぞれ連結されている。このとき、各枠5a〜5cは、図4及び図5に示すように、アルミニウム材により、断面扁平な中空部10を有した略筒形状に形成されると共に、内側(対向側)の前後端部には、内側方向に突出した溝11a、11bが長手方向に沿って一体形成されている。なお、下枠5bの所定位置には、表示盤2内に雨水等が進入した場合に下方に排水するための排水孔12(図5参照)が穿設されている。
そして、前後一対の溝11a、11bのうち、正面側の溝11aに前記蓄光板6の外周端部が着脱可能に挿入係止され、背面側の溝11bに筐体5の背面板を兼ねる前記LED取付板7の外周端部が着脱可能に挿入係止されている。また、各枠5a〜5cの連結部となる4隅の中空部10に、前記枠連結部材5dが嵌合されている。この枠連結部材5dは、図6に示すように、アルミニウム材により、正面視略正方形状のコーナ部5d1と、このコーナ部5d1の隣接する側面に突出状態で一体形成された一対の嵌合部5d2をそれぞれ有している。
また、枠連結部材5dの各嵌合部5d2には、前記中空部10の幅に対応した高さのリブ5d3が2本一体形成されると共に、リブ5d3間には固定孔13が穿設されている。そして、連結する枠5a〜5cの中空部10に嵌合部5d2を嵌合させて、嵌合部5d2の固定孔13に対応して設けられた各枠5a〜5cの固定孔から木ネジを嵌合部5d2の固定孔13にねじ込むことにより、一対の枠5a〜5cが枠連結部材5dで分解可能に連結されている。
このとき、嵌合部5d2のリブ5d3が各枠5a〜5cの中空部10に所定の強度で嵌合されることで、4本の枠5a〜5cと4個の枠連結部材5dで連結された前記筐体5が形成されることになる。なお、筐体5は、上枠5aと左右の側枠5cの上部左右2個の枠連結部材5dが、摘み付きの固定ネジ14(図1参照)で固定されており、この固定ネジ14を取り外すことにより、左右に枠連結部材5dが固定された上枠5aが左右の側枠5c上部から取り外し(引き抜き)可能となっている。この状態において、蓄光板6やLED取付板7が筐体5から取り外しできることになる。
前記蓄光板6は、図2、図4及び図7に示すように構成されている。すなわち、蓄光板6は、長方形状に形成された透明なアクリル板からなる所定厚さ(例えば5mm程度)の基材6aを有している。そして、この基材6aには、その表面(表示盤2の正面)側に、意匠が形成された意匠フィルム15が配設されると共に、この意匠フィルム15の意匠と対応する基材6aの裏面には多数の凹部16が連設状態で形成されている。
また、前記基材6aに設けられた各凹部16には、蓄光材17がそれぞれ充填され、この蓄光材17の裏面すなわち基材6aの裏面側には、被覆材としてのフィルム18が貼付(貼着)されている。なお、前記各凹部16は、図7に示すように、例えば後述する意匠15b、15d等の文字幅に対応した一辺tの正方形で中央部が最深位置となるように形成され、平面視で正方形を形成する4本の稜線と、正方形の四隅から最深部に向けた4本の稜線とで、4つの斜面16aを有して、各凹部16の最深部における縦断面が山形(三角)形状となっている。
前記意匠フィルム15は、例えば屋外用インクジェットプリントフィルムで形成され、図1及び図2に示すように、津波と人物及び建物を示す意匠15aと、施設名(津波避難施設)を示す意匠15bと施設の方向を示す矢印の意匠15c及び施設までの距離の意匠15dとが印刷により形成されている。このとき、各意匠15a〜15dは、透明もしくは薄黄色の半透明な意匠部19aと、この意匠部19aの外周縁を取り囲むように形成された所定幅及び所定形状で意匠部19aと色の異なる例えば緑色の縁部19bとで形成されている。この意匠フィルム15の表面である基材6aの表面には、意匠フィルム15を保護する例えば屋外用塩ビ粘着フィルムからなるカバーフィルム20(図4参照)が貼付されている。
そして、この意匠フィルム15の各意匠15a〜15dに対応して、前記基材6aの裏面の前記凹部16には、前記蓄光材17が充填固化されている。この蓄光材17は、所定粒径の蓄光顔料と例えばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、EVA樹脂等の樹脂とを湯煎しながら混合したもので、これが凹部16内に充填され、例えば自然乾燥されることで凹部16内に固化状態で配設されている。この蓄光材17と基材6aの裏面側には、例えば屋外用塩ビ粘着フィルムからなる前記フィルム18が貼付されている。なお、前記意匠フィルム15やカバーフィルム20及びフィルム18は、紫外線を透過するか、もしくは紫外線の一部を透過するようになっている。
前記LED取付板7は、前記蓄光板6の基材6aと同一形状の樹脂板や金属板等で形成され、図3に示すように、内面となる裏面の所定位置に2組のLEDモジュール22が取り付けられている。この各LEDモジュール22には、紫外線を所定の指向角で発光可能なAC仕様のLED22aが例えば3個併設状態で設けられて、LED取付板12に接着剤等で固定されている。
そして、各LEDモジュール22は、図8のブロック図に示すように、並列接続(もしくは直列接続)され、電源用のケーブル21を介して、図3に示すLED取付板7に設けられたコード引出孔23から、筐体5の外部に引き出されている。ケーブル21は、前記制御ボックス3に設けられたAC仕様の光センサー9に接続され、この光センサー9がAC仕様のタイマー8と直列接続されて、タイマー8の入力側には電源ケーブル24が接続されている。
これにより、AC100電源が制御ボックス3のタイマー8及び光センサー9を介して、LEDモジュール22に供給されて、各LED22aが所定のタイミングで点灯(発光)するようになっている。このとき、各LED22aは、図9に示すように点灯する。すなわち、タイマー8が例えば16時(16:00)にオンし19時(19:00)にオフするように設定された状態で、光センサー9が16時30分(16:30)にオンすると、AC100V電源がタイマー8、光センサー9を介して各LED22aに供給されて点灯し、タイマー8がオフとなる19時で消灯する。
つまり、LED22aは16時30分から19時まで点灯することになり、このLED22aの点灯で、各LED22aから発光される紫外線が前方に位置する蓄光板6のフィルム18を透過し、凹部16内に充填されている蓄光材17に照射されて蓄光され、凹部16に対応した各意匠15a〜15dが表示盤2の正面側から視認されることになる。
次に、前記蓄光表示装置1の動作について説明する。先ず、蓄光表示装置1を屋外の所定場所に設置する。この設置は、表示盤2と制御ボックス3を津波避難施設から80m程度離れた所定場所に、LED取付板7に設けた取付孔25(図3参照)を利用し、ボルトやU金具等を使用して設置板や設置用支柱に取り付ける。そして、電源ケーブル24のACコンセントを商用AC100V電源に接続し、タイマー8を所定時間に設定する。このタイマー8の設定時間は、太陽光からの紫外線が少なくなる夕方の時間が設定され、タイマー8のオン時間は、例えば2〜5時間程度に設定される。
この蓄光表示装置1の設置状態で昼間時においては、太陽光が蓄光板6の正面側から照射され、その紫外線がカバーフィルム20、意匠フィルム15及び基材6aを透過して基材6a裏面側の蓄光材17に蓄光される。このときの蓄光板6の各意匠15a〜15dは、前記凹部16に対応した意匠部19aの薄黄色や縁部19bの緑色等の色が、意匠(凹部16)以外の基材6a表面の例えば白色等と区別された状態で視認(第1の表示状態という)されることになる。そして、夕方の例えば16時になるとタイマー8が作動してオンとなり、このオン状態で例えば16時30分に周囲が暗くなると光センサー9がオンする。
この光センサー9のオンにより、AC100V電源が各LEDモジュール22に供給される。これにより、各LED22aが点灯し、その紫外線が蓄光板6のフィルム18を透過して蓄光材17に直接照射される。このとき、2組のLEDモジュール22が、基材6aの高さ方向の略中央で左右方向に均等な位置に配設されていることから、合計6個のLED22aで各意匠15a〜15dの全域を略均等にカバーできて、各意匠15a〜15dに対応した蓄光材17が略均等に蓄光されることになる。
また同時に、蓄光材17が縦断面山形形状の正方形の凹部16内に充填されているため、凹部16に照射される紫外線が凹部16の斜面16a等で乱反射されて、紫外線が蓄光材17に効率的に蓄光されることになる。このLED22aの点灯による所定の蓄光で、昼間から夜間にかけて徐々に周囲が暗くなる場合に、蓄光材17に蓄光された光(リン光)が基材6aの表面側に向けて放射されて、基材6aの各意匠15a〜15dが弱く光った状態となって、意匠15と基材6aが蓄光板6の正面側から視認(第2の表示状態という)されることになる。
一方、周囲が暗くなった夜間においては、LED22aの点灯や昼間時に太陽光により蓄光材17に蓄光された光が、基材6aの表面側に向けて放射されて、各意匠15a〜15dのみが暗闇上に浮かび上がった状態で視認(第3の表示状態という)されることになる。この第3の表示状態及び前記第2の表示状態において、蓄光材17が、断面山形形状の凹部16内に充填されていることから、蓄光された光が山形形状の4つの斜面16aから各種方向に屈折放射され、その一部が隣接する凹部16の斜面16a等で反射、すなわち乱反射状態で放射される。この光が蓄光板6の表面側から視認されて、夕方や真夜中等であっても各意匠15a〜15dが良好に視認されることになる。
つまり、前記蓄光表示装置1は、表示盤2の筐体5内に蓄光板6の蓄光材17に紫外線を直接照射可能なLED22aを配設して、周囲が完全に暗くならない夕方時にLED22aを所定時間点灯させることで、夕方時の各意匠15a〜15dの発光輝度を所定に確保すると共に、周囲が暗くなった夜間においては、LED22aと太陽光で蓄光されたリン光により十分な発光輝度を確保することができる。
これにより、一日24時間において第1〜第3の三つの表示状態が得られて、特に昼間から夜間への移行時の各意匠15a〜15dの視認度合いの著しい低下が抑制できることになる。なお、この実施例においては、LED22aとしてAC仕様の物を使用し、AC100V電源を直接供給したが、例えばLED22aとしてDC仕様の物を使用した場合は、表示盤2の筐体5内の底面上等に、AC/DCコンバータを配設して、このコンバータで変換した所定のDC電源をLED22aに供給するようにすれば良い。
このように、前記蓄光表示装置1によれば、筐体5の正面に蓄光板6を配設し、筐体5の背面に紫外線を蓄光材17に直接照射可能なLED22aを配設して、タイマー8で設定した時間内で光センサー9が作動した場合にLED22aを発光させるため、蓄光材17とLED22aを筐体5内の前後で対向配置するという簡易な構成により、太陽光の照射が十分に得られない場合でもLED22aの紫外線を蓄光板6の蓄光材17に直接照射して、日没時に蓄光材17に照射される紫外線の減少を補うことができ、夕方や夜間における蓄光板6の蓄光効果を十分に高めることができる。
特に、蓄光材17に紫外線を照射可能なLED22aを筐体5内に配設すると共に、このLED22aの点灯を制御ボックス3のタイマー8と光センサー9等で制御するため、蓄光表示装置1に昼間時の第1の視認状態と、昼間から夜間への移行時の第2の表示状態、及び夜間時の第3の表示状態を得ることができ、一日の全時間において、例えば蓄光板6の面積が大きい表示盤2であっても、各意匠15a〜15dを良好に視認させることができる等、いつ発生するか解らない津波等の誘導表示板として好適に使用することができる。
また、蓄光材17が基材6aの意匠15a〜15dに対応して基材6aの裏面に断面山形形状に形成された凹部16内に充填固化されているため、蓄光材17を意匠部分に対応した凹部16内のみに充填すれば良く、その使用量を大幅に低減させることができると共に、凹部16の形状により凹部16内の蓄光材17に紫外線を効率的に蓄光することができる。また、意匠15a〜15dに対応した凹部16内の蓄光材17のリン光で意匠部分を表面側から良好に視認でき、かつ蓄光材17から放射されるリン光を、隣接する凹部16の山形部分等で乱反射させつつ基材6aの表面側に放射でき、これらのことから、蓄光材17の使用量を削減しつつ、蓄光効果を一層高めた安価な蓄光表示装置1を提供することが可能になる。
さらに、3個のLED22aを有する2組のLEDモジュール22を、基材6aの各意匠15a〜15bに対応して高さ方向の中央で左右方向に所定距離でLED取付板7の内面に配設しているため、LEDモジュール22の個数を効果的に低減させて、蓄光表示装置1の一層の簡略化等を図りつつ、各意匠15a〜15dの蓄光効果をより一層高めることができる。さらに、商用AC100V電源を使用してLED22aを発光させるため、各LED22aを安定かつ確実に点灯させることができると共に、LED22aの発光時間が夕方の数時間に設定されるため、省電力化に優れた蓄光表示装置1を得ることができる。
また、タイマー8と光センサー9が制御ボックス3に配設されて、表示盤2とケーブル21を介して接続されているため、別体の表示盤2と制御ボックス3を屋外等の所定位置に取り付けできて、設置の汎用性を高めることができると共に、蓄光表示装置1の保守点検等を簡単に行うことができる。また、表示盤2の筐体5の各枠5a〜5cが分解可能で溝11a、11bに蓄光板6やLED取付板7を抜き差しできる構成であるため、蓄光表示装置1の設置や保守作業等を一層容易に行うことができると共に、排水孔12により筐体5内部への雨水の滞留を防止でき、屋外に安定して設置できる等、信頼性に優れた蓄光表示装置1を得ることができる。
図10は、本発明に係わる蓄光表示装置の他の実施形態の構成図である。前記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。この実施形態の蓄光表示装置1の特徴は、前記商用AC電源に代えてソーラーパネル27の電力を使用してDC仕様のLED22aを発光させて蓄光材17を蓄光するようにしたものである。前記ソーラーパネル27は、表示盤2や制御ボックス3の上面、もしくはこれらとは別の位置に水平状態もしくは傾斜状態で配設されて、制御ボックス3にケーブル30で接続されている。制御ボックス3内には、図示しない内部タイマーを有し光センサーが接続されたコントローラ28と、ソーラーパネル27の電力を蓄電する蓄電器29を配設し、蓄電器29を表示盤2内のLEDモジュール22にケーブル21で直接接続する。
そして、前記コントローラ28が、ソーラーパネル27から得られるDC電力を蓄電器29に蓄電し、内部タイマーで設定された夕方のオン時間にLED22aを点灯させて、蓄光板6の蓄光材17を蓄光する。この実施形態の蓄光表示装置1においても、夕方時にLED22aの点灯で蓄光材17を発光させる等、前述した第1〜第3の表示状態が得られて、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、商用AC電源が不要となるため、設置場所を選ぶ必要が無い等、蓄光表示装置1の設置を簡単に行うことができる。この実施形態の蓄光表示装置1の場合、例えば店舗の看板等でその筐体5が大きい場合には、コントローラ28と蓄電器29を筐体5内に配設することも可能であり、この場合、光センサー9は筐体5の側面等に配設すれば良い。
なお、前記各実施形態においては、LED22aの電源としてAC商用電源かもしくはソーラーパネル27の電源を使用したが、AC商用電源とソーラーパネル27を共に設ける構成とし、コントローラ28でこれらを適宜に切り替えるようにして良い。また、前記各実施形態においては、LED発光体として一般的な紫外線LED22aを3個モジュール化した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば指向角が100度程度の広角紫外線LEDを各意匠15a〜15dに対応して所定個数配置する構成であっても良く、この場合、意匠15が複雑な場合には、LED取付板7として回路パターンを有するプリント基板を使用し、その回路パターンに各LED22aを半田付けすれば良い。
さらに、前記実施形態においては、タイマー8による設定時間と光センサー9の検出結果の両方に基づいて、LED22aを発光するようにしたが、本発明は、少なくともLED22aが夕方の所定時間発光すれば良く、例えばタイマー8のみや光センサー9のみでLED22aの発光を制御することも勿論可能である。また、前記実施形態における、表示盤2の形態、蓄光板6や筐体5の構成、制御ボックス3の構成等は一例であって、例えば蓄光板6の凹部16を多数の正方形凹部16の連設に限らず、例えば各意匠形状に対応した一つもしくは複数の凹部16としたり、あるいは光センサー9を表示盤2に配設する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜の構成を採用することができる。
本発明は、災害発生時等の避難誘導用の蓄光表示装置に限らず、各種建築物内の非常口用等の誘導表示板、商店や会社の看板等、表面側に所定の意匠を有して屋内外に設置される全ての蓄光表示装置に利用可能である。
1・・・・・・・・・蓄光表示装置
2・・・・・・・・・表示盤
2a・・・・・・・・基材
3・・・・・・・・・制御ボックス
5・・・・・・・・・筐体
6・・・・・・・・・蓄光板
7・・・・・・・・・LED取付板
8・・・・・・・・・タイマー
9・・・・・・・・・光センサー
11a、11b・・・溝
15・・・・・・・・意匠フィルム
16・・・・・・・・凹部
16a・・・・・・・斜面
17・・・・・・・・蓄光材
18・・・・・・・・フィルム(被覆材)
20・・・・・・・・カバーフィルム
22・・・・・・・・LEDモジュール
22a・・・・・・・LED
27・・・・・・・・ソーラーパネル
28・・・・・・・・コントローラ
29・・・・・・・・蓄電器
また、請求項2に記載の発明は、前記制御手段が、タイマーの設定時間内で光センサーが周囲の明るさを検出して所定の暗さで作動した場合に前記LED発光体を発光させると共に、前記タイマーの設定時間が経過した場合に前記LED発光体を消灯させることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記蓄光材が、前記基材表面の意匠に対応して該基材の裏面に所定深さで断面山形形状に形成された凹部内に充填固化されていることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記LED発光体が、紫外線を照射可能な複数のLEDを有する複数のLEDモジュールで形成されるか、もしくは紫外線を広角に照射可能な複数の広角LEDで形成され、これらが前記筐体の背面板を兼ねるLED取付板に前記意匠に対応して配設されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記制御手段が、商用交流電源の電力を使用して前記LED発光体を発光させるか、もしくはソーラーパネルの電力を使用して前記LED発光体を発光させることを特徴とする。また、請求項6に記載の発明は、前記タイマーと光センサーが制御ボックス内に配設されて、前記蓄光板及びLED発光体が配設された前記筐体を有する表示盤とケーブルを介して接続されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、制御手段が、タイマーの設定時間内で光センサーが周囲の明るさを検出して所定の暗さで作動した場合にLED発光体を発光させると共に、タイマーの設定時間が経過した場合にLED発光体を消灯させるため、夕方に例えば2〜3時間LED発光体を点灯でき、昼間から夜間移行時の蓄光板の視認効果の低下を抑制できて、より安定した蓄光効果が得られると共に、装置の省電力化を図ることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項2ないし5に記載の発明の効果に加え、タイマーと光センサーが制御ボックス内に配設されて、蓄光板及びLED発光体が配設された筐体を有する表示盤とケーブルを介して接続されているため、別体の表示盤と制御ボックスを屋外等の所定位置に取り付けできて、設置の汎用性を向上させることができると共に、装置の保守点検等を簡単に行うことができる。

Claims (6)

  1. 表面側に所定の意匠が配設された板状の基材、該基材の裏面側に前記意匠の形状に対応して配設された蓄光材、及び前記蓄光材を覆うように前記基材の裏面側に配設された被覆材を有して、筐体の正面に配設された蓄光板と、前記筐体の背面に配設されて紫外線を前記蓄光材に直接照射可能なLED発光体と、該LED発光体を昼間から夜間移行時に予め設定した所定時間点灯可能な制御手段と、を備えることを特徴とする蓄光表示装置。
  2. 前記制御手段は、タイマーの設定時間内で光センサーが作動した場合に前記LED発光体を発光させると共に、前記タイマーの設定時間が経過した場合に前記LED発光体を消灯させることを特徴とする請求項1に記載の蓄光表示装置。
  3. 前記蓄光材は、前記基材表面の意匠に対応して該基材の裏面に所定深さで断面山形形状に形成された凹部内に充填固化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄光表示装置。
  4. 前記LED発光体は、紫外線を照射可能な複数のLEDを有する複数のLEDモジュールで形成されるか、もしくは紫外線を広角に照射可能な複数の広角LEDで形成され、これらが前記筐体の背面板を兼ねるLED取付板内面に前記意匠に対応して配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の蓄光表示装置。
  5. 前記制御手段は、商用交流電源の電力を使用して前記LED発光体を発光させるか、もしくはソーラーパネルの電力を使用して前記LED発光体を発光させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の蓄光表示装置。
  6. 前記タイマーと光センサーが制御ボックス内に配設されて、前記蓄光板及びLED発光体を有する表示盤とケーブルを介して接続されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の蓄光表示装置。
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