JP2017180764A - バタフライバルブ - Google Patents

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基彰 森
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基彰 森
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Abstract

【課題】高温環境下で使用する場合でも、流路を流れる高温ガスの背圧により生じる応力を材料のクリープ強度よりも小さくすることにより、低コストで変形を防止することのできるバタフライバルブを提供する。【解決手段】バルブ5は、EGRガスの上流側流路41及び下流側流路42を形成する円筒状のスリーブ4a・4bの内部で回動可能に配置されて、上流側流路41と下流側流路42とを区画するものであって、上流側流路41と下流側流路42とを開閉可能な円板状のバルブ本体6と、バルブ本体6をスリーブ4a・4bの内部で回動可能に支持するシャフト7と、を備えるとともに、バルブ本体6がシャフト7の軸方向中途部に組付けられることにより構成され、バルブ本体6はシャフト7よりも高温強度の高い材質が用いられる。【選択図】図3

Description

本発明は、スリーブ状の流路を開閉するバタフライバルブの技術に関する。
従来、自動車用エンジンの排気ガス再循環装置(EGR:Exhaust Gas Recirculation)等に用いられる流量制御バルブにおいて、流路を形成する円筒状のスリーブを開閉するバタフライバルブが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−249087号公報
上記従来技術に示されるバタフライバルブを高温環境下で使用する場合、流路を流れる高温ガスの背圧により材料のクリープ強度以上の応力が発生し、バタフライバルブが変形する可能性があった。
上記課題を解決するために、バタフライバルブのシャフト径を大きくして、発生する応力を低減させる手法が考えられる。しかし、この場合は、シャフトが貫通するハウジングとの円周隙間面積が大きくなることにより全閉時に洩れ量が増加するとともに、流路面積の減少を防ぐために流路の拡大が必要となるため、実現性が低かった。また、全体的に高温時のクリープ強度が高い材質を用いる手法は、コストが高くなりすぎるため採用が困難であった。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、高温環境下で使用する場合でも、流路を流れる高温ガスの背圧により生じる応力を材料のクリープ強度よりも小さくすることにより、低コストで変形を防止することのできるバタフライバルブを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、流体の流路を形成する円筒状のスリーブの内部で回動可能に配置されて、前記流路の上流側と下流側とを区画するバタフライバルブであって、前記流路を開閉可能な円板状のバルブ本体と、該バルブ本体を前記スリーブの内部で回動可能に支持するシャフトと、を備えるとともに、前記バルブ本体が前記シャフトの軸方向中途部に組付けられることにより構成され、前記バルブ本体は前記シャフトよりも高温強度の高い材質が用いられるものである。
請求項2においては、前記バルブ本体の(半径/厚さ)の比率が6.6以上の場合において、前記バルブ本体は、600〜800℃時のクリープ強度が、1000Hr評価において100MPa以上の材質が用いられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、本発明に係るバタフライバルブによれば、高温環境下で使用する場合でも、流路を流れる高温ガスの背圧により生じる応力を材料のクリープ強度よりも小さくすることにより、低コストで変形を防止することができる。
本発明の第一実施形態に係るバタフライバルブが配設されるバルブ構造を示す断面図。 バルブ構造が備えるスリーブを示した図。 第一実施形態に係るバタフライバルブを示した斜視図。 第一実施形態に係るバタフライバルブを備えるバルブ構造を示した図。 第二実施形態に係るバタフライバルブを示した斜視図。 第二実施形態に係るバタフライバルブを備えるバルブ構造を示した図。
図1から図4を用いて、本発明の第一実施形態に係るバタフライバルブであるバルブ5が配設されたバルブ構造1を説明する。本実施形態において、バルブ構造1は自動車のEGRに用いられる流量制御バルブである。このバルブ構造1は、図示しない給気管と排気管とを連通させるガス通路2(パイプ)の途中に配設されている。そして、図4中の矢印Fに示す如く流体としてのEGRガスが上流側から下流側に向かって流通する。本実施形態においては、バルブ構造1の左側をEGRガスの上流側、右側を下流側として説明する。
バルブ構造1は、ガス通路2の途中に取り付けた円筒状のハウジング3と、ハウジング3の内周部に相互に逆方向から軸心をずらして挿入した円筒状のスリーブ(上流側スリーブ4a及び下流側スリーブ4b、以下、「スリーブ4a・4b」と記載する)と、を備える。スリーブ4a・4bはその内周面がEGRガスの流路(上流側流路41及び下流側流路42、以下、「流路41・42」と記載する)を形成する。
また、バルブ構造1は、スリーブ4a・4bの内部で回動可能に配置され、上流側流路41と下流側流路42とを区画するバルブ5を備える。バルブ5は、流路41・42を開閉可能な円板状のバルブ本体6と、バルブ本体6をスリーブ4a・4bの内部で回動可能に支持するシャフト7と、を備える。
本実施形態において、シャフト7の素材は、例えばSUS303のようなオーステナイト系ステンレスが用いられる。また、バルブ本体6の素材は、例えばSUH660のようなボロン、バナジウム、チタンといった合金元素を添加した耐熱鋼や、ニッケル基又はコバルト基の超合金などが用いられる。このように、本実施形態においてはバルブ本体6の素材にはシャフト7よりも高温時のクリープ強度が高い材質が用いられている。具体的に、バルブ本体6の(半径/厚さ)の比率が6.6以上の場合において、高温600〜800℃時のクリープ強度が、1000Hr評価において100MPa以上であることが好ましい。
バルブ5は、一端部が図示しない駆動手段(例えば、モータやエアシリンダ)に連結されている。そして、バルブ5はこの駆動手段によって、図1中の矢印Rに示す如く軸心回りの正方向及び逆方向に回動される。図1に示す如く、バルブ本体6の端部がスリーブ4a・4bの先端に当接している際は、バルブ5が流路41・42を閉塞する。また、図1中の二点鎖線に示す如く、バルブ本体6の端部がスリーブ4a・4bの先端から離間している際は、バルブ5は流路41・42を開放する。このように、バルブ5が流路41・42を閉塞又は開放することにより、図示しない給気管と排気管との間においてEGRガスが遮断又は流通される。そして、上記駆動手段によるバルブ5の回動角度を変更することにより、ガス通路2を流通する排気ガスの流量を制御することが出来る。
ハウジング3におけるシャフト7の軸心方向の両側部には、図4に示す如く、ハウジング3の軸心と直交する直線上に二か所の貫通孔3hを穿設している。また、ハウジング3に挿入したスリーブ4a・4bの内周面には、貫通孔3hの位置に合わせて、スリーブ4a・4bの軸心方向と直交する方向に挿通孔4hが開口されている。詳細には図2に示す如く、上流側スリーブ4a及び下流側スリーブ4bのそれぞれの先端部に、半円筒状の切欠きが形成されている。そして、この切欠きの位置が一致するように上流側スリーブ4aと下流側スリーブ4bとの先端面を突き合わせることにより、挿通孔4hが形成される。図4に示す如く、シャフト7が挿通孔4hに挿通された状態で、シャフト7の被支持部7cが貫通孔3hに配設された軸受3aに回動可能に支持される。これにより、バルブ5はスリーブ4a・4bの内部で回動可能とされる。
図3に示す如く、バルブ5はシャフト7にバルブ本体6を組付けることにより形成される。シャフト7には、シャフト7の軸心部分を通って半径方向に貫通する貫通溝7aが開口されている。この貫通溝7aにバルブ本体6を挿入し、ネジ8・8をシャフト7及びバルブ本体6に螺入することにより、バルブ本体6がシャフト7の軸方向中途部に組付けられる。
図3に示す如く、シャフト7においてバルブ本体6よりもシャフト7の軸心方向外側の部分には、バルブ本体6が挿入される中央部分よりも外径が小さい小径部7b・7bが形成されている。シャフト7におけるバルブ本体6よりもシャフト7の軸心方向外側の部分は、摺動性が高くなるように形成されている。
上記の如く、本実施形態に係るバルブ5において、バルブ本体6はシャフト7よりも高温強度の高い材質が用いられる。これにより、バルブ5を高温環境下で使用する場合でも、流路41・42を流れる高温のEGRガスの背圧により生じる応力を、バルブ本体6とシャフト7とからなるバルブ5全体のクリープ強度よりも小さくすることができるため、バルブ5の変形を防止することができる。また、本実施形態に係るバルブ5によれば、従来のシャフト径を大きくする必要がないため、全閉時の洩れ量が増加することがない。また、流路面積も従来と変わらないため、流路を拡大する必要がない。加えて、シャフト7の素材として、従来用いられているステンレスを使用することができるため、コスト増の影響を限定的にすることができる。即ち、本実施形態に係るバルブ5によれば、低コストで高温環境下での変形を防止することが可能となる。
次に、図5及び図6を用いて、本発明の第二実施形態に係るバタフライバルブであるバルブ15を説明する。図5に示す如く、バルブ15はシャフト17にバルブ本体16を組付けることにより形成される。シャフト17には、シャフト17の軸心方向中途部に凹部17aが形成されている。この凹部17aにバルブ本体16を当接し、ネジ18・18をシャフト17及びバルブ本体16に螺入することにより、バルブ本体16がシャフト17の軸方向中途部に組付けられる。
本実施形態に係るバルブ15においても、バルブ本体16及びシャフト17は前記第一実施形態におけるバルブ5と同じ素材が用いられる。即ち、バルブ本体16はシャフト17よりも高温強度の高い材質が用いられる。これにより、バルブ15を高温環境下で使用する場合でも、流路41・42を流れる高温のEGRガスの背圧により生じる応力を、バルブ本体16とシャフト17とからなるバルブ15全体のクリープ強度よりも小さくすることができるため、バルブ15の変形を防止することができる。なお、本実施形態においては図6に示す如く、バルブ本体16をシャフト17のEGRガスの上流側(図6の左側)の面に配設する構成としているが、バルブ本体16をシャフト17のEGRガスの下流側の面に配設する構成とすることも可能である。
5 バルブ(バタフライバルブ)
6 バルブ本体
7 シャフト

Claims (2)

  1. 流体の流路を形成する円筒状のスリーブの内部で回動可能に配置されて、前記流路の上流側と下流側とを区画するバタフライバルブであって、
    前記流路を開閉可能な円板状のバルブ本体と、該バルブ本体を前記スリーブの内部で回動可能に支持するシャフトと、を備えるとともに、前記バルブ本体が前記シャフトの軸方向中途部に組付けられることにより構成され、
    前記バルブ本体は前記シャフトよりも高温時のクリープ強度が高い材質が用いられる、バタフライバルブ。
  2. 前記バルブ本体の(半径/厚さ)の比率が6.6以上の場合において、
    前記バルブ本体は、600〜800℃時のクリープ強度が、1000Hr評価において100MPa以上の材質が用いられる、請求項1に記載のバラフライバルブ。
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