JPH07129883A - 横風警報システム - Google Patents

横風警報システム

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JPH07129883A
JPH07129883A JP27156193A JP27156193A JPH07129883A JP H07129883 A JPH07129883 A JP H07129883A JP 27156193 A JP27156193 A JP 27156193A JP 27156193 A JP27156193 A JP 27156193A JP H07129883 A JPH07129883 A JP H07129883A
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JP
Japan
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degree
crosswind
vehicle
influence
danger
Prior art date
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Pending
Application number
JP27156193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Moji
竜彦 門司
Kazuro Takano
和朗 高野
Kazuhiko Hanawa
塙  和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】横風が自車に対して影響がある場合、横風によ
る危険度を判断し、その内容を運転者に報知、さらには
横風の影響に対していち早く対応させること。 【構成】自車外からの情報や自車センサからの情報の中
の風速と風向きを基に横風の影響度を算出し、この影響
度と自車速度との関係から横風による危険度を数段階に
分類する。この危険度の内容を運転者に報知し、さらに
は車両走行制御装置の制御特性をこの危険度により変更
する。 【効果】横風による危険度を確実に運転者に報知するこ
とができ、運転者の修正動作にすばやく反応し、また、
自動的に危険度を下げるように減速等を行う。このこと
により、車両のふらつきを著しく減少させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横風による危険度の内
容を運転者に報知、さらには、横風の影響を修正する横
風警報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、横風注意の
警戒標識がある。
【0003】この従来装置は、トンネルや切り通しの出
口などに設置されており、運転者が目視にて認識するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、標識
の認識のために運転者が車両前方の左側に視線を移す必
要があり、さらに、横風の影響がどのくらいあるのかを
判断するためにこの標識の近くに設置されている吹き流
しや電光掲示板に視線を移し、その内容を理解する必要
がある。また、ぼんやりしているときには標識を見過ご
すことがある。
【0005】本発明の目的は、横風が自車に対して影響
がある場合、横風による危険度を判断し、その内容を運
転者に報知、さらには横風の影響に対していち早く対応
できる警報システムの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による警報システムでは、自車外からの情報
や自車センサからの情報の中の風速と風向きを基に横風
の影響度を算出し、この影響度と自車速度との関係から
横風による危険度を数段階に分類する。この危険度の内
容を運転者に報知し、さらには車両走行制御装置の制御
特性をこの危険度により変更することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成により、横風による危険度を運転者に
対して報知することにより、運転者に横風の影響に対す
る注意を喚起することができる。さらに、車両走行制御
装置の制御特性をこの危険度により変更することによ
り、横風の影響に対していち早く対応できる。
【0008】
【実施例】横風警報システムの構成を図1により説明す
る。
【0009】横風影響度認識手段1と,自車速度信号V
と,横風危険度判別手段2と,警報手段3と,表示手段
4と,補正信号発生手段5と,車両走行制御手段6とに
より構成される。
【0010】横風影響度認識手段1としては、図2に示
すカラー画像処理1′によるものがある。処理対象とし
ては、横風注意の警戒標識7と,電光表示板8と,吹き
流し9と,表示物以外のもの(ex.木,煙,草,地形,
鯉のぼり,洗濯物etc)とがある。また、図3に示すよ
うな風力計等10との路車間通信によるものがある。
【0011】横風影響度Eは、警戒標識7については標
識があるかないかの2値で、電光表示板8については文
字内容を認識し風速の値で、吹き流し9については吹き
流し9の傾きや大きさ等により風速と風向きを認識し、
この2つの積で、路車間通信については風力計等10で
計測された風速と風向きの積で求められる。
【0012】横風危険度判別手段2について図4により
説明する。
【0013】横風影響度Eがemin 以下であれば、横風
による危険はないと判断する。それ以上の時には、横風
危険度の判別に一次関数を用いて区別する。その一次関
数に用いる変数としては、横風影響度Eと自車速度信号
Vの2つである。横風危険度を3ランクに分ける場合に
は、以下に示す2つの関数f1,f2を設定する。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】この関数の値によりランクを以下のように
決める。A→B→Cのように横風危険度は上がる。
【0017】Aランク:f1<0 Bランク:f1>0,f2<0 Cランク:f2>0 ここで、横風の影響は、車重の軽いもの、そして車高の
高いものほど大きい。さらにタイヤのグリップ力や横風
を受ける面積の大きさも関係する。そこで、e1,e2,
v1,v2の値の設定を車種やタイヤの性能や横風を受け
る面積の大きさや車高の高さ等に関して設定する。例え
ば、図7のように風の影響を大きく受けるものほどe,
vの値を小さなものにする。ここでは、e1,e2,v
1,v2の値を例えば車種により決まった値とし、その設
定は、図5に示す補正信号発生手段5により行う。
【0018】0,1(ON,OFF)のSWが3つ付い
ており、1番と2番により車種を、3番目のSWにより
同車種内での車高により、図6に示すように全部で8種
類に分類する。
【0019】警報手段3としては、横風影響度Eや横風
危険度を音声により運転者に報知したり、ビープ音の発
音時間と停止時間との組み合わせにより運転者に報知し
たり、LEDなどの点灯や点滅を用いて、または横風危
険度に対応させて色を変化させたりして運転者に報知し
たり、表示手段4、例えばテレビモニタを用いて運転者
に報知する。さらには、以上の方式を組み合わせて運転
者に報知する。
【0020】さらに車両走行制御手段6すなわち4W
S,TCS,ABS,AT等が装着されているものであ
れば、横風影響度Eや横風危険度に応じて制御特性を変
更する。
【0021】全体的な処理の流れを図8により説明す
る。
【0022】電源投入後、最初のステップ101である
初期設定を行う。ここでは、フェールチェックや車種設
定SW3の値の読み込みや横風危険度判別しきい値の定
数の設定や各種定数の設定等を行う。
【0023】次のステップ102である横風影響度認識
では、例えば画像処理では横風注意の警戒標識7がある
かないか、さらに電光表示板8を認識した場合にはその
文字内容から風速を読みとる。さらに吹き流し9が認識
された場合には、その吹き流し9の傾きや大きさ等から
風速と風向きを求める。また、通信手段を持つものにつ
いては、風力計等10からの信号を受信し、その受信内
容から風速,風向きを求める。
【0024】次のステップ103である影響ありの判断
では、横風注意の警戒標識7の存在,電光表示板8にお
ける風速,吹き流し9による風速と風向き,風力計等1
0よりの風速と風向きにより、影響ありと判断される。
【0025】影響ありと判断されて進むステップ104
である横風危険度判別では、横風注意の警戒標識7では
Aランクへ、風速等を持つものにおいては、横風危険度
判別関数より横風危険度ランクを決める。
【0026】次のステップ105である警戒時間設定で
は、横風危険度のランクにより設定時間を決める。設定
時間は、横風危険度判別後、繰り返し設定される。
【0027】車両走行制御手段6が装着されている場合
には、次のステップ106である制御特性等変更におい
て、例えば、車両走行制御手段6として4WSが装着さ
れていれば、ハンドル修正時の応答性と収束性をよくす
るようにする。さらに、TCS,ABS,AT等が装着さ
れていれば、目標減速度と目標速度を設定し、減速する
ことにより横風危険度を下げる。
【0028】次のステップ107である警戒時間カウン
トでは、設定された警戒時間をカウントし、警戒区域に
自車が入っていることを示す。
【0029】ここで、影響無しと判断された場合には、
警戒時間が終了するまでカウントされる。この時に、前
ステップで変更された制御特性を元の状態に徐々に戻し
ていく。
【0030】次のステップ108である警戒時間終了判
定において、終了であれば警報手段3を待機状態にし、
表示手段4はクリア状態にする。警戒時間中であれば、
横風危険度に対応させて警報手段3と表示手段4と車両
走行制御手段6を駆動させる。
【0031】
【発明の効果】横風による危険度を確実に運転者に報知
することができ、運転者の修正動作にすばやく反応し、
また、自動的に危険度を下げるように減速等を行う。こ
のことにより、車両のふらつきを著しく減少させること
ができる。さらに、車両設定SWにより、どのような車
両にも設置可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】横風警報システム構成図である。
【図2】画像処理による横風影響度認識を示す図であ
る。
【図3】路車間通信による横風影響度認識を示す図であ
る。
【図4】横風危険度の判別図である。
【図5】車種設定SWを示す図である。
【図6】車種設定内容を示す図である。
【図7】危険度判別しきい値の車種による変更を示す図
である。
【図8】処理フロー図である。
【符号の説明】
1…横風影響度認識手段、2…横風危険度判別手段、3
…警報手段、V…自車速度信号、4…表示手段、5…補
正信号発生手段、6…車両走行制御手段、7…横風注意
の警戒標識、8…電光表示板、9…吹き流し、10…風
力計等、E…横風影響度。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の視覚支援をする装置において、横
    風の影響度を認識する手段と、横風による自車に対する
    危険度を判断する危険度判断手段と、判断結果を運転者
    に知らせる警報手段からなることを特徴とする横風警報
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1の横風警報システムにおいて、横
    風による自車に対する危険度の判断結果により制御特性
    を変更することのできる車両走行制御手段からなること
    を特徴とする横風警報システム。
  3. 【請求項3】請求項1の横風警報システムにおいて、横
    風による自車に対する危険度の判断は横風影響度と自車
    速度とにより行うことを特徴とする横風警報システム。
  4. 【請求項4】請求項1の横風警報システムにおいて、危
    険度の判別時に一次関数をしきい値とすることを特徴と
    する横風警報システム。
  5. 【請求項5】請求項4の横風警報システムにおいて、危
    険度判別のしきい値である一次関数の定数を車種により
    変更するようにしたことを特徴とする横風警報システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1の横風警報システムにおいて、影
    響度認識手段として画像処理装置を用いるようにしたこ
    とを特徴とする横風警報システム。
  7. 【請求項7】請求項1の横風警報システムにおいて、影
    響度認識手段として路車間通信装置を用いるようにした
    ことを特徴とする横風警報システム。
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