JP2017186436A - 模様塗料組成物の製造方法 - Google Patents

模様塗料組成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017186436A
JP2017186436A JP2016075795A JP2016075795A JP2017186436A JP 2017186436 A JP2017186436 A JP 2017186436A JP 2016075795 A JP2016075795 A JP 2016075795A JP 2016075795 A JP2016075795 A JP 2016075795A JP 2017186436 A JP2017186436 A JP 2017186436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gelled
paint
crushing
mass
dispersion medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016075795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6740680B2 (ja
Inventor
循也 稻葉
Junya Inaba
循也 稻葉
龍輔 齋▲藤▼
Ryusuke Saito
龍輔 齋▲藤▼
雄太 四ツ▲柳▼
Yuta Yotsuyanagi
雄太 四ツ▲柳▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Kasei Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Kasei Co Ltd filed Critical Fujikura Kasei Co Ltd
Priority to JP2016075795A priority Critical patent/JP6740680B2/ja
Publication of JP2017186436A publication Critical patent/JP2017186436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6740680B2 publication Critical patent/JP6740680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】ゲル状の着色粒子の粒子径のバラつきが抑制され、所望の模様の塗膜を形成できる模様塗料組成物の製造方法の提供。
【解決手段】着色塗料の表面をゲル化したゲル化物を含有する模様塗料組成物の製造方法において、ゲル化剤を含む分散媒に着色塗料を接触させ、着色塗料の表面をゲル化させる工程と、メッシュ15a付きの排出機構15が設けられている破砕室11内で、表面がゲル化した着色塗料を破砕する工程と、を有する、模様塗料組成物の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、模様塗料組成物の製造方法に関する。
壁材などの対象物の表面には、保護や装飾などを目的とした塗装が施される場合が多い。従来、所望する色調の塗料を得るには、予め塗料用の樹脂溶液又は樹脂エマルション中に無機又は有機顔料を分散させ、色調の異なった数種類の塗料を準備し、これらを任意に混合することによって製造するのが一般的であった。
しかし、複数の塗料を混合して得られる所望色調の塗料は、その中に色調の異なった顔料が混在しているにもかかわらず、同一色の顔料のみによって製造されたような塗膜しか得られず、平面的な単一色で変化に乏しいものであった。
そこで、エマルション塗料をゲル化膜でカプセル化したゲル状の着色粒子を分散媒中に分散させた塗料が提案されている。
エマルション塗料は水系塗料に属しており、従来の溶剤型の塗料と比較して環境適合性が高い。また、該エマルション塗料をゲル化膜でカプセル化することにより着色粒子が分散媒中で安定して分散するため、数種類のエマルション塗料を用いれば、それぞれの色調の異なる着色粒子が混在し、多彩模様の塗膜を形成できる。
ゲル状の着色粒子を含有する塗料を製造する方法として、例えば特許文献1には、樹脂エマルションと着色顔料と親水性コロイド形成物質とを含むエマルション塗料を、ゲル化剤を含む分散媒に添加し、エマルション塗料の表面をゲル化させた後、ディソルバー等の分散機で撹拌しながら、表面がゲル化したエマルション塗料(ゲル化物)を細分化する方法が開示されている。
特開2008−44991号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法により得られるゲル状の着色粒子は、分散機で撹拌しながら細分化するため、粒子径がバラつきやすかった。そのため、ゲル状の着色粒子は塗膜の模様となるので、設計通りの模様を形成することは困難であった。さらに、塗膜の見た目の色合いは模様によって変わってくるため、ゲル状の着色粒子の含有量が同じであっても、形成される塗膜の色合いが異なって見えることがあり、同じ色合いの塗膜を再現すること(色再現性)は困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ゲル状の着色粒子の粒子径のバラつきが抑制され、所望の模様の塗膜を形成できる模様塗料組成物の製造方法の提供を目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1] 着色塗料の表面をゲル化したゲル化物を含有する模様塗料組成物の製造方法において、ゲル化剤を含む分散媒に着色塗料を接触させ、着色塗料の表面をゲル化させる工程と、メッシュ付きの排出機構が設けられている破砕室内で、表面がゲル化した着色塗料を破砕する工程と、を有する、模様塗料組成物の製造方法。
本発明の模様塗料組成物の製造方法によれば、ゲル状の着色粒子の粒子径のバラつきが抑制され、所望の模様の塗膜を形成できる模様塗料組成物を製造できる。
本発明に用いる破砕手段の一例を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面から見た透視図である。 回転刃の一例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 回転刃によるゲル化物の破砕の一例を説明する斜視図である。 本発明に用いる破砕手段の他の例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は(a)のa−a’線に沿う断面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の模様塗料組成物の製造方法は、ゲル化剤を含む分散媒に着色塗料を接触させ、着色塗料の表面をゲル化したゲル化物を含有する模様塗料組成物を製造する方法である。
なお、本発明において「所望の模様の塗膜」とは、塗膜の模様の大きさや形状が設計通りであることを意味し、塗膜の模様の配置は規則的であってもよいし、不規則であってもよい。
<着色塗料>
着色塗料としては、例えば樹脂エマルションと着色顔料と親水性コロイド形成物質とを含むエマルション塗料や、キトサンと着色顔料と錯体形成物質とを含むキトサン含有塗料などが挙げられる。模様塗料組成物より形成される塗膜に抗菌効果を付与できる点では、キトサン含有塗料が好ましい。
(エマルション塗料)
エマルション塗料に含まれる樹脂エマルションとしては、例えばポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル、ベオバ(分岐脂肪酸ビニルエステル)、天然又は合成ゴムや、それらの共重合体のエマルションなど、一般に市販されている樹脂エマルションを使用することができる。中でも、アクリル樹脂が好ましい。
着色顔料としては、例えばカーボンブラック、酸化チタン、酸化鉄、クロム酸鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド等の無機顔料;パール顔料、マイカ顔料、マイカコーティングパール顔料、アルミニウム粉、ステンレス粉等の光輝性顔料;フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドンレッド等の有機顔料などが挙げられる。これら着色顔料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
着色顔料の含有量は、樹脂エマルション100質量部に対して、0.01〜50質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜30質量部である。
エマルション塗料が親水性コロイド形成物質を含有することにより、該親水性コロイド形成物質と後述するゲル化剤とが反応してエマルション塗料をゲル化膜でカプセル化することができる。
親水性コロイド形成物質としては、例えばセルロース誘導体;ポリチレンオキサイド;ポリビニルアルコール;カゼイン、デンプン、ガラクトマンノン、グアルゴム、ローカストビーンゴム等の天然高分子などを含有する水溶液が挙げられる。中でもグアルゴムの水溶液が好ましく、該水溶液の濃度は0.5〜5質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜3質量%である。これら親水性コロイド形成物質は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
親水性コロイド形成物質の含有量は、樹脂エマルション100質量部に対して、0.05〜5質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜3.0質量部である。親水性コロイド形成物質の含有量が上記範囲内であれば、安定したゲル化膜が得られやすくなる。
エマルション塗料には、必要に応じて体質顔料や公知の添加剤(例えば増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、レベリング剤等)が任意成分として含まれてもよい。
体質顔料としては、カオリン、硫酸バリウム、含水ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどが挙げられる。これら体質顔料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
体質顔料の含有量は、エマルション塗料100質量%中、0〜30質量%が好ましく、より好ましくは0〜20質量%である。
エマルション塗料は、上記樹脂エマルションに親水性コロイド形成物質を加え撹拌混合したものに、着色顔料と水の混合溶液を加えてさらに撹拌混合して得られる。
水の含有量は、エマルション塗料100質量%中、40〜90質量%が好ましく、より好ましくは50〜80質量%である。
(キトサン含有塗料)
キトサン含有塗料に含まれるキトサンとしては、市販品を用いることができる。
着色顔料としては、エマルション塗料の説明において先に例示した着色顔料が挙げられる。これら着色顔料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
着色顔料の含有量は、キトサン含有塗料に含まれるキトサンと、錯体形成物質と水との合計100質量部に対して、0.01〜50質量部が好ましく、より好ましくは0.1〜30質量部である。
キトサン含有塗料が錯体形成物質を含有することにより、キトサンが錯体形成物質と水中で反応し、イオン錯体を形成する。このイオン錯体を分散媒に接触させることでイオン錯体の表面がゲル化し、キトサン膜が形成される。
錯体形成物質としては、塩酸等の無機酸;酢酸、ギ酸、アクリル酸、乳酸、リンゴ酸等の有機酸などが挙げられる。中でも、塩酸の水溶液が好ましい。
錯体形成物質の含有量は、キトサン100質量部に対して、20〜150質量部が好ましく、より好ましくは50〜100質量部である。
キトサン含有塗料には、必要に応じて、樹脂エマルション、体質顔料や公知の添加剤(例えば増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、レベリング剤等)が任意成分として含まれてもよい。
体質顔料および添加剤としては、エマルション塗料の説明において先に例示した体質顔料および添加剤が挙げられる。
キトサン含有塗料は、上記錯体形成物質の水溶液にキトサンを加え撹拌混合したものに着色顔料を加え、さらに撹拌混合して得られる。
水の含有量は、キトサン含有塗料100質量%中、40〜90質量%が好ましく、より好ましくは50〜80質量%である。
<分散媒>
分散媒は、ゲル化剤を含む水性の分散媒である。
ゲル化剤としては、例えばマグネシウムモンモリロナイト粘土、ナトリウムペンタクロロフェノール、ホウ酸塩、タンニン酸、乳酸チタン、塩化カルシウム、水酸化ナトリウムなどを含有する水溶液が挙げられる。中でも、着色塗料としてエマルション塗料を用いる場合はホウ酸塩の水溶液が好ましく、キトサン含有塗料を用いる場合は塩化カルシウムの水溶液が好ましい。ホウ酸塩の水溶液の濃度は0.05〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜8質量%である。塩化カルシウムの水溶液の濃度は0.05〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜10質量%である。これらゲル化剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
着色塗料としてエマルション塗料を用いる場合、ゲル化剤の含有量は、分散媒100質量%中、0.05〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜3質量%である。一方、着色塗料としてキトサン含有塗料を用いる場合、ゲル化剤の含有量は、分散媒100質量%中、0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3質量%である。
ゲル化剤の含有量が上記範囲内であれば、安定したゲル化膜が得られやすくなる。
分散媒には、必要に応じて体質顔料や水溶性高分子化合物、公知の添加剤が任意成分として含まれてもよい。
体質顔料としては、エマルション塗料の説明において先に例示した体質顔料が挙げられる。中でも、含水ケイ酸マグネシウムの分散液が好ましく、該分散液の濃度は0.05〜20質量%が好ましく、より好ましくは2〜10質量%である。これら体質顔料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
体質顔料の含有量は、分散媒100質量%中、0.05〜10質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5質量部である。
水溶性高分子化合物としては、例えばヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコールなどを含有する水溶液が挙げられる。中でもカルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースの水溶液が好ましく、これら水溶液の濃度は0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3質量%である。これら水溶性高分子化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
水溶性高分子化合物の含有量は、分散媒100質量%中、0.05〜3質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2質量%である。
添加剤としては、エマルション塗料の説明において先に例示した添加剤が挙げられる。
分散媒は、ゲル化剤を含む水溶液と、必要に応じて体質顔料を含む分散液、および水溶性高分子化合物を含む水溶液等とを撹拌混合したものに、水を加え希釈することにより得られる。
水の含有量は、分散媒100質量%中、20〜80質量%が好ましく、より好ましくは30〜70質量%である。
<製造方法>
以下、本発明の模様塗料組成物の製造方法の一例について説明する。
本実施形態の模様塗料組成物の製造方法は、下記工程(1)および工程(2)を有する。
(工程(1))
工程(1)は、ゲル化剤を含む分散媒に着色塗料を接触させ、着色塗料の表面をゲル化させる工程である。
分散媒に着色塗料を接触させる方法としては特に制限されず、例えば分散媒中に着色塗料を添加する方法などが挙げられる。着色塗料は分散媒と接触すると、着色塗料の表面がゲル化することで被膜を形成したゲル化物(表面がゲル化した着色塗料)となる。
着色塗料の添加量は、分散媒100質量部に対して150質量部以下であることが好ましく、より好ましくは100質量部以下である。着色塗料の添加量を上記範囲内とすることにより、形状が均一なゲル状着色粒子が得られやすくなる。着色塗料の添加量の下限については特に制限されないが、分散媒100質量部に対して30質量部以上が好ましい。
(工程(2))
工程(2)は、メッシュ付きの排出機構が設けられている破砕室内で、表面がゲル化した着色塗料(ゲル化物)を破砕する工程である。
工程(2)では、例えば、メッシュ付きの排出機構が設けられている破砕室を備えた破砕手段を用いてゲル化物を破砕する。
破砕方式として、例えば、カット方式、ハンマー方式、グラインダー方式、プレス方式等を採用することができる。
このような破砕方式を採用した破砕手段として、例えば、ハスクバーナ・ゼノア株式会社製のディスインテグレータ;ホソカワミクロン株式会社製のディスパミル、ディスインテグレータ、ハンマミル、ロートプレックス、ニブラ、ラバーチョッパ、フェザミル、マイクロパルベライザ、バンタムミル、ファーマミル、ビクトリミル、ファインインパクトミル、コントラプレックス、リンレックスミル、グラシス、ACMパルベライザ、ACMパルベライザE−ACM;株式会社グローエンジニアリング製のグローミル、R&Dマルチミル、無菌チョッパー、チョッパー、シャークミル、野菜クラッシャー、ディスクカッター、ロータリーカッター、ロータリーカッター・ミニ、パーミュット、卓上パルぺライザー;増幸産業株式会社製のスーパーマスコロイダー、スーパーマスコロイダーα、ミクロマイスター、ミクロマイスターミニ、セレンミラー、セレンミラーDAU、アトマイザー、カッターミル、マスコマイザーX、ボーンカッター、チョッパー、パルベライザー、ボーンクラッシャー、フードカッター;株式会社カワタ製のGマスター、ラピッド、スーパーミキサー;大平洋機工株式会社製のスパイラル・ピンミキサ、キャビトロン、ファイン・フローミル;日本コークス工業株式会社製のFMミキサ、メカナノハイブリッド、造粒ミキサ粒王などを使用できる。
ここで、ゲル化物の破砕の一例について、図1を参照しながら詳細に説明する。なお、後述する図2〜4において、図1と同じ構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図1は、本発明に用いる破砕手段の一例を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面から見た透視図である。
この例の破砕手段10は、ゲル化物を収容する破砕室11と、破砕室11に収容されたゲル化物を破砕する破砕機構12と、破砕されたゲル化物を破砕室11から排出する排出機構15とを備えている。
破砕室11はゲル化物を収容できるものであれば、その形状や材質等、特に限定されない。
この例の破砕機構12は、破砕室11の底面11aから破砕室11内に伸びる回転軸13と、この回転軸13の先端に取り付けられた回転刃14とを有する。
回転軸13には、モータ等の回転駆動源(図示略)が接続されている。この回転駆動源によって回転軸13が回転することで、回転刃14が回転できるようになっている。
また、破砕機構12は、先端に取り付けられた回転刃14の下側にも、2枚の回転刃14が回転軸13に取り付けられている。すなわち、回転軸13に回転刃14が3段取り付けられている。
3枚の回転刃14は、長手方向が60°毎にずれるように、回転軸13に取り付けられている。
この例の回転刃14は、図2に示すように、ヨコ切り刃14aと、ヨコ切り刃14aの上下に配置された垂直のタテ切り刃14bとで構成されている。
排出機構15は、メッシュ15aと、ガイド部15bとで構成されている。
排出機構15は、破砕室11の側面11bに設けられ、メッシュ15aが破砕室11の側面11bの一部を兼ねている。
メッシュ15aの大きさ(穴径)と形状については特に限定されず、例えば、粒子径の小さいゲル化物を含有する模様塗料組成物を製造する場合には、目の細かいメッシュを用いればよい。
ガイド部15bは、メッシュ15aを通過したゲル化物が周囲に飛散するのを防止するものである。
破砕手段10を用いたゲル化物の破砕では、まず、破砕室11にゲル化物を投入する。
なお、ゲル化物と共に分散媒を破砕室11に投入してもよいし、予め濾過等でゲル化物を分散媒から分離しておき、ゲル化物のみを破砕室11に投入してもよい。また、予め破砕室11内で工程(1)を行い、破砕室11内でゲル化物を製造してもよい。破砕室11内でゲル化物を製造する場合、ゲル化物の製造とゲル化物の破砕とを同時に行ってもよい。
次いで、回転駆動源(図示略)により回転軸13を回転させることで、回転刃14も回転させる。すると、図3に示すように、ゲル化物Gが回転刃14のヨコ切り刃14aで上下に切断されつつ、タテ切り刃14bで左右に切断され、細分化されたゲル化物gとなる。また、3枚の回転刃14が60°毎にずれながら回転軸13に取り付けられていることで破砕室11のゲル化物Gを効率よく撹拌し、ムラなくゲル化物Gを破砕処理できる。
細分化されたゲル化物のうち、粒子径が排出機構15のメッシュ15aの大きさよりも小さいものから順に、撹拌により生じる遠心力によって、メッシュ15aを通過して排出機構15より破砕室11の外へ排出される。排出されたゲル化物は、回収される。
排出機構15のメッシュ15aの大きさよりも粒子径が大きいゲル化物は、メッシュ15aを通過する大きさになるまで引き続き破砕された後、排出機構15より破砕室11の外へ排出され、回収される。
このようにして得られた、細分化され、メッシュ15aを通過したゲル化物を他の成分(例えば、バインダの役割を果たす樹脂エマルションや公知の添加剤など)と混合して、模様塗料組成物を得る。
なお、ゲル化物を破砕するに際して、分散媒も一緒に破砕室11へ投入する場合、細分化されたゲル化物と一緒に分散媒もメッシュ15aを通過し、ゲル化物とともに回収される。この細分化されたゲル化物と分散媒とをそのまま模様塗料組成物として用いてもよいし、分散媒から細分化されたゲル化物を分離し、細分化されたゲル化物のみを模様塗料組成物に用いてもよい。
模様塗料組成物に含まれる樹脂エマルションとしては、エマルション塗料の説明において先に例示した樹脂エマルションが挙げられる。中でも、アクリル樹脂が好ましい。
樹脂エマルションの含有量は、模様塗料組成物100質量%中、50質量%以下が好ましく、より好ましくは20〜40質量%である。樹脂エマルションの含有量が上記範囲内であれば、模様塗料組成物の塗装作業性がよく、耐久性のよい塗膜が得られる。
模様塗料組成物に含まれる添加剤としては、エマルション塗料の説明において先に例示した添加剤が挙げられる。
模様塗料組成物には、色調の異なる複数のゲル化物が含まれていてもよい。色調の異なるゲル化物を含む模様塗料組成物を「多彩模様塗料組成物」ともいう。
模様塗料組成物を多彩模様塗料組成物とする場合、例えば工程(1)において、1色目のゲル化物が分散した分散媒に2色目以降の着色塗料を接触させてもよいし、着色塗料の数に合わせて分散媒を用意し、1つの分散媒に対して1つの着色塗料を接触させてもよい。また、工程(2)において、色調の異なる複数のゲル化物を一度に破砕室に投入し、これらを一緒に破砕してもよいし、色毎に分けてゲル化物を破砕した後に混合してもよい。
<作用効果>
以上説明した本発明の模様塗料組成物の製造方法によれば、メッシュ付きの排出機構が設けられている破砕室内で、表面がゲル化した着色塗料(ゲル化物)を破砕する。破砕により細分化されたゲル化物は、メッシュを通過して排出機構より破砕室から排出されるので、ゲル化物の粒子径のバラつきを抑制できる。よって、本発明により得られる模様塗料組成物は、粒子径のバラつきが抑制されたゲル化物を含有するので、所望の模様の塗膜を再現性よく形成でき、色再現性にも優れる。
また、本発明であれば、粒子径が排出機構のメッシュの大きさよりも粒子径が小さくなるまで細分化されたゲル化物から、順次排出されるので、連続的に模様塗料組成物を製造できる。
<用途>
本発明により得られる模様塗料組成物の用途については特に制限はなく、モルタル、コンクリート、窯業系素材、プラスチック、金属、木材、紙など、種々の対象物に塗布することが可能である。塗布時における模様塗料組成物の塗布量には特に制限はないが、通常、300〜600g/mとなるように塗布するのが好ましい。また、塗装方法にも制限はなく、刷毛、こて、ローラ、スプレーなどの公知の方法で塗装することができ、塗装後に常温乾燥、加熱乾燥することができる。
<他の実施形態>
本発明の模様塗料組成物の製造方法は、上述したものに限定されない。
例えば、図1に示す破砕手段10では、排出機構15が破砕室11の側面11bに設けられているが、底面11aに設けられていてもよい。
また、回転軸13が破砕室11の底面11aから破砕室11内に伸びているが、回転軸13は破砕室11の側面11bから破砕室11内に伸びていてもよいし、天面11cから伸びていてもよい。
また、回転刃14の枚数は3枚に限定されず、1枚でもよいし、2枚でもよいし、4枚以上であってもよい。
回転刃14としては図2、3に示すものに限定されない。
また、図1に示す破砕手段10では回転軸13に板状の回転刃14が取り付けられているが、例えば図4に示すように、回転刃14は、角柱状の回転刃本体14cと、その各面に取り付けられた刃14dとで構成されていてもよい。なお、図4は、本発明に用いる破砕手段の他の例を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は(a)のa−a’線に沿う断面図である。
図4に示す破砕手段20は、破砕室11と破砕機構12と排出機構15とを備える。
排出機構15は、湾曲したメッシュ15aと、ガイド部15bとで構成されている。
この例の破砕手段20は、メッシュ15aと、メッシュ15aの周縁から、固定刃21を介して上方に向かって立設される壁22とで、破砕室11を構成している。すなわち、排出機構15のメッシュ15aは破砕室11の底面に相当し、壁22は破砕室11の側面に相当する。
破砕機構12は、破砕室11の1つの壁(側面)22から破砕室11内に伸びる回転軸13と、この回転軸13の先端に取り付けられた回転刃14とを有する。
破砕手段20を用いたゲル化物の破砕では、まず、破砕室11にゲル化物を投入する。なお、ゲル化物と共に分散媒を破砕室11に投入してもよいし、予め濾過等でゲル化物を分散媒から分離しておき、ゲル化物のみを破砕室11に投入してもよい。
次いで、回転駆動源(図示略)により回転軸13を回転させることで、回転刃14も回転させる。すると、図4に示すようにゲル化物Gが回転刃14および固定刃21により破砕され、排出機構15のメッシュ15aの大きさよりも細かく破砕されたゲル化物gから順にメッシュ15aを通過して破砕室11の外へ排出される。排出されたゲル化物は回収される。
排出機構15のメッシュ15aの大きさよりも粒子径が大きいゲル化物Gは、メッシュ15aを通過する大きさになるまで引き続き破砕された後、排出機構15より破砕室11の外へ排出され、回収される。
なお、図4において、回転刃本体14cの形状は角柱状に限定されず、円柱状であってもよい。
また、固定刃21を介さずに、メッシュ15aの周縁から壁22が直接、立設していてもよい。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、例中「部」とは「質量部」を、「%」とは「質量%」を示す。
「着色塗料の製造」
<エマルション塗料の製造>
アクリル樹脂エマルション(日本アクリル化学株式会社製、「プライマルAC−38」)38部と、非イオン性グアルゴム誘導体の1.5%水溶液28.5部(固形分0.43部)とを混合し、混合溶液(a)を調製した。
別途、着色顔料としてチタン白10部と、アニオン性高分子分散剤(日本アクリル化学株式会社製、「オロタン731」)1部と、水22.5部とを混合し、混合溶液(b)を調製した。
混合溶液(a)に混合溶液(b)を加え撹拌し、エマルション塗料を得た。
<キトサン含有塗料の製造>
乳酸の5%水溶液95部に、キトサン5部を徐々に加えて90分間撹拌し、キトサン溶液を調製した。得られたキトサン溶液100部に、茶系顔料1部を添加して20分間撹拌し、キトサン含有塗料を得た。
「分散媒の製造」
<分散媒(1)の製造>
含水ケイ酸マグネシウムの4%水中分散液25部(固形分1部)に、重ホウ酸アンモニウムの5%水溶液5部(固形分0.25部)と、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの1%水溶液25部(固形分0.25部)を加え撹拌混合した後、水45部を加えて希釈し、分散媒(1)を得た。
<分散媒(2)の製造>
20%塩化カルシウム水溶液50部と、1.5%メチルセルロース水溶液50部とを混合し、分散媒(2)を得た。
「実施例1」
着色塗料としてエマルション塗料を用い、分散媒として分散媒(1)を用い、破砕手段として株式会社グローエンジニアリング製の「シャークミル GEA−2」を用いた。なお、「シャークミル GEA−2」は、図1に示す破砕手段10に相当し、破砕室11と破砕機構12と排出機構15を備える。破砕機構12は、破砕室11の底面11aから破砕室11内に伸びる回転軸13と、回転軸13の先端に取り付けられた回転刃14とを備えている。排出機構15はメッシュ15aとガイド部15bとで構成され、破砕室11の側面11bに設けられている。メッシュ15aの大きさは1mmである。
分散媒200部に、エマルション塗料100部を加え、エマルション塗料がゲル化するまで、30秒間放置した(工程(1))。
次いで、表面がゲル化したエマルション塗料(ゲル化物)と、分散媒とを濾過により分離し、分離したゲル化物を破砕手段により破砕した。排出機構のメッシュの大きさよりも細かく破砕されたものから順にメッシュを通過して破砕室の外へ排出し、細分化したゲル化物を回収した(工程(2))。
回収されたゲル化物は、概ね1mm角であり、形状が揃っていた。
「実施例2」
着色塗料としてキトサン含有塗料を用い、分散媒として分散媒(2)を用いた以外は、実施例1と同様にして細分化したゲル化物を得た。
回収されたゲル化物は、概ね1mm角であり、形状が揃っていた。
「実施例3」
着色塗料としてエマルション塗料を用い、分散媒として分散媒(1)を用い、破砕手段としてホソカワミクロン株式会社製の「フェザミル FM−1」を用いた。なお、「フェザミル FM−1」は、図4に示す破砕手段20に相当し、排出機構15は、湾曲したメッシュ15aとガイド部15bとで構成されている。メッシュ15aの大きさは1mmである。また、湾曲したメッシュ15aと、メッシュ15aの周縁から、固定刃21を介して上方に向かって立設される壁22とで、破砕室11を構成している。破砕機構12は、破砕室11の1つの壁(側面)22から破砕室11内に伸びる回転軸13と、回転軸13の先端に取り付けられた回転刃14とを有する。
分散媒200部に、エマルション塗料100部を加え、エマルション塗料がゲル化するまで、30秒間放置した(工程(1))。
次いで、表面がゲル化したエマルション塗料(ゲル化物)と、分散媒とを濾過により分離し、分離したゲル化物を破砕手段により破砕した。排出機構のメッシュの大きさよりも細かく破砕されたものから順にメッシュを通過して破砕室の外へ排出し、細分化したゲル化物を回収した(工程(2))。
回収されたゲル化物は、概ね1mm角であり、形状が揃っていた。
「実施例4」
着色塗料としてキトサン含有塗料を用い、分散媒として分散媒(2)を用いた以外は、実施例3と同様にして細分化したゲル化物を得た。
回収されたゲル化物は、概ね1mm角であり、形状が揃っていた。
「比較例1」
着色塗料としてエマルション塗料を用い、分散媒として分散媒(1)を用い、破砕手段として株式会社井上製作所製の「ディゾルバー」を用いた。なお、「ディゾルバー」は、破砕室と破砕機構とを備え、この破砕機構は、破砕室の天面から破砕室内に伸びる回転軸と、回転軸の先端に取り付けられた回転刃とを備えている。破砕室には排出機構は設けられていない。
分散媒200部に、エマルション塗料100部を加え、エマルション塗料がゲル化するまで、30秒間放置した(工程(1))。
次いで、表面がゲル化したエマルション塗料(ゲル化物)と、分散媒とを濾過により分離し、分離したゲル化物を破砕手段により破砕し、細分化したゲル化物を得た(工程(2))。
工程(2)で得られたゲル化物は、1mm角以下の微細なものと、1mm角のものと、10mm角のものと、20mm×3mmの紐状のものとが混在しており、ゲル化物の大きさにバラつきがあった。
10 破砕手段
11 破砕室
11a 底面
11b 側面
12 破砕機構
13 回転軸
14 回転刃
15 排出機構
15a メッシュ
20 破砕手段
21 固定刃
22 壁
23 ガイド部
G ゲル化物(表面がゲル化した着色塗料)
g 細分化されたゲル化物

Claims (1)

  1. 着色塗料の表面をゲル化したゲル化物を含有する模様塗料組成物の製造方法において、
    ゲル化剤を含む分散媒に着色塗料を接触させ、着色塗料の表面をゲル化させる工程と、
    メッシュ付きの排出機構が設けられている破砕室内で、表面がゲル化した着色塗料を破砕する工程と、
    を有する、模様塗料組成物の製造方法。
JP2016075795A 2016-04-05 2016-04-05 模様塗料組成物の製造方法 Active JP6740680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075795A JP6740680B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 模様塗料組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075795A JP6740680B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 模様塗料組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017186436A true JP2017186436A (ja) 2017-10-12
JP6740680B2 JP6740680B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=60045492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016075795A Active JP6740680B2 (ja) 2016-04-05 2016-04-05 模様塗料組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6740680B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021031498A (ja) * 2019-08-13 2021-03-01 藤倉化成株式会社 塗料、塗膜及び塗装方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177807A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Toagosei Co Ltd 含水重合体ゲルの細粒化方法
JP2004330143A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水溶性重合体ゲルの細粒化方法
JP2008044991A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Fujikura Kasei Co Ltd 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜
WO2015030130A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 株式会社日本触媒 ゲル粉砕装置、及びポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末の製造方法、並びに吸水性樹脂粉末

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177807A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Toagosei Co Ltd 含水重合体ゲルの細粒化方法
JP2004330143A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水溶性重合体ゲルの細粒化方法
JP2008044991A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Fujikura Kasei Co Ltd 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜
WO2015030130A1 (ja) * 2013-08-28 2015-03-05 株式会社日本触媒 ゲル粉砕装置、及びポリアクリル酸(塩)系吸水性樹脂粉末の製造方法、並びに吸水性樹脂粉末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021031498A (ja) * 2019-08-13 2021-03-01 藤倉化成株式会社 塗料、塗膜及び塗装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6740680B2 (ja) 2020-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005301350B2 (en) Pigment composition in the form of aqueous dispersion
CN1163550C (zh) 颜料制剂
JP5195363B2 (ja) 水性多彩塗料組成物とそれより得られる塗装品
CN102127343B (zh) 高细度水性色浆及制备方法
JP5552694B2 (ja) 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜
JP2017186436A (ja) 模様塗料組成物の製造方法
JP6167845B2 (ja) 模様塗料組成物の製造方法
US20040220322A1 (en) Faux effects pigment compositions
JP6183128B2 (ja) 模様塗料組成物の製造方法
US20030234304A1 (en) Superfine powders and methods for manufacture of said powders
JP6201624B2 (ja) 模様塗料組成物の製造方法
JP6740679B2 (ja) 模様塗料組成物の製造方法
JP2013139585A (ja) 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜
CN110484079A (zh) 一种高稳定性高耐水性面漆涂料及其制备方法和施工工艺
JP2019038905A (ja) 着色骨材含有多彩塗料
JP2003041196A (ja) 水性多彩模様塗料組成物
JP4152931B2 (ja) 水系塗料組成物
JP2004010778A (ja) 易分散性顔料組成物およびその製法
JP2013040275A (ja) 複色不定形着色粒子とこれを含有する多彩模様塗料組成物
JPH07503038A (ja) 単一色または多色水性塗料
JP2000160065A (ja) 模様形成塗料およびその製造方法
JP2017186437A (ja) 模様塗料組成物の製造方法
CN109435537A (zh) 一种四色香水铅笔芯生产工艺
US20090011237A1 (en) Superfine powders and their methods of manufacture
JP2018193526A (ja) 水性多彩塗料

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6740680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250