JP2017173908A - 自動二輪車の警報装置 - Google Patents
自動二輪車の警報装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017173908A JP2017173908A JP2016055987A JP2016055987A JP2017173908A JP 2017173908 A JP2017173908 A JP 2017173908A JP 2016055987 A JP2016055987 A JP 2016055987A JP 2016055987 A JP2016055987 A JP 2016055987A JP 2017173908 A JP2017173908 A JP 2017173908A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- alarm
- motorcycle
- alarm device
- warning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
Description
中・大型四輪車両に追い越される際、風あるいは水、更に飛沫がライダーを襲うが、覚悟して臨む場合と不意打ち状態で臨む場合とでは物理面だけでなく心理面からも、自車のハンドリングに与える影響に大きな差が出る。追い越される際、これから風、水あるいは飛沫を受けるというライダーの心の準備へのアシストの有無(警報の有無)だけでも、たとえハンドリングに対する物理的なアシスト動作がなくても、自車のハンドリングの安全性に差が出る。
また、トンネル内ではトンネル内を吹き抜ける風に加えて、中・大型四輪車両が起こす走行風の影響がある。この風は極めて複雑な流れを形成し、走行風に起因する負圧やカルマン渦等により、水滴あるいは水しぶき等もこの風の影響を受けて複雑に舞いながら飛散する。また、トラックの屋根からの水が降り落ちてこともあり得る。
図1は、本発明に係る自動二輪車の警報装置が適用される道路状況の一例を示している。この例では本発明が適用される道路環境として例えば片側2車線の道路1の場合とし、道路1は走行車線2とこの走行車線2の右側に用意される追越車線3とを有する。走行車線2の左側には路側帯2aが設けられる。中央分離帯4を挟んで片側2車線道路1の反対側に対向車線5がある。走行車線2及び追越車線3間には車線境界線6(センターライン)が表示されている。なお、道路環境としてはこの例に限らず、例えば片側3車線以上の場合も適用可能である。
図1の図示例では、自動二輪車100が走行車線2を走行し、また、追越車線3では四輪車両200が自動二輪車100の後方付近を走行している。トンネル7内の場合でも自動二輪車100及び四輪車両200が同様な走行状態にあるものとする。
また、自動二輪車100の車両タイプとして、本発明が問題とする四輪車両200の追越し時の影響の軽重の観点からタイプ分けする。例えば図3に概略例示したようにスクリーン(もしくはカウリング)108を備えるが、ニーグリップが可能な構造を持たない所謂、スクータタイプ(図3(A))、また、カウリング109及びニーグリップが可能な構造を持つ車両タイプ(図3(B))、更にはカウリングを備えず、ニーグリップが可能な構造を持つネイキッドタイプ(図3(C))等がある。ここではスクリーン及びカウリングは、それらがない場合と比べて、ライダーに対して同等の防風効果を有するものとする。更に、前輪103及び後輪104のタイヤサイズも追越し時の風の影響と関係し、スクータタイプのように比較的小径のタイヤの場合、風の影響を受け易い。また、自動二輪車100の車重が重ければ、風の影響が小さく、これらを反映させてタイプ分けしてもよい。なお、これらの車両タイプに関する情報、即ちカウリングの有無及びニーグリップの可否は、予め自車のID情報として後述する警報装置10のメモリ18に格納される。
先ず、警報信号生成部26で生成された警報信号を警報器27で発する情報としては、自車と比較して車高が高く、且つ全長が長い四輪車両200が自車を追い抜く可能性がある場合に発する警報である。
また、警報装置10が発する警報は、自車の車両タイプ別に警報内容に差を設けて実施される。
更に、警報装置10の警報は、ライダーに自車を車線境界線6から離れさせる指示を発信した後に発する。
自動二輪車100のエンジン101が始動し、その走行を開始すると警報装置10が起動される。なお、エンジン101の始動に連動して警報装置10が起動し、あるいはエンジン101の始動後、別途警報装置10に備えた起動ボタン等をON操作して起動させることができる。先ずステップS11において、道路1に後続車両が存在するかどうかを判断する。この場合、車両検知手段15から自車の後方へ照射されたミリ波レーダの反射波を受信することで、後続車両の存在を確認する。
また、路面状況は飛水・水しぶきと密接に関係し、降雨の有無に応じて路面状況が変化し、それに応じて飛水・水しぶきが発生する。従って、雨天の場合には飛水・水しぶきが警報内容としてリストアップされ、曇り及び晴れの場合には警報内容から除外され、このように天候条件を反映させることで警報内容の実効性を担保する。
上述のように警報装置10は、トラックやバス等のように自車と比較して車高が高く、且つ全長が長い四輪車両200が自車を追い抜く可能性がある場合に警報を発する。
これらの中・大型四輪車両が自動二輪車100を追い越す際、自動二輪車100に強い風圧を与え、そのままでは自動二輪車100のハンドリングに著しく影響する。このような物理面からの影響だけでなく、不意打ち状態での追越しによる心理面からの影響に対して、予め警報装置10により警報を発することで四輪車両200の接近を知らせ、ライダーのハンドリングにおける不安定状態の発生を未然に防止することができる。
トンネル7内では走行風に水滴あるいは水しぶき等が加わって、自動二輪車100のハンドリングに及ぼす影響が最も厳しくなる。トンネル7内を走行するか、トンネル7外を走行するか、更に天候状態を考慮した上での警報内容とすることで、出される警報としてその場の状況に最も近いものが提供され、ライダーの心の準備に過度な負担をかけないで済む。
四輪車両200による追越し時の影響の度合いを密接に関係するカウリングの有無及びニーグリップの可否に応じて警報内容をランク分し、自動二輪車100の車両タイプ別に沿った警報内容とする。出される警報が実情に近づけ易く、ライダーの心の準備に過度な負担をかけない等の利点がある。
このように本発明の警報装置10によれば、四輪車両200の自動二輪車100の追越し時の影響を最小限に抑えることができ、自動二輪車100の高い走行安定性を実現することができる。
例えば、四輪車両としてトラックやバス等の例を説明したが、それら以外の車両、例えばトレーラ等の超大型車両や特殊車両等も本発明の適用対象となる。
Claims (4)
- 自車の位置情報及び道路環境情報を取得する手段と、後続車両を検知する車両検知手段と、前記後続車両を撮影する撮像手段と、所定条件でライダーに対して警報を発する警報手段と、当該装置を制御する制御手段と、を備えた自動二輪車の警報装置であって、
前記警報装置が発する情報は、前記自車と比較して車高が高く、且つ全長が長い四輪車両が前記自車を追い抜く可能性がある場合に発する警報であることを特徴とする自動二輪車の警報装置。 - 前記警報は、トンネル内とトンネル外とで警報内容に差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の警報装置。
- 前記警報は、前記自車の車両タイプ別に警報内容に差を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車の警報装置。
- 前記警報は、前記ライダーに前記自車を車線境界線から離れさせる指示を発信した後に発することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車の警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016055987A JP6586911B2 (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | 自動二輪車の警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016055987A JP6586911B2 (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | 自動二輪車の警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017173908A true JP2017173908A (ja) | 2017-09-28 |
JP6586911B2 JP6586911B2 (ja) | 2019-10-09 |
Family
ID=59971230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016055987A Active JP6586911B2 (ja) | 2016-03-18 | 2016-03-18 | 自動二輪車の警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6586911B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019167220A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111907631A (zh) * | 2020-08-06 | 2020-11-10 | 南京市芯佳元科技有限公司 | 电单车和摩托车流媒体安全后视预警的方法及实现装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07129883A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Hitachi Ltd | 横風警報システム |
JP2010023669A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 車両の走行安全装置 |
WO2013027273A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 三菱電機株式会社 | 車載情報表示装置 |
-
2016
- 2016-03-18 JP JP2016055987A patent/JP6586911B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07129883A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Hitachi Ltd | 横風警報システム |
JP2010023669A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 車両の走行安全装置 |
WO2013027273A1 (ja) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | 三菱電機株式会社 | 車載情報表示装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019167220A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-06 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
JPWO2019167220A1 (ja) * | 2018-03-01 | 2021-01-14 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP7145199B2 (ja) | 2018-03-01 | 2022-09-30 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
DE112018007203B4 (de) | 2018-03-01 | 2023-07-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Fahrzeug vom grätschsitz-typ |
US11794840B2 (en) | 2018-03-01 | 2023-10-24 | Honda Motor Co., Ltd. | Straddle type vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6586911B2 (ja) | 2019-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6617534B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP7087623B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP6354776B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP6269606B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JP6460008B2 (ja) | 自動運転装置 | |
WO2017119170A1 (ja) | 運転支援装置 | |
WO2018029978A1 (ja) | 車外表示処理装置及び車外表示システム | |
KR20210083462A (ko) | 운전자 보조 시스템, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법 | |
JP4756895B2 (ja) | 走行支援装置 | |
JP6512194B2 (ja) | 自動運転車両の制御システム及び制御方法 | |
EP3950449B1 (en) | Control device for controlling operation of motorcycle, and control method | |
JP2018149872A (ja) | 運転制御動作支援装置、運転制御動作支援方法及び運転制御動作支援プログラム | |
JP6586911B2 (ja) | 自動二輪車の警報装置 | |
JPWO2020115596A1 (ja) | 鞍乗型車両の警告システムのための処理装置及び処理方法、鞍乗型車両の警告システム、及び、鞍乗型車両 | |
JP2015074380A (ja) | 車両の走行制御装置 | |
JP2010023669A (ja) | 車両の走行安全装置 | |
JP2019015999A (ja) | 運転支援装置 | |
JP2008065545A (ja) | 車両用運転支援装置 | |
JP6984118B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP2020091671A (ja) | 鞍乗型車両のライダー支援システムのための処理装置及び処理方法、鞍乗型車両のライダー支援システム、及び、鞍乗型車両 | |
US20220153268A1 (en) | Controller and control method for controlling operation of motorcycle | |
JP7272329B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2022024789A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2008140332A (ja) | 運転支援装置及びプログラム | |
JP2022131239A (ja) | 車両、車両の制御方法、及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190522 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190826 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6586911 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |