JP2017182789A - 分配シミュレーション装置、分配シミュレーション方法、および、分配シミュレーションプログラム - Google Patents

分配シミュレーション装置、分配シミュレーション方法、および、分配シミュレーションプログラム Download PDF

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Yuta Uchida
裕太 内田
邦明 芹澤
Kuniaki Serizawa
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Abstract

【課題】予定の利用料を基に分配の結果をシミュレーションし、マスタ管理された書式に基づいて、様々な報告書の形式でシミュレーション結果を出力できる分配シミュレーション装置、分配シミュレーション方法、および、分配シミュレーションプログラムを提供することを課題とする。【解決手段】本実施形態では、報告書の項目レイアウトおよび分配計算式項目の紐づきに関する情報並びに予定の利用料(入金額)および控除額に基づいて、分配のシミュレーションを行い、そして、シミュレーション結果を報告書の形で出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、分配シミュレーション装置、分配シミュレーション方法、および、分配シミュレーションプログラムに関する。
コンテンツの使用料金徴収に関連する従来技術として、例えば特許文献1から特許文献4が挙げられる。特許文献1には、提供した著作物に付随する知的財産権の管理を効率的に行うことができる著作物提供システムに関する技術が開示されている。特許文献2には、情報商品の内容や提供形態などに従って、適切且つ効率的な課金処理を実現して、情報商品の流通システムの構築化を図ることができる情報提供システムおよび課金システムに関する技術が開示されている。特許文献3には、ミュージシャンやアーティストによる楽曲に関する情報をアクセスする、マルチメディア関連情報のグローバル・アクセス・システムに関する技術が開示されている。特許文献4には、コンテンツの使用に対して発生するロイヤリティ計算の作業効率を高めることができるコンテンツ管理装置に関する技術が開示されている。
特開平7−302244号公報 特開平10−187267号公報 特開2003−346003号公報 特許第5529553号公報
しかしながら、従来技術では、シミュレーションの結果を報告書の形で出力することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、予定の利用料を基に分配の結果をシミュレーションし、マスタ管理された書式に基づいて、様々な報告書の形式でシミュレーション結果を出力できる分配シミュレーション装置、分配シミュレーション方法、および、分配シミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分配シミュレーション装置は、記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置であって、前記記憶部は、コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、を備え、前記制御部は、前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定手段と、前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る分配シミュレーション装置において、前記控除項目は、諸経費、手数料、原作者の取分、および/または、出資者の取分の金額であることを特徴とする。
また、本発明に係る分配シミュレーション方法は、記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置に実行させるための分配シミュレーション方法であって、前記記憶部は、コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、を備え、前記制御部で実行させる、前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定ステップと、前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る分配シミュレーションプログラムは、記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置に実行させるための分配シミュレーションプログラムであって、前記記憶部は、コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、を備え、前記制御部において、前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定ステップと、前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力ステップと、を実行させるためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、シミュレーションの結果を報告書の形で出力することができるという効果を奏する。
図1は、分配シミュレーション装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、書式マスタの一例を示す図である。 図3は、本実施形態における分配シミュレーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態における分配シミュレーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、分配計算式設定ファイルの一例を示す図である。 図6は、シミュレーション結果の報告書の一例を示す図である。 図7は、シミュレーション結果の報告書の一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
従来の版権管理において、契約・権利毎に分配報告の算出方法が異なるが、これまではシステム固定で計算式を組んでいた(係数のみ変更など)ため、シミュレーション機能の重要性が乏しかった。また、従来、シミュレーション結果の報告書も手作業での作成だったため、実際の分配結果とシミュレーション結果とで差異が生じることがあり、精緻な分配数値が算出出来ていなかった。
そこで、本実施形態においては、コンテンツ利用に関する利用料から各利害関係者(原作者・出資者等)に対して金額を分配する仕組みを提供している。すなわち、本実施形態においては、権利の許諾先からの実際の報告を待たずに、予定の利用料を基に、分配の結果がシミュレーションできる機能を提供している。それにより、本実施形態においては、柔軟に対応できる分配計算式を設定した時点で、意図した式で組まれ、報告書の出方まで確認することを可能としている。すなわち、本実施形態においては、シミュレーションした結果の分配報告書における出方を確認することを可能としている。
[2.構成]
本実施形態に係る分配シミュレーション装置100の構成の一例について、図1および図2を参照して説明する。図1は、分配シミュレーション装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2は、書式マスタ106aの一例を示す図である。
分配シミュレーション装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、分配シミュレーション装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
分配シミュレーション装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。分配シミュレーション装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、分配シミュレーション装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、分配シミュレーション装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、書式マスタ106a、原契約情報ファイル106b、権利情報ファイル106cおよび分配計算式設定ファイル106dを含む。
書式マスタ106aは、コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録したマスタである。ここで、また、書式マスタ106aは、報告書に載せる項目(共通項目および控除項目)を、プロパティ(作品)に対する関係者毎に管理してもよい。なお、関係者とは、原作者や代理店、放送局、制作会社、出資者などの利害関係者(プロパティの利用料の一部を受け取る権利を有する者(権利者))などであってもよい。また、書式マスタ106aは、関係者ごとに用意された、報告書に載せる控除項目を管理する図2に示すようなテーブルであってもよい。また、書式設定マスタ106aは、入金先、入金日、入金額、分配対象額、分配率、および/または、分配金額などの共通項目と、諸経費、手数料、原作者(の名称)、原作者の取分、出資者の取分、代理店(の名称)、および/または、制作会社(の名称)などの控除項目とを含む、関係者ごとに用意してもよい。
原契約情報ファイル106bは、プロパティに対し交わされた原契約に関する情報(原契約情報)を管理するためのファイルである。ここで、原契約情報には、原契約No、作成日、承認日、基準日、プロパティ識別情報(プロパティコードおよびプロパティ名)、制作担当者識別情報(担当者コードおよび担当者名)、契約担当者識別情報(担当者コードおよび担当者名)、原作種別情報(種別コードおよび種別名)、一時用途情報(用途コードおよび用途名)、および/または、原契約に関する備考情報などが含まれてもよい。
権利情報ファイル106cは、原契約に紐付く、許諾された権利に関する情報(許諾権利情報)を管理するためのファイルである。ここで、許諾権利情報には、原契約No、プロパティ識別情報、基準日、許諾権利識別情報(識別コードおよび許諾権利名)、分配区分情報(区分コードおよび区分名)、契約期間(始期および終期)、窓口化権有無識別情報(識別コードおよび識別名)、集計パターン情報(パターンコードおよびパターン名)、契約確定情報、および/または、許諾権利に関する備考情報などが含まれてもよい。
分配計算式設定ファイル106dは、分配計算式の要素を記憶する。ここで、分配計算式設定ファイル106dは、利害関係者毎の予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶してもよい。また、分配計算式設定ファイル106dは、プロパティの利用料の各関係者への分配金額を算出するための分配計算式の要素である金額項目、各金額項目と紐付けるレイアウト項目(書式設定マスタに設定されているレイアウト項目)、各金額項目に対し適用される料率、および/または、および分配計算式の要素である分配率(例えば、プロパティによる収入に対する分配率など)を、関係者ごとに管理してもよい。
制御部102は、分配シミュレーション装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、データ登録部102a、分配計算式設定部102bおよび報告書出力部102cを備えている。
データ登録部102aは、入力された原契約情報を原契約情報ファイル106bに登録(格納)する。データ登録部102aは、原契約と紐付く入力された許諾権利情報を権利情報ファイル106cに格納してもよい。データ登録部102aは、関係者ごとに入力されたレイアウト項目を書式マスタ106aに格納してもよい。データ登録部102aは、登録されている原契約情報に対する、プロパティによる収入に対する分配率を分配計算式設定ファイル106dに格納してもよく、設定した書式のレイアウト項目と分配計算式項目との紐付けに関する情報を、分配計算式設定ファイル106dに格納してもよい。また、データ登録部102aは、利害関係者毎の予定利用料の分配率が入力された場合、利害関係者毎の予定利用料の分配率を分配計算式設定ファイル106dに格納してもよい。
分配計算式設定部102bは、利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する。ここで、分配計算式設定部102bは、利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定してもよい。
報告書出力部102cは、書式レイアウト、および、分配計算式に基づいて、利害関係者の分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を報告書の形式にした報告書データを出力させる。ここで、報告書出力部102cは、書式マスタ106a、原契約情報ファイル106b、権利情報ファイル106cおよび分配計算式設定ファイル106dに格納されている情報並びにオペレータにより入力された利用料(予定の利用料)と控除額(予定の控除額)とに基づいて、関係者に対する分配のシミュレーションを行い、シミュレーション結果を報告書の形式にした報告書データを出力させてもよい。また、報告書出力部102cは、報告書データを出力装置114に表示させてもよい。
なお、制御部102に含まれる各処理部が実行する処理の詳細については、後述する。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図3から図7を参照して説明する。
[分配シミュレーション処理]
ここで、図3を参照して、本実施形態における分配シミュレーション処理の一例について説明する。図3は、本実施形態における分配シミュレーション装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、データ登録部102aは、ユーザにより入力装置112を介して利害関係者毎の予定利用料の分配率が入力された場合、利害関係者毎の予定利用料の分配率を分配計算式設定ファイル106dに格納する(ステップSA−1)。
そして、分配計算式設定部102bは、分配計算式設定ファイル106dに記憶された利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する(ステップSA−2)。
そして、報告書出力部102cは、書式マスタ106aに登録された書式レイアウト、および、分配計算式設定部102bにより設定された分配計算式に基づいて、利害関係者の分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を報告書の形式にした報告書データを出力装置114に表示させ(ステップSA−3)、処理を終了する。
ここで、図4から図7を参照して、本実施形態における分配シミュレーション処理の具体例について説明する。図4は、本実施形態における分配シミュレーション装置100の処理の一例を示すフローチャートである。なお、本説明において、権利者毎の分配計算式項目(入金額となる項目および控除額となる項目)および計算式の定義が、あらかじめ分配計算式設定ファイル106dに格納されているものとする。
[ステップSB−1:契約・権利情報登録]
オペレータは、入力装置112を操作して、原契約情報および権利情報を入力し、データ登録部102aは、入力された原契約情報を原契約情報ファイル106bに登録(格納)して、権利情報を権利情報ファイル106cに格納する。
[ステップSB−2:書式マスタ登録]
オペレータは、入力装置112を操作して、報告書のレイアウト項目を入力し、データ登録部102aは、入力されたレイアウト項目を書式マスタ106aに格納する。
[ステップSB−3:権利者別分配率設定]
オペレータは、入力装置112を操作して、ステップSB−1で原契約情報ファイル106bに格納した原契約情報に対して、権利者毎に設定されている分配計算式の分配率を設定する。また、オペレータは、ステップSB−2にて設定したレイアウト項目と、分配計算式設定ファイル106dに格納されている分配計算式項目との紐付けを、権利者毎に行う。そして、データ登録部102aは、設定された分配率並びにレイアウト項目および分配計算式項目の紐付けに関する情報を、分配計算式設定ファイル106dに格納する。図5に示すように、「項目区分」(分配計算式項目)に対し、「書式設定−集計項目」(レイアウト項目)を設定して、分配計算式設定ファイル106dに格納する。
[ステップSB−4:分配計算シミュレーション]
オペレータが入力装置112を操作して予定の利用料(入金額)と予定の控除額を設定すると、報告書出力部102cは、ステップSB−1からステップSB−3にて設定した情報に基づいて、分配のシミュレーションを行い、シミュレーション結果を報告書の形で出力する。
ここで、図2に示す書式設定が書式マスタ106aに格納されていることを前提として、図6および図7を参照して本説明の処理の実例を説明する。なお、原作者への分配金額および出資者への分配金額は、事前に算出されているものとする。
例えば、
(1)ステップSB−3にて権利者Aに対する分配率が「30%」と設定され、
(2)分配計算式が下記に示すように『「入金額」から「控除金額」と手数料としての「入金額の10%分」と「原作者の取り分(原作者分)」とを差し引いた分の30%』と定義され、
(3)分配計算式項目「控除金額」、「入金額の10%分」、および「原作者分」のそれぞれが、「書式001」のレコードに格納されているレイアウト項目「控除金額」、「手数料」、および「原作者」と紐づけて設定されている場合において、
入金額を「1,000円」とし控除金額を「300円」としてシミュレーションを実行すると(ただし、原作者分は事前に200円と算出されていることとする)、
シミュレーション結果として出力される報告書は、図6に示すものとなる。
・分配計算式:(入金額−控除金額−入金額×10%−原作者分)×30%
また、例えば、
(1)ステップSB−3にて権利者Aに対する分配率が「10%」と設定され、
(2)分配計算式が下記に示すように『「入金額」から「控除金額」と手数料としての「入金額の10%分」と「原作者分」と「〇〇社の取り分」と「△△社の取り分」とを差し引いた分の10%』と定義され、
(3)分配計算式項目「控除金額」、「入金額の10%分」、「原作者分」、「〇〇社の取り分」、および「△△社の取り分」のそれぞれが、「書式002」のレコードに格納されているレイアウト項目「控除金額」、「手数料」、「原作者」、「出資者」、および「出資者」と紐づけて設定されている場合において、
入金額を「1,000円」とし控除金額を「300円」としてシミュレーションを実行すると(ただし、原作者分は事前に200円と算出されており且つ両出資者の合算分も事前に300円と算出されていることとする)、
シミュレーション結果として出力される報告書は、図7に示すものとなる。
・分配計算式:(入金額−控除金額−入金額×10%−原作者分−〇〇社−△△社)×10%
なお、〇〇社分および△△社分の控除額は、「○○社」および「△△社」のいずれも「出資者」と紐付けられているので、図7に示すように「出資者」の項目に集約する。
更に、本実施形態においては、コンテンツの権利者の分配金額を算出するための分配計算式並びに予定の入金額および控除額に基づいて権利者の分配金額を算出し、報告書の項目および分配計算式の分配計算式項目との紐付けの設定並びに算出した分配金額に基づいて、分配計算式の項目を当該分配計算式の項目と紐付けられた報告書の項目に変更した報告書データを出力させてもよい。また、本実施形態において、報告書の項目および分配計算式の分配計算式項目との紐付けの設定は、権利者と紐付けてマスタにて管理されているものであってもよい。
このように、本実施形態においては、シミュレーション結果を報告書の形式で出力でき、利用料および控除金額の項目の書式マスタ106aでのパターン化を可能としている。すなわち、本実施形態においては、分配報告書の出力書式のパターン化を可能としている。
また、本実施形態においては、パターン化した出力項目を、分配計算式の項目とリンクさせることにより、汎用的に報告書の項目レイアウトを変更できるようになり、シミュレーション結果でも報告書のレイアウトを確認することを可能としている。すなわち、本実施形態においては、分配計算式の項目とリンクさせることにより、汎用的に報告書の出力書式の変更を可能としている。なお、出力書式は、他の契約でも流用可能である。
また、本実施形態に係る分配シミュレーション機能は、例えば、広告代理店や商社、広告制作業、さらには、広告業等の製作委員会に出資する企業などにおいて利用価値の高いものとなっている。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、分配シミュレーション装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、分配シミュレーション装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて分配シミュレーション装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、分配シミュレーション装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、分配シミュレーション装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、分配シミュレーション装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に、版権管理における分配シミュレーションなどにおいて有用である。
100 分配シミュレーション装置
102 制御部
102a データ登録部
102b 分配計算式設定部
102c 報告書出力部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 書式マスタ
106b 原契約情報ファイル
106c 権利情報ファイル
106d 分配計算式設定ファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置であって、
    前記記憶部は、
    コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、
    前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定手段と、
    前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力手段と、
    を備えたこと
    を特徴とする分配シミュレーション装置。
  2. 前記控除項目は、
    諸経費、手数料、原作者の取分、および/または、出資者の取分の金額であること
    を特徴とする請求項1に記載の分配シミュレーション装置。
  3. 記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置に実行させるための分配シミュレーション方法であって、
    前記記憶部は、
    コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、
    前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部で実行させる、
    前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定ステップと、
    前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力ステップと、
    を含むことを特徴とする分配シミュレーション方法。
  4. 記憶部と制御部とを備えた分配シミュレーション装置に実行させるための分配シミュレーションプログラムであって、
    前記記憶部は、
    コンテンツの利害関係者の名称、予定利用料の金額、および、控除項目を含む報告書のレイアウト項目の書式レイアウトを登録した書式マスタを記憶する書式記憶手段と、
    前記利害関係者毎の前記予定利用料の分配率を含む分配計算式の要素を記憶する分配計算式設定記憶手段と、
    を備え、
    前記制御部において、
    前記利害関係者毎の予定利用料の分配率に基づいて、前記利害関係者毎の分配金額を算出するための分配計算式を設定する分配計算式設定ステップと、
    前記書式レイアウト、および、前記分配計算式に基づいて、前記利害関係者の前記分配金額を算出し、当該分配金額を含むシミュレーション結果を前記報告書の形式にした報告書データを出力させる報告書出力ステップと、
    を実行させるための分配シミュレーションプログラム。
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