JP2017171222A - 車体前部構造及び自動車車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】スモールオーバーラップ衝突時におけるエネルギ吸収効率をさらに向上させることのできる車体前部構造及びこれを備えた自動車車両を提供する。【解決手段】サイドフレーム10の前端側の車幅方向外側に配置され、前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びるガセット50と、を備えた車体前部構造において、ガセット50は、後端側がサイドフレーム10に固定され、前端側がサイドフレーム10と車幅方向に間隔をおいて配置され、少なくとも後端側にガセット50の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外寄りに傾斜して延びるフレーム用荷重伝達部51を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、サイドフレームの前端側の車幅方向外側に配置され前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びる荷重伝達部材を備えた車体前部構造とこれを備えた自動車車両に関する。
自動車車両の車体構造において、車両が障害物に対して部分的に衝突するオフセット衝突に対する安全性の向上が求められている。特に、近年ではオフセット衝突のうち、車両の車幅方向における端部にのみ障害物が衝突するいわゆるスモールオーバーラップの衝突に対する性能向上が求められている。
スモールオーバーラップの衝突に対する性能向上を図った車体構造として、サイドフレームの前端側の車幅方向外側に配置され前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びる荷重伝達部材を備え、荷重伝達部材がサイドフレームにパワーユニットの前後方向中央部よりも後方に固定されるものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。これら車体前部構造によれば、荷重伝達部材における前端から後方への荷重入力により、サイドフレームにおける荷重伝達部材の固定箇所近傍の領域を、パワーユニットに近接する方向へ変位させている。これにより、スモールオーバーラップ衝突時に、サイドフレームを屈曲変形させて、パワーユニットを車幅方向内側に押すことができる。この結果、サイドフレームを屈曲変形させることによって衝突エネルギを吸収させつつ、重量物のパワーユニットを衝突対象物と反対側へ押して車両の進行方向を衝突対象物を回避する方向に変えさせることができる。
特開2013−203320号公報 特開2012−214211号公報
そして、特許文献1及び2に記載の車体前部構造において、スモールオーバーラップ衝突時におけるエネルギ吸収効率のさらなる向上が求められている。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スモールオーバーラップ衝突時におけるエネルギ吸収効率をさらに向上させることのできる車体前部構造及びこれを備えた自動車車両を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、前後方向へ延びる左右一対のサイドフレームと、前記サイドフレームの前端側の車幅方向外側に配置され、前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びる荷重伝達部材と、を備え、前記荷重伝達部材は、後端側が前記サイドフレームに固定され、前端側が前記サイドフレームと車幅方向に間隔をおいて配置され、前記荷重伝達部材は、少なくとも後端側に、前記荷重伝達部材の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外寄りに傾斜して延びるフレーム用荷重伝達部を有する車体前部構造が提供される。
この車体前部構造によれば、フレーム用荷重伝達部がサイドフレームの延在方向寄りに延びているので、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、フレーム用荷重伝達部からサイドフレームに的確に荷重を伝達することができる。これにより、スモールオーバーラップ衝突時に、サイドフレームの後部におけるエネルギ吸収量を向上させることができる。
上記車体前部構造において、前記フレーム用荷重伝達部は、前記荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、前記サイドフレームの車幅方向外側の稜線部と接続されて当該稜線部とともに略前後方向へ延びるフレーム用荷重伝達経路を形成することが好ましい。
この車体前部構造によれば、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、フレーム用荷重伝達部がサイドフレームの稜線部とともにフレーム用荷重伝達経路を形成するので、荷重伝達部材に加わる荷重をサイドフレームの後部に効率良く伝達することができる。
上記車体前部構造において、前記フレーム用荷重伝達部は、前記荷重伝達部材の車幅方向外側の稜線部を含んでもよい。
この車体前部構造によれば、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、荷重伝達部材の稜線部とサイドフレームの稜線部とが接続されてフレーム用荷重伝達経路を形成する。
上記車体前部構造において、前記荷重伝達部材は、後端側の車幅方向寸法が、前記サイドフレームと同じ若しくは大きくすることができる。
この車体前部構造によれば、荷重伝達部材の後端側の車幅方向寸法がサイドフレームと同じ若しくは大きいので、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、サイドフレームに荷重を伝達しやすい。
上記車体前部構造において、前記荷重伝達部材は、正面視にて閉断面を有し、後端が閉塞されることができる。
この車体前部構造によれば、スモールオーバーラップ衝突時に荷重伝達部材の後端側の断面を比較的維持された状態とし、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、フレーム用荷重伝達経路をなす荷重伝達部材とサイドフレームの稜線部の接続を安定的に行うことができる。
上記車体前部構造において、前記各サイドフレームを接続し左右方向へ延びるクロスメンバを備え、前記クロスメンバは、前記各サイドフレームにおける前記荷重伝達部材の固定部の後方に配置されてもよい。
この車体前部構造によれば、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、荷重伝達部材からクロスメンバにも荷重を伝達することができる。
上記車体前部構造において、前記サイドフレームは、前記荷重伝達部材の固定部から前記クロスメンバの接続部の前方を補強する補強部を有してもよい。
この車体前部構造によれば、サイドフレームにおける固定部近傍から後方を補強することにより、荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、クロスメンバに的確に荷重を伝達することができる。
また、本発明によれば、上記車体前部構造と、前記各サイドフレームの車幅方向内側に配置されるパワーユニットと、を備え、前記荷重伝達部材は、前記サイドフレームに、前記パワーユニットの前後方向中央部よりも後方に固定される自動車車両が提供される。
この自動車車両によれば、スモールオーバーラップ衝突時に、サイドフレームの後部におけるエネルギ吸収量を向上させることができることに加え、重量物のパワーユニットを車幅方向内側に押して車両の進行方向を衝突対象物を回避する方向へ変えさせることができる。
本発明によれば、スモールオーバーラップ衝突時におけるエネルギ吸収効率をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態を示す車体前部構造の概略底面図である。 (a)がガセットの断面図、(b)がガセットの斜視図である。 スモールオーバーラップ衝突時における車体前部構造の挙動を示す説明図である。 スモールオーバーラップ衝突時における車体前部構造の挙動を示す説明図である。 変形例を示すものであり、(a)がガセットの断面図、(b)がガセットの斜視図である。 変形例を示すものであり、(a)がガセットの断面図、(b)がガセットの斜視図である。
図1から図4は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は本発明の車体前部構造の概略底面図、図2(a)はガセットの断面図、図2(b)はガセットの斜視図、図3及び図4はスモールオーバーラップ衝突時における車体前部構造の挙動を示す説明図である。
図1に示すように、自動車車両1は、例えば鋼板をプレス成型したパネル状の部材を集成し、スポット溶接等で接合して構成された車体を有している。車体は車両前側にて前後方向へ延びる左右一対のサイドフレーム10と、各サイドフレーム10の前端を接続し左右方向へ延びるラジコアサポート20と、ラジコアサポート20の前方に配置され左右方向へ延びるバンパビーム30と、各サイドフレーム10における前後所定位置の下部に接続され左右方向へ延びるクロスメンバ40と、各サイドフレーム10の前端側の車幅方向外側に配置される左右一対のガセット50と、を備えている。クロスメンバ40にはブッシュ、ブラケット等を介してサスペンションのアームが取り付けられる。クロスメンバ40は、各サイドフレーム10におけるガセット50の固定部の後方に配置される。また、自動車車両1は、各サイドフレーム10の車幅方向内側に配置されたパワーユニットとしてのエンジン2と、エンジン2の後部に連結されたトランスミッション3と、を有する。
荷重伝達部材としてのガセット50は、前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びる。ガセット50は、後端側がサイドフレーム10に固定され、前端側がサイドフレーム10と車幅方向に間隔をおいて配置される。また、ガセット50の前端は、サイドフレーム10の前方にて車幅方向外側へ延びるバンパビーム30と前後に間隔をおいて配置される。尚、バンパビーム30は、ステーを介してサイドフレーム10の前端に支持されている。ガセット50の前端側は、サイドフレーム10から車幅方向外側へ延びる支持部材60により支持される。一方、ガセット50の後端側は、サイドフレーム10の車幅方向外側の側面にボルトにより固定される。ガセット50は、後端側に、ガセット50の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外寄りに傾斜して延びるフレーム用荷重伝達部51を有する。
図2に示すように、ガセット50は、車幅方向内側のインナパネル50aと、車幅方向外側のアウタパネル50bと、を有し、インナパネル50a及びアウタパネル50bにより正面視矩形状の閉断面が形成される。本実施形態においては、インナパネル50aがガセット50の上面、左右内面、下面をなし、アウタパネル50bがガセット50の左右外面をなす。インナパネル50aとアウタパネル50bは、ガセット50の上面及び下面と連続的に形成され車幅方向外側へ延びるフランジ部により接合されている。本実施形態においては、フランジ部が形成されているものの、ガセット50の車幅方向外側の稜線部52は、実質的にガセット50の左右外面がなしている。
また、ガセット50は、閉断面を前端で閉塞する前側パネル50cと、閉断面を後端で閉塞する後側パネル50dと、を有する。前側パネル50cは、ガセット50の前面をなす前面部50c1と、サイドフレーム10側の支持部材60と接続される接続部50c2と、を有する。後側パネル50dは、ガセット50の後面をなす後面部50d1と、後面部50d1の左右内側から後方へ延びインナパネル51と重ねられる延長部50d2と、を有する。ガセット50における延長部50d2とインナパネル51が重ねられた部分には、ボルトを挿通する挿通孔53が形成される。
ガセット50は後方へ向かって上下方向に狭まるとともに車幅方向に拡がるよう形成され、後端側の車幅方向寸法がサイドフレーム10より大きくなっている。ガセット50の車幅方向外側の稜線部52は、前側がガセット50の延在方向へ延び、後端側がガセット50の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外寄りに傾斜して延びている。本実施形態においては、稜線部52の後端側が、フレーム用荷重伝達部51をなしている。
一方、ガセット50の車幅方向内側の稜線部54は、前側がガセット50の延在方向へ延び、後端側がサイドフレーム10の左右外面に沿って延びている。前述の延長部50d2とインナパネル51が重ねられた部分は稜線部54の後端に位置し、ボルトによりサイドフレーム10に固定される。
サイドフレーム10は、車幅方向内側のインナパネルと、車幅方向外側のアウタパネルと、を有し、正面視矩形状の閉断面が形成される。図1に示すように、サイドフレーム10の左右外面におけるガセット50の固定部分には、閉断面内側に補強パネル11が重ねて設けられる。補強部としての補強パネル11は、サイドフレーム10におけるガセット50の固定部からクロスメンバ40の接続部の前方まで延びる。さらに、補強パネル11の内側には、補強パネル11に重ねられる台座面12aと、台座面12aの前端から車幅方向内側へ延びてサイドフレーム10の閉断面を実質的に仕切る第1仕切部12bと、台座面12bの後端から車幅方向内側へ延びてサイドフレーム10の閉断面を実質的に仕切る第2仕切部12cと、を有するセパレータ12が設けられる。図示しないボルトは、サイドフレーム10の左右外面と、補強パネル11と、セパレータ12の台座面12bを挿通する。
以上のように構成された自動車車両1のスモールオーバーラップ衝突時における挙動を図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、スモールオーバーラップ衝突に際しては、サイドフレーム10の車幅方向外側に後方への荷重が入力される。まず、バンパビーム30の車幅方向外側が後方へ移動し、次いでガセット50に前端から後方への荷重が入力される。そして、ガセット50は、後端側が車幅方向内側に倒れつつバンパビーム30とともに後方へ移動される。
ガセット50が所定量だけ後方へ移動されると、サイドフレーム10におけるガセット50の固定部近傍が屈曲して、サイドフレーム10によりエンジン2が車幅方向内側へ押される。ここで、サイドフレーム10におけるガセット50の固定部には閉断面を仕切るセパレータ12が設けられていることから、当該固定部近傍は比較的強固であり、サイドフレーム10からエンジン2へ荷重を的確に伝達することができる。
図4に示すように、さらにガセット50が後方へ移動されると、ガセット50の車幅方向外側の稜線部52がサイドフレーム10の車幅方向外側の稜線部と接続されて、サイドフレーム10の稜線部とともにフレーム用荷重伝達経路90を形成する。これにより、ガセット50に加わる荷重がサイドフレーム10の後部に効率良く伝達され、サイドフレーム10の後部を変形させてエネルギを吸収することができる。このとき、ガセット50の後面が閉塞されていることから、ガセット50の後端側の断面を比較的維持された状態とし、ガセット50とサイドフレーム10の稜線部の接続を安定的に行うことができる。また、ガセット50の後端側の車幅方向寸法がサイドフレーム10より大きいので、ガセット50からサイドフレーム10に荷重を伝達しやすい。
さらに、クロスメンバ40がサイドフレーム10におけるガセット50の固定部の後方に配置されているので、ガセット50からクロスメンバ40にも荷重を伝達することができる。本実施形態においては、補強パネル11によりサイドフレーム10におけるガセット50の固定部からクロスメンバ40の接続部の前方が補強されているので、クロスメンバ40に的確に荷重を伝達することができる。
このように、本実施形態の自動車車両1によれば、スモールオーバーラップ衝突時におけるエネルギ吸収効率を向上させることができる。
尚、前記実施形態においては、ガセット50のインナパネル50aとアウタパネル50bを接合するフランジ部が稜線部52から車幅方向外側へ延びるものを示したが、例えば図5に示すように、インナパネル150aとアウタパネル150bがガセット150の車幅方向中央側で接合されるようにしてもよい。この場合、車幅方向外側の稜線部152はガセット150の左右外面となる。図5においても、ガセット150における車幅方向外側の稜線部152の後端側が、ガセット150の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外側に傾斜し、フレーム用荷重伝達部151をなしている。また、図5のガセット150は、後側パネル150dが、ガセット150の後面をなす後面部150d1と、後面部501d1の左右内側から後方へ延びインナパネル150aと重ねられる延長部150d2と、を有するとともに、後面部501d1の左右内側から後方へ延びアウタパネル150bと重ねられる補強部150d3を有している。
また、前記実施形態においては、ガセット50の後端が閉塞されたものを示したが、例えば図6に示すように、ガセット250の後端が閉塞されていないものであってもよい。また、前記実施形態においては、ガセット50が矩形状の閉断面を有するものを示したが、閉断面の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように車幅方向外側に凹部259が形成された閉断面とすることもできる。
また、前記実施形態においては、ガセット50の車幅方向外側の稜線部52の後端側のみが延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外側寄りに傾斜するものを示したが、例えば図6に示すように、ガセット250の稜線部252の全てが延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外側寄りに傾斜していてもよい。すわなち、荷重伝達部材の少なくとも後端側がフレーム用荷重伝達部をなしていればよい。図6のガセット250は、延在方向へ同一閉断面で延びインナパネル250a及びアウタパネル250bからなるガセット本体と、ガセット本体の外側に後方へ向かって車幅方向外側へ拡がるよう形成された拡張パネル250cと、を有する。このガセット250では、拡張パネル250bの車幅方向外側の稜線部252がフレーム用荷重伝達部251をなしている。
また、前記実施形態においては、ガセット50の稜線部52がフレーム用荷重伝達部51をなすものを示したが、例えばガセットの内部に強度部材を設けてこれをフレーム用荷重伝達部とすることもできる。また、ガセット50の後端側の車幅方向寸法がサイドフレーム10より大きいものを示したが、サイドフレーム10と同じ寸法であっても同様の作用効果を得ることができるし、仮に車幅方向寸法が小さくともフレーム用荷重伝達部を備えていればガセット50からサイドフレーム10への荷重伝達は可能である。
また、前記実施形態においては、パワーユニットとしてエンジン2を有する自動車車両1を示したが、パワーユニットはモータ等であってもよいことは勿論である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 自動車車両
2 エンジン
10 サイドフレーム
11 補強パネル
40 クロスメンバ
50 ガセット
51 フレーム用荷重伝達部
52 稜線部
150 ガセット
151 フレーム用荷重伝達部
152 稜線部
250 ガセット
251 フレーム用荷重伝達部
252 稜線部

Claims (8)

  1. 前後方向へ延びる左右一対のサイドフレームと、
    前記サイドフレームの前端側の車幅方向外側に配置され、前方へ向かって車幅方向外側寄りに斜めに延びる荷重伝達部材と、を備え、
    前記荷重伝達部材は、後端側が前記サイドフレームに固定され、前端側が前記サイドフレームと車幅方向に間隔をおいて配置され、
    前記荷重伝達部材は、少なくとも後端側に、前記荷重伝達部材の延在方向に対して後方へ向かって車幅方向外寄りに傾斜して延びるフレーム用荷重伝達部を有する車体前部構造。
  2. 前記フレーム用荷重伝達部は、前記荷重伝達部材が前端から後方への荷重入力により移動された際に、前記サイドフレームの車幅方向外側の稜線部と接続されて当該稜線部とともに略前後方向へ延びるフレーム用荷重伝達経路を形成する請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記フレーム用荷重伝達部は、前記荷重伝達部材の車幅方向外側の稜線部を含む請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記荷重伝達部材は、後端側の車幅方向寸法が、前記サイドフレームと同じ若しくは大きい請求項3に記載の車体前部構造。
  5. 前記荷重伝達部材は、正面視にて閉断面を有し、後端が閉塞される請求項3または4に記載の車体前部構造。
  6. 前記各サイドフレームを接続し左右方向へ延びるクロスメンバを備え、
    前記クロスメンバは、前記各サイドフレームにおける前記荷重伝達部材の固定部の後方に配置される請求項3から5のいずれか1項に記載の車体前部構造。
  7. 前記サイドフレームは、前記荷重伝達部材の固定部から前記クロスメンバの接続部の前方を補強する補強部を有する請求項6に記載の車体前部構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車体前部構造と、
    前記各サイドフレームの車幅方向内側に配置されるパワーユニットと、を備え、
    前記荷重伝達部材は、前記サイドフレームに、前記パワーユニットの前後方向中央部よりも後方に固定される自動車車両。
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