JP2017178021A - 燃料タンクの蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給油口を開閉可能に閉じる給油キャップに、正圧調圧弁および負圧調圧弁が設けられる燃料タンクの蒸発燃料処理装置において、燃料タンク内の圧力を容易に調整可能とする。【解決手段】給油キャップ8Aに、手動操作可能な操作部36を有するとともにその操作部36の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁37Aが設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンクの給油口を開閉可能に閉じる給油キャップに、燃料タンクの内部圧力が所定圧力となるのに応じて開弁して燃料タンク内を大気圧以上の所定圧力以下とする正圧調圧弁と、燃料タンクの内部圧力が負圧となるのに応じて開弁して前記燃料タンク内を大気圧以上とする負圧調圧弁とが設けられる燃料タンクの蒸発燃料処理装置に関する。
給油キャップで給油口を閉じたロック状態をキーシリンダの操作で解除可能とし、給油キャップに設けられる正圧調圧弁および負圧調圧弁のうち負圧調圧弁がキーシリンダの操作に応じて開弁するように構成された燃料タンクの蒸発燃料処理装置が、特許文献1で知られている。
特開2012−202229号公報
上記特許文献1で開示されるものでは、給油キャップを開く際に負圧調圧弁を開弁して燃料タンクの内圧調整を行なうようにしているが、燃料タンク内部の燃料からの蒸発を抑えるために、燃料タンクの内圧を高く設置する場合があり、その際、内圧調整を行い易くしたいと言う要望がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料タンク内の圧力を容易に調整可能とした燃料タンクの蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの給油口を開閉可能に閉じる給油キャップに、燃料タンクの内部圧力が所定圧力となるのに応じて開弁して燃料タンク内を大気圧以上の所定圧力以下とする正圧調圧弁と、燃料タンクの内部圧力が負圧となるのに応じて開弁して前記燃料タンク内を大気圧以上とする負圧調圧弁とが設けられる燃料タンクの蒸発燃料処理装置において、前記給油キャップに、手動操作可能な操作部を有するとともにその操作部の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁が設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記手動操作調圧弁が、前記燃料タンク内に通じ得る弁孔を有するとともに該弁孔を囲む弁座が形成される弁ハウジングと、前記弁座に着座可能な弁部と、該弁部を前記弁座側に向けて付勢する弾発力を発揮して前記弁ハウジングおよび前記弁部間に設けられる弾発部材と、前記給油キャップンの外方に配置されつつ前記弁部に連動、連結される前記操作部とを備えることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記手動操作調圧弁が、前記正圧調圧弁および前記負圧調圧弁の少なくとも一方に隣接して前記給油キャップに設けられ、前記手動操作調圧弁の調圧ガス通路が前記正圧調圧弁および前記負圧調圧弁の少なくとも一方の調圧ガス通路に接続されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記給油キャップが、ヒンジ部を介して前記燃料タンクに開閉可能に支持され、前記手動操作調圧弁が、前記正圧調圧弁および前記負圧調圧弁を前記ヒンジ部との間に挟む位置で前記給油キャップに配設されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記給油キャップが、前記燃料タンクに設けられる燃料注入筒内に形成される前記給油口を閉じるように前記燃料注入筒の先端部に当接し得るキャップ本体と、そのキャップ本体を覆うキャップカバーとから成り、前記燃料注入筒の外面に設けられる係止部に係合する係合位置ならびにその係合状態を解除する係合解除位置間での作動を可能としたロック爪が、前記手動操作調圧弁、前記正圧調圧弁および前記負圧調圧弁を前記ヒンジ部との間に挟む位置で前記キャップ本体に支持され、前記キャップ本体および前記キャップカバー間に配索される操作ケーブルの一端部が前記ロック爪に連結され、前記操作ケーブルは前記給油キャップの外方に引き出されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、手動操作可能な操作部の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁が給油キャップに設けられるので、給油時や内燃機関の始動に先立って手動操作調圧弁を操作することで燃料タンク内の圧力を容易に調整することができ、蒸発燃料の発生を低減するために燃料タンク内を常に高い圧力とする設定の場合に、給油キャップ開閉時の内圧調整を可能とするとともに、たとえば燃料噴射弁のリリーフ圧の影響などの燃料系への影響を低減することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、手動操作調圧弁が、弁ハウジングと、弁ハウジングの弁座に着座可能な弁部と、弁ハウジングおよび弁部間に設けられる弾発部材と、給油キャップンの外方に配置されつつ弁部に連動、連結される操作部とを備えるようにして、手動操作調圧弁を簡単な構造とすることができ、給油キャップの外部での操作を可能として操作性を高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば、手動操作調圧弁の調圧ガス通路が正圧調圧弁および負圧調圧弁の少なくとも一方の調圧ガス通路に接続されるので、調圧ガス通路の共用化による構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば、給油キャップが片開きタイプのものであり、給油キャップを開いた状態で手動操作調圧弁の下方に、正圧調圧弁および負圧調圧弁の少なくとも一方が位置するので、手動操作調圧弁内に発生する燃料ガス成分の結露を正圧調圧弁および負圧調圧弁の少なくとも一方側に導くことができ、手動操作調圧弁の耐久性を高めることができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、給油キャップのロックおよびロック解除状態を切替えるロック爪に、給油キャップを相互に構成するキャップ本体およびキャップカバー間に配索されるとともに給油キャップから外方に引き出される操作ケーブルが連結されるので、給油キャップの大型化を回避しつつ給油キャップのロックおよびロック解除状態を手動操作で容易に切替えることができる。
第1の実施の形態を示す縦断面図である。 図1の2矢示部拡大図である。 手動操作調圧弁の開弁状態での図2に対応した断面図である。 第2の実施の形態の図1に対応した縦断面図である。 手動操作調圧弁の開弁状態での図4に対応した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお断りのない限り、図中の上は天地方向での上方を示し、下は下方を示す。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図3を参照しながら説明すると、先ず図1において、車両に搭載される燃料タンク5の上部には、給油口6を形成する燃料注入筒7が突設されており、前記給油口6を閉じ得る給油キャップ8Aが、前記給油口6を閉じるように前記燃料注入筒7の先端部に当接し得るキャップ本体9Aと、そのキャップ本体9Aを覆うキャップカバー10とから成る。
前記給油キャップ8Aは、ヒンジ部11を介して前記燃料タンク5に開閉可能に支持されるものであり、この実施の形態では、前記燃料注入筒7の側方に配置されるようにして前記燃料タンク5に設けられるブラケット12と、前記キャップカバー10に設けられる支持腕部13とが、前記ブラケット12および前記支持腕部13を連結する支軸14とで前記ヒンジ部11が構成され、前記給油キャップ8Aは前記支軸14の軸線まわりに回動可能である。
前記キャップ本体9Aには、その閉じ状態で前記燃料注入筒7の上部を嵌入させる環状凹部15が形成されており、この環状凹部15内には、前記燃料注入筒7の先端部に接触する板ばね16が収容される。
図2を併せて参照して、前記給油キャップ8Aの前記キャップ本体9Aには、前記燃料タンク5の内部圧力が所定圧力となるのに応じて開弁して燃料タンク5内を大気圧以上の所定圧力以下とする正圧調圧弁18と、前記燃料タンク5の内部圧力が負圧となるのに応じて開弁して前記燃料タンク5内を大気圧以上とする負圧調圧弁19とで構成される正・負圧調圧手段20が設けられる。
前記正・負圧調圧手段20は、底壁21aを前記燃料タンク5内に臨ませるようにして前記キャップ本体9Aに嵌合、固定されるハウジング21を有しており、このハウジング21内の上部に形成されるガス室22に通じる調圧室23を形成する調圧チャンバ24が、前記キャップ本体9Aの上部に取付けられる。
前記正圧調圧弁18は、前記ハウジング21の中間部内周に形成される環状弁座25に前記ガス室22側から着座することを可能とした環状弁板26と、その環状弁板26および前記調圧チャンバ24間に縮設される第1のコイルばね27とで構成される。
また前記負圧調圧弁19は、前記環状弁板26に下方から当接し得る弁部28を外周に有する環状板29と、前記ハウジング21の前記底壁21aおよび前記環状板29間に設けられる第2のコイルばね30とで構成され、前記環状板29の中央部に同軸にかつ一体に設けられるガイドロッド31を摺動可能に嵌合させるガイド孔32が前記底壁21aに設けられ、そのガイド孔32の周囲で前記底壁21aには、複数の連通孔33が設けられる。
前記調圧チャンバ24には、前記調圧室23に通じるドレンチューブ34の一端部が接続されており、このドレンチューブ34の他端部は、前記キャップカバー10を貫通して燃料タンク5および給油キャップ8Aの外部に導出される。
前記正圧調圧弁18の開弁時に燃料タンク5内の蒸発燃料は、前記ガス室22、前記調圧室23および前記ドレンチューブ34を経て外部に放出され、前記負圧調圧弁19の開弁時に燃料タンク5外の空気は前記ドレンチューブ34、前記調圧室23および前記ガス室22を経て燃料タンク5内に導かれるものであり、前記ガス室22、前記調圧室23および前記ドレンチューブ34は、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19に共通な調圧ガス通路35を形成する。
前記給油キャップ8Aには、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19以外に、手動操作可能な操作部36を有するとともにその操作部36の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁37Aが設けられる。
前記手動操作調圧弁37Aは、前記燃料タンク5内に通じ得る弁孔38を有するとともに当該弁孔38を囲む弁座39が形成される弁ハウジング40と、前記弁座39に着座可能な弁部41と、その弁部41を前記弁座39側に向けて付勢する弾発力を発揮して前記弁ハウジング40および前記弁部41間に設けられる弾発部材としてのコイルばね42と、前記給油キャップ8Aの外方に配置されつつ前記弁部41に連動、連結される前記操作部36とを備える。
前記弁ハウジング40は、前記弁孔38が中央部に設けられる下端壁40aおよび上端壁40bを両端に有して筒状に形成されており、下端壁40aを前記燃料タンク5内に臨ませるようにして前記キャップ本体9Aに嵌合、固定され、弁ハウジング40内に弁室43が形成される。
前記弁座39は、前記弁孔38の前記弁室43側の周縁に配置されるようにして前記下端壁40aに形成される。また前記弁ハウジング40の上端壁40bを摺動自在に貫通して上下に延びる弁軸44の下端部に、前記弁室43側で前記弁座39に着座することを可能としてテーパ状の弁部41が形成される。また前記弁室43内で前記弁軸44に半径方向外側方に張り出す鍔部44aが一体に形成されており、前記弁部41を前記弁座39に着座させる側に付勢する前記コイルばね42が、前記弁ハウジング40の前記上端壁40bおよび前記鍔部44間に縮設される。
また前記キャップ本体9Aの上部には、前記弁ハウジング40から突出した前記弁軸44の上部を摺動可能に嵌合させる摺動孔45を形成するガイド突部46が突設されており、このガイド突部46および前記弁軸44間には環状のシール部材47が介装される。しかも前記弁軸44の上端部は、前記ガイド突部46の上端から上方に突出し、さらに前記キャップカバー10に設けられた貫通孔48を貫通して給油キャップ8Aの上方に突出する。この弁軸44の上端に、前記給油キャップ8Aの外方に配置される操作部36が設けられており、図3で示すように、操作部36を上方に引き上げ操作することで手動操作調圧弁37Aが開弁することになる。
また前記手動操作調圧弁37Aは、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の少なくとも一方に隣接して前記給油キャップ8Aに設けられ、前記手動操作調圧弁37Aの調圧ガス通路50が前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の少なくとも一方の調圧ガス通路35に接続されるものであり、この実施の形態では、前記手動操作調圧弁37Aが、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19に隣接して前記給油キャップ8Aに設けられ、前記手動操作調圧弁37Aの調圧ガス通路50が、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の調圧ガス通路35の前記ガス室22に接続されるようにして、前記弁ハウジング40、前記キャップ本体9Aおよび前記ハウジング21に設けられる。
また前記手動操作調圧弁37Aは、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記給油キャップ8Aに配設される。
図1に注目して、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記キャップ本体9Aの上部に設けられた支持突部51には、前記燃料注入筒7の外面に設けられる係止部52に係合する係合位置ならびにその係合状態を解除する係合解除位置間での作動を可能としたロック爪53Aが軸54を介して回動可能に支持されており、このロック爪53Aには、前記キャップ本体9Aおよび前記キャップカバー10間に配索される操作ケーブル55の一端部が連結され、この操作ケーブル55は給油キャップ8Aの外方に引き出される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、給油キャップ8Aに、手動操作可能な操作部36を有するとともにその操作部36の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁37Aが設けられるので、給油時や内燃機関の始動に先立って手動操作調圧弁37Aを操作することで燃料タンク5内の圧力を容易に調整することができ、蒸発燃料の発生を低減するために燃料タンク5内を常に高い圧力とする設定の場合に、給油キャップ8A開閉時の内圧調整を可能とするとともに、たとえば燃料噴射弁のリリーフ圧の影響などの燃料系への影響を低減することができる。
また手動操作調圧弁37Aが、燃料タンク5内に通じ得る弁孔38を有するとともに当該弁孔38を囲む弁座39が形成される弁ハウジング40と、前記弁座39に着座可能な弁部41と、その弁部41を前記弁座39側に向けて付勢する弾発力を発揮して前記弁ハウジング40および前記弁部41間に設けられるコイルばね42と、前記給油キャップ8Aの外方に配置されつつ前記弁部41に連動、連結される操作部36とを備えるので、手動操作調圧弁37Aを簡単な構造とすることができ、給油キャップ8Aの外部での操作を可能として操作性を高めることができる。
また前記手動操作調圧弁37Aが、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の少なくとも一方(この実施の形態では両方)に隣接して前記給油キャップ8Aに設けられ、前記手動操作調圧弁37Aの調圧ガス通路50が前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の少なくとも一方(この実施の形態では両方)の調圧ガス通路35に接続されるので、調圧ガス通路35の共用化による構造の簡素化を図ることができる。
また前記給油キャップ8Aが、ヒンジ部11を介して前記燃料タンク5に開閉可能に支持され、前記手動操作調圧弁37Aが、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記給油キャップ8Aに配設されるので、片開きタイプの給油キャップ8Aを開いた状態で手動操作調圧弁37Aの下方に、正圧調圧弁18および負圧調圧弁19の少なくとも一方(この実施の形態では両方)が位置することになり、手動操作調圧弁37A内に発生する燃料ガス成分の結露を正圧調圧弁18および負圧調圧弁19の少なくとも一方(この実施の形態では両方)側に導くことができ、手動操作調圧弁37Aの耐久性を高めることができる。
さらに前記給油キャップ8Aが、燃料タンク5に設けられる燃料注入筒7内に形成される給油口6を閉じるように前記燃料注入筒7の先端部に当接し得るキャップ本体9Aと、そのキャップ本体9Aを覆うキャップカバー10とから成り、前記燃料注入筒7の外面に設けられる係止部52に係合する係合位置ならびにその係合状態を解除する係合解除位置間での作動を可能としたロック爪53Aが、前記手動操作調圧弁37A、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記キャップ本体9Aに支持され、前記キャップ本体9Aおよび前記キャップカバー10間に配索される操作ケーブル55の一端部が前記ロック爪53Aに連結され、前記操作ケーブル55は前記給油キャップ8Aの外方に引き出されるので、給油キャップ8Aの大型化を回避しつつ給油キャップ8Aのロックおよびロック解除状態を手動操作で容易に切替えることができる。
本発明の第2の実施の形態について図4および図5を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
給油キャップ8Bは、キャップ本体9Bと、そのキャップ本体9Bを覆うキャップカバー10とから成り、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19に隣接しつつ、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で給油キャップ8Bの前記キャップ本体9Bには、手動操作調圧弁37Bが設けられる。
前記手動操作調圧弁37Bは、前記燃料タンク5内に通じ得る弁孔58を有するとともに当該弁孔58を囲む弁座59が形成される弁ハウジング60と、前記弁座59に着座可能な弁部61と、その弁部61を前記弁座59側に向けて付勢する弾発力を発揮して前記弁ハウジング60および前記弁部61間に設けられる弾発部材としてのコイルばね62とを備える。
前記弁ハウジング60は、前記弁孔58が中央部に設けられる下端壁60aを下端部に有して筒状に形成されており、下端壁60aを前記燃料タンク5内に臨ませるようにして前記キャップ本体9Bに嵌合、固定される。また前記キャップ本体9Bには、前記弁ハウジング60の内周面に面一に連なる摺動孔63と、その摺動孔63の上端から半径方向内方に張り出す内向き鍔部64とが設けられる。
前記弁部61は、燃料タンク5の内部側から前記弁座59に着座することを可能としつつ前記弁孔58を緩く貫通する弁軸65の下端部にテーパ状に形成される。また前記弁軸65の上端には、前記摺動孔63に摺動可能に嵌合する鍔部66が半径方向外方に張り出すようにして一体に設けられており、前記弁部61を前記弁座59に着座させる側に付勢する前記コイルばね62が、前記弁軸65の前記鍔部66および前記下端壁60a間に縮設される。
また前記手動操作調圧弁37Bは、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19に隣接して前記給油キャップ8Bに設けられ、前記手動操作調圧弁37Bの調圧ガス通路68が前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19の調圧ガス通路35のガス室22に接続されるようにして、前記弁ハウジング60、前記キャップ本体9Bおよび前記ハウジング21に設けられる。
また前記手動操作調圧弁37Bは、前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記給油キャップ8Bに配設される。
前記正圧調圧弁18および前記負圧調圧弁19を前記ヒンジ部11との間に挟む位置で前記キャップ本体9Bの上部に設けられた支持突部69には、軸70を介してロック爪53Bの中間部が回動可能に支持されており、このロック爪53Bは、前記燃料注入筒7の外面に設けられる係止部52に係合する係合位置ならびにその係合状態を解除する係合解除位置とを切替え可能であり、また前記手動操作調圧弁37Bにおける前記弁軸65の上端に当接する押圧腕71が前記ロック爪53Bに一体に設けられる。
前記ロック爪53Bには、前記キャップ本体9Bおよび前記キャップカバー10間に配索される操作ケーブル55の一端部が連結され、前記給油キャップ8Bの外方に引き出される前記操作ケーブル55の他端部には、前記給油キャップ8Bの外方に配置される操作部72が設けられ、その操作部72を操作して前記操作ケーブル55を牽引すると、図5で示すように、前記ロック爪53Bの前記係止突部52への係合が解除されるとともに、前記押圧腕71で前記弁軸65が下方に押し下げられることで前記手動操作調圧弁37Bが開弁する。
この第2の実施の形態によっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
5・・・燃料タンク
6・・・給油口
7・・・燃料注入筒
8A,8B・・・給油キャップ
9A,9B・・・キャップ本体
10・・・キャップカバー
11・・・ヒンジ部
18・・・正圧調圧弁
19・・・負圧調圧弁
35,50,68・・・調圧ガス通路
36,72・・・操作部
37A,37B・・・手動操作調圧弁
38,58・・・38,58
39,59・・・弁座
40,50・・・弁ハウジング
41,61・・・弁部
42,62・・・弾発部材としてのコイルばね
52・・・係止部
53A,53B・・・ロック爪
55・・・操作ケーブル

Claims (5)

  1. 燃料タンク(5)の給油口(6)を開閉可能に閉じる給油キャップ(8A,8B)に、燃料タンク(5)の内部圧力が所定圧力となるのに応じて開弁して燃料タンク(5)内を大気圧以上の所定圧力以下とする正圧調圧弁(18)と、燃料タンク(5)の内部圧力が負圧となるのに応じて開弁して前記燃料タンク(5)内を大気圧以上とする負圧調圧弁(19)とが設けられる燃料タンクの蒸発燃料処理装置において、前記給油キャップ(8A,8B)に、手動操作可能な操作部(36,72)を有するとともにその操作部(36,72)の操作に応じて開弁する手動操作調圧弁(37A,37B)が設けられることを特徴とする燃料タンクの蒸発燃料処理装置。
  2. 前記手動操作調圧弁(37A,37B)が、前記燃料タンク(5)内に通じ得る弁孔(38,58)を有するとともに該弁孔(38,58)を囲む弁座(39,59)が形成される弁ハウジング(40,60)と、前記弁座(39,59)に着座可能な弁部(41,61)と、該弁部(41,61)を前記弁座側に向けて付勢する弾発力を発揮して前記弁ハウジング(40,60)および前記弁部(41,61)間に設けられる弾発部材(42,62)と、前記給油キャップ(8A,8B)の外方に配置されつつ前記弁部(41,61)に連動、連結される前記操作部(36,72)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクの蒸発燃料処理装置。
  3. 前記手動操作調圧弁(37A,37B)が、前記正圧調圧弁(18)および前記負圧調圧弁(19)の少なくとも一方に隣接して前記給油キャップ(8A,8B)に設けられ、前記手動操作調圧弁(37A,37B)の調圧ガス通路(50,68)が前記正圧調圧弁(18)および前記負圧調圧弁(19)の少なくとも一方の調圧ガス通路(35)に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料タンクの蒸発燃料処理装置。
  4. 前記給油キャップ(8A,8B)が、ヒンジ部(11)を介して前記燃料タンク(5)に開閉可能に支持され、前記手動操作調圧弁(37A,37B)が、前記正圧調圧弁(18)および前記負圧調圧弁(19)を前記ヒンジ部(11)との間に挟む位置で前記給油キャップ(8A,8B)に配設されることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンクの蒸発燃料処理装置。
  5. 前記給油キャップ(8A,8B)が、前記燃料タンク(5)に設けられる燃料注入筒(7)内に形成される前記給油口(6)を閉じるように前記燃料注入筒(7)の先端部に当接し得るキャップ本体(9A,9B)と、そのキャップ本体(9A,9B)を覆うキャップカバー(10)とから成り、前記燃料注入筒(7)の外面に設けられる係止部(52)に係合する係合位置ならびにその係合状態を解除する係合解除位置間での作動を可能としたロック爪(53A,53B)が、前記手動操作調圧弁(37A,37B)、前記正圧調圧弁(18)および前記負圧調圧弁(19)を前記ヒンジ部(11)との間に挟む位置で前記キャップ本体(9A,9B)に支持され、前記キャップ本体(9A,9B)および前記キャップカバー(10)間に配索される操作ケーブル(55)の一端部が前記ロック爪(53A,53B)に連結され、前記操作ケーブル(55)は前記給油キャップ(8A,8B)の外方に引き出されることを特徴とする請求項4に記載の燃料タンクの蒸発燃料処理装置。
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