JP2017172984A - 外観検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度かつ短時間に被検査物の外観検査を行い得る外観検査システムを提案する。
【解決手段】外観検査システム1は、被検査物の周囲に配置される周囲フレームと、周囲フレームに取り付けられ、周囲フレームに沿って移動し、被検査物を撮影するカメラを有する撮影ヘッドと、撮影ヘッドの移動を制御すると共に、カメラの撮影を制御する撮影制御部20と、カメラにより撮影された画像に基づいて被検査物の部品の取り付け状態について判定する画像判定部30とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、外観検査システムに関し、特に大型かつ複雑な形状を有する航空機エンジンの外観検査を行う外観検査システムに適用して好適なものである。
航空機やロケットのエンジンは、数多くの部品から構成されており、限られたスペースに効率的にかつ安全性を考慮して部品が組み込まれるように設計されているため、1つのボルト締めトルクに至るまで設計通りに組み立てられなければならない。製品の外観検査は、異部品の誤組み付け、組み付け方向間違い、部品の組み付け忘れ等について検査員が目視により検査するものであるが、航空機のエンジンように部品点数が多くかつ複雑な製品においては、製品の動作検査の前の早期に不具合を発見できる検査として、特に重要なものとなっている。
特許文献1には、検査対象となる立体物を撮影するカメラと、カメラを立体物に対して3次元かつ任意の姿勢に移動させて保持させるロボットと、カメラにより撮影された画像データを画像処理する画像処理装置とからなる外観検査装置が開示されている。
また特許文献2は、所定の検査位置に搬入されてくるエンジンの複数外面を検査位置の外周囲に配置した複数のカメラにより多面撮影する装置を開示している。
また特許文献3は、検査対象をコンベヤに乗せて移動させつつ、検査対象物の周りの周方向経路上を移動する1つ又は複数のフェイズドアレイ回転検査ヘッドを使用するシステムを開示している。
実開平3−113109号公報 特開平9−196634号公報 特開2011−237421号公報
上述のように航空機等のエンジンは、部品点数が膨大であると共に、入り組んだ複雑な外観であり、検査員が検査すべき事項の全てを見落とさずに検査することは、たとえ熟練者であっても非常に困難であり、また多くの時間を要していた。また、近年の多品種化に伴い、検査員は、種類の異なるエンジンを検査する際には、異なる検査項目や異なる取り付け方についても把握する必要があり、検査員の負担は増加傾向にある。更に納期短縮に伴う検査時間の短縮化も要求されている。
本開示は以上の点を考慮してなされたもので、高精度かつ短時間に被検査物の外観検査を行う外観検査システムを提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、本開示の外観検査システムは、被検査物の周囲に配置される周囲フレームと、前記周囲フレームに取り付けられ、前記周囲フレームに沿って移動し、前記被検査物を撮影するカメラを有する撮影ヘッドと、前記撮影ヘッドの移動を制御すると共に、前記カメラの撮影を制御する撮影制御部と、前記カメラにより撮影された画像に基づいて前記被検査物の部品の取り付け状態について判定する画像判定部とを備える。
本発明によれば、高精度かつ短時間に被検査物の外観検査を行うことができる。
航空機エンジン設置前の撮影部の全体構成図である。 航空機エンジン設置後の撮影部の全体構成図である。 外観検査システムの全体構成図である。 検査対象部品及び検査項目の概要図である。 マスタ情報登録処理のフローチャートである。 検出部品候補の検出処理のフローチャートである。 マスタ画像の例について示す図である。 ワイヤの伸長方向及び捩られた素線の方向について示す図である。 外観検査処理のフローチャートである。 外観検査処理の実行により得られるボルト検査結果画面である。 外観検査処理の実行により得られるクランプ検査結果画面である。 外観検査処理の実行により得られるブラケット検査結果画面である。 他の実施の形態におけるボルトのネジ山の計測結果である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。なお、本実施の形態においては航空機エンジンを被検査物とした検査の例を示しているが、航空機エンジン以外のものを検査の被検査物とすることとしてもよい。
(1)撮影部の構成
図1は、航空機エンジン設置前の外観検査システム1(図3参照)の撮影部10の全体構成を示す。撮影部10は、航空機エンジンの外観を撮影するための構造物であり、円形フレーム11、側フレーム12、スライド保持部13、撮影ヘッド14及び支柱把持部15等を備える。
円形フレーム11は、航空機エンジンの周囲に設置される円形状のフレームである。円形フレーム11の直径は、円形フレーム11が航空機エンジンの外面と接触しない程度に大きい。側フレーム12は、航空機エンジンの両側に延在して設置される2組の直線状のフレームである。なお側フレーム12の延在方向は軸方向Xである。なお、本実施の形態においては、円形フレーム11は円形で被検査物である航空機エンジンの周囲を360度囲う形状としたが、航空機エンジンの半分を覆う半円状のフレームであってもよいし、円弧でなく楕円弧等の曲線であってもよいし、航空機エンジンの少なくとも一部の周囲を覆う周囲フレームであればよい。
スライド保持部13は、円形フレーム11を保持しつつ、側フレーム12に沿って移動可能に接続される部材である。スライド保持部13を側フレーム12の延在方向(軸方向X)にスライドさせると、スライド保持部13に保持されている円形フレーム11を軸方向Xに水平移動させることができる。
撮影ヘッド14は、円形フレーム11上を移動して、航空機エンジンの外観を撮影する部材である。撮影ヘッド14は、円形フレーム11上を走行方向θに走行する走行台を備え、また走行台上には雲台(撮影角度調整部)を備え、雲台上にはカメラ及びリング照明等を備える。
カメラのレンズの向きは、初期方向として走行方向θに対してエンジンを視野の中心にとらえることができる垂直方向Zに向けられているが、雲台により撮影方向を撮影方向Za又はZbのように任意の向きに変えることができる。撮影方向を任意の向きに変えることにより、航空機エンジンに取り付けられた部品を直上や斜めから撮影することができる。
支柱把持部15は、側フレーム12に設置され、航空機エンジンを保持するための支柱16(図2)を把持する部材である。支柱把持部15が支柱16の所定の個所を把持することにより、側フレーム12が床面から所定の高さで保持され、また円形フレーム11が航空機エンジンの周囲を囲むことのできる適切な位置に保持される。
図2は、航空機エンジン設置後の撮影部10の全体構成を示す。上記の通り、航空機エンジンEの周囲には円形フレーム11が設置されており、また航空機エンジンEの両側には側フレーム12が軸方向Xに延在して設置されている。ここで、側フレーム12は、航空機エンジンEのX方向の長さよりも大きく、撮影ヘッドは雲台により角度を変化させることにより、航空機エンジンEのX方向の端部(及び端面)を撮影することができ、後述する画像判定部はこの画像に基づいた検査も行うこととしてもよい。
ここで航空機エンジンEの撮影手順について説明する。なお、この手順は後述する撮影制御部20により制御されて行われる。撮影手順において、まず円形フレーム11を軸方向Xのある位置で停止させて固定させた後、この状態で撮影ヘッド14を円形フレーム11上で移動させながらカメラにより等間隔に撮影する。撮影ヘッド14が航空機エンジンEを1周すると、撮影領域R1を得ることができる。次いでスライド保持部13を軸方向Xに所定距離だけ移動させることにより、円形フレーム11を同方向に移動させる。
そして円形フレーム11を停止させて固定させた状態で、再び撮影ヘッド14を円形フレーム11上で移動させながらカメラにより等間隔に撮影する。撮影ヘッド14が航空機エンジンEを1周すると、撮影領域R2を得ることができる。これを繰り返すことにより、航空機エンジンEの全長に渡って全周囲の外観を撮影することができる。
なおここでは撮影ヘッド14に1台のカメラを設置しているが、これに限らず、例えば複数のカメラを設置するとしてもよい。また複数の撮影ヘッド14(或いはカメラ単体)を円形フレーム11上に設置するとしてもよい。更には、ある位置で停止させることなく動きながらの撮影でもよい。この場合、撮影時間を短縮することができる。
この撮影部10によれば、スライド保持部13の軸方向Xの移動距離、撮影ヘッド14の走行方向θの移動距離及びカメラのレンズの向き(雲台の角度)の組み合わせを一の視点として予め登録しておくことにより、例えば2つの異なる航空機エンジンを比較しようとする場合に同一視点の画像を容易に撮影することができる。
(2)外観検査システムの構成
図3は、外観検査システム1の全体構成を示す。外観検査システム1は、図1及び図2で説明してきた撮影部10を備える他、画像判定部30を備える。また撮影部10は、上記説明してきた部材の他に撮影制御部20を備える。
撮影制御部20は、プロセッサ21及びメモリ22等を備えるコンピュータである。プロセッサ21は、メモリ22に格納されているプログラムと協働して、スライド保持部13及び撮影ヘッド14の動作を制御する。具体的にはスライド保持部13を軸方向Xに移動させ、撮影ヘッド14を円形フレーム11上で走行方向θに移動させる。撮影ヘッド14が備える雲台、カメラ及びリング照明の動作を制御する。具体的にはカメラの撮影動作、雲台の角度変更の動作、リング照明のON又はOFFの切替え動作を制御する。なお、撮影制御部20は、更に、照明の明るさを制御する。
画像判定部30は、プロセッサ31及びメモリ32等を備えるコンピュータである。画像判定部30は、撮影制御部20からスライド保持部13の位置、撮影ヘッド14の位置、撮影方向、照明の種類及び明るさ等の情報を撮影された画像に関連付けて保存することとしてもよい。
なお撮影制御部20及び画像判定部30は、プロセッサ及びメモリ以外にも一般的なコンピュータが備える部材を備える。例えば画像判定部30は、撮影ヘッド14のカメラにより撮影された画像を入力する入力部、入力した画像を表示する表示部、ユーザからの指示を受け付けるマウスやキーボード等を備える。
またここでは撮影制御部20がスライド保持部13及び撮影ヘッド14の移動に関する動作、及び撮影ヘッド14の撮影に関する動作を制御するとしたが、これに限らず、例えば画像判定部30が撮影ヘッド14の撮影に関する動作を制御し、画像を入力して画像処理する装置としてもよい。
また撮影部10は、カメラにより十分明るい画像が撮影されるように、撮影制御部20を除いて照明が設備されている部屋に設置されることが望ましい。照明のON又はOFFの切り替えは、撮影制御部20が撮影動作に応じて制御するとしてもよい。この場合には、照明装置を特定する情報、及び照明装置の制御情報を後述するマスタ画像に関連付けて登録しておくことができる。
(3)検査対象部品
図4は、検査対象部品及び検査項目の例を示す表である。航空機エンジンEには複数の部品が取り付けられており、外観検査において撮影されるすべての部品について検査を行うことができる。具体的には、ボルト・ナット、ワイヤ、ワイヤーハーネス、パイプ、クランプ及びブラケット等その他の部品について検査を行うことができる。
検査項目は、部品の種類ごとに異ならせることができる。例えば部品の種類がボルト・ナットである場合、位置、サイズ、向き、突出長及びワッシャーの有無等を検査項目とすることができる。またワイヤの場合、位置及びボルトに対する巻く向きを検査項目とすることができる。他の検査対象部品についてもそれぞれ個別の検査項目が予め定めることができる。
(4)マスタ情報登録処理
図5は、マスタ情報登録処理の処理手順を示す。このマスタ情報登録処理は、画像判定部30により行われ、検査対象の航空機エンジンEと仕様が同一の航空機エンジンの外観を撮影部10により撮影し、得られた画像をマスタ画像として予め登録しておく処理である。
なお検査対象の航空機エンジンEと仕様が同一の航空機エンジンとは、年式や型式が同一であるため形状が同一であり、かつ、SB(サービスブリテン)が同一である航空機エンジンのことをいう。サービスブリテンとは、安全性の回復や故障の低減等を目的として行われる改造をいう。なお、検査対象の製品によっては、マスタ画像に係る製品とは一部分において異なる仕様であることにより、当該一部分以外の部分において本検査を適用するものとしてもよい。
例えば、オーバーホールのために出荷先から受け入れた航空機エンジンEを一度分解し、部品を洗浄、修理又は交換した後に再度組み立て直した航空機エンジンEを検査対象とする場合、このマスタ情報登録処理においては受入時(分解前)の航空機エンジンEを撮影し、得られた画像をマスタ画像として登録しておくこととしてもよい。
ここで得られたマスタ画像は、後に検査対象の航空機エンジンEの外観を撮影して得られた画像(検査対象画像)と比較する際の基準とされる。このマスタ情報登録処理は、画像判定部30のプロセッサ31とメモリ32に格納されているプログラムとの協働により実行される。
まず画像判定部30は、撮影ヘッド14のカメラによりある視点で撮影された航空機エンジンEの画像をマスタ画像として入力する(SP1)。この際に、例えばスライド保持部の位置、撮影ヘッドの位置、撮影方向、照明の種類及び明るさ等の撮影条件をマスタ画像と関連付けて保存することとしてもよい。
次いで画像判定部30は、ステップSP1で入力したマスタ画像を表示画面に表示し、ユーザのキーボード操作又はマウス操作により検出部品が選択されると(SP2)、選択された検出部品の候補をマスタ画像上から検出する検出処理を実行する(SP3)。
例えばステップSP1で入力したマスタ画像上にボルトが含まれており、ステップSP2でユーザのキーボード操作又はマウス操作によりプルダウンメニュー上のボルトが選択された場合、当該マスタ画像から又は予め保存されたテンプレート画像群等からボルトのテンプレート画像を選択し、ステップSP3ではマスタ画像上からボルトの候補を検出する処理が実行される。
ステップSP3の検出部品候補検出処理において画像判定部30は、ステップSP2で検出対象として選択された検出部品の種類に応じた特徴量を抽出する画像処理を実行し、マスタ画像上から選択された検出部品の画像と特徴量が近い他の画像を精度良く検出するようにしている。画像判定部30は、ユーザが正誤判定できるように検出した検出部品を表示画面に識別表示する。
画像判定部30は、ステップSP3でマスタ画像上から検出部品の候補を検出した後、再検出の必要があるか否かを判断する(SP4)。例えば、検出部品の検出精度が悪い場合に、ユーザにより検出部品の検出に用いるパラメータが調整され、或いは、新しく検出部品のテンプレート画像が、当該マスタ画像から又は予め保存されたテンプレート画像群等から指定されて、基準となる特徴量が再度抽出された場合には、画像判定部30は再検出の必要があると判断する。
画像判定部30は、例えばユーザによりパラメータが調整されて再検出が指示された等により、ステップSP4の判断で肯定結果を得ると、調整された後のパラメータを用いてステップSP3の検出部品候補検出処理を再度実行する。ここで、部品の画像に特徴量が近い他の画像を検出した場合において、検出した画像を更に検査対象とする部品として登録するかどうかを判断させる画面を出力することとしてもよい。
これに対しステップSP4の判断で否定結果を得ると、画像判定部30は、ステップSP3の検出処理の際に用いた検出パラメータ、テンプレート画像、検出の際に算出された特徴量等の関連情報を、撮影条件と共にマスタ画像に関連付けて、マスタ画像及び関連情報をマスタ情報としてメモリ32に格納して登録する(SP5)。この際に検出部品のマスタ画像上の位置についてもマスタ画像に関連付けて保存することができる。
なお検出の際に算出される特徴量には、例えば検出部品の輝度、エッジ、ヒストグラム、位置、大きさ、向き及び形状等を示す情報が含まれる。
次いで画像判定部30は、ステップSP1で入力したマスタ画像上から他にも検出すべき部品があるか否かを判断する(SP6)。例えばステップSP2で検出すべき部品としてボルトの他にもワイヤが選択されていた場合、画像判定部30は、ワイヤについて上記の処理(SP3〜SP5)を繰り返す。
これに対しステップSP1で入力したマスタ画像上から他に検出すべき部品がない場合、画像判定部30は、入力すべき他のマスタ画像があるか否かを判断する(SP7)。ステップSP7で肯定結果を得ると、画像判定部30は、他のマスタ画像を入力し、入力した他のマスタ画像について上記の処理を繰り返す(SP1〜SP6)。
これに対しステップSP7で否定結果を得ると、画像判定部30は、全てのマスタ画像上から検出すべき部品を検出し、かつ、全てのマスタ画像について関連情報を、撮影条件と共に関連付けてマスタ情報として登録したものと判断して、本処理を終了する。
(5)検出部品候補の検出処理
ここでは図5のステップSP3の検出部品候補の検出処理の詳細について、図6を参照して説明する。なお上記の通り、ステップSP3の検出処理では、ステップSP2で検出対象として選択された部品の種類(部品の形状及び色等)に応じて異なる画像処理を実行し、マスタ画像上から検出対象の部品を精度良く検出するようにしている。
図6は、検出部品候補の検出処理の例について示すフローチャートである。画像判定部30は、まず、マスタ画像から例えば微分画像等の特徴量抽出画像を作成する(SP11)。
そして画像判定部30は、微分画像から一の検出部品候補をテンプレートとして選択し(SP12)、テンプレートマッチングによりテンプレートに一致する検出部品候補を検出する(SP13)。つまり、画像判定部30は、マスタ画像に関連付けて、検出部品の種類、検出部品の画像及び画像変換処理の種類を登録し、画像判定部30は、撮影された画像に対して、部品の画像と特徴量が近い画像を探索して、検出部品候補を検出する。画像判定部30はステップSP13で検出部品候補を検出した後、ユーザが正誤判定できるように、検出した検出部品候補をテンプレートとの相関値(一致度)とともに表示画面に識別表示する。微分画像への変換のほか、検出部品に合わせて、SURF等の画像処理を適宜用いて特徴量を抽出し、テンプレートマッチング等により検出部品の候補を抽出することができる。ここでテンプレートは、マスタ画像中の画像を用いることとしたが、予め保存されたテンプレート画像を用いることとしてもよい。
図7は、マスタ画像200の例について示す図である。この図に示されるように、マスタ画像200には、検出部品として、クランプ、ワイヤーハーネス、ボルト、配管、ブラケット及びボルト間に跨って取り付けられたワイヤが撮影されている。これらの検出部品はそれぞれ部品毎の特徴量抽出画像からテンプレートマッチングを行い抽出される。以下、検出部品候補画像の抽出の例について、図7のマスタ画像200を用いて具体的に説明する。
クランプ候補画像202では、例えばクランプが赤色等で他の部品と色が異なるため、赤色を抽出する画像処理によりクランプの位置を検出し、形状の特徴量を抽出したテンプレート画像とのマッチングによりクランプの向きを検出することができる。ワイヤーハーネス候補画像204は、例えばクランプ間における、白い長方形を検出しこれらが長手方向に連続しているものと判断して、這い回し経路を検出することができる。ボルト候補画像206は、上述したように大きさと形状を特徴量としてマッチングにより位置を検出することができる。配管候補画像208は、配管が長物であるため、配管の一部を切り取った画像の特徴量抽出画像であるテンプレート画像とのマッチングを行い、複数の配管候補画像208の組み合わせによりの這い回し経路を検出することができる。ブラケット候補画像210は、ブラケットの形状に特徴があるため、形状の特徴量を抽出したテンプレート画像とのマッチングにより検出することができる。
また、ボルト間に跨って取り付けられたワイヤのワイヤ候補画像212は、ワイヤの形状の特徴量を抽出したテンプレート画像とのマッチングにより、その位置を検出し、更に図8に示されるようにワイヤの伸長方向231に対する捩られた素線の方向232を特徴量として抽出する画像処理を行うことにより、更にワイヤの捩りの向きについて検出することができ、検査項目とすることができる。
適切に検出された検出部品を含む検出部品の候補画像のそれぞれの特徴量が関連情報としてマスタ画像に関連付けられ、マスタ情報として登録される。
(6)外観検査処理
図9は、画像判定部30により行われる外観検査処理の処理手順を示す。外観検査処理は、検査対象の航空機エンジンEの外観を撮影して得られた検査対象画像と、同一視点で事前に撮影されたマスタ画像とを比較して、検査対象の航空機エンジンEに取り付けられている部品の取り付け状態に異常があるか否か判断する処理である。ここで、マスタ画像と検査対象画像とは、同一のスライド保持部13の位置、撮影ヘッド14の位置及び撮影方向で制御されて撮影されているものとする。また更に、同様の照明の種類及び明るさの条件となるように制御されるものとしてもよい。
この外観検査処理は、画像判定部30のプロセッサ31とメモリ32に格納されているプログラムとの協働により実行される。
まず画像判定部30は、撮影ヘッド14のカメラによりマスタ画像と同様の撮影条件で撮影された検査対象の航空機エンジンEの画像を検査対象画像として入力する(SP71)。次いで画像判定部30は、入力した検査対象画像に対し、検出部品の検出処理を実行する(SP3)。ステップSP3で実行される検出部品の検出処理は、図6の検出部品候補検出処理と同様であるため、説明を省略する。
次いで画像判定部30は、入力した検査対象画像と、同一視点で撮影されたマスタ画像とを比較する(SP73)。比較に際してまず画像判定部30は、単純画像照合により検査対象画像とマスタ画像との間の視点の微小な違いによる画像のずれを補正する。単純画像照合では、検査対象画像とマスタ画像との差分を計算して画像のずれを補正する。なお単純画像照合に代えて、マスタ画像上にパッチ(小領域)を設定し、この小領域と最も一致する領域を検査対象画像上で探索し、探索結果として得られた領域の特徴量と、小領域の特徴量とを比較するとしてもよい。
画像のずれを補正した後、画像判定部30は、検査対象画像の検出部品候補画像及びマスタ画像の検出部品候補画像からそれぞれ検出した部品の特徴量(輝度、エッジ、ヒストグラム、位置、大きさ、向き及び形状等)を比較して、航空機エンジンEの部品の取り付け状態に異常があるか否かを判断する。
画像判定部30は、特徴量を比較した結果、航空機エンジンEの部品の取り付け状態に異常があるか否かを判断する(SP74)。例えば画像判定部30は、検査対象画像から検出した部品の特徴量と、マスタ画像から検出した部品の特徴量との差分が予め定められている閾値以上である場合に異常であると判断する。また、画像判定部30は、マスタ画像に関連付けて、部品の位置を更に登録し、検査対象画像における検出部品の検出処理SP3において、部品が検出された撮影された画像上の位置と、部品が検出されたマスタ画像上の位置との差分が所定の範囲にあるかどうかについて判定することとしてもよい。また、検出されるべき位置で検出されなかった場合についても異常であると判断することとしてもよい。
画像判定部30は、異常がないと判断した場合にはステップSP76に移行する。これに対し異常があると判断した場合、該当箇所を表示画面に識別表示する(SP75)。
表示画面に識別表示する態様として、例えば表示画面を左右に2分割し、右側にマスタ画像、左側に同一視点の検査対象画像を表示する。そして両方の画像上に検出部品を枠線で囲むとともに、異常がある場合には枠線の色や形状を変えて表示する等の態様がある。
画像判定部30は、入力すべき他の検査対象画像があるか否かを判断する(SP76)。ステップSP76で肯定結果を得ると、画像判定部30は、他の検査対象画像を入力し、入力した他の検査対象画像について上記の処理を繰り返す(SP71〜SP75)。これに対しステップSP76で否定結果を得ると、画像判定部30は、全ての検査対象画像について外観検査が完了したものと判断して、本処理を終了する。
(7)外観検査結果
ここでは検査対象画像とマスタ画像とを比較する際の概念図及び比較結果として得られる画面について、図10〜図12を参照して説明する。
図10は、検出結果の一例について示す表示画面300を示す図である。画面300では、マスタ画像310と、検出部品について検出した検査対象画像340とが示されており、これらを並べて表示することにより、視覚的に比較しやすい表示となっている。この例では検出部品は、2枚の板を6か所で固定するボルト、ナット及びワッシャーであり、マスタ画像の検出部品候補画像311〜316では、ボルトのネジ部分とワッシャーとナットが同様の画像として検出される。また、検出部品候補画像321〜326では、ボルトの頭部分とワッシャーが同様の画像として検出される。
一方、検査対象画像340では、例えばマスタ画像と同様の位置の検出部品候補画像341〜346及び351〜356において、例えばマッチング処理や特徴量の差分の演算が行われる。ここで、図10の例によれば、検出部品候補画像341、344、346、351、352及び354は異常なしの画像となるが、検出部品候補画像342は、ボルトがネジ部が短いため、検出部品候補画像343はボルトのネジ部が細いため、検出部品候補画像345及び355はボルトが逆向きに取り付けられているため、検出部品候補画像356はワッシャーが取り付けられていないため、マッチング処理や特徴量の差分の演算等において異常と判定され、例えば検出部品候補画像の枠線の色が目立つようにハイライトされて画像が表示される。検査員はこの検査対象画像340を見て、検査対象個所を容易に確認することができるとともに、異常の有無について容易に判断することができる。
なおこの例においてはマスタ画像310及び検査対象画像340が同時に表示画面に表示されるとしているが、これに限らず、例えば切り替えボタンを押下することにより、表示画面に表示される画像を交互に切り替えるとしてもよい。この場合、検査員はマスタ画像310と検査対象画像340とを交互に表示されるため、差異がある場合にはその差異を容易に判断することができる。
図11は、検出結果の別の例について示す表示画面400を示す図である。図10と同様に、マスタ画像410と、検出部品について検出した検査対象画像440とが並べられて表示される画像である。検出部品は、ワイヤーハーネス491及び492を這い回し位置に固定するクランプであり、マスタ画像410において検出部品候補画像411〜415で検出されている。ここでクランプ等の検出部品は、例えば赤色等の他の部品や背景の色とは異なる部品である特徴により、色により部品位置が把握されるものとすることができる。検査対象画像440とマスタ画像410との比較の結果、検査対象画像440の検出部品候補画像441〜444はほぼ対応するマスタ画像410の検出部品候補画像411〜414の位置及び角度で取り付けられているが、検出部品候補画像445は検出部品候補画像415とは位置及び角度が共に異なり、他に検出部品候補画像415に対応する検査対象画像440のクランプは存在しないため、検出部品候補画像445に異常があると判定され、色等を変化させた枠で示すようにしている。また、本来取り付けられる位置に別の枠線を描いて異常がある可能性を示すようにしてもよい。これにより検査員は容易に取り付けに異常がある可能性のある個所を把握することができる。このように複数の領域において特徴量が近い画像を探索することにより、検査対象に設置された長物のはい回し経路が正常かどうか判定することができる。
図12は、検出結果の別の例について示す表示画面500を示す図である。図10と同様に、マスタ画像510と、検出部品について検出した検査対象画像540とが並べられて表示される画像である。検出部品は、他の部品を取り付けるためのブラケットであり、マスタ画像510において検出部品候補画像511で検出されている。検査対象画像540とマスタ画像510との比較の結果、検査対象画像540の検出部品候補画像541の位置は、マスタ画像510の検出部品候補画像511の位置と異なっているため、異常がある可能性があると判定し、検査対象画像540における検出部品候補画像541の枠線の他に、マスタ画像510のブラケットの取り付け位置に、異常がある可能性が示されるよう色等を変化させてハイライトされた枠542が示すようにしている。これにより検査員は容易に取り付けに異常がある可能性のある個所を把握することができる。
(8)本実施の形態による効果
以上のように本実施の形態における外観検査システム1によれば、撮影部10により検査対象である航空機エンジンEの外観を撮影し、撮影して得られた検査対象画像と、この検査対象画像と同一視点で事前に撮影されたマスタ画像とを比較することができる。また比較結果に基づいて、航空機エンジンEの部品の取り付け状態に異常があるか否かを判断し、異常がある場合には表示画面に識別表示することができる。
航空機エンジンEの撮影、検査対象画像とマスタ画像との比較及び部品の取り付け状態に異常がある場合の識別表示は、全て自動かつ高速に行われる。よって検査員による検査項目の見落としや検査時間の増大を解消し、高精度かつ短時間に航空機エンジンEの外観検査を行うことができる。
(9)他の実施の形態
上記説明してきた実施の形態においては、撮影ヘッド14にカメラを備えるとしたが、これに限らず、例えば2次元データを取得することのできる2次元センサを備えるとしてもよい。この場合、計測範囲は狭くなるが感度は高くなり、例えばボルトのネジ山の数を計測することができる。
図13は、2次元センサを用いてボルトのネジ山を計測した場合の計測結果を示す。実際のボルトのネジ山の数と、画像判定部30により解析した結果、得られたネジ山の数とはともに7つであり、正確にネジ山の数が検出されている。
ここで画像判定部30がネジ山の数を計測する手法について説明する。2次元データからボルトの長さを算出するようなソフトウェア処理を行う場合、まず基準位置を算出する必要がある。基準位置を算出する手法としては、予め備える理想的な形状モデルを実際の計測により得られた2次元データの位置に合わせる手法がある。
形状モデル及び計測データは2次元点群で構成されており、2次元点群同士を位置合わせするアルゴリズムとして、例えばICP(Iterative Closest Point)を採用する。具体的にまず画像判定部30は、2次元センサにより計測されたボルトの断面の2次元データを入力する。そして入力した2次元データに予め備える理想的な形状モデルを重ね合わせるべく、形状モデルの初期位置及び姿勢を概ね2次元データに一致するように配置する。
次いで画像判定部30は、形状モデル及び2次元データを構成する各点について、距離が最も近い等の基準で対応付けを行い対応点を定める。そして対応点間の距離が最小となるように3自由度ある形状モデルの位置及び姿勢を例えば共役勾配法等を用いて更新する。形状モデルの新たな位置及び姿勢について、再度形状モデル及び2次元データにおける各点について対応点を定める。
画像判定部30は、対応点間の距離が予め定められた閾値以下となるまで形状モデルの位置及び姿勢の更新を繰り返し、閾値以下となった時点の形状モデルの位置及び姿勢を基準位置として決定する。
画像判定部30は、基準位置を決定した後、次にボルトのネジ山の数を計測する。2次元点群から直線を計測することにより、ネジ山の数を計測することができる。2次元点群から直線を計測する手法として、ここではRANSAC(RANdom Sample Consensus)を採用する。
RANSACは、2次元点群から無作為な抽出を繰り返すことで統計的に優位なモデルを当てはめるアルゴリズムである。RANSACを採用することで、2次元点群のなかに仮に大きな外れ値があっても、安定的に直線を計測することができる。ネジ山を含むボルトの直線が計測された結果が図13のように表示画面に表示される。
なお上記説明してきた他の実施の形態においては、撮影ヘッド14に2次元センサを備えるとしたが、これに限らず、例えばアクティブパターン投影方式により3次元データを取得することのできる3次元センサを備えるとしてもよい。この場合、カメラでは取得することのできない部品の実際の寸法や奥行きの情報を取得することができる。
また撮影ヘッド14にカメラ、2次元センサ及び3次元センサの何れか又は全てを備え、これらの機器から取得されるデータを組み合わせて部品の取り付け状態を判断するとしてもよい。この場合、部品の取り付け状態をより精度良く検出することができる。
1 外観検査システム
10 撮影部
11 円形フレーム
12 側フレーム
13 スライド保持部
14 撮影ヘッド
15 支柱把持部
16 支柱
20 撮影制御部
21 プロセッサ
22 メモリ
30 画像判定部
31 プロセッサ
32 メモリ
200 マスタ画像
202 クランプ候補画像
204 ワイヤーハーネス候補画像
206 ボルト候補画像
208 配管候補画像
210 ブラケット候補画像
212 ワイヤ候補画像
231 伸長方向
232 素線の方向
300 画面
310 マスタ画像
340 検査対象画像
400 表示画面
410 マスタ画像
440 検査対象画像
500 表示画面
510 マスタ画像
540 検査対象画像

Claims (11)

  1. 被検査物の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記周囲フレームに取り付けられ、前記周囲フレームに沿って移動し、前記被検査物を撮影するカメラを有する撮影ヘッドと、
    前記撮影ヘッドの移動を制御すると共に、前記カメラの撮影を制御する撮影制御部と、
    前記カメラにより撮影された画像に基づいて前記被検査物の部品の取り付け状態について判定する画像判定部と
    を備える外観検査システム。
  2. 請求項1に記載の外観検査システムにおいて、
    前記被検査物を支える支柱に取り付けられる支柱把持部と、
    前記支柱把持部に前記被検査物を挟むように取り付けられ、それぞれ同じ一方向に伸びる一組の側フレームと、
    前記一組の側フレームに取り付けられ、前記一方向に移動する一組のスライド保持部と、
    を更に備え、
    前記周囲フレームは、前記一組のスライド保持部に跨って取り付けられ、前記一組のスライド保持部と共に移動し、
    前記撮影制御部は、前記スライド保持部の移動を制御する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  3. 請求項2に記載の外観検査システムにおいて、
    前記側フレームは、前記被検査物の前記一方向の長さよりも大きく、
    前記撮影ヘッドは、撮影方向を変化させる撮影角度調整部を有し、
    前記画像判定部は、前記被検査物の前記一方向の端部を撮影した画像に基づいて前記被検査物の部品の取り付け状態について判定する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  4. 請求項2又は3に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記撮影された前記被検査物の画像である検査対象画像を、前記被検査物と同種の物における同一の前記スライド保持部の位置、前記周囲フレーム上の位置及び視点で撮影されたマスタ画像と比較することにより前記被検査物の部品の取り付け状態について判定する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  5. 請求項4のいずれか一項に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記マスタ画像に関連付けて、前記マスタ画像において検査対象となる部品の種類及び前記部品の画像を登録し、
    前記撮影された画像に対して、前記部品の画像と特徴量が近い画像を検出する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  6. 請求項5に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記マスタ画像に関連付けて、前記部品の位置を更に登録し、
    前記部品が検出された前記撮影された画像上の位置が、前記マスタ画像上の位置と比較して所定の範囲にあるかどうかについて判定する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  7. 請求項5又は6に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記部品の画像の特徴量が近い画像を複数の領域で検出することにより、前記検査対象となる部品である長物の這い回し経路について判定する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の外観検査システムにおいて、
    前記検査対象を照らす少なくとも1つの照明装置を更に有し、
    前記撮影制御部は、前記照明装置の明るさを制御し、
    前記画像判定部は、前記マスタ画像に関連付けて、前記照明装置を特定する情報、及び前記照明装置の制御情報を登録する、
    ことを特徴とする外観検査システム。
  9. 請求項4乃至8のいずれか一項に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記マスタ画像上及び前記検査対象画像上から部品を検出する際、検出すべき部品の種類に応じて異なる画像処理を行うことにより、前記マスタ画像上及び前記検査対象画像上から部品を検出する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  10. 請求項4乃至9のいずれか一項に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、
    前記マスタ画像上から部品を検出するとともに該部品の特徴量を記憶し、
    前記マスタ画像上から検出した部品と同一種類の部品を前記検査対象画像上から検出するとともに該部品の特徴量を記憶し、
    前記マスタ画像と前記検査対象画像との比較に際し、前記マスタ画像上から検出した部品の特徴量と、前記検査対象画像上から検出した部品の特徴量とを比較する
    ことを特徴とする外観検査システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の外観検査システムにおいて、
    前記画像判定部は、前記被検査物に取り付けられている部品の取り付け状態が異常であると判断した場合、取り付け状態が異常である部品を含む領域を識別して表示画面に表示する
    ことを特徴とする外観検査システム。
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