JP2017171073A - 自動車のシール構造 - Google Patents
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Abstract
Description
調整装置5は、クォーターガラス1の車内側に設けられるため、車外側からはクォーターガラス1にカバー意匠材(例えば、色付きのシート材など)を配置して覆い、車内側からは内装材(トリム)2で覆い隠すことができるが、クォーターガラス1と内装材2の間には隙間が生じることもあり、調整装置5を十分に覆い隠すことは困難である。なお、図7に示すように、ルーフウェザーストリップ10から延設したリップ部10Aを内装材2に弾接させることでルーフウェザーストリップ10と内装材2との隙間を覆うことはできるが調整装置5は露出した状態で車内側を完全に覆い隠すことはできない。
特許文献1に記載された発明は、リアサイドアウターパネルとリアピラーアウターパネルを単一のパネル材で成形した車体構造においては、皺や破断が発生することを防止するために逃げ用の切欠部を設ける必要があるので、この穴を隠すためのシール片をルーフウェザーストリップ側に一体成形したものである。
また、自動車のルーフに沿って取付けられたルーフウェザーストリップが、クォーターガラスが固定されたリヤ側の三角窓の下部コーナー部まで延設されたものであるか否か明確に記載されていない。
前記クォーターガラス(1)の車内側に設けられた内装材(2)と前記クォーターガラス(1)の間に、その上端(51)が前記ルーフウェザーストリップ(10)に弾接するとともに、その下端(52)も前記ベルトラインウェザーストリップ(20)に弾接し、しかも車内側側面(53)は前記内装材(2)に弾接し、前記クォーターガラス(1)の下部コーナー部(C)周りを車内側から覆う、取り外し可能で合成樹脂製のカバーシール材(50)を備えることを特徴とする。
このとき、カバーシール材は合成樹脂製でしかもその上端はルーフウェザーストリップに弾接するとともに、その下端もベルトラインウェザーストリップに弾接し、しかも車内側側面は内装材に弾接するようになっているので、カバーシール材とルーフウェザーストリップ間及びカバーシール材とベルトラインウェザーストリップ間の境目もきれいでシール性にも優れる。
さらにカバーシール材は、取り外し可能でもあるので、クォーターガラスの位置を調整可能な調整装置を覆い隠す対応の場合、カバーシール材を取り外して調整装置を調節することを容易に行うことができる。
なお、調整装置に限らず、クォーターガラスの車内側に設けられたものをカバーシール材で覆い隠すことができる。
ベルトラインウェザーストリップ20は、ルーフウェザーストリップ10と同じ断面形状をしている。
カバーシール材50は、本体部50Aとその本体部50Aの裏面側(自動車の後方)に設けられた上下の係止部50B,50Cと複数の突起部50D,50E,50Fからなる。
本体部50Aは、図3に示すように、中央部50Tに対して上端51及び下端52が自動車の前方に向かって弓状(円弧状)に反り返った形状をしている。上端51の断面形状は、図3で示すように、先端上部にいくにしたがってテーパー状に先細(薄肉)になっていて、下端52の断面形状も同様に、先端下部にいくにしたがってテーパー状に先細(薄肉)になっている(図示省略)。
また、本体部50Aの横断面形状は、図2に示すように、略三日月形状で車内側側面53及び車外側側面54が、中央部50Tに対して自動車の後方に向かって近づくように湾曲している。
逆に、カバーシール材50の下部に設けられた係止部50Cは、下方に向けて突出していて、図3に示すように、ベルトラインウェザーストリップ20が取付けられた枠体100に形成された凸部100cに引っ掛けられている。凸部100cは丸く形成されていて、係止部50Cの下端が自動車の後方に押し込まれると凸部100cの頂部から下部に滑らかに落ちて凸部100cに引っ掛けられるようになっている。
このようにカバーシール材50は、その係止部50B,50Cが枠体100に対して嵌め込まれているだけなので容易に取り外すことができ、調整装置5を調節することも容易に行うことができる。
最も車外側の突起部50Dは、カバーシール材50の車外側側面54よりも車内側に形成され、最も車内側の突起部50Fは、カバーシール材50の車内側側面53よりも車外側に形成され、ボディ300のパネル110へ車外側から当接している。
これによって、クォーターガラス1の車内側に設けられた調整装置5は、カバーシール材50の突起部50Dと車外側側面54と、ルーフウェザーストリップ10の第2中空シール部13で囲まれた空間に納められるので露出することはない。なお、調整装置5に対向したクォーターガラス1の位置にはカバー意匠材(例えば、色付きのシート材など)を配置して調整装置5を車外側から覆い、クォーターガラス1を通して車外側から見えることはない。
本実施形態では、第1中空シール部12及び第2中空シール部13はクォーターガラス1へのシール性を考慮して柔軟なスポンジ材で形成されている。また、カバーシール材50に形成された複数の突起部50D,50E,50Fの内、中央の突起部50Eが接する第2中空シール部13の面では、その接触する表面を柔軟なスポンジ材によって薄い肉厚に形成した柔軟な層と、その内部に該表面よりも硬度の高い材質(例えばソリッド材や発泡度合の低いスポンジ材)によって成形した高剛性の部位を重ねた、少なくとも2層構造をしており、カバーシール材50によるルーフウェザーストリップ10への不要な食い込みを防止している。(図示せず)
また、中央の突起部50Eが接する第2中空シール部13の断面形状における位置はカバーシール材50の上端51と下端52が弾接する位置でもあり、上記した2層構造によって、上端51と下端52による不要な食い込みも防止されている。
なお、ベルトラインウェザーストリップ20も前記したルーフウェザーストリップ10と同様な構造になっている。
このとき、カバーシール材50は合成樹脂製(より具体的には熱可塑性エラストマー)でしかもその上端51は断面形状でテーパー状に先細りとなることでルーフウェザーストリップ10に食い込むことなく弾接するとともに、その下端52も断面形状でテーパー状に先細りとなることでベルトラインウェザーストリップ20に食い込むことなく弾接し、しかも車内側側面53は内装材2に弾接するようになっているので、カバーシール材50とルーフウェザーストリップ10間及びカバーシール材50とベルトラインウェザーストリップ20間の境目もきれいでシール性にも優れる。
さらに、カバーシール材50と弾接するにあたり、ルーフウェザーストリップ10およびベルトラインウェザーストリップ20は、弾接する表面が柔軟なスポンジ材で形成され、これよりも硬度の高い材質が、この表面のスポンジ材を裏打ちした2層構造にしているため、カバーシール材50による大きな食い込みが発生し難く、従ってルーフウェザーストリップ10およびベルトラインウェザーストリップ20の表面に皺が発生することもなく、美観性の高い組付け状態を保つことができる。
さらにカバーシール材50は、取り外し可能でもあるので、カバーシール材50を取り外して調整装置5を調節することを容易に行うことができる。
また、カバーシール材50の車外側側面54をクォーターガラス1の車内側面に弾接するようにしてクォーターガラス1の位置決めとして利用するようにしたが、必ずしもクォーターガラス1の車内側面に弾接するものでなくてもよい。
2 内装材(トリム)
5 調整装置
10 ルーフウェザーストリップ
10A リップ部
11 取付基部
12 第1中空シール部
13 第2中空シール部
20 ベルトラインウェザーストリップ
50 カバーシール材
50A 本体部
50B 係止部
50C 係止部
50D 突起部
50E 突起部
50F 突起部
50T 中央部
51 上端
52 下端
53 車内側側面
54 車外側側面
100 枠体
100a 断面略コ字状の部位
100b 溝部
100c 凸部
200 ドア
300 ボディ
BL ベルトライン
C 下部コーナー部
Claims (6)
- 自動車のルーフに沿って取付けられたルーフウェザーストリップが、クォーターガラスが固定されたリヤ側の三角窓の下部コーナー部まで延設され、ベルトラインに沿って取付けられたベルトラインウェザーストリップと接続されてなる自動車のシール構造であって、
前記クォーターガラスの車内側に設けられた内装材と前記クォーターガラスの間に、その上端が前記ルーフウェザーストリップに弾接するとともに、その下端も前記ベルトラインウェザーストリップに弾接し、しかも車内側側面は前記内装材に弾接し、前記クォーターガラスの下部コーナー部周りを車内側から覆う、取り外し可能で合成樹脂製のカバーシール材を備えることを特徴とする自動車のシール構造。 - 前記カバーシール材は、前記クォーターガラスの車内側に設けられ前記クォーターガラスの位置を調整する調整装置をさらに車内側から覆うことを特徴とする請求項1に記載の自動車のシール構造。
- 前記カバーシール材は、JIS−A硬度90度以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車のシール構造。
- 前記カバーシール材は、熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の自動車のシール構造。
- 前記カバーシール材の本体部は、中央部に対して上端及び下端が自動車の前方に向かって弓状に反り返った形状で上端及び下端のJIS−A硬度が75度〜85度であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の自動車のシール構造。
- 前記カバーシール材の車外側側面は、前記クォーターガラスの車内側面に弾接することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の自動車のシール構造。
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CN108527766A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-09-14 | 福耀玻璃(苏州)有限公司 | 一种玻璃与封料块弹性接触的玻璃包边封料装置 |
CN113002438A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-22 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种汽车后角窗饰板及汽车 |
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