JP2017176465A - 超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラム - Google Patents

超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】超音波プローブを用いた処置を、超音波画像のみを見ながら確実に行うことができる超音波観測装置等を提供すること。【解決手段】超音波観測装置は、挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置であって、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出部と、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラムに関する。
近年、腫瘍の良性悪性の判断などを行う場合に、確定診断を得るために超音波プローブを用いた穿刺術が注目を浴びている。特許文献1には、超音波振動子と、穿刺針を導出させる導出口と、穿刺針とを備えた内視鏡が開示されている。
特開平6−105847号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡のような、観察光学窓や超音波振動子を備える内視鏡では、被検体内に挿入する挿入部が、通常直径φ10mm以上で構成されているため、末梢気管支や膵管、胆管などの細い管腔や、高度な狭窄部位には挿入できない。
これらの部位では、これらの部位に挿入可能な細径超音波プローブを用いて診断が行われる。しかしながら、細径超音波プローブは、挿入部に撮像素子を有しないため、超音波画像のみを見ながら、穿刺術等の処置を行う必要があり、処置を確実に行うのは非常に困難であるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、超音波プローブを用いた処置を、超音波画像のみを見ながら確実に行うことができる超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置であって、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出部と、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、前記検出部は、前記超音波振動子の位置と前記処置具の突出位置との距離を検出する距離検出部と、前記処置具の突出方向を検出する突出方向検出部と、を有し、前記ガイド情報は、前記ガイド画像に表示された前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が突出する際に通過する処置具経路を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、前記ガイド情報は、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の前記処置具の突出長を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、前記距離検出部は、前記超音波プローブのリニア走査に基づいて、前記距離を検出し、前記突出方向検出部は、前記超音波プローブのラジアル走査に基づいて、前記突出方向を検出し、前記ガイド画像生成部は、前記距離と、前記突出方向と、前記処置具挿入口によって定まる処置具突出角度とに基づいて、前記ガイド情報を表示した前記ガイド画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、前記超音波プローブのラジアル走査により取得した超音波信号に基づいて、ラジアル画像を生成するラジアル画像生成部を有し、前記ガイド画像生成部は、前記ラジアル画像上に、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際に通過する処置具経路を重畳して前記ガイド画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置は、前記超音波プローブのヘリカル走査により取得した超音波信号に基づいて、ヘリカル画像を生成するヘリカル画像生成部を備え、前記ガイド画像生成部は、前記ヘリカル画像上に、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際に通過する処置具経路を重畳して前記ガイド画像を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置の作動方法は、挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置の作動方法であって、検出部が、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出ステップと、画像生成部が、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る超音波観測装置の作動プログラムは、挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置の作動プログラムであって、検出部が、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出ステップと、画像生成部が、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、を超音波観測装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、超音波プローブを用いた処置を、超音波画像のみを見ながら確実に行うことができる超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラムを実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る超音波観測装置を備えた超音波診断システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す超音波プローブを含む超音波ガイド下処置装置の概略構成図である。 図3は、図2に示す超音波ガイド下処置装置の先端部の一部切欠き図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る超音波観測装置を備えた超音波診断システムが行う処理を説明するフローチャートである。 図5は、超音波振動子の位置と穿刺針の突出位置との距離を検出する方法を説明するための図である。 図6は、穿刺針の突出方向を検出する方法を説明するための図である。 図7は、穿刺針による穿刺をガイドする位置を算出する方法を説明するための図である。 図8は、穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の一例を表す図である。 図9は、変形例1に係る超音波観測装置における穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の一例を表す図である。 図10は、変形例2に係る超音波観測装置における穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の他の一例を表す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラムの実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。本発明は、細径超音波プローブを用いる超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法、及び超音波観測装置の作動プログラム一般に適用することができる。
また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る超音波観測装置を備えた超音波診断システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、超音波診断システム1は、観測対象である被検体へ超音波を送信し、該被検体で反射された超音波を受信する超音波プローブ2と、超音波プローブ2の走査を行うプローブ駆動ユニット3と、超音波プローブ2が取得した超音波信号に基づいて超音波画像を生成する超音波観測装置4と、超音波観測装置4が生成した超音波画像を表示する表示装置5と、超音波観測装置4に観察モードの設定や観測条件の設定などの指示信号を入力する入力装置6と、を備える。
超音波プローブ2は、細径の挿入部の先端に配置された超音波振動子21を有する。超音波振動子21は、超音波観測装置4から受信した電気的なパルス信号を超音波パルス(音響パルス)に変換して被検体へ照射するとともに、被検体で反射された超音波エコーを電圧変化で表現する電気的なエコー信号(超音波信号)に変換して出力する。超音波プローブ2は、被検体の消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、又は呼吸器(気管・気管支)へ挿入され、消化管、呼吸器やその周囲臓器(膵臓、胆嚢、胆管、胆道、リンパ節、縦隔臓器、血管等)において、超音波信号を取得することが可能である。
図2は、図1に示す超音波プローブを含む超音波ガイド下処置装置の概略構成図である。図3は、図2に示す超音波ガイド下処置装置の先端部の一部切欠き図である。図3において、ガイドチューブ7は、一部を切欠いた断面を記載した。図2、図3に示すように、超音波ガイド下処置装置10は、超音波プローブ2と、ガイドチューブ7と、ガイドチューブコネクタ8と、処置具として例えば穿刺針9と、を含む。
図3に示すように、超音波プローブ2は、ガイドチューブ7のプローブ挿入口71に挿入可能であり、ガイドチューブ7の先端から超音波プローブ2の先端を突出させることができる。超音波プローブ2の先端には、超音波振動子21が配置されており、超音波振動子21の基端側には、操作ワイヤ22が接続されている。また、図2に示すように、超音波プローブ2は、超音波振動子21と反対側の端部に配置され、プローブ駆動ユニット3に接続される接続部23を有する。
ガイドチューブ7には、超音波プローブ2が挿入されるプローブ挿入口71と、処置具として例えば穿刺針9が挿入される処置具挿入口72とが形成されている。ガイドチューブ7の基端側には、ガイドチューブコネクタ8が接続される。ガイドチューブコネクタ8には、基端側に穿刺用ハンドル91が設けられた穿刺針9と、超音波プローブ2とが挿入される。
プローブ駆動ユニット3は、超音波観測装置4の制御に応じて、超音波プローブ2を駆動走査する。具体的には、プローブ駆動ユニット3は、超音波プローブ2の挿入方向に直交する断面内において、超音波振動子21を周回させてラジアル画像を生成するための超音波信号を取得するラジアル走査を超音波プローブ2に行わせる。また、プローブ駆動ユニット3は、接続部23を介して操作ワイヤ22を制御し、超音波振動子21のガイドチューブ7からの突出量を制御するリニア走査を超音波プローブ2に行わせる。さらに、プローブ駆動ユニット3は、超音波振動子21を略1周させるラジアル走査と超音波振動子21を所定の距離だけ挿入方向に沿って移動させるリニア走査とを順次繰り返すヘリカル走査を超音波プローブ2に行わせる。なお、プローブ駆動ユニット3は、超音波観測装置4と一体として構成されていてもよい。
超音波観測装置4は、送信部41と、受信部42と、画像生成部43と、検出部44と、入力部45と、制御部46と、記憶部47と、を備える。
送信部41は、プローブ駆動ユニット3に超音波プローブ2を制御するための電気信号の送信を行う。また、送信部41は、プローブ駆動ユニット3を介して、超音波振動子21が超音波パルスを照射するための電気的なパルス信号を超音波振動子21に送信する。
受信部42は、超音波振動子21と電気的に接続され、超音波振動子21が取得した超音波信号を受信する。さらに、受信部42は、受信深度が大きい超音波信号ほど高い増幅率で増幅するSTC(Sensitivity Time Control)補正を行う。受信部42は、増幅された超音波信号に対してフィルタリング等の処理を施した後、A/D変換することによって時間ドメインのデジタル高周波(RF:Radio Frequency)信号を生成して出力する。
画像生成部43は、超音波信号に対応する画像信号の生成を行う。画像生成部43は、ラジアル画像生成部43aと、ヘリカル画像生成部43bと、ガイド画像生成部43cと、を有する。ラジアル画像生成部43aは、超音波プローブ2のラジアル走査により取得した超音波信号に基づいて、ラジアル画像を生成する。ラジアル画像は、超音波プローブ2の長手方向に直交する断面の超音波画像であり、円環状の画像である。ヘリカル画像生成部43bは、超音波プローブ2のヘリカル走査により取得した超音波信号に基づいて、ヘリカル画像を生成する。ヘリカル画像は、超音波プローブ2の長手方向に沿った超音波画像である。ガイド画像生成部43cは、検出部44が検出した情報に基づいて、処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示したガイド画像を生成する。具体的には、ガイド画像生成部43cは、穿刺針9による穿刺をガイドする後述するガイド情報を表示したガイド画像を生成する。
検出部44は、超音波プローブ2の走査に基づいた情報を検出する。検出部44は、距離検出部44aと、突出方向検出部44bと、を有する。距離検出部44aは、超音波プローブ2のヘリカル走査において、リニア走査により移動した移動量に基づいて、超音波振動子21の位置と穿刺針9の突出位置との距離を検出する。突出方向検出部44bは、超音波プローブ2のヘリカル走査において、ラジアル走査により回転した回転角に基づいて、穿刺針9の突出方向を検出する。
入力部45は、入力装置6によって入力された指示信号を受信して、該受信した指示信号に応じた各種情報の入力を受け付ける。各種情報としては、超音波プローブ2をラジアル走査からヘリカル走査に切り替える穿刺モードを開始する指示信号の入力や、穿刺モードを終了させる指示信号の入力などが挙げられる。
制御部46は、超音波診断システム1全体を制御する。制御部46は、演算及び制御機能を有するCPU(Central Processing Unit)や各種演算回路等を用いて実現される。制御部46は、記憶部47が記憶、格納する情報を記憶部47から読み出し、超音波観測装置4の作動方法に関連した各種演算処理を実行することによって超音波観測装置4を統括して制御する。なお、制御部46を画像生成部43や検出部44等と共通のCPU等を用いて構成することも可能である。
記憶部47は、超音波診断システム1を動作させるための各種プログラム、及び超音波診断システム1の動作に必要な各種パラメータ等を含むデータなどを記憶する。
また、記憶部47は、超音波診断システム1の作動方法を実行するための作動プログラムを含む各種プログラムを記憶する。作動プログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して広く流通させることも可能である。なお、上述した各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。ここでいう通信ネットワークは、例えば既存の公衆回線網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などによって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
以上の構成を有する記憶部47は、各種プログラム等が予めインストールされたROM(Read Only Memory)、及び各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。
表示装置5は、映像ケーブルを介して超音波観測装置4が生成した超音波画像のデータ信号を受信して表示する。表示装置5は、液晶又は有機EL(Electro Luminescence)等のモニタを用いて構成される。
入力装置6は、キーボード、ボタン、マウス、トラックボール、タッチパネル等のユーザインタフェースへの入力操作に基づく信号を受け付ける。
図4は、本発明の実施の形態に係る超音波観測装置を備えた超音波診断システムが行う処理を説明するフローチャートである。図4に示すように、超音波診断システム1による診断が開始されると、超音波プローブ2は、超音波の送受信を開始する(ステップS1)。ここで、初期状態では、超音波プローブ2は、プローブ駆動ユニット3の制御のもと、超音波振動子21のラジアル走査を行う。
続いて、超音波観測装置4の画像生成部43は、受信部42を介して超音波プローブ2が取得した超音波信号を取得し、画像信号を生成する(ステップS2)。このとき、超音波プローブ2がラジアル走査を行っているため、画像生成部43のラジアル画像生成部43aが超音波信号に基づいてラジアル画像の画像信号を生成する。
さらに、超音波観測装置4が表示装置5に画像信号を出力し(ステップS3)、表示装置5がラジアル画像である超音波画像を表示する。
ここで、制御部46は、入力部45に穿刺モードの指示信号が入力されたか否かを判定する(ステップS4)。穿刺モードの指示信号が入力されていない場合(ステップS4:No)、ステップS2に戻り、ラジアル画像の生成が繰り返される。すなわち、表示装置5が表示するラジアル画像が、適宜最新のラジアル画像に更新される。穿刺モードの指示信号が入力された場合(ステップS4:Yes)、超音波プローブ2は、プローブ駆動ユニット3の制御のもと、超音波振動子21のヘリカル走査を行う(ステップS5)。
そして、距離検出部44aは、超音波プローブ2のヘリカル走査おいて、リニア走査により移動した移動量に基づいて、超音波振動子21の位置(ヘリカル走査を開始した位置)と穿刺針9の突出位置との距離を検出する(ステップS6)。図5は、超音波振動子の位置と穿刺針の突出位置との距離を検出する方法を説明するための図である。超音波プローブ2は、プローブ駆動ユニット3の制御のもと、図5に示す超音波振動子21の位置から、矢印の方向に超音波振動子21のヘリカル走査を行う。ここで、穿刺針9は、予め穿刺用ハンドル91を操作することにより、処置具挿入口72から先端がわずかに突出するように配置されている。そして、図5に破線で示す位置において、画像生成部43が生成した画像信号から穿刺針9を検出し、距離検出部44aは、このときのリニア走査による移動量である距離aを検出する。
また、突出方向検出部44bは、超音波プローブ2のヘリカル走査において、ラジアル走査により回転した回転角に基づいて、穿刺針9の突出方向を検出する(ステップS7)。図6は、穿刺針の突出方向を検出する方法を説明するための図である。図5に破線で示す位置において、画像生成部43が生成した画像信号から穿刺針9を検出すると、突出方向検出部44bは、ラジアル走査の回転角から走査開始方向A0に対する穿刺針9の突出方向A1を検出する。
距離aと突出方向A1とが検出されると、超音波プローブ2は、超音波振動子21を元の位置(ヘリカル走査を開始した位置)に戻す(ステップS8)。さらに、超音波プローブ2は、この位置で超音波振動子21のラジアル走査を行う。
その後、ガイド画像生成部43cは、穿刺針9による穿刺をガイドする位置を算出する(ステップS9)。図7は、穿刺針による穿刺をガイドする位置を算出する方法を説明するための図である。図7に示すように、ガイド画像生成部43cは、距離検出部44aが検出した距離aと、処置具挿入口72によって定まる処置具突出角度θ及び中心から処置具挿入口72までの距離bとを用いて、c=a・tanθ+bにより距離cを算出する。
さらに、ガイド画像生成部43cは、穿刺針9による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の画像信号を生成する(ステップS10)。図8は、穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の一例を表す図である。図8に示すように、ガイド画像生成部43cは、表示装置5に表示されるラジアル画像である超音波画像に、処置具が突出する際の処置具位置を破線で重畳したガイド画像の画像信号を生成する。具体的には、ガイド画像生成部43cは、突出方向A1の方向に超音波振動子21から距離cだけ離れた位置に処置具位置を表示したガイド画像を生成する。なお、処置具位置を重畳させるラジアル画像は、ヘリカル走査の後、超音波振動子21を元の位置に戻してから取得される最新のラジアル画像である。
そして、超音波観測装置4が表示装置5にガイド画像の画像信号を出力し(ステップS11)、表示装置5がガイド画像を表示する。
ここで、制御部46は、入力部45に穿刺モードを終了させる指示信号が入力されたか否かを判定する(ステップS12)。穿刺モードを終了させる指示信号が入力されていない場合(ステップS12:No)、ステップS9に戻り、最新のラジアル画像に処置具位置を重畳させたガイド画像の表示を繰り返す。ユーザの操作により、超音波振動子21の位置が移動した場合には、距離aを移動後の距離に置き換えて、再度距離cに相当する距離を算出してガイド画像を生成すればよい。一方、穿刺モードを終了させる指示信号が入力された場合(ステップS12:Yes)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態によれば、処置具位置を表示したガイド画像を見ることにより、超音波プローブを用いた処置を、超音波画像のみを見ながら確実に行うことができることができる。
なお、ステップS10において、処置具位置を重畳させるラジアル画像は、ヘリカル走査を行う直前に取得された画像であってもよい。この場合、穿刺モードを終了させる指示信号が入力されるまで、この静止画が表示され続ける。
また、距離a及び突出方向A1を検出し、超音波振動子21を元の位置戻した後、その位置から再度ヘリカル走査が開始される構成であってもよい。この場合、例えば、一往復のヘリカル走査が行われて取得されたガイド情報により、次の一往復における最新の超音波画像にガイド情報が重畳されたガイド画像が生成される。
(変形例1)
図9は、変形例1に係る超音波観測装置における穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の一例を表す図である。図9に示すように、この超音波観測装置4では、ヘリカル画像に穿刺針9が突出する際に通過する処置具経路を重畳したガイド画像を表示装置5に表示させる。図9に破線で示した処置具経路における穿刺針9の突出長は、例えばユーザが入力装置6から入力した値である。さらに、この突出長を数値等で表示装置5に表示させる構成であってもよい。その結果、処置具経路を表示したガイド画像を見ることにより、より穿刺術が行いやすくなる。
(変形例2)
図10は、変形例2に係る超音波観測装置における穿刺針による穿刺をガイドするガイド情報を表示したガイド画像の他の一例を表す図である。図10に示すように、この超音波観測装置4では、ラジアル画像とヘリカル画像とを並べて表示装置5に表示させ、それぞれ処置具位置及び処置具経路を重畳したガイド画像を表示装置5に表示させる。その結果、処置具位置及び処置具経路を表示したガイド画像を見ることにより、より穿刺術が行いやすくなる。
また、上述した実施の形態では、処置具として穿刺針9を用いる例を説明したが、これに限られない。例えば、穿刺針9で所定の病変部に孔を空けた後、病変部に溜まった血液等の液体を抜くためのチューブをその孔に挿入する処置を行う場合がある。この処置においても、超音波観測装置4を備える超音波診断システム1を用いると、孔へチューブを挿入する処置を容易かつ確実に行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表わしかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 超音波診断システム
2 超音波プローブ
3 プローブ駆動ユニット
4 超音波観測装置
5 表示装置
6 入力装置
7 ガイドチューブ
8 ガイドチューブコネクタ
9 穿刺針
10 超音波ガイド下処置装置
21 超音波振動子
22 操作ワイヤ
23 接続部
41 送信部
42 受信部
43 画像生成部
43a ラジアル画像生成部
43b ヘリカル画像生成部
43c ガイド画像生成部
44 検出部
44a 距離検出部
44b 突出方向検出部
45 入力部
46 制御部
47 記憶部
71 プローブ挿入口
72 処置具挿入口
91 穿刺用ハンドル

Claims (8)

  1. 挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置であって、
    前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成部と、
    を備えることを特徴とする超音波観測装置。
  2. 前記検出部は、
    前記超音波振動子の位置と前記処置具の突出位置との距離を検出する距離検出部と、
    前記処置具の突出方向を検出する突出方向検出部と、を有し、
    前記ガイド情報は、前記ガイド画像に表示された前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が突出する際に通過する処置具経路を含むことを特徴とする請求項1に記載の超音波観測装置。
  3. 前記ガイド情報は、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の前記処置具の突出長を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波観測装置。
  4. 前記距離検出部は、前記超音波プローブのリニア走査に基づいて、前記距離を検出し、
    前記突出方向検出部は、前記超音波プローブのラジアル走査に基づいて、前記突出方向を検出し、
    前記ガイド画像生成部は、前記距離と、前記突出方向と、前記処置具挿入口によって定まる処置具突出角度とに基づいて、前記ガイド情報を表示した前記ガイド画像を生成することを特徴とする請求項2〜3のいずれか1つに記載の超音波観測装置。
  5. 前記超音波プローブのラジアル走査により取得した超音波信号に基づいて、ラジアル画像を生成するラジアル画像生成部を有し、
    前記ガイド画像生成部は、前記ラジアル画像上に、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際に通過する処置具経路を重畳して前記ガイド画像を生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の超音波観測装置。
  6. 前記超音波プローブのヘリカル走査により取得した超音波信号に基づいて、ヘリカル画像を生成するヘリカル画像生成部を備え、
    前記ガイド画像生成部は、前記ヘリカル画像上に、前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際の処置具位置、又は前記処置具が前記処置具挿入口から突出する際に通過する処置具経路を重畳して前記ガイド画像を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の超音波観測装置。
  7. 挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置の作動方法であって、
    検出部が、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出ステップと、
    画像生成部が、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、
    を含むことを特徴とする超音波観測装置の作動方法。
  8. 挿入部の先端に超音波振動子を有する超音波プローブと、処置具と、前記超音波プローブを挿通可能なプローブ挿入口及び前記処置具を挿通可能な処置具挿入口を有するガイドチューブと、を含む超音波ガイド下処置装置において、前記超音波プローブから取得した超音波信号に基づいて画像信号を生成する超音波観測装置の作動プログラムであって、
    検出部が、前記超音波プローブの走査に基づいた情報を検出する検出ステップと、
    画像生成部が、前記検出部が検出した情報に基づいて、前記処置具を用いた処置をガイドするガイド情報を表示するガイド画像を生成するガイド画像生成ステップと、
    を超音波観測装置に実行させることを特徴とする超音波観測装置の作動プログラム。
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