JP2017178096A - ヘッドレスト調整装置 - Google Patents

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雅生 野口
Masao Noguchi
雅生 野口
俊顕 永田
Toshiaki Nagata
俊顕 永田
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Abstract

【課題】シートバックによる制約を軽減しながらも、電動による複数種類のヘッドレストの位置調整を可能にしたヘッドレスト調整装置を提供する。
【解決手段】シートバックに固定されるヘッドレストステー11に、ヘッドレスト内に収容された状態で支持される駆動部材50と、ヘッドレスト内に収容されその位置調整を行う複数の位置調整機構MH,ML,MTと、複数の位置調整機構に対応して個別に配設された複数の位置調整用操作ノブ61H,61L,61Tとを備え、駆動部材50は、回転モータ57と、複数の位置調整用操作ノブ61H,61L,61Tのいずれかの操作に伴い該当する位置調整機構への出力軸と回転モータ57に回転駆動される入力軸とを選択的に接続する複数の機械式のクラッチ機構と、複数の位置調整用操作ノブ61H,61L,61Tのいずれかの操作に伴い操作方向に応じた極性で回転モータ57に通電するスイッチとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドレスト調整装置に関するものである。
従来、ヘッドレスト調整装置として種々のものが提案されている。例えば特許文献1に記載されたヘッドレスト調整装置は、シートバック側に設けられたベース部材と、該ベース部材に支持された駆動部材と、ベース部材に対して昇降自在な可動部材とを備えて構成される。そして、駆動部材の駆動力を可動部材に伝達することで、該可動部材に連結されたヘッドレストの上下位置(高さ)が調整される。この場合、駆動部材と共に可動部材もシートバック側に設けられている。
また、特許文献2に記載されたヘッドレスト調整装置は、シートバック側に設けられた駆動部材と、ヘッドレスト内に収容された首振り機構(下振り)と、ヘッドレストステー内部に挿通されてそれらを駆動連結する動力伝達ロッドとを備えて構成される。そして、駆動部材の駆動力を動力伝達ロッドを介して首振り機構に伝達することで、ヘッドレストの横軸線周りの角度が調整される。
さらに、特許文献3に記載されたヘッドレスト調整装置は、ヘッドレストの上下位置、前後位置及び側部の突出位置(いわゆるバタフライ角度)を調整する複数の位置調整機構を備えている。そして、上下位置の調整に係る駆動部材はシートバック側に設けられており、前後位置の調整に係る駆動部材はヘッドレスト内に収容されている。一方、側部の突出位置の調整は手動によるものとなっている。
特許第4857836号公報 特許第4254421号公報 CN202827217 U
ところで、特許文献1、2では、シートバック側に駆動部材が配置されることで、薄型化傾向にある近年のシートバックでは、その配置スペースの確保が困難になる可能性がある。また、電動によるヘッドレストの位置調整が1種類であることで、好適な頭部の拘束性を得るには自ずと限界があり、あるいはそのために要する操作が煩わしいものとなっている。一方、特許文献3では、電動によるヘッドレストの位置調整が複数種類(上下位置調整、前後位置調整)であるものの、同様にシートバックにおける配置スペースの確保が困難になる可能性がある。また、複数種類の各々の位置調整のために専用のモータが必要であることで、装置全体としての質量増加を余儀なくされる。
本発明の目的は、シートバックによる制約を軽減しながらも、電動による複数種類のヘッドレストの位置調整を可能にしたヘッドレスト調整装置を提供することにある。
上記課題を解決するヘッドレスト調整装置は、シートバックに固定されるヘッドレストステーに、ヘッドレスト内に収容された状態で支持される駆動部材と、前記ヘッドレスト内に収容され、該ヘッドレストの位置調整を行う複数の位置調整機構と、前記複数の位置調整機構に対応して個別に配設された複数の操作部材とを備え、前記駆動部材は、回転モータと、前記複数の位置調整機構に対応して個別に配設され、前記複数の操作部材のいずれかの操作に伴い、該当する前記位置調整機構への出力軸と前記回転モータに回転駆動される入力軸とを選択的に接続する複数の機械式のクラッチ機構と、前記複数の操作部材のいずれかの操作に伴い、操作方向に応じた極性で前記回転モータに通電するスイッチとを備える。
この構成によれば、前記駆動部材及び前記複数の位置調整機構が共に前記ヘッドレスト内に収容されることで、例えば前記シートバック側に配置する場合のような該シートバックによる制約を軽減できる。また、前記回転モータの入力軸と、前記複数の位置調整機構への出力軸とを、前記複数のクラッチ機構を介して選択的に接続するとともに、前記スイッチにより前記回転モータに通電することで、電動により前記ヘッドレストの複数種類の位置調整をできる。
上記ヘッドレスト調整装置について、前記複数の操作部材は、前記回転モータの軸線と平行な軸線の周りに前記駆動部材に回動自在に連結されており、該駆動部材における前記回転モータの反対側に配置されることが好ましい。
この構成によれば、前記複数の操作部材は、前記駆動部材における前記回転モータの反対側に配置されることで、該回転モータとの干渉を回避した効率的な配置にできる。
上記ヘッドレスト調整装置について、前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記ヘッドレストステーの前記ヘッドレスト内に位置する固定ブラケットに対して上下方向に移動する上下移動部を有する上下位置調整機構であり、前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記上下移動部に対してシートの前後方向に移動する前後プレートを有する前後位置調整機構であり、前記駆動部材は、前記前後プレートに支持されることが好ましい。
この構成によれば、前記駆動部材は、前記上下位置調整機構の作動に伴い前記上下移動部が上下方向に移動する際には、前記前後プレートと共にこれに追従して上下方向に移動する。また、前記駆動部材は、前記前後位置調整機構の作動に伴い前記前後プレートがシートの前後方向に移動する際には、これに追従してシートの前後方向に移動する。従って、例えば前記駆動部材を残置したまま前記上下移動部の上下方向の移動又は前記前後プレートのシートの前後方向の移動、即ち前記ヘッドレストの移動を許容する場合に比べて該ヘッドレストの大型化を抑制できる。
上記ヘッドレスト調整装置について、前記上下位置調整機構は、前記固定ブラケット及び前記上下移動部の間に介設され、回転に伴い前記固定ブラケットに対して前記上下移動部を上下方向に移動させる上下位置調整用回転体を有し、前記上下位置調整機構に対応する前記駆動部材の前記出力軸は、トルクケーブルを介して前記上下位置調整用回転体に駆動連結されることが好ましい。
この構成によれば、前記前後位置調整機構の作動に伴い前記前後プレートと共に前記駆動部材が前記上下移動部に対してシートの前後方向に移動する際、前記上下位置調整機構に対応する前記駆動部材の前記出力軸及び前記上下位置調整用回転体の相対位置が変化したとしても、前記トルクケーブルで吸収して当該出力軸及び前記上下位置調整用回転体の駆動連結の状態を維持できる。
上記ヘッドレスト調整装置について、前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記前後プレートに対してシートの幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持された首振りプレートを有する首振り角度調整機構であり、前記首振り角度調整機構は、前記前後プレートに対してシートの前後方向に移動する首振り角度調整用移動体と、前記首振り角度調整用移動体に回動自在に連結された中継リンクと、前記中継リンクに回動自在に連結され、前記首振りプレートに固定された取付リンクとを備えることが好ましい。
この構成によれば、前記取付リンクの固定された前記首振りプレートは、前記首振り角度調整用移動体及び前記中継リンクと共にリンク機構(四節回転連鎖の変形形態)を構成することで、前記首振り角度調整用移動体のシートの前後方向の位置に合わせて前記首振りプレートの回動位置(首振り角度)をより正確に制御できる。
本発明は、シートバックによる制約を軽減しながらも、電動による複数種類のヘッドレストの位置調整ができる効果がある。
ヘッドレスト調整装置の一実施形態が適用されるシートの斜視図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す分解斜視図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す分解斜視図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す分解斜視図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す断面図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す断面図。 同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその構造を示す断面図。 駆動部材の構造を示す分解斜視図。 (a)は、同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその作用を概略的に示す側面図であり、(b)は、比較例のヘッドレスト調整装置についてその作用を概略的に示す側面図。 (a)、(b)は、同実施形態のヘッドレスト調整装置についてその作用を概略的に示す側面図。
以下、ヘッドレスト調整装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、シートの前後方向を「前後方向」という。
図1に示すように、車両のフロアには、乗員の着座部を形成するシート1が支持されている。このシート1は、座面を形成するシートクッション2と、該シートクッション2の後端部に傾動(回動)自在に支持されたシートバック3と、該シートバック3の上端部に支持されたヘッドレスト4とを備えて構成される。シートバック3は、乗員の背もたれ部を形成し、ヘッドレスト4は、乗員の頭部の拘束部を形成する。なお、シートバック3には、ヘッドレスト4内に上端部の進入するヘッドレストステー11が固定されており、ヘッドレスト4は、ヘッドレストステー11を介してシートバック3に支持されている。
そして、ヘッドレスト4は、ヘッドレストステー11(シートバック3)に対する上下位置及び前後位置が調整可能であるとともに、首振り角度が調整可能であるように構成されている。
すなわち、図2及び図3に示すように、ヘッドレストステー11は、上下方向に中心線の延びる一対の略円筒状の上下ガイド12を有する。両上下ガイド12は、互いに平行にシートの幅方向に並設されている。そして、両上下ガイド12のヘッドレスト4内に進入する上端同士は、シートの幅方向に延在する略弓形の固定ブラケット13により当該方向に接続されている。この固定ブラケット13には、略四角形の取付凹部13aが下方に凹むように形成されるとともに、該取付凹部13aには、略四角形のナット14が装着されている。このナット14には、取付凹部13aと共に上下方向に開口するナット孔14aが形成されている。そして、ナット14の装着された取付凹部13aの周縁部には、略U字状の保持プレート15がナット孔14aを開放する状態で締結されている。
一方、固定ブラケット13の下方には、ヘッドレスト4内でシートの幅方向に延在する略弓形の上下移動部21が配置されている。この上下移動部21は、両上下ガイド12と同心で上下方向に開口する一対の上下ガイド孔21aが形成されており、これら両上下ガイド孔21aに両上下ガイド12が挿入されている。つまり、上下移動部21は、両上下ガイド孔21aを両上下ガイド12に沿って摺動させつつ上下方向に移動する。
なお、上下移動部21のシートの幅方向両端には、前後方向に中心線の延びる一対の略円形の前後ガイド孔21bが形成されている。また、上下移動部21のシートの幅方向中央部には、両前後ガイド孔21bと平行に、即ち前後方向に中心線の延びるナット孔21cが形成されるとともに、該ナット孔21cに隣接して前後方向に連通する略U字状の逃げ溝21dが形成されている。さらに、ナット14の下方でこれに対向する上下移動部21の位置には、前後方向に延びる略長円形のギヤ収容部21eが下方に凹むように形成されている。このギヤ収容部21eには、互いに平行に上下方向に軸線の延びるヘリカルギヤからなる固定側入力ギヤ22及び固定側出力ギヤ23が互いに噛合する状態で回転自在に収容されている。固定側出力ギヤ23は、ナット孔14aと同軸に配置されている。そして、固定側入力ギヤ22及び固定側出力ギヤ23の収容されたギヤ収容部21eの周縁部には、略方台形状の保持プレート24が複数のねじ25により締結されている。この保持プレート24には、固定側入力ギヤ22と同心で上下方向に開口する略円筒状のボス部24aが形成されるとともに、固定側出力ギヤ23と同心で上下方向に開口する略円形の挿入孔24bが形成されている。
挿入孔24bには、固定側出力ギヤ23と同心でこれに一体回転可能に嵌挿される上下位置調整用回転体としての上下スクリュ26が貫通する。この上下スクリュ26は、保持プレート24に対する軸線方向の移動が規制されており、且つ、ナット孔14aにおいてナット14と螺合する。従って、固定側入力ギヤ22が回転すると、これに連動して固定側出力ギヤ23が上下スクリュ26と共に回転する。これに伴い、ナット14との間のねじ作用で上下スクリュ26が保持プレート24及び上下移動部21と共にナット14(固定ブラケット13)に対して上下方向に移動する。
図2及び図4に示すように、上下移動部21の前方には、前後プレート31が配置されている。この前後プレート31は、上下方向に起立する本体部31a及び該本体部31a下端のシートの幅方向中央部に接続されて後方に延びる台座部31bを有して略L字形状を呈する。そして、本体部31a下端のシートの幅方向両端には、上下移動部21の両前後ガイド孔21bと同心で後方に延びる一対の略円筒状の前後ガイド32が取着されている。これら両前後ガイド32は、両前後ガイド孔21bに前後方向に摺動自在に挿入されている。つまり、前後プレート31は、両前後ガイド32を両前後ガイド孔21bに摺動させつつ上下移動部21に対して前後方向に移動する。なお、本体部31a上端のシートの幅方向両端には、当該方向に開口する一対の略円筒状の支持部31cが形成されている。また、本体部31aの下部には、前後方向に開口する略四角形の透孔31dが形成されるとともに、該透孔31dに隣接して前後方向に開口する略円形の逃げ孔31eが形成されている。
台座部31bには、略ブロック状の架台33が載置されている。そして、この架台33のシートの幅方向一側(図示右下側)の前部には、前後ギヤボックス34がねじ35により締結されている。この前後ギヤボックス34は、その外形をなす前後ギヤハウジング34aを有するとともに、該前後ギヤハウジング34aに互いに噛合する状態で回転自在に収容された一対の略円筒状のヘリカルギヤからなる入力ギヤ34b及び出力ギヤ34cを有する。入力ギヤ34bの軸線は上下方向に延びており、出力ギヤ34cの軸線は上下移動部21のナット孔21cと同心で前後方向に延びている。
図5に併せ示すように、出力ギヤ34cには、軸線方向に移動規制された状態で前後ギヤハウジング34aに挿通された前後スクリュ36の前端部が一体回転可能に嵌挿されている。このとき、前後スクリュ36の前後ギヤハウジング34aを貫通する前端は、逃げ孔31eに遊挿されることで前後プレート31との干渉が回避される。この前後スクリュ36の後端部は、ナット孔21cにおいて上下移動部21と螺合する。従って、入力ギヤ34bが回転すると、これに連動して出力ギヤ34cと共に前後スクリュ36が回転する。これに伴い、ナット孔21cとの間のねじ作用で前後スクリュ36が前後ギヤボックス34、架台33及び前後プレート31と共に上下移動部21に対して前後方向に移動する。
なお、図2及び図4に示すように、架台33のシートの幅方向他側(図示左上側)の後部には、首振りギヤボックス41がねじ42により締結されている。このギヤボックス41は、その外形をなす首振りギヤハウジング41aを有するとともに、該首振りギヤハウジング41aに互いに噛合する状態で回転自在に収容された一対の略円筒状のヘリカルギヤからなる入力ギヤ41b及び出力ギヤ41cを有する。この出力ギヤ41cには、ナット孔41dが形成されている。
前後プレート31には、本体部31aの前方で上下方向に起立する首振りプレート43が支持されている。すなわち、首振りプレート43の上端であって、前後プレート31の両支持部31cの間に挟まれるシートの幅方向中間部には、当該方向に開口する略円筒状の被支持部43aが形成されている。首振りプレート43は、両支持部31cの間でそれらに同軸に被支持部43aが配置された状態で、両支持部31c及び被支持部43aに略円柱状のヒンジピン44が挿入されることで、該ヒンジピン44の軸線(シートの幅方向に延びる軸線)の周りに前後プレート31に回動自在に支持されている。なお、首振りプレート43には、前後プレート31の逃げ孔31eに対向して略円形の逃げ孔43bが形成されている。この逃げ孔43bは、前後スクリュ36の前後ギヤハウジング34aを貫通する前端を遊挿させて該前端との干渉を回避するためのものである。
出力ギヤ41cには、首振りギヤハウジング41aに挿通された首振りスクリュ45がナット孔41dにおいて螺合する。この首振りスクリュ45の首振りギヤハウジング41aを貫通する前端には、前上方に延出する略L字状の取付ブラケット46が固着されている。首振りスクリュ45及び取付ブラケット46は首振り角度調整用移動体を構成する。
取付ブラケット46の上端部は、支持ピンA1により前後方向に延在する略アーム状の中継リンク47の前端部が回動自在に連結されるとともに、該中継リンク47の後端部は、支持ピンA2により取付リンク48の後端部が回動自在に連結されている。この取付リンク48は、支持ピンA2を中心とする径方向に沿って前方に延出するアーム部48aを有するとともに、該アーム部48aの前端から起立する略L字状の取付部48bを有する。そして、取付リンク48は、取付部48bにおいてその前方に位置する首振りプレート43に固着されている。
つまり、首振りスクリュ45は、取付ブラケット46、中継リンク47及び取付リンク48を介して首振りプレート43に連結されている。このとき、首振りスクリュ45等は、前後プレート31と干渉しないように透孔31dに遊挿されている。そして、例えば首振りスクリュ45が前方に移動すると、取付ブラケット46及び中継リンク47を介して取付リンク48が前方に移動しつつ支持ピンA2の周りに取付部48bが上昇するように回動する。これにより、首振りプレート43がヒンジピン44の周りに下端が上昇するように、即ち前後プレート31との間の角度(首振り角度)が増加するように回動(首振り作動)する。反対に、首振りスクリュ45が後方に移動すると、取付リンク48が後方に移動しつつ支持ピンA2の周りに取付部48bが下降するように回動することで、首振りプレート43がヒンジピン44の周りに下端が下降するように、即ち前後プレート31との間の角度(首振り角度)が減少するように回動(首振り作動)する。
なお、首振りスクリュ45は、首振りギヤボックス41の出力ギヤ41c(ナット孔41d)に螺合するものの、前端部が取付ブラケット46等を介して首振りプレート43に連結されることで、回転規制されている。従って、図6に併せ示すように、入力ギヤ41bが回転すると、これに連動して出力ギヤ41cが回転することで、首振りスクリュ45との間のねじ作用で該首振りスクリュ45が前後方向に移動する。この際、首振りスクリュ45は、逃げ溝21dを空走することで上下移動部21との干渉が回避される。首振りスクリュ45が前後方向に移動することで、首振りプレート43が首振り作動することは既述のとおりである。
図2に示すように、前後プレート31には、両ギヤボックス34,41の上方に配置された駆動部材50が締結されている。すなわち、駆動部材50は、その外形をなすケース51を有しており、該ケース51において前後プレート31の本体部31aに締結されている。つまり、駆動部材50は、前後プレート31及び上下移動部21を介してヘッドレストステー11に支持されている。駆動部材50がヘッドレスト4内に収容されていることはいうまでもない。
また、駆動部材50は、ケース51のシートの幅方向一側(図示右下側)に複数のねじ55により締結されたブラケット56を有するとともに、該ブラケット56に取着された回転モータ57を有する。この回転モータ57には、シートの幅方向に軸線の延びる回転軸と一体回転するウォーム58が設けられている。
駆動部材50には、複数の操作部材としての上下位置調整用操作ノブ61H、前後位置調整用操作ノブ61L及び首振り角度調整用操作ノブ61Tがシートの幅方向に延びる軸線、即ち回転モータ57の軸線と平行な軸線の周りに回動自在に連結されている。これら調整用操作ノブ61H,61L,61Tは、シートの幅方向において、駆動部材50における回転モータ57の反対側に配置されている。そして、上下位置調整用操作ノブ61Hの軸線及び首振り角度調整用操作ノブ61Tの軸線は、回転モータ57の軸線よりもそれぞれ上方及び下方に位置している。前後位置調整用操作ノブ61Lは、首振り角度調整用操作ノブ61Tよりも下方に位置するものの、その実質的な軸線は、首振り角度調整用操作ノブ61Tの軸線に一致する。
なお、駆動部材50は、上下方向に軸線の延びる互いに独立の複数(3つ)の出力軸を内蔵しており、調整用操作ノブ61H,61L,61Tのいずれかの操作に伴い、回転モータ57に回転駆動される入力軸を該当する出力軸に連結するように構成されている。また、駆動部材50は、調整用操作ノブ61H,61L,61Tのいずれかの操作に伴い、操作方向に応じた極性で回転モータ57に通電するように構成されている。
図3に示すように、ケース51の上端には、可動側ギヤボックス27が複数のねじ28により締結されている。この可動側ギヤボックス27は、その外形をなす略三角箱型の可動側ギヤハウジング27aを有するとともに、該可動側ギヤハウジング27aに互いに噛合する状態で回転自在に収容された軸付きのヘリカルギヤからなる可動側入力ギヤ27b及び略円筒状のヘリカルギヤからなる可動側出力ギヤ27cを有する。なお、可動側入力ギヤ27bは、上下位置調整用操作ノブ61Hに対応する駆動部材50の出力軸と同軸に配置されてこれと一体回転するように連結されている。
可動側出力ギヤ27cには、上下方向に延在するトルクケーブル29の可動側ギヤハウジング27a内に進入する一側の先端部が一体回転可能に嵌挿されている。このトルクケーブル29の他側の先端部は、ボス部24aを貫通して固定側入力ギヤ22に一体回転可能に嵌挿されている。従って、上下位置調整用操作ノブ61Hの操作に伴い、これに対応する駆動部材50の出力軸が可動側入力ギヤ27bと共に回転すると、その回転が可動側出力ギヤ27c及びトルクケーブル29を介して固定側入力ギヤ22に伝達される。固定側入力ギヤ22が回転することで上下移動部21等が固定ブラケット13に対して上下方向に移動することは既述のとおりである。可動側ギヤボックス27、トルクケーブル29、固定側入力ギヤ22、固定側出力ギヤ23、上下スクリュ26、ナット14及び上下移動部21等は位置調整機構としての上下位置調整機構MHを構成する。
図4に示すように、ケース51の下方には、前後位置調整用操作ノブ61Lに対応する駆動部材50の出力軸と同軸に配置され上端部においてこれと一体回転するように連結された中継軸37の下端部が突出する。この中継軸37は、入力ギヤ34bと同軸に配置されており、下端部において入力ギヤ34bに一体回転可能に圧入されている。従って、前後位置調整用操作ノブ61Lの操作に伴い、これに対応する駆動部材50の出力軸が中継軸37と共に回転すると、その回転が入力ギヤ34bに伝達される。入力ギヤ34bが回転することで前後プレート31等が上下移動部21に対して前後方向に移動することは既述のとおりである。中継軸37、前後ギヤボックス34、架台33、前後プレート31、前後スクリュ36及びナット孔21c等は位置調整機構としての前後位置調整機構MLを構成する。
また、ケース51の下方には、首振り角度調整用操作ノブ61Tに対応する駆動部材50の出力軸と同軸に配置され上端部においてこれと一体回転するように連結された中継軸49の下端部が突出する。この中継軸49は、入力ギヤ41bと同軸に配置されており、下端部において入力ギヤ41bに一体回転可能に圧入されている。従って、首振り角度調整用操作ノブ61Tの操作に伴い、これに対応する駆動部材50の出力軸が中継軸49と共に回転すると、その回転が入力ギヤ41bに伝達される。入力ギヤ41bが回転することで首振りプレート43が首振り作動することは既述のとおりである。中継軸49、首振りギヤボックス41、スクリュ45、取付ブラケット46、中継リンク47、取付リンク48及び首振りプレート43等は位置調整機構としての首振り角度調整機構MTを構成する。
図7に示すように、駆動部材50のケース51には、ウォーム58の後側及び前側で上下方向に軸線の延びる一対の樹脂材からなるウォームホイール71,72が配設されている。ウォームホイール71,72は、ウォーム58に対して互いに異なるねじれの位置でこれに噛合している。
一方のウォームホイール71は、ウォーム58の後側でこれに噛合するギヤ部73を有するとともに、該ギヤ部73の上側及び下側に突設されてケース51に軸支される一対の軸部74を有し、更に両軸部74の上側及び下側にそれぞれ突設された一対の嵌合部75を有する。他方のウォームホイール72も同様であって、そのギヤ部73はウォーム58の前側でこれに噛合する。
また、ケース51には、ウォームホイール71の上側及び下側で該ウォームホイール71と同軸に、一対の樹脂材からなる出力軸76H,76Tが互いに対称となる姿勢でそれぞれ軸支されている。出力軸76H(上下位置調整用操作ノブ61Hに対応する出力軸)は、上下位置調整機構MH(可動側ギヤボックス27)の可動側入力ギヤ27bに一体回転するように連結されており、出力軸76T(首振り角度調整用操作ノブ61Tに対応する出力軸)は、首振り角度調整機構MTの中継軸49に一体回転するように連結されている。
さらに、ケース51には、ウォームホイール72の下側で該ウォームホイール72と同軸に、樹脂材からなる出力軸76Lが出力軸76Tと同様の姿勢で軸支されている。出力軸76L(前後位置調整用操作ノブ61Lに対応する出力軸)は、前後位置調整機構MLの中継軸37に一体回転するように連結されている。
従って、出力軸76H,76L,76Tのいずれか一つが回転すると、該当の上下位置調整機構MH、前後位置調整機構ML又は首振り角度調整機構MTが作動して所要のヘッドレスト位置が調整される。つまり、本実施形態は、上下位置調整機構MH、前後位置調整機構ML及び首振り角度調整機構MTの各々における正方向及び逆方向のヘッドレスト位置の調整が可能な、いわゆる6ウェイパワーヘッドレストとなっている。
なお、これら出力軸76H,76L,76Tは、それらの配置態様等を除けば互いに同一構造を有しているため、以下では出力軸76Hを代表してその周辺構造を説明する。
出力軸76Hは、略円筒形状を呈しており、ケース51の軸受部からウォームホイール71に対向する側に延伸する先端部は、出力軸側嵌合部77を形成する。また、出力軸76Hは、ケース51の軸受部に隣接する軸線方向中間部に突設された外向きのフランジ78を有する。
ウォームホイール71の嵌合部75及び出力軸76Hのフランジ78間には、樹脂材からなる筒部材80が介設されている。筒部材80は、筒部81と、該筒部81の出力軸76Hに対向する先端から径方向外側に突設されたフランジ状の押圧片82とを有する。筒部材80には、出力軸76Hと一体回転するように、且つ、該出力軸76Hに対して軸線方向に移動可能に出力軸側嵌合部77が嵌挿されるとともに、嵌合部75に嵌合可能な嵌合孔83が形成されている。筒部材80は、軸線方向にウォームホイール71側に移動することで、該ウォームホイール71と一体回転するようにその嵌合孔83を嵌合部75と嵌合させる。
つまり、ウォームホイール71の回転は、筒部材80の移動に伴い嵌合部75及び嵌合孔83が嵌合することで筒部材80を介して出力軸76Hに伝達可能であり、嵌合部75及び嵌合孔83の嵌合が外れることで筒部材80を介した出力軸76Hへの伝達が不能になる。出力軸76Hが回動することで上下位置調整機構MHが作動することは既述のとおりである。
出力軸76Hの出力軸側嵌合部77は、押圧片82の内周側で筒部材80及びフランジ78間に介装されたコイルばねからなる圧縮ばね84に挿通されている。そして、筒部材80は、圧縮ばね84によりその嵌合孔83がウォームホイール71の嵌合部75に嵌合する側、即ちウォームホイール71の回転を出力軸76Hに伝達可能な側に常時付勢されている。換言すれば、ウォームホイール71の回転が出力軸76Hに伝達不能な状態では、圧縮ばね84の付勢力に抗して嵌合部75及び嵌合孔83の嵌合が外れる側に筒部材80が移動していることになる。ウォームホイール71の嵌合部75、出力軸76Hの出力軸側嵌合部77、筒部材80及び圧縮ばね84は、ウォームホイール71及び出力軸76Hを選択的に接続するクラッチ機構CHを構成する。
ウォームホイール71及び出力軸76T間、並びにウォームホイール72及び出力軸76L間にも、それらを選択的に接続する同様のクラッチ機構CT,CLが構成されている。
各筒部材80の筒部81は、ケース51に支持された樹脂材からなる仲介部材90に遊挿されている。この仲介部材90は、前後方向に延びる軸線の周りに一定の回動範囲で回動自在であり、当該回動範囲における周方向は、筒部材80の軸線方向に合致するその移動方向に沿っている。そして、仲介部材90がウォームホイール71(72)から離間する方向に回動している図示回動位置にあると、仲介部材90に押圧片82の押圧される筒部材80は、圧縮ばね84の付勢力に抗して軸線方向に移動し、その嵌合孔83をウォームホイール71(71)の嵌合部75から外す。反対に、仲介部材90がウォームホイール71(72)に近付く方向に回動している回動位置にあると、筒部材80は、圧縮ばね84に付勢されてその嵌合孔83をウォームホイール71(72)の嵌合部75と嵌合させる。一方、
図8に示すように、ケース51は、シートの幅方向に分割された一対の本体ケース52,53及びカバー54を有する。そして、本体ケース53には、上下方向に並設された一対の支持軸部53a,53bが前記ウォーム58の軸線方向と平行にカバー54側(本体ケース52の反対側)に向かって突設されている。また、本体ケース53には、ウォーム58と同心でカバー54側(本体ケース52の反対側)に向かってスイッチカム用支持軸部53cが突設されている。このスイッチカム用支持軸部53cの中心は両支持軸部53a,53b間の中心に配置されている。
本体ケース53には、支持軸部53a及びスイッチカム用支持軸部53c間の後側でカム部材91Hが軸支されるとともに、支持軸部53b及びスイッチカム用支持軸部53c間の後側及び前側でカム部材91L,91Tがそれぞれ軸支されている。各カム部材91H,91L,91Tは、本体ケース53内に突出する略卵形状のカム部92を有する。カム部材91H,91L,91Tの各々は、カム部92において該当の出力軸76H,76L,76Tへの回転伝達に係る筒部材80の筒部81の外周面に当接又は近接して仲介部材90に当接可能に配置されている。つまり、カム部材91H,91L,91Tは、カム部92において仲介部材90を介して筒部材80の押圧片82を押圧可能に配置されている。そして、カム部92の長手方向が筒部材80等の軸線方向に一致する回動位置、即ちウォームホイール71から筒部材80を最も離間させる回動位置(以下、カム部材91H,91L,91Tの「中立位置」ともいう)にあるときに、圧縮ばね84の付勢力に抗してウォームホイール71の嵌合部75から筒部材80の嵌合孔83を外す。
また、カム部材91H,91L,91Tは、回動に伴いカム部92の長手方向が筒部材80等の軸線方向から外れると、圧縮ばね84に付勢される筒部材80の嵌合孔83がウォームホイール71の嵌合部75と嵌合するように筒部材80の移動を許容する。一方、カム部材91H,91L,91Tは、中立位置への回動に伴いカム部92で仲介部材90を介して筒部材80の押圧片82を押圧することで、圧縮ばね84の付勢力に抗して筒部材80を移動させて、ウォームホイール71の嵌合部75から筒部材80の嵌合孔83を外す。
支持軸部53aには、カム部材91Hに噛合する上下位置調整用軸93Hが軸支されている。そして、上下位置調整用操作ノブ61Hは、上下位置調整用軸93Hに嵌挿されることで、支持軸部53aの周りに上下位置調整用軸93Hと一体回動する。従って、上下位置調整用操作ノブ61Hを回動操作すると、これに連動してカム部材91Hが回動する。これにより、筒部材80が前述の態様で軸線方向に移動する。
なお、支持軸部53aの周りには、捩りばね94が巻回されている。上下位置調整用軸93Hは、捩りばね94に付勢されることで、所定の初期位置に保持されている。このとき、上下位置調整用軸93Hに連動して回動するカム部材91Hは、前記中立位置に配置されるように設定されている。そして、上下位置調整用軸93Hを初期位置に保持する捩りばね94の付勢力は、筒部材80の嵌合孔83がウォームホイール71の嵌合部75と嵌合するように筒部材80を移動させる圧縮ばね84の付勢力よりも大きく設定されている。
従って、通常は、上下位置調整用軸93Hは初期位置に保持されており、これに伴ってカム部材91Hは中立位置に配置されている。つまり、通常は、筒部材80を介したウォームホイール71及び出力軸76H間の回転伝達が不能な状態に保持されている。そして、捩りばね94の付勢力に抗して上下位置調整用操作ノブ61Hを上下位置調整用軸93Hと共に回動操作すると、これに伴うカム部材91Hの回動によって該カム部材91Hが中立位置から外れ、圧縮ばね84の付勢力によって筒部材80の嵌合孔83がウォームホイール71の嵌合部75と嵌合するように筒部材80が移動する。これにより、ウォームホイール71の回転が筒部材80を介して出力軸76Hに伝達可能となる。
一方、支持軸部53bの基端部には、カム部材91Tに噛合する首振り角度調整用レバー93Tが軸支されている。そして、首振り角度調整用操作ノブ61Tは、首振り角度調整用レバー93Tに嵌挿されることで、支持軸部53bの周りに首振り角度調整用レバー93Tと一体回動する。また、首振り角度調整用レバー93Tは、支持軸部53bの周りに巻回された捩りばね94に付勢されることで、所定の初期位置に保持されている。この首振り角度調整用レバー93Tの動作は、上下位置調整用軸93Hの動作と同様である。すなわち、通常は、筒部材80を介したウォームホイール71及び出力軸76T間の回転伝達が不能な状態に保持されている。そして、捩りばね94の付勢力に抗して首振り角度調整用操作ノブ61Tを首振り角度調整用レバー93Tと共に回動操作すると、これに伴うカム部材91Tの回動によって該カム部材91Tが中立位置から外れ、圧縮ばね84の付勢力によって筒部材80の嵌合孔83がウォームホイール71の嵌合部75に嵌合するように筒部材80が移動する。これにより、ウォームホイール71の回転が筒部材80を介して出力軸76Tに伝達可能となる。
また、支持軸部53bの先端部には、カム部材91Lに噛合する前後位置調整用軸93Lが軸支されている。そして、前後位置調整用操作ノブ61Lは、前後位置調整用軸93Lに嵌挿されることで、支持軸部53bの周りに前後位置調整用軸93Lと一体回動する。また、前後位置調整用軸93Lは、支持軸部53bの周りに巻回された捩りばね94に付勢されることで、所定の初期位置に保持されている。この前後位置調整用軸93Lの動作は、上下位置調整用軸93H等の動作と同様である。すなわち、通常は、筒部材80を介したウォームホイール72及び出力軸76L間の回転伝達が不能な状態に保持されている。そして、捩りばね94の付勢力に抗して前後位置調整用操作ノブ61Lを前後位置調整用軸93Lと共に回動操作すると、これに伴うカム部材91Lの回動によって該カム部材91Lが中立位置から外れ、圧縮ばね84の付勢力によって筒部材80の嵌合孔83がウォームホイール72の嵌合部75に嵌合するように筒部材80が移動する。これにより、ウォームホイール72の回転が筒部材80を介して出力軸76Lに伝達可能となる。
なお、上下位置調整用軸93H及び首振り角度調整用レバー93Tを、いわゆる軸回転タイプにしているのは、上下位置調整用操作ノブ61H及び首振り角度調整用操作ノブ61Tをそれらの嵌挿部位に集約配置するためである。一方、前後位置調整用軸93Lを、いわゆるレバータイプにしているのは、同軸上に配置された首振り角度調整用レバー93Tに対して前後位置調整用操作ノブ61Lの嵌挿部位をずらして、首振り角度調整用操作ノブ61Tとの干渉を避けるためである。
スイッチカム用支持軸部53cには、略羽根車状のスイッチカム部材95が軸支されている。このスイッチカム部材95は、その軸線周りに巻回された復帰ばね96に付勢されることで、所定の初期回動位置(中立位置)に保持されている。初期回動位置にあるスイッチカム部材95は、上下位置調整用軸93H、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93Tの全てが該当の初期位置にあるときにそれらから解放されるようになっている。また、スイッチカム部材95は、上下位置調整用軸93H、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93Tのいずれかが該当の初期位置から回動する際にそれに係合することでその回動方向に応じた方向に回動するようになっている。なお、スイッチカム部材95は、スイッチカム用支持軸部53cを中心とする径方向に沿って後方に延出する略アーム状のスイッチ作動片95aを有する。
本体ケース53に支持された上下位置調整用軸93H、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93T等は、本体ケース53にカバー54が締結されることで抜け止め・保持されている。
カバー54には、スイッチカム部材95のスイッチ作動片95aを挟む上下方向において対称な略V字板状のブラケット97が取着されるとともに、該ブラケット97には、当該上下方向において対称配置された第1スイッチ構造体98及び第2スイッチ構造体99が設置されている。これら第1スイッチ構造体98及び第2スイッチ構造体99は、回転モータ57及び直流電源(車載バッテリ)に電気的に接続されており、それらの協働によって選択的な極性で回転モータ57に通電する。
すなわち、第1スイッチ構造体98及び第2スイッチ構造体99の各々は、スイッチ作動片95aと係合可能な押下ボタン(図示略)を有する。この押下ボタンは、スイッチカム部材95が初期回動位置にあるときにスイッチ作動片95aから解放されている。そして、例えばスイッチカム部材95が一方向(図示時計回り)に回動すると、第1スイッチ構造体98の押下ボタンが押下されることで、正回転する極性で回転モータ57に通電されるようになっている。反対に、スイッチカム部材95が逆方向(図示反時計回り)に回動すると、第2スイッチ構造体99の押下ボタンが押下されることで、逆回転する極性で回転モータ57に通電されるようになっている。
従って、調整用操作ノブ61H,61L,61Tのいずれかを回動操作すると、スイッチカム部材95、第1スイッチ構造体98及び第2スイッチ構造体99を介することで、その操作方向に応じた極性で回転モータ57が通電される。なお、上下位置調整用軸93H、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93Tの全てが調整用操作ノブ61H,61L,61Tと共に該当の初期位置にあるとき、第1スイッチ構造体98及び第2スイッチ構造体99はスイッチカム部材95(スイッチ作動片95a)から解放されることは既述のとおりである。このとき、回転モータ57への通電が停止されることはいうまでもない。
次に、本実施形態の作用とともに、その効果について説明する。
(1)本実施形態では、駆動部材50及び複数の位置調整機構(MH,ML,MT)が共にヘッドレスト4内に収容されることで、即ちこれら位置調整の機能(6ウェイ)が実質的にヘッドレスト4内で完結することで、例えばシートバック3側に配置する場合のような該シートバック3による制約を軽減できる。そして、薄型や小スペースのシートバック3であっても、複数の位置調整の機能を有するヘッドレスト4を実現できる。また、回転モータ57の入力軸(ウォームホイール71,72)と、複数の位置調整機構への出力軸76H,76L,76Tとを、複数のクラッチ機構CH,CL,CTを介して選択的に接続するとともに、第1及び第2スイッチ構造体98,99により回転モータ57に通電することで、電動によりヘッドレスト4の複数種類の位置調整をできる。
(2)本実施形態では、複数の調整用操作ノブ61H,61L,61Tは、駆動部材50における回転モータ57の反対側に配置されることで、該回転モータ57との干渉を回避した効率的な配置にできる。
(3)図9(a)に示すように、上下位置調整機構MHの上下移動部21は、固定ブラケット13に対して上下方向に移動する。また、前後位置調整機構MLの前後プレート31は、上下移動部21に対して前後方向に移動する。そして、駆動部材50は、前後プレート31に支持されている。従って、駆動部材50は、上下位置調整機構MHの作動に伴い上下移動部21が上下方向に移動する際には、前後プレート31と共にこれに追従して上下方向に移動する。また、駆動部材50は、前後位置調整機構MLの作動に伴い前後プレート31が前後方向に移動する際には、これに追従して前後方向に移動する。従って、例えば駆動部材50を残置したまま上下移動部21の上下方向又は前後プレート31の前後方向の移動、即ちヘッドレスト4の移動を許容する場合に比べて該ヘッドレスト4(外形)の大型化を抑制できる。これは、図9(b)に示すように、仮にヘッドレスト4(外形)のみを上下方向又は前後方向に移動させると、残置された駆動部材50に準じた駆動部材50Aと干渉する可能性が高くなるためである。
(4)本実施形態では、上下位置調整機構MHは、固定ブラケット13及び上下移動部21の間に介設され、回転に伴い固定ブラケット13に対して上下移動部21を上下方向に移動させる上下スクリュ26を有する。そして、上下位置調整機構MHに対応する駆動部材50の出力軸76Hは、可動側入力ギヤ27b及び可動側出力ギヤ27cを介してトルクケーブル29に連結されるとともに、該トルクケーブル29は、固定側入力ギヤ22及び固定側出力ギヤ23を介して上下スクリュ26連結されている。つまり、出力軸76Hは、トルクケーブル29を介して上下スクリュ26に駆動連結されている。従って、図10(a)、(b)に示すように、前後位置調整機構MLの作動に伴い前後プレート31と共に駆動部材50が上下移動部21に対して前後方向に移動したとする。この際、可動側出力ギヤ27c(出力軸76H)及び上下スクリュ26の相対位置が変化したとしても、トルクケーブル29で吸収して可動側出力ギヤ27c及び上下スクリュ26の駆動連結の状態を維持できる。
(5)本実施形態では、首振り角度調整機構MTは、前後プレート31に対してシートの幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持された首振りプレート43を備える。また、首振り角度調整機構MTは、前後プレート31に対して前後方向に移動する首振りスクリュ45及び取付ブラケット46(首振り角度調整用移動体)と、取付ブラケット46に回動自在に連結された中継リンク47と、中継リンク47に回動自在に連結され首振りプレート43に固定された取付リンク48とを備える。つまり、取付リンク48の固定された首振りプレート43は、首振りスクリュ45、取付ブラケット46(首振り角度調整用移動体)及び中継リンク47と共にリンク機構(四節回転連鎖の変形形態)を構成することで、首振りスクリュ45等の前後方向の位置に合わせて首振りプレート43の回動位置(首振り角度)をより正確に制御できる。
(6)一般に、ヘッドレスト4は、意匠上、その外形が上方よりも下方の方が大きくなるように成形されることが通例であり(図9参照)、従って、内部空間も上方よりも下方の方がより広く確保可能である。本実施形態では、前後プレート31を介して駆動部材50を支持する上下移動部21(可動側)が固定ブラケット13よりも下方に配置されることで、例えば固定ブラケット13よりも上方に配置される場合に比べて、駆動部材50をヘッドレスト4の中心付近に配置し易くできる。このため、駆動部材50の上下方向の実質的な寸法を縮小でき、搭載性をより向上できる。そして、ヘッドレスト4(外形)をより小型化でき、あるいはヘッドレスト4の上下方向に移動可能な範囲をより拡大できる。
また、上下移動部21による前後プレート31の支持位置も、ヘッドレスト4の下部に設定でき、前後位置調整機構MLの搭載性をより向上できる。そして、ヘッドレスト4(外形)をより小型化でき、あるいは前後スクリュ36の前後方向の寸法、即ちヘッドレスト4の前後方向に移動可能な範囲をより拡大できる。
(7)本実施形態では、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93Tが同軸に配置されるものの、互いに異なるタイプ(軸回転タイプ、レバータイプ)にしたことで、上下位置調整用操作ノブ61H及び首振り角度調整用操作ノブ61Tを上下方向にずらして配置でき、ひいてはそれらの干渉を抑えることができる。
(8)本実施形態では、回転モータ57は一つで済むことで、装置全体としてより小型化できる。
加えて、複数のクラッチ機構CH,CL,CTの各々は、該当する位置調整機構(上下位置調整機構MH、前後位置調整機構ML、首振り角度調整機構MT)への出力軸76H,76L,76Tとウォームホイール71,72とを接続する構造(いわゆる軸継手)である。このため、複数のクラッチ機構CH,CL,CTを出力軸76H,76L,76T等の周りに集約的に配置することができ、装置全体としていっそう小型化できる。
換言すれば、複数の回転モータの駆動力に代えて、複数のクラッチ機構CH,CL,CTのいずれかを介した共用の回転モータ57の駆動力を利用することで、装置全体としての小型化を実現している。特に、各クラッチ機構CH,CL,CTの主たる構成部品(ウォームホイール71,72、出力軸76H,76L,76T、筒部材80、仲介部材90)は樹脂製であることで、より軽量化できる。
以上により、ヘッドレスト4を大型化することなくその内部に回転モータ57等を収容できる。
また、回転モータ57やスイッチ(第1及び第2スイッチ構造体98,99の電気回路)は一つで済むため、その電気的構成をより簡易化できる。
さらに、出力軸76H,76L,76Tの本数分だけヘッドレスト4の位置調整に係る機能数(位置調整機構の個数)を増やすことができるため、該機能数の制約をより緩和できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、上下移動部21は、固定ブラケット13よりも上方に配置されていてもよい。
・前記実施形態において、首振りスクリュ45は、リンク機構(中継リンク47等)を構成することなく、首振りプレート43を直に前後方向に押し引きする構成であってもよい。ただし、ヒンジピン44の周りの首振りプレート43の回動に伴う該首振りプレート43の上下方向の変位を吸収しつつこれを押し引きする構造(例えば上下方向に延びる長孔など)を設けることが好ましい。
・前記実施形態において、前後位置調整機構MLの作動に伴い前後プレート31と共に駆動部材50が上下移動部21に対して前後方向に移動する際、可動側出力ギヤ27c(出力軸76H)及び上下スクリュ26の相対位置の変化を吸収できるのであれば、可動側出力ギヤ27c及び上下スクリュ26の駆動連結にトルクケーブル29を使用しなくてもよい。
・前記実施形態において、駆動部材50は、ヘッドレスト4内に収容された状態でヘッドレストステー11に支持されるのであれば、例えば固定ブラケット13や上下移動部21など、前後プレート31以外に設置してもよい。
・前記実施形態において、複数の調整用操作ノブ61H,61L,61Tは、駆動部材50おける回転モータ57の反対側以外(例えば同一側)に配置されていてもよい。
・前記実施形態において、上下位置調整用軸93H、前後位置調整用軸93L及び首振り角度調整用レバー93Tは、全てが互いに異なる回転軸周りに回動するように軸支されていてもよいし、全てが同一の回転軸周りに回動するように軸支されていてもよい。
・前記実施形態において、第1及び第2スイッチ構造体98,99を一体化した一部品で構成されるスイッチ構造体を採用してもよい。
・前記実施形態において、仲介部材90を省略して、カム部材91H,91L,91Tのカム部92で筒部材80の押圧片82を直に押圧させてもよい。
・前記実施形態において、ウォーム58及びこれに噛合する一対のウォームホイール71,72に代えて、ヘリカルギヤ(より好ましくは小歯数ヘリカルギヤ)及びこれに噛合する一対のヘリカルギヤを採用してもよい。
・前記実施形態において、ウォームホイール72に更に1本の出力軸が接続可能であることで(図7参照)、位置調整の機能を8ウェイにしてもよい。
・前記実施形態において、ヘッドレスト4の位置調整の機能は一例である。例えばヘッドレスト4の側部の突出位置(いわゆるバタフライ角度)を調整する位置調整機構を採用してもよい。また、ヘッドレスト4の位置調整の機能数も、複数であれば任意である。例えば上下位置調整機構MH、前後位置調整機構ML及び首振り角度調整機構MTのいずれか一つを省略してもよい。この場合、ウォームホイール71,72のいずれか一方を省略してもよい。あるいは、例えばウォーム58と一体回転するウォームホイールを3つ以上にして、位置調整の機能を10ウェイ以上にしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記ヘッドレスト調整装置において、
前記上下移動部は、前記固定ブラケットよりも下方に配置された、ヘッドレスト調整装置。
一般に、前記ヘッドレストは、その外形が上方よりも下方の方が大きくなるように成形されることが通例であり、従って、内部空間も上方よりも下方の方がより広く確保可能である。この構成によれば、前記前後プレートを介して前記駆動部材を支持する前記上下移動部(可動側)が前記固定ブラケットよりも下方に配置されることで、例えば前記固定ブラケットよりも上方に配置される場合に比べて、前記駆動部材を前記ヘッドレストの中心付近に配置し易くできる。このため、前記駆動部材の上下方向の実質的な寸法を縮小でき、搭載性をより向上できる。
CH,CL,CT…クラッチ機構、MH…上下位置調整機構(位置調整機構)、ML…前後位置調整機構(位置調整機構)、MT…首振り角度調整機構(位置調整機構)、1…シート、3…シートバック、4…ヘッドレスト、11…ヘッドレストステー、13…固定ブラケット、21…上下移動部、26…上下スクリュ(上下位置調整用回転体)、29…トルクケーブル、31…前後プレート、43…首振りプレート、45…首振りスクリュ(首振り角度調整用移動体)、46…取付ブラケット(首振り角度調整用移動体)、47…中継リンク、48…取付リンク、50…駆動部材、57…回転モータ、61H…上下位置調整用操作ノブ(操作部材)、61L…前後位置調整用操作ノブ(操作部材)、61T…首振り角度調整用操作ノブ(操作部材)、71,72…ウォームホイール(入力軸)、76H,76L,76T…出力軸、98…第1スイッチ構造体(スイッチ)、99…第2スイッチ構造体(スイッチ)。

Claims (5)

  1. シートバックに固定されるヘッドレストステーに、ヘッドレスト内に収容された状態で支持される駆動部材と、
    前記ヘッドレスト内に収容され、該ヘッドレストの位置調整を行う複数の位置調整機構と、
    前記複数の位置調整機構に対応して個別に配設された複数の操作部材とを備え、
    前記駆動部材は、
    回転モータと、
    前記複数の位置調整機構に対応して個別に配設され、前記複数の操作部材のいずれかの操作に伴い、該当する前記位置調整機構への出力軸と前記回転モータに回転駆動される入力軸とを選択的に接続する複数の機械式のクラッチ機構と、
    前記複数の操作部材のいずれかの操作に伴い、操作方向に応じた極性で前記回転モータに通電するスイッチとを備えた、ヘッドレスト調整装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドレスト調整装置において、
    前記複数の操作部材は、前記回転モータの軸線と平行な軸線の周りに前記駆動部材に回動自在に連結されており、該駆動部材における前記回転モータの反対側に配置された、ヘッドレスト調整装置。
  3. 請求項1又は2に記載のヘッドレスト調整装置において、
    前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記ヘッドレストステーの前記ヘッドレスト内に位置する固定ブラケットに対して上下方向に移動する上下移動部を有する上下位置調整機構であり、
    前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記上下移動部に対してシートの前後方向に移動する前後プレートを有する前後位置調整機構であり、
    前記駆動部材は、前記前後プレートに支持された、ヘッドレスト調整装置。
  4. 請求項3に記載のヘッドレスト調整装置において、
    前記上下位置調整機構は、前記固定ブラケット及び前記上下移動部の間に介設され、回転に伴い前記固定ブラケットに対して前記上下移動部を上下方向に移動させる上下位置調整用回転体を有し、
    前記上下位置調整機構に対応する前記駆動部材の前記出力軸は、トルクケーブルを介して前記上下位置調整用回転体に駆動連結された、ヘッドレスト調整装置。
  5. 請求項3又は4に記載のヘッドレスト調整装置において、
    前記複数の位置調整機構のいずれか一つは、前記前後プレートに対してシートの幅方向に延びる軸線周りに回動自在に支持された首振りプレートを有する首振り角度調整機構であり、
    前記首振り角度調整機構は、
    前記前後プレートに対してシートの前後方向に移動する首振り角度調整用移動体と、
    前記首振り角度調整用移動体に回動自在に連結された中継リンクと、
    前記中継リンクに回動自在に連結され、前記首振りプレートに固定された取付リンクとを備えた、ヘッドレスト調整装置。
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CN114379439A (zh) * 2022-01-10 2022-04-22 延锋国际座椅系统有限公司 一种头枕新型结构

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JPH04224430A (ja) * 1990-03-27 1992-08-13 Rockwell Automot Body Syst Fr 車両シート用調節部品等の一組のエレメントをモータによって制御するための装置
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