JP2017187375A - 検知出力装置及び可視化装置 - Google Patents

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昌弘 土屋
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Abstract

【課題】不可視な物理量及び化学活性度を、簡便かつ迅速に精度よく検知する検知出力装置を提供する。【解決手段】所定の空間内に挿入されることにより検知対象の数値等を表示するための検知出力装置1は、略長方形の平板電極である上部電極2a及び下部電極2bと、この上部電極2a及び下部電極2bに誘起された電荷により生じる電流を検出する仮想接地型電流検出器3と、検知対象の強度に応じて発光色が変化する5つのLED61,62,63,64,65と、仮想接地型電流検出器3及びLED61,62,63,64,65を駆動させるための電池4とを備えている。上部電極2a及び下部電極2bに電荷が誘起されると、5つのLED61,62,63,64,65が検知対象の数値等に応じて色が変化するので、その色により、検知対象の数値等を容易に把握することが可能になる。【選択図】図3

Description

本発明は、空間に実在しているが肉眼で視認できない、例えば電界や磁界、不可視光、音場、放射線、環境物質等の数値、強度、方向、または流れのような物理量及び化学活性度を、簡便に精度よく検知する検知出力装置、及びその検知結果を光学映像に重ねて一画面上に表示するための、簡便性、直観性に優れる、検知対象の可視化装置に関する。
我々が生活したり仕事に従事したりする三次元空間には、波や場、流れ、微粒子、ガスなど、様々なものが実存するが、その多くは肉眼では視認できないものである。そこで、このような不可視な物理量及び化学活性度を測定したり検知したりしようという試みが、幾つか存在した。
このような不可視な物理量及び化学活性度を計測するための方法として、例えば、非特許文献1においては、発光ダイオードを取り付けたマイクロフォンを音場の存在する空間内で走査して、当該マイクロフォンで集音した音を発光ダイオードで光に変換して、その光の軌跡を、シャッターを開放状態にしたカメラによりフィルム上に撮影して、音場を一画像上に表示する方法が開示されている。
また、例えば、電界を検知可能なプローブを用い、金属のプローブが金属製ケーブルを介して検出系に接続される電界測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この電界測定装置は、侵襲性を抑圧するために、電気光学結晶から成るプローブ先端部を光検出系に光ファイバケーブルで接続し、プローブ部の先端部を電界に挿入して、電界検知や測定を行うものである。ここで、侵襲性とは、外的要因によって被計測電界が乱される性質をいうものとする。
さらに、基準とする点の電位を測定して基準電位とし、任意の測定対象近傍の1点について基準電位との差(電圧)を測定してそれを2点間の距離で割った値を電界とし、その形成された電界を検知して知らせる検電器が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この検電器は、電界の有無を判別するものである。
また、本願発明者は、平板状の電極の間に複数のLED等による出力手段を備えた電界検知出力装置を提案した(例えば、特許文献3参照。)。この電界検知出力装置は、電界により電極に電荷が誘起されて電極間に電流が流れると、その電流の電流値を仮想接地型電流検出機により検出し、その電流値に応じて点灯させるLEDの個数を変更させることにより、電界の強度を表示したものである。
以上の様に、これまでにも空間内の波や場、流れ、微粒子、ガスなどを測定したり把握したりしようとする試みは幾つか存在するものの、検知対象の強弱や大小、あるいは方向や勾配までも映像化し光学映像に重ねて視覚的にとらえるための簡便かつ直観性に優れる方法は存在しなかった。
そのため、本願発明者は、空間内に存在する対象を検知して、光学映像に重ねて一画面上に表示するための、簡便性、直観性に優れる検知対象の可視化装置および可視化方法を提案した(例えば、特許文献4参照。)。この可視化装置および可視化方法は、空間中に検知対象の存在や方向・濃度勾配を検知した場合に、所定の色や強度に発光する持ち運び自在な検知手段と、検知手段を所定の経路で走査させる走査手段と、走査中の発光状態を一画像上で撮影する撮影手段と、撮影した画像を記録する表示手段とを備えたものであり、検知手段を小型・軽量で持ち運び自在にしたので、簡便かつ迅速に精度よく空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録をすることを可能にするものである。
特開2012−053017号公報 特許第4562587号公報 WO2015/111656号公報 WO2016/009872号公報
西田 公至、丸山 朗著「発光ダイオードを用いた音場の可視化測定方法」日本機械学会論文集(C編)51巻461号p.223
ところで、特許文献3に記載の電界検知出力装置、及び特許文献4に記載の可視化装置において検知手段として使用される電界検知出力装置は、検出された電界強度に応じて点灯させるLEDの個数を変更するものであるが、このような装置を用いて特許文献4に記載の可視化装置のように光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録する場合、走査速度や装置の角度によってはLEDの点灯個数が判然とせず、検知対象の数値、強度、方向、または流れを判別できないという課題があった。
そこで本発明は、電界や磁界、不可視光、音場、放射線、環境物質等の数値、強度、方向、または流れのような不可視な物理量及び化学活性度を、簡便かつ迅速に精度よく検知する検知出力装置と、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録をすることを可能にする可視化装置とを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、空間中の走査により不可視な検知対象を検知し、検知した結果を光に変換して出力する検知出力装置であって、前記検知対象を検知してその検知結果に対応する信号を出力する検出手段と、前記検出手段に隣接して配設され、前記信号により発光する発光手段と、前記検出手段に隣接して配設され、前記発光手段に対して制御信号を出力する発光手段駆動装置と、前記検出手段に隣接して配設され、前記検出手段、前記発光手段駆動装置および前記発光手段に電力を供給する電源と、を備え、前記発光手段は、前記検知結果に基づいて色が変化する、ことを特徴とする。
この発明では、検出手段が検知対象を検知すると、検出手段が検知結果に対応する信号を出力するので、この信号により発光手段は発光する。このとき、発光手段は検知結果に基づいて色が変化する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の検知出力装置において、前記発光手段は、複数の異なる色に発光する発光素子である、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の検知出力装置において、前記発光手段は、単色に発光する発光素子を複数備え、それぞれ異なる色に発光し、前記発光手段駆動装置は、前記検知結果に基づいて複数の前記発光素子のうちの1つを発光させる、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の検知出力装置において、前記発光手段駆動装置は、前記走査において、異なる前記検知結果を有する空間領域を移動する時間と比較して十分に短い時間内に前記発光手段の色を変化させる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の検知出力装置において、前記発光手段は、前記検出手段の一端に取り外し自在に配設されている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の検知出力装置において、前記検出手段は、略平板状に2つ形成されてそれぞれ略平行に配設され、前記発光手段駆動装置、前記発光手段、及び前記電源は、2つの前記検出手段の間に配設されている、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の検知出力装置において、前記検知対象は、電界であり、前記検出手段は、前記電界の中で電荷が誘起される平板状の2つの電極であり、前記発光手段駆動装置は、前記2つの電極に電荷が誘起された際に生じる電流を検出する仮想接地型電流検出器である、ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、空間中の不可視な検知対象を検知し、検知した結果を光学映像に重ねて一画面上に表示及び記録する可視化装置であって、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の検知出力装置と、前記検知出力装置を所定の経路で走査させる走査手段と、前記検知出力装置の走査中の発光状態を一画像上で撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した画像を記録する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1、8に記載の発明によれば、検出手段が検知対象を検知すると、検出手段が検知結果、すなわち検知対象の数値、強度、方向、または流れに対応する信号を出力し、この信号により発光手段は、検知対象の数値、強度、方向、または流れに対応して異なる色に発光するので、その色により、検知対象の数値、強度、方向、または流れを容易に把握することが可能になる。そのため、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示しても、容易に判別することが出来る。これにより、簡便かつ迅速に精度よく検知する検知出力装置を実現することが可能になるとともに、諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録をすることを可能にする可視化装置を実現することが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、発光手段は、複数の異なる色に発光する発光素子であるため、その色により、検知対象の数値、強度、方向、または流れを容易に把握することが可能になる。そのため、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示しても、容易に判別することが出来る。また、光学映像に重ねて一画面上の図にした場合、光の線の色が変化して見えるので、検知対象の数値、強度、方向、または流れの変化を詳細に判別することが出来る。
請求項3に記載の発明によれば、発光手段は、単色に発光する発光素子を複数備え、それぞれ異なる色に発光するので、その色により、検知対象の数値、強度、方向、または流れを容易に把握することが可能になる。そのため、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示しても、容易に判別することが出来る。また、光学映像に重ねて一画面上の図にした場合、発光位置が変化するので、検知対象の数値、強度、方向、または流れの変化をより鮮明に判別することが出来る。
請求項4に記載の発明によれば、発光手段駆動装置は、走査に要する時間と比較して十分に短い時間内に発光手段の色を変化させるので、色と検知対象の数値、強度、方向、または流れとの関係を正確に表現することが可能になる。すなわち、検知出力装置の走査により検知対象の数値、強度、方向、または流れが変化しても色の変化が遅ければ、色の変化による検知対象の数値、強度、方向、または流れの変化はタイムラグにより位置がずれるなど不正確なものとなるが、これを防止し、色と検知対象の数値、強度、方向、または流れとの関係を正確に表現することが出来る。
請求項5に記載の発明によれば、発光手段が電極の一端に取り外し自在に配設されているため、発光手段の故障等により交換する必要がある場合でも容易に交換することが可能である。また、発光させる色の輝度等を変更したい場合に、容易に交換が可能になる。
請求項6に記載の発明によれば、検出手段が略平板状に2つ形成されてそれぞれ略平行に配設され、発光手段駆動装置、発光手段、及び電源が2つの検出手段の間に配設されているので、侵襲性の少ない平板状の検知出力装置を実現することが可能になる。
請求項7に記載の発明によれば、検出手段を、電界の中で電荷が誘起される平板状の2つの電極とし、発光手段駆動装置を、2つの電極に電荷が誘起された際に生じる電流を検出する仮想接地型電流検出器とすることにより、本発明の検知出力装置を、電界強度を検知する電界検知出力装置に適用することが出来る。
この発明の実施の形態1に係る可視化装置100の概略を示す構成図である。 図1の検知出力装置200の概略を示す構成ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る検知出力装置1の概略を示す図であり、検知出力装置1の外観を示す斜視図(a)、及び検知出力装置1の機能を示すブロック構成図(b)である。 図3の検知出力装置1への電極電流値とLEDの発光色との設定関係を示す表である。 図3の検知出力装置1による検知を行う電位治療装置20を示す概略斜視図及び側面図である。 図5の電位治療装置20にて走査を行う振り子式走査手段30を示す概略構成図である。 図3の検知出力装置1による、電位治療装置20に被治療者が着座していない状態で電位治療装置20近傍の電界Eを可視化した結果を示す図面代用写真である。 図3の検知出力装置1による、電位治療装置20に被治療者が着座している状態で電位治療装置20近傍の電界Eを可視化した結果を示す図面代用写真である。 この発明の実施の形態3に係る検知出力装置1Aの概略を示す図であり、検知出力装置1Aの一端におけるコネクタ8が結合している状態を示す拡大平面図(a)、及びコネクタ8が分離している状態を示す拡大平面図(b)である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、この発明の実施の形態1を示しており、図1は、可視化装置100の概略を示す構成図である。また、図2は、図1の検知出力装置200の概略を示す構成ブロック図である。この発明の実施の形態1に係る可視化装置100は、空間S内に存在している、電界や磁界、不可視光、音場、放射線、環境物質等の数値、強度、方向、または流れを検知し、その検知結果を光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録をするための装置であり、主として、検知出力装置200と、走査手段300a,300bと、撮影手段500と、記憶手段600とを備えている。また、空間S内には検知対象を発生させる発生源400が設置され、人Mが空間S内にて検知出力装置200を保持している。
検知出力装置200は、電界や磁界、不可視光、音場、放射線、環境物質等の数値、強度、方向、または流れを検知し、その検知結果を光に変換して出力する装置であり、図2に示すように、主としてセンサ(検出手段)201と、発光手段駆動装置202と、発光手段203とを備えている。センサ201は、検知対象を検知し、その検知結果の電気信号を発光手段駆動装置202へ出力するための装置である。この検知対象は、例えば、電界、磁界、赤外線等の不可視光、音場、温度、湿度、α線やβ線等の放射線、PM2.5等の環境物質であり、センサ201には検知対象に適したセンサが用いられる。例えば、検知対象が電界の場合は電極などであり、磁界の場合はコイルなどである。
発光手段駆動装置202は、センサ201の検知結果に対応する制御信号を出力する装置であり、目的に応じて線形回路、非線形回路、閾値回路、積分回路等のアナログデバイス、または線形演算器、非線形演算器、閾値演算器、積分演算器等のデジタルデバイスが組み込まれている。発光手段203は、発光手段駆動装置202の制御信号により発光する装置であり、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)、半導体レーザー発振素子、液晶表示器等により構成されている。この発光手段203は、色が検知対象の数値、強度、方向、または流れによって変化するようになっている。
走査手段300a,300bは、本実施の形態1では、空間S内に架設されたロープやレールなどでできた走査経路300aに、検知出力装置200を保持する保持部(図示略)を備える。保持部は、走査経路300aに沿って、空間S内を図1中の上下矢印方向に自在に移動でき、検知出力装置200の連続的移動を可能にする。また、人Mの影響を防ぐために、人Mと走査面との距離を確保するために十分な長さを有するものとする。また、走査経路300aの下端は、水平移動用レール300bに図1中の左右矢印方向に移動自在に取り付けられており、検知出力装置200の横方向への連続的移動を可能にする。検知出力装置200の移動は、人Mの手によって行うものとする。走査手段300a,300bを構成する部品の素材は、検知対象に応じて、適切なものを選択する必要がある。例えば、検知対象が環境電磁界の場合、金属製のロープやレールを使用すると、それにより環境電磁界が乱されてしまうので、非金属の素材を選択する。
発生源400は、空間S内に設置され、検知対象を発生させて空間S内に放射・拡散・浸み出し・対流・伝搬させる装置である。ここで、検知対象は、環境中の電界Eや磁界、または非可視光である赤外線や紫外線を含む環境電磁界、温度や湿度といった空気環境、PM2.5や花粉、あるいは有害ガス、可燃性ガス、香気などの環境物質、α線、β線、γ線、中性子線、X線、ガンマ線などの放射線や放射線源を対象とする。
撮影手段500は、長時間露出撮影、インターバル撮影、微速度撮影(タイムラプス)、多重露出撮影などを含む、光の軌跡を撮影可能なモードを有するカメラであって、記憶手段600はハードディスクやメモリ等であり、撮影手段500で撮影した画像は、記憶手段600に送られて表示される。通常、撮影手段500は、記憶手段600と一体に構成されている。また、撮影手段500は、図の矢印の向きから、空間Sの一面を一方向から撮影している。また、カメラの機能として、可視光の光学像を記録し、対象の映像と重畳させることも含む。
次に、この可視化装置100による空間S中の検知対象の可視化方法、及び作用について説明する。
検知出力装置200のセンサ201は、検知対象が環境電磁界であれば、後述する検知出力装置1の他、磁気センサ、電界センサ、紫外線センサ、または赤外線センサなどであり、検知対象が空気環境であれば電子式の温湿度計、環境物質であればそれぞれの物質やガスの濃度を検知するセンサ、放射線であればガイガーカウンターやシンチレーション検出器、X線測定器のように、検知対象や検知の目的に適したものを選択する。
まず、検知出力装置200を走査手段300a,300bの保持部に固定し、発生源400による検知対象の発生を開始する。次に、撮影手段500を光の軌跡を撮影可能なモードに設定し、撮影を開始すると同時に、記憶手段600による撮影された画像の記録を開始する。ここで、空間Sの明るさは、検知出力装置200から発光された光が、空間Sの明るさに埋もれてしまい、画面上で判別できなくならない程度に、照明の明るさを調整する。あるいは、発光の波長を非可視光とし、フィルタを用いることにより、照明の調整を省略する。
検知出力装置200を、適当な速度で走査経路300aに沿った上下移動と、走査手段300bに沿った水平移動をさせながら、検知出力装置200が検知対象を検知したときに発する光の軌跡を、撮影手段500で一画面上に撮影し、記憶手段600に記録する。なお、走査経路300aは、目的に応じて変化させるため、本例のようなxy二次元平行走査に限定されない。このとき、検知出力装置200は、検知対象の数値、強度、方向、または流れによって異なる色に発光するので、記憶手段600に記録された画像によって検知対象の数値、強度、方向、または流れを識別することが可能になる。
以上のように、可視化装置100によれば、空間S内を走査し、撮影手段500で一画面上に撮影し、記憶手段600に記録することにより、記憶手段600に記録された画像には、検知対象の数値、強度、方向、または流れによって異なる色に発光されている状態が記録されているので、検知対象の数値、強度、方向、または流れを認識することが出来る。これにより、検知対象を容易に把握することが可能になり、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示しても、容易に判別することが出来る。
(実施の形態2)
図3ないし図7は、この発明の実施の形態2を示しており、図3は、検知出力装置1の外観を示す斜視図(a)、及び検知出力装置1の機能を示すブロック構成図(b)である。また、図4は、図3の検知出力装置1への電極電流値とLEDの発光色との設定関係を示す表である。この発明の実施の形態2に係る検知出力装置1は、所定の空間内に挿入されることによって、この空間内に存在している検知対象の数値、強度、方向、または流れを、発光素子が発光する色により表示するための装置であり、例えば、検知対象として電界の強度を発光素子の発光により表示させ、この装置を空間中で走査することで電界の方向を把握するための装置である。この発明の実施の形態2では、検知出力装置1を、後述する電位治療装置20近傍の電界Eの可視化に用いる。
この検知出力装置1は、図3(a)に示すように、主として、電極(検出手段)2と、LED(発光手段・発光素子)61,62,63,64,65と、回路基板10とを有している。また、検知出力装置1の機能ブロック構成は、例えば、図3(b)に示すように、電極2と、仮想接地型電流検出器(発光手段駆動装置)3と、電池(電源)4と、LED制御回路(発光手段駆動装置)5と、LED61,62,63,64,65とから構成され、仮想接地型電流検出器3と、LED制御回路5とが回路基板10内に形成され、電池4が収納可能に形成されている。また、この検知出力装置1は、把持部11に取り付けられている。
電極2は、図3(a)に示すように、対向して略平行に配設された2枚の略長方形の平板電極であり、上部電極2aと、下部電極2bとから構成されており、電極間隔d、電極面積sに設定されて形成されている。この上部電極2a及び下部電極2bの大きさ(電極間隔d、電極面積s)及び形状は、検知対象の空間等の制約に応じて設定され、その大きさ及び形状に応じてLED61,62,63,64,65、及び回路基板10を収容可能になるように選択して決定している。具体的には、電極間隔dは、例えば、数mm以下に設定されており、電極面積sは、例えば、名刺サイズ程度の大きさになるように、約50cm以下に設定されている。
仮想接地型電流検出器3は、図3(b)に示すように、上部電極2a及び下部電極2bに電荷が誘起された際に生じる交流電流を検出するものであり、上部電極2a及び下部電極2bに信号線によって接続され、仮想接地特性を有するアンプと検出器とにより構成されている。仮想接地型電流検出器3の入力端子には、導線により上部電極2a及び下部電極2bに接続されているため、検知出力装置1を電界内に静置すると、上部電極2aと下部電極2bとにはそれぞれ異なる極性の電荷が誘起され、その際に生じる電流を検出するようになっている。このとき、仮想接地型電流検出器3の仮想接地特性により、上部電極2aと下部電極2bとの間には電位差を生じないので、検知出力装置1は厚さdの金属板として動作しているとみなすことが出来る。仮想接地型電流検出器3は、検出した電流値を、LED制御回路5に出力するようになっている。
ここで、仮想接地特性とは、オペアンプ(オペレーショナル・アンプリファイア、Operational Amplifier)が有する特性であり、非反転入力(+)と反転入力(−)の入力端子の電圧が常に等しい、すなわち、同電位となることである。つまり、仮想接地型電流検出器3の入力端子(非反転入力(+)と反転入力(−))には、上部電極2a及び下部電極2bに接続された導線が接続されているので、上部電極2aと下部電極2bとの間には電位差を生じない。
仮想接地型電流検出器3は、測定する電界が交流である場合は、電界の実効値を以下の式によって算出する。ここで、Irmsは電流の実効値、fは周波数、εは誘電率、Sは電極面積、Ermsは電界強度実効値である。すなわち、算出された電流の実効値Irmsと、電界強度実効値Ermsは比例する。
電池4は、図3(b)に示すように、仮想接地型電流検出器3及びLED制御回路5に電力を供給するものであり、例えば、コイン型電池で構成されている。
LED制御回路5は、仮想接地型電流検出器3に信号線によって検出された電流値に基づき、後述するLED61,62,63,64,65の発光/無発光を制御するための制御装置であり、例えば、MPU(Micro Processing Unit)により構成されている。このLED制御回路5では、例えば、後述するLED61,62,63,64,65を構成する3色のLED(例えば、LED61の場合における赤色LED61R、緑色LED61G、及び青色LED61B)に出力する電流値を変化させることにより、3色のLEDそれぞれの発光強度を変化させることにより、色を変化させている。
LED61,62,63,64,65は、仮想接地型電流検出器3によって検出された電流値に基づき、発光色が変化可能なRGB型の発光素子である。LED61は、赤色LED61Rと、緑色LED61Gと、青色LED61Bとにより、LED62は、赤色LED62Rと、緑色LED62Gと、青色LED62Bとにより、LED63は、赤色LED63Rと、緑色LED63Gと、青色LED63Bとにより、LED64は、赤色LED64Rと、緑色LED64Gと、青色LED64Bとにより、LED65は、赤色LED65Rと、緑色LED65Gと、青色LED65Bとにより、それぞれ構成されている。これらのLED61,62,63,64,65は、例えば、仮想接地型電流検出器3によって検出された電流値がゼロ〜所定値の場合、LED61,62,63,64,65は発光せず、仮想接地型電流検出器3によって検出された電流値が所定値より大きい場合、電流値の大きさ、すなわち、電界強度に応じて、LED61,62,63,64,65の発光色が、白色、桃色、赤色、橙色、黄色、青色の順に変化するようになっている。すなわち、LED61,62,63,64,65の発光する色によって、電界の有無や、検出された電界強度を認知することが出来るようになっている。
このLED61,62,63,64,65の発光色について、図4に示す電極電流値とLEDの発光色との設定関係を用いて具体的に説明する。まず、電極2が検知した電極電流が0nA〜10nAのとき、LED61,62,63,64,65は発光しない。電極2が検知した電極電流が徐々に大きくなり、10nAに達したとき、LED61,62,63,64,65は白色に発光する。電極電流が大きくなって55nAになると、LED61,62,63,64,65は桃色に発光色を変更する。さらに、電極電流が大きくなって95nA、140nA、185nA、230nAになると、LED61,62,63,64,65は赤色、橙色、黄色、青色の順に発光色を変更する。このようにLED61,62,63,64,65を制御することで、電界の有無や、検出された電界強度を認知することが出来るようになっている。なお、このとき、例えばLED61において,赤色LED61R、緑色LED61G、及び青色LED61Bの発光強度を制御するために、パルス幅を変更するPWM(Pulse Width Modulation)制御が行われる。
回路基板10は、図3(b)に示す仮想接地型電流検出器3、電池(電源)4、及びLED制御回路5を構成する平板状の基板である。把持部11は、操作者が電位治療装置20近傍で検知出力装置1を走査するための棒状部材である。
図5は、図3の検知出力装置1による検知対象の発生源400に相当する、電位治療装置20を示す概略斜視図及び側面図である。電位治療装置20は、椅子状の形状をしており、上部電極21、座部電極22、下部電極(アース)23に仕込まれた3枚の電極を備えている。被治療者は、椅子に着座して、上部電極21と座部電極22の間に発生する電界E内に身体を置くことで、治療を受ける。なお、電位治療装置20にて電界Eの検知を行う際、発明の実施の形態1にて使用した撮影手段500及び記憶手段600を使用して撮影を行い、画像を記録する。
図6は、図5の電位治療装置20にて走査を行う振り子式走査手段30を示す概略構成図である。この振り子式走査手段30は、主として把持部31、ガイドロープ32、検知出力装置1を保持する保持部33、自動巻き取り器34、アンカー35で構成されており、アンカー35は、電位治療装置20の上部電極21の中央付近に接続される。ここで、上述のように、振り子式走査手段30のガイドロープ32などの構成部品の素材は、検知対象である電界を乱さないように、樹脂やプラスティックなどの非金属素材を選択した。
次に、この電位治療装置20近傍における電界Eの可視化方法、及び作用について説明する。
まず、撮影手段500による撮影を開始し、記憶手段600による記録を開始する。撮影手段500と記憶手段600、及びその使用方法は、発明の実施の形態1と同様である。操作者は、把持部31をもって、ガイドロープ32に張力をかけながら、保持部33を移動させる。保持部33には、検知出力装置1の把持部11が固定されている。ここで、検知出力装置1は、電極2a,2bの面が、ガイドロープ32伸長方向に垂直に向くように固定する。ガイドロープ32の長さは、自動巻き取り器34により、ガイドロープ32に係る張力に応じて伸び縮みする。つまり、操作者が、把持部31を移動させると、保持部33は、把持部31が描く円弧と同一平面内において、図6中の破線矢印と同じように円弧を描く。
操作者は、振り子式走査手段30を、その可動限界である約120°の範囲で下から上に向かって一定の速度で回動運動をさせ、上端に達したならば、把持部31を引っ張り、自動巻き取り器34により、ガイドロープ32を所定の量伸ばし、先ほどと同心円状に円弧を描きながら、振り子式走査手段30を下に向かって、適当な速度で回動させる。
このように、電界E内で検知出力装置1を取り付けた振り子式走査手段30の上下の回動と、ガイドロープ32の伸長を繰り返して、その様子を撮影手段500で一画像上に撮影した。ここで、撮影中は、検知出力装置1の光跡のコントラストを向上させるために、空間Sの照明の照度を低下させた。
図7は、図3の検知出力装置1による、電位治療装置20に被治療者が着座していない状態で電位治療装置20近傍の電界Eを可視化した結果を示す図面代用写真である。また、図8は、図3の検知出力装置1による、電位治療装置20に被治療者が着座している状態で電位治療装置20近傍の電界Eを可視化した結果を示す図面代用写真である。
図7に示す写真では、上部電極21から6本の光の線が左下方向に表現されており、左側の3本が下部電極23へ、右側の3本が座部電極22へ通っている。左側3本の光の線は、上部電極21から下部電極23へ進むにつれて、桃色、赤色、橙色、黄色、青色の順に色が変化していることが分かる。また、右側3本の光の線は、上部電極21から座部電極22へ進むにつれて、桃色、赤色、橙色、黄色の順に色が変化していることが分かる。このことから、上部電極21から下部電極23及び座部電極22へ進むにつれて電界強度が強くなっていることが分かる。
図8に示す写真では、上部電極21から6本の光の線が左下方向に表現されており、左側の2本が下部電極23へ、中央の2本が被治療者の身体へ、右側の3本が被治療者の頭部へ通っている。最も左側の光の線は、上部電極21から下部電極23へ進むにつれて、橙色、赤色、桃色、赤色、橙色、黄色、青色の順に色が変化していることが分かる。このことから、上部電極21から下部電極23及び座部電極22へ進むにつれて、電界強度が弱まり、中央付近から強くなっていることが分かる。一方、右側2本の光の線は、略青色になっていることが分かる。このことから、上部電極21から頭部は強い電界が生じていることが分かる。
以上のように、この検知出力装置1によれば、電界Eの強度に応じた色に発光し、その状態が撮影手段500で一画像上に撮影され、記憶手段600に記録されるので、その色により、検知対象の数値、強度、方向、または流れを容易に把握することが可能になり、空間内の検知対象の存在、分布、強度、方向等の諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示しても、容易に判別することが出来る。そのため、簡便かつ迅速に精度よく検知する検知出力装置と、諸情報を光学映像に重ねて一画面上の図として表示、記録をすることを可能にする可視化装置とを実現することが可能になる。また、光学映像に重ねて一画面上の図にした場合、光の線の色が変化して見えるので、検知対象の数値、強度、方向、または流れの変化を詳細に判別することが出来る。
なお、この検知出力装置1では、5つのLED61,62,63,64,65が電界強度に応じて白色、桃色、赤色、橙色、黄色、青色の順に発光するように構成したが、複数の(例えば、5つ)LEDを単色に発光するLEDとし、それぞれ異なる色に発光するように構成し、電界強度により発光させるLEDを変更しても良い。これにより、光学映像に重ねて一画面上の図にした場合、発光位置が変化するので、検知対象の数値、強度、方向、または流れの変化をより鮮明に判別することが出来る。
また、この検知出力装置1では、LED制御回路5によるLED61,62,63,64,65の色の変更を、3色のLEDに出力する電流値を変化させる構成としたが、電圧出力としても良い。この場合、LED制御回路5とLED61,62,63,64,65との間に抵抗を設けることにより、同様の効果を得ることが出来る。
(実施の形態3)
図9は、この発明の実施の形態3に係る検知出力装置1Aの概略を示す図であり、検知出力装置1Aの一端におけるコネクタ8が結合している状態を示す拡大平面図(a)、及びコネクタ8が分離している状態を示す拡大平面図(b)である。この検知出力装置1Aは、実施の形態2に係る検知出力装置1のLED61,62,63,64,65側の一端にコネクタ8を備え、上部電極2a及び下部電極2bがコネクタ8から先の端部9を取り外し可能である点において、実施の形態2に係る検知出力装置1と異なる。コネクタ8は、上部電極2a及び下部電極2bと端部9とを接続するための接続部であり、上部電極2a及び下部電極2b側のコネクタ8aと、端部9側のコネクタ8bとから構成されている。また、このコネクタ8は、端部9側に配置されたLED61,62,63,64,65と、上部電極2a及び下部電極2b側に配置された図示しないLED制御回路5とを電気的に接続するためのピンPを備えている。端部9は、検知出力装置1AにおいてLED61,62,63,64,65を備えた一端部であり、他のLEDを備えた端部9と交換可能である。その他の構成、及び使用方法及び作用については、実施の形態2に係る検知出力装置1と同様である。
以上のように、この検知出力装置1Aによれば、LED61,62,63,64,65を備えた端部9を設けてコネクタ8にて上部電極2a及び下部電極2bと接続するようにし、他のLEDを備えた端部9と交換可能に構成したため、発光素子の故障等により交換する必要がある場合でも容易に交換することが可能であり、また、電界強度に基づき発光させる色の輝度等を変更したい場合に、容易に交換が可能になる。さらに、LED61,62,63,64,65を前述のように単色に発光するLEDとし、それぞれ異なる色に発光するように構成した場合において、発光する色の輝度等を変更したい場合、端部9の交換により容易に変更可能である。
なお、LED61,62,63,64,65の色を変化させる場合において、前述のように、LED制御回路5を電圧出力とする場合、端部9のLED制御回路5とLED61,62,63,64,65との間には、抵抗が設けられている。これにより、本体側の抵抗を変更することなく色を変化させることが出来る。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態2、3では、検知出力装置1の検知対象は電界としたが、検知対象は電界に限られず、上部電極2a及び下部電極2bを検知対象に適したセンサ等に置き換えることにより、他の物理量及び化学活性度を検知対象とすることが可能である。
また、この検知出力装置1は上部電極2a及び下部電極2bを備える構成としたが、いずれか1つを接地電極としても良い。
さらに、LED61,62,63,64,65の発光色を、白色、桃色、赤色、橙色、黄色、青色の順に変更するようにしたが、他の色に変更するように発光させても良い。さらにまた、上部電極2a及び下部電極2bの形状を略長方形の平板状としたが、他の形状であっても良い。
以上のように、この発明に係る検知出力装置及び可視化装置は、例えば、絶縁された人体に高電圧を与え、人体の周囲に形成された電界による生体刺激作用を利用して治療を行う電位治療装置等の電界を生じさせる装置において、電界が形成されていることを認知するための装置や、電気製品の部品やユニット周辺の電界を検知するための装置、生産ラインにおける静電気の帯電を検知するための装置、医療機器における電界を検知するための装置、学校教育や博物館等で電気を学ぶための教材や設備が発する電界を検知するための装置として有用である。
1 検知出力装置
2 電極(検出手段)
2a 上部電極
2b 下部電極
3 仮想接地型電流検出器(発光手段駆動装置)
4 電池(電源)
5 LED制御回路(発光手段駆動装置)
61,62,63,64,65 LED(発光手段・発光素子)
8 コネクタ
9 端部
10 回路基板
11 把持部
20 電位治療装置
21 上部電極
22 座部電極
23 下部電極(アース)
30 振り子式走査手段
31 把持部
32 ガイドロープ
33 保持部
34 自動巻き取り器
35 アンカー
100 可視化装置
200 検知出力装置
201 センサ(検出手段)
202 発光手段駆動装置
203 発光手段
300a,300b 走査手段
400 発生源
500 撮影手段
600 記憶手段

Claims (8)

  1. 空間中の走査により不可視な検知対象を検知し、検知した結果を光に変換して出力する検知出力装置であって、
    前記検知対象を検知してその検知結果に対応する信号を出力する検出手段と、
    前記検出手段に隣接して配設され、前記信号により発光する発光手段と、
    前記検出手段に隣接して配設され、前記発光手段に対して制御信号を出力する発光手段駆動装置と、
    前記検出手段に隣接して配設され、前記検出手段、前記発光手段駆動装置および前記発光手段に電力を供給する電源と、を備え、
    前記発光手段は、前記検知結果に基づいて色が変化する、
    ことを特徴とする検知出力装置。
  2. 前記発光手段は、複数の異なる色に発光する発光素子である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検知出力装置。
  3. 前記発光手段は、単色に発光する発光素子を複数備え、それぞれ異なる色に発光し、
    前記発光手段駆動装置は、前記検知結果に基づいて複数の前記発光素子のうちの1つを発光させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の検知出力装置。
  4. 前記発光手段駆動装置は、前記走査において、異なる前記検知結果を有する空間領域を移動する時間と比較して十分に短い時間内に前記発光手段の色を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の検知出力装置。
  5. 前記発光手段は、
    前記検出手段の一端に取り外し自在に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の検知出力装置。
  6. 前記検出手段は、略平板状に2つ形成されてそれぞれ略平行に配設され、
    前記発光手段駆動装置、前記発光手段、及び前記電源は、2つの前記検出手段の間に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の検知出力装置。
  7. 前記検知対象は、電界であり、
    前記検出手段は、前記電界の中で電荷が誘起される平板状の2つの電極であり、
    前記発光手段駆動装置は、前記2つの電極に電荷が誘起された際に生じる電流を検出する仮想接地型電流検出器である、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の検知出力装置。
  8. 空間中の不可視な検知対象を検知し、検知した結果を光学映像に重ねて一画面上に表示及び記録する可視化装置であって、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の検知出力装置と、
    前記検知出力装置を所定の経路で走査させる走査手段と、
    前記検知出力装置の走査中の発光状態を一画像上で撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影した画像を記録する記憶手段と、
    を備えたことを特徴とする可視化装置。
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