JP2017172217A - 階段 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮設階段として使用する際の強度及び安全性の向上を図ることができる階段を提供する。【解決手段】略平行に配置される一対の側板2,2間に固定される下地踏板3と、下地踏板の蹴込みに立設して取り付けられる下地蹴込板4と、下地踏板の上面3aに重ね合わせて固定される化粧踏板5と、下地蹴込板の前面4aに重ね合わせて固定される化粧蹴込板6とを備えた階段1であって、下地踏板は、その前端面3bから下面3cにかけて切欠き形成された切欠部30を有し、その後端面3dは、下地蹴込板の後面4dから下地蹴込板を貫通する後方固定具7bにより固定されており、下地蹴込板は、その上方後面4daが切欠部の前端面30bに当接するように配され、その状態で下地蹴込板の前方から下地蹴込板を貫通する前方固定具7aにより固定されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、住居等の建物に設置される階段に関する。
従来、一対の平行な側板に仮設階段の踏板部として使用可能に固定される下地踏板と、仮設階段の蹴込部として使用可能に固定される下地蹴込板とを有した雛壇状の階段が知られている。下記特許文献1には、このような階段において、工事中は仮設階段として利用した後、下地踏板の上面に化粧踏板を、下地蹴込板の前面に化粧蹴込板を重ね合わせて固定することが開示されている。
特開2013−144884号公報
しかしながら、上記特許文献1では、下地踏板を下地蹴込板に固定する際に下地踏板の上面から下地蹴込板に向けて木ネジ等の固定具を貫通させて固定する構造となっている。よって、固定具の取り付けが不十分な場合、下地踏板の踏面から突出した固定具により、作業員等が躓いたり、固定具にひっかかるおそれがある。
本発明は、上記の点を鑑みて提案されたものであり、その目的は、仮設階段として使用する際の強度及び安全性の向上を図ることができる階段を提案することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る階段は、略平行に配置される一対の側板間に固定される下地踏板と、下地踏板の蹴込みに立設して取り付けられる下地蹴込板と、下地踏板の上面に重ね合わせて固定される化粧踏板と、下地蹴込板の前面に重ね合わせて固定される化粧蹴込板とを備えた階段であって、下地踏板は、その前端面から下面にかけて切欠き形成された切欠部を有し、その後端面は、下地蹴込板の後面から下地蹴込板を貫通する後方固定具により固定されており、下地蹴込板は、その上方後面が切欠部の前端面に当接するように配され、その状態で下地蹴込板の前方から下地蹴込板を貫通する前方固定具により固定されていることを特徴とする。
本発明に係る階段は、上述のような構成となっているため、仮設階段として使用する際の強度及び安全性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る階段を説明するために模式的に示した図であり、(a)は同階段の施工過程を示す斜視図、(b)は(a)の側面図である。 (a)は、同階段の施工過程を示す斜視図、(b)は(a)の側面図である。 (a)は、同階段を示す斜視図、(b)は(a)の側面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施形態では、施工された階段に下階側から対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方(奥方)とし、また、その状態を基準として、上下方向・左右方向等の方向を説明する。図1〜図3は、本実施形態に係る階段を説明するための説明図であり、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。また固定具7a〜7eの図示も適宜省略している。
本実施形態に係る階段1は、略平行に配置される一対の側板2,2間に固定される下地踏板3と、下地踏板3の蹴込み部分に取り付けられる下地蹴込板4とを備える。またこの階段1は、下地踏板3の上面3aに重ね合わせて固定される化粧踏板5と、下地蹴込板4の前面4bに重ね合わせて固定される化粧蹴込板6とを備える。下地踏板3は、その前端面3bから下面3cにかけて切欠き形成された切欠部30を有し、その後端面3dは、下地蹴込板4の後面4dから下地蹴込板4を貫通する後方固定具7bにより固定される。下地蹴込板4は、その上方後面4daが切欠部30の前端面30bに当接するように配され、その状態で下地蹴込板4の前方から下地蹴込板4を貫通する前方固定具7aにより固定されている。以下、詳しく説明する。
階段1は、住居等の建物内の下階と上階との階段として施工されるものとしてもよく、または、屋根裏部屋等のロフトへの階段として施工されるものとしてもよい。階段1を構成する一対の側板2,2は、階段1の勾配に応じて配設される平板状とされ、壁面(不図示)に沿って左右に略平行に配置される。側板2の材質は特に限定されないが、無垢の木材や、合板等の木質積層板、集成木材、木質繊維板等の木質系材料から形成されたものとしてもよく、合成樹脂系材料や、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。また、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗装が施されたりして表面化粧処理が施されたものとしてもよい。側板2には、雛壇状に水平面2aと垂直面2bとが交互に形成されており、水平面2aには下地踏板3の左右方向の端部が載置され、下地踏板3はこの水平面2aに踏板固定具7cで固定される。なお、側板2が固定される壁面は、間柱等の柱材や、スタッド、鋼材、鉄筋コンクリート等の建物の構造躯体等を構成するものとしてもよい。
下地踏板3は、一対の側板2,2の水平面2a,2aにその両端部が固定される横幅寸法をもつ矩形の平板状とされ、その上面3aが仮設階段として使用する際には、踏面3eとなる。下地踏板3の材質は、特に限定されないが、木質系材料や合成樹脂系材料、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。下地踏板3の厚さ寸法も特に限定されないが、10mm〜25mm程度としてもよい。下地踏板3は、下地踏板3の前端面3bから下面3cにかけて切欠き形成された切欠部30を有し、図中、3aは上面、3bは前端面、3cは下面、3dは後端面、30aは切欠上面、30bは前端面を示している。下地踏板3は、図1(a)に示すように上方から下地踏板3を貫通して側板2に至る踏板固定具7cにより、側板2の水平面2aに固定されている。また図1(b)に示すように下地踏板3の切欠部30の前端面30bには、下地蹴込板4を前方から固定する前方固定具7aが挿通され、下地踏板3の後端面3dには、下地蹴込板4を後方から固定する後方固定具7bが挿通される。
下地蹴込板4は、下地踏板3の蹴込み部分に取り付けられ、矩形の平板状とされる。図例の下地蹴込板4は、下地踏板3の横幅寸法より小さい横幅寸法とされているが、これに限定されず、一対の側板2,2の垂直面2b,2bにその両端部が固定される幅寸法を有したものとしてもよい。下地蹴込板4の材質も特に限定されず、下地踏板3と同様のものとすることができる。下地蹴込板4の厚さ寸法も特に限定されないが、下地踏板3よりも薄くてもよく、例えば8mm〜20mm程度としてもよい。図中、4aは上端面、4bは前面、4cは下端面、4dは後面、4baは上方前面、4bbは下方前面、4daは上方後面、4dbは下方後面を示している。下地蹴込板4は、図1(b)に示すように、その上端面4aが切欠部30の切欠上面30aと近接もしくは当接し、その上方後面4daが切欠部30の前端面30bに当接するように配されている。また、下地蹴込板4は、その下方前面4bbが下地踏板3の後端面3dに当接するように配されている。そして下地蹴込板4は、この状態で下地蹴込板4の上方前面4baから下地蹴込板4を貫通し下地踏板3に至る前方固定具7aにより固定されている。また下地蹴込板4は、この状態で下地蹴込板4の下方後面4dbから下地蹴込板4を貫通し下地踏板3に至る後方固定具7bで固定されている。
図1(a)及び図1(b)に示す一対の側板2,2、下地踏板3及び下地蹴込板4で構成される階段は、この状態で住宅の建設中における汚損を防ぐための養生を要しない仮設階段100として使用することができる。またこのような施工途中の仮設階段100であっても、下地踏板3が一対の側板2,2に固定されるとともに、下地蹴込板4を介在させて前方固定具7a及び後方固定具7bにより固定されている。よって下地踏板3の前方の強度を確保でき、昇降時の安全性を高めることができる。また、下地踏板3と下地蹴込板4とを固定するこれら固定具7a〜7cは、前方、後方、そして下地踏板3の両端部に打ちこまれるので、下地踏板3の踏面3eとなる箇所にこれら固定具7a〜7cが挿通されない。よって作業員等が仮設階段100を昇降する際に下地踏板3を固定するための固定具7a〜7cに躓いたり、ひっかけたりする等を防ぐことができる。
化粧踏板5は、下地踏板3の上面3aに重ね合わせて固定される。化粧踏板5は、下地踏板3の横幅寸法と略等しい横幅寸法と、下地踏板3の奥行き寸法より若干小さい奥行き寸法を持つ矩形の平板状とされ、上面5aから前端面5bにかけて、切欠き形成され段鼻部材8が配設される化粧切欠部50が形成されている。化粧踏板5の材質は特に限定されないが、無垢の木材や、合板等の木質積層板、集成木材、木質繊維板等の木質系材料から形成されたものとしてもよく、合成樹脂系材料や、木粉(木質)・プラスチック複合材等から形成されたものとしてもよい。また、これらからなる基材の表面に、突板や樹脂フィルム等の表面化粧シートが貼着されたり、塗装が施されたりして表面化粧処理が施されたものとしてもよい。化粧踏板5の厚さ寸法は特に限定されないが、下地踏板3よりも薄くしてもよく、例えば8mm〜20mm程度としてもよい。図中、5aは上面、5bは前端面、5cは下面、5dは後端面を示している。化粧踏板5は、下地踏板3の上面3aに重ね合わされ、化粧踏板5の下面5cと下地踏板3の上面3aとが当接し積層されて配設される。また化粧踏板5は、その後端面5dが、化粧蹴込板6の前面6bに当接するように配設され、この状態で接着剤により下地踏板3に固定されている。
化粧蹴込板6は、下地蹴込板4の前面4bに重ね合わせて固定され、図2(a)に示すように上段に配設される化粧踏板5と下段に配設される化粧踏板5の間を覆うように配設される。化粧蹴込板6は、化粧踏板5の横幅寸法と略等しい横幅寸法を有し、上段の下地踏板3の切欠部30と下段の下地踏板3の上面3aとの間に載置できる高さ寸法を持つ矩形の平板状とされる。化粧蹴込板6の材質も特に限定されず、化粧踏板5と同様のものを用いることができる。化粧蹴込板6の厚さ寸法も特に限定されないが、例えば4mm〜6mm程度の薄板状としてもよい。図中、6aは上端面、6bは前面、6cは下端面、6dは後面、6baは前方上端部を示している。化粧蹴込板6は、図2(b)に示すように下地蹴込板4の前面4bに重ね合わせた状態で、上段の下地踏板3の前端面3bと略面一となるように設けられ、化粧蹴込板6の後面6dと下地蹴込板4の前面4bとが当接し積層された状態となる。また化粧蹴込板6は、その下端面6cが下段の下地踏板3の上面3aに載置され、且つその前面6bが化粧踏板5の後端面5dに当接するように配設され、この状態で接着剤により下地蹴込板4に固定されている。よって、化粧蹴込板6で前方固定具7aを覆い隠すことができ、見栄えがよいものとすることができる。また化粧蹴込板6は、下地蹴込板4と、段鼻部材8及び化粧踏板5の後端面5dとの間に挟み込まれるように配設されているので、化粧蹴込板6を固定するための接着剤の使用を極力少なくすることができる。
段鼻部材8は、化粧踏板5の前方角部を覆い隠すように配されている。具体的には段鼻部材8は、化粧踏板5の化粧切欠部50と前端面5bとを覆うように化粧踏板5の横幅寸法と略等しい横幅寸法をもつ断面略L字状に形成された部材である。段鼻部材8の材質は、特に限定されず、化粧踏板5や化粧蹴込板6と同様のものとしてもよい。段鼻部材8は、化粧切欠部50に嵌め合わされるように形成された上覆部8aと、化粧踏板5の前端面5bに被さるように形成された前覆部8bとを有している。段鼻部材8の上覆部8aは、化粧踏板5の上面5aと略面一になるように形成されている。段鼻部材8の下端部8cは、下地踏板3の前端面3bを覆い、化粧蹴込板6の前方上端部6baが隠れる位置まで延出して形成されている。段鼻部材8の上覆部8aには、凹溝80が横方向(段鼻部材8の長手方向)に形成されており、凹溝80の上方から凹溝80の底部に向けて段鼻上固定具7dが挿通される(図2(b)参照)。段鼻部材8の下端部8cには、下端部8cから斜め後方に打ちこまれる段鼻下固定具7eの頭部が納まる凹所81(図2(b)参照)が形成されており、ここに段鼻下固定具7eが挿通される。こうして段鼻部材8は、段鼻上固定具7dと段鼻下固定具7eとにより、化粧踏板5の前方角部(先端部分)に強固に取り付けることができる。
図3(a)及び図3(b)に示すように段鼻部材8には、凹溝80に嵌合する滑り止め部材9が設けられている。この滑り止め部材9の材質は特に限定されないが、滑り止め機能を発揮し得る例えば軟質の合成樹脂材料や弾性材料等からなるものとしてもよい。滑り止め部材9は、凹溝80と段鼻上固定具7dとを覆い隠すカバー部9aと、凹溝80に嵌まり込む嵌込部9bとを有し、図例のものは、カバー部9aが段鼻部材8と化粧踏板5との境目が隠れるように延出して形成されている。また凹所81に挿通される段鼻下固定具7eの頭部には、図3(b)に示すキャップ部材10を嵌合させるようにしてもよい。このように段鼻下固定具7eの頭部は凹所81におさまっている上、その頭部にキャップ部材10が嵌合されていれば、階段1を見上げても見栄えのよいものとすることができる。
なお、段鼻下固定具7eの頭部を覆い隠す構造としては、図例のキャップ部材10に限定されず、凹所81を長手方向に沿って形成される溝条とし、そこに押し出し成型して形成された嵌合部材(不図示)を嵌め入れるようにしてもよい。
次に、上記構成とされた階段1の施工手順の一例について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下に説明する手順は一例であって、これに限定されるものではない。
まず、一対の側板2,2を壁面(不図示)沿わせて固定する。次に図1(a)に示すように下地踏板3を一対の側板2,2の水平面2a,2aの上に架け渡すように配置し、踏板固定具7cを下地踏板3の両端部に打ちこんで固定する。このとき、下地踏板3の上面3aに水準器を置いて水平になっているか確認してから踏板固定具7cで下地踏板3を水平面2aに順次固定していく。
次に下地蹴込板4を配設する。階段1設置場所の背面側にまわり、下地蹴込板4の上端面4aが下地踏板3の切欠部30の切欠上面30aに当接し、その上方後面4daが切欠部30の前端面30bに当接するように配する。また下地蹴込板4の下方前面4bbが下地踏板3の後端面3dに当接するように配し、この状態で後方固定具7bを下地蹴込板4の下方後面4dbに挿通させ、下地蹴込板4を貫通し下地踏板3に至る位置まで螺入していく。これにより、下地蹴込板4の下方側が後方固定具7bで下地踏板3に固定される。再び階段1設置場所のおもて側に移動し、前方固定具7aで下地蹴込板4の上方と下地踏板3とを固定する。下地蹴込板4の上方後面4daが切欠部30の前端面30bに当接するように再度位置決めをし、前方固定具7aを下地蹴込板4の前方から螺入していく。前方固定具7aは下地蹴込板4を貫通して下地踏板3の前端面30bに至る。これにより、下地蹴込板4の上方側が前方固定具7aで下地踏板3に固定される。以上のような施工手順を経て仮設階段100が施工される。なお、施工手順は上述に限定されず、後方固定具7bで下地蹴込板4を下地踏板3に固定するよりも先に、前方固定具7aで下地蹴込板4を固定する手順を先に行ってもよい。
仮設階段100としての使用が終わったら、仮設階段100の上に化粧蹴込板6、化粧踏板5を順次施工し階段1の仕上げ施工を行う。まず前方固定具7aで固定された下地蹴込板4の前面4bに重ねて化粧蹴込板6を配設する。すると、化粧蹴込板6の前面6bと上段の下地踏板3の前端面3bと略面一となり、化粧蹴込板6の下端面6cが下段の下地踏板3の上面3aに載置される。このとき、化粧蹴込板6は下地蹴込板4に接着剤によって固定される。
続いて化粧踏板5を配設する。化粧踏板5は、下地踏板3の上面3aに重ね合わせて配設するとともに化粧踏板5の後端面5dが、化粧蹴込板6の前面6bに当接するように配設する。そしてこの状態で化粧踏板5を下地踏板3に接着剤で固定する。
次に化粧踏板5の化粧切欠部50に段鼻部材8を配設する。段鼻部材8の上覆部8aを段鼻上固定具7dで、前覆部8bを段鼻下固定具7eで固定する。具体的には図2(b)に示すように段鼻上固定具7dは段鼻部材8の凹溝80から化粧踏板5に至るまで螺入され、段鼻下固定具7eは段鼻部材8の凹所81から斜め上に向けて化粧踏板5に至るまで螺入される。なお、段鼻下固定具7eは下地踏板3に至って固定するようにしてもよい。
こうして段鼻部材8を固定した後、凹溝80には滑り止め部材9を嵌め入れ、凹所81に収まっている段鼻下固定具7eの頭部にキャップ部材10を嵌合する。以上のような施工手順を経て図3(a)に示すような階段1が施工される。
以上、本実施形態によれば、施工途中の仮設階段100であっても、下地踏板3が一対の側板2,2に固定されるとともに、下地蹴込板4を介在させて前方固定具7a及び後方固定具7bにより固定されているので、下地踏板3の前方の強度を確保できる。また下地踏板3と下地蹴込板4とを固定するこれら固定具7a〜7cは、前方、後方、そして下地踏板3の両端部に打ちこまれるので、下地踏板3の踏面3eとなる箇所にこれら固定具7a〜7cが挿通されない。よって、仮設階段100の昇降時の安全性を高めることができる。また、仮設階段100として使用している場合において、建築資材等が下地踏板3や下地蹴込板4に接触し、下地踏板3や下地蹴込板4にキズがつくことがあっても、本実施形態によれば、後に化粧踏板5、化粧蹴込板6及び段鼻部材8を配設する構成になっている。よって下地踏板3や下地蹴込板4についたキズを、化粧踏板5や化粧蹴込板6により覆い隠すことが可能であり、養生の必要がない仮設階段100とすることができる。
さらに施工手順は上述に限定されず、仮設階段100の上に施工される化粧踏板5と化粧蹴込板6とを将来的なリフォームを想定して取り外しが容易に接着剤の使用を極力少なくして取り付けるようにしてもよい。本実施形態によれば、階段1の施工後に下地踏板3及び下地蹴込板4をそのままにして、化粧踏板5と化粧蹴込板6とを交換することができる。よってリフォームの前後で階段1の段差を変えることなくリフォームを行うことが可能である。
なお、本実施形態における階段1、仮設階段100、一対の側板2,2、下地踏板3、下地蹴込板4、化粧踏板5、化粧蹴込板6、段鼻部材8等の形状、構成は図例に限定されるものではなく、固定具7a〜7eによる固定位置、固定箇所等も図例に限定されない。下地踏板3は一対の側板2,2間の水平面2a,2aの上に重ねて配され、上方から踏板固定具7cで固定されているが、これに限定されず、L字型受け金具等により、下地踏板3を下面3cから固定する構成等でもよい。また本実施形態において、下地蹴込板4は下地踏板3の横幅寸法より小さくしているが、これに限定されることはなく、下地蹴込板4の横幅寸法が下地踏板3の横幅寸法に略等しい下地蹴込板4とする構成でもよい。本実施形態において、固定具7a〜7eとは木ネジを示しているがこれに限定されることはなく、釘等の他の公知の固定具で固定する構成でもよいし、接着剤等を組み合わせて固定するようにしてもよい。さらに、化粧踏板5、化粧蹴込板6及び段鼻部材8にカーペット等のシート状の部材を上貼りする構成でもよい。
1 階段
2 側板
3 下地踏板
3a 上面
3b 前端面
3d 後端面
30 切欠部
30b 前端面
4 下地蹴込板
4d 後面
4da 上方後面
5 化粧踏板
6 化粧蹴込板
7a 前方固定具
7b 後方固定具
8 段鼻部材

Claims (2)

  1. 略平行に配置される一対の側板間に固定される下地踏板と、前記下地踏板の蹴込みに立設して取り付けられる下地蹴込板と、前記下地踏板の上面に重ね合わせて固定される化粧踏板と、前記下地蹴込板の前面に重ね合わせて固定される化粧蹴込板とを備えた階段であって、
    前記下地踏板は、その前端面から下面にかけて切欠き形成された切欠部を有し、その後端面は、前記下地蹴込板の後面から該下地蹴込板を貫通する後方固定具により固定されており、
    前記下地蹴込板は、その上方後面が前記切欠部の前端面に当接するように配され、その状態で前記下地蹴込板の前方から該下地蹴込板を貫通し前記下地踏板に至る前方固定具により固定されていることを特徴とする階段。
  2. 請求項1において、
    前記化粧蹴込板は、前記下地蹴込板の前面に重ね合わせた状態で上段の前記下地踏板の前端面と略面一となるように設けられ、その下端面が下段の前記下地踏板の上面に載置され、且つその前面が前記化粧踏板の後端面に当接するように配設されており、
    前記化粧踏板の前方角部には、該前方角部を覆い隠すようにして配される段鼻部材が設けられ、該段鼻部材の下端部は、前記下地踏板の前端面を覆い前記化粧蹴込板の前方上端部が隠れる位置まで延出して形成されていることを特徴とする階段。
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