JP2017183989A - Rf信号生成装置およびrf信号解析装置 - Google Patents

Rf信号生成装置およびrf信号解析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多チャンネルのRF信号生成装置もしくはRF信号解析装置を低コスト化する。
【解決手段】RF信号を生成するRF信号生成装置10が提供される。RF信号生成装置10は第1モードにおいて各出力ピン12から個別のRF信号を出力する。第2モードにおいてM個の出力ピン12のひとつもしくは別の出力ピン13から、広帯域RF信号を出力する。第2モードにおいて、デジタル信号処理部14は、広帯域RF信号を表す広帯域デジタル信号DWIDEをM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号DSUB1〜DSUBMを生成し、各サブバンド信号DSUBiを対応する信号発生器16_iに供給する。また経路セレクタ18は、M個の信号発生器16_1〜16_Mが生成する信号を合成して得られるRF信号SWIDEを、出力ピン13から出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、RF(高周波)デバイスの解析、評価に関する。
高速データ通信に、さまざまなRFデバイスが使用される。このようなRFデバイスを試験するために、RF信号生成器やRF信号解析器が使用される。RF信号生成器は、RFデバイスにRF信号を供給するものであり、VSG(Vector Signal Generator)とも称される。RF信号解析器は、RFデバイスが生成するRF信号を評価するものであり、VSA(Vector Signal Analyzer)とも称される。
図1(a)、(b)は、従来のRF信号生成器100RおよびRF信号解析器200Rのブロック図である。
図1(a)のRF信号生成器100Rは、任意波形発生器102、任意波形発生器104、発振器106、直交変調器108、フィルタ110を備える。任意波形発生器102、104は、同相成分Iおよび直交成分Qのアナログ信号V,Vを生成する。発振器106は、キャリア周波数を有するキャリア信号Sを生成する。直交変調器108は、キャリア信号Sを利用してアナログ信号V,Vを直交変調する。直交変調器108の出力信号は、フィルタ110を通過し、RF信号SRFとしてRFデバイスに出力される。
図1(b)のRF信号解析器200Rは、フィルタ202、直交復調器204、オシレータ206、デジタイザ208、210を備える。直交復調器204は、RFデバイスからのRF信号SRFをフィルタ202を介して受け、キャリア信号Sを利用してアナログ信号V,Vを復調する。デジタイザ208,210は、アナログ信号V,Vをデジタル信号D,Dに変換する。
任意波形発生器102、104は、同相成分Iおよび直交成分Qのアナログ信号V,Vを生成する。発振器106は、キャリア周波数を有するキャリア信号Sを生成する。直交変調器108は、キャリア信号Sを利用してアナログ信号V,Vを直交変調する。直交変調器108の出力信号は、フィルタ110を通過し、RF信号SRFとしてRFデバイスに出力される。
RF信号生成器やRF信号解析器には、複数のデバイスを同時に測定する同測機能が求められる。したがって多くのRF信号生成器やRF信号解析器は、図1(a)、(b)に示す構成を1チャンネルとし、それを複数チャンネル分備えている。
RFデバイスの変復調方式は多岐にわたっており、デバイス毎に帯域は大きく異なっている。たとえば無線LAN(Local Area Network)の規格であるIEEE802.11acでは、160MHzの帯域が使用される。またLTE(Long Term Evolution)やLET−advancedでは、キャリアアグリゲーションなどの技術を用いて、最大100MHzの帯域幅を利用する。一方で、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)で使用される通信方式では、1MHz程度と非常に狭い帯域が使用される。
高帯域なRFデバイスに対応するために、各チャンネルのRF信号生成器100R、RF信号解析器200Rの帯域を広く設計すると、装置のコストが高くなってしまう。また狭帯域のRF信号を評価する際には、オーバースペックとなる。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の目的のひとつは、多チャンネルのRF信号生成装置もしくはRF信号解析装置の低コスト化にある。
本発明のある態様は、RF信号を生成するRF信号生成装置に関する。RF信号生成装置は、複数M個(Mは2以上の整数)の出力ピンと、デジタル信号処理部と、複数の出力ピンに対応し、それぞれがデジタル信号処理部から受信したデジタル信号を変調し、RF信号を生成する複数M個の信号発生器と、経路セレクタと、を備える。(i)各出力ピンから個別のRF信号を出力する第1モードと、(ii)M個の出力ピンのひとつもしくは別の出力ピンから、広帯域RF信号を出力する第2モードと、が切りかえ可能であり、(i)第1モードにおいて、デジタル信号処理部は、各信号発生器に、対応する出力ピンから出力すべきRF信号を表すデジタル信号を供給し、経路セレクタは、各信号発生器が生成するRF信号を対応する出力ピンに供給し、(ii)第2モードにおいて、デジタル信号処理部は、広帯域RF信号を表す広帯域デジタル信号をM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号を生成し、各サブバンド信号を対応する信号発生器に供給し、経路セレクタは、M個の信号発生器が生成する信号を合成して得られるRF信号を、M個の出力ピンのひとつもしくは別の出力ピンから出力する。
第2モードにおいてM個(Mは2以上)の信号発生器を併用した場合、得られるRF信号の帯域は、ひとつの信号発生器の帯域のM倍となる。言い換えれば個々の信号発生器に要求される帯域は、広帯域RF信号の帯域の1/Mでよい。したがって装置を低コスト化することができる。また、狭帯域RF信号を生成する際には、第1モードを選択することで、複数のRF信号を同時生成できる。
M個の信号発生器はそれぞれ直交変調器を含んでもよい。第2モードにおいて、M個の信号発生器それぞれの直交変調器のキャリア周波数は等しくてもよい。
M個の信号発生器はそれぞれ直交変調器を含んでもよい。第2モードにおいてデジタル信号処理部は、i番目のサブバンド信号を周波数領域でΔfシフトしたサブバンド信号を対応する信号発生器に供給し、第2モードにおいて、i番目の信号発生器の直交変調器のキャリア周波数は、基準キャリア周波数からΔfシフトしていてもよい。
デジタル信号処理部は、デジタル信号をM個の帯域に分割するM個のサブバンドフィルタを含んでもよい。i番目のサブバンドフィルタの周波数特性は、帯域分割のための理想的なバンドパスフィルタの周波数特性をH(f)、対応する信号発生器の周波数特性をA(f)とするとき、H(f)/A(f)で表されてもよい。
デジタル信号処理部において周波数特性の補正処理やプレディストーション補正を施し、信号発生器の周波数特性や非線形特性を補正することにより、合成後のRF信号を理想波形に近づけることができる。
本発明の別の態様は、RF信号を解析するRF信号解析装置に関する。RF信号解析装置は、複数M個の入力ピンと、経路セレクタと、M個の入力ピンに対応し、それぞれが、入力されたRF信号を復調し、デジタル信号を生成する複数M個の信号解析器と、M個の信号解析器からのM個のデジタル信号を処理するデジタル信号処理部と、を備える。(i)M個の入力ピンそれぞれが、個別のRF信号を受ける第1モードと、(ii)M個の入力ピンのひとつもしくは別の入力ピンに、広帯域RF信号を受ける第2モードと、が切りかえ可能であり、(i)第1モードにおいて、経路セレクタは、各信号解析器に対応する入力ピンのRF信号を供給し、(ii)第2モードにおいて、経路セレクタは、広帯域RF信号をM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号を生成し、各サブバンド信号を対応する信号解析器に供給し、デジタル信号処理部は、M個の信号解析器からの複数のデジタル信号を合成する。
第2モードにおいてM個(Mは2以上)の信号解析器を併用した場合、ひとつの信号発生器当たりの帯域は、RF信号の帯域の1/Mでよい。したがって装置を低コスト化することができる。また、狭帯域RF信号を測定する際には、第1モードを選択することで、複数のRF信号を同時測定することができる。
M個の信号解析器はそれぞれ直交復調器を含んでもよい。第2モードにおいて、i番目の信号解析器の直交復調器のキャリア周波数は、基準キャリア周波数からΔfシフトしており、第2モードにおいてデジタル信号処理部は、i番目の信号解析器が生成する信号を周波数領域でΔfシフトし、合成してもよい。
M個の信号解析器はそれぞれ直交復調器を含んでもよい。第2モードにおいて、M個の信号解析器の直交復調器のキャリア周波数は等しくてもよい。
デジタル信号処理部は、第2モードにおいて、M個の信号解析器からの複数のデジタル信号を補正するM個の補正フィルタを含み、各補正フィルタは、対応する信号発生器の周波数特性をB(f)とするとき、1/B(f)に応じた周波数特性を有していてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、多チャンネルのRF信号生成装置あるいはRF信号解析装置を低コスト化できる。
図1(a)、(b)は、従来のRF信号生成器およびRF信号解析器のブロック図である。 第1の実施の形態に係るRF信号生成装置の機能ブロック図である。 第2モードにおけるデジタル信号処理部の機能ブロック図である。 図4(a)〜(d)は、図2のRF信号生成装置の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。 信号発生器の構成例を示すブロック図である。 第1変形例に係るデジタル信号処理部のブロック図である。 図7(a)〜(d)は、第2変形例に係るRF信号生成装置の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。 図8(a)は、第3変形例に係る経路セレクタを示す図であり、図8(b)は、第4変形例に係る経路セレクタを示す図である。 第2の実施の形態に係るRF信号解析装置のブロック図である。 図10(a)〜(d)は、図9のRF信号解析装置の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。 信号解析器の構成例を示すブロック図である。 第5変形例に係るデジタル信号処理部のブロック図である。 図13(a)〜(d)は、第6変形例に係るRF信号解析装置の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るRF信号生成装置10の機能ブロック図である。RF信号生成装置10は、RF信号を生成し、図示しない1個あるいは複数個のデバイスに供給する。RF信号の種類は特に限定されない。
RF信号生成装置10は、複数M個の出力ピン12と、デジタル信号処理部14と、複数M個の信号発生器16と、経路セレクタ18と、を備える。ただしMは2以上の整数である。複数の信号発生器16_1〜16_Mは、複数の出力ピン12_1〜12_Mに対応する。出力ピン12および信号発生器16を含む系統をチャンネルとも称する。信号発生器16_iはデジタル信号処理部14から受信したデジタル信号D(DRFiあるいはDSUBi)をアナログ信号に変換し、キャリア周波数fを有するキャリア信号Sをアナログ信号を用いて変調し、RF信号S(SRFiあるいはSSUBi)生成する。
このRF信号生成装置10は、(i)複数の出力ピン12_1〜12_Mそれぞれから、個別のRF信号SRF1〜SRFMを出力する第1モードφ1と、(ii)複数の出力ピン12_1〜12_Mとは別に設けられた出力ピン13から、広帯域RF信号SWIDEを出力する第2モードφ2と、が切りかえ可能である。なお第2モードφ2において、広帯域RF信号SWIDEを、複数の出力ピン12_1〜12_Mのうちのひとつから出力してもよい。
デジタル信号処理部14および経路セレクタ18は、第1モードφ1と第2モードφ2で異なる動作をする。
(第1モードφ1)
第1モードφ1において、デジタル信号処理部14は、各信号発生器16_i(1≦i≦M)に、対応する出力ピン12_iから出力すべきRF信号SRFiを表すデジタル信号DRFiを供給する。また経路セレクタ18は、各信号発生器16_iが生成するRF信号SRFiを対応する出力ピン12_iに供給する。経路セレクタ18は、複数のデマルチプレクサ(セレクタ)20_1〜20_Mと、信号加算器22で表されるが、その構成は特に限定されない。
(第2モードφ2)
第2モードφ2において、デジタル信号処理部14は、広帯域RF信号SWIDEを表す広帯域デジタル信号DWIDEを複数M個の帯域に分割して複数のサブバンド信号DSUB1〜DSUBMを生成し、各サブバンド信号DSUBiを、対応する信号発生器16_iに供給する。
図3は、第2モードにおけるデジタル信号処理部14の機能ブロック図である。デジタル信号処理部14は、デジタル信号生成部24および複数のサブバンドフィルタ26_1〜26_Mを備える。デジタル信号生成部24は、広帯域デジタル信号DWIDEを生成する。複数のサブバンドフィルタ26_1〜26_Mは、バンドパスフィルタのアレイ(フィルタバンクとも称する)であり、入力信号WIDEを複数のコンポーネントに分割し、複数のサブバンド信号DSUB1〜DSUBMを生成する。サブバンドフィルタ26_1〜26_Mは、帯域分割のための理想的なバンドパスフィルタの周波数特性H(f)〜H(f)にもとづいて設計される。好ましくはサブバンドフィルタ26は後の変形例で説明するように、信号発生器16の周波数特性を補正するような周波数特性を有する。
なおデジタル信号処理部14はソフトウェアで制御されるDSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)などで構成してもよい。あるいはハードウェアで構成してもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
図2に戻る。経路セレクタ18は、複数の信号発生器16_1〜16_Mが生成する信号SSUB1〜SSUBMを合成して得られる広帯域RF信号SWIDEを、出力ピン13から出力する。
以上がRF信号生成装置10の構成である。続いてその動作を説明する。図4(a)〜(d)は、図2のRF信号生成装置10の第2モードφ2の動作を周波数領域で説明する図である。ここでは理解の容易化と説明の簡潔化のため、M=2の場合を説明する。
図4(a)は、広帯域RF信号SWIDEを表すデジタル信号DWIDEのスペクトルを示す。また、複数の帯域(サブバンド)に分割するためのサブバンドフィルタ26_1,26_2の周波数特性H(f),H(f)が示される。図4(b)には、サブバンドフィルタ26_1,26_2によって生成されたサブバンド信号DSUB1、DSUB2のスペクトルが示される。
図4(c)は、信号発生器16_1,16_2の出力信号SSUB1,SSUB2のスペクトルを示す。出力信号SSUB1,SSUB2のスペクトルは、キャリア周波数fに周波数変換されている。図4(b)に示すサブバンド信号DSUB1,DSUB2をアップコンバージョンする際には、信号発生器16_1、16_2のキャリア周波数は等しく、広帯域RF信号SWIDEのキャリア周波数(基準キャリア周波数)fである。
経路セレクタ18は、複数の出力信号SSUB1,SSUB2を加算合成する。これにより、図4(d)に示すスペクトルを有する広帯域RF信号SWIDEが生成される。
以上がRF信号生成装置10の動作である。続いてその利点を説明する。
第2モードφ2において複数M個の信号発生器16を併用した場合、得られるRF信号SWIDEの帯域は、ひとつの信号発生器16の帯域ΔfのM倍となる。言い換えれば個々の信号発生器16に要求される帯域Δfは、広帯域RF信号SWIDEの帯域の1/Mでよい。従来では、たとえば100MHzの帯域を有するRF信号を生成するために、100MHzの帯域を有する信号発生器16を用いる必要があった。これに対して本実施の形態によれば信号発生器16の帯域を、M=2の場合で50MHz、M=4の場合で25MHzと狭めることができ、装置を低コスト化できる。
また、狭帯域RF信号を生成する際には、第1モードφ1を選択することで、複数のRF信号を同時発生可能となる。これにより、複数のデバイスを同時測定したり、あるいは複数の入出力ピンを備えるMIMO(Multiple Input Multiple Output)デバイスを測定することができる。
加えて、図4(a)〜(d)の処理によれば、変調用のキャリアの周波数が複数チャンネルで同一でよいため、キャリアを生成する発振器を、複数チャンネルで共有化でき、ハードウェアの構成をシンプルにできる。
本発明の一態様は、図2のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
RF信号生成装置10が生成するRF信号の変調方式は特に限定されず、周波数変調、振幅変調、位相変調、FSK(Frequency Shift Keying)、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)などにさまざまな対応することができる。以下では、RF信号生成装置10は、幅広くベクトル信号を生成可能な構成を説明する。
図5は、信号発生器16の構成例を示すブロック図である。信号発生器16が生成するRF信号は、いわゆるベクトル信号であり、信号発生器16は、D/Aコンバータ30、32、直交変調器34、オシレータ36を含む。オシレータ36は、キャリア周波数fCiを有するキャリア信号SCiを生成する。
信号発生器16に入力されるデジタル信号Dは、同相成分と直交成分からなる。すなわち第1モードφ1で生成されるデジタル信号DRFi、第2モードφ2において生成されるデジタル信号DWIDEやサブバンド信号DSUBiも同様に同相成分と直交成分からなる。D/Aコンバータ30は、デジタル信号Dの同相成分D(I)をアナログ信号A(I)に変換する。同様にD/Aコンバータ32は、デジタル信号Dの直交成分D(Q)をアナログ信号A(Q)に変換する。直交変調器34_iは、アナログ信号A(I)とA(Q)を直交変調し、第1モードφ1においてRF信号SRFiに相当し、第2モードφ2においてサブバンド信号SSUBiに相当する信号Sを生成する。
本実施の形態では、複数の信号発生器16_1〜16_Mそれぞれの直交変調器34_1〜34_Mのキャリア周波数fC1〜fcMを、広帯域RF信号のキャリア周波数(基準キャリア周波数)と等しくすることができる。
(第1変形例)
図2において、デジタル信号処理部14の複数の出力から、出力ピン13に至る複数の伝送経路(主として信号発生器16_1〜16_M)は周波数特性A(f)〜A(f)を有する。第2モードφ2において、信号の変調、変換および伝搬中にサブバンド信号が歪むと、正しい波形を再構築できなくなる。そこでデジタル信号処理部14は、複数のサブバンド信号DSUB1〜DSUBMに、周波数特性のプリ補正処理を施す。デジタル信号処理部14は、それに代えてあるいはそれに加えて、プリディストーション補正により非線形特性を補償してもよい。
図6は、第1変形例に係るデジタル信号処理部14aのブロック図である。デジタル信号処理部14aにおいて、各サブバンドフィルタ26は、理想バンドパスフィルタ27および補正フィルタ28を含む。
複数の伝送経路それぞれの周波数特性A(f)〜A(f)はあらかじめ測定されており、あるいはシミュレーションによって既知となっている。たとえばキャリブレーションモードにおいて、デジタル信号処理部14からサイン波のマルチトーン信号やスイープ信号を発生して信号発生器16に入力し、その周波数応答を測定することで周波数特性A(f)を取得できる。補正フィルタ28_iは、対応する伝送経路の周波数特性A(f)の逆特性を有している。補正フィルタ28は、理想バンドパスフィルタ27の前段に設けてもよいし後段に設けてもよい。この補正フィルタ28は、ゲイン特性(振幅特性)のみでなく、位相特性も補償することが好ましい。この場合、周波数特性A(f)〜A(f)を複素特性として取得しておけばよい。
補正フィルタ28を設けることにより、出力ピン13に発生するRF信号SWIDEの波形品質を理想状態に近づけることができる。なお、各サブバンドフィルタ26_iを、周波数特性H(f)/A(f)を有する1個のフィルタで構成してもよい。
(第2変形例)
実施の形態では、第2モードφ2において、複数の信号発生器16におけるキャリア周波数を等しいとしたが、本発明はそれに限定されない。
この変形例では、第2モードφ2においてデジタル信号処理部14は、i番目のサブバンド信号DSUBiを周波数領域でΔfシフトしたサブバンド信号DSUBi’を対応する信号発生器16_iに供給する。また第2モードφ2において、i番目の信号発生器16_iのキャリア周波数fCiは、基準キャリア周波数fからΔfシフトしている。
図7(a)〜(d)は、第2変形例に係るRF信号生成装置10の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。ここでも理解の容易化と説明の簡潔化のため、M=2の場合を説明する。図7(b)に示すようにデジタル信号処理部14は、複数の帯域に分割されたサブバンド信号DSUB1、DSUB2それぞれを、デジタル信号処理によってΔf、Δfシフトし、シフト後のサブバンド信号DSUB1”,DSUB2”を出力する。第1変形例との組み合わせにおいては、補正フィルタ通過後のサブバンド信号DSUB1’,DSUB2’をシフトしてもよい。
この変形例では、信号発生器16_1のキャリア周波数はf−Δfに、信号発生器16_2のキャリア周波数はf+Δfに設定される。その結果得られるサブバンド信号SSUB1,SSUB2は、図4(c)のそれと等価である。また図7(d)に示す最終的に得られる広帯域RF信号SWIDEのスペクトルも、図4(d)のそれと等価である。
RF変調用のキャリアの周波数は、ハードウェアの誤差要因で、正規の値からずれてしまう場合がある(キャリアオフセット)。図7(a)〜(d)の処理によれば、デジタル信号処理部14による図7(b)の周波数シフトの際に、キャリアオフセットをデジタル補正することができ、高精度な測定系を実現できる。デジタル信号処理部14は、キャリアオフセットの補正に代えて、あるいはそれに加えて、キャリア位相誤差のデジタル補正を行ってもよい。
(第3変形例)
経路セレクタ18の構成は図2のそれに限定されない。経路セレクタ18は、信号発生器16と一体に構成されてもよい。
図8(a)は、第3変形例に係る経路セレクタ18cを示す図である。経路セレクタ18cは直交変調器34と一体に構成される。経路セレクタ18cの加算器50は、複数の直交変調器34のI成分のミキサー40の出力同士を加算する。また経路セレクタ18cの加算器52は、複数の直交変調器34のQ成分のミキサー42の出力同士を加算する。この変形例では、出力ピン13に代えて、出力ピン12_1から、広帯域RF信号が出力される。
あるいは、経路セレクタ18は、複数チャンネルのミキサー40の出力同士を加算して得られる第1信号と、複数チャンネルのミキサー42の出力同士を加算して得られる第2信号を加算してもよい。
(第4変形例)
図8(b)は、第4変形例に係る経路セレクタ18dを示す図である。この変形例では、経路セレクタ18dは、D/Aコンバータ30、32と直交変調器34の間に設けられる。経路セレクタ18dの加算器54は、アップコンバージョン前のI成分同士を加算する。経路セレクタ18dの加算器56は、アップコンバージョン前のQ成分同士を加算する。直交変調器34_1は、加算器54から出力されるI信号と、加算器56から出力されるQ信号を直交変調する。
第4変形例では、直交変調器34には広帯域が要求されるが、D/Aコンバータ30、32を狭帯域化することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、RF信号を解析するRF信号解析装置70に関する。図9は、第2の実施の形態に係るRF信号解析装置70のブロック図である。RF信号解析装置70は、複数M個の入力ピン72_1〜72_Mと、経路セレクタ78と、複数M個の信号解析器76_1〜76_Mと、デジタル信号処理部74と、を備える。M個の信号解析器76_1〜76_Mは、M個の入力ピン72_1〜72_Mに対応付けられる。各信号解析器76_iは、入力されたアナログRF信号Sを復調し、デジタル信号Dを生成する。デジタル信号処理部74は、M個の信号解析器76_1〜76_MからのM個のデジタル信号D〜Dを処理する。
このRF信号解析装置70は、(i)M個の入力ピン72それぞれが、個別のRF信号SRFを受ける第1モードφ1と、(ii)M個の入力ピン72のひとつもしくは別の入力ピン(出力ピン)73に、広帯域RF信号SWIDEを受ける第2モードφ2と、が切りかえ可能である。図9では入力ピン73に広帯域RF信号SWIDEが入力されている。
デジタル信号処理部74および経路セレクタ78は、第1モードφ1と第2モードφ2で異なる動作をする。
(第1モードφ1)
経路セレクタ78は、各信号解析器76_iに対応する入力ピン72_iのRF信号SRFiを供給する。
(第2モードφ2)
経路セレクタ78は、広帯域RF信号SWIDEをM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号SSUB1〜SSUBMを生成し、各サブバンド信号SSUBiを対応する信号解析器76_iに供給する。経路セレクタ78は、アナログフィルタのアレイ(フィルタバンク)80を備え、フィルタバンク80は、帯域毎のサブバンドフィルタ82_1〜82_Mを含む。デジタル信号処理部74は、M個の信号解析器76_1〜76_Mからの複数のデジタル信号DSUB1〜DSUBMを合成する。
以上がRF信号解析装置70の構成である。続いてその動作を説明する。図10(a)〜(d)は、図9のRF信号解析装置70の第2モードφ2の動作を周波数領域で説明する図である。ここでは理解の容易化と説明の簡潔化のため、M=2の場合を説明する。
図10(a)は、広帯域RF信号SWIDEのスペクトルを示す。広帯域RF信号SWIDEは、基準キャリア周波数fを中心とするスペクトル分布を有している。また、複数の帯域(サブバンド)に分割するためのサブバンドフィルタ62_1,62_2の周波数特性H(f),H(f)が示される。図10(b)には、サブバンドフィルタ62_1,62_2によって生成されたサブバンド信号SSUB1、SSUB2のスペクトルが示される。
図10(c)は、信号解析器76_1,76_2の出力信号DSUB1,DSUB2のスペクトルを示す。デジタル信号DSUB1,DSUB2のスペクトルは、DC(直流)に周波数変換されている。図10(b)に示すサブバンド信号SSUB1,SSUB2をダウンコンバージョンする際には、信号解析器76_1,76_2のキャリア周波数は等しく、広帯域RF信号SWIDEのキャリア周波数(基準キャリア周波数)fである。
デジタル信号処理部74は、複数のデジタル信号DSUB1,DSUB2を加算合成する。これにより、図10(d)に示すスペクトルを有する広帯域デジタル信号DWIDEが生成される。
加えて、図10(a)〜(d)の処理によれば、復調用のキャリアの周波数が複数チャンネルで同一でよいため、キャリアを生成する発振器を、複数チャンネルで共有化でき、ハードウェアの構成をシンプルにできる。
以上がRF信号解析装置70の動作である。続いてその利点を説明する。
第2モードφ2において複数M個の信号解析器76を併用した場合、測定可能な広帯域RF信号SWIDEの帯域は、ひとつの信号解析器76の帯域ΔfのM倍となる。言い換えれば個々の信号解析器76に要求される帯域Δfは、広帯域RF信号SWIDEの帯域の1/Mでよい。従来では、たとえば100MHzの帯域を有するRF信号を解析するために、100MHzの帯域を有する信号解析器76を用いる必要があった。これに対して本実施の形態によれば信号解析器76の帯域を、M=2の場合で50MHz、M=4の場合で25MHzと狭めることができ、装置を低コスト化できる。
また、狭帯域RF信号を解析する際には、第1モードφ1を選択することで、複数のRF信号SRF1〜SRFMを同時測定することができる。
本発明の一態様は、図9のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
図11は、信号解析器76の構成例を示すブロック図である。信号解析器76は、直交復調器84、オシレータ86、A/Dコンバータ88,90を含む。オシレータ86はキャリア信号SCiを生成する。直交復調器84は、高周波信号S(SRFiまたはSSUBi)を復調し、I信号A(I)およびQ信号A(Q)を生成する。A/Dコンバータ88、90は、I信号A(I)およびQ信号A(Q)をデジタル信号D(I)、D(Q)に変換するデジタイザである。デジタル信号処理部74は第2モードφ2において、デジタル信号D(I)〜D(I)を合成して、デジタル信号DWIDEのI成分を生成し、デジタル信号D(Q)〜D(Q)を合成して、デジタル信号DWIDEのQ成分を生成する。
本実施の形態では、複数の信号解析器76_1〜76_Mの直交復調器84_1〜84_Mのキャリア周波数fC1〜fCMを、広帯域RF信号SWIDEのキャリア周波数(基準キャリア周波数)と等しくすることができる。
(第5変形例)
図9において、入力ピン73からデジタル信号処理部74に至る複数の伝送経路(主として信号解析器76_1〜76_M)は周波数特性B(f)〜B(f)を有する。第2モードφ2において、信号の復調、変換および伝搬中にサブバンド信号が歪むと、正しい波形を再構築できなくなる。そこでデジタル信号処理部74は、複数のサブバンド信号DSUB1〜DSUBMに、デジタル信号処理によるポストイコライジング処理を施す。
図12は、第5変形例に係るデジタル信号処理部74aのブロック図である。デジタル信号処理部74aは、複数の補正フィルタ92_1〜92_Mと、加算器94を含む。
複数の伝送経路それぞれの周波数特性B(f)〜B(f)はあらかじめ測定されており、あるいはシミュレーションによって既知となっている。たとえばキャリブレーションモードにおいて、外部からサイン波のマルチトーン信号やスイープ信号を発生して信号解析器76に入力し、その周波数応答を測定することで周波数特性B(f)を取得できる。補正フィルタ92_iは、対応する伝送経路の周波数特性B(f)の逆特性を有している。この補正フィルタ98は、ゲイン特性(振幅特性)のみでなく、位相特性も補償することが好ましい。この場合、周波数特性B(f)〜B(f)を複素特性として取得しておけばよい。
補正フィルタ92を設けることにより、入力ピン73に入力される広帯域RF信号SWIDEを正確に復調できる。
(第6変形例)
実施の形態では、第2モードφ2において、複数の信号解析器76におけるキャリア周波数fC1〜fCMを等しいとしたが、本発明はそれに限定されない。第2モードφ2において、i番目の信号解析器76_iの直交復調器84のキャリア周波数fCiは、基準キャリア周波数fからΔfシフトしている。第2モードφ2においてデジタル信号処理部74は、i番目の信号解析器76_iが生成する信号Dを周波数領域でΔfシフトし、合成する。
図13(a)〜(d)は、第6変形例に係るRF信号解析装置70の第2モードの動作を周波数領域で説明する図である。ここでも理解の容易化と説明の簡潔化のため、M=2の場合を説明する。
図13(a)に示すように広帯域RF信号SWIDEは、基準キャリア周波数fを中心としたスペクトル分布を有する。経路セレクタ78のフィルタバンク80は広帯域RF信号SWIDEを、図13(b)に示す複数のサブバンド信号SSUB1,SSUB2に分解する。
信号解析器76_1は、サブバンド信号SSUB1を、キャリア周波数fC1=f−Δfを用いて復調し、図13(c)のサブバンド信号DSUB1を生成する。同様に信号解析器76_2は、サブバンド信号SSUB2を、キャリア周波数fC1=f+Δfを用いて復調し、図13(c)のサブバンド信号DSUB2を生成する。
デジタル信号処理部74は、サブバンド信号DSUB1,DSUB2を周波数領域でΔf,Δfシフトさせる。そしてシフト後のサブバンド信号DSUB1”,DSUB2”を合成し、図13(d)のデジタル信号DWIDEを生成する。
RF復調用のキャリアの周波数は、ハードウェアの誤差要因で、正規の値からずれてしまう場合がある(キャリアオフセット)。図13(a)〜(d)の処理によれば、デジタル信号処理部74による図13(c)の周波数シフトの際に、キャリアオフセットをデジタル補正することができ、高精度な測定系を実現できる。デジタル信号処理部74は、キャリアオフセットの補正に代えて、あるいはそれに加えて、キャリア位相誤差のデジタル補正を行ってもよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
10…RF信号生成装置、12…出力ピン、13…出力ピン、14…デジタル信号処理部、16…信号発生器、18…経路セレクタ、24…デジタル信号生成部、26…サブバンドフィルタ、27…理想バンドパスフィルタ、28…補正フィルタ、20…デマルチプレクサ、22…信号加算器、30,32…D/Aコンバータ、34…直交変調器、36…オシレータ、70…RF信号解析装置、72…入力ピン、73…入力ピン、74…デジタル信号処理部、76…信号解析器、78…経路セレクタ、80…フィルタバンク、82…サブバンドフィルタ、84…直交復調器、86…オシレータ、88,90…A/Dコンバータ、92…補正フィルタ、94…加算器。

Claims (8)

  1. RF信号を生成するRF信号生成装置であって、
    複数M個(Mは2以上の整数)の出力ピンと、
    デジタル信号処理部と、
    複数の出力ピンに対応し、それぞれが前記デジタル信号処理部から受信したデジタル信号を変調し、RF信号を生成する複数M個の信号発生器と、
    経路セレクタと、
    を備え、
    (i)各出力ピンから個別のRF信号を出力する第1モードと、(ii)前記M個の出力ピンのひとつもしくは別の出力ピンから、広帯域RF信号を出力する第2モードと、が切りかえ可能であり、
    (i)前記第1モードにおいて、前記デジタル信号処理部は、各信号発生器に、対応する出力ピンから出力すべきRF信号を表すデジタル信号を供給し、前記経路セレクタは、各信号発生器が生成するRF信号を対応する出力ピンに供給し、
    (ii)前記第2モードにおいて、前記デジタル信号処理部は、前記広帯域RF信号を表す広帯域デジタル信号をM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号を生成し、各サブバンド信号を対応する信号発生器に供給し、前記経路セレクタは、前記M個の信号発生器が生成する信号を合成して得られるRF信号を、前記M個の出力ピンのひとつもしくは前記別の出力ピンから出力することを特徴とするRF信号生成装置。
  2. 前記M個の信号発生器はそれぞれ直交変調器を含み、
    前記第2モードにおいて、前記M個の信号発生器それぞれの直交変調器のキャリア周波数は等しいことを特徴とする請求項1に記載のRF信号生成装置。
  3. 前記M個の信号発生器はそれぞれ直交変調器を含み、
    前記第2モードにおいて前記デジタル信号処理部は、i番目のサブバンド信号を周波数領域でΔfシフトしたサブバンド信号を対応する信号発生器に供給し、
    前記第2モードにおいて、i番目の信号発生器の前記直交変調器のキャリア周波数は、基準キャリア周波数からΔfシフトしていることを特徴とする請求項1に記載のRF信号生成装置。
  4. 前記デジタル信号処理部は、前記デジタル信号をM個の帯域に分割するM個のサブバンドフィルタを含み、
    i番目のサブバンドフィルタの周波数特性は、帯域分割のための理想的なバンドパスフィルタの周波数特性をH(f)、対応する信号発生器の周波数特性をA(f)とするとき、H(f)/A(f)で表されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のRF信号生成装置。
  5. RF信号を解析するRF信号解析装置であって、
    複数M個の入力ピンと、
    経路セレクタと、
    前記M個の入力ピンに対応し、それぞれが、入力されたRF信号を復調し、デジタル信号を生成する複数M個の信号解析器と、
    前記M個の信号解析器からのM個のデジタル信号を処理するデジタル信号処理部と、
    を備え、
    (i)前記M個の入力ピンそれぞれが、個別のRF信号を受ける第1モードと、(ii)前記M個の入力ピンのひとつもしくは別の入力ピンに、広帯域RF信号を受ける第2モードと、が切りかえ可能であり、
    (i)前記第1モードにおいて、前記経路セレクタは、各信号解析器に対応する入力ピンのRF信号を供給し、
    (ii)前記第2モードにおいて、前記経路セレクタは、前記広帯域RF信号をM個の帯域に分割してM個のサブバンド信号を生成し、各サブバンド信号を対応する信号解析器に供給し、前記デジタル信号処理部は、前記M個の信号解析器からの複数のデジタル信号を合成することを特徴とするRF信号解析装置。
  6. 前記M個の信号解析器はそれぞれ直交復調器を含み、
    前記第2モードにおいて、i番目の信号解析器の前記直交復調器のキャリア周波数は、基準キャリア周波数からΔfシフトしており、
    前記第2モードにおいて前記デジタル信号処理部は、i番目の前記信号解析器が生成する信号を周波数領域でΔfシフトし、合成することを特徴とする請求項5に記載のRF信号解析装置。
  7. 前記M個の信号解析器はそれぞれ直交復調器を含み、
    前記第2モードにおいて、前記M個の信号解析器の前記直交復調器のキャリア周波数は等しいことを特徴とする請求項5に記載のRF信号解析装置。
  8. 前記デジタル信号処理部は、前記第2モードにおいて、前記M個の信号解析器からの複数のデジタル信号を補正するM個の補正フィルタを含み、各補正フィルタは、対応する信号発生器の周波数特性をB(f)とするとき、1/B(f)に応じた周波数特性を有していることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のRF信号解析装置。
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