JP2017177369A - フィルタエレメントの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール部にバリが生じることを適切に抑制できる。
【解決手段】フィルタエレメントの製造装置は、型締めされることでキャビティCを形成する固定型51及び可動型55を有し、キャビティCの内部においてポリウレタン樹脂Rを発泡させて濾過部41の外周縁にシール部を一体成形する成形型50を備える。また、成形型50は、ポリウレタン樹脂Rを発泡させる際にキャビティCと固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間との間に位置し、キャビティCから上記隙間への空気の通過を許容する一方、発泡途中のポリウレタン樹脂Rの通過を規制する規制部材70を備えている。
【選択図】図3
【解決手段】フィルタエレメントの製造装置は、型締めされることでキャビティCを形成する固定型51及び可動型55を有し、キャビティCの内部においてポリウレタン樹脂Rを発泡させて濾過部41の外周縁にシール部を一体成形する成形型50を備える。また、成形型50は、ポリウレタン樹脂Rを発泡させる際にキャビティCと固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間との間に位置し、キャビティCから上記隙間への空気の通過を許容する一方、発泡途中のポリウレタン樹脂Rの通過を規制する規制部材70を備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、型締めされることでキャビティを形成する複数の分割型を有し、キャビティ内において樹脂材料を発泡させて濾材の外周縁にシール部を一体成形する成形型を備えるフィルタエレメントの製造装置に関する。
内燃機関のエアクリーナは、インレットを有するケース及びアウトレットを有するキャップを備えており、ケースとキャップとの間には、エアを濾過する濾過部を有するフィルタエレメントが設けられている。
フィルタエレメントの濾過部は、濾紙を襞折りすることにより形成されており、同濾過部の一端面の外周縁には、独立気泡のポリウレタン樹脂よりなる環状のシール部が設けられている(例えば特許文献1の第3図参照)。そして、ケースの開口周縁に形成されたフランジと、キャップの開口周縁に形成されたフランジとによってシール部材が挟持されることにより、ケースとキャップとの間がシールされている。
図9に示すように、フィルタエレメント80のシール部82は、平面部83と、平面部83の反対側に形成された湾曲面部84とを有している。
同図に二点鎖線にて示すように、シール部82を成形する成形型90は、一対の分割型91,95を有している。一対の分割型91,95の型合わせ面92,96の間には、キャビティC内においてポリウレタン樹脂を発泡させる際に、キャビティC内の空気を排出するための隙間が形成されている。これにより、キャビティC内に空気が滞留することが抑制され、当該空気によってシール部82にボイドが生じることを抑制できる。
同図に二点鎖線にて示すように、シール部82を成形する成形型90は、一対の分割型91,95を有している。一対の分割型91,95の型合わせ面92,96の間には、キャビティC内においてポリウレタン樹脂を発泡させる際に、キャビティC内の空気を排出するための隙間が形成されている。これにより、キャビティC内に空気が滞留することが抑制され、当該空気によってシール部82にボイドが生じることを抑制できる。
しかしながら、キャビティC内の空気と共に発泡途中のポリウレタン樹脂が上記隙間に流出しやすいことから、シール部の外周面にバリ88が生じるという不都合が生じる。
このようにして生じたバリは、作業者の手作業により除去されるか、特許文献1に記載の技術のように成形型に設けられた刃部によって除去される。
このようにして生じたバリは、作業者の手作業により除去されるか、特許文献1に記載の技術のように成形型に設けられた刃部によって除去される。
ところで、従来の製造装置の場合、シール部82にバリ88が生じることを適切に抑制できない。そのため、作業者の手作業によりバリを除去する場合であれ、成形型に設けられた刃部によってバリを除去する場合であれ、バリを除去するための工程が必要になり、シール部の製造工程が煩雑になる。
本発明の目的は、シール部にバリが生じることを適切に抑制できるフィルタエレメントの製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するためのフィルタエレメントの製造装置は、型締めされることでキャビティを形成する複数の分割型を有し、前記キャビティ内において樹脂材料を発泡させて濾材の外周縁にシール部を一体成形する成形型を備える。前記成形型は、樹脂材料を発泡させる際に前記キャビティと前記複数の分割型の型合わせ面同士の間の隙間との間に位置し、前記キャビティから前記隙間への空気の通過を許容する一方、発泡途中の樹脂材料の通過を規制する規制部材を備える。
同構成によれば、キャビティ内において樹脂材料を発泡させる際に、発泡途中の樹脂材料が複数の分割型の型合わせ面同士の間の隙間へ流出することが規制部材により規制される。このため、フィルタエレメントのシール部にバリが生じることを抑制できる。
また、キャビティ内の空気が上記隙間へ流出することは規制部材によって許容されるため、キャビティ内に空気が滞留することを抑制でき、当該空気によってシール部にボイドが生じることを適切に抑制できる。
本発明によれば、シール部にバリが生じることを適切に抑制できる。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、第1実施形態について説明する。
<エアクリーナ10>
まず、本実施形態における製造装置により製造されたフィルタエレメント40を備えたエアクリーナ10について説明する。
以下、図1〜図5を参照して、第1実施形態について説明する。
<エアクリーナ10>
まず、本実施形態における製造装置により製造されたフィルタエレメント40を備えたエアクリーナ10について説明する。
図1に示すように、エアクリーナ10は車載内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、上部に開口21を有する第1ハウジング20と、下部に開口31を有する第2ハウジング30と、第1ハウジング20と第2ハウジング30との間に設けられ、吸気に含まれるダストを捕捉するフィルタエレメント40とを備えている。第1ハウジング20及び第2ハウジング30は、共に硬質樹脂材料により形成されている。
第1ハウジング20は、開口21を取り囲む周壁22と底壁23とを備えている。周壁22には、筒状のインレット24が外側に向けて突設されている。また、開口21の周縁には、フランジ25が全周にわたって形成されている。
第2ハウジング30は、開口31を取り囲む周壁32と頂壁33とを備えている。周壁32には、筒状のアウトレット34が外側に向けて突設されている。また、開口31の周縁には、フランジ35が全周にわたって形成されている。
フィルタエレメント40は、例えば濾紙や不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成された平面視四角形状の濾過部41と、濾過部41の一端面の外周縁に全周にわたって形成された樹脂材料からなるシール部42とを有している。本実施形態では、シール部42が独立気泡のポリウレタン樹脂により形成されている。
シール部42には、第1ハウジング20のフランジ25に当接される平面部43と、平面部43の反対側に形成されて第2ハウジング30のフランジ35に当接される湾曲面部44とを有している。第1ハウジング20のフランジ25と、第2ハウジング30のフランジ35とによってシール部42が挟持されることにより、第1ハウジング20と第2ハウジング30との間がシールされている。
<成形型50>
次に、本実施形態のフィルタエレメント40の濾過部41の外周縁にシール部42を一体成形する成形型50について説明する。
次に、本実施形態のフィルタエレメント40の濾過部41の外周縁にシール部42を一体成形する成形型50について説明する。
図2に示すように、成形型50は、四角環状の固定型51と、固定型51の一辺にヒンジ60を介して揺動可能に連結された四角環状の可動型55とを備えている。
図3(a)〜図3(c)に示すように、可動型55は、ヒンジ60を中心に型開き状態(図3(a)参照)と、型締め状態(図3(c)参照)との間で揺動可能とされている。
図3(a)〜図3(c)に示すように、可動型55は、ヒンジ60を中心に型開き状態(図3(a)参照)と、型締め状態(図3(c)参照)との間で揺動可能とされている。
図2及び図3(a)〜図3(c)に示すように、固定型51における可動型55に対向する対向面(図3の上面)には、凹溝状をなし、シール部42の湾曲面部44を成形する四角環状の第1成形面53が凹設されている。上記対向面には、第1成形面53の外周側に隣接する型合わせ面52が形成されている。
可動型55における固定型51に対向する対向面(図3(c)の下面)には、平面状をなし、シール部42の平面部43の内周側の部分を成形する四角環状の第2成形面57が形成されている。また、上記対向面には、第2成形面57の内周側に隣接するとともに、シール部42における第1ハウジング20の周壁22の内周面と濾過部41の外周面の間に挟まれる部分45を成形する環状溝58が形成されている。
図2、図3(a)〜図3(c)及び図4に示すように、可動型55の上記対向面には、第2成形面57の外周側に隣接する四角環状の収容凹部59が形成されている。また、上記対向面には、収容凹部59の外周側に隣接する型合わせ面56が形成されている。
図3(c)及び図4に示すように、成形型50が型締めされた状態において、収容凹部59の外周縁は、固定型51の型合わせ面52の内周縁よりも外周側に位置している。また、収容凹部59の内周縁は、固定型51の型合わせ面52の内周縁よりも内周側に位置している。
図4に示すように、固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間には、空気が通過可能な隙間61が形成されている。この隙間61の大きさは数百μmとされている。
図2、図3(a)〜図3(c)及び図4に示すように、収容凹部59には、同収容凹部59の平面形状に沿った四角環状をなすとともにメッシュ状の金属シートからなる規制部材70が収容されている。したがって、規制部材70は、固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56に対向する位置から第1成形面53に対向する位置まで延在している。規制部材70は周方向に間隔をおいて設けられた接着剤により可動型55に固定されている。
規制部材70の網目の大きさは、空気の通過を許容する一方、発泡途中の樹脂材料の通過を規制することのできる大きさとされている。
規制部材70の厚さは、収容凹部59の底面(図4における上面)と固定型51の型合わせ面52との距離よりも僅かに大きくされている。このため、成形型50が型締めされた状態において、収容凹部59の底面及び固定型51の型合わせ面52の双方に対して規制部材70の両面がそれぞれ当接される。
規制部材70の厚さは、収容凹部59の底面(図4における上面)と固定型51の型合わせ面52との距離よりも僅かに大きくされている。このため、成形型50が型締めされた状態において、収容凹部59の底面及び固定型51の型合わせ面52の双方に対して規制部材70の両面がそれぞれ当接される。
図3(c)に示すように、本実施形態の成形型50においては、可動型55に濾過部41が内嵌された状態で型締めをすることにより、固定型51の第1成形面53、濾過部41の外面、可動型55の環状溝58、第2成形面57、及び規制部材70によって、シール部42を成形するためのキャビティCが形成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3(a)に示すように、まずは、型開き状態において、可動型55に濾過部41が内嵌され、固定型51の第1成形面53にポリウレタン樹脂Rの原液が注入される。
図3(a)に示すように、まずは、型開き状態において、可動型55に濾過部41が内嵌され、固定型51の第1成形面53にポリウレタン樹脂Rの原液が注入される。
次に、図3(b)に示すように、可動型55がヒンジ60を中心に揺動されることにより、図3(c)に示すように、固定型51と可動型55とが型閉じされる。
そして、上記キャビティCの内部においてポリウレタン樹脂Rを発泡させることにより、濾過部41の外周縁にシール部42が一体成形される。
そして、上記キャビティCの内部においてポリウレタン樹脂Rを発泡させることにより、濾過部41の外周縁にシール部42が一体成形される。
ここで、図5に実線の矢印にて示すように、キャビティC内においてポリウレタン樹脂Rを発泡させる際に、発泡途中のポリウレタン樹脂Rが固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間61へ流出することが規制部材70により規制される。このため、フィルタエレメント40のシール部42にバリが生じることを抑制できる。
また、図5に点線の矢印にて示すように、キャビティCの内部の空気Gは、規制部材70を通過して上記隙間61へ流出する。これにより、キャビティCの内部に空気Gが滞留することを抑制できるため、当該空気Gによってシール部42にボイドが生じること、すなわち成形不良が生じることを適切に抑制できる。
以上説明した本実施形態に係るフィルタエレメントの製造装置によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)成形型50は、ポリウレタン樹脂Rを発泡させる際にキャビティCと固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間61との間に位置し、キャビティCから上記隙間61への空気の通過を許容する一方、発泡途中のポリウレタン樹脂Rの通過を規制する規制部材70を備えている。
(1)成形型50は、ポリウレタン樹脂Rを発泡させる際にキャビティCと固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間61との間に位置し、キャビティCから上記隙間61への空気の通過を許容する一方、発泡途中のポリウレタン樹脂Rの通過を規制する規制部材70を備えている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することにより、シール部42にバリが生じることを適切に抑制できる。
(2)規制部材70は、成形型50が型締めされた状態において、固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56に対向する位置から第1成形面53に対向する位置まで延在している。
(2)規制部材70は、成形型50が型締めされた状態において、固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56に対向する位置から第1成形面53に対向する位置まで延在している。
こうした構成によれば、キャビティCと固定型51及び可動型55の型合わせ面52,56同士の間の隙間61との間に規制部材70を確実に配置することができる。
(3)可動型55には、規制部材70を収容する収容凹部59が形成されている。
(3)可動型55には、規制部材70を収容する収容凹部59が形成されている。
こうした構成によれば、可動型55に凹設された収容凹部59に規制部材70が収容されるため、規制部材70が第2成形面57よりも固定型51側に突出することを抑制できる。したがって、シール部42の平面部43に段差などが生じることを抑制できる。
(4)規制部材70は、メッシュ状の金属シートである。
こうした構成によれば、規制部材70の耐久性が高められることで、規制部材70の寿命を延ばすことができる。したがって、規制部材70を交換する頻度が少なくなり、フィルタエレメント40の生産効率を高めることができる。
こうした構成によれば、規制部材70の耐久性が高められることで、規制部材70の寿命を延ばすことができる。したがって、規制部材70を交換する頻度が少なくなり、フィルタエレメント40の生産効率を高めることができる。
(5)規制部材70は可動型55に固定されている。このため、シール部42の成形後、型開きを行う際に、規制部材70が邪魔になることを回避できる。
<第2実施形態>
次に、図6〜図8を参照して、第2実施形態の成形型150について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、第1実施形態と対応する構成については第1実施形態の符号「**」に「100」を加算した符号「1**」を付すことにより重複する説明を省略する。
<第2実施形態>
次に、図6〜図8を参照して、第2実施形態の成形型150について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、第1実施形態と対応する構成については第1実施形態の符号「**」に「100」を加算した符号「1**」を付すことにより重複する説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、固定型151の第1成形面153の外周縁部には、四角環状をなすとともに可撓性且つ多孔質の樹脂シートからなり、可動型155の第2成形面157に向けて延出する規制部材170が固定されている。本実施形態では、規制部材170が、空気の通過を許容する一方、発泡途中のポリウレタン樹脂の通過を規制する機能を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)により形成されている。上記PTFEの孔径は、60μm以下であることが望ましい。また、規制部材170は接着剤により第2成形面157に固定されている。
図6(a)に示すように、成形型150の型開き状態において、規制部材170は、固定型151の型合わせ面152よりも上方に突出している。
図6(b)及び図7に示すように、成形型150の型締め状態において、規制部材170における第2成形面157に向けて延出する部分が第2成形面157に押圧されて弾性変形する。
図6(b)及び図7に示すように、成形型150の型締め状態において、規制部材170における第2成形面157に向けて延出する部分が第2成形面157に押圧されて弾性変形する。
なお、図8に示すように、規制部材170の4つの角部には、切込部171がそれぞれ形成されている。成形型150を型締めする際に、切込部171を構成する両方の縁部172同士が互いに重なり合うことにより、規制部材170の弾性変形が許容される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図7に示すように、キャビティC内においてポリウレタン樹脂を発泡させる際に、発泡途中のポリウレタン樹脂が固定型151及び可動型155の型合わせ面152,156同士の間の隙間161へ流出することが規制部材170により規制される。このため、フィルタエレメント40のシール部42にバリが生じることを抑制できる。このとき、規制部材170は、ポリウレタン樹脂により押圧されることで同図に実線にて示す位置から二点鎖線にて示す位置まで弾性変形するものの、上記隙間161に入り込むことはない。したがって、フィルタエレメント40のシール部42にバリが生じることを抑制できる。
図7に示すように、キャビティC内においてポリウレタン樹脂を発泡させる際に、発泡途中のポリウレタン樹脂が固定型151及び可動型155の型合わせ面152,156同士の間の隙間161へ流出することが規制部材170により規制される。このため、フィルタエレメント40のシール部42にバリが生じることを抑制できる。このとき、規制部材170は、ポリウレタン樹脂により押圧されることで同図に実線にて示す位置から二点鎖線にて示す位置まで弾性変形するものの、上記隙間161に入り込むことはない。したがって、フィルタエレメント40のシール部42にバリが生じることを抑制できる。
また、図7に点線の矢印にて示すように、キャビティCの内部の空気Gは、規制部材170を通過して上記隙間161へ流出する。
以上説明した本実施形態に係るフィルタエレメントの製造装置によれば、第1実施形態の効果(1)に加えて新たに以下に示す効果が得られるようになる。
以上説明した本実施形態に係るフィルタエレメントの製造装置によれば、第1実施形態の効果(1)に加えて新たに以下に示す効果が得られるようになる。
(6)規制部材170は、可撓性シートであり、固定型151の第1成形面153に設けられるとともに可動型155の第2成形面157に向けて延出している。
こうした構成によれば、規制部材170が可撓性シートにより形成されている。このため、シール部42の成形後、型開きを行う際に、規制部材170が復元することによって固定型151からシール部42を容易に取り外すことができる。
こうした構成によれば、規制部材170が可撓性シートにより形成されている。このため、シール部42の成形後、型開きを行う際に、規制部材170が復元することによって固定型151からシール部42を容易に取り外すことができる。
(7)規制部材170は、多孔質の樹脂シートにより形成されている。
こうした構成によれば、可撓性シートからなる規制部材170を容易に具現化することができる。また、規制部材170を四角環状に容易に加工することができる。
こうした構成によれば、可撓性シートからなる規制部材170を容易に具現化することができる。また、規制部材170を四角環状に容易に加工することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第2実施形態において、例えばETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)などのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)以外の多孔質の樹脂シートによって規制部材170を形成してもよい。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第2実施形態において、例えばETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)などのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)以外の多孔質の樹脂シートによって規制部材170を形成してもよい。
・第2実施形態において、例えばメッシュ状の金属シートなどのように可撓性且つ多孔質の金属シートや不織布シートによって規制部材を形成してもよい。
・第1実施形態において、第2実施形態と同様の多孔質の樹脂シートによって規制部材70を形成してもよい。
・第1実施形態において、第2実施形態と同様の多孔質の樹脂シートによって規制部材70を形成してもよい。
・第1実施形態において、規制部材70を可動型55に対して着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
・第1実施形態において、固定型51における型合わせ面52と第1成形面53との間に規制部材70を収容する凹部259を形成することもできる(図4参照)。この場合、可動型55の収容凹部59を省略することもできる。この場合、上記凹部259上に規制部材70を載置するなど固定型51に対して着脱可能に設けることが好ましい。
・第1実施形態において、固定型51における型合わせ面52と第1成形面53との間に規制部材70を収容する凹部259を形成することもできる(図4参照)。この場合、可動型55の収容凹部59を省略することもできる。この場合、上記凹部259上に規制部材70を載置するなど固定型51に対して着脱可能に設けることが好ましい。
・ポリエチレン樹脂などのポリウレタン樹脂以外の樹脂材料によってシール部42を形成することもできる。例えばポリエチレン樹脂によりシール部42を形成する場合には、発泡途中のポリエチレン樹脂の通過を規制する材料によって規制部材を形成すればよい。
10…エアクリーナ、20…第1ハウジング、21…開口、22…周壁、23…底壁、24…インレット、25…フランジ、30…第2ハウジング、31…開口、32…周壁、33…頂壁、34…アウトレット、35…フランジ、40…フィルタエレメント、41…濾過部、42…シール部、43…平面部、44…湾曲面部、45…挟まれる部分、50,150…成形型、51,151…固定型、52、152…型合わせ面、53,153…第1成形面、55,155…可動型、56,156…型合わせ面、57,157…第2成形面、58,158…環状溝、59…収容凹部(収容部)、60,160…ヒンジ、61,161…隙間、70,170…規制部材、171…切込部、172…縁部、C…キャビティ、R…ポリウレタン樹脂。
Claims (6)
- 型締めされることでキャビティを形成する複数の分割型を有し、前記キャビティ内において樹脂材料を発泡させて濾材の外周縁にシール部を一体成形する成形型を備えるフィルタエレメントの製造装置において、
前記成形型は、樹脂材料を発泡させる際に前記キャビティと前記複数の分割型の型合わせ面同士の間の隙間との間に位置し、前記キャビティから前記隙間への空気の通過を許容する一方、発泡途中の樹脂材料の通過を規制する規制部材を備える、
フィルタエレメントの製造装置。 - 前記成形型は、複数の分割型として、凹溝状の第1成形面を有する第1型と、平面状の第2成形面を有する第2型とを有しており、
前記規制部材は、前記成形型が型締めされた状態において、前記第1型及び前記第2型の型合わせ面に対向する位置から前記第1成形面に対向する位置まで延在している、
請求項1に記載のフィルタエレメントの製造装置。 - 前記第1型及び前記第2型の少なくとも一方には、前記規制部材を収容する収容部が凹設されている、
請求項2に記載のフィルタエレメントの製造装置。 - 前記成形型は、複数の分割型として、凹溝状の第1成形面を有する第1型と、平面状の第2成形面を有する第2型とを有しており、
前記規制部材は、可撓性シートであり、前記第1型の前記第1成形面に設けられるとともに前記第2型の前記第2成形面に向けて延出している、
請求項1に記載のフィルタエレメントの製造装置。 - 前記規制部材はメッシュ状の金属シートである、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のフィルタエレメントの製造装置。 - 前記規制部材は、多孔質の樹脂シートにより形成されている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のフィルタエレメントの製造装置。
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