JP2017180521A - 圧力容器 - Google Patents

圧力容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017180521A
JP2017180521A JP2016063922A JP2016063922A JP2017180521A JP 2017180521 A JP2017180521 A JP 2017180521A JP 2016063922 A JP2016063922 A JP 2016063922A JP 2016063922 A JP2016063922 A JP 2016063922A JP 2017180521 A JP2017180521 A JP 2017180521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
pressure vessel
lid
closing lid
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016063922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6401731B2 (ja
Inventor
正人 布施
Masato Fuse
正人 布施
裕一 川合
Yuichi Kawai
裕一 川合
田中 浩
Hiroshi Tanaka
浩 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arisawa Mfg Co Ltd
Original Assignee
Arisawa Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arisawa Mfg Co Ltd filed Critical Arisawa Mfg Co Ltd
Priority to JP2016063922A priority Critical patent/JP6401731B2/ja
Publication of JP2017180521A publication Critical patent/JP2017180521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6401731B2 publication Critical patent/JP6401731B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

【課題】シール部材及び止め輪を被嵌した閉塞蓋を管体内に挿入するだけで簡単に閉塞蓋を取り付けることができ、しかも、シール部材を取り付け時に破損等させることなく確実に適正位置に配置できる圧力容器の提供。【解決手段】繊維強化樹脂製の管体1と該管体1の開口部を閉塞する閉塞蓋2とで構成された容器内圧力2MPa以下で使用される圧力容器であって、蓋側嵌合溝3に嵌合し且つ管体側嵌合溝4に弾性により係止する縮径可能な弾性部材から成る止め輪5を有し、閉塞蓋2の外周面には、止め輪5の管体内方側にして閉塞蓋2の外周面と管体1の内周面との間隙を封止する環状の内方側シール部材6が配設される内方側シール部材配設溝7を設け、管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8はテーパ形状若しくはR形状に設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力容器に関するものである。
繊維強化樹脂(FRP)製の圧力容器は、特許文献1に開示されるようなRO(Reverse Osmosis:逆浸透)を利用し6〜8MPaで運転する海水淡水化の分野に留まらず、近年、より低圧の半導体用純水製造の分野(1.6〜2MPa)、医療用透析分野(1〜2MPa)、NF(Nano Filtration:ナノろ過)やUF(Ultra Filtration:限外ろ過)による水処理分野(0.7〜1.5MPa)、ビールや炭酸飲料水製造の分野(0.4〜0.6MPa)等、多岐に渡って利用されている。
管体と該管体の開口部を閉塞する閉塞機構を有するFRP製圧力容器の製造においては、その形状が管状であることと圧力(内圧)を保持する観点から、管体の製造には、繊維角度によって最適な圧力設計ができるフィラメントワインディング成形(FW)法が用いられている。
FW法には、以下の2つがある。
A)横断面が円形のマンドレルと呼ばれる軸心にエポキシ樹脂を含浸させたガラス繊維や
カーボン繊維を巻きつけ、樹脂を加熱して硬化後、マンドレルを脱芯して圧力容器にす
る方法
B)あらかじめソーセージ形状(管体両端の内径がすぼまっている形状)や円筒状のイン
ナーライナー(例えば、ポリプレピレンやポリエーテルスルフォンなどの熱可塑性樹脂
によるインナーライナー)に、エポキシ樹脂を含浸させたガラス繊維やカーボン繊維を
巻きつけて、その後、樹脂を加熱し硬化させ、インナーライナーを脱芯せずそのまま圧
力容器にする方法
上記A)の方法は、主に半導体用純水製造の分野、医療用透析分野及び水処理分野用の圧力容器を製造する際に用いられ、上記B)の方法は、主にビールや炭酸飲料水製造の分野用の圧力容器を製造する際に用いられている。
ところで、上記A)の方法では、製造されるFRP成形品(管体)は、両端が開口したものとなる。また、上記B)の方法では、製造されるFRP成形品(管体)は、両端若しくは一端が開口したものとなる。
この管体の開口部は、低圧(2MPa以下)の圧力といえども、内圧がかかってくるため、圧力に耐えられるように閉塞する必要がある。なお、上記A)の方法で製造される管体では、内部にRO膜、NF膜、UF膜を装填するために、また、上記B)の方法で製造される管体では、内部に炭酸飲料の原水や原料を入れるために、通常、開閉可能に閉塞される。
また、圧力容器として用いるためには、上記A)、B)どちらの製法の場合も内圧の漏れ(水漏れ)を防止するため、シール部材(例えば、Oリング)を用いる必要がある。
そのため、管体の開口部を閉塞する閉塞機構は、1)圧力を保持するための蓋(エンドプレート)とこの蓋と管体とを締結する機構(例えば、蓋とは別体のリテイナーリングやスパイラルリングによる締結機構。特許文献1の図4,5等参照)、2)内圧の漏れを防ぐためのシール機構の2つを兼ね備えている。
特開2013−117250号公報
上述したような閉塞機構により管体の開口部を閉塞する際には、例えばシール部材を被嵌した蓋を管体内に管体軸方向に対して直角となるように、また、シール部材が捩れたり破損したりしないように、蓋を少しずつ管体内に挿入しながら適切に位置決めし、蓋とは別体のリテイナーリングやスパイラルリングを用いて管体に正しく取り付ける作業を必要とする。
しかしながら、この蓋の取り付け作業は、特殊な組立技能とリテイナーリング等をボルトで管体に固定するための特殊な工具を必要とし、また、シール部材がずれたり蓋が管体内方側若しくは外方側に傾かないように綿密な位置調整が必要である等、作業者個人の技量に依存するところが大きく、経験を積んだ熟練者でなれければ容易になし得ない厄介な作業である。
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、シール部材及び止め輪を被嵌した閉塞蓋を管体内に挿入するだけで簡単に閉塞蓋を取り付けることができ、しかも、シール部材を取り付け時に破損等させることなく確実に適正位置に配置できる実用的な圧力容器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
繊維強化樹脂製の管体1と該管体1の開口部を閉塞する閉塞蓋2とで構成された容器内圧力2MPa以下で使用される圧力容器であって、前記閉塞蓋2の外周面に環状の蓋側嵌合溝3が設けられ、この閉塞蓋2の外周面と対向する前記管体1の内周面には前記蓋側嵌合溝3と対向する環状の管体側嵌合溝4が設けられ、前記蓋側嵌合溝3に嵌合し且つ前記管体側嵌合溝4に弾性により係止する縮径可能な弾性部材から成る止め輪5を有し、前記閉塞蓋2の外周面には、前記止め輪5の管体内方側にして前記閉塞蓋2の外周面と前記管体1の内周面との間隙を封止する環状の内方側シール部材6が配設される内方側シール部材配設溝7が設けられ、前記管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8はテーパ形状若しくはR形状に設定され、前記管体1は該管体1の軸心方向に対して繊維を±40°〜60°に配向したヘリカル層を有し、このヘリカル層は20重量%〜30重量%でエポキシ樹脂が含浸された樹脂含浸層であることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1記載の圧力容器において、前記閉塞蓋2は前記止め輪5により前記管体1に抜け止め固定されていることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の圧力容器において、前記止め輪5は切れ目を有し、この切れ目を閉じる方向に縮径可能なC字形の環体であることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋2の前記蓋側嵌合溝3の管体外方側には位置決め凸部9が設けられ、この位置決め凸部9は、前記閉塞蓋2を前記管体1に前記位置決め凸部9が管体端面に突き当たるまで挿入することで前記両嵌合溝3,4が一致するように構成されていることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋2の外周面に前記内方側シール部材配設溝7が複数並設状態に設けられていることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の圧力容器において、前記止め輪5の管体外方側にして前記閉塞蓋2の外周面と前記管体1の内周面との間隙を封止する環状の外方側シール部材10が配設される外方側シール部材配設溝11が設けられていることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の圧力容器において、前記テーパ形状は異なる傾斜角度のテーパ面が連設された形状であることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋2は熱可塑性樹脂製であることを特徴とする圧力容器に係るものである。
また、請求項1〜8いずれか1項に記載の圧力容器において、この圧力容器は、医療用純水製造装置に用いられるものであることを特徴とする圧力容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、シール部材及び止め輪を被嵌した閉塞蓋を管体内に挿入するだけで簡単に閉塞蓋を取り付けることができ、しかも、シール部材を取り付け時に破損等させることなく確実に適正位置に配置できる実用的な圧力容器となる。
本実施例の分解説明斜視図である。 本実施例の端部の概略説明断面図である。 本実施例の端部の概略説明断面図である。 ダブルシール構造を説明する拡大概略説明断面図である。 ダブルシール構造を説明する拡大概略説明断面図である。 本実施例の管体側嵌合溝の管体内方側の角部の拡大概略説明断面図である。 別例の管体側嵌合溝の管体内方側の角部の拡大概略説明断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
閉塞蓋2の外周面に内方側シール部材6を被嵌し、蓋側嵌合溝3に止め輪5を縮径させつつ嵌合せしめた状態で(図3参照)、管体1の開口部から管体1内に挿入すると、両嵌合溝3,4が一致して止め輪5が自身の弾性により戻り変形し、一部が蓋側嵌合溝3に嵌合しつつ一部が管体側嵌合溝4に弾性により係止した状態となる(図2参照)。これにより、閉塞蓋2が止め輪5により抜け止められ、閉塞蓋2により管体1の開口部が閉塞される。
従って、閉塞蓋2に止め輪5と内方側シール部材6とを被嵌してこれらを同時に管体1内に挿入するだけで閉塞蓋2を管体1に取り付けて開口部を閉塞することができるから、それだけ部品点数を削減してハンドリング性(手扱い性)を向上させることができる。
また、閉塞蓋2が管体1に止め輪5により抜け止め固定されるから、ユーザーが容易に取り外せない態様となるため、管体1の内部部品の交換等が必要となった際には、製造者に交換を依頼するか、内部部品だけでなく管体1及び閉塞蓋2も含めた全体を交換することで対応することになる。そのため、ユーザーによる閉塞蓋2の誤った手法による取り外し及び取り付け等を防止でき、常に設計者の意図した環境で使用することが可能となる。
更に、例えば、前記閉塞蓋2の前記蓋側嵌合溝3の管体外方側に位置決め凸部9を設け、この位置決め凸部9を、前記閉塞蓋2を前記管体1に前記位置決め凸部9が管体端面に突き当たるまで挿入することで前記両嵌合溝3,4が一致するように構成した場合には、単に位置決め凸部9が突き当たるまで閉塞部2を管体1内に挿入するだけで確実に閉塞蓋2を管体1に取り付けることができ、閉塞蓋取り付け時に特殊な取付技能や特殊な工具を必要とすることがない。
また、閉塞蓋2に被嵌される内方側シール部材6は、管体側嵌合溝4を乗り越えて管体側嵌合溝4の管体内方側へと移動することになるが、管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8をテーパ形状若しくはR形状とすることで、この角部8に内方側シール部材6が引っ掛かり難くなり、内方側シール部材6をスムーズに管体側嵌合溝4を乗り越えさせて管体側嵌合溝4の管体内方側へと移動させることができる。
従って、内方側シール部材6が管体側嵌合溝4の角部8に引っ掛かり破損したり捩れたりすることが防止され、内方側シール部材6の破損等が原因による内圧漏れを防止でき、更に、閉塞蓋2の挿入が容易となり、内方側シール部材6を適正位置に確実に配置することが可能となる。
また、管体1をエポキシ樹脂を所定量含有させたヘリカル層で構成することで、耐圧性及び耐久性に秀れた容器となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、繊維強化樹脂製の管体1と該管体1の開口部を閉塞する閉塞蓋2とで構成された容器内圧力2MPa以下で使用される圧力容器であって、前記閉塞蓋2の外周面に環状の蓋側嵌合溝3が設けられ、この閉塞蓋2の外周面と対向する前記管体1の内周面には前記蓋側嵌合溝3と対向する環状の管体側嵌合溝4が設けられ、前記蓋側嵌合溝3に嵌合し且つ前記管体側嵌合溝4に弾性により係止する縮径可能な弾性部材から成る止め輪5を有し、前記閉塞蓋2の外周面には、前記止め輪5の管体内方側にして前記閉塞蓋2の外周面と前記管体1の内周面との間隙を封止する環状の内方側シール部材6が配設される内方側シール部材配設溝7が設けられ、前記管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8はテーパ形状若しくはR形状に設定され、前記管体1は該管体1の軸心方向に対して繊維を±40°〜60°に配向したヘリカル層を有し、このヘリカル層は20重量%〜30重量%でエポキシ樹脂が含浸された樹脂含浸層としたものである。
具体的には、本実施例は、管体1内にROメンブレン等が装填され医療用純水製造装置に用いられるものである。
本実施例の管体1は、公知のフィラメントワインディング法により、エポキシ樹脂とこれらの硬化剤を含む樹脂を含浸したガラス繊維を円筒状のマンドレルに該マンドレルの軸心方向(管体1の軸心方向)に対して±40°〜60°の傾斜角度で連続的に必要量を巻回し、エポキシ樹脂を加熱硬化させ、続いて、マンドレルを脱型することで形成される円筒状のものである。
従って、管体1は、管体1の軸心方向に対して繊維を±40°〜60°に配向したヘリカル層により構成される。また、上記巻回の際には、ヘリカル層のエポキシ樹脂の含有率が20重量%〜30重量%となるように繊維にエポキシ樹脂が含浸される。なお、管体1の繊維としてはガラス繊維に限らず、炭素繊維等、他の繊維を採用しても良い。
図1〜3に図示したように、管体1の両端部の内周面には、夫々環状の管体側嵌合溝4が形成されている。
管体1の両端開口部を夫々閉塞する閉塞蓋2の外周面には、管体側嵌合溝4と対向する環状の蓋側嵌合溝3が形成されている。この閉塞蓋2は管体1の内周より若干径小な円板体であり、熱可塑性樹脂(熱可塑性プラスチック)製である。また、両嵌合溝3,4は夫々、止め輪5と略同幅か若しくは止め輪5より僅かに幅広となるように形成する。なお、図中、符号12は外部配管との接続孔である。
また、閉塞蓋2の外周面には、止め輪5の管体内方側にして閉塞蓋2の外周面と管体1の内周面との間隙を封止する環状の内方側シール部材(Oリング)6が配設される内方側シール部材配設溝7が設けられている。即ち、閉塞蓋2の外周面には、蓋側嵌合溝3とシール部材配設溝7とが並設されている。
なお、更にシール性を高めるべく、シール部材を複数並設する構成としても良い。例えば、図4に図示したように、閉塞蓋2の外周面に内方側シール部材配設溝7を複数並設状態に設ける構成としても良いし、図5に図示したように、前記止め輪5の管体外方側にして前記閉塞蓋2の外周面と前記管体1の内周面との間隙を封止する環状の外方側シール部材10が配設される外方側シール部材配設溝11を更に設ける構成としても良い(シール部材を2つ並設する所謂ダブルシール構造)。なお、内方側シール部材配設溝7を複数設け、更に外方側シール部材配設溝11を設ける構成としても良い。
即ち、図4,5の構成では、仮に内側のシール部材が管体1に閉塞蓋2を挿入する(押し込む)工程で傷ついてシール性を損ねたとしても、外側のシール部材により気密性が保たれ、水漏れを防ぐことができる。また、外方側シール部材10だけでシールすることで圧力容器として利用することも可能であるが、この場合は管体側嵌合溝4に水の滞留が発生するので、圧力容器の用途によっては適さない場合もある。
また、閉塞蓋2の外周面の蓋側嵌合溝3の管体外方側には位置決め凸部9が設けられ、この位置決め凸部9は、閉塞蓋2を管体1に位置決め凸部9が管体端面に突き当たるまで挿入することで両嵌合溝3,4が一致するように構成されている。
本実施例においては、閉塞蓋2の管体外方側端にフランジ部を設け、このフランジ部を位置決めと凸部9としている。具体的には、フランジ部の管体端面との対向面を、フランジ部を管体端面に当接させた際に閉塞蓋2の軸心と管体1の軸心とが一致するように構成している。即ち、管体端面は管体1の軸心と直角な面となるように構成し、フランジ部の管体端面との対向面は閉塞蓋2の軸心と直角な面となるように構成する。
従って、閉塞蓋2を管体1に挿入する際、位置決め凸部9としてのフランジ部が管体端面に突き当たるまで挿入することで、両嵌合溝3,4を一致させるだけでなく、管体端面と閉塞蓋2のフランジ部の対向面とを全周で当接させ、容易に且つ確実に閉塞蓋2の軸心と管体1の軸心とを一致させることが可能となり、シール部材によるシールを確実に行える構成となる。
また、本実施例においては、管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8をテーパ形状に設定している。本実施例では、図6に図示したように、管体1の軸心に対して45°傾斜するテーパ面で面取りされた形状としている。
なお、異なる傾斜角度のテーパ面を連設したテーパ形状としても良い。例えば、図7に図示した別例のように、角部8を管体1の軸心に対して60°傾斜する第1のテーパ面と軸心に対して30°傾斜する第2のテーパ面とで面取りしたダブルテーパ形状としても良い。また、テーパ形状に限らず、角部8を断面視円弧状のR形状としても良い。
角部8をテーパ形状とすることで、内方側シール部材6が管体側嵌合溝4の角部8に引っ掛かり破損したり捩れたりすることが防止され、この点からも確実に適正位置に内方側シール部材6を配置して良好にシールすることが可能となる。
即ち、閉塞蓋2を管体1に挿入する際、閉塞蓋2には内方側シール部材6が被嵌されているため、管体側嵌合溝4を内方側シール部材6が通過する際(図3参照)に管体内方側の角部8が内方側シール部材6に接触し、シール部材を傷つける可能性がある。適正な位置に内方側シール部材6を配したとしても、シール部材に傷が付いていると水漏れ(圧力漏れ)の原因となる。これを避けるため、管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8をテーパ形状若しくはR形状としている。
また、本実施例においては、管体側嵌合溝4に弾性的に係止する止め輪5として、切れ目を有し、この切れ目を閉じる方向に縮径可能なC字形の熱可塑性樹脂製の環体(スナップリングと同様な機構の環体)を採用している。なお、この止め輪5は蓋側嵌合溝3内に縮径状態で嵌合配置可能で、両嵌合溝3,4が一致した際に管体側嵌合溝4側に開いて両嵌合溝3,4に係止する形状及び弾性を有していれば、FRP製やFRTP製等、他の材質としても良い。
以下、本実施例について更に説明する。
圧力容器には背景技術で述べたとおり、2MPa以下の低圧の分野がある。高圧の分野(例えば6MPa以上の内圧で用いられる圧力容器、主に海水淡水化向)に用いられる管体の開口部を閉塞する蓋(エンドプレート)は金属、それも錆びに強い耐食性の金属が用いられる。
一方、低圧の分野、特に2MPa(水処理用の圧力容器の通称で300PSI)以下の圧力容器では、その運転圧力が低いことから、最適な設計を行えば、高強度、高剛性で、所望の形状に機械加工することで高価になる金属ではなく、所望の形状をレイアップ成形や射出成形ができるFRP(繊維強化プラスチック)、FRTP(繊維強化熱可塑性プラスチック)、あるいはプラスチック(繊維で強化していない熱可塑性プラスチック)を適用できる。レイアップ成形や射出成形で所望の形状を得られれば、金属よりも安価に製作することができる。また、圧力容器は、従来は2MPaレベルの低圧の分野でも、6MPa以上の高圧の分野でも、多くの場合、耐圧性能を得るために、エンドプレートは金属で、圧力容器とエンドプレートのシール性を確保するためにシール(Oリング)を設けるためのシールプレートはFRPやプラスチックでできている。高圧用の圧力容器では金属製のエンドプレートとプラスチックやFRPでできている(Oリングが被嵌された)シールプレートの2つの部材を使って圧力容器の管体の閉塞蓋としている。
低圧用の圧力容器では、その運転圧力が低いことから、金属を用いなくても耐圧性能を得ることができ、前述のレイアップ成形や射出成形によってエンドプレートとシールプレートの一体化が容易となり、所望の形状は成形時に型によって得られるので、エンドプレート、シールプレートを別々に製作するよりも安価に製作することができる。
ところで、例えば、RO(Reverse Osmosis:逆浸透)を利用する水処理用の圧力容器は、その容器内部に装填されたROメンブレンを数年に一度交換しなくてはならない。交換に当たっては開口部を開いて古いROメンブレンを取り出し、その後、新しいROメンブレンを装填し、再び開口部を閉じなくてはならない。
このように圧力容器を交換せずに容器内部に装填されたROメンブレンだけを交換する分野がある一方で、ROメンブレンを含む圧力容器全てを交換するような分野がある。例えば、病院などの純水製造装置はROメンブレン交換のために、長い時間、純水製造の運転を停止するわけにはいかない。この交換の際に、ROメンブレンと圧力容器の全て(一式)を交換すれば、運転を止める時間は極めて短くて済む。また、ROメンブレンを含む圧力容器一式を交換することで、上述したような特殊な組立技能や特殊な工具は不要で、シールのミスアライメントによる内圧漏れ(水漏れ)といったアクシデントやトラブルは発生しない。
また、ユーザー側(例えば上述した例の病院側)から見ると、工場の製造段階でROメンブレンが圧力容器に組み込まれて一体となっていて、さらに工場出荷の段階でROメンブレンの検査や圧力容器の検査が行われることで、設計者、技術者が本来意図したようにROメンブレンや圧力容器が作動する安心が得られる。例えば、従来のようにフィールドエンジニアーやカスタマーサービスが現場である病院で圧力容器から古いROメンブレンを取り出し、従来の圧力容器に新しいROメンブレンを装填した際、閉塞蓋の取り付け等にミスがあると、外見上水漏れがなくても、わずかなシール位置の不適正により起こる水の滞留によって、生成した純水に滞留水が混じって純水の純度を下げたり、滞留が長引けば、ひどいときにはバクテリアが発生したりする可能性がある。滞留水やバクテリアの含んだ水が病院にとって悪影響となるのは明らかである。この点、上述したように工場の出荷段階で検査が行われることで、ユーザーは確実にシールが適正な位置に配置された前記滞留水やバクテリアが発生しない圧力容器を使用することができることになる。
上述の病院の例では、確かに実際の現場である病院では、ROメンブレンが圧力容器に組み込まれて一体となっていることで、圧力容器の開口部を開いたり閉じたりする必要がなくなり、特殊な組立技能や特殊な工具は不要で、シールのミスアライメントによる内圧漏れ(水漏れ)といったアクシデントやトラブルは発生しない。しかしながら、工場出荷段階では、圧力容器にROメンブレンの装填作業が必要である。従って、従来の閉塞蓋を用いる場合には、工場の作業者には、特殊な組立技能や特殊な工具が必要で、シールのミスアライメントによる内圧漏れ(水漏れ)といったアクシデントやトラブルが発生する可能性がある。
本実施例は、上述の事情に鑑み、工場作業者であっても特殊な組立技能や特殊な工具が不要で、シールのミスアライメントによる内圧漏れ(水漏れ)といったアクシデントやトラブルが発生しないエンドプレートとシールプレートとを一体とした閉塞蓋を用いた例である。
具体的には、本実施例では、圧力容器の運転圧力の値から、所望の圧力に耐えうるエンドプレートとシールプレートを一体にして設計する(このエンドプレートとシールプレートとが一体になった管体1の蓋を本実施例では閉塞蓋2と呼ぶ。)。この閉塞蓋2をプラスチックで射出成形する。本実施例ではプラスチックとしているが、これをレイアップ成形や射出成形ができるFRP(繊維強化プラスチック)、FRTP(繊維強化熱可塑性プラスチック)で製作しても良い。
この閉塞蓋2を管体1に取り付ける際に、適正な位置に閉塞蓋2が配されない場合は、シール部材(Oリング)がずれたり偏ったりした状態で管体1とシール部材とが接することになり、水漏れ(圧力漏れ)の原因となる。この閉塞蓋2の取付工程では、閉塞蓋2の軸心と管体1の軸心とが同一線上に配置されること(若しくは、管体1の縦断面において、閉塞蓋2に被嵌されるシール部材と管体1の軸心とが直角に配置されること)で、シール部材が適正に管体内周面に接触し良好なシール性を発揮することができる。本実施例では、上述したフランジ部によりこの点を解決している。
本実施例は上述のように構成したから、閉塞蓋2の外周面に内方側シール部材6を被嵌し、蓋側嵌合溝3に止め輪5を例えば指で縮径させつつ嵌合せしめた状態で(図3参照)、位置決め凸部9が管体端面に突き当たるまで管体1の開口部から管体1内に挿入すると、両嵌合溝3,4が一致して止め輪5が自身の弾性により戻り変形し、一部が蓋側嵌合溝3に嵌合しつつ一部が管体側嵌合溝4に弾性により係止した状態となる(図2参照)。これにより、閉塞蓋2が止め輪5により抜け止められ、閉塞蓋2により管体1の開口部が閉塞される。
従って、閉塞蓋2に止め輪5と内方側シール部材6とを被嵌してこれらを同時に管体1内に挿入するだけで閉塞蓋2を管体1に取り付けて開口部を閉塞することができるから、それだけ部品点数を削減してハンドリング性(手扱い性)を向上させることができる。更に、単に位置決め凸部9が突き当たるまで閉塞部2を管体1内に挿入するだけで確実に閉塞蓋2を管体1に取り付けることができ、閉塞蓋取り付け時に特殊な取付技能や特殊な工具を必要とすることがない。
また、閉塞蓋2が管体1に止め輪5により抜け止め固定され、ユーザーが容易に取り外せない態様となるため、管体1の内部部品の交換等が必要となった際には、製造者に交換を依頼するか、内部部品だけでなく管体1及び閉塞蓋2も含めた全体を交換することで対応することになる。そのため、ユーザーによる閉塞蓋2の誤った手法による取り外し及び取り付け等を防止でき、常に設計者の意図した環境で使用することが可能となる。
また、閉塞蓋2に被嵌される内方側シール部材6は、管体側嵌合溝4を乗り越えて管体側嵌合溝4の管体内方側へと移動することになるが、管体側嵌合溝4の管体内方側の角部8をテーパ形状とすることで、この角部8に内方側シール部材6が引っ掛かり難くなり、内方側シール部材6をスムーズに管体側嵌合溝4を乗り越えさせて管体側嵌合溝4の管体内方側へと移動させることができる。
従って、内方側シール部材6が管体側嵌合溝4の角部8に引っ掛かり破損したり捩れたりすることが防止され、内方側シール部材6の破損等が原因による内圧漏れを防止でき、更に、閉塞蓋2の挿入が容易となり、内方側シール部材6を適正位置に確実に配置することが可能となる。
また、管体1をエポキシ樹脂を所定量含有させたヘリカル層で構成することで、耐圧性及び耐久性に秀れた容器となる。
よって、本実施例は、シール部材及び止め輪を被嵌した閉塞蓋を管体内に挿入するだけで簡単に閉塞蓋を取り付けることができ、しかも、シール部材を取り付け時に破損等させることなく確実に適正位置に配置できる実用性に秀れたものとなる。
1 管体
2 閉塞蓋
3 蓋側嵌合溝
4 管体側嵌合溝
5 止め輪
6 内方側シール部材
7 内方側シール部材配設溝
8 角部
9 位置決め凸部
10 外方側シール部材
11 外方側シール部材配設溝

Claims (9)

  1. 繊維強化樹脂製の管体と該管体の開口部を閉塞する閉塞蓋とで構成された容器内圧力2MPa以下で使用される圧力容器であって、前記閉塞蓋の外周面に環状の蓋側嵌合溝が設けられ、この閉塞蓋の外周面と対向する前記管体の内周面には前記蓋側嵌合溝と対向する環状の管体側嵌合溝が設けられ、前記蓋側嵌合溝に嵌合し且つ前記管体側嵌合溝に弾性により係止する縮径可能な弾性部材から成る止め輪を有し、前記閉塞蓋の外周面には、前記止め輪の管体内方側にして前記閉塞蓋の外周面と前記管体の内周面との間隙を封止する環状の内方側シール部材が配設される内方側シール部材配設溝が設けられ、前記管体側嵌合溝の管体内方側の角部はテーパ形状若しくはR形状に設定され、前記管体は該管体の軸心方向に対して繊維を±40°〜60°に配向したヘリカル層を有し、このヘリカル層は20重量%〜30重量%でエポキシ樹脂が含浸された樹脂含浸層であることを特徴とする圧力容器。
  2. 請求項1記載の圧力容器において、前記閉塞蓋は前記止め輪により前記管体に抜け止め固定されていることを特徴とする圧力容器。
  3. 請求項1,2いずれか1項に記載の圧力容器において、前記止め輪は切れ目を有し、この切れ目を閉じる方向に縮径可能なC字形の環体であることを特徴とする圧力容器。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋の前記蓋側嵌合溝の管体外方側には位置決め凸部が設けられ、この位置決め凸部は、前記閉塞蓋を前記管体に前記位置決め凸部が管体端面に突き当たるまで挿入することで前記両嵌合溝が一致するように構成されていることを特徴とする圧力容器。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋の外周面に前記内方側シール部材配設溝が複数並設状態に設けられていることを特徴とする圧力容器。
  6. 請求項1〜4いずれか1項に記載の圧力容器において、前記止め輪の管体外方側にして前記閉塞蓋の外周面と前記管体の内周面との間隙を封止する環状の外方側シール部材が配設される外方側シール部材配設溝が設けられていることを特徴とする圧力容器。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の圧力容器において、前記テーパ形状は異なる傾斜角度のテーパ面が連設された形状であることを特徴とする圧力容器。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の圧力容器において、前記閉塞蓋は熱可塑性樹脂製であることを特徴とする圧力容器。
  9. 請求項1〜8いずれか1項に記載の圧力容器において、この圧力容器は、医療用純水製造装置に用いられるものであることを特徴とする圧力容器。
JP2016063922A 2016-03-28 2016-03-28 圧力容器 Active JP6401731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016063922A JP6401731B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 圧力容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016063922A JP6401731B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 圧力容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017180521A true JP2017180521A (ja) 2017-10-05
JP6401731B2 JP6401731B2 (ja) 2018-10-10

Family

ID=60007596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016063922A Active JP6401731B2 (ja) 2016-03-28 2016-03-28 圧力容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6401731B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035441A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 トヨタ自動車株式会社 高圧容器
US11298868B2 (en) 2020-08-03 2022-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Manufacturing method of reinforced layer
US11566752B2 (en) 2020-07-31 2023-01-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure tank and method for manufacturing high-pressure tank
US11821586B2 (en) 2020-10-09 2023-11-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Manufacturing method of high-pressure tank

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915853U (ja) * 1982-07-20 1984-01-31 トキコ株式会社 圧力容器の密栓
JP2004353472A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Nok Corp シール構造
WO2006082765A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 高圧タンクのシール構造
JP2008002654A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Toyota Motor Corp タンクとタンク部品の締結構造及び締結方法
JP2008002655A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Toyota Motor Corp タンクとタンク部品との締結構造
JP2010261488A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 圧力変換器用の管体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915853U (ja) * 1982-07-20 1984-01-31 トキコ株式会社 圧力容器の密栓
JP2004353472A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Nok Corp シール構造
WO2006082765A1 (ja) * 2005-02-02 2006-08-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 高圧タンクのシール構造
JP2008002654A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Toyota Motor Corp タンクとタンク部品の締結構造及び締結方法
JP2008002655A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Toyota Motor Corp タンクとタンク部品との締結構造
JP2010261488A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 圧力変換器用の管体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019035441A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 トヨタ自動車株式会社 高圧容器
JP7066995B2 (ja) 2017-08-10 2022-05-16 トヨタ自動車株式会社 高圧容器
US11566752B2 (en) 2020-07-31 2023-01-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure tank and method for manufacturing high-pressure tank
US11298868B2 (en) 2020-08-03 2022-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Manufacturing method of reinforced layer
US11821586B2 (en) 2020-10-09 2023-11-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Manufacturing method of high-pressure tank

Also Published As

Publication number Publication date
JP6401731B2 (ja) 2018-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6401731B2 (ja) 圧力容器
US8397938B2 (en) Clamped liner-boss connection
US8186536B2 (en) Molding process of liner with divided boss adapter
US9623594B2 (en) Air duct cuff and method of manufacture
JP5985522B2 (ja) 圧力容器
US20140291978A1 (en) Joint and method for manufacturing joint
US20070111579A1 (en) Tank
JP2014238110A (ja) 圧力容器
EP3707427B1 (en) Blind boss fitting with redundant seal
WO2013080623A1 (ja) 内圧容器
WO2015079960A1 (ja) 燃料タンクのシール構造
US8820361B2 (en) Tube body for pressure transducer
JP4525021B2 (ja) タンク
KR20030069089A (ko) 급속 해제형 피팅 조립체
US20020041099A1 (en) Releasable pipe-connecting arrangement
US10913213B2 (en) Device for attaching mouthpiece to innerliner of aircraft water tank
US11215305B2 (en) Connector and connector assembly and method for producing a connector
JP2016161110A (ja) 圧力容器
EP1651892B1 (en) Ball valve
JP2008012414A (ja) 浄水モジュール
JP6287872B2 (ja) タンク
JP2024042635A (ja) 金型構造、インコアの製造方法、インコア、及び管継手
JP2021004644A (ja) 継手
JP2004100720A (ja) 管継手
JP2016160981A (ja) 圧力容器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6401731

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250