JP2017182976A - 二次電池の短絡評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験結果の安定性及び正確性を高めることができる二次電池の短絡評価方法を提供する。【解決手段】正極板21と負極板22とがセパレータ23を介して巻回され又は積層された電極体13を備える二次電池の短絡評価方法であって、二次電池を充電した後、電極体13を解体してセパレータ23の一部に開口28を設け、所定温度で変形する絶縁部材29で開口28を塞ぎ、正極板21、負極板22及びセパレータ23を巻回し又は積層して電極体13を形成し、絶縁部材29を所定温度に加熱して絶縁部材を変形させることで開口28を介して正極板21と負極板22とを短絡させる。【選択図】図5

Description

本発明は、正極板と負極板とがセパレータを挟んで巻回又は積層された電極体を備える二次電池の短絡評価方法に関する。
近年、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の電動車両が多数実用化されている。このような電動車両に搭載されている駆動用のバッテリは、充電可能なリチウムイオン二次電池が用いられている。一般に、リチウムイオン電池は、セパレータを挟んで正極板と負極板とを巻回又は積層した電極体を備えている。
このような構成の二次電池を製造する際には、短絡時の安全評価を行う二次電池の短絡試験が行われている。具体的には、短絡試験装置によって、釘等の金属製の突起物をケースの外側から二次電池に突き刺して強制的に短絡を発生させるいわゆる「釘刺し試験」を実施し、この状態で二次電池の安全評価を行っている(例えば、特許文献1,2等参照)。
上述した「釘刺し試験」を行うことで、比較的容易に二次電池の安全評価を行うことができる。しかしながら、二次電池の外装から内部へ釘を刺すことで、外的要因によって生じる短絡を模擬した試験であり、金属からなる異物の混入など内的要因によって生じる短絡(内部短絡)を模擬した試験ではない。また、「釘刺し試験」では、一般的に、先端部が円錐状の釘が用いられる。このため、釘を刺した際に二次電池を構成する電極板の割れ方が不規則になりやすく、同一の試験条件で釘刺し試験を行った場合でも試験結果にばらつきが生じやすいという問題がある。さらには、セパレータを挟んだ正極板と負極板を何層にも亘って釘を刺すため、セパレータを1枚挟んだ正極板と負極板との内部短絡を正確に評価できないという問題がある。
特開2011−3513号公報 特開2014−49421号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、試験結果の安定性及び正確性を高めることができる二次電池の短絡評価方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、正極板と負極板とがセパレータを介して巻回され又は積層された電極体を備える二次電池の短絡評価方法であって、前記二次電池を充電した後、前記電極体を解体してセパレータの一部に開口を設け、所定温度で変形する絶縁部材で前記開口を塞ぎ、前記正極板、前記負極板及び前記セパレータを巻回し又は積層して前記電極体を形成し、前記絶縁部材を前記所定温度に加熱して前記絶縁部材を変形させることで前記開口を介して前記正極板と前記負極板とを短絡させることを特徴とする二次電池の短絡評価方法にある。
第1の態様では、内部の気密性を保った状態で内部短絡させることができる。また、従来の釘刺し試験と比較して、試験結果を安定させることができる。さらに、開口を設けたセパレータの前後の正極板と負極板のみを短絡させることができるので、セパレータを挟んだ正極板と負極板との内部短絡を正確に評価することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する二次電池の短絡評価方法において、前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、前記開口を、前記正極活物質層と前記負極活物質層とが対向する位置に設けることを特徴とする二次電池の短絡評価方法にある。
第2の態様では、正極活物質層と負極活物質層とをより確実に内部短絡させることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載する二次電池の短絡評価方法において、前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、前記開口を、前記正極活物質層と前記負極集電箔とが対向する位置、又は前記負極活物質層と前記正極集電箔とが対向する位置に設けることを特徴とする二次電池の短絡評価方法にある。
第3の態様では、正極活物質層と負極集電箔とを、又は負極活物質層と正極集電箔とをより確実に内部短絡させることができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載する二次電池の短絡評価方法において、前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、前記開口を、前記正極集電箔と前記負極集電箔とが対向する位置に設けることを特徴とする二次電池の短絡評価方法にある。
第4の態様では、正極集電箔と負極集電箔とを内部短絡させることができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の何れか一つの態様に記載する二次電池の短絡評価方法において、前記絶縁部材は、ろう又は形状記憶ポリマーにより形成されていることを特徴とする二次電池の短絡評価方法にある。
第5の態様では、ろう又は形状記憶ポリマーを用いて、所定温度で確実に変形させて内部短絡を生じさせることができる。
本発明によれば、試験結果の安定性及び正確性を高めることができる二次電池の短絡評価方法が提供される。
実施形態1に係る二次電池を示す斜視図である。 図1のA−A’線断面図及び図1のB−B’線断面図である。 巻回を解いた状態の電極体を示す概略図である。 二次電池の電極体を示す概略図である。 二次電池の電極体を示す概略図である。 絶縁部材の平面図である。 所定温度未満における二次電池の断面図である。 所定温度以上における二次電池の断面図である。 実施形態2に係る二次電池の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
〈実施形態1〉
本実施形態に係る二次電池について説明する。図1は、二次電池(リチウムイオン二次電池)を示す斜視図であり、図2(1)は図1のA−A’線での断面図であり、図2(2)は図1のB−B’線での断面図であり、図3は巻回を解いた状態の電極体を示す概略図である。
二次電池1は、例えば電動車両に搭載されるものである。二次電池1は、略直方体形状のケース11と、ケース11の開口部に配されてケース11を封止する蓋部12とを備える。ケース11内には電極体13が収納されている。また、ケース11内部には電解液14が注入されており、電極体13は電解液14に浸漬されている。
蓋部12には、正極端子15と負極端子16とが設けられている。この正極端子15には、正極集電部17が接続する。また、負極端子16には負極集電部18が接続する。正極集電部17及び負極集電部18は、それぞれ電極体13の正極板及び負極板に接続する。即ち、正極板と正極集電部17と正極端子15とは互いに電気的に接続されている。また、負極板と負極集電部18と負極端子16とは互いに電気的に接続されている。
電極体13は、正極板21、セパレータ23、負極板22、セパレータ23が積層され、これらが巻回された構成となっている。正極板21は、正極集電箔24と、正極活物質層25とからなる。正極活物質層25は、正極集電箔24の両面に設けられ、正極活物質を含有する。負極板22は、負極集電箔26と、負極活物質層27とからなる。負極活物質層27は、負極集電箔26の両面に設けられ、負極活物質を含有する。
正極集電箔24の幅方向(図3の左右方向)の一端部は、正極活物質層25が設けられていない。この正極集電箔24が露出した一端部は、正極集電部17に接続されている。負極集電箔26の幅方向(図3の左右方向)の一端部は、負極活物質層27が設けられていない。この負極集電箔26が露出した一端部は、負極集電部18に接続されている。
正極集電箔24及び負極集電箔26は、銅や銀など通常配線として用いることができる金属からなり、本実施形態では正極集電箔24はアルミニウム、負極集電箔26は銅からなる。正極活物質は、正極に通常用いられる活物質として例えばコバルト酸リチウム(LiCoO)やマンガン酸リチウム(LiMn)等が挙げられる。負極活物質は、負極に通常用いられる活物質、例えば黒鉛、ソフトカーボン又はハードカーボン等の非晶質炭素材料を挙げることができる。
このような構成の二次電池1を対象に、本実施形態に係る二次電池の短絡評価方法について説明する。図4及び図5は二次電池の電極体を示す概略図である。
まず、上述した二次電池1を充電する。充電量は特に限定はないが例えば、満充電とする。次に、図4に示すように、電極体13をケース11から取り出し、電極体13を解体する。ここでいう電極体13の解体とは、正極板21と負極板22とに挟まれたセパレータ23を、開口28を形成できる程度に露出させることをいう。同図に示す例では、電極体13の巻回を一部解き、正極板21をセパレータ23から引き剥がし、セパレータ23の一部を露出させている。
そして、セパレータ23に、セパレータ23の厚さ方向に貫通した開口28を設ける。この開口28は、電極体13を巻回し直して再構成したとき、正極板21(正極活物質層25)と負極板22(負極活物質層27)とが開口28を介して対向する位置に形成する。
次に、図5に示すように、セパレータ23に形成した開口28を絶縁部材29(図のハッチ部分)で塞ぐ。絶縁部材29は、絶縁材料からなり、所定温度で変形する部材である。所定温度で変形するとは、所定温度未満の温度において特定の形状を有する絶縁部材が加熱されて所定温度になったときに、開口28の少なくとも一部が露出するような形状に変形することをいう。また、絶縁部材29の変形とは、絶縁部材29の形状が変化する態様のみならず、液状に変化する場合、すなわち溶解する場合も含む。
このような絶縁部材29の材料としては、ろう又は形状記憶ポリマーを挙げることができる。形状記憶ポリマーとは、一定の温度で変形しても、加熱すると元の形に戻る性質をもつ樹脂(高分子)である。形状記憶ポリマーとしては、ノルボルネン系ポリマー、トランスポリイソプレン系ポリマー、スチレン−ブタジエン系ポリマー、ウレタン系ポリマーなどを挙げることができる。
上述した所定温度は、絶縁部材29が形状記憶ポリマーで形成される場合、加熱によって元の形に戻る温度であり、絶縁部材29がろうで形成される場合、ろうが溶けて液状となる温度である。
図6を用いて形状記憶ポリマーからなる絶縁部材29について説明する。図6は絶縁部材の平面図である。図6(1)に示すように、所定温度未満にした形状記憶ポリマーで絶縁部材29を形成する。この段階において絶縁部材29は、開口28全体を塞がずに少なくとも一部が露出するような形状とする。ここでは、絶縁部材29は矩形が半分に割れたような形状となっている。
次に図6(2)に示すように、所定温度以上にした絶縁部材29に外力を加えて変形させる。この段階において絶縁部材29は、開口28全体を塞ぐような形状とする。ここでは、絶縁部材29は矩形状となっている。
このように図6(1)〜図6(2)に示した工程により形成された絶縁部材29は、所定温度未満に冷却してもその形状が維持され、再度所定温度に加熱すると図6(1)に示した形状に回復する性質を有する。
図5に戻り、上述したように形成した絶縁部材29を、開口28を塞ぐように配置した後、正極板21、負極板22及びセパレータ23を再び巻回して電極体13とし、ケース11内に収納し、二次電池1とする。
図7は、所定温度未満における二次電池の断面図であり、図8は、所定温度以上における二次電池の断面図である。図7に示すように、所定温度未満においては、開口28は絶縁部材29で塞がれている。この絶縁部材29により、開口28を挟んで対向する正極板21と負極板22とは短絡しない。
次に、絶縁部材29が所定温度以上になるまで、二次電池1全体を加熱する。これにより、絶縁部材29は、図6(1)に示したような形状となり、図6(3)及び図8に示すように、開口28の一部が絶縁部材29に覆われていない状態となる。このように絶縁部材29が所定温度以上に加熱されることで、開口28を介して、正極板21と負極板22とが短絡するか、もしくは短絡可能な状態となる。
なお、特に図示しないが、絶縁部材29がろうから形成されている場合、所定温度以上に加熱するとろうが溶ける。これにより、開口28を介して、正極板21と負極板22とが短絡するか、もしくは短絡可能な状態となる。
以上に説明した本実施形態の二次電池の短絡評価方法によれば、絶縁部材29でセパレータ23の開口28を塞いだ状態の二次電池1を所定温度以上に加熱することで、正極板21と負極板22とを内部短絡した状態にすることができる。このように従来の釘刺し試験のように、ケース11に釘を刺す必要がないため、内部の気密性を保った状態で内部短絡させることができる。また、従来の釘刺し試験では、釘を刺すことによる正極板21及び負極板22の割れが生じ、この割れによって試験結果が不安定となるが、本実施形態の短絡評価方法では、このような割れもないので試験結果を安定させることができる。
さらに、開口28を設けたセパレータ23の前後の正極板21と負極板22のみを短絡させることができるので、セパレータ23を挟んだ正極板21と負極板22との内部短絡を正確に評価することができる。
〈実施形態2〉
図9を用いて、開口28の位置の別態様について説明する。図9は、本実施形態に係る二次電池の断面図である。なお、実施形態1と同一のものには同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、絶縁部材29の図示は省略している。
実施形態1で説明したように、セパレータ23には、実施形態1と同様に正極活物質層25と負極活物質層27とが対向する位置に開口28が設けられている。このような開口28による活物質同士の短絡を、「活−活ショート」と略記する。
このような「活−活ショート」を実現するための開口に限らず、次のように開口を設けてもよい。例えば、セパレータ23には、正極活物質層25と、負極集電箔26とが対向する位置に開口28aを設けてもよい。特に図示しないが、負極活物質層27と正極集電箔24とが対向する位置に開口を設けてもよい。このような集電箔と活物質との短絡を「箔−活ショート」と略記する。このような開口28aを設けることで、開口28aを介して「箔−活ショート」を評価することができる。
さらに、正極集電箔24と負極集電箔26とが対向する位置に開口28bを設けてもよい。このような集電箔同士の短絡を「箔−箔ショート」と略記する。このような開口28bを設けることで、開口28bを介して「箔−箔ショート」を評価することができる。
従来の釘刺し試験では、ケース11からはその内部が視認できないので、釘を刺す位置にずれが生じる虞があり、上述した3種のショートのうち意図したショートを生じさせることが難しい。
しかしながら、本発明の二次電池の短絡評価方法によれば、電極体13を解体して正極板21と負極板22との位置を確認しながら、セパレータ23に開口28、開口28a、開口28bを設けることができる。そしてこれらの開口に絶縁部材29を配置し、所定温度に加熱することで、「活−活ショート」「箔−活ショート」「箔−箔ショート」の各種のショートを確実に生じさせることができる。
ここで、「活−活ショート」は、短絡する活物質層間の抵抗が高いため、短絡電流は小さく、発熱も小さい。「箔−箔ショート」は、短絡する集電箔間の抵抗が低いため、発熱は小さい。「箔−活ショート」は、短絡する集電箔と活物質層間の抵抗が高いため、短絡すると発熱は大きい。本発明によれば、例えば、発熱が大きい「箔−活ショート」を意図的に確実に生じさせ、そのときの二次電池の状態を評価することができる。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
例えば、実施形態1では、一箇所に開口28を設け、1つの絶縁部材29で塞いだがこのような態様には限定されない。複数箇所に開口28を設けてもよいし、実施形態2に記載した開口28a、開口28bを複数箇所に設けてもよい。
実施形態1の電極体13は、正極板21、負極板22及びセパレータ23を巻回した構成であったが、これに限定されない。電極体は、正極板21、負極板22及びセパレータ23を順に積層して一組とし、複数組が積層された構成であってもよい。
実施形態1の絶縁部材29は、矩形状で開口28を塞ぎ、所定温度に加熱したときに半分に割れたような形状に変形するものとしたが、このような形状に限定されない。絶縁部材29は、所定温度未満では開口28を塞ぎ、所定温度以上に加熱したときに少なくとも開口28の一部が絶縁部材29で覆われないような形状であればよい。
実施形態1の正極板21は、正極集電箔24の両面に正極活物質層25が設けられていたが、これに限定されず、正極集電箔24の一方面に正極活物質層25が設けられていてもよい。負極板22についても同様である。
本発明は、二次電池を生産、使用する産業分野で利用することができる。
1 二次電池
13 電極体
21 正極板
22 負極板
23 セパレータ
24 正極集電箔
25 正極活物質層
26 負極集電箔
27 負極活物質層
28、28a、28b 開口
29 絶縁部材

Claims (5)

  1. 正極板と負極板とがセパレータを介して巻回され又は積層された電極体を備える二次電池の短絡評価方法であって、
    前記二次電池を充電した後、前記電極体を解体してセパレータの一部に開口を設け、
    所定温度で変形する絶縁部材で前記開口を塞ぎ、
    前記正極板、前記負極板及び前記セパレータを巻回し又は積層して前記電極体を形成し、
    前記絶縁部材を前記所定温度に加熱して前記絶縁部材を変形させることで前記開口を介して前記正極板と前記負極板とを短絡させる
    ことを特徴とする二次電池の短絡評価方法。
  2. 請求項1に記載する二次電池の短絡評価方法において、
    前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、
    前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、
    前記開口を、前記正極活物質層と前記負極活物質層とが対向する位置に設ける
    ことを特徴とする二次電池の短絡評価方法。
  3. 請求項1に記載する二次電池の短絡評価方法において、
    前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、
    前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、
    前記開口を、前記正極活物質層と前記負極集電箔とが対向する位置、又は前記負極活物質層と前記正極集電箔とが対向する位置に設ける
    ことを特徴とする二次電池の短絡評価方法。
  4. 請求項1に記載する二次電池の短絡評価方法において、
    前記正極板は、正極集電箔と当該正極集電箔の少なくとも一方面に設けられた正極活物質層とを備え、
    前記負極板は、負極集電箔と当該負極集電箔の少なくとも一方面に設けられた負極活物質層とを備え、
    前記開口を、前記正極集電箔と前記負極集電箔とが対向する位置に設ける
    ことを特徴とする二次電池の短絡評価方法。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載する二次電池の短絡評価方法において、
    前記絶縁部材は、ろう又は形状記憶ポリマーにより形成されている
    ことを特徴とする二次電池の短絡評価方法。
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