JP2017187422A - 周辺物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動物体と静止物体とを精度良く判定することができる周辺物体検出装置を提供する。【解決手段】レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、グリッドマップのグリッド毎に、レーダセンサの検出点が含まれる数である投票数を算出する投票数算出部と、レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、検出点のクラスタリングにより、検出対象の物体であるクラスターをグリッドマップ上に設定するクラスター設定部と、複数回算出されたグリッド毎の投票数の合計値に基づいて、クラスターが占有するグリッドから静止グリッドと移動グリッドとを判別するグリッド判別部と、クラスターが占有するグリッドに含まれる静止グリッド及び移動グリッドの配置に基づいて、クラスターが移動物体であるか静止物体であるか判定する移動物体判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、周辺物体検出装置に関する。
従来、周辺物体検出装置に関する技術文献として、米国特許出願公開第2013/0332061号明細書が知られている。この明細書には、レーダセンサを用いて自車両の周辺の物体を検出する技術であって、少なくとも二つの物体を含む物体の組について、物体同士の相対位置、速度差、方位差分などから、これらの物体が別々の物体か単一の物体であるか判定するものが記載されている。
米国特許出願公開第2013/0332061号明細書
ところで、より適切な運転支援を実現するためには、自車両の周辺の物体が移動物体であるか静止物体であるかを判定することが望ましい。しかしながら、従来のグリッドマップを用いた判定においては、隣接車線を走行する全長の長いトラックなどが自車両を追い越しているとき、追い越し中のトラックの中腹に相当する位置においてレーダセンサの検出点(反射点)が繰り返し検出されることから、この位置に静止物体が存在すると誤判定する可能性があり問題となっていた。
そこで、本技術分野では、移動物体と静止物体とを精度良く判定することができる周辺物体検出装置を提供することが望まれている。
上記課題を解決するため、本発明は、自車両に搭載されたレーダセンサによる検出点の検出結果に基づき、自車両の周囲に対して予め設定されたグリッドマップを用いて自車両の周辺の物体を検出する周辺物体検出装置であって、レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、グリッドマップのグリッド毎に、レーダセンサの検出点が含まれる数である投票数を算出する投票数算出部と、レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、検出点のクラスタリングにより、検出対象の物体であるクラスターをグリッドマップ上に設定するクラスター設定部と、複数回算出されたグリッド毎の投票数の合計値に基づいて、クラスターが占有するグリッドから静止グリッドと移動グリッドとを判別するグリッド判別部と、クラスターが占有するグリッドに含まれる静止グリッド及び移動グリッドの配置に基づいて、クラスターが移動物体であるか静止物体であるか判定する移動物体判定部と、を備える。
以上説明したように、本発明によれば、移動物体と静止物体とを精度良く判定することができる。
本実施形態に係る周辺物体検出装置を示すブロック図である。 (a)時刻t−1におけるグリッドマップを示す平面図である。(b)時刻tにおけるグリッドマップを示す平面図である。 周辺物体検出装置による移動物体と静止物体の判定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る周辺物体検出装置100は、乗用車などの車両(以後、「自車両」と言う)に搭載され、自車両の周辺の物体を検出する。物体は、他車両(トラック、バス、乗用車、バイクなど)、歩行者、自転車などの移動物体と、電柱、ガードレール、建物、駐車車両などの静止物体を含む。
[周辺物体検出装置の構成]
周辺物体検出装置100は、レーダセンサ1、車速センサ2、ヨーレートセンサ3、ECU10を備えている。レーダセンサ1は、電波(例えばミリ波)又は光を利用して自車両の周辺の物体を検出するためのセンサである。レーダセンサ1は、電波又は光を自車両の周辺に送信し、物体によって反射された電波又は光を受信することで検出点(反射点)を検出する。レーダセンサ1は、予め設定された検出タイミング毎に検出点の検出を行う。レーダセンサ1は、検出した検出点の情報をECU10へ送信する。
車速センサ2は、自車両の速度を検出する検出器である。車速センサ2としては、自車両の車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサ2は、検出した車速の情報をECU10に送信する。
ヨーレートセンサ3は、自車両の重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサ3としては、例えばジャイロセンサを用いることができる。ヨーレートセンサ3は、検出した自車両のヨーレートの情報をECU10に送信する。
ECU[Electronic Control Unit] 10は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、CAN[Controller Area Network]通信回路等を有する電子制御ユニットである。ECU10では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。ECU10は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。
次に、ECU10の機能的構成について説明する。ECU10は、車速認識部11、ヨーレート認識部12、グリッドマップ設定部13、投票数算出部14、クラスター設定部15、グリッド判別部16、及び移動物体判定部17を有している。
車速認識部11は、自車両の車速を認識する。車速認識部11は、車速センサ2の検出結果に基づいて、自車両の車速を認識する。ヨーレート認識部12は、自車両のヨーレートを認識する。ヨーレート認識部12は、ヨーレートセンサ3の検出結果に基づいて、自車両のヨーレートを認識する。
グリッドマップ設定部13は、自車両の周辺を複数のグリッドに分割したグリッドマップを設定する。グリッドマップとは、平面視で自車両の周囲を格子状に区分けして複数のグリッドに分割したマップである。グリッドは、物体検出において利用される一定の広さの単位領域を意味する。グリッドマップ設定部13は、周知の手法により自車両の周囲にグリッドマップを絶対座標系で設定する。
ここで、図2(a)は、時刻t−1におけるグリッドマップを示す平面図である。図2(a)に、自車両M、物体N、グリッドマップGM、グリッドG、時刻t−1における投票グリッドGaを示す。物体Nは、全長の長いトラックであり、自車両Mの隣接車線で自車両Mを追い越している。投票グリッドGaについては後述する。また、図2(a)に、自車両Mの進行方向に延在するX軸、自車両Mの車幅方向に延在するY軸からなるXY直交座標系を示す。
グリッドマップ設定部13は、自車両Mのエンジン始動後、一度でもグリッドマップGMを設定済みの場合、自車両Mの車速及び自車両Mのヨーレートに基づいて、経過時間から自車両Mの移動量及び移動方向を推定する。グリッドマップ設定部13は、自車両Mの移動量及び移動方向の推定結果に応じて、グリッドマップGMを移動させることで新たなグリッドマップGMを設定する。新たなグリッドマップGMのグリッドと過去のグリッドマップGMのグリッドとは対応付けされている。
投票数算出部14は、レーダセンサ1による検出点の検出結果に基づいて、グリッドマップGMのグリッド毎にレーダセンサ1の検出点が含まれる数である投票数を算出する。言い換えると、投票数算出部14は、レーダセンサ1の検出した検出点に基づいて、グリッド毎に含まれる検出点の数をグリッド毎の投票数として算出する。図2(a)に示す投票グリッドGaは、時刻t−1において投票数がゼロではないグリッド(検出点を含むグリッド)である。図2(a)において、自車両Mのレーダセンサ1により物体Nの自車両M側を囲むように検出点が検出されるので、物体Nの自車両M側を囲むように投票グリッドGaが現われる。
図2(b)は、時刻tにおけるグリッドマップGMを示す平面図である。図2(b)に、時刻tにおける投票グリッドGb、静止グリッドGS、及び移動グリッドGVを示す。時刻tにおける投票グリッドGbとは、時刻tにおけるレーダセンサ1の検出点を含むグリッドである。静止グリッドGS及び移動グリッドGVについては後述する。
クラスター設定部15は、レーダセンサ1による検出点の検出結果に基づいて、検出点のクラスタリングにより、検出対象の物体であるクラスターをグリッドマップGM上に設定する。クラスター設定部15は、複数の検出点をグループ化し、グループ化した検出点の形状に基づいてクラスターを設定する。このようなクラスタリングとしては、周知の手法を採用することができる。図2(b)に示す状況において、クラスター設定部15は、物体NをクラスターとしてグリッドマップGM上に設定する。以下、クラスターNと表記する。
グリッド判別部16は、複数回算出されたグリッド毎の投票数の合計値に基づいて、クラスターNが占有するグリッドから静止グリッドGSと移動グリッドGVとを判別する。グリッド毎の投票数の合計値とは、例えば、図2(a)に示す時刻t−1におけるグリッド毎の投票数と、図2(b)に示す時刻tにおけるグリッド毎の投票数との合計値である。クラスターNが占有するグリッドとは、グリッドマップGMにおいてクラスターNが設定された範囲と少なくとも一部が重複するグリッドであって、投票数が1以上のグリッドである。すなわち、グリッド判別部16は、投票数がゼロのグリッドは判別対象としない。クラスターNが占有するグリッドは、図2(b)に示す状況において、グリッドマップGM上でクラスターNと重複する投票グリッドGa,Gbに相当する。
静止グリッドGSとは、クラスターNが占有するグリッドのうち投票数の合計値が投票数閾値以上のグリッドである。壁などの静止物体が位置するグリッドからは、時刻に関わらずレーダセンサ1の検出点が検出されるため、当該グリッドの投票数の合計値は大きい値となる。このため、グリッド判別部16は、投票数の合計値が投票数閾値以上のグリッドを静止グリッドGSと判別する。
具体的に、グリッド判別部16は、図2(b)に示す状況において、時刻t−1における投票グリッドGaと時刻tにおける投票グリッドGbとが重複するグリッドを、投票数の合計値が投票数閾値以上の静止グリッドGSとして判別している。なお、投票数閾値は固定値であってもよく、自車両Mの車速などに応じて変化する値であってもよい。投票数閾値の変形例については後述する。
移動グリッドGVとは、クラスターNが占有する投票グリッドGa、Gbのうち投票数が投票数閾値未満のグリッドである。他車両などの移動物体が位置するグリッドからは、時間経過により移動物体が移動するとレーダセンサ1の検出点が検出されなくなるため、当該グリッドの投票数の合計値は小さい値となる。このため、グリッド判別部16は、投票数の合計値が投票数閾値未満のグリッドを移動グリッドGVと判別する。
具体的に、グリッド判別部16は、図2(b)に示す状況において、時刻t−1における投票グリッドGaのうち時刻tにおける投票グリッドGbと重複しないグリッド、及び、時刻tにおける投票グリッドGbのうち時刻t−1における投票グリッドGaと重複しないグリッドを、投票数の合計値が投票数閾値未満の移動グリッドGVとして判別している。
移動物体判定部17は、グリッド判別部16の判別結果に基づいて、クラスターNが移動物体であるか静止物体であるか判定する。まず、移動物体判定部17は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる移動グリッドGVの割合が判定閾値以上である場合、クラスターNを移動物体であると判定する。判定閾値は、固定値であってもよく、自車両Mの車速などに応じて変化する値であってもよい。
移動物体判定部17は、移動グリッドGVの割合が判定閾値未満である場合、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置に基づいて、クラスターNが移動物体であるか静止物体であるか判定する。
移動物体判定部17は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たす場合、クラスターNを移動物体であると判定する。予め設定された条件は、例えば、図2(b)に示すような静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置において満たされる。
具体的に、移動物体判定部17は、クラスターNが占有する静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が、自車両Mの進行方向(X軸方向)に沿って静止グリッドGS及び移動グリッドGVの順に連なり、かつ、自車両Mの車幅方向(Y軸方向)に沿って移動グリッドGVが連なる場合、クラスターNを移動物体であると判定する。なお、必ずしもグリッドが連なって連続性が保たれている必要はない。ECU10は、クラスターNを移動物体と判定するときの静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置(予め設定された条件)を複数記憶している。
移動物体判定部17は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たさない場合、クラスターNを静止物体であると判定する。
なお、図2(b)は、トラックであるクラスターNが自車両Mを追い越す場合を示しているが、クラスターNが自車両に追い越される場合にも、クラスターNが占有する静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置は同様となる。この場合には、図2(b)に示す状況と比べて、クラスターNの位置が自車両Mに近くなる。また、自車両MがクラスターNの前方に位置する場合であっても、クラスターNが占有する静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置は図2(b)と同様である。
[周辺物体検出装置による移動物体と静止物体の判定処理]
以下、本実施形態に係る周辺物体検出装置100による移動物体と静止物体の判定処理について図3を参照して説明する。図3は、周辺物体検出装置100による移動物体と静止物体の判定処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、ECU10は、S10においてグリッドマップ設定部13によるグリッドマップGMの設定を行う。グリッドマップ設定部13は、自車両Mのエンジン始動後、一度でもグリッドマップGMを設定済みの場合、自車両Mの車速及び自車両Mのヨーレートに基づいて前回のグリッドマップGMを移動させることで新たなグリッドマップGMを設定する。ECU10は、グリッドマップGMを設定した場合、S12に移行する。
S12において、ECU10は、投票数算出部14によりグリッド毎の投票数を算出する。投票数算出部14は、レーダセンサ1の検出タイミング毎に、レーダセンサ1による検出点の検出結果に基づいて、グリッド毎の投票数を算出する。ECU10は、少なくとも二回、グリッド毎の投票数の算出が行われた場合に、S14に移行する。
S14において、ECU10は、クラスター設定部15により検出対象の物体であるクラスターNをグリッドマップGM上に設定する。クラスター設定部15は、周知のクラスタリングにより複数の検出点をグループ化してクラスターNを設定する。ECU10は、クラスターNが設定された場合、S16に移行する。
S16において、ECU10は、グリッド判別部16により、クラスターNが占有するグリッドから静止グリッドGSと移動グリッドGVとを判別する。グリッド判別部16は、クラスターNが占有するグリッドのうち投票数の合計値が投票数閾値以上のグリッドを静止グリッドGSと判別する。一方、グリッド判別部16は、クラスターNが占有するグリッドのうち投票数の合計値が投票数閾値未満のグリッドを移動グリッドGVと判別する。なお、グリッド判別部16は、投票数がゼロのグリッドは判別対象としない。ECU10は、判別対象となる全てのグリッドを判別した場合、S18に移行する。
S18において、ECU10は、 移動物体判定部17により、クラスターNが占有するグリッドに含まれる移動グリッドGVの割合が判定閾値以上であるか否かを判定する。ECU10は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる移動グリッドGVの割合が判定閾値未満であると判定された場合(S18:NO)、S20に移行する。ECU10は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる移動グリッドGVの割合が判定閾値以上であると判定された場合(S18:YES)、S22に移行する。
S20において、ECU10は、移動物体判定部17により、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たすか否かを判定する。移動物体判定部17は、例えば、図2(b)に示される配置である場合、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たすと判定する。
ECU10は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たすと判定された場合(S20:NO)、S22に移行する。ECU10は、クラスターNが占有するグリッドに含まれる静止グリッドGS及び移動グリッドGVの配置が予め設定された条件を満たさないと判定された場合(S20:NO)、S24に移行する。
S22において、ECU10は、移動物体判定部17によりクラスターNを移動物体と判定する。その後、当該クラスターNに対する処理を終了する。同様に、S24において、ECU10は、移動物体判定部17によりクラスターNを静止物体と判定する。その後、当該クラスターNに対する処理を終了する。
以上説明した本実施形態に係る周辺物体検出装置100によれば、レーダセンサ1による検出点の検出結果に基づき、グリッドマップGMを用いて自車両Mの周辺の物体を検出するに際し、検出点のクラスタリングにより設定したクラスターNを利用して移動物体であるか静止物体であるか判定するので、グリッドマップGMのみから移動物体及び静止物体を判定する場合と比べて、移動物体と静止物体とを精度良く判定することができる。
その結果、周辺物体検出装置100によれば、自車両の周辺環境認識精度向上により、リスクの低減はもちろん、効率的でロバストな運転支援のための経路計画の生成に寄与する。効率的でロバストな経路計画により、不要なアクセル・ブレーキ操作が軽減されることで乗員の乗り心地向上に貢献するだけでなく、燃費の向上や周辺の他車両とのスムーズな交通に繋がる効果を持つ。また、静止物体と判定されたクラスターの追跡処理を中止することでECU10の処理負荷軽減の効果も持つ。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、移動物体判定部17は、必ずしも移動グリッドGVの割合を用いた判定を行う必要はない。すなわち、図3に示すフローチャートのS18は必須ではない。この場合には、図3に示すフローチャートにおいて、S18に代えてS20の判定が行われる。
また、投票数閾値は、自車両Mの車速に応じて変化してもよい。具体的に、グリッド判別部16は、自車両Mの車速が所定の車速閾値未満である場合、自車両Mの車速が所定の車速閾値以上である場合と比べて、投票数閾値を大きな値に変更してもよい。判定閾値が大きいほど、移動グリッドGVと判定されやすくなり、投票数閾値が小さいほど静止グリッドGSと判定されやすくなる。
また、グリッド判別部16は、クラスターNが占有するグリッド内に、所定の第1閾値以上の投票数を有するグリッドが存在しない場合、投票数閾値を大きい値に変更してもよい。所定の第1閾値は、変更後の投票数閾値より大きい値である。一方、グリッド判別部16は、クラスターNが占有するグリッド内に、所定の第1閾値以上の投票数を有するグリッドが存在する場合、投票数閾値を小さい値に変更してもよい。
1…レーダセンサ、2…車速センサ、3…ヨーレートセンサ、11…車速認識部、12…ヨーレート認識部、13…グリッドマップ設定部、14…投票数算出部、15…クラスター設定部、16…グリッド判別部、17…移動物体判定部、100…周辺物体検出装置、G…グリッド、Ga,Gb…投票グリッド、GM…グリッドマップ、GV…移動グリッド、GS…静止グリッド、M…自車両、N…クラスター(物体)。

Claims (1)

  1. 自車両に搭載されたレーダセンサによる検出点の検出結果に基づき、前記自車両の周囲に対して予め設定されたグリッドマップを用いて前記自車両の周辺の物体を検出する周辺物体検出装置であって、
    前記レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、前記グリッドマップのグリッド毎に、前記レーダセンサの検出点が含まれる数である投票数を算出する投票数算出部と、
    前記レーダセンサによる検出点の検出結果に基づいて、前記検出点のクラスタリングにより、検出対象の物体であるクラスターを前記グリッドマップ上に設定するクラスター設定部と、
    複数回算出された前記グリッド毎の前記投票数の合計値に基づいて、前記クラスターが占有する前記グリッドから静止グリッドと移動グリッドとを判別するグリッド判別部と、
    前記クラスターが占有する前記グリッドに含まれる前記静止グリッド及び前記移動グリッドの配置に基づいて、前記クラスターが移動物体であるか静止物体であるか判定する移動物体判定部と、
    を備える、周辺物体検出装置。
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