JP2017174157A - 地図表示装置、地図表示方法および地図表示プログラム - Google Patents

地図表示装置、地図表示方法および地図表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 地図を表示する装置において、できるだけ簡単な操作で、目的とする施設の検索を行って、探索結果を反映した地図の表示を行えるようにする。
【解決手段】タッチパネル109を通じて、表示部108Dに表示された地図上の施設の図形であるアイコンなどに対する所定の操作入力を受け付ける。注目施設地図表示処理部113は、当該所定の操作入力の対象とされたアイコンなどが示す施設の1以上の属性を施設情報DB105などから取得し、この取得した1以上の属性のうち、例えば施設のジャンルなどの所定の第1の属性を有する施設を特定して、この特定した当該施設のアイコンなどを優先的に表示した地図を形成し、これを表示部108Dに表示する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、ナビゲーション装置などの地図を表示する装置、当該装置で利用される方法、プログラムに関する。
ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末、タブレットPCなど、地図を表示画面に表示することができる種々の電子機器が広く利用されている。このような電子機器において表示される地図は詳細に作成されており、様々な施設等の情報が掲載されるため、使用者が目的とする施設を迅速に見つけ出し、当該施設までの経路を適切に把握したいとする要求がある。この要求に対処するため、後に記す特許文献1には、ジャンルリストの中から例えばコンビニエンスストア(以下、コンビニと記載する。)等のジャンルを設定し、そのジャンルに該当する施設の情報を地図上に表示する技術が開示されている。
具体的に特許文献1に開示されている発明は以下のような機能を備えている。ジャンルを示すボタン群の中のボタンを押下することにより、検索ジャンルとして、駅、コンビニ、銀行、郵便局、スーパーを選択する。検索ジャンル毎に検索位置アイコンから所定距離(例.10km)以内の施設を直線距離の短い順に所定数(例.3つ)ずつ抽出する。抽出した施設を所定の基準(例.経路距離)で並べる。並べた施設を所定の順番に並べたボタン(1)、(2)、(3)に基づいて選択し、選択した施設を表すアイコンを経路とともに表示する。これにより、使用者は、目的とするジャンルの施設の所在位置を、実際の経路と共に迅速かつ的確に把握できる。
特開2013−057606号公報
上述した特許文献1に記載の発明の場合、ジャンルを示すボタン群の目的とするボタンを押下することにより検索ジャンルを選択する構成を有しており、使用者は簡単に目的とする施設のジャンルを選択できる。その反面、数多くのジャンルに対応するためには、ジャンルを示すボタン群のボタンが多数必要になり、その中から目的とするジャンルを選択するのが煩わしくなる場合があると考えられる。もちろん、ジャンルがある程度限られるのであればよいが、できれば選択可能なジャンルは制限されない方が望ましい。
そこで、例えば、コンビニ、銀行などといったキーワードの入力を受け付けて、その入力されたキーワードに該当する施設を示す情報を地図上に表示することも考えられる。しかし、キーワードは通常複数の文字列からなっており、キーワードを入力すること自体、手間がかかり面倒な場合がある。
以上のことに鑑み、この発明は、地図を表示する装置において、できるだけ簡単な操作で、地図上において目的とする様々な施設の所在位置を迅速かつ明確に把握できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の地図表示装置は、
表示部に表示された地図上において、施設を示す施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて受け付けた前記所定の操作入力の対象とされた、前記施設表示情報が示す前記施設の1以上の属性を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された前記1以上の属性のうち所定の第1の属性を有する施設であって、前記表示部に表示された前記地図の表示対処エリア上に存在する施設を特定する第1の特定手段と、
前記第1の特定手段で特定された施設について、当該各施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第1の優先表示処理手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の地図表示装置によれば、まず、第1の受付手段が、表示部に表示された地図上に既に表示されている、施設を示す施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける。施設表示情報は、例えば、施設を示す記号や図形、施設を示す施設名称など、施設の所在位置に対応して地図上に表示される情報である。取得手段は、第1の受付手段を通じて受け付けた、当該所定の操作入力の対象とされた施設表示情報が示す施設の1以上の属性を、例えば、当該地図を表示するための地図情報や蓄積されている施設情報などから取得する。
第1の特定手段は、当該取得手段で取得された1以上の属性のうち、例えば施設のジャンルなどの所定の第1の属性と同じ属性を有する施設であって、表示部に表示された地図の表示対象エリア上に存在する施設を特定する。そして、第1の優先表示処理手段が、第1の特定手段で特定された施設について、当該施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、これを表示部に表示する。これにより、使用者が目的とする施設の施設表示情報が優先的に表示された地図が表示部に表示できる。
この発明によれば、表示部に表示された地図上に既に表示されている施設表示情報に対して所定の操作入力をするだけで、当該施設表示情報が示す施設と同じ属性を有する施設の施設表示情報を優先的に表示した地図を作成して表示できる。
実施の形態の地図表示装置の構成例について説明するためのブロック図である。 実施の形態の地図表示装置の地図表示処理部と注目施設地図表示処理部との機能を説明するための図である。 実施の形態の地図表示装置で行われる地図表示処理を説明するためのフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 実施の形態の地図表示処理において、表示部に表示される地図の表示例を示す図である。 実施の形態の地図表示処理において、表示部に表示される地図の表示例を示す図である。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。この発明の地図表示装置は、例えば、ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどと呼ばれる高機能携帯電話端末、タブレットPCなどとして、また、これらの装置において実現できる。しかし、以下においては説明を簡単にするため、この発明による地図表示装置を高機能携帯電話端末によって実現する場合を例にして説明する。
[地図表示装置の構成例]
図1は、この実施の形態の地図表示装置1の構成例について説明するためのブロック図である。図1に示した地図表示装置において、送受信アンテナ101A及び無線通信部101は通信機能を、制御部102は当該地図表示装置の各部を制御する機能を、記憶装置103は、例えば大容量の半導体メモリを備え、情報記憶保持機能を実現する。また、図1には図示しないが、地図表示装置1は、使用者によって操作される、電源のオン/オフスイッチ、音量調整キー、その他の幾つかのファンクションボタンなども設けられている。
また、この実施形態の地図表示装置1は、地図DB104、施設情報DB105を備えている。これらの記載における文字「DB」は、「Data Base」の略称である。地図DB104は、例えば、市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図データを記憶する。市街図、道路図、広域図、地方図、全国図を表示するための地図データは、地図を描画するための例えばベクトルデータやラスタデータ、注記(注釈)データなどを含む。また、市街図、道路図、広域図、地方図、全国図などは、種々の縮尺のものが用意されている。
施設情報DB105は、例えば、商業施設、公共施設、観光施設、レジャー施設、宿泊施設、名所、旧跡など、基本的に一般の方が利用可能な種々の施設についての情報を記憶保持する。なお、会員制などの特定多数の方が利用可能な施設も含まれる。具体的に、施設情報DB105は、図1の施設情報DB105の近傍に表として示したように、施設ごとに、都道府県コード、市区町村コード、緯度、経度、ジャンル、名称、その他などの情報を蓄積している。
都道府県コードは当該施設が所在する都道府県を示し、市区町村コードは当該施設が所在する市区町村を示す。また、緯度、経度は、当該施設の所在位置に対応するものであり、その施設の代表点を示している。ジャンルは、例えば、コンビニ、百貨店、市役所、図書館、カラオケ、映画館、…といった、各施設の種類を示す。名称はその施設の名称であり、例えば、ジャンルが「コンビニ」である施設の名称は、「ファミリーマート(登録商標)」、「セブンイレブン(登録商標)」、「ローソン(登録商標)」といった、その施設の具体的な名称となる。また、その他として、例えば、住所、電話番号、営業時間、定休日、取扱商品、併設された施設などの種々の情報を管理することができる。
無線LAN(Local Area Network)部106及び無線LANアンテナ106Aは、例えば、Wi−Fi(登録商標)規格の無線LANに対応し、近隣に位置する無線LANのアクセスポイントを通じての通信を可能にする。なお、インターネット上に設けられた所定の管理サーバ装置において、各アクセスポイントの識別IDと設置位置などが管理されている。
このため、現在位置において、受信した複数のアクセスポイントの識別IDと受信電界強度とを当該管理サーバ装置に送信することにより、当該管理サーバ装置において地図表示装置1の現在位置を特定し、この特定した現在位置の通知を受けることができる。また、地図表示装置1が、管理サーバで管理されている各アクセスポイントの識別IDと設置位置などからなるデータベースを備えていれば、通信したアクセスポイントの識別IDと受信電界強度とを用いて、自機において自機の現在位置を特定することもできる。
GPSアンテナ107A及びGPS部107は、複数の人工衛星からの信号を受信して行う現在位置取得機能を実現する。そして制御部102は、GPSアンテナ107A及びGPS部107により実現される現在位置取得機能と、無線LANアンテナ106A及び無線LAN通信部106を通じて受信したアクセスポイントからの信号を利用した現在位置取得機能とを併用できる。これにより、制御部102は、より正確に自機の現在位置を特定することができるようにしている。
表示部108Dは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やOELD(organic electroluminescence display)などの薄型の表示装置である。タッチセンサ108Sは、表示部108Dの表示画面の上側または下側に重畳配置され、使用者の指等により指示された位置を検出する。これら表示部108Dとタッチセンサ108Sとによって、いわゆるタッチパネル109を構成している。タッチパネル109は、表示出力と操作入力が可能なユーザーインターフェースを実現する。
音声出力部110は、制御部102からの種々の音声データからスピーカ111に供給する音声信号を形成し、これをスピーカ111に供給する。スピーカ111は、音声出力部110からの音声信号に応じた音声を放音する。このように、音声出力部110とスピーカ111とによって、種々の音声メッセージなどを放音する出力インターフェースを実現する。
地図表示処理部112は、制御部102の制御の下、地図DB104から表示に用いる地図データを抽出し、抽出した地図データに応じた地図を表示部108Dに表示する処理を行う。したがって、制御部102は、タッチパネル109を通じて受け付けた使用者からの指示に応じて地図表示処理部112を制御し、使用者の指示に応じた表示対象エリアの地図を表示部108Dに表示できる。
注目施設地図表示処理部113は、制御部102の制御の下、表示部108Dに表示された地図上において、使用者によって指示された施設が有する属性の少なくとも一部の属性(第1の属性)が同じである施設を特定する。そして、注目施設地図表示処理部113は、特定した施設の施設表示情報を優先的に表示するようにした地図を地図DB104の地図データを使用して形成し、これを表示部108Dに表示する処理を行う。ここで、施設表示情報は、上述もしたように、地図上において施設を示す記号や図形、施設名などの施設の所在位置に対応して地図上に表示する表示情報である。これらの施設表示情報は、これに対して使用者が操作を行うようにすることで、所定の処理を実行させることができるいわゆるアイコンとして用いることができるものである。
そして、注目施設地図表示処理部113の機能により、使用者によって指示された施設が有する属性の少なくとも所定の一部(第1の属性)が同じ施設の施設表示情報を優先的に表示するようにした地図が表示部108Dに表示されているとする。この時に、優先的に施設表示情報が表示されている施設がさらに使用者によって指示されたとする。この場合に、注目施設地図表示処理部113は、使用者によって指示された施設が有する属性の少なくとも他の一部(第2の属性)が同じ施設を特定する。そして、注目施設地図表示処理部113は、その特定した施設の施設表示情報を優先的に表示するようにした地図を地図DB104の地図データを使用して形成し、これを表示部108Dに表示する処理も行う。
図2は、地図表示処理部112と注目施設地図表示処理部113との機能を具体的に説明するための図である。地図表示処理部112は、図2(A)に示すように、この実施の形態の地図表示装置1の現在位置を含む所定エリアの地図や使用者により指示された位置を含む所定エリアの地図などを、通常モード(通常の表示態様)で表示部108Dに表示する。具体的に、図2(A)は、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図を通常モードで表示部108Dに表示した場合を示している。図2(A)に示した地図では、コンビニAを示すアイコンi1と、小中学校を示すアイコンi2と、警察を示すアイコンi3と、郵便局を示すアイコンi4と、コンビニBを示すアイコンi5が表示されている。
通常モードは、標準的な地図を表示するモードであり、基本的に各施設を示すアイコンなどは同程度の大きさで表示した地図を形成して表示する。また、例えば地図の縮尺などにより多くの施設のアイコンを表示すると地図が見難くなる場合がある。このため、通常モードでは、例えば地図の縮尺や施設の属性などにより決められる優先順位に従って、優先順位の高い施設のアイコンを表示した地図を形成して表示する。したがって、通常モードの地図表示では、他の施設のアイコンと同程度の大きさで表示される目的とする施設のアイコンが見つけにくい場合があると考えられる。また、通常モードの地図表示では、施設ごとの優先順位の関係で目的とする施設のアイコンが表示されていない場合もある。
そこで、この実施の形態の地図表示装置1においては、通常モードで表示されている地図において、使用者によって所定の操作がなされたアイコンに対応する施設が有する属性の少なくとも所定の一部(第1の属性)と同じ属性を有する施設のアイコンを優先的に表示した地図を表示する。例えば、図2(A)に示した通常モードの地図が表示部108Dに表示されている場合に、コンビニを優先的に表示するようにした地図を表示させたいとする。この場合、使用者は、図2(A)に示した通常モードの地図表示において、例えば、コンビニAのアイコンi1の表示上を長押ししたり、ダブルタップしたりするなどの所定の操作を行う。
この場合、制御部102は、所定の操作が行われた表示画面上の位置に対応する緯度、経度を特定し、特定した緯度、経度に基づいて、施設情報DBを参照し、その施設の属性である「ジャンル」や「名称」を取得する。そして、この実施の形態では、取得した施設の属性の内、大分類に相当する「ジャンル」を第1の属性として着目するものとする。制御部102は、注目施設地図表示処理部113を制御し、所定の操作がされたコンビニAと同じ「ジャンル」の施設のアイコンを優先的に表示した施設アイコン優先モード(施設アイコン優先の表示態様)の地図を形成し、表示部108Dに表示する。
この場合、注目施設地図表示処理部113は、現在表示部108Dに表示されている地図の表示対象エリアに所在する(位置する)コンビニAと同じ「ジャンル」の施設、すなわち、当該表示対象エリアに所在するコンビニを特定する。そして、注目施設地図表示処理部113は、特定したコンビニの所在位置に、当該コンビニのアイコンを優先的に表示した地図を地図DB104の地図データを用いて形成し、これを表示部108Dに表示する。
このように、注目施設地図表示処理部113により実現される施設アイコン優先モードは、使用者により所定の操作がされた施設と同じ属性の施設のアイコンを他の施設よりも優先的に表示するモードである。これにより、表示部108Dには、図2(B)に示すように、コンビニAのアイコンi1A、i7Aと、コンビニBのアイコンi5Aと、コンビニCのアイコンi6A、i8Aが優先的に表示された施設アイコン優先モードの地図が表示される。
なお、図2(B)に示すように、施設アイコン優先モードの地図においても、地図の見易さや地図の理解のために、優先表示の対象となっていない、例えば小中学校のアイコンi2や警察のアイコンi3も表示される。しかし、この場合、各コンビニのアイコン(施設表示情報)は、他の施設のアイコンに比べて例えば大きく表示されるなど、目立つように表示される。また、同じ場所や隣接した場所に優先的に表示されるべき施設があるために、通常モード時であれば表示されないコンビニのアイコンも、施設アイコン優先モード時には優先的に表示される。
このため、図2(B)に示す施設アイコン優先モードの地図においては、図2(A)に示した通常モードの地図に表示されていたアイコンi1、i5は、大きなアイコンi1A、i5Aに変えられている。また、図2(B)に示す施設アイコン優先モードの地図においては、図2(A)に示した通常モードの地図では、地図の縮尺や施設の優先順位の関係で表示されていないかったコンビニCのアイコンi6A、i8A及びコンビニAのアイコンi7Aが表示されている。これにより、使用者は、現在位置Pの周囲にあるコンビニの存在を漏れなく知ることができる。
さらに、この実施の形態の地図表示装置1の場合には、図2(B)に示したように、施設アイコン優先モードで地図が表示されている場合に、優先表示されているアイコンに対して使用者によって長押しやダブルタップなどの所定の操作がなされたとする。この場合には、当該所定の操作がなされたアイコンに対応する施設が有する属性の少なくとも所定の他の一部(第2の属性)と同じ属性を有する施設のアイコンを優先的に表示した地図を表示する。
つまり、図2(B)に示した施設アイコン優先モードの地図表示では、「ジャンル」がコンビである施設のアイコンが優先表示されている状態にある。この時に、例えば、コンビニCのアイコンが長押しされたり、ダブルクリックされたりするなどの所定の操作がされたとする。この場合には、所定の操作がされたアイコンに対応する施設の他の属性(第2の属性)として、コンビニCの名称まで一致する施設のアイコンが優先表示される。この例の場合には、コンビニCのアイコンi6A、i8Aの2つのアイコンが優先的に表示され、その他のコンビニA、コンビニBのアイコンは表示されない施設アイコン優先モードの地図が表示される。
このように、この実施の形態の地図表示装置1においては、地図表示処理部112の機能により、図2(A)に示した態様の通常モード(通常の表示態様)の地図が表示できる。さらに、注目施設地図表示処理部113の機能により、図2(B)に示したように、使用者によって所定の操作により指示された施設のアイコンを優先的に表示した施設アイコン優先モード(施設アイコン優先の表示態様)の地図が表示できる。
なお、上述の説明では、使用者によって指示された地図上の位置から緯度、経度を特定し、施設情報DB105を参照するものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、近接して異なる施設が存在する場合もあり、緯度、経度だけでは、どちらの施設か判別できない場合もあると考えられる。このような場合には、所定の操作がなされたアイコンをまず特定し、この特定したアイコンがどのような施設のアイコンかを判別する。具体的には、現在表示中の地図はどのような縮尺のどのようなモードの地図かは、地図表示処理部112や注目施設地図表示処理部113からの情報に基づいて制御部102が把握している。
さらに、表示している地図のどこに何を表示しているのかも、地図表示処理部112や注目施設地図表示処理部113からの情報に基づいて制御部102が把握している。このため、制御部102は、使用者によって所定の操作がなされた位置に表示されているアイコンは何かを認識できる。そこで、制御部102は、所定の操作がなされた位置に表示されているアイコンを特定し、そのアイコンにより示される施設の属性を判別する。この属性の判別は、例えば、地図DB104や記憶装置103に用意されている、アイコンと属性とを対応付けたアイコン一覧リストに登録されているアイコンと付け合せを行うことにより判別できる。
この判別した属性を、上述した施設情報DB105を通じて特定した属性と同様に用いることができる。また、アイコン一覧リストだけでは、「ジャンル」までは特定できるが、「名称」まで特定できないような場合には、「ジャンル」と緯度、経度とを用いて施設情報DB105を参照して、属性の一部である「名称」を特定するようにしてもよい。もちろん、施設情報DB105に地図に表示するアイコンを登録しておき、地図に表示されているアイコンと、施設情報DB105に登録されているアイコンとのマッチングを行って、所定の操作が行われたアイコンに対応する施設の属性を特定するようにしてもよい。
このように、所定の操作が行われたアイコンに対応する施設の属性は、施設情報DB105を用いたり、あるいは、地図に表示されたアイコンと地図DB104や記憶装置103に蓄積されているアイコン一覧リストを用いたりするなど、種々の方法を用いて判別できる。
詳細情報表示処理部114は、表示部108Dに表示された地図上において、使用者により例えばタップ操作されたアイコンに対応する施設の属性情報を表示する処理を行う。この場合、詳細情報表示処理部114は、使用者によってタップ操作された地図上の位置から緯度、経度を特定し、この特定した緯度、経度に基づいて、施設情報DB105を参照し、その施設の「ジャンル」、「名称」、「その他の情報」を取得する。そして、詳細情報表示処理部114は、タップ操作されたアイコンの近傍にいわゆる吹き出しのように表示エリアを設け、あるいは、表示部108Dの下端側に表示エリアを設け、これに取得した属性を示す情報を表示する。これにより、使用者は、目的とする施設の詳細な属性も確認できる。
このような構成を有することにより、この実施の形態の地図表示装置1は、通常モードの地図と、施設アイコン優先モードの地図とを形成して表示することができるようになっている。また、各施設の詳細情報を表示することもできるようになっている。
[地図表示装置1での処理の詳細]
図3、図4は、この実施の形態の地図表示装置1で行われる地図表示処理を説明するためのフローチャートであり、図5、図6は、当該地図表示処理において、表示部108Dに表示される地図の表示例を説明するための図である。図3、図4に示す地図表示処理は、地図表示装置1の表示部108Dに表示される例えばメニューからタッチパネル109を通じて、地図表示処理に対応する項目が選択された場合に制御部102において実行される。制御部102は、記憶装置103から地図表示アプリケーションを読み出して実行することにより、図3、図4に示す処理を行う。
まず、制御部102は、地図表示処理部112を制御して、所定エリアの通常モード(通常の表示態様)の地図を地図DB104の地図データを用いて作成し、これを表示部108Dに表示する(ステップS101)。ステップS101においては、例えば、東京駅の周辺エリアの地図や地図表示装置1の現在位置の周辺エリアの地図など、予め決められたエリアの地図が表示部108Dに表示される。この実施の形態の地図表示装置1では、図5(A)に示すように、通常モードで地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図が表示部108Dに表示されるようになっている。
次に、制御部102は、使用者からの種々の指示入力を受け付ける(ステップS102)。制御部102は、ステップS102において受け付けた指示入力が、地図の表示対象エリアの変更指示か否かを判断する(ステップS103)。ステップS102で受け受けられる地図の表示対象エリアの変更指示は、地図の表示対象エリアを連続的にずらす指示と、現在の表示対象エリアとは全く別の表示対象エリアに変える指示などを含む。前者の変更指示は、例えばタッチパネル109に対するいわゆるドラッグ操作(引きずり操作)である。後者の変更指示は、図5(B)に示すように、表示部108Dの表示画面の例えば上端側に設けられる所定の入力エリアN1への住所、地名、施設名といった場所の特定が可能なキーワードの入力操作である。
ステップS103の判別処理において、ステップS102で受け付けた指示入力は、地図の表示対象エリアの変更指示であると判別したとする。この場合、制御部102は、地図表示処理部112あるいは注目施設地図表示処理部113を制御して、指示に応じたエリアの地図を現モード(通常モードまたは施設アイコン優先モード)で形成し、これを表示部108Dに表示する(ステップS104)。この後、制御部102は、ステップS102からの処理を繰り返す。
ステップS101の処理により、例えば、図5(A)に示したように、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図が、通常モードで表示部108Dに表示されているとする。しかし、図5(A)に示した通常モードの地図には、いつも利用しているコンビニCと同種のコンビニのアイコンが1つも表示されていない。そこで、使用者は、いつも利用しているコンビニCがある「○○駅」の周辺エリアの地図を表示部108Dに表示し、当該地図上でコンビニCのアイコンに対して所定の操作を行うようにしたいとする。
この場合、表示部108Dの上端部をタップ操作するなどの所定の操作を行うことにより、図5(B)に示すように、表示部108Dの上端側に入力エリアN1を表示させる。もちろん、初めから、表示部108Dに入力エリアN1を表示させておいてもよい。そして、制御部102は、ステップS102において、タッチパネル109を通じて、入力エリアN1への「○○駅」とのキーワード入力を受け付け、当該入力エリアN1の右端にある検索ボタンに対する操作を受け付ける。なお、入力エリアN1へのキーワードの入力は、タッチパネル109を利用し、図5(B)には示していないが、表示部108Dの表示画面の下端側に表示されるソフトウェアキーボードを通じて行うことができる。
当該指示入力を受け付けた制御部102は、現在の地図の表示モードが通常モードであるので、ステップS104の処理により、地図表示処理部112を制御して、「○○駅」の周辺エリアの通常モードの地図を形成し、これを表示部108Dに表示する。これにより、表示部108Dには、図5(C)に示すように、「○○駅」の周辺エリアの通常モードの地図が表示される。なお、後述するように、施設アイコン優先モードの地図が表示されている場合には、ステップS104では、制御部102は、注目施設地図表示処理部113を制御して、施設アイコン優先モードの地図を形成し、これを表示部108Dに表示することになる。
また、ステップS103の判別処理において、ステップS102では地図の表示対象エリアの変更指示を受け付けていないと判別したとする。この場合、制御部102は、ステップS102において、施設のアイコンに対する所定操作を受け付けたか否かを判別する(ステップS105)。ステップS105の判別処理において、施設のアイコンに対する所定操作を受け付けたと判別したとする。制御部102は、現在の表示モードが通常モードか施設アイコン優先モードかを把握しており、現在の表示モードは、施設アイコン優先モードか否かを判別する(ステップS106)。
ステップS106の判別処理において、現在の表示モードは、施設アイコン優先モードではない(通常モードである)と判別したとする。この場合、制御部102は、注目施設地図表示処理部113を制御して、通常モードで表示されている地図を、施設アイコン優先モードの地図に作り直し、これを表示部108Dに表示する(ステップS107)。
例えば、図5(C)に示したように、「○○駅」の周辺エリアの通常モードの地図が表示されていたとする。そして、「○○駅」の駅前にあるコンビニCのアイコンi13に対して、長押しあるいはダブルタップなどの所定の操作がされたとする。この場合、制御部102は、注目施設地図表示処理部113を制御して、施設アイコン優先モードの地図を形成し、これを表示部108Dに表示する。
具体的に、注目施設地図表示処理部113は、まず、施設情報DB105の蓄積情報に基づいて、所定の操作がなされたコンビニCが有する属性の1つである「ジャンル」を特定する。この場合、コンビニCのジャンルは「コンビニ」であると特定できる。次に、注目施設地図表示処理部113は、表示中の地図の表示対象エリアに存在する「ジャンル」が「コンビニ」である施設を特定する。そして、注目施設地図表示処理部113は、図6(A)に示すように、特定した施設のアイコン、すなわち、「ジャンル」がコンビニある施設のアイコンを優先的に表示するようにした地図を形成し、これを表示部108Dに表示する。そして、ステップS107の処理の後、制御部102は、ステップS102からの処理を繰り返す。
なお、この実施の形態の地図表示装置1では、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図が表示されていない場合、図5(C)、図6(A)の右下端部に示すように、現在位置Pの周辺エリアの地図を表示するようにするための現在地ボタンB1が表示される。このため、ステップS107の処理により、図6(A)に示したように「○○駅」の周辺エリアの地図が表示されている状態で、ステップS102の指示入力の受け付け処理において、現在地ボタンB1の操作入力を受け付けたとする。
この場合、制御部102は、表示対象エリアの変更指示を受け付けたと判別する(ステップS103)。このため、制御部102は、図6(B)に示すように地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図を、現モード、すなわち、施設アイコン優先モードで表示する(ステップS104)。そして、ステップS102からの処理を繰り返すことになる。このように、この実施の形態の地図表示装置1では、よく利用する施設(コンビニC)のあるエリアの地図(図5(C))を表示して、目的とする施設(コンビニC)の施設表示情報であるアイコンi13に対して所定の操作を行うことができる。
これにより、「○○駅」の周辺エリアの施設アイコン優先モードの地図(図6(A))を表示することができる。そして、当該エリアの施設アイコン優先モードの地図(図6(A))において、現在地ボタンB1を操作することで、図6(B)に示したように、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図を、施設アイコン優先モードで表示できる。
このように、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図で、目的とする施設の所在位置が確認できない場合には、目的とする施設が存在していることが分かっているエリアの地図を表示する。そして、その地図上で目的とする施設のアイコンに対して所定の操作を行うことで施設アイコン優先モードの地図を表示し、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアの地図を施設アイコン優先モードで表示する。これにより、地図表示装置1の現在位置Pの周辺エリアにおいても、目的とする施設の所在位置を迅速かつ明確に把握することができる。
一方、ステップS106の判別処理において、現在の表示モードは、施設アイコン優先モードであると判別したとする。この場合、制御部102は、注目施設地図表示処理部113を制御して、表示する施設のアイコンを絞り込み、施設アイコン優先モードの地図を形成し直して、これを表示部108Dに表示する(ステップS108)。
具体的に、ステップS108において注目施設地図表示処理部113は、所定の操作が行われたアイコンに対応する施設が有する属性の「ジャンル(第1の属性)」以外の他の属性である「名称(第2の属性)」まで一致する施設を特定する(絞り込む)。この絞り込みは、地図の表示対象エリアに位置している「名称(第2の属性)」が同じ施設を施設情報DB105の蓄積情報を参照して見つけ出せばよい。そして、注目施設地図表示処理部113は、特定した施設のアイコンを優先的に表示した地図を形成して、これを表示部108D表示する。
例えば、図6(B)に示したように、施設アイコン優先モードの地図が表示されている場合に、コンビニCのアイコンi6Aに対して、長押しやダブルタップなどの所定の操作が行なわれたとする。この場合には、ステップS108において、制御部102の制御の下、注目施設地図表示処理部113が、図6(C)に示すように、コンビニCのアイコンi6A、i8Aを優先的に表示した地図を形成し、これを表示部108Dに表示する。このように、地図表示装置1は、目的とする施設を絞り込んで表示することができる。
そして、図3に示したステップS105の判別処理において、施設のアイコン(施設表示情報)に対する所定操作を受け付けていないと判別したとする。この場合、制御部102は、図4に示す処理に進み、ステップS102で受け付けた指示入力は、通常モードへの所定のモード変更指示か否かを判別する(ステップS109)。モード変更指示は、例えば、タッチパネル109上の施設のアイコンなどが表示されていない場所をタップするなどの操作である。ステップS109の判別処理において、通常モードへのモード変更指示を受け付けたと判別したときには、制御部102は、現在の表示モードは通常モードか否かを判別する(ステップS110)。
ステップS110の判別処理において、現在の表示モードは通常モードではない(施設アイコン優先モードである。)と判別したとする。この場合には、制御部102は、通常モードの地図に表示を変更する(ステップS111)。具体的に、ステップS111において制御部102は、地図表示処理部112を制御して、現在、施設アイコン優先モードで表示している表示対象エリアの地図を、通常モードの地図に形成し直す。そして、この通常モードの地図を表示部108Dに表示する。
そして、ステップS111の処理の後においては、制御部102は、図3のステップS102からの処理を繰り返すようにする。また、ステップS110の判別処理において、現在の表示モードは通常モードであると判別したときには、表示モードの変更をする必要はないので、制御部102は、図3のステップS102からの処理を繰り返すようにする。このようにして、地図表示装置1においては、施設アイコン優先モードから通常モードに変更できる。
また、ステップS109の判別処理において、ステップS102で受け付けた指示入力は、通常モードへのモード変更指示ではないと判別したとする。この場合、制御部102は、さらに、ステップS102で受け付けた指示入力は、地図表示処理の終了指示であるか否かを判別する(ステップS112)。終了指示は、例えば、図示しないが、地図表示とともに表示される終了ボタンに対する操作などの所定の操作である。ステップS112の判別処理で、終了指示は受け付けていないと判別したときには、制御部102は、受け付けた指示入力に応じた処理を実行し(ステップS113)、図3のステップS102からの処理を繰り返す。
このステップS113の処理においては、例えば、表示されている地図の拡大表示や縮小表示、スタート地点、ゴール地点の設定、スタート地点からゴール地点までのルートの表示など、使用者の指示入力に応じた種々の処理が行われる。また、ステップS112の判別処理において、終了指示を受け付けたと判別したときには、制御部102は、表示部108Dの地図表示を、地図表示処理の開始前の表示に戻すなどの所定の終了処理を実行し(ステップS114)、この後、図3に示したステップS102からの処理を繰り返す。
このように、この実施の形態の地図表示装置においては、地図に表示されている施設のアイコン(施設表示情報)を施設アイコン優先モードへの切り替えのためのショートカットキーとして機能させることができる。そして、通常モードで地図が表示されている場合に、目的とする施設のアイコンに対して、長押し操作やダブルタップ操作といった簡単な操作をするだけで、目的とする施設と同じ属性を有する施設のアイコンを優先的に表示した地図を表示できる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態の地図表示装置においては、地図に表示されている施設のアイコン自体を、施設アイコン優先モードで地図を作成して表示する処理を実行するためのショートカットキーとして利用できる。したがって、地図に表示されている施設のアイコン(施設表示情報)に対して、所定の操作を行うだけで、当該アイコン(施設表示情報)に対応する施設と同じ属性を有する施設のアイコン(施設表示情報)を優先的に表示させた地図を表示することができる。これにより、施設について選択可能なジャンルの制限もなく、簡単な操作で、目的とする施設を指定して、当該施設と同じ属性の施設の検索を簡単に行うことができる。そして、目的とする施設を地図上において、簡単かつ迅速に特定できる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、目的とする施設としてコンビニを対象として、施設アイコン優先モードの地図を表示する場合について説明したが、これに限るものではない。病院、レストラン、ラーメン店、その他の種々の飲食店、ガソリンスタンド、銀行、郵便局など、地図に施設表示情報としての記号、図形、施設名などのアイコンとして利用可能な表示がなされている施設について、優先的に表示する対象施設とすることができる。
また、上述した実施の形態では、施設のアイコンに対する所定の操作は、長押しやダブルタップであるものとして説明したが、これに限るものではない。通常モードで表示されている地図上において、特定の施設の位置を把握したい場合に、まず、地図上の施設のアイコンを、施設検索用のショートカットキーとするためのモードに切り替える。すなわち、事前に施設アイコン優先モードに切り替える。この切り替えは、例えば、表示部108Dに表示された通常モードの地図表示において、施設アイコン優先モードへの切り替えボタンを設け、当該切り替えボタンを操作することにより、施設アイコン優先モードに切り替えることができるようにする。
そして、施設アイコン優先モードに切り替えられた後においては、地図に表示された施設のアイコンに対する操作は、全て施設のアイコンに対する所定の操作であると判別する。したがって、施設アイコン優先モードに切り替えられた後においては、地図に表示された施設のアイコンに対するタップ操作などを、施設のアイコンに対する所定の操作と判別して、当該施設のアイコンに対応する施設と属性が同じ施設のアイコンを優先的に表示した地図を表示する。
このようにすれば、長押しやダブルタップがされたか否かを、操作が行なわれる都度判別しなくてもよい。また、施設アイコン優先モード時においては、どの表示対象エリアの地図も、施設アイコン優先モードの地図として形成し、表示できる。また、施設アイコン優先モードから通常モードへの変更は、予め決められた操作、例えば、通常モードへの切り替えボタンを設け、当該切り替えボタンを操作することにより、施設アイコン優先モードから通常モードに切り替えることができる。
また、上述した実施の形態では、目的とするエリアの地図を表示する場合には、例えば、住所、地名、施設名などの場所が特定可能なキーワードを用いて指示するものとした。しかし、これに限るものではない。例えば、特定の操作を行った場合には、予め設定しておいた場所の周辺エリアの地図を自動的に表示するようにすることもできる。例えば、自宅の住所を設定しておくと共に、自宅ボタンを表示させるようにし、この自宅ボタンが操作されたときには、地図表示処理部112により、自宅の周辺エリアの地図を表示させるようにすることができる。
また、上述した実施の形態では、地図表示装置1の現在位置の周辺エリア以外の地図を表示している場合には、現在地ボタンB1により、地図表示装置1の現在位置の周辺エリアの地図の表示を行えるようにしたが、これに限るものではない。例えば、戻るボタンにより、直前に表示していた地図の表示を、現時点のモードで表示するようにしたり、最初に表示された地図の表示を、現時点のモードで表示するようにしたりすることもできる。
また、上述した実施の形態では、使用者により所定の操作がなされたアイコンにより特定される施設と少なくとも属性の一部が共通する施設のアイコンを優先的に表示させる場合に、通常モード時のアイコンよりも大きなアイコンを表示するようにした。しかしこれに限るものではない。優先的に表示させる施設のアイコンは、例えば、ハイライト表示させたり、反転表示させたりするなど、使用者が判別しやすいように、種々の態様で強調表示させるようにすればよい。したがって、優先的に表示させる施設のアイコンを通常モードより大きなアイコンとして表示し、さらにハイライト表示させるなどしてもよい。
また、上述した実施の形態において、地図表示装置1は、地図DB104を備えるものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、必要なエリアの地図データを、インターネット上設けられた地図サーバから、必要になる都度、提供を受けるようにすることもできる。
さらに、インターネット上に設けられる地図サーバに、地図DB104、施設情報DB105、地図表示処理部112、注目施設地図表示処理部113の機能を設けておく。そして、地図表示装置1から当該地図サーバに対して、位置表示装置の現在位置や住所、地名、施設名などの情報を送信する。また、地図表示装置1から当該地図サーバに対して、地図上において所定の操作がなされた施設のアイコンに対応する当該施設の所在地を示す緯度、経度や、必要に応じて、所定の操作がなされたアイコンを特定する情報を送信する。
そして、地図サーバにおいて、地図表示装置1からの情報に基づいて、通常モードの地図や施設アイコン優先モードの地図を形成し、これを表示するための地図データを地図表示装置1に提供する。地図表示装置は、地図サーバにおいて形成された地図を表示するための地図データを受信して、これを用いて地図を表示部108Dに表示するように構成することもできる。すなわち、上述した実施の形態の地図表示装置1が備えていた地図の作成機能をインターネット上の地図サーバに持たせ、当該地図サーバと協働することにより、地図表示装置1において、目的とする地図の表示機能を実現するように構成することもできる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、第1、第2、第3の受付手段の機能は、タッチパネル109が実現している。また、取得手段、第1、第2、第3の特定手段、第1、第2、第3の優先表示処理手段の各機能は、主に注目施設地図表示処理部113が実現している。
また、図3、図4に示したフローチャートの処理が、この発明の地図表示方法の一実施の形態に対応している。また、図3、図4に示したフローチャートの処理を実行するプログラムが、この発明の地図表示プログラムの一実施の形態に対応している。
1…地図表示装置、101…無線通信部、101A…送受信アンテナ、102…制御部、103…記憶装置、104…地図DB、105…施設情報DB、106…無線LAN部、106A…無線LANアンテナ、107…GPS部、107A…GPSアンテナ、108D…表示部、108S…タッチセンサ、109…タッチパネル、110…音声出力部、111…スピーカ、112…地図表示処理部、113…注目施設地図表示処理部、114…詳細情報表示処理部

Claims (6)

  1. 表示部に表示された地図上において、施設を示す施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける第1の受付手段と、
    前記第1の受付手段を通じて受け付けた前記所定の操作入力の対象とされた、前記施設表示情報が示す前記施設の1以上の属性を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された前記1以上の属性のうち所定の第1の属性を有する施設であって、前記表示部に表示された前記地図の表示対象エリア上に存在する施設を特定する第1の特定手段と、
    前記第1の特定手段で特定された施設について、当該各施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第1の優先表示処理手段と
    を備えることを特徴とする地図表示処理装置。
  2. 請求項1に記載の地図表示処理装置であって、
    地図の表示対象エリアの変更指示入力を受け付ける第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段を通じて前記変更指示入力を受け付けた場合であって、前記第1の優先表示処理手段により前記表示部に地図が表示されている場合に、前記取得手段で取得された前記1以上の属性のうち前記所定の第1の属性を有する施設であって、前記変更指示入力により指示された新たな地図の表示対象エリアに存在する施設を特定する第2の特定手段と、
    前記第2の特定手段で特定された施設について、当該各施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第2の優先表示処理手段と
    を備えることを特徴とする地図表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の地図表示処理装置であって、
    前記第1の優先表示処理手段により、あるいは、前記第2の優先表示処理手段により、施設を示す前記施設表示情報を優先的に表示した地図を前記表示部に表示している場合に、前記施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける第3の受付手段と、
    前記第3の受付手段を通じて前記所定の操作入力を受け付けた場合に、前記所定の操作入力の対象とされた前記施設表示情報が示す前記施設の1以上の属性のうち、所定の第2の属性を有する施設を特定する第3の特定手段と、
    前記第3の特定手段で特定された前記施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第3の優先表示処理手段と
    を備えることを特徴とする地図表示装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の地図表示装置であって、
    前記施設表示情報は、地図上に表示される施設に対応する記号、図形あるいは施設名であることを特徴とする地図表示装置。
  5. 第1の受付手段を通じて、表示部に表示された地図上にある施設を示す施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける第1の受付工程と、
    前記第1の受付工程において受け付けた前記所定の操作入力の対象とされた前記施設表示情報が示す前記施設の1以上の属性を、取得手段が取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記1以上の属性のうち所定の第1の属性を有する施設であって、前記表示部に表示された前記地図上に存在する施設を、第1の特定手段が特定する第1の特定工程と、
    第1の優先表示処理手段が、前記第1の特定工程において特定した施設について、当該各施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第1の優先表示処理工程と
    を有することを特徴とする地図表示処理方法。
  6. 地図を表示部に表示する地図表示装置に搭載されたコンピュータに、
    第1の受付手段を通じて、表示部に表示された地図上にある施設を示す施設表示情報に対する所定の操作入力を受け付ける第1の受付ステップと、
    前記第1の受付ステップにおいて受け付けた前記所定の操作入力の対象とされた前記施設表示情報が示す前記施設の1以上の属性を、取得手段が取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記1以上の属性のうち所定の第1の属性を有する施設であって、前記表示部に表示された前記地図上に存在する施設を、第1の特定手段が特定する第1の特定ステップと、
    第1の優先表示処理手段が、前記第1の特定ステップにおいて特定した施設について、当該施設を示す施設表示情報を優先的に表示した地図を形成し、前記表示部に表示する第1の優先表示処理ステップと
    を実行させることを特徴とする地図表示処理プログラム。
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