JP2017179991A - 窓開閉装置及び開閉窓 - Google Patents

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直樹 石原
Naoki Ishihara
直樹 石原
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Abstract

【課題】小型化できるとともに製造コストが嵩まない窓開閉装置を提供する。【解決手段】窓枠に取り付けた障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、前記窓枠に固定した基体に支持され、駆動入力部3の駆動トルクにより駆動される駆動軸4と、前記基体に支持され、駆動軸4の回動に連動して垂直軸又は水平軸まわりに揺動する操作アームと、前記操作アームの揺動に連動して揺動し、前記障子を開閉する障子開閉アームとを備え、駆動入力部3と駆動軸4との間に、前記駆動トルクが規定値を超えた際に、駆動入力部3側を空転させることにより、前記規定値を超えたトルクが負荷側へ作用しないようにする過負荷防止手段Aを組み込んだ。【選択図】図5

Description

本発明は、障子が外方へ開く開閉窓を開閉操作する窓開閉装置に関する。
突出し窓、片開き窓、横すべり出し窓又は縦すべり出し窓等のような、窓枠に取り付けた障子を換気や通風のために外方へ開く開閉窓において、前記障子を開閉操作する窓開閉装置が使用される(例えば、特許文献1及び2参照)。
このような窓開閉装置は、前記窓枠に固定された基体(例えば、特許文献1のプラスチック製ケーシング14、特許文献2の基体8参照)に支持され、手動又は電動で駆動される駆動軸(例えば、特許文献1の操作軸15、特許文献2のウォーム13A参照)と、前記基体に支持され、前記駆動軸の回転に連動して垂直軸又は水平軸まわりに回動して前記障子の開閉を操作する操作アーム(例えば、特許文献1の第1アーム17、特許文献2の第1揺動アーム21参照)を備える。
特許第3932450号公報 特許第4900038号公報
本願の発明者は、従来の窓開閉装置では、窓が全開又は全閉になってからも手動又は電動で駆動し続けることを想定して、過負荷が掛かっても壊れない強度設計をしていることに着目した。
このような強度設計では、窓開閉装置を構成する前記基体及び前記操作アーム等の主要構成部品の強度を高めるために、前記主要構成部品を厚肉にする必要があるので、窓開閉装置を小型化できない。
一方、過負荷が掛からない構造として、駆動入力部と駆動軸との間に過負荷防止手段を介在させることが考えられる。このような過負荷防止手段として、過負荷が掛かると接続を切ってトルク伝達を遮断する一般的な構造のトルクリミッタを用いた場合、板バネを使用しているものが多く、また部品点数が多くなって組み込みにくいため、製造コストが嵩んでしまう。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、小型化できるとともに製造コストが嵩まない窓開閉装置を提供する点にある。
本発明に係る窓開閉装置は、前記課題解決のために、窓枠に取り付けた障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、
前記窓枠に固定した基体に支持され、駆動入力部の駆動トルクにより駆動される駆動軸と、
前記基体に支持され、前記駆動軸の回動に連動して垂直軸又は水平軸まわりに揺動する操作アームと、
前記操作アームの揺動に連動して揺動し、前記障子を開閉する障子開閉アームと、
を備え、
前記駆動入力部と前記駆動軸との間、又は前記駆動軸内に、前記駆動トルクが規定値を超えた場合に、駆動入力部側を空転させることにより前記駆動トルクを負荷側へ伝達しないようにする過負荷防止手段を組み込んだことを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、駆動入力部の駆動トルクが規定値を超えた場合に、窓開閉装置に組み込んだ過負荷防止手段によって駆動入力部側が空転して負荷側へトルクが伝達されない。それにより、窓が全開又は全閉になってから手動又は電動で駆動し続けても、過負荷が掛からないので、過負荷が掛かっても壊れない強度設計をする必要がない。
よって、窓開閉装置を構成する基体及び操作アーム等の主要構成部品を薄肉にできるので、窓開閉装置を小型化できる。
ここで、前記過負荷防止手段が、
前記駆動入力部と前記駆動軸との間、又は前記駆動軸内に備えた連結体と、
前記連結体を前記駆動軸まわりに回動可能に支持するように、前記連結体を収容する収容部と、
前記連結体から径方向へ出没する係合部材と、
前記連結体の径方向外方に位置して前記係合部材に係合する、前記収容部に設けた係合凹部と、
前記係合部材を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段と、
からなり、
前記駆動トルクが前記規定値以下である場合には、前記係合部材と前記係合凹部との係合状態を維持し、
前記駆動トルクが前記規定値を超えた場合には、前記弾性付勢手段が径方向内方へ弾性変形して前記係合状態を解除するのが好ましい(請求項2)。
このような構成によれば、過負荷防止手段が、駆動入力部と駆動軸との間等に備えた連結体、前記連結体を収容する収容部、前記連結体から径方向へ出没する係合部材、前記収容部に設けた係合凹部、及び前記係合部材を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段からなるので、コンパクトで簡素な組み込みが容易な構成により製造コストが嵩まない。
また、前記係合部材及び前記係合凹部を、周方向等分の2箇所に備えてなるのが一層好ましい(請求項3)。
このような構成によれば、係合部材及び係合凹部を、周方向等分の2箇所に備えているので、2つの係合部材をそれぞれ径方向へ弾性付勢する弾性付勢手段の弾性付勢力が径方向で均衡するので、前記係合状態が解除された際に収容部内で回動する連結体の動作が円滑になる。
さらに、前記連結体、前記収容部、及び前記係合部材が合成樹脂製であり、前記弾性付勢手段が圧縮コイルばねであるのがより一層好ましい(請求項4)。
このような構成によれば、連結体、収容部及び係合部材を射出成形等により製造することにより、軽量化及び低コスト化を図ることができるとともに、弾性付勢手段が簡素な構成で信頼性が高い圧縮コイルばねであるので、低コスト化及び動作の安定化を図ることができる。
特に、係合部材及び前記係合凹部を、周方向等分の2箇所に備えてなるものでは、2つの係合部材を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段として、1つの圧縮コイルばねを共用できるので、さらに低コスト化を図ることができる。
さらにまた、前記係合部材の前記係合凹部に係合する部分が円筒面であり、前記係合凹部が円筒凹面であるのがさらに一層好ましい(請求項5)。
このような構成によれば、係合部材と係合凹部との係合状態では、係合部材の円筒面が係合凹部である円筒凹面に係合しており、前記係合状態におけるトルク伝達が安定するとともに、駆動入力部の駆動トルクが規定値を超えた場合に、前記円筒凹面から前記円筒面が徐々に外れるように動作するので、前記係合状態を解除する動作が円滑になる。
その上、前記係合部材の前記係合凹部に係合する部分が円筒面であり、前記係合凹部が円筒凹面であるので、射出成形等による前記係合部材や前記収容部の製造が容易になる。
本発明に係る開閉窓は、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓であって、前記窓開閉装置を備えたものである(請求項6)。
以上の構成の発明に係る窓開閉装置及び開閉窓によれば、主に以下のような作用効果を奏する。
(1)窓が全開又は全閉になってから手動又は電動で駆動し続けても、過負荷が掛からないので、過負荷が掛かっても壊れない強度設計をする必要がないことから、窓開閉装置の主要構成部品を薄肉にできるので、窓開閉装置を小型化できる。
(2)過負荷防止手段を、駆動入力部と駆動軸との間等に備えた連結体、前記連結体を収容する収容部、前記連結体から径方向へ出没する係合部材、前記収容部に設けた係合凹部、及び前記係合部材を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段で構成することにより、コンパクトで簡素な組み込みが容易な構成であるので製造コストが嵩まない。
本発明の実施の形態に係る窓開閉装置を備えた開閉窓の障子を開いた状態を示す横断面平面図である。 窓開閉装置の要部を室内側から見た斜視図である。 窓開閉装置の要部の分解斜視図である。 (a)は係合状態の窓開閉装置において操作ハンドルが上方にある場合を示す要部拡大部分縦断面側面図、(b)は(a)の矢視X−X断面図である。 (a)は図4(b)の矢視Y−Y断面図、(b)は(a)の係合状態が解除されて操作ハンドルを90°回転させた状態を示す断面図である。 軸継手と連結体を一体化した構造の例を示す断面図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、室内側から室外側へ向かう方向の前側を前、後側を後とし、左右は前方に向かっていうものとし、室内側から見た図を正面図とする。
図1の横断面平面図、及び図2の斜視図に示す本発明の実施の形態に係る窓開閉装置1を備えた開閉窓は、窓枠Fに取り付けた障子Sが前方(室外側)へ開き、障子Sを窓開閉装置1により開閉するものであり、本発明が適用される開閉窓の一例として横すべり出し窓Wを示している。
横すべり出し窓Wにおいて、障子Sは、左右の縦枠と左右の縦框との間に取り付けられた図示しない左右の窓ステーを介して窓枠Fにより支持される。
本発明の実施の形態に係る窓開閉装置1は、窓枠Fの枠部材(本実施の形態では下枠)に固定された基体2に支持され、駆動入力部である操作ハンドル3を回転することにより、その駆動トルクにより駆動される駆動軸4、基体2に支持され、駆動軸4の回動に連動して垂直軸まわりに揺動する操作アームである第1揺動アーム11、第1揺動アームの揺動に連動して揺動し、障子Sを開閉する障子開閉アームである第2揺動アーム12を備える。
第1揺動アーム11の基端部11Aは、基体2により垂直軸まわりに回動可能に支持され、第2揺動アーム12の基端部12Aは、窓枠Fの枠部材(本実施の形態では下枠)により垂直軸まわりに回動可能に支持される。
また、第1揺動アーム11の先端部11Bは、第2揺動アーム12の長手方向中間部と、第2アーム12の長手方向に延びる長孔13内をスライド可能なように連結され、第2揺動アーム12の先端部は、障子Sに対して左右方向にスライド可能に連結される。
さらに、第1揺動アーム11の基端部11Aに設けた歯車部11Cは、駆動軸4の負荷側に設けたウォーム4Bに噛合する。
よって、操作ハンドル3を回転すると、駆動軸4のウォーム4Bが回転し、ウォーム4Bに噛合する歯車部11Cを備えた第1揺動アーム11が垂直軸まわりに揺動し、第1揺動アーム11の揺動に連動して第2揺動アーム12が揺動し、第2揺動アーム12の先端部12Bが前後方向へ移動する。それにより、前記のとおり障子Sを開閉できる。
図3の分解斜視図、並びに図4(a)及び図4(b)の要部拡大部分縦断面側面図に示すように、駆動軸4の後端部には外歯車部4Aが設けられ、外歯車部4Aは、軸継手5の内歯車部5Aに噛合する。
軸継手5の前部の螺孔5Cに駆動軸側固定ねじ9Bを螺合することにより、軸継手5は駆動軸4に連結固定される。
連結体6の径方向に貫通する通孔6Bには、弾性付勢手段である圧縮コイルばね8が収容されるとともに、圧縮コイルばね8の両端部に係合部材7,7が収容される。また、係合部材7,7のばね支持凸部7B,7Bが圧縮コイルばね8のコイル内に入る。
操作ハンドル3は、その基部に、後部の第1収容部3A、及び前部の第2収容部3Bを有し、連結体6が第1収容部3Aに収容され、連結体6の前端部の外歯車部6Aに内歯車部5Aの後部を噛合した軸継手5が第2収容部3Bに収容される。
操作ハンドル3の基部の螺孔3Cに駆動入力側固定ねじであるハンドル固定ねじ9Aを螺合することにより、ハンドル固定ねじ9Aの軸部が軸継手5の周溝5Bに入った状態で、操作ハンドル3は軸継手5に対して抜け止めされる。
図4(b)の要部拡大部分縦断面側面図、及び図5(a)の縦断面図に示す、連結体6、連結体6を駆動軸4まわりに回動可能に支持するように、連結体6を収容する第1収容部3A、連結体6から径方向へ出没する係合部材7,7、連結体6の径方向外方に位置して係合部材7,7に係合する、第1収容部3Aに設けた係合凹部10,10、及び係合部材7,7を径方向外方へ弾性付勢する圧縮コイルばね8が、後述する過負荷防止手段Aを構成する。
ここで、係合部材7及び係合凹部10は、周方向等分(180°反対方向)の2箇所に備えられ、係合部材7の係合凹部10に係合する部分7Aは円筒面であり(図3も参照)、係合凹部10は円筒凹面である。なお、係合部材7及び係合凹部10を、周方向等分の2箇所ではなく、1箇所又は周方向に3箇所以上備えるようにしてもよい。
また、基体2、操作ハンドル3、軸継手5、連結体6、及び係合部材7,7は、ポリアセタール、ポリプロピレン、ナイロン又はABS等の合成樹脂製である。
過負荷防止手段Aは、駆動入力部である操作ハンドル3の駆動トルクが規定値以下の場合には、図5(a)の縦断面図のように、係合部材7,7と係合凹部10,10との係合状態を維持し、前記駆動トルクが前記規定値を超えた場合には、図5(b)の縦断面図のように、圧縮コイルばね8が径方向内方へ縮むように弾性変形して前記係合状態を解除するように、各構成部材の諸元が設定される。
このように、窓開閉装置1は、駆動入力部である操作ハンドル3と駆動軸4との間に、操作ハンドル3の駆動トルクが規定値を超えた場合に、駆動入力部側を空転させることにより前記駆動トルクを負荷側へ伝達しないようにする過負荷防止手段Aを組み込んでいる。
なお、図5(b)のように係合部材7,7と係合凹部10,10との係合状態が解除された場合、操作ハンドル3をさらに回動することにより、係合部材7,7と係合凹部10,10とが係合する回動位置で、圧縮コイルばね8の復元力により係合部材7,7が径方向外方へ付勢されて前記係合状態に復帰するので、操作ハンドル3で障子Sを開閉する操作が可能になる。
以上の説明においては、軸継手5と連結体6が別体である例を示したが、図4(b)に対応する図6の断面図に示すように、図4(b)の軸継手5と連結体6を一体化した連結体6’を用いてもよい。このような連結体6’を用いることにより、部品点数を削減できるので製造コストを低減できる。
図6において、連結体6’の内歯車部5A’には、図4(b)の内歯車部5Aと同様に、駆動軸4の外歯車部4Aが噛合する。また、連結体6’の周溝5B’には、図4(b)の周溝5Bと同様に、ハンドル固定ねじ9Aの軸部(図4(a)参照)が入る。
以上のような構成の窓開閉装置1によれば、駆動入力部である操作ハンドル3の駆動トルクが規定値を超えた場合に、窓開閉装置1に組み込んだ過負荷防止手段Aによって駆動入力部側が空転して負荷側へトルクが伝達されない。それにより、横すべり出し窓Wが全開又は全閉になってから駆動し続けても、過負荷が掛からないので、過負荷が掛かっても壊れない強度設計をする必要がない。
よって、窓開閉装置1を構成する基体2及び操作アームである第1揺動アーム11等の主要構成部品を薄肉にできるので、窓開閉装置1を小型化できる。
また、過負荷防止手段Aが、駆動入力部である操作ハンドル3と駆動軸4との間に備えた、連結体6,6’、連結体6,6’を駆動軸4まわりに回動可能に支持するように収容する第1収容部3A、連結体6,6’から径方向へ出没する係合部材7、連結体6,6’の径方向外方に位置して係合部材7に係合する、第1収容部3Aに設けた係合凹部10、及び係合部材7を径方向外方へ弾性付勢する圧縮コイルばね8からなるので、コンパクトで簡素な組み込みが容易な構成により製造コストが嵩まない。
さらに、係合部材7及び係合凹部10を、周方向等分の2箇所に備えているので、2つの係合部材7,7をそれぞれ径方向へ弾性付勢する圧縮コイルばね8の弾性付勢力が径方向で均衡するので、前記係合状態が解除された際に第1収容部3A内で回動する連結体6,6’の動作が円滑になる。
さらにまた、連結体6,6’、第1収容部3A、及び係合部材7が合成樹脂製であるので、それらを射出成形等により製造することにより、軽量化及び低コスト化を図ることができるとともに、弾性付勢手段が簡素な構成で信頼性が高い圧縮コイルばね8であるので、低コスト化及び動作の安定化を図ることができる。
また、係合部材7及び係合凹部10を、周方向等分の2箇所に備えているので、2つの係合部材7,7を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段として、1つの圧縮コイルばね8を共用できるので、さらに低コスト化を図ることができる。
さらに、係合部材7の係合凹部10に係合する部分7Aが円筒面であり、係合凹部10が円筒凹面であるので、係合部材7と係合凹部10との係合状態では、係合部材7の円筒面が係合凹部10である円筒凹面に係合しており、前記係合状態におけるトルク伝達が安定するとともに、操作ハンドル3の駆動トルクが規定値を超えた場合に、前記円筒凹面から前記円筒面が徐々に外れるように動作するので、前記係合状態を解除する動作が円滑になる。
さらにまた、係合部材7の係合凹部10に係合する部分が円筒面であり、係合凹部10が円筒凹面であるので、射出成形等による係合部材7や操作ハンドル3の製造が容易になる。
以上の説明においては、窓開閉装置1が適用される開閉窓が横すべり出し窓Wである場合を示したが、窓開閉装置1が適用される開閉窓は、縦すべり出し窓、片開き窓又は突出し窓等であってもよく、すなわち、窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開くものであればよい。
したがって、本発明の窓開閉装置1は、それが適用される開閉窓の構成に応じて、下枠ではなく上枠や縦枠に取り付けられる。
窓開閉装置1が縦枠に取り付けられる場合は、第1揺動アーム11及び第2揺動アーム12は、水平軸まわりに揺動する。
また、以上の説明においては、基体2に支持され、駆動軸4の回動に連動して揺動する操作アームが第1揺動アーム11であり、前記操作アームの揺動に連動して揺動し、障子Sを開閉する障子開閉アームが第2揺動アーム12である構成を示したが、障子Sを開閉するための操作アーム及び障子開閉アームは、前記構成に限定されない。
さらに、以上の説明においては、駆動入力部である操作ハンドル3により駆動軸4を回転させる、手動で操作する窓開閉装置1について説明したが、窓開閉装置1はそのような手動で操作する構成に限定されるものではなく、駆動軸4を例えばギヤドモータ等のアクチュエータの出力軸と連結する構成等、電動で操作する構成であってもよい。
さらにまた、高所に設置した開閉窓及び窓開閉装置に対し、その下方からボールチェーン等により開閉操作をする構成であってもよい。
また、以上の説明においては、連結体6,6’等の過負荷防止手段Aを、操作ハンドル3等の駆動入力部と駆動軸4との間に備える構成について説明したが、連結体6,6’等の過負荷防止手段Aを駆動軸4に備えるように構成してもよい。
A 過負荷防止手段
F 窓枠
S 障子
W 横すべり出し窓(開閉窓)
1 窓開閉装置
2 基体
3 操作ハンドル(駆動入力部)
3A 第1収容部
3B 第2収容部
3C 螺孔
4 駆動軸
4A 外歯車部
4B ウォーム
5 軸継手
5A,5A’ 内歯車部
5B,5B’ 周溝
5C 螺孔
6,6’ 連結体
6A 外歯車部
6B 通孔
7 係合部材
7A 係合凹部に係合する部分
7B ばね支持凸部
8 圧縮コイルばね(弾性付勢手段)
9A ハンドル固定ねじ(駆動入力側固定ねじ)
9B 駆動軸側固定ねじ
10 係合凹部
11 第1揺動アーム(操作アーム)
11A 基端部
11B 先端部
11C 歯車部
12 第2揺動アーム(障子開閉アーム)
12A 基端部
12B 先端部
13 長孔

Claims (6)

  1. 窓枠に取り付けた障子が室外側へ開く開閉窓において、前記障子を開閉する窓開閉装置であって、
    前記窓枠に固定した基体に支持され、駆動入力部の駆動トルクにより駆動される駆動軸と、
    前記基体に支持され、前記駆動軸の回動に連動して垂直軸又は水平軸まわりに揺動する操作アームと、
    前記操作アームの揺動に連動して揺動し、前記障子を開閉する障子開閉アームと、
    を備え、
    前記駆動入力部と前記駆動軸との間、又は前記駆動軸内に、前記駆動トルクが規定値を超えた場合に、駆動入力部側を空転させることにより前記駆動トルクを負荷側へ伝達しないようにする過負荷防止手段を組み込んだことを特徴とする窓開閉装置。
  2. 前記過負荷防止手段が、
    前記駆動入力部と前記駆動軸との間、又は前記駆動軸内に備えた連結体と、
    前記連結体を前記駆動軸まわりに回動可能に支持するように、前記連結体を収容する収容部と、
    前記連結体から径方向へ出没する係合部材と、
    前記連結体の径方向外方に位置して前記係合部材に係合する、前記収容部に設けた係合凹部と、
    前記係合部材を径方向外方へ弾性付勢する弾性付勢手段と、
    からなり、
    前記駆動トルクが前記規定値以下である場合には、前記係合部材と前記係合凹部との係合状態を維持し、
    前記駆動トルクが前記規定値を超えた場合には、前記弾性付勢手段が径方向内方へ弾性変形して前記係合状態を解除する請求項1記載の窓開閉装置。
  3. 前記係合部材及び前記係合凹部を、周方向等分の2箇所に備えてなる請求項2記載の窓開閉装置。
  4. 前記連結体、前記収容部、及び前記係合部材が合成樹脂製であり、
    前記弾性付勢手段が圧縮コイルばねである請求項2又は3記載の窓開閉装置。
  5. 前記係合部材の前記係合凹部に係合する部分が円筒面であり、
    前記係合凹部が円筒凹面である請求項2〜4の何れか1項に記載の窓開閉装置。
  6. 窓枠に取り付けられた障子が室外側へ開く開閉窓であって、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の窓開閉装置を備えた開閉窓。
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