JP2017177253A - 焼結体の形状加工方法および加工装置 - Google Patents

焼結体の形状加工方法および加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017177253A
JP2017177253A JP2016065099A JP2016065099A JP2017177253A JP 2017177253 A JP2017177253 A JP 2017177253A JP 2016065099 A JP2016065099 A JP 2016065099A JP 2016065099 A JP2016065099 A JP 2016065099A JP 2017177253 A JP2017177253 A JP 2017177253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sintered body
main surface
grinding wheel
width
sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016065099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6634924B2 (ja
Inventor
真一 和田
Shinichi Wada
真一 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2016065099A priority Critical patent/JP6634924B2/ja
Publication of JP2017177253A publication Critical patent/JP2017177253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6634924B2 publication Critical patent/JP6634924B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】従来よりも高い加工精度が得られ、かつ、量産性を低下させることのない、形状加工方法を提供する。【解決手段】焼結体の形状加工方法は、凸状の第1主面SO、第1主面の反対側の第2主面SI、および幅Wを規定する2つの第1側面SL1を有する焼結体を用意する工程aと、焼結体の長さ方向が搬送方向に平行で、第1主面SOまたは第2主面SIが上になるように焼結体を治具20に固定する工程bと、焼結体の幅Wを測定し、幅方向の中心位置を求める工程cと、中心位置が研削ホイール60の中心と一致するように研削ホイール60の位置を補正する工程dと、焼結体を搬送方向に搬送しながら、研削ホイール60によって焼結体を研削することによって、第1主面SOを凸状曲面に加工する、または、第2主面SIを凹状曲面または平坦な面に加工する工程eとを包含する。【選択図】図1

Description

本発明は、焼結体の形状加工方法および加工装置に関し、特に、希土類焼結磁石の形状加工に好適に用いられる形状加工方法および加工装置に関する。
永久磁石(以下、単に「磁石」という。)は、種々の形状の磁石として用いられる。希土類磁石は、優れた磁気特性を有しており、広く利用されている。その中でも、ネオジム磁石として知られているR−T−B系焼結磁石(Rは希土類元素、TはFeを必ず含む遷移金属元素)は、優れた磁気特性と比較的材料費が安価なことから広く利用されている。
R−T−B系焼結磁石の磁石は、以下の方法で製造される。なお、本明細書において、着磁していない状態のものも磁石という。
所望の組成を有するR−T−B系合金の粉末を用意する。合金粉末をプレス成形によって、所望の形状の成形体を得る。成形体を焼結することによって焼結体を得る。必要に応じて、焼結体は、いわゆる時効処理などの熱処理を受ける。熱処理の前または後に、機械加工を受けて、所望の大きさおよび形状の磁石となる。その後、磁石は機械加工で発生し磁石表面に付着した研削加工粉や研削液(冷却液)を除去するために洗浄される。その後、耐食性向上等の目的で種々の表面処理が施される場合もある。
R−T−B系焼結磁石の製造効率や材料の歩留りを向上させるために、最終的な磁石の形状(「ネットシェイプ」ということがある。)に近い形状を有する成形体を作製する試みがなされている。例えば、特許文献1には、かまぼこ状および瓦状(弓形またはC形ともいう。)の希土類焼結磁石の製造方法が開示されている。また、特許文献2には、磁石を所望の形状(例えば瓦状)に効率よく加工する方法が開示されている。特許文献2に記載の方法によると、磁石は搬送路に沿って一方向に搬送されながら一対の研削手段によって、互いに反対側の面が研削加工を受ける。
特開2006−278919号公報 特開平11−347900号公報
近年、モータ等の高性能化に伴い、磁石の形状および寸法の精度に対する要求は厳しくなっている。特許文献2に記載の方法の様に、磁石を搬送しながら研削を行うと、量産性には優れるものの、高い寸法精度を得ることができない。具体的には、磁石を搬送路に沿って搬送するために、搬送方向に直交する方向における磁石の位置を規制する側壁に対して、±25μm程度のクリアランスが必要であり、これが寸法精度を低下させる。
ここでは、焼結磁石の形状加工について説明したが、これに限られず、フェライトなどのセラミック焼結体の形状加工についても同様の問題がある。
本発明の目的は、従来よりも高い加工精度が得られ、かつ、量産性を低下させることのない、形状加工方法およびその方法に好適に用いられる加工装置を提供することにある。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、凸状の第1主面、前記第1主面の反対側の第2主面、および幅Wを規定する2つの第1側面を有する焼結体を用意する工程aと、前記焼結体の長さ方向が搬送方向に平行で、前記第1主面または前記第2主面が上になるように前記焼結体を治具に固定する工程bと、前記焼結体の幅Wを測定し、幅方向の中心位置を求める工程cと、前記中心位置が研削ホイールの中心と一致するように前記研削ホイールの位置を補正する工程dと、前記焼結体を前記搬送方向に搬送しながら、前記研削ホイールによって前記焼結体を研削することによって、前記第1主面を凸状曲面に加工する、または、前記第2主面を凹状曲面または平坦な面に加工する工程eとを包含する。
ある実施形態において、前記焼結体の形状加工方法は、前記工程eの期間中に前記研削ホイールを上昇させる工程fをさらに包含する。
ある実施形態において、前記工程aは、前記焼結体の前記第1主面を部分的に研削することによって形成される第1基準面および前記第2主面を少なくとも部分的に研削することによって形成される少なくとも1つの第2基準面の内の少なくともいずれか一方を形成する工程sa1をさらに包含する。
ある実施形態において、前記工程aは、前記焼結体を研削することによって前記焼結体の幅を規定する互いに平行な2つの前記第1側面を形成する工程sa2をさらに包含する。
ある実施形態において、前記工程aは、前記焼結体を研削することによって前記焼結体の長さを規定する互いに平行な2つの第2側面を形成する工程sa3をさらに包含する。
本発明の実施形態による加工装置は、上記のいずれかの焼結体の形状加工方法に用いられる加工装置であって、xyz直交座標系において、前記焼結体をy軸方向に搬送する搬送装置と、前記搬送装置に配置された前記焼結体の幅を測定し、前記焼結体の幅方向の中心位置を求める幅測定装置と、x軸方向に平行な回転軸を有するモータと、前記回転軸に固定された研削ホイールであってディスクの外周面が半径方向に対して凹状曲面または凸状曲面である研削ホイールと、前記研削ホイールをx軸方向に移動させる第1機構部材と、前記焼結体の幅方向の前記中心位置に前記研削ホイールの中心位置が一致するように前記研削ホイールをx軸方向に移動させるように第1機構部材を制御する制御装置とを有する。
ある実施形態において、前記加工装置は、前記研削ホイールをz軸方向に移動させる第2機構部材をさらに有し、前記制御装置は前記第2機構部材を制御する。
本発明の実施形態によると、従来よりも高い加工精度が得られ、かつ、量産性を低下させることのない、形状加工方法およびその方法に好適に用いられる加工装置が提供される。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法に好適に用いられる加工装置100を模式的に示す図である。 治具20で焼結磁石10aを固定する様子を模式的に示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は斜視図である。 (a)は、焼結磁石10aに第1基準面および第2基準面を形成する工程を説明するための模式図であり、(b)は、焼結磁石10aの幅を規定する第1側面を形成する工程を説明するための模式図であり、(c)は、焼結磁石10aの長さを規定する第2側面を形成する工程を説明するための模式図である。 (a)は、焼結磁石10bに第1基準面および第2基準面を形成する工程を説明するための模式図であり、(b)は、焼結磁石10bの幅を規定する第1側面を形成する工程を説明するための模式図であり、(c)は、焼結磁石10bの長さを規定する第2側面を形成する工程を説明するための模式図である。 (a)は、治具20で焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図であり、(b)は、治具20で焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図である。 (a)は、治具20で焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図であり、(b)は、治具20aで焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態による形状加工方法が好適に用いられるR−T−B系焼結磁石10aおよび10bを模式的に示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法およびその方法に好適に用いられる加工装置を説明する。以下では、焼結体としてR−T−B系焼結磁石を用いる例を説明する。R−T−B系焼結磁石は、希土類焼結磁石の中でも加工抵抗が高いので、R−T−B系焼結磁石を加工できれば、他の希土類磁石、フェライト磁石、その他のセラミック焼結体を加工することができる。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、例えば、図7(a)および(b)に示すR−T−B系焼結磁石10aおよび10bの形状加工に好適に用いられる。
図7(a)に示す焼結磁石10aは、かまぼこ状の外形を有しており、凸状曲面(第1主面)SO(外側R面)と、平坦な(第2主面)SIと、幅方向に平行な2つの側面SW1と、長さ方向L1に平行な2つの第1側面SL1とを有している。第1主面SOと第2主面SIは互いに対向している。2つの第2側面SW1は、長さL1を規定し、2つの第1側面SL1は幅(最大幅)W1を規定している。
図7(b)に示す焼結磁石10bは、瓦形の外形を有しており、凸状曲面(第1主面)SO(外側R面)と、凹状曲面(第2主面)SI(内側R面)と、幅方向に平行な2つの側面SW1と、長さ方向L2に平行な2つの第1側面SL1とを有している。第1主面SOと第2主面SIは互いに対向し、幅方向に湾曲している。2つの第2側面SW1は、長さL2を規定し、2つの第1側面SL1は幅W2を規定している。
焼結磁石10aおよび10bの厚さT1およびT2は、例えば2mm〜5mm、幅W1およびW2は5mm〜20mm、長さL1およびL2は20mm〜70mmである。焼結磁石10aおよび10bは、ネットシェイプに近い形状を有する成形体を焼結することによって得られた焼結磁石を研削することによって得られる。研削等の機械加工を受けていない焼結磁石は、成形体の密度分布などの影響で、外形がひずんでいることがある。もちろん焼結磁石10aおよび10bは大型ブロックを板状に切断した磁石でもよい。焼結磁石10aおよび10bは、例えばモータに用いられる磁石であり、モータの高性能化に伴い、磁石の形状および寸法の精度に対する要求は厳しくなっている。
このように比較的小型で長い焼結磁石を特許文献2のように搬送しながら研削すると、上述のように、磁石を搬送路に沿って搬送するために、搬送方向に直交する方向における磁石の位置を規制する側壁に対して、±25μm程度のクリアランスが必要であり、これが寸法精度を低下させる。さらに、幅方向だけでなく、焼結磁石が上下に動き寸法精度が低下する、あるいは欠けが発生する場合もあった。これは、焼結磁石が長いと、研削ホイールと接触し始める先頭部分が下に押され、焼結磁石の最後尾の部分が浮き上がるからである。R−T−B系焼結磁石は、加工抵抗が高いので、この現象が顕著に起こる。また、この現象は、搬送速度が大きいほど顕著になるので、搬送速度にも限界があった。
このように、従来の形状加工方法で得られた焼結磁石は加工精度が低いため、高い寸法精度が要求される場合には、全数を検査し、所定の寸法精度を満足する焼結磁石を選別することによって対応していた。したがって、最終的なスループットは低く、歩留まりも低いという問題があった。
本発明の実施形態によると、上記の問題を解決し、従来の方法よりも高い加工精度が得られ、全数検査を省略することが可能な形状加工方法およびその方法に好適に用いられる加工装置が提供される。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、以下の工程a〜工程eを含む。
工程a:凸状の第1主面SO、第1主面SOの反対側の第2主面SI、および幅Wを規定する2つの第1側面SL1を有する焼結体を用意する。
工程b:焼結体の長さ方向が搬送方向に平行で、第1主面SOまたは第2主面SIが上になるように焼結体を治具に固定する。
工程c:焼結体の幅Wを測定し、幅方向の中心位置を求める。
工程d:中心位置が研削ホイールの中心と一致するように研削ホイールの位置を補正する。
工程e:焼結体を前記搬送方向に搬送しながら、研削ホイールによって焼結体を研削することによって、第1主面SOを凸状曲面に加工する、または、第2主面SIを凹状曲面または平坦な面に加工する。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法によると、焼結体の凸状曲面がひずんでいても、幅方向の中心を基準に正確に凸状曲面を形成することができる。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、工程eの期間中に研削ホイールを上昇させる工程fをさらに包含してもよい。工程fは、焼結体の最後尾付近で焼結体と研削ホイールの接触部分が少なくなるにつれて研削ホイールが下降してしまうことによる厚さの変動を抑制するように行われる。
焼結体の寸法精度を高めるために、工程aは、下記の工程sa1およびsa2の少なくとも1つを含むことが好ましい。また、工程aは、下記の工程sa3を含んでもよい。工程sa1およびsa2は、工程aの前に行うことが好ましい。工程sa3は、工程aの後に行ってもよい。
工程sa1:焼結体の第1主面SOを部分的に研削することによって形成される第1基準面および第2主面SIを少なくとも部分的に研削することによって形成される少なくとも1つの第2基準面の内の少なくともいずれか一方を形成する。
工程sa2:焼結体を研削することによって焼結体の幅を規定する互いに平行な2つの第1側面を形成する。
工程sa1および/または工程sa2を行うことによって、焼結体を治具に高い精度で固定することができる。
工程sa3:焼結体を研削することによって焼結体の長さを規定する互いに平行な2つの第2側面を形成する。
本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、例えば、下記の加工装置を用いて実効され得る。
本発明の実施形態による加工装置は、xyz直交座標系において、焼結体をy軸方向に搬送する搬送装置と、搬送装置に配置された焼結体の幅を測定し、焼結体の幅方向の中心位置を求める幅測定装置と、x軸方向に平行な回転軸を有するモータと、回転軸に固定された研削ホイールであってディスクの外周面が半径方向に対して凹状曲面または凸状曲面である研削ホイールと、研削ホイールをx軸方向に移動させる第1機構部材と、焼結体の幅方向の前記中心位置に前記研削ホイールの中心位置が一致するように研削ホイールをx軸方向に移動させるように第1機構部材を制御する制御装置とを有する。加工装置は、研削ホイールをz軸方向に移動させる第2機構部材をさらに有し、制御装置は第2機構部材を制御する。
以下、図1から図5を参照して、本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法およびそれに用いられる加工装置の具体例を説明する。もちろん、本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法および加工装置は、下記の具体例に限られない。
図1に本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法に好適に用いられる加工装置100を模式的に示す。図1には本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法のフローチャートを併せて示す。本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法は、以下の工程S0〜S4を包含する。
ここでは、図7(a)に示した焼結磁石10aを形状加工する例を説明する。以下では、焼結磁石の形状加工の前後に拘わらず共通の参照符号を付す。
工程S0:焼結磁石10aを固定する治具20を用意する。治具20は、コンベア30Aに所定の向きで配置される。治具20の構造は、図2を参照して後述する。治具20は、例えば、コンベア30Bによって順次供給されるようにしてもよい。
工程S1:焼結磁石(図1中ではワークという。)10aを用意し、焼結磁石10aを治具20に固定する。焼結磁石10aは、凸状の第1主面SO、第1主面の反対側の第2主面SI、および幅Wを規定する2つの第1側面SL1を有する(図7参照)。焼結磁石10aの長さ方向が搬送方向(図1中のy軸方向)に平行になるように、第1主面SOを上に向けて固定する。焼結磁石10aは、例えば、ロボットのアーム40で、真空吸着され所定の位置に配置される。焼結磁石10aが固定された治具20は、コンベア30Aでy軸方向に搬送される。工程S1は、上記工程aおよび工程bを包含する。
工程S2:焼結磁石10aの幅Wを測定し、幅方向の中心位置(幅Wを二等分する中心線の位置)を求める。工程S2は、上記工程cに対応する。例えば、幅方向の中心位置の図1中のx軸方向座標を求める。焼結磁石10aの幅Wの測定する幅計測装置50は、例えば、レーザー変位計またはデジタルマイクロスケールである。幅計測装置50からの出力は制御装置(不図示)に送られ、制御装置は焼結磁石10aの中心位置(x軸座標)を求める。制御装置は、一般的な、NC制御装置であり、説明を省略する。
なお、工程S2は、焼結磁石10aの厚さTを測定する工程をさらに包含してもよい。ここで、焼結磁石10aの厚さTに代えて、焼結磁石10aの上面のz座標を用いることもできる。すなわち、焼結磁石10aの厚さTに応じて変化するz軸方向の値であればよく、例えば治具20の上面を基準とした焼結磁石10aの上面のz座標を用いてもよい。
厚さTを測定する厚さ計測装置(不図示)も、例えばレーザー変位計またはデジタルマイクロスケールである。測定された厚さの値は、制御装置に送られ、制御装置が、厚さの測定値を予め設定され厚さの値と比較する。測定値と設定値との差が予め決められた許容範囲内にあるか否かによって、焼結磁石10aが治具20に正常に固定されたか否かを判定する。判定結果が否の場合、例えば、加工装置100は搬送を停止する、および/または、作業者に警告を発する。
工程S3:工程S2で求めた中心位置(x軸座標)が研削ホイール60の中心と一致するように研削ホイール60の位置(x軸座標)を補正する。工程S3は、上記工程dに対応する。補正量および方向は、制御装置から送られる。研削ホイール60は、x軸に平行な回転軸を中心に回転する。研削ホイール60は、例えば、ダイヤモンド砥粒(粒径100μm〜200μm)を一層だけ電着したものである。研削ホイール60は、第1機構部材(不図示)によって、x軸方向に移動させられる。
工程S2は焼結磁石10aの厚さTを測定する工程を包含するとき、厚さTの測定値と設定値との差が予め決められた許容範囲内にあるとき、制御装置が、当該差に基づいて、研削ホイール60のz軸方向の位置(z座標)を補正するように構成してもよい。そうすることによって、焼結磁石10aの厚さ方向にも高い加工精度を得ることができる。
工程S4:砥石(回転する研削ホイール)60によって焼結磁石10aを研削することによって、焼結磁石10aの第1主面を凸状曲面に加工される。工程S4は、上記工程eに対応する。
工程S5:焼結磁石10aを治具20から取り出する。焼結磁石10aは、例えば、ロボットのアーム70で、真空吸着され所定の位置に移動される。
工程S6:治具20をコンベア30Aからコンベア30Bへ移送する。
ここでは、搬送装置として、コンベア30A、30Bを例示したが、これに限られず、治具20をy軸方向に正確に搬送できるかぎり、公知の搬送装置を広く用いることができる。なお、工程S2における幅計測装置(および/または厚さ計測装置)50が工程4における研削液に晒されることを防ぐため、図1に示すように、砥石60と計測装置50との間にカーテン80を配置することが好ましい。
なお、研削ホイール60と接触し始める先頭部分に比べて焼結磁石10aの最後尾の部分の厚さT1が小さくなることがある。例えば、10μm〜20μm程度、最後尾の部分の厚さT1が小さくなる。研削ホイール60による研削が焼結磁石10aの最後尾に進んでいき、研削ホイール60と焼結磁石10aの接触部分が少なくなるにつれて(焼結磁石10aの削り代が少なくなるにつれて)、研削ホイール60が下がるために生じる。これは、あらかじめ決めた条件で、研削ホイール60が焼結磁石10a(最後尾部分)を押し下げる力を弱めるように制御することによって防止することができる。すなわち、焼結磁石10aの研削をはじめてから一定時間経過後に研削ホイール60を少し上昇させる(z軸方向に移動させる)ことによって、厚さTが均一な焼結磁石10aを得ることができる。研削ホイール60は、第2機構部材(不図示)によって、z軸方向に移動させられる。このときの制御条件は、予備実験を行うことによって決めればよい。
図2を参照して、治具20の構造を説明する。図2は、治具20で焼結磁石10aを固定する様子を模式的に示す図であり、図2(a)は断面図であり、図2(b)は斜視図である。
治具20は、台座22と、台座22に固定された本体部24と、焼結磁石10aを把持するための爪部材26aおよび26bを有している。爪部材26aは軸23を中心に回転可能に支持されており、スプリング25の弾性力によって焼結磁石10aを把持する。爪部材26bは固定されている。治具20は、焼結磁石10aを長さL方向に平行に固定する。台座22は、互いに平行な2本の溝22aを有している。この溝22aは、図1に示したコンベア30Aが有する2本のレールに勘合され、コンベア30Aによってy軸方向に搬送される。
ここで、焼結磁石10aを高い精度で治具20に固定するためには、治具20と接触する第2主面SIおよび2つの第1側面がそれぞれ焼結磁石10aの厚さおよび幅の基準面としての役割を果たすことが好ましい。
図3を参照して、焼結磁石10aに厚さの基準面および幅の基準面を形成する工程を説明する。図3(a)は、焼結磁石10aに第1基準面および第2基準面を形成する工程を説明するための模式図であり、図3(b)は、焼結磁石10aの幅を規定する第1側面を形成する工程を説明するための模式図であり、図3(c)は、焼結磁石10aの長さを規定する第2側面を形成する工程を説明するための模式図である。
図3(a)に示す様に、焼結磁石10aに第1基準面および第2基準面を形成する工程は、例えば、横軸対向2軸平面研削盤70aを用いて行われる。焼結磁石10aの第1主面SOを部分的に研削することによって第1基準面RSa1を形成するとともに、第2主面SIの全面を研削することによって第2基準面RSa2を形成する。第1基準面RSa1と第2基準面RSa2とは互いに平行に形成される。なお、第1基準面RSa1は必ずしも形成する必要はない。第2基準面RSa2だけを形成する場合には、例えば、平面研削盤を用いることができる。このような第1基準面RSa1および第2基準面RSa2を形成するために、焼結磁石10aは予めネットシェイプよりも大きく設計されている。
図3(b)に示す様に、焼結磁石10aの幅を規定する第1側面を形成する工程は、例えば、横軸対向2軸平面研削盤70bを用いて行われる。焼結磁石10aの一部を研削することによって、焼結磁石10aの幅W1を規定する互いに平行な2つの第1側面RSb1、RSb2を形成する。第1側面RSb1およびRSb2は、治具20に焼結磁石10aを固定する際に幅方向の基準となり、焼結磁石10aの傾きを規制し、加工精度を向上させる。
図3(c)に示す様に、焼結磁石10aの長さを規定する第2側面を形成する工程は、例えば、横軸対向2軸平面研削盤70cを用いて行われる。焼結磁石10aの一部を研削することによって、焼結磁石10aの長さL1を規定する互いに平行な2つの第2側面RSc1、RSc2を形成する。
横軸対向2軸平面研削盤70a〜70cは同じ装置を用いて、砥石の間隔だけを変えて使用してもよい。砥石は、例えば、レジンボンドでダイヤモンド砥粒を保持したレジンボンド砥石である。回転速度は例えば、500rpm以上1500rpm以下である。焼結磁石10aの送り速度は、例えば、0.5m/min以上3m/min以下である。このときに得られる幅W1および長さL1の寸法精度は、±0.02mm程度である。
次に、図7(b)に示した焼結磁石10bの形状加工を行う場合を説明する。
図4を参照して、焼結磁石10bに厚さの基準面および幅の基準面を形成する工程を説明する。図4(a)は、焼結磁石10bに第1基準面および第2基準面を形成する工程を説明するための模式図であり、図4(b)は、焼結磁石10bの幅を規定する第1側面を形成する工程を説明するための模式図であり、図4(c)は、焼結磁石10aの長さを規定する第2側面を形成する工程を説明するための模式図である。
図4(a)に示す様に、焼結磁石10bに第1基準面および第2基準面を形成する工程は、横軸対向2軸平面研削盤70aを用いて行われる。焼結磁石10bは弓形を有しているので、1つの第1基準面RSa1と2つの第2基準面RSa2が形成される。焼結磁石10bの第1主面SOを部分的に研削することによって第1基準面RSa1を形成するとともに、第2主面SIを部分的に研削することによって2つの第2基準面RSa2を形成する。第1基準面RSa1と2つの第2基準面RSa2とは互いに平行に形成される。第1基準面RSa1および2つの第2基準面RSa2の幅は、それぞれ独立に約1mm以上5mm以下に設定される。これよりも小さいと、基準面としての機能を十分に果たさなくなり、これよりも大きいと材料および研削時間が無駄になる。
以下、図3(b)および図3(c)を参照して上述したのと同様にして、図4(b)および図4(c)に示す様に、焼結磁石10bの幅W2を規定する互いに平行な2つの第1側面RSb1、RSb2および焼結磁石10bの長さL2を規定する互いに平行な2つの第2側面RSc1、RSc2を形成する。
焼結磁石10bの形状加工は、第1主面SOを凸状曲面に加工する工程と、第2主面SIを凹状曲面に加工する工程とを含む。第1主面SOの形状加工と第2主面SIの形状加工のいずれを先に行ってもよい。
図5(a)は、治具20で焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図であり、図5(b)は、治具20で焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図である。
図5(a)に示す様に、第1主面SOに形成された第1基準面RSa1と、2つの第1側面RSb1およびRSb2とを基準面として利用して、治具20に焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けた状態で固定する。この状態で、ディスクの外周面が半径方向に対して凸状曲面である研削ホイール60を用いて、第2主面SIを凹状曲面に加工する。
次に図5(b)に示す様に、凹状曲面に加工された第2主面SIの一部と、2つの第1側面RSb1およびRSb2とが治具20に接触するように、治具20に焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けた状態で固定する。この状態で、ディスクの外周面が半径方向に対して凹状曲面である研削ホイール60を用いて、第1主面SOを凸状曲面に加工する。
図6(a)および(b)に示す様に、第1主面SOを先に形状加工することもできる。図6(a)は、治具20で焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図であり、図6(b)は、治具20aで焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けて固定する様子を模式的に示す断面図である。
図6(a)に示す様に、第2主面SIに形成された2つの第2基準面RSa2と、2つの第1側面RSb1およびRSb2とを基準面として利用して、治具20に焼結磁石10bを第1主面SOを上に向けた状態で固定する。この状態で、ディスクの外周面が半径方向に対して凹状曲面である研削ホイール60を用いて、第1主面SOを凸状曲面に加工する。
次に図6(b)に示す様に、凸状曲面に加工された第1主面SOと、2つの第1側面RSb1およびRSb2とを基準面として利用して、治具20aに焼結磁石10bを第2主面SIを上に向けた状態で固定する。この状態で、ディスクの外周面が半径方向に対して凸状曲面である研削ホイール60を用いて、第2主面SIを凹状曲面に加工する。治具20aは、凸状曲面とされた第1主面SOに接触する2本のレール33a、33bを有している。2本のレール33aおよび33bは、凸状曲面の中心線に対して対称に配置されることが好ましい。
上述したように、本発明の実施形態による焼結体の形状加工方法によると、凸状曲面を有する焼結体を高い寸法精度(対称度)で加工することができる。
例えば、上記の加工方法で、T1=約2mm、W1=約9mm、L1=約10mmの焼結磁石10aの形状加工を行い、得られた焼結磁石10aの加工精度を評価したところ、対称度が0.1mm以下と非常に高い加工精度が得られた。なお、対称度は、曲面両端の厚さの差から幾何学計算で求めた。
従って、全数検査を行う必要がなく、焼結磁石10aの最終的なスループットは低下することはなかった。加工条件は、以下の通りであった。
搬送速度:800mm/min
研削ホイール(直径200mm)の回転速度:6000rpm
研削ホイールのx軸補正量:0μm以上30μm以下
研削ホイールのz軸補正量:20μm以上100μm以下
本発明の実施形態による加工方法は、焼結体が比較的長い、特に、長さが40mm以上の焼結体の形状加工に特に有効である。
本発明の実施形態は、焼結体の形状加工方法および加工装置、特に、希土類焼結磁石の形状加工に好適に用いられる。
10a、10b:焼結磁石(焼結体)
20、20a :治具
22 :台座
22a :溝
23 :軸
24 :本体部
25 :スプリング
26a、26b :爪部材
30A、30B :コンベア(搬送装置)
33a、33b :レール
40 :ロボットのアーム
50 :デジタルマイクロスケール
60 :研削ホイール
100 :加工装置

Claims (7)

  1. 凸状の第1主面、前記第1主面の反対側の第2主面、および幅Wを規定する2つの第1側面を有する焼結体を用意する工程aと、
    前記焼結体の長さ方向が搬送方向に平行で、前記第1主面または前記第2主面が上になるように前記焼結体を治具に固定する工程bと、
    前記焼結体の幅Wを測定し、幅方向の中心位置を求める工程cと、
    前記中心位置が研削ホイールの中心と一致するように前記研削ホイールの位置を補正する工程dと、
    前記焼結体を前記搬送方向に搬送しながら、前記研削ホイールによって前記焼結体を研削することによって、前記第1主面を凸状曲面に加工する、または、前記第2主面を凹状曲面または平坦な面に加工する工程eと
    を包含する、焼結体の形状加工方法。
  2. 前記工程eの期間中に前記研削ホイールを上昇させる工程fをさらに包含する、請求項1に記載の焼結体の形状加工方法。
  3. 前記工程aは、前記焼結体の前記第1主面を部分的に研削することによって形成される第1基準面および前記第2主面を少なくとも部分的に研削することによって形成される少なくとも1つの第2基準面の内の少なくともいずれか一方を形成する工程sa1をさらに包含する、請求項1または2に記載の焼結体の形状加工方法。
  4. 前記工程aは、前記焼結体を研削することによって前記焼結体の幅を規定する互いに平行な2つの前記第1側面を形成する工程sa2をさらに包含する、請求項1から3のいずれかに記載の焼結体の形状加工方法。
  5. 前記工程aは、前記焼結体を研削することによって前記焼結体の長さを規定する互いに平行な2つの第2側面を形成する工程sa3をさらに包含する、請求項1から4のいずれかに記載の焼結体の形状加工方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の焼結体の形状加工方法に用いられる加工装置であって、
    xyz直交座標系において、
    前記焼結体をy軸方向に搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置に配置された前記焼結体の幅を測定し、前記焼結体の幅方向の中心位置を求める幅測定装置と、
    x軸方向に平行な回転軸を有するモータと、
    前記回転軸に固定された研削ホイールであってディスクの外周面が半径方向に対して凹状曲面または凸状曲面である研削ホイールと、
    前記研削ホイールをx軸方向に移動させる第1機構部材と、
    前記焼結体の幅方向の前記中心位置に前記研削ホイールの中心位置が一致するように前記研削ホイールをx軸方向に移動させるように第1機構部材を制御する制御装置と
    を有する、加工装置。
  7. 前記研削ホイールをz軸方向に移動させる第2機構部材をさらに有し、前記制御装置は前記第2機構部材を制御する、請求項6に記載の加工装置。
JP2016065099A 2016-03-29 2016-03-29 焼結体の形状加工方法および加工装置 Active JP6634924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065099A JP6634924B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 焼結体の形状加工方法および加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065099A JP6634924B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 焼結体の形状加工方法および加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017177253A true JP2017177253A (ja) 2017-10-05
JP6634924B2 JP6634924B2 (ja) 2020-01-22

Family

ID=60007935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016065099A Active JP6634924B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 焼結体の形状加工方法および加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6634924B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020039251A (ja) * 2019-10-29 2020-03-12 日立金属株式会社 モータ用焼結磁石およびその製造方法、ならびに永久磁石型同期モータ
WO2020175497A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社デンソー 回転電機
CN115026661A (zh) * 2022-06-20 2022-09-09 安徽高创磁业科技有限公司 一种瓦型磁体生产加工用磨削设备

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020175497A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社デンソー 回転電機
JP2020141527A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 株式会社デンソー 回転電機
CN113544950A (zh) * 2019-02-28 2021-10-22 株式会社电装 旋转电机
JP7331383B2 (ja) 2019-02-28 2023-08-23 株式会社デンソー 回転電機
JP2020039251A (ja) * 2019-10-29 2020-03-12 日立金属株式会社 モータ用焼結磁石およびその製造方法、ならびに永久磁石型同期モータ
CN115026661A (zh) * 2022-06-20 2022-09-09 安徽高创磁业科技有限公司 一种瓦型磁体生产加工用磨削设备
CN115026661B (zh) * 2022-06-20 2023-11-07 安徽高创磁业科技有限公司 一种瓦型磁体生产加工用磨削设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP6634924B2 (ja) 2020-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4441823B2 (ja) 面取り砥石のツルーイング方法及び面取り装置
JP6634924B2 (ja) 焼結体の形状加工方法および加工装置
KR102235408B1 (ko) 스크라이빙 휠, 홀더 유닛, 스크라이브 장치, 스크라이빙 휠의 제조 방법 및 스크라이브 방법
JP7481518B2 (ja) ツルーイング方法及び面取り装置
JP6528527B2 (ja) ツルーアーの製造方法および半導体ウェーハの製造方法、ならびに半導体ウェーハの面取り加工装置
JP6464666B2 (ja) 円筒形ターゲット材とその製造方法、および、円筒形スパッタリングターゲットとその製造方法
Lin et al. Experimental and simulational investigation of wire bow deflection in single wire saw
JP3405411B2 (ja) 角形基板の製造方法
JP2010194680A (ja) ワーク加工方法およびワーク加工装置
JP2021094693A (ja) 面取り基板の製造方法及びそれに用いられる面取り装置
KR102549249B1 (ko) 연삭 지석
JP6696262B2 (ja) 焼結体の形状加工方法および加工装置
JP2000042887A (ja) ウェーハ面取り方法
JP4530479B2 (ja) 精密加工装置
CN211805276U (zh) 磨削装置
JP7046670B2 (ja) 面取り加工システム及びそれに用いられるツルーイング装置
CN212095894U (zh) 用于半导体晶片的盘式磨削的改进装置
JP6514542B2 (ja) ガラス基板の製造方法
KR100573035B1 (ko) 웨이퍼 성형장치와 이 장치를 이용한 성형 방법
CN114888645B (zh) 一种平面磨削工装以及摩擦片加工方法
JP2024001517A (ja) ツルアー成形方法
KR101675819B1 (ko) 경질박판 외주부 가공장치
JP2002178246A (ja) ワーク加工方法
JP4201142B2 (ja) 焼結薄板の製造方法
Lyu et al. Precision Shaping Experiment of Ceramic Ball Blank with Oscillating-Plate Lapping Method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6634924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350