JP2017180019A - 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法 - Google Patents

防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017180019A
JP2017180019A JP2016072652A JP2016072652A JP2017180019A JP 2017180019 A JP2017180019 A JP 2017180019A JP 2016072652 A JP2016072652 A JP 2016072652A JP 2016072652 A JP2016072652 A JP 2016072652A JP 2017180019 A JP2017180019 A JP 2017180019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protection
support members
net unit
protective net
protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016072652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6621361B2 (ja
Inventor
素史 熊川
Motoshi Kumakawa
素史 熊川
▲隆▼太郎 今村
Ryutaro Imamura
▲隆▼太郎 今村
佳人 平
Yoshihito Taira
佳人 平
早川 毅
Takeshi Hayakawa
毅 早川
健太 篠原
Kenta Shinohara
健太 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016072652A priority Critical patent/JP6621361B2/ja
Publication of JP2017180019A publication Critical patent/JP2017180019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6621361B2 publication Critical patent/JP6621361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Fencing (AREA)

Abstract

【課題】防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図る。【解決手段】防護ネットユニット10は、防護ネット20と、防護ネット20の周縁部に取り付けられたワイヤロープ30と、ワイヤロープ30が巻き付けられて防護ネット20を支持する複数の支持部材40と、複数の支持部材40に取り付けられ、防護ネット20を支持する際の支持位置に複数の支持部材40を位置決め可能なフレーム部材60と、を備え、複数の支持部材40は、フレーム部材60の取り付け位置とは反対側の面が防護対象物の周囲に設置された枠体3に固定される。【選択図】図7

Description

本発明は、防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法に関する。
従来、防護対象物を覆う防護ネットを当該防護対象物の周囲に設置するための様々な技術が知られている。例えば、特許文献1には、防護対象物の周囲に設置された枠体に設けられた複数の支持部に、膜状部材(防護ネット)の周縁部に取り付けられた線状部材(ロープ)を巻き付けることにより、複数の支持部を介して枠体により膜状部材を支持する支持構造が開示されている。また、特許文献2には、金網を主要構成要素とするパネル面と、パネル面の少なくとも一つの側縁に設けられた着脱自在の連結部とを有するユニットとして構成され、連結部を介して他のユニットと組み合わすことにより金網構造物を構成する金網パネルユニットが開示されている。
特開2015−163761号公報 実開昭64−57366号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された防護ネットの支持構造では、防護対象物の周囲に設置された枠体に複数の支持部を設けた上で、当該複数の支持部に対して防護ネットに取り付けられたロープを巻き付ける作業が必要となり、現地での作業負担が大きい。また、防護ネットの設置作業に際して、枠体の外側および内側の双方に作業用足場を設けると共に、防護対象物の養生を行う必要があるため、作業期間も多くなってしまう。また、特許文献2に記載された金網パネルユニットは、例えばペット用ケージ等の小型の金網構造物について、一般消費者が使用目的や好みにあわせて簡単に組み立てや分解移転、組みかえ、修理を可能とすることを目的とするものである。このため、プラント設備に含まれるような比較的大きな防護対象物を防護するための大型の金網構造物に特許文献2の技術を適用することは、困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、比較的大きな防護対象物を防護するための防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の防護ネットユニットは、防護ネットと、前記防護ネットの周縁部に取り付けられたロープと、前記ロープが巻き付けられて前記防護ネットを支持する複数の支持部材と、前記複数の支持部材に取り付けられ、前記防護ネットを支持する際の支持位置に前記複数の支持部材を位置決め可能なフレーム部材と、を備え、前記複数の支持部材は、前記フレーム部材の取り付け位置とは反対側の面が防護対象物の周囲に設置された枠体に固定されることを特徴とする。
本発明の防護ネットユニットでは、防護ネットを支持する際の支持位置に複数の支持部材を位置決めするフレーム部材が当該複数の支持部材に取り付けられ、複数の支持部材のフレーム部材の取り付け位置とは反対側の面が防護対象物の周囲に設置された枠体に固定される。これにより、複数の支持部材を防護対象物の周囲に設置された枠体に固定する前に、すなわち防護ネットの枠体への設置作業とは別個の作業において、防護ネットの周縁部に取り付けられたロープを複数の支持部材に巻き付けて、防護ネット、ロープ、複数の支持部材およびフレーム部材を防護ネットユニットとして組み付けることができる。この結果、防護ネットユニットを枠体に取り付ける現地作業としては、複数の支持部材を枠体に固定する作業のみとなるため、現地での作業負担を軽減することができる。また、複数の支持部材をフレーム部材の取り付け位置とは反対側の面で枠体に固定することで、現地では枠体の外側での作業のみとすることができるため、枠体の内側における作業用足場の設置・解体作業、および防護対象物の養生作業を省略することが可能となる。従って、本発明の防護ネットユニットによれば、比較的大きな防護対象物を防護するための防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることが可能となる。
また、前記フレーム部材は、前記複数の支持部材の前記枠体への固定後に、前記複数の支持部材から取り外し可能であることが好ましい。これにより、枠体に設置された防護ネットユニットの重量を低減させることができる。
また、前記防護ネットは、複数が積層して配置されることが好ましい。このように、複数の防護ネットを用いる場合にも、本発明の防護ネットユニットでは、現地での作業負担を軽減することができるため、防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができる。
また、前記ロープは、前記複数の防護ネットの一枚ごとに複数取り付けられていることが好ましい。このように、複数の防護ネットの一枚ごとに複数のロープが取り付けられている場合にも、本発明の防護ネットユニットでは、現地での作業負担を軽減することができるため、防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができる。
また、前記ロープは、一端がターンバックルに連結されており、前記ターンバックルは、前記複数の防護ネットの積層方向からみた場合、連結されている前記ロープと前記積層方向において隣り合う前記ロープに連結されている他の前記ターンバックルと重ならない位置に配置されることが好ましい。これにより、防護ネットの積層方向からみてターンバックルが重なることで、その部分の厚みが増加してフレーム部材と干渉してしまうのを抑制することができるため、防護ネット、ロープ、複数の支持部材およびフレーム部材の組み付け作業を容易に行うことが可能となる。
また、前記ターンバックルは、前記複数の防護ネットのうち積層順において奇数番目に配置されるものと偶数番目に配置されるものとで、前記積層方向からみて異なる位置に配置されることが好ましい。これにより、各ロープに連結された各ターンバックルを複数の防護ネットの積層方向からみて重ならない位置に容易に配置することができる。
また、前記ロープは、他端が締結具により前記ロープ自身に締結されており、前記締結具は、前記複数の防護ネットの積層方向からみた場合、締結されている前記ロープと前記積層方向において隣り合う前記ロープに締結されている他の前記締結具と少なくとも一部が重ならない位置に配置されることが好ましい。これにより、防護ネットの積層方向からみて締結具が重なることで、その部分の厚みが増加してフレーム部材と干渉してしまうのを抑制することができる。
また、前記防護ネットユニットは、複数が並んで前記枠体に固定され、前記複数の支持部材の一部には、補強部材が取り付けられ、前記補強部材は、隣り合う前記防護ネットユニット同士の間に位置する前記枠体に固定されることが好ましい。これにより、隣り合う防護ネットユニットの間に位置して比較的大きな負荷がかかる枠体を補強部材によって良好に補強することができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のプラント設備は、本発明の防護ネットユニットと、前記防護ネットにより少なくとも一部が覆われる防護対象物と、前記防護対象物の周囲に設置されると共に前記複数の支持部材が固定される枠体と、を備えることを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、本発明の防護ネットユニットを防護対象物の周囲に設置された枠体に設置する防護ネットユニットの設置方法であって、前記複数の支持部材に前記フレーム部材を取り付けて前記複数の支持部材を前記支持位置に位置決めし、前記複数の支持部材に前記ロープを巻き付けて前記防護ネット、前記ロープ、前記複数の支持部材および前記フレーム部材を前記防護ネットユニットとして組み付ける組み付け工程と、前記組み付け工程の後に、前記フレーム部材の取り付け位置とは反対側から前記複数の支持部材を前記枠体に固定する固定工程と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法は、比較的大きな防護対象物を防護するための防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態にかかるプラント設備の要部を示す説明図である。 図2は、実施形態にかかる防護ネットユニットを示す説明図である。 図3は、防護ネットユニットの組み付け工程を示す説明図である。 図4は、防護ネットユニットの組み付け工程を示す説明図である。 図5は、防護ネットユニットの組み付け工程を示す説明図である。 図6は、防護ネットユニットの組み付け工程を示す説明図である。 図7は、組み付けられた防護ネットユニットを枠体に固定した状態を示す説明図である。 図8は、複数のワイヤロープの防護ネットおよび支持部材への取り付け構造を示す説明図である。 図9は、複数のワイヤロープの防護ネットおよび支持部材への取り付け構造を示す説明図である。 図10は、複数のワイヤロープの防護ネットおよび支持部材への取り付け構造を示す説明図である。 図11は、複数のワイヤロープの防護ネットおよび支持部材への取り付け構造を示す説明図である。 図12は、積層順において奇数枚目に位置する防護ネットを示す説明図である。 図13は、積層順において偶数枚目に位置する防護ネットを示す説明図である。 図14は、比較例としての防護ネットを示す斜視図である。 図15は、防護ネットユニットの組み付けから設置までの作業工程および作業期間の一例を示す説明図である。 図16は、比較例としての防護ネットの設置までの作業工程および作業期間の一例を示す説明図である。
以下に、本発明にかかる防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかるプラント設備1の要部を示す説明図である。プラント設備1は、例えば原子力発電所や再処理工場といった設備であり、図1に示すように、防護対象物2と、防護対象物2の周囲を囲む枠体3と、防護対象物2の一部を覆う複数の防護ネット20を含む複数の防護ネットユニット10とを備える。
防護対象物2は、例えばポンプといった比較的大きな設備であり、建屋外に配置される。枠体3は、例えばH型鋼やI型鋼,山形鋼,溝形鋼などの複数の鉄骨を防護対象物2の周囲で組み付けたものである。複数の防護ネットユニット10は、複数が並んで枠体3に固定されている。本実施形態では、複数の防護ネットユニット10を防護対象物2の側方に位置する枠体3に固定する。なお、防護ネットユニット10は、防護対象物2の上方に位置する枠体3に固定されてもよい。複数の防護ネットユニット10は、各防護ネット20によって、例えば竜巻に起因して飛来してくる鉄骨等の飛来物から防護対象物2を防護するものである。
図2は、実施形態にかかる防護ネットユニット10を示す説明図である。図中左側の図は、防護ネットユニット10を示す正面図であり、図中右側の図は、防護ネットユニット10を示す側面図である。防護ネットユニット10は、上記複数の防護ネット20と、複数の防護ネット20の一枚ごとに取り付けられた複数のワイヤロープ30と、複数のワイヤロープ30が巻き付けられ、当該複数のワイヤロープ30を介して防護ネット20を支持する複数(本実施形態では、4つ)の支持部材40と、補強部材50とを有する。
防護ネット20は、例えばステンレス鋼や鉄などの金属材料により構成された金網であり、防護対象物2の側部に張り巡らされて当該防護対象物2を飛来物から防護する。なお、防護ネット20は、合成樹脂繊維や天然繊維などの繊維網であってもよい。防護ネット20は、図2に示すように、長方形状に形成されており、四隅の角部に四角形状の切欠き20aが形成されている。切欠き20aが形成された位置には、各支持部材40が配置される。防護ネット20は、本実施形態では、一つの防護ネットユニット10ごとに5つが積層されて配置されている。なお、防護ネット20の積層数は、5つに限られず、防護ネットユニット10ごとに少なくとも1つあればよい。また、防護ネット20は、正方形状に形成されると共に四隅の角部に四角形状の切欠き20aが形成されるものであってもよい。また、切欠き20aは、円弧状に形成されてもよい。
複数のワイヤロープ30は、例えば硬鋼線やステンレス鋼線、ピアノ線などによって構成される。各ワイヤロープ30は、防護ネット20の周縁部の一部に縫い付けられており、防護ネット20の四隅の角部に配置された各支持部材40の一部に巻き付けられる。ワイヤロープ30は、防護ネット20の一枚ごとに4本ずつ取り付けられている。なお、ワイヤロープ30は、防護ネット20の一枚ごとに少なくとも1本ずつ取り付けられればよい。
支持部材40は、断面正方形状の基板部41と、基板部41に設けられると共に外周面にワイヤロープ30が巻き付けられる円柱状の柱状部42と、柱状部42の基板部41とは反対側の端面に固定された断面円形状の抑え板部43とを有する。なお、支持部材40の基板部41は、断面長方形状でもよいし、断面多角形状でもよいし、断面円形状でもよい。柱状部42は、角柱状でもよい。抑え板部43は、断面多角形状でもよい。
支持部材40の基板部41は、枠体3に溶接によって固定される。このように、基板部41を枠体3に溶接により固定することで、複数の支持部材40を介して防護ネットユニット10を枠体3に強固に固定することができる。また、支持部材40を枠体3に複数の締結具を用いて固定する場合に比べて、作業工程および部品点数の増加を抑制することができる。なお、防護ネットユニット10の枠体3への設置作業の詳細については、後述する。
支持部材40の柱状部42は、柱状部42の軸方向に沿って間隔を空けて形成されると共に、外周面から突出する複数のセパレータ44を有する。各セパレータ44は、板状に形成される。各セパレータ44は、柱状部42の外周面を軸方向において6つの範囲に区分けする。複数のワイヤロープ30は、複数の防護ネット20の一枚ごとに、複数のセパレータ44によって軸方向において複数に区分けされた柱状部42の外周面の各範囲に別々に巻き付けられる。これにより、複数の防護ネット20間でワイヤロープ30同士が相互干渉することを防止して、ワイヤロープ30ひいては防護ネット20に適正な張力を働かせることができる。
次に、防護ネットユニット10の枠体3への設置方法について、当該防護ネットユニット10の組み付け工程から枠体3への固定工程までの一連の工程に従って説明していく。図3から図6は、防護ネットユニット10の組み付け工程を示す説明図であり、図7は、組み付けられた防護ネットユニット10を枠体3に固定した状態を示す説明図である。図3から図6において、上側の図は、平面図を示し、下側の図は、側面図を示す。また、図7において、上側の図は、側面図を示し、下側の図は、平面図を示す。
防護ネットユニット10の組み付け工程は、プラント設備1内における防護対象物2の配置位置とは別の施設にて行われる。防護ネットユニット10の組み付け工程では、まず、図3に示すように、4つの支持部材40を支持基台100上に載置し、支持部材40の基板部41と支持基台100とをクランプ70を用いて固定する。支持基台100は、例えばH型鋼を2段に重ねたものである。
次に、図4に示すように、複数の支持部材40の抑え板部43にフレーム部材60を取り付ける。フレーム部材60は、四角形状の枠体として形成され、図示しない複数のボルトおよびナットにより、支持部材40の抑え板部43に着脱可能に締結される。これにより、複数の支持部材40がフレーム部材60によって防護ネット20を支持する際の支持位置に位置決めされる。
複数の支持部材40をフレーム部材60により支持位置に位置決めした後、図5に示すように、各防護ネット20を4つの支持部材40の内側に配置すると共に、各防護ネット20に取り付けられた各ワイヤロープ30を複数の支持部材40に巻き付けていく。ここで、図8から図11は、各ワイヤロープ30の防護ネット20および支持部材40への取り付け構造を示す説明図である。図8から図11は、上下左右方向がすべて同一である。また、図8から図11においては、支持部材40の構成要素のうち、複数のワイヤロープ30が巻き付けられる柱状部42のみを記載する。また、図8から図11の説明においては、図8に示すワイヤロープ30を第1ワイヤロープ31、図9に示すワイヤロープ30を第2ワイヤロープ32、図10に示すワイヤロープ30を第3ワイヤロープ33、図11に示すワイヤロープ30を第4ワイヤロープ34という。
第1ワイヤロープ31は、防護ネット20の図8における下側の短辺21、図8における右側の長辺22、および図8における左上の切欠き20aの下側の辺20bに縫い付けられる。第1ワイヤロープ31は、防護ネット20の四隅に配置された各支持部材40すべての柱状部42に巻き付けられる。第1ワイヤロープ31の一端31aは、ターンバックル71に取り付けられる。ターンバックル71は、図8における左上の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。また、第1ワイヤロープ31の他端31bは、複数の締結具(ワイヤグリップ)81によって第1ワイヤロープ31自身に締結される。複数の締結具81は、図8における右上の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。
第2ワイヤロープ32は、防護ネット20の図9における右上の切欠き20aの下側の辺20bに縫い付けられる。第2ワイヤロープ32は、図9における右上および左上に配置された支持部材40の柱状部42に巻き付けられる。第2ワイヤロープ32の一端32aは、上記ターンバックル71に取り付けられる。また、第2ワイヤロープ32の他端32bは、複数の締結具82によって第2ワイヤロープ32自身に締結される。これにより、第1ワイヤロープ31および第2ワイヤロープ32は、ターンバックル71を介して連結されると共に、防護ネット20および支持部材40に対して固定される。複数の締結具82は、図9における左上の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。また、複数の締結具82は、複数の締結具81に対して図8および図9における上側にオフセットされた位置に配置される。
第3ワイヤロープ33は、防護ネット20の図10における上側の短辺23、図10における左側の長辺24、および図10における右下の切欠き20aの上側の辺20bに縫い付けられる。第3ワイヤロープ33は、防護ネット20の四隅に配置された各支持部材40すべての柱状部42に巻き付けられる。第3ワイヤロープ33の一端33aは、ターンバックル72に取り付けられる。ターンバックル72は、図10における右下の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。また、第3ワイヤロープ33の他端33bは、複数の締結具83によって第3ワイヤロープ33自身に締結される。複数の締結具83は、図10における左下の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。
第4ワイヤロープ34は、防護ネット20の図11における左下の切欠き20aの上側の辺20bに縫い付けられる。第4ワイヤロープ34は、図11における右下および左下に配置された支持部材40の柱状部42に巻き付けられる。第4ワイヤロープ34の一端34aは、上記ターンバックル72に取り付けられる。また、第4ワイヤロープ34の他端34bは、複数の締結具84によって第4ワイヤロープ34自身に締結される。これにより、第3ワイヤロープ33および第4ワイヤロープ34は、ターンバックル72を介して連結されると共に、防護ネット20に対して固定される。複数の締結具84は、図11における右下の支持部材40から所定の距離だけオフセットされた位置に配置される。また、複数の締結具84は、複数の締結具83に対して図10および図11における下側にオフセットされた位置に配置される。
このように、本実施形態の防護ネットユニット10では、ターンバックル71およびターンバックル72、ならびに複数の締結具81、82、83および84の取り付け位置を支持部材40からの距離で決定する。これにより、防護ネットユニット10ごとに、防護ネット20のサイズが変更されたとしても、ターンバックル71およびターンバックル72、ならびに複数の締結具81、82、83および84の取り付け位置を間違えることを防止することができる。
ここで、図12は、積層順において奇数枚目の防護ネット20を示す説明図であり、図13は、積層順において偶数枚目の防護ネット20を示す説明図である。図示するように、各防護ネット20は、積層順において奇数枚目の防護ネット20と、偶数枚目の防護ネット20とで、図12および図13における左右関係が逆になるように積層される。この結果、ターンバックル71およびターンバックル72が防護ネット20の積層方向からみて異なる位置に配置されることになる。すなわち、ターンバックル71およびターンバックル72は、複数の防護ネット20の積層方向からみた場合、連結されているワイヤロープ30と当該積層方向において隣り合うワイヤロープ30に連結されている他のターンバックル71およびターンバックル72と重ならない位置に配置される。
また、積層順において奇数枚目に配置される防護ネット20は、複数の締結具82が複数の締結具81に対して図中上側にオフセットされて配置されると共に、複数の締結具84が複数の締結具83に対して図中下側にオフセットされて配置される。一方、積層順において偶数枚目に配置される防護ネット20は、複数の締結具81が複数の締結具82に対して図中上側にオフセットされて配置されると共に、複数の締結具83が複数の締結具84に対して図中下側にオフセットされて配置される。これにより、複数の締結具81、82、83および84は、複数の防護ネット20の積層方向からみた場合、締結されているワイヤロープ30と積層方向において隣り合うワイヤロープ30に締結されている他の複数の締結具81、82、83および84と、一部が重ならない位置に配置される。
図14は、比較例としての防護ネットユニット10Bを示す説明図である。防護ネットユニット10Bは、ワイヤロープ30の一端に連結されたターンバックル71(またはターンバックル72)が防護ネット20の積層方向からみて重なって配置される。この結果、複数の防護ネット20の厚みH1よりもターンバックル71(またはターンバックル72)が重なった部分の厚みH2が大きくなってしまい、複数の支持部材40にフレーム部材60を取り付けられないおそれがある。
本実施形態の防護ネットユニット10では、複数の防護ネット20のうち連続して積層される2つにおいて、各ワイヤロープ30に連結された各ターンバックル71および各ターンバックル72を複数の防護ネット20の積層方向からみて重ならない位置に配置することができる。これにより、防護ネットユニット10の厚みH1よりも大きな厚みを有する部分を形成しないようにして、複数の支持部材40にフレーム部材60を容易に取り付けることが可能となる。
また、本実施形態の防護ネットユニット10では、複数の防護ネット20のうち連続して積層される2つにおいて、各ワイヤロープ30を締結する複数の締結具81、82、83および84を複数の防護ネット20の積層方向からみて一部が重ならない位置に配置することができる。これによっても、防護ネットユニット10の厚みH1よりも大きな厚みを有する部分を形成しないようにして、複数の支持部材40にフレーム部材60を容易に取り付けることが可能となる。
次に、図6に示すように、4つの支持部材40の一部に、補強部材50を固定する。補強部材50は、本実施形態では、例えば鉄骨により板状に形成されており、4つの支持部材40のうち、防護ネット20の一つの短辺21に沿って並ぶ2つの基板部41の端面に、溶接により固定される。なお、補強部材50は、断面T字状等に形成されてもよい。また、補強部材50は、支持部材40の基板部41に複数のボルトおよび複数のナットを用いて締結されて固定されるものであってもよい。
このようにして防護ネットユニット10を組み付けた後、防護ネットユニット10を防護対象物2の近辺まで搬送し、防護対象物2の周囲に設置された枠体3に固定する固定工程を行う。図7に示すように、防護ネットユニット10は、複数の支持部材40のフレーム部材60の取り付け位置とは反対側の面が枠体3に溶接により固定される。また、図1に示すように、複数の防護ネットユニット10のうち、鉛直方向(図1における上下方向)の上下において隣り合うもの同士の間に位置する枠体3に、補強部材50が溶接により固定される。これにより、比較的大きな負荷がかかる枠体3の中間部材を補強部材50によって良好に補強することが可能となる。
防護ネットユニット10を枠体3に固定した後は、図1および図2に示すように、フレーム部材60を複数の支持部材40から取り外す。これにより、防護ネットユニット10の重量を低減し、枠体3にかかる負荷を低減することができる。なお、枠体3にかかる負荷を低減する必要がない場合には、フレーム部材60を複数の支持部材40に取り付けたままにしておいてもよい。また、フレーム部材60を取り外した後に、フレーム部材60よりも重量の軽い別の補強部材を複数の支持部材40に取り付けてもよい。
このように、本実施形態の防護ネットユニット10では、フレーム部材60によって複数の支持部材40を支持位置に位置決めすることで、複数の支持部材40を防護対象物2の周囲に設置された枠体3に固定する前に、防護ネット20に取り付けられた各ワイヤロープ30を複数の支持部材40に巻き付ける作業を行うことができる。すなわち、防護ネット20の枠体3への設置作業とは別個の作業において、防護ネット20、ワイヤロープ30、複数の支持部材40およびフレーム部材60を防護ネットユニット10として組み付けることができる(パネル化することができる)。
この結果、防護ネットユニット20を枠体3に取り付ける現地作業としては、複数の支持部材40を枠体3に固定する作業のみとなるため、現地での作業負担を軽減することができる。また、現地での作業スペースを削減することができるため、プラント設備1内において狭いエリアに配置される防護対象物2の周囲にも複数の防護ネットユニット10を配置することが可能となる。さらに、防護ネットユニット10の組み付け品質の向上、および組み付け品質の検査精度の向上をも図ることができる。
また、複数の支持部材40のフレーム部材60の取り付け位置とは反対側の面を枠体3に固定することで、防護ネットユニット20を枠体3に取り付ける現地作業としては、枠体3の外側でのみ作業を行うようにすることができる。この結果、枠体3の内側に、防護ネットユニット10の取り付け作業用の内部足場を組み立てたり、防護ネットユニット10の取り付けに際して防護対象物2を養生したりする必要がなくなる。
ここで、図15は、防護ネットユニット10の組み付けから設置までの作業工程および作業期間の一例を示す説明図であり、図16は、比較例としての防護ネット20の設置までの作業工程および作業期間の一例を示す説明図である。図16は、現地において枠体3に複数の支持部材40を固定した上で、当該複数の支持部材40に複数の防護ネット20を積層しながら、複数の防護ネット20の一枚ごとに取り付けられた各ワイヤロープ30を各支持部材40に巻き付ける場合の作業工程を示す。
図15に示すように、防護ネットユニット10の組み付けから設置までの作業工程としては、(1)枠体3に防護ネットユニット10を取り付けるための外部足場の組み立て工程、(2)防護ネットユニット10の組み付け工程、(3)防護ネットユニット10の枠体3への取り付け工程、すなわち複数の支持部材40の枠体3への固定工程、(4)外部足場の解体工程が必要となる。一方、図16の比較例としての防護ネット20の設置までの作業工程としては、(1)枠体3に防護ネット20を取り付けるための外部足場の組み立て工程、(2)枠体3に防護ネット20を取り付けるための内部足場の組み立て、および防護対象物2の養生工程、(3)防護ネット20の枠体3への取り付け工程、(4)内部足場の解体、および防護対象物2の養生撤去工程、(5)外部足場の解体工程が必要となる。
図15および図16の(3)ネット取り付け工程の作業期間に示すように、本実施形態の防護ネットユニット10では、現地で枠体3に複数の支持部材40を固定した上で、当該複数の支持部材40に複数の防護ネット20を積層しながら、一枚ごとに取り付けられた各ワイヤロープ30を各支持部材40に巻き付ける場合に比べて、現地作業の作業負担を軽減することができるため、作業期間を削減することが可能となる。
また、本実施形態の防護ネットユニット10では、上述したように、図16に示す(2)内部足場組み立ておよび防護対象物2の養生作業、(4)内部足場解体および防護対象物2の養生撤去の工程を省略することができる。さらに、現地で枠体3の外側足場を形成しておく間(図15に示す(1)の作業期間)に、現地とは別の施設で防護ネットユニット10の組み付け工程(図15に示す(2)の作業期間)を行うことができる。一方、図16に示す比較例の防護ネット20の設置までの作業工程では、少なくとも(1)外部足場の組み立て工程や、(2)内部足場の組み立て、および防護対象物2の養生工程の一部が終わるまでは、防護ネット20の取り付け工程の開始を待つ必要がある。
このように、本実施形態の防護ネットユニット10によれば、図16に示す比較例に対して、防護ネットユニット10の設置までの作業期間を削減することが可能となる。また、防護ネットユニット10の設置までの作業期間を削減することで、高所での作業を少なくすることができるため、作業の安全性をも向上させることができる。
以上説明したように、実施形態にかかるプラント設備1、防護ネットユニット10、および防護ネットユニット10の設置方法によれば、比較的大きな防護対象物2を防護するための防護ネットの設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができる。
また、フレーム部材60は、複数の支持部材40の枠体3への固定後に、複数の支持部材40から取り外し可能である。これにより、枠体3に設置された防護ネットユニット10の重量を低減させることができる。
また、防護ネット20は、複数が積層して配置される。このように、複数の防護ネット20を用いる場合にも、実施形態にかかる防護ネットユニット10では、現地での作業負担を軽減することができるため、防護ネット20の設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができる。
また、ワイヤロープ30は、複数の防護ネット20の一枚ごとに複数取り付けられている。このように、複数の防護ネット20の一枚ごとに複数のワイヤロープ30が取り付けられている場合にも、実施形態にかかる防護ネットユニット10では、現地での作業負担を軽減することができるため、防護ネット20の設置作業の簡易化および作業期間の削減を図ることができる。
また、ワイヤロープ30は、一端がターンバックル71またはターンバックル72に連結されており、ターンバックル71およびターンバックル72は、複数の防護ネット20の積層方向からみた場合、連結されているワイヤロープ30と積層方向において隣り合うワイヤロープ30に連結されている他のターンバックル71およびターンバックル72と重ならない位置に配置される。これにより、防護ネット20の積層方向からみてターンバックル71およびターンバックル72が重なることで、その部分の厚みが増加してフレーム部材60と干渉してしまうのを抑制することができるため、防護ネット20、ワイヤロープ30、複数の支持部材40およびフレーム部材60の組み付け作業を容易に行うことが可能となる。なお、各ワイヤロープ30に連結された各ターンバックル71および各ターンバックル72は、フレーム部材60を複数の支持部材40に取り付ける際に当該フレーム部材60と干渉するおそれがなければ、複数の防護ネット20の積層方向からみて重なって配置されてもよい。
また、ターンバックル71およびターンバックル72は、複数の防護ネット20のうち積層順において奇数番目に配置されるものと偶数番目に配置されるものとで、積層方向からみて異なる位置に配置される。これにより、ターンバックル71およびターンバックル72を複数の防護ネット20の積層方向からみて重ならない位置に容易に配置することができる。なお、ターンバックル71およびターンバックル72は、複数の防護ネット20のうち積層順において奇数番目に配置されるもの、偶数番目に配置されるものにおいて、同じ位置に配置される必要はなく、各防護ネット20においてすべて異なる位置に配置されてもよい。
また、ワイヤロープ30は、他端が複数の締結具81、82、83または84によりワイヤロープ30自身に締結されており、複数の締結具81、82、83および84は、複数の防護ネット20の積層方向からみた場合、締結されているワイヤロープ30と上記積層方向において隣り合うワイヤロープ30に締結されている複数の締結具81、82、83および84と一部が重ならない位置に配置される。これにより、各締結具81、82、83および84が防護ネット20の積層方向からみて重なることで、その部分の厚みが増加してフレーム部材60と干渉してしまうのを抑制することができる。なお、各締結具81、82、83、および84は、防護ネット20の積層方向からみて一部ではなくすべてが重ならない位置に配置されてもよい。また、各締結具81、82、83、および84は、フレーム部材60を複数の支持部材40に取り付ける際に当該フレーム部材60と干渉するおそれがなければ、防護ネット20の積層方向からみて重なって配置されてもよい。
なお、ワイヤロープ30の防護ネット20および複数の支持部材40への取り付け構造は、図8から図11に示すものに限られない。例えば、1本のワイヤロープ30を防護ネット20の周縁部に縫い付けると共に、当該ワイヤロープ30の両端をターンバックルで連結してもよい。この場合にも、各ワイヤロープ30に連結された各ターンバックルを複数の防護ネット20の積層方向からみて重ならない位置に配置すれば、ターンバックルとフレーム部材60とが干渉してしまうのを抑制することができる。
また、防護ネットユニット10は、複数が並んで枠体3に固定され、複数の支持部材40の一部には、補強部材50が取り付けられ、補強部材50は、隣り合う防護ネットユニット10同士の間に位置する枠体3に固定される。これにより、枠体3のうち、隣り合う防護ネットユニット10の間に位置して比較的大きな負荷がかかる部分を補強部材50によって良好に補強することができる。なお、補強部材50は、防護ネットユニット10から省略されてもよい。
1 プラント設備
2 防護対象物
3 枠体
10,10B 防護ネットユニット
20 防護ネット
20a 切欠き
20b 辺
21,23 短辺
22,24 長辺
30 ワイヤロープ
31 第1ワイヤロープ
31a,32a,33a,34a 一端
31b,32b,33b,34b 他端
32 第2ワイヤロープ
33 第3ワイヤロープ
34 第4ワイヤロープ
40 支持部材
41 基板部
42 柱状部
43 抑え板部
44 セパレータ
50 補強部材
60 フレーム部材
71,72 ターンバックル
81,82,83,84 締結具
100 支持基台

Claims (10)

  1. 防護ネットと、
    前記防護ネットの周縁部に取り付けられたロープと、
    前記ロープが巻き付けられて前記防護ネットを支持する複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材に取り付けられ、前記防護ネットを支持する際の支持位置に前記複数の支持部材を位置決め可能なフレーム部材と、
    を備え、
    前記複数の支持部材は、前記フレーム部材の取り付け位置とは反対側の面が防護対象物の周囲に設置された枠体に固定されることを特徴とする防護ネットユニット。
  2. 前記フレーム部材は、前記複数の支持部材の前記枠体への固定後に、前記複数の支持部材から取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の防護ネットユニット。
  3. 前記防護ネットは、複数が積層して配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の防護ネットユニット。
  4. 前記ロープは、前記複数の防護ネットの一枚ごとに複数取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の防護ネットユニット。
  5. 前記ロープは、一端がターンバックルに連結されており、
    前記ターンバックルは、前記複数の防護ネットの積層方向からみた場合、連結されている前記ロープと前記積層方向において隣り合う前記ロープに連結されている他の前記ターンバックルと重ならない位置に配置されることを特徴とする請求項3または4に記載の防護ネットユニット。
  6. 前記ターンバックルは、前記複数の防護ネットのうち積層順において奇数番目に配置されるものと偶数番目に配置されるものとで、前記積層方向からみて異なる位置に配置されることを特徴とする請求項5に記載の防護ネットユニット。
  7. 前記ロープは、他端が締結具により前記ロープ自身に締結されており、
    前記締結具は、前記複数の防護ネットの積層方向からみた場合、締結されている前記ロープと前記積層方向において隣り合う前記ロープに締結されている他の前記締結具と少なくとも一部が重ならない位置に配置されることを特徴とする請求項5または6に記載の防護ネットユニット。
  8. 前記防護ネットユニットは、前記枠体に沿って複数が並んで配置され、
    前記複数の支持部材の一部には、補強部材が取り付けられ、
    前記補強部材は、隣り合う前記防護ネットユニット同士の間に位置する前記枠体に固定されることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の防護ネットユニット。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の防護ネットユニットと、前記防護ネットにより少なくとも一部が覆われる防護対象物と、前記防護対象物の周囲に設置されると共に前記複数の支持部材が固定される枠体と、を備えることを特徴とするプラント設備。
  10. 請求項1から8の何れか一項に記載の防護ネットユニットを防護対象物の周囲に設置された枠体に設置する防護ネットユニットの設置方法であって、
    前記複数の支持部材に前記フレーム部材を取り付けて前記複数の支持部材を前記支持位置に位置決めし、前記複数の支持部材に前記ロープを巻き付けて前記防護ネット、前記ロープ、前記複数の支持部材および前記フレーム部材を防護ネットユニットとして組み付ける組み付け工程と、
    前記組み付け工程の後に、前記フレーム部材の取り付け位置とは反対側から前記複数の支持部材を前記枠体に固定する固定工程と、
    を備えることを特徴とする防護ネットユニットの設置方法。
JP2016072652A 2016-03-31 2016-03-31 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法 Active JP6621361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072652A JP6621361B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072652A JP6621361B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017180019A true JP2017180019A (ja) 2017-10-05
JP6621361B2 JP6621361B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=60003822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016072652A Active JP6621361B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6621361B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070642A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社石井鐵工所 飛来物防護機能を有するタンク用屋根構造
JP2021080757A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 昭和飛行機工業株式会社 着脱式耐爆パネル

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015081413A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ゼニス羽田株式会社 防護柵
JP2015163761A (ja) * 2014-01-30 2015-09-10 一般財団法人電力中央研究所 膜状部材の支持方法及び膜状部材の支持構造
JP2016016544A (ja) * 2014-07-06 2016-02-01 四国電力株式会社 保護構造物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015081413A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 ゼニス羽田株式会社 防護柵
JP2015163761A (ja) * 2014-01-30 2015-09-10 一般財団法人電力中央研究所 膜状部材の支持方法及び膜状部材の支持構造
JP2016016544A (ja) * 2014-07-06 2016-02-01 四国電力株式会社 保護構造物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070642A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社石井鐵工所 飛来物防護機能を有するタンク用屋根構造
JP7304609B2 (ja) 2018-10-31 2023-07-07 株式会社石井鐵工所 飛来物防護機能を有するタンク用屋根構造
JP2021080757A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 昭和飛行機工業株式会社 着脱式耐爆パネル
WO2021100219A1 (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 昭和飛行機工業株式会社 脱着式耐爆パネル及びその設置方法並びに修復方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6621361B2 (ja) 2019-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101760680B1 (ko) 내진 보강 장치
JP6621361B2 (ja) 防護ネットユニット、プラント設備、および防護ネットユニットの設置方法
RU2647862C2 (ru) Способ изготовления трансформатора с наборным треугольным магнитопроводом
US6856663B2 (en) Reactor servicing platform
JP6570896B2 (ja) 鉄骨コンクリート構造
US20150218838A1 (en) Buckling restrained brace and load-bearing structure provided with the same
JP5959108B2 (ja) 鉄筋コンクリート部材の補強方法
JP6883397B2 (ja) 屋根構造体の構築方法
JP2012026247A (ja) 組立補助装置の主筋位置決め治具兼用補強枠及びその鉄筋篭横組み工法。
JP2009097274A (ja) 柱の構築工法及び柱型枠ユニット
JP2018096071A (ja) 複合建物
KR20170067174A (ko) 커플러장치를 이용한 데크플레이트 조립체 및 이를 이용한 슬래브 시공방법
JP2011043439A (ja) 原子力プラント建屋の構造及びその建設工法
JP6709576B2 (ja) 防護ネットの支持部材、防護ネットユニットおよびプラント設備
JP6709577B2 (ja) 飛来物防護設備およびプラント設備
JP5313559B2 (ja) 耐震壁形成方法
JP6712889B2 (ja) 防護ネットの支持機構およびプラント設備
JP2017106165A (ja) 階段室構造体およびその建築方法
JP6623107B2 (ja) 防護ネットの支持機構およびプラント設備
JP5002557B2 (ja) 型枠構造、型枠構造の構築方法、鉄筋コンクリート造壁体の構築方法
JP2007211587A (ja) 金属製ハニカムパネルの強制曲げ取付構法
JP6184738B2 (ja) コンクリート部材の補強構造及びその補強構築方法
KR101912999B1 (ko) 무주 지붕형 건축 구조물
JP6825213B2 (ja) 免震装置支持構造、及び、免震装置支持構造の施工方法
JP5792578B2 (ja) ユニット化工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6621361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150