JP2017187356A - 時計及び時計の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】脈拍の測定結果を直感的に把握可能な時計を提供する。【解決手段】指針を用いて情報を表示する表示部と、指針を駆動する駆動部と、脈拍を測定する測定部と、脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて指針が運針されるように駆動部を制御する制御部とを備え、制御部は、指針が指針軸を中心に所定時間で1周し、且つ、指針軸を中心に1周させるために前記指針を運針する回数が測定結果の示す脈拍の所定時間における脈拍数と略同じとなるように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、時計及び時計の制御方法に関する。
時計において、脈拍の測定結果に応じた脈拍数を数値により表示する技術が各種提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−276001号公報
ところで、従来の技術のように、脈拍の測定結果を数値で表示する場合、時計の利用者は、脈拍の測定結果を定量的に把握することはできるが、脈拍の速さ等を直感的に把握することは難しい場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、時計において、脈拍の測定結果を直感的に把握可能な技術の提供を、解決課題の一つとする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る時計は、指針を用いて情報を表示する表示部と、前記指針を駆動する駆動部と、脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明では、指針の運針により脈拍の測定結果を表示するため、数値により脈拍の測定結果を表示する場合と比較して、時計の利用者が、脈拍の速さ等の脈拍の測定結果を直感的に把握することが可能となる。
また、上述した時計において、前記制御部は、前記測定結果の示す脈拍に同期して前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する、ことを特徴とすることが好ましい。
この態様によれば、脈拍に同期して指針が運針されるため、脈拍の測定結果を直感的に把握することが可能となる。
また、上述した時計において、前記制御部は、前記指針が指針軸を中心に所定時間で1周し、且つ、前記指針軸を中心に1周させるために前記指針を運針する回数が前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数と略同じとなるように、前記駆動部を制御する、ことを特徴とすることが好ましい。
この態様によれば、所定時間で1周するように指針を運針させるため、脈拍の測定結果の表示と分や秒等の時間の表示との両方を、指針により表示させることができる。これにより、指針が、脈拍の測定結果のみを表示し、時間を表示しない場合と比較して、時計の利用者が、一度に多くの情報を把握することができ、時計の利用者の利便性を向上させることが可能となる。
また、上述した時計において、前記指針は、秒針であり、前記所定時間は、1分間である、ことを特徴とすることが好ましい。
この態様によれば、1分間で1周するように指針を運針させるため、指針により、脈拍の測定結果の表示と秒の表示との両方を実現することができる。
また、上述した時計において、前記駆動部は、M回(Mは、2≦Mを満たす自然数)のステップの駆動により、前記指針軸を中心に前記指針を1周させ、前記制御部は、前記駆動部が、前記指針の1回の運針を、式(i)を充足するQ1回(Q1は、1以上の自然数)のステップまたはQ2回(Q2は、Q2=1+Q1を満たす自然数)のステップの駆動により実現するように、前記駆動部を制御する、ことを特徴とすることが好ましい。
M={(PR−J)*Q1}+{J*Q2} … (i)
ここで、PRは、前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数を示す2以上の自然数であり、Jは、0≦J<PR、を満たす自然数である。
この態様によれば、1回の運針のためのステップ数を、簡易な計算により決定することができる。
また、上述した時計において、前記駆動部は、駆動信号に応じて前記指針を駆動し、前記制御部は、前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数と、前記所定時間における脈拍数に応じて前記駆動信号の波形を規定する波形情報と、に基づいて、前記駆動信号を生成する、ことを特徴とすることが好ましい。
この態様によれば、脈拍の測定結果を表示するための指針の運針の態様を、波形情報に基づいて決定することができる。
また、本発明に係る時計は、指針を用いて情報を表示する表示部と、脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記表示部を制御する制御部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明では、指針の運針により脈拍の測定結果を表示するため、数値により脈拍の測定結果を表示する場合と比較して、時計の利用者が、脈拍の速さ等の脈拍の測定結果を直感的に把握することが可能となる。
また、上述した時計は、外部機器と通信を行う通信部を備え、前記測定部は、前記外部機器に設けられる、ことを特徴とすることが好ましい。
この態様によれば、外部機器おいて測定された脈拍の測定結果を、時計の指針により表示することができるため、脈拍の測定結果を外部機器にのみ表示する場合と比較して、時計の利用者の利便性を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る時計の制御方法は、指針を用いて情報を表示する表示部と、前記指針を駆動する駆動部と、を備える時計の制御方法であって、脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する、ことを特徴とする。
本発明では、指針の運針により脈拍の測定結果を表示するため、数値により脈拍の測定結果を表示する場合と比較して、時計の利用者が、脈拍の速さ等の脈拍の測定結果を直感的に把握することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る時計1の外観の一例を示す図である。 時計1の構成の一例を示すブロック図である。 時計1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 脈拍表示用駆動信号DrPの一例を説明するためのタイミングチャートである。 波形情報テーブルTBLのデータ構造の一例を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る情報表示システムSYSの構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る時計1Bの外観の一例を示す図である。 時計1Bの構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る時計1Cの外観の一例を示す図である。 変形例1に係る脈拍表示用駆動信号DrPの一例を説明するためのタイミングチャートである。 変形例1に係る脈拍表示用駆動信号DrPの一例を説明するためのタイミングチャートである。
<A.第1の実施形態>
以下、図面を参考にしつつ本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<1.時計の概要>
以下、本実施形態に係るアナログ表示式の時計1の概要を説明する。
図1は、本実施形態に係る時計1の平面図の一例である。本実施形態では、時計1が、アナログ表示式の電子時計である場合を想定する。
図1に示すように、時計1は、円筒状の外装ケース81と、外装ケース81の内側に設けられたダイヤルリング82と、ダイヤルリング82の内側に設けられた文字盤83と、外装ケース81の表面側の開口を塞ぐためのカバーガラス(図示省略)と、時刻等の各種情報を表示する表示部5と、を備える。このうち、表示部5は、秒を表示する秒針51と、分を表示する分針52と、時間を表示する時針53と、を具備する。以下では、秒針51と分針52と時針53とを「指針」と総称する場合がある。指針51〜53の各々は、文字盤83とカバーガラスの間に設けられ指針軸500を中心に回転する。また、外装ケース81には、時計1の利用者の腕等に時計1を装着するためのベルト85が取り付けられている。また、ダイヤルリング82には、1時から12時までを示すための12時制の目盛り84が形成されている。
また、図1に示すように、時計1は、外装ケース81の外側に設けられた、操作ボタン61及び62と竜頭63とを備える。以下では、操作ボタン61及び62と竜頭63とを、操作部6と称する。
また、図1では図示省略するが、時計1は、時計1の利用者の脈拍を測定し、当該測定の結果を示す脈拍情報Infoを出力する脈拍センサー70(「測定部」の一例)を備える(図2参照)。
本実施形態では、脈拍センサー70として、時計1の利用者の生体にレーザー光を照射して生体を透過または反射したレーザー光の強度や周波数等に基づいて脈拍を測定する、光学式のセンサーを採用する。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍センサー70として、時計1の利用者の脈拍を測定することのできる如何なるセンサーも採用することができる。例えば、脈拍センサー70は、時計1の利用者の生体に音波を照射して生体を透過または反射した音波に基づいて脈拍を測定するセンサーであってもよいし、時計1の利用者の生体の電気的な変化を検出し当該検出結果に基づいて脈拍を測定するセンサーであってもよい。なお、脈拍センサー70は、時計1の裏蓋やベルト85等、時計1の利用者の生体にレーザー光を照射可能な位置に設けられればよい。
本実施形態に係る時計1は、指針51〜53を用いて時刻を表示する時刻表示モードと、指針51〜53を用いて時刻及び脈拍を表示する脈拍表示モードと、の2つの表示モードにより動作可能である。より具体的には、時計1は、時刻表示モードにおいては、上述のとおり、秒針51により秒を表示し、分針52により分を表示し、時針53により時間を表示する。一方、時計1は、脈拍表示モードにおいては、秒針51により脈拍及び秒を表示し、分針52により分を表示し、時針53により時間を表示する。
時計1の利用者は、操作部6を操作することで、時計1の表示モードを変更する。本実施形態では、一例として、操作ボタン61を一定時間(例えば、2秒)以上継続して押下することで、時刻表示モードと脈拍表示モードとを切り替える。具体的には、時計1の表示モードが時刻表示モードである場合に、操作ボタン61が一定時間以上押下されると、時計1の表示モードが、時刻表示モードから脈拍表示モードに変化し、その後、再び操作ボタン61が一定時間以上押下されると、時計1の表示モードが、脈拍表示モードから時刻表示モードに戻される。以下では、操作部6における、時計1の表示モードを変更する操作を、「表示モード変更操作」と称する。
<2.時計の構成>
次に、時計1の構成を説明する。
図2は、時計1の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、時計1は、表示部5に設けられた指針51〜53を駆動する駆動ユニット2(「駆動部」の一例)と、時計1の各部を制御する制御ユニット3(「制御部」の一例)と、水晶振動子(図示省略)から出力される一定周波数の信号に基づいて時刻を示す情報を生成するRTC(real-time clock)100と、上述した表示部5、脈拍センサー70、及び、操作部6と、を備える。
図2に示すように、駆動ユニット2は、輪列機構231と、輪列機構231を介して秒針51を回転駆動するためのモーター221と、モーター221を駆動するためのモータードライバー211と、を備える。また、駆動ユニット2は、輪列機構232と、輪列機構232を介して分針52及び時針53を回転駆動するためのモーター222と、モーター222を駆動するためのモータードライバー212と、を備える。
図2に示すように、制御ユニット3は、時計1の各部を制御するためのCPU(Central Processing Unit)30と、CPU30が各種処理を行う際の作業領域として各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)32と、制御プログラムや各種設定情報等を記憶する不揮発性のフラッシュメモリー33と、モータードライバー211及び212の駆動を制御する駆動信号生成回路31と、を備える。
なお、本実施形態では、一例として、制御ユニット3がCPU30を備える場合を例示して説明するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、制御ユニット3は、CPU30の代わりに、FPGA(field-programmable gate array)等のプログラマブルロジックデバイスを備えるものでよい。
CPU30は、フラッシュメモリー33に格納されている制御プログラムを実行し、当該制御プログラムに従って動作することで各種機能を実現する。
具体的には、CPU30は、操作部6において、時計1の表示モードを、時刻表示モードから脈拍表示モードに変更する表示モード変更操作がなされたことを検出した場合、脈拍センサー70に対して、脈拍の測定の実行を要求する要求信号Reqを出力する。また、CPU30は、脈拍センサー70が脈拍を測定する場合に、脈拍センサー70が出力する脈拍情報Infoを取得してRAM32に記憶させる。
本実施形態では、脈拍情報Infoが、60秒(「所定時間」の一例)あたりの脈拍数PRを示すこととする(PRは、1≦PRを満たす自然数)。
但し、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍情報Infoは、脈拍センサー70が測定した脈拍の波形を示す情報であってもよいし、脈拍数PRは、「0」よりも大きい自然数以外の整数を含むものであってもよい。
また、CPU30は、時計1の表示モードが時刻表示モードである場合、RTC100からの出力される時刻を示す情報に基づいて、秒針51が秒を表示し、分針52が分を表示し、時針53が時間を表示するように、駆動信号生成回路31及び駆動ユニット2を介して表示部5を制御するための制御信号Ctrを出力する。また、CPU30は、時計1の表示モードが脈拍表示モードである場合、脈拍情報Infoに基づいて、秒針51が脈拍と秒とを表示し、分針52が分を表示し、時針53が時間を表示するように、駆動信号生成回路31及び駆動ユニット2を介して表示部5を制御するための制御信号Ctrを出力する。
図2に示すように、駆動信号生成回路31は、制御信号Ctrに基づいて、モータードライバー211を駆動させるための駆動信号Dr1と、モータードライバー212を駆動させるための駆動信号Dr2と、を生成する。
具体的には、駆動信号生成回路31は、時計1の表示モードが時刻表示モードである場合、駆動信号Dr1として、秒針51が秒を表示するように駆動ユニット2を駆動させるための時刻表示用駆動信号DrT1を出力し、駆動信号Dr2として、分針52が分を表示し時針53が時間を表示するように駆動ユニット2を駆動させるための時刻表示用駆動信号DrT2を出力する。また、駆動信号生成回路31は、時計1の表示モードが脈拍表示モードである場合、駆動信号Dr1として、秒針51が脈拍及び秒を表示するように駆動ユニット2を駆動させるための脈拍表示用駆動信号DrPを出力し、駆動信号Dr2として、時刻表示用駆動信号DrT2を出力する。
なお、駆動信号Dr1またはDr2として出力される脈拍表示用駆動信号DrPと時刻表示用駆動信号DrT1及びDrT2は、パルス状の波形を有する信号である。
モータードライバー211は、駆動信号Dr1に含まれるパルスに応じてモーター221を駆動させる。具体的には、モータードライバー211は、駆動信号Dr1に含まれるパルス数と等しいステップ数だけ、モーター221を駆動させる。そして、モーター221は、輪列機構231を介して、駆動のステップ数に応じた角度だけ秒針51を運針させる。
なお、本実施形態において、モーター221は、秒針51を、断続的に運針させる。そして、モーター221は、時刻表示モード及び脈拍表示モードの双方において、複数回の断続的な運針により、60秒間(所定時間)で秒針51を360度回転させて指針軸500の周りを1周させる。
以下では、秒針51を1回だけ運針させるためのモーター221のステップ数を、運針ステップ数Qと称する(Qは、1以上の自然数)。つまり、駆動信号Dr1に含まれるパルス数が「Q」である場合、モーター221はQステップ駆動し、秒針51を運針ステップ数Qに応じた角度だけ運針させる。
また、以下では、秒針51を360度回転させるためのモーター221のステップ数を、周回ステップ数Mと称する(Mは、2以上の自然数)。
本実施形態では、周回ステップ数Mが「300」である場合を想定する。すなわち、本実施形態では、モーター221が、1ステップの駆動で秒針51を1.2度だけ回転させ、また、モーター221が、300ステップの駆動で秒針51を360度だけ回転させる場合を想定する。
また、本実施形態において、モーター221は、時計1の表示モードが時刻表示モードである場合に、1秒毎に5ステップ駆動することで、秒針51を1秒毎に6度ずつ回転させる。すなわち、本実施形態では、時計1の表示モードが時刻表示モードである場合の運針ステップ数Qが「5」である場合を想定する。換言すれば、本実施形態において、時刻表示用駆動信号DrT1は、連続した5パルスが1秒毎に設けられた波形を有する(図4参照)。
また、以下では、モーター221が、60秒間に、1ステップの駆動をM回行うことで、秒針51をM回運針させる場合の、秒針51の運針の間隔を表す時間を単位時間Tuと称する。本実施形態では、周回ステップ数Mが「300」であるため、単位時間Tuは「0.2秒」である。単位時間Tuは、運針の間隔の最小時間である。
モータードライバー212は、駆動信号Dr2に含まれるパルスに応じてモーター222を駆動させる。具体的には、モータードライバー212は、駆動信号Dr2に含まれるパルス数と等しいステップ数だけ、モーター222を駆動させる。そして、モーター222は、輪列機構232を介して、ステップ数に応じた角度だけ分針52及び時針53を運針させる。
<3.時計の動作>
次に、時計1の動作を説明する。
図3は、時計1の表示モードが、時刻表示モードから脈拍表示モードに変わり、その後再び時刻表示モードに戻るまでの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、CPU30は、時計1が、時刻表示モードで動作している場合に、操作部6において脈拍表示モードに変更するための表示モード変更操作がなされたことを検出すると(S11)、脈拍センサー70に対して要求信号Reqを供給することで、脈拍センサー70における脈拍の測定を指示する(S12)。次に、CPU30は、脈拍センサー70から出力される脈拍情報Infoを取得する(S13)。なお、本実施形態では、CPU30は、60秒毎に脈拍情報Infoを取得することとする。次に、CPU30は、取得した脈拍情報Infoに基づいて、秒針51の1回の運針のための運針ステップ数Qと、運針の間隔と、を決定する(S14)。そして、CPU30は、ステップS14における決定結果に基づいて、制御信号Ctrを生成することで、駆動信号生成回路31が、ステップS14における決定結果に応じた脈拍表示用駆動信号DrPを出力するように、駆動信号生成回路31を制御する(S15)。
以下、ステップS14における、運針ステップ数Qと運針間隔の決定方法について説明する。
本実施形態では、CPU30は、ステップS14において、以下の式(1)を満たすステップ数Q1及びQ2を算出し、算出したステップ数Q1またはQ2を、各運針における運針ステップ数Qとして決定する。なお、式(1)において、ステップ数Q1は、周回ステップ数Mを脈拍数PRで除算したときの商であり、1以上の自然数である。ステップ数Q2は、「Q2=1+Q1」を満たす自然数である。剰余Jは、周回ステップ数Mを脈拍数PRで除算したときの剰余であり「0≦J<PR」を満たす自然数である。
M = Q1*{PR−J} + Q2*J ……(1)
また、CPU30は、ステップS14において、運針の間隔を、単位時間Tuの「Q1」倍の時間、または、単位時間Tuの「Q2」倍の時間に決定する。なお、本実施形態では、一例として、モーター221のステップ数Q1の駆動による運針から次の運針までの間隔を、単位時間Tuの「Q1」倍の時間とし、モーター221のステップ数Q2の駆動による運針から次の運針までの間隔を、単位時間Tuの「Q2」倍の時間とする。
そして、CPU30は、ステップS14において、制御信号Ctrにより駆動信号生成回路31を制御することで、以下の条件(A)及び(B)を充足するようにモーター221を駆動させるための脈拍表示用駆動信号DrPを、駆動信号生成回路31に出力させる。
(A)60秒間におけるステップ数Q1の駆動による運針の回数が「PR−J」回であること。
(B)60秒間におけるステップ数Q2の駆動による運針の回数が「J」回であること。
なお、脈拍数PRが周回ステップ数Mの約数であり、剰余Jが「0」となる場合、式(1)は以下の式(2)となる。この場合、運針ステップ数Qは、式(2)を充足するような「Q1」のみとなる(ステップ数Q2は登場しない)。そして、運針の間隔は、単位時間Tuの「Q1」倍の時間となる。
M = Q1*PR ……(2)
図4は、秒針51が指針軸500の周りを1周する60秒の期間における、脈拍表示用駆動信号DrPの波形の一例を示すタイミングチャートである。なお、脈拍表示用駆動信号DrPに含まれる各パルスの幅は、単位時間Tuと比べて十分に小さいが、図4では、図示の都合上、パルス幅を拡大して記載している。以下、図4を参照しつつ、ステップS15における脈拍表示用駆動信号DrPの波形の決定方法について説明する。
例えば、脈拍数PRが「300」、「100」、または、「60」の場合、式(1)における剰余Jは「0」となる。よって、これらの場合、運針ステップ数Qは1種類の値(ステップ数Q1)となる。
具体的には、CPU30は、脈拍数PRが「300」、「100」、「60」の場合、ステップ数Q1を、それぞれ、「1」、「3」、「5」に決定し、60秒間における運針の回数を、それぞれ、脈拍数PRと等しい「300回」、「100回」、「60回」に決定し、運針の間隔を、それぞれ、「1*Tu(=0.2秒)」、「3*Tu(=0.6秒)」、「5*Tu(=1秒)」に決定する。そして、駆動信号生成回路31は、図4に示すように、脈拍数PRが「300」の場合には、「Tu」毎に1個のパルスが設けられた脈拍表示用駆動信号DrPを出力し、脈拍数PRが「100」の場合には、「3*Tu」毎に3個の連続するパルスが設けられた脈拍表示用駆動信号DrPを出力し、脈拍数PRが「60」の場合には、「5*Tu」毎に5個の連続するパルスが設けられた脈拍表示用駆動信号DrPを出力する。
また、例えば、脈拍数PRが「80」、「35」の場合、式(1)における剰余Jは「0」よりも大きい値となる。よって、これらの場合、運針ステップ数Qは2種類の値(ステップ数Q1、Q2)となる。
具体的には、CPU30は、脈拍数PRが「80」であり、剰余Jが「60」となる場合、ステップ数Q1を「3」に決定し、ステップ数Q2を「4」に決定し、また、60秒間におけるステップ数Q1による運針の回数を、「PR−J」回すなわち20回に決定し、60秒間におけるステップ数Q2による運針の回数を、「J」回すなわち60回に決定し、運針の間隔を、「3*Tu」または「4*Tu」に決定する。そして、駆動信号生成回路31は、脈拍数PRが「80」の場合には、図4に示すように、「3*Tu」毎または「4*Tu」毎に、3個の連続するパルスまたは4個の連続するパルスが設けられた脈拍表示用駆動信号DrPを出力する。
また、CPU30は、脈拍数PRが「35」であり、剰余Jは「20」となる場合、ステップ数Q1を「8」に決定し、ステップ数Q2を「9」に決定し、また、60秒間におけるステップ数Q1による運針の回数を15回に決定し、60秒間におけるステップ数Q2による運針の回数を20回に決定し、運針の間隔を、「8*Tu」または「9*Tu」に決定する。そして、駆動信号生成回路31は、脈拍数PRが「35」の場合には、図4に示すように、「8*Tu」毎または「9*Tu」毎に、8個の連続するパルスまたは9個の連続するパルスが設けられた脈拍表示用駆動信号DrPを出力する。
以上のように、本実施形態では、CPU30が、式(1)に基づいて運針ステップ数Q(Q1、Q2)等を算出し、算出結果に基づいて脈拍表示用駆動信号DrPの波形を決定する。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、脈拍数PRに応じた脈拍表示用駆動信号DrPの波形を規定する情報を示すテーブルを参照することで、脈拍数PRに応じた脈拍表示用駆動信号DrPの波形を決定してもよい。
図5は、脈拍数PRに応じた脈拍表示用駆動信号DrPの波形を規定する波形情報を記憶した、波形情報テーブルTBLのデータ構成の一例を示す図である。波形情報テーブルTBLは、例えば、フラッシュメモリー33に格納されている。
図5に示すように、波形情報テーブルTBLに記憶された波形情報は、脈拍数PRと、60秒の期間に含まれる300個の単位時間Tu(単位時間Tu[1]〜Tu[300])の各々において駆動信号生成回路31が出力を開始すべきパルスの個数(運針ステップ数Q)と、を対応付けた情報である。図5に示す例では、脈拍数PRが「80」の場合、単位時間Tu[1]において4個の連続するパルスが開始され、その後、単位時間Tu[5]において4個の連続するパルスが開始され、その後、単位時間Tu[9]において3個の連続するパルスが開始されるような、脈拍表示用駆動信号DrPの波形を規定している。CPU30は、波形情報テーブルTBLを参照することで、容易に脈拍表示用駆動信号DrPの波形を決定することができる。
説明を図3に戻す。
図3に示すように、CPU30は、脈拍表示モードを終了させることを指示する表示モード変更操作が実行されたか否かを判定する(S16)。そして、CPU30は、ステップS16における判定結果が肯定である場合、時計1の表示モードを時刻表示モードに戻し、駆動信号生成回路31が駆動信号Dr1として時刻表示用駆動信号DrT1を出力するように、駆動信号生成回路31を制御する(S17)。他方、CPU30は、ステップS16における判定結果が否定である場合、処理をステップS13に進めることで、60秒毎に脈拍情報Infoを取得する。
<4.第1実施形態の効果>
このように、本実施形態では、秒針51が、脈拍数PRに応じた回数の運針により、指針軸500の周りを60秒間で1周する。すなわち、秒針51の運針のタイミングは、脈拍情報Infoの示す脈拍と同期したタイミングに定められる。このため、秒針51により、脈拍情報Infoの示す脈拍を、直感的に把握することが可能となる。
また、本実施形態では、秒針51が、60秒間で1周するように回転駆動されるため、時刻表示モードにおける秒針51の60秒間における角速度の平均値と、脈拍表示モードにおける秒針51の60秒間における角速度の平均値と、は等しくなる。このため、脈拍表示モードにおいて、時計1の利用者は、秒針51により、脈拍のみならず時刻(秒)についても把握することが可能となる。すなわち、本実施形態によれば、脈拍表示モードにおいて脈拍のみを表示する場合と比較して、時計1の利用者の利便性が向上する。
<B.第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態及び各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図6は、第2実施形態に係る情報表示システムSYSの構成の一例を示すブロック図である。情報表示システムSYSは、時計1Aと測定装置7(「外部機器」の一例)とを備える。
時計1Aは、通信部101を備える点と、脈拍センサー70を備えない点と、を除き、第1実施形態に係る時計1と同様に構成される。通信部101は、測定装置7と無線通信を実行する。具体的には、通信部101は、例えば、送受信アンテナと、受信した無線信号を電気信号に変換する受信回路と、電気信号を無線信号に変換する送信回路と、を備える。
測定装置7は、脈拍センサー70とCPU71と通信部72とを備える。通信部72は、時計1Aと無線通信を実行する。CPU71は、時計1Aから要求信号Reqを受信した場合に、脈拍センサー70による脈拍の測定を実行させ、当該測定結果を示す脈拍情報Infoを時計1Aに送信するように、測定装置7の各部を制御する。
本実施形態によれば、時計1Aは、測定装置7から送信される脈拍情報Infoに基づいて、脈拍センサー70における測定結果を表示する。このため、時計1Aの利用者は、測定装置7における測定結果を時計1Aで確認することができる。すなわち、本実施形態によれば、測定装置7における測定結果を時計1Aで確認できない場合と比較して、時計1Aの利用者の利便性を向上させることができる。
<C.第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
図7は、第3実施形態に係る時計1Bの平面図の一例である。また、図8は、第3実施形態に係る時計1Bの構成の一例を示すブロック図である。
図7及び図8に示すように、時計1Bは、駆動ユニット2の代わりに駆動ユニット2Bを備える点と、制御ユニット3の代わりに制御ユニット3Bを備える点と、表示部5の代わりに表示部5Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る時計1と同様に構成されている。
表示部5Bは、小時計54に設けられた情報表示針50Bを備える点を除き、表示部5と同様に構成されている。なお、以下では、秒針51と分針52と時針53と情報表示針50Bとを「指針」と総称する場合がある。駆動ユニット2Bは、輪列機構230と、輪列機構230を介して情報表示針50Bを回転駆動するためのモーター220と、モーター220を駆動するためのモータードライバー210と、を備える点を除き、駆動ユニット2と同様に構成されている。制御ユニット3Bは、駆動信号生成回路31の代わりに、駆動信号生成回路31Bを備える点を除き、制御ユニット3と同様に構成されている。駆動信号生成回路31Bは、モータードライバー210を駆動させる駆動信号Dr0を出力可能である点を除き、駆動信号生成回路31と同様に構成されている。
駆動信号生成回路31Bは、時計1Bの表示モードが脈拍表示モードである場合、駆動信号Dr0として脈拍表示用駆動信号DrPを出力し、駆動信号Dr1として時刻表示用駆動信号DrT1を出力し、駆動信号Dr2として時刻表示用駆動信号DrT2を出力する。このため、表示部5Bは、時計1Bの表示モードが脈拍表示モードである場合、情報表示針50Bにより脈拍を表示し、秒針51により秒を表示し、分針52により分を表示し、時針53により時間を表示する。
また、駆動信号生成回路31Bは、時計1Bの表示モードが時刻表示モードである場合、駆動信号Dr0の出力を停止し、駆動信号Dr1として時刻表示用駆動信号DrT1を出力し、駆動信号Dr2として時刻表示用駆動信号DrT2を出力する。このため、表示部5Bは、時計1Bの表示モードが時刻表示モードである場合、秒針51により秒を表示し、分針52により分を表示し、時針53により時間を表示する。
このように、本実施形態に係る時計1Bでは、脈拍表示モードにおいて、秒針51が、1秒毎に運針して秒を表示しつつ、情報表示針50Bが、脈拍情報Infoの示す脈拍に同期するように運針して脈拍を表示する。このため、時計1Bの利用者は、脈拍情報Infoの示す脈拍の速さを、秒を表示する秒針51の動きを基準として比較することで、客観的且つ相対的に把握することが可能となる。
なお、本実施形態では、小時計54に設けられた情報表示針50Bにより脈拍を表示するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、図9に示す時計1Cのように、指針軸500を中心に回転する情報表示針50Cにより脈拍を表示してもよい。なお、時計1Cは、指針51〜53及び情報表示針50Bを具備する表示部5Bの代わりに、指針51〜53及び情報表示針50Cを具備する表示部5Cが設けられる点を除き、時計1Bと同様に構成されている。
また、本実施形態では、時計1B(1C)は、脈拍センサー70を備えるが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、第2実施形態に係る時計1Aのように、測定装置7に設けられた脈拍センサー70から脈拍情報Infoを取得する構成としてもよい。
<D.変形例>
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。
<変形例1>
上述した実施形態では、脈拍表示モードにおいて脈拍を表示するための秒針51、情報表示針50B、及び、情報表示針50C(以下、指針51、50B、及び、50Cを、「脈拍表示針」と総称する)は、運針の間隔、運針の回数、1回の運針の角度(運針ステップ数Q)等で脈拍を表現するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍表示針の回転速度(角速度)により脈拍を表現してもよい。すなわち、上述した実施形態では、脈拍表示針は、脈拍表示モードにおいて、60秒間における角速度の平均値が、時刻表示モードにおける秒針51の角速度の平均値と等しい(毎秒6度)が、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍表示針は、脈拍表示モードにおいて、60秒間における角速度の平均値を、脈拍数PRに応じた値とすることで、脈拍を表現してもよい。
図10は、本変形例に係る脈拍表示用駆動信号DrPの波形の一例を示すタイミングチャートである。図10に示す例では、運針の間隔を、例えば、単位時間Tuの5倍の時間すなわち1秒で固定しつつ、運針ステップ数Qを、脈拍数PRに応じた値としている。例えば、脈拍数PRが「60」の場合には、運針ステップ数Qを「5」とし、脈拍数PRが「72」の場合には、運針ステップ数Qを「6」とし、脈拍数PRが「48」の場合には、運針ステップ数Qを「4」とする。
図11は、本変形例に係る脈拍表示用駆動信号DrPの波形の他の例を示すタイミングチャートである。図11に示す例では、運針ステップ数Qを、例えば、「5」で固定しつつ、運針の間隔を、脈拍数PRに応じた間隔、例えば、「60÷DrP」秒としている。例えば、脈拍数PRが「60」の場合には、運針の間隔を「5*Tu(=1秒)」とし、脈拍数PRが「100」の場合には、運針の間隔を「3*Tu(=0.6秒)」とし、脈拍数PRが「50」の場合には、運針の間隔を「6*Tu(=1.2秒)」とする。
図10及び図11に示す例において、脈拍表示針が60秒間に回転する角度は、脈拍数PRに応じた角度となるため、脈拍表示針は、脈拍数PRに応じた角速度で回転するように視認される。このため、図10及び図11に示す例においても、脈拍を直感的に把握することが可能となる。
なお、図10及び図11に示す例を組み合わせて、脈拍数PRが大きい値になるに従って運針ステップ数Qを大きくし、且つ、脈拍数PRが大きい値になるに従って運針の間隔を狭くしてもよい。この場合、図10または図11に示す例よりも、高い分解能で脈拍を表示することが可能となる。
<変形例2>
上述した実施形態及び変形例において、時計1、1A、1B、及び、1C(以下、単に「時計」と称する)は、脈拍表示モードにおいて、脈拍情報Infoの示す脈拍と時刻との両方を表示するが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、時計は、脈拍表示モードにおいて、少なくとも、脈拍情報Infoの示す脈拍を表示できればよい。時計は、脈拍表示モードにおいて、脈拍情報Infoの示す脈拍と、脈拍情報Infoの示す脈拍及び時刻以外の情報と、を表示できるものであってもよい。
例えば、時計は、脈拍表示モードにおいて、脈拍情報Infoの示す脈拍と、基準となる速度の脈拍と、を表示するものであってもよい。ここで、基準となる速度の脈拍とは、時計1の利用者の脈拍の平均値や、時計1の利用者以外の他人の脈拍の平均値等であってもよい。また、基準となる速度の脈拍を示す情報は、フラッシュメモリー33に予め記憶しておいてもよいし、インターネットや外部機器等、時計の外部から取得してもよい。
そして、時計が、例えば、時計1Bや時計1Cのように秒針51と情報表示針50とを備える場合、秒針51及び情報表示針50の一方で、脈拍情報Infoの示す脈拍を示し、秒針51及び情報表示針50の他方で、基準となる速度の脈拍を示してもよい。この場合、脈拍情報Infoの示す脈拍の速度を、基準となる速度の脈拍との比較の下で、客観的且つ相対的に把握することが可能となる。
<変形例3>
上述した実施形態及び変形例において、脈拍数PRや、運針回数は、自然数である場合を想定したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍数PRや、運針回数は、0よりも大きい実数であればよい。
また、上述した実施形態及び変形例において、所定時間における運針回数は、所定時間における脈拍数PRと等しくなるように定められるが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、所定時間における運針回数は、所定時間における脈拍数PRと略同じであればよい。なお、ここで「略同じ」とは、例えば、所定時間における運針回数と、所定時間における脈拍数PRと、の差分の絶対値が、「1」未満であることとする。
<変形例4>
上述した実施形態及び変形例において、脈拍表示用駆動信号DrPは、制御ユニット3(または3B)に設けられた駆動信号生成回路31(または31B)において生成されるが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍表示用駆動信号DrPは、駆動ユニット2(または2B)に設けられたモータードライバー211(または210)において生成してもよい。また、脈拍表示用駆動信号DrPは、CPU30において生成してもよい。これらの場合、制御ユニット3(または3B)は、駆動信号生成回路31(または31B)を備えずに構成されてもよい。
<変形例5>
上述した実施形態及び変形例では、脈拍表示針として、秒針または情報表示針を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、脈拍表示針として、分針52または時針53を採用してもよい。
<変形例6>
上述した実施形態及び変形例において、時計は、文字盤83上で指針が機械的に回転するアナログ表示式の時計であるが、液晶等の表示面において画像として指針を表示するデジタル式の時計であってもよい。この場合、時計は、駆動ユニット2(または2B)を備えずに構成されてもよい。
1…時計、2…駆動ユニット、3…制御ユニット、5…表示部、6…操作部、7…測定装置、30…CPU、31…駆動信号生成回路、32…RAM、33…フラッシュメモリー、50B…情報表示針、51…秒針、52…分針、53…時針、54…小時計、70…脈拍センサー、211…モータードライバー、221…モーター、231…輪列機構、212…モータードライバー、222…モーター、232…輪列機構。

Claims (9)

  1. 指針を用いて情報を表示する表示部と、
    前記指針を駆動する駆動部と、
    脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備える、
    ことを特徴とする時計。
  2. 前記制御部は、
    前記測定結果の示す脈拍に同期して前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の時計。
  3. 前記制御部は、
    前記指針が指針軸を中心に所定時間で1周し、且つ、
    前記指針軸を中心に1周させるために前記指針を運針する回数が前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数と略同じとなるように、
    前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の時計。
  4. 前記指針は、秒針であり、
    前記所定時間は、1分間である、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の時計。
  5. 前記駆動部は、
    M回(Mは、2≦Mを満たす自然数)のステップの駆動により、前記指針軸を中心に前記指針を1周させ、
    前記制御部は、
    前記駆動部が、前記指針の1回の運針を、式(i)を充足するQ1回(Q1は、1以上の自然数)のステップまたはQ2回(Q2は、Q2=1+Q1を満たす自然数)のステップの駆動により実現するように、前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の時計。
    M={(PR−J)*Q1}+{J*Q2} … (i)
    ここで、
    PRは、前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数を示す2以上の自然数であり、
    Jは、0≦J<PR、を満たす自然数である。
  6. 前記駆動部は、
    駆動信号に応じて前記指針を駆動し、
    前記制御部は、
    前記測定結果の示す脈拍の前記所定時間における脈拍数と、
    前記所定時間における脈拍数に応じて前記駆動信号の波形を規定する波形情報と、
    に基づいて、前記駆動信号を生成する、
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載の時計。
  7. 指針を用いて情報を表示する表示部と、
    脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記表示部を制御する制御部と、
    を備える、
    ことを特徴とする時計。
  8. 外部機器と通信を行う通信部を備え、
    前記測定部は、前記外部機器に設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1乃至7のうち何れか1項に記載の時計。
  9. 指針を用いて情報を表示する表示部と、
    前記指針を駆動する駆動部と、
    を備える時計の制御方法であって、
    脈拍を測定する測定部の測定結果に応じて前記指針が運針されるように前記駆動部を制御する、
    ことを特徴とする時計の制御方法。
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