JP2017186628A - スラグダーツ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転炉の出鋼口からのスラグの流出を防止するスラグダーツであって、中空の軸心部と、出鋼口を封止する出鋼口封止部と、軸方向の中空部分を絞る絞り部と、を有する基体と、軸心部の内部に、基体に対して軸方向に移動可能に設けられた、絞り部から軸心部の先端までの長さよりも長く、絞り部に挿通された棒状の延長部材と、絞り部に対して軸心部の先端と反対側の、延長部材の一端側に設けられたストッパーと、を有する内挿部材とからなり、炉内挿入前は、内挿部材が、延長部材の先端が軸心部から突出しない位置で、転炉内温度で消失する材料からなる仮止め部材によって基体に仮止めされており、炉内挿入後、仮止め部材が消失し、内挿部材は基体に対してストッパーが絞り部に当接するまで軸方向に移動し、延長部材の先端が軸心部から突出する。
【選択図】図2
Description
まず、図1〜図3に基づいて、本発明の一実施形態に係るスラグダーツ100の構成について説明する。なお、図1は、本実施形態に係るスラグダーツ100を転炉内へ挿入する状態を示す説明図である。図2は、本実施形態に係るスラグダーツ100の断面図であって、転炉内への挿入前の状態を示す。図3は、本実施形態に係るスラグダーツ100の断面図であって、転炉内への挿入後の状態を示す。
本実施形態に係るスラグダーツ100は、図1に示すように、転炉10の出鋼口12からのスラグの流出を防止するために使用される部材である。出鋼時、転炉10は、図1に示すように、転炉10の側壁に設けられた出鋼口12が下側となり、炉口11が水平方向を向くように傾けられる。転炉10が傾くと、炉内の溶鋼5は出鋼口12から排出される。ここで、炉内の溶鋼5の上方にはスラグ(図1には図示せず)が浮遊しており、スラグが溶鋼5とともに排出されると、鋼の品質を低下させてしまう。このため、溶鋼5がほぼ排出されたときに溶鋼5に浮遊するスラグが出鋼口12から排出されないように、出鋼口12がスラグダーツ100によって封止される。
本実施形態に係るスラグダーツ100は、図2及び図3に示すように、基体110と、基体110の内部に設けられた内挿部材120との二重構造となっている。以下では、図2及び図3の紙面上下方向をスラグダーツ100の軸方向と称し、スラグダーツ100の軸方向下側を、出鋼口12に差し込まれる先端部とする。
基体110は、スラグダーツ100の外郭を形成する部材であって、図2に示すように、中空の軸心部111と、軸心部111の外面に設けられ、出鋼口12を封止する出鋼口封止部113とを有する。
内挿部材120は、スラグダーツ100が炉内に挿入された後に、スラグダーツ100を長尺化するための部材である。内挿部材120は、炉内挿入時には、図2に示すように軸心部111に完全に収容されており、炉内挿入後に、図3に示すように軸心部111の先端部から一部突出する。具体的には、内挿部材120は、軸心部111の絞り部115を通過可能な太さの棒状の延長部材121と、延長部材121の一端側に設けられたストッパー123とからなる。
本実施形態に係るスラグダーツ100は、基体110に対して、内挿部材120を、炉内挿入時には軸心部111に完全に収容させ、炉内挿入後に軸心部111の先端部から一部突出させる。このような機構を実現するため、本実施形態では、スラグダーツ100を炉内に挿入させるときの短尺状態において、図2に示すように、基体110の軸心部111の先端に仮止め部材130を設け、軸心部111の先端から内挿部材120の延長部材121が突出しないようにする。本実施形態では、短尺状態でのスラグダーツ100の全長(以下、「短尺時スラグダーツ全長」ともいう。)A0は、軸心部111の全長と同一である。
本実施形態に係るスラグダーツ100の炉内挿入後の挙動について、以下説明する。図4は、本実施形態に係るスラグダーツ100の、溶鋼5への投入後の挙動を示す説明図であって、軸心部111が出鋼口12の上方にあるときの状況を示す。図5は、本実施形態に係るスラグダーツ100の、溶鋼5への投入後の挙動を示す説明図であって、軸心部111が出鋼口12の上方からずれた位置にあるときの状況を示す。図6は、従来のスラグダーツ30の、溶鋼5への投入後の挙動を示す説明図である。図6に示すスラグダーツ30は、その全長が図2に示した短尺状態のスラグダーツ100の全長と等しく、溶鋼5への投入後もその長さは変化しない。
以上、本発明の一実施形態に係るスラグダーツ100について説明した。スラグダーツ100は、炉内挿入時には転炉10の炉口径よりも短尺であり、炉内挿入後に長尺となる機構を有することで、転炉10の炉口径によらずスラグダーツ100を炉内に容易に挿入させることができる。また、炉内で溶鋼5上に落下されたスラグダーツ100は、長尺となって出鋼口12を封止する。スラグダーツ100の投入当初に軸心部111が出鋼口12に入り込んでいなくても、転炉10の内壁面10aに接触する内挿部材120が軸心部111に対して軸方向に移動可能に構成されているため、内壁面10aと内挿部材120との接触抵抗は小さく、スラグダーツ100は内壁面10aに沿って移動することができる。これより、スラグダーツ100は出鋼口12に向かって移動し、軸心部111を出鋼口12に挿入させることができる。このような長尺化機構により、出鋼口12からのスラグの漏えい量を低減することができる。
7 スラグ
10 転炉
20 スラグカット装置
100 スラグダーツ
110 基体
111 軸心部
113 出鋼口封止部
115 絞り部
120 内挿部材
121 延長部材
123 ストッパー
125 錘
Claims (2)
- 転炉の出鋼口からのスラグの流出を防止するスラグダーツであって、
中空の軸心部と、
前記軸心部の外面に設けられ、前記出鋼口を封止する出鋼口封止部と、
前記軸心部の内面に設けられ、軸方向の中空部分を絞る絞り部と、
を有する基体と、
前記軸心部の内部に、前記基体に対して軸方向に移動可能に設けられた、
前記絞り部から前記軸心部の先端までの長さよりも長く、前記絞り部に挿通された棒状の延長部材と、
前記絞り部に対して前記軸心部の先端と反対側の、前記延長部材の一端側に設けられたストッパーと、
を有する内挿部材とからなり、
炉内挿入前は、前記内挿部材が、前記延長部材の先端が前記軸心部から突出しない位置で、転炉内温度で消失する材料からなる仮止め部材によって前記基体に仮止めされており、
炉内挿入後、前記仮止め部材が消失し、前記内挿部材は前記基体に対して前記ストッパーが前記絞り部に当接するまで軸方向に移動し、前記延長部材の先端が前記軸心部から突出する、スラグダーツ。 - 前記仮止め部材は、前記軸心部の先端に設けられる、請求項1に記載のスラグダーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016077454A JP6610393B2 (ja) | 2016-04-07 | 2016-04-07 | スラグダーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016077454A JP6610393B2 (ja) | 2016-04-07 | 2016-04-07 | スラグダーツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017186628A true JP2017186628A (ja) | 2017-10-12 |
JP6610393B2 JP6610393B2 (ja) | 2019-11-27 |
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ID=60045295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016077454A Active JP6610393B2 (ja) | 2016-04-07 | 2016-04-07 | スラグダーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6610393B2 (ja) |
-
2016
- 2016-04-07 JP JP2016077454A patent/JP6610393B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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